JPH0527177Y2 - - Google Patents
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- JPH0527177Y2 JPH0527177Y2 JP3416188U JP3416188U JPH0527177Y2 JP H0527177 Y2 JPH0527177 Y2 JP H0527177Y2 JP 3416188 U JP3416188 U JP 3416188U JP 3416188 U JP3416188 U JP 3416188U JP H0527177 Y2 JPH0527177 Y2 JP H0527177Y2
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- inner tank
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- tank
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Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は脱水兼用洗濯機の槽内に柔軟仕上剤等
の処理剤を投入するところの脱水兼用洗濯機の処
理剤投入装置に関する。
の処理剤を投入するところの脱水兼用洗濯機の処
理剤投入装置に関する。
(従来の技術)
従来より、この種脱水兼用洗濯機の処理剤投入
装置としては、例えば特開昭56−97496号公報及
び特公昭60−50479号公報に示すものが存在する。
これらのものは、脱水兼用洗濯機における外槽及
び内槽のうちの内槽、特には該内槽の上端に存す
るバランスリングの内側部に、第1乃至第4の室
を有する投入容器を装着して、その第1の室に処
理剤例えば柔軟仕上剤を注入して貯留させ、この
状態で運転を開始させることにより、その貯留し
た柔軟仕上剤を、運転コース中、「洗い」,「排水」
後の「脱水」時に内槽の回転による遠心力で上記
第1の室から第2の室に移し、その後の「すす
ぎ」時に自然流出によつて第2の室から第3の室
に移し、更にその後の「排水」を経た後の「脱
水」時に再び内槽の回転による遠心力で上記第3
の室から第4の室に移して、その後の最終「すす
ぎ」時に上記第4の室から内槽内に流出せしめ投
入するというようになつている。
装置としては、例えば特開昭56−97496号公報及
び特公昭60−50479号公報に示すものが存在する。
これらのものは、脱水兼用洗濯機における外槽及
び内槽のうちの内槽、特には該内槽の上端に存す
るバランスリングの内側部に、第1乃至第4の室
を有する投入容器を装着して、その第1の室に処
理剤例えば柔軟仕上剤を注入して貯留させ、この
状態で運転を開始させることにより、その貯留し
た柔軟仕上剤を、運転コース中、「洗い」,「排水」
後の「脱水」時に内槽の回転による遠心力で上記
第1の室から第2の室に移し、その後の「すす
ぎ」時に自然流出によつて第2の室から第3の室
に移し、更にその後の「排水」を経た後の「脱
水」時に再び内槽の回転による遠心力で上記第3
の室から第4の室に移して、その後の最終「すす
ぎ」時に上記第4の室から内槽内に流出せしめ投
入するというようになつている。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、上述のように柔軟仕上剤(処理
剤)を投入容器から内槽内に投入せしめるもので
は、その内槽が洗濯物を収容する槽であるだけ
に、投入された柔軟仕上剤が洗濯物の上や間近に
落ちて、該洗濯物の変色、変質の問題を生じ易い
という欠点を有していた。
剤)を投入容器から内槽内に投入せしめるもので
は、その内槽が洗濯物を収容する槽であるだけ
に、投入された柔軟仕上剤が洗濯物の上や間近に
落ちて、該洗濯物の変色、変質の問題を生じ易い
という欠点を有していた。
そこで、本出願人においては、上記柔軟仕上剤
等の処理剤を内槽と外槽との間に投入するものを
考えた。このものによれば、処理剤は内外槽間の
水中に落ち、その水に希釈されてから内槽内に至
るようになるから、上記洗濯物の変色、変質の問
題の発生を避けることができる。
等の処理剤を内槽と外槽との間に投入するものを
考えた。このものによれば、処理剤は内外槽間の
水中に落ち、その水に希釈されてから内槽内に至
るようになるから、上記洗濯物の変色、変質の問
題の発生を避けることができる。
ところが、脱水兼用洗濯機における内槽と外槽
は、例えば内槽の底部に形成した連通孔など一部
の限られた箇所で連通しているに過ぎないため、
上述の内外槽間の水中に落ちてその水に希釈され
た処理剤も、その広い内外槽間からはなかなか内
槽内に至ることができずに、処理剤の効果が内槽
内の洗濯物には及びにくかつた。殊に、近時にお
いては洗濯時間の短縮化の要望から、前記最終の
「すすぎ」行程を初めとした各行程の短縮化を図
つていることにより、処理剤の効果は内槽内の洗
濯物にはますます尚、上述の処理剤を内槽と外槽
との間に投入するものにあつては、その処理剤が
投入される部分の内槽外面に囲いリブを設けるこ
とが考えられている。このものにおいては、投入
された処理剤の分散が囲いリブにより抑えられる
ものの、処理剤はいずれその囲いリブ内から出て
内外槽間に拡がり、そしてその拡がつたところの
内槽の適当な孔から内槽内に入るというしかない
ため、結局、内槽内に入るのが遅れ、上述同様に
処理剤の効果が内槽内の洗濯物に及びにくいとい
う問題点を有していた。
は、例えば内槽の底部に形成した連通孔など一部
の限られた箇所で連通しているに過ぎないため、
上述の内外槽間の水中に落ちてその水に希釈され
た処理剤も、その広い内外槽間からはなかなか内
槽内に至ることができずに、処理剤の効果が内槽
内の洗濯物には及びにくかつた。殊に、近時にお
いては洗濯時間の短縮化の要望から、前記最終の
「すすぎ」行程を初めとした各行程の短縮化を図
つていることにより、処理剤の効果は内槽内の洗
濯物にはますます尚、上述の処理剤を内槽と外槽
との間に投入するものにあつては、その処理剤が
投入される部分の内槽外面に囲いリブを設けるこ
とが考えられている。このものにおいては、投入
された処理剤の分散が囲いリブにより抑えられる
ものの、処理剤はいずれその囲いリブ内から出て
内外槽間に拡がり、そしてその拡がつたところの
内槽の適当な孔から内槽内に入るというしかない
ため、結局、内槽内に入るのが遅れ、上述同様に
処理剤の効果が内槽内の洗濯物に及びにくいとい
う問題点を有していた。
本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、処理剤を、洗濯物の変
色、変質の問題を生じないように投入できるばか
りでなく、内槽内の洗濯物に充分速やかに及ぶよ
うに投入することのできる優れた脱水兼用洗濯機
の処理剤投入装置を提供するにある。
り、従つてその目的は、処理剤を、洗濯物の変
色、変質の問題を生じないように投入できるばか
りでなく、内槽内の洗濯物に充分速やかに及ぶよ
うに投入することのできる優れた脱水兼用洗濯機
の処理剤投入装置を提供するにある。
[考案の構成]
(課題を解決するための手段)
本考案の脱水兼用洗濯機の処理剤投入装置は、
外槽及び内槽を有する脱水兼用洗濯機において、
貯留した処理剤を所定の行程時に流出口を通じて
前記外槽及び内槽間に投入する投入容器を具備す
ると共に、その処理剤が投入される流出口下方の
内槽外面に縦リブと横リブとで該流出口下方の部
分を囲う補強リブを具備し、その補強リブにより
囲まれた部分の下部における内槽壁に脱水孔を形
成したところに特徴を有する。
外槽及び内槽を有する脱水兼用洗濯機において、
貯留した処理剤を所定の行程時に流出口を通じて
前記外槽及び内槽間に投入する投入容器を具備す
ると共に、その処理剤が投入される流出口下方の
内槽外面に縦リブと横リブとで該流出口下方の部
分を囲う補強リブを具備し、その補強リブにより
囲まれた部分の下部における内槽壁に脱水孔を形
成したところに特徴を有する。
(作用)
上記手段によれば、処理剤は、投入容器から投
入されて、内外槽間のうちの補強リブによつて囲
まれた部分に落ち、そこでそこの水に希釈され且
つその拡がりが抑制されてから、その補強リブに
より囲まれた部分の内槽壁に存する脱水孔を通つ
て速やかに内槽内に至る。
入されて、内外槽間のうちの補強リブによつて囲
まれた部分に落ち、そこでそこの水に希釈され且
つその拡がりが抑制されてから、その補強リブに
より囲まれた部分の内槽壁に存する脱水孔を通つ
て速やかに内槽内に至る。
(実施例)
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。
明する。
先ず第2図に於いて、1は脱水兼用洗濯機全体
の外箱であり、2はその内部に弾性吊持機構3に
より支持するようにして配設した外槽、4は外槽
2の内部に配設した内槽、5は内槽4の内下部に
配設した本実施例の場合容器状を成す攪拌体、6
は洗い時に内槽4を制止して攪拌体5を正逆回転
させ脱水時に内槽4を攪拌体5と共に高速回転さ
せるモータ7を主体とする駆動機構、8は内槽4
の排水口9に接続して設けた排水弁、10は排水
ホースである。
の外箱であり、2はその内部に弾性吊持機構3に
より支持するようにして配設した外槽、4は外槽
2の内部に配設した内槽、5は内槽4の内下部に
配設した本実施例の場合容器状を成す攪拌体、6
は洗い時に内槽4を制止して攪拌体5を正逆回転
させ脱水時に内槽4を攪拌体5と共に高速回転さ
せるモータ7を主体とする駆動機構、8は内槽4
の排水口9に接続して設けた排水弁、10は排水
ホースである。
一方、11は内槽4の上端部に設けたバランス
リングで、バランスウエイトとして例えば水12
を封入しており、その一箇所(第2図中右側)の
下面側には第3図及び第4図に示すような凹部1
3を形成し、更にその前壁部の略中央には指を通
し得る大きさの半円状切欠部14を形成してい
て、上部の一側(図中左側)に寄つた位置に第5
図に示すように上方から下方へ開通する処理剤注
入口15を形成している。16は凹部13と位置
を合わせて内槽4のバランスリング11直下の部
位に陥没形成した容器収納部で、これの下壁部略
中央には係合凹部17を形成している。そして1
8は投入容器であり、詳細には第3図及び第4図
に示すように上部18aと下部18bとを別個に
形成して例えば溶着により結合させて成るもの
で、その上部18aには上壁部の一側(図中左
側)に寄せて注入受口19を形成し、中央部にフ
ツク20を形成している。これに対し、下部18
bには下壁部の略中央に係合凸部21を形成して
おり、そして更に、この下部18bと上部18a
とから成る投入容器18の内部には、第6図及び
第7図に示すようにその前側の一側(図中左側)
に寄せて第1の室22を隔壁23,24により隔
てて形成し、その後側に第2の室25を、又、該
第2の室25の前側であつて上記第1の室22の
他側方(図中右側)に第3の室26を、ともに隔
壁27により隔てて形成している。ここで、隔壁
24,27が投入容器18内の上下全長にわたつ
ているのに対して、隔壁23は上部を余して設け
られており、それによつて第1の室22をその上
部で第2の室25に連通させている。又、隔壁2
7は隔壁24と対応する部分が該隔壁24から離
間し、且つその上半分の前縁部は投入容器18の
前内側面からも離間していて、その隙間部分に第
2の室25の底部(第1の室22及び第3の室2
6よりも浅底となつている)延長部分25aが連
なつており、これによつて第2の室25をその下
部で第3の室26に連通させている。尚、第2の
室25の底部の他の部分は、第4図に示すように
上記延長部分25aに向かつて漸次下降する斜面
状となつている。更に、第3の室26の背壁部に
は他側(図中右側)に寄せてその上部に吐出口2
8を形成している。
リングで、バランスウエイトとして例えば水12
を封入しており、その一箇所(第2図中右側)の
下面側には第3図及び第4図に示すような凹部1
3を形成し、更にその前壁部の略中央には指を通
し得る大きさの半円状切欠部14を形成してい
て、上部の一側(図中左側)に寄つた位置に第5
図に示すように上方から下方へ開通する処理剤注
入口15を形成している。16は凹部13と位置
を合わせて内槽4のバランスリング11直下の部
位に陥没形成した容器収納部で、これの下壁部略
中央には係合凹部17を形成している。そして1
8は投入容器であり、詳細には第3図及び第4図
に示すように上部18aと下部18bとを別個に
形成して例えば溶着により結合させて成るもの
で、その上部18aには上壁部の一側(図中左
側)に寄せて注入受口19を形成し、中央部にフ
ツク20を形成している。これに対し、下部18
bには下壁部の略中央に係合凸部21を形成して
おり、そして更に、この下部18bと上部18a
とから成る投入容器18の内部には、第6図及び
第7図に示すようにその前側の一側(図中左側)
に寄せて第1の室22を隔壁23,24により隔
てて形成し、その後側に第2の室25を、又、該
第2の室25の前側であつて上記第1の室22の
他側方(図中右側)に第3の室26を、ともに隔
壁27により隔てて形成している。ここで、隔壁
24,27が投入容器18内の上下全長にわたつ
ているのに対して、隔壁23は上部を余して設け
られており、それによつて第1の室22をその上
部で第2の室25に連通させている。又、隔壁2
7は隔壁24と対応する部分が該隔壁24から離
間し、且つその上半分の前縁部は投入容器18の
前内側面からも離間していて、その隙間部分に第
2の室25の底部(第1の室22及び第3の室2
6よりも浅底となつている)延長部分25aが連
なつており、これによつて第2の室25をその下
部で第3の室26に連通させている。尚、第2の
室25の底部の他の部分は、第4図に示すように
上記延長部分25aに向かつて漸次下降する斜面
状となつている。更に、第3の室26の背壁部に
は他側(図中右側)に寄せてその上部に吐出口2
8を形成している。
29は上端部に前記投入容器18の吐出口28
より大なる切欠部でもつて流通口30を形成した
縦長矩形状のカバーで、これを第3図に示すよう
に前記容器収納部16の他側(図中右側)部に形
成した溝31に嵌着しており、そしてその溝31
の底部には流出口32を形成している。33は流
出口32の両側方において内槽4の外面に形成し
た補強用の縦リブで、34はそれと直交するよう
にして流出口32下の同内槽4外面に形成した補
強用の横リブであり、これら縦リブ33及び横リ
ブ34によつて囲まれた部分の下部における内槽
4壁には脱水孔35の一つを形成している。
より大なる切欠部でもつて流通口30を形成した
縦長矩形状のカバーで、これを第3図に示すよう
に前記容器収納部16の他側(図中右側)部に形
成した溝31に嵌着しており、そしてその溝31
の底部には流出口32を形成している。33は流
出口32の両側方において内槽4の外面に形成し
た補強用の縦リブで、34はそれと直交するよう
にして流出口32下の同内槽4外面に形成した補
強用の横リブであり、これら縦リブ33及び横リ
ブ34によつて囲まれた部分の下部における内槽
4壁には脱水孔35の一つを形成している。
以上の構成にあつて、前記投入容器18は第3
図に示す状態から係合凸部21を容器収納部16
の係合凹部17に係合させ、フツク20を凹部1
3の前壁部に係止させて、内槽4の該凹部13及
び容器収納部16に収納した状態に装着する。す
ると、第4図及び第7図に示すように処理剤注入
口15に注入受口19が合い、流通口30に吐出
口28が合うもので、それにより前記第3の室2
6が溝31に連通する状態となる。そこで、この
状態で、次に処理剤注入口15から処理剤例えば
柔軟仕上剤を注入すると、その柔軟仕上剤は注入
受口19を経て投入容器18内の第1の室22に
収容され保持される。
図に示す状態から係合凸部21を容器収納部16
の係合凹部17に係合させ、フツク20を凹部1
3の前壁部に係止させて、内槽4の該凹部13及
び容器収納部16に収納した状態に装着する。す
ると、第4図及び第7図に示すように処理剤注入
口15に注入受口19が合い、流通口30に吐出
口28が合うもので、それにより前記第3の室2
6が溝31に連通する状態となる。そこで、この
状態で、次に処理剤注入口15から処理剤例えば
柔軟仕上剤を注入すると、その柔軟仕上剤は注入
受口19を経て投入容器18内の第1の室22に
収容され保持される。
第8図は本実施例の脱水兼用洗濯機に於ける運
転コースの行程内容を示したもので、即ち、本実
施例の脱水兼用洗濯機の運転が始まれば、最初に
「洗い」が行なわれ、続いて「排水」が行なわれ
て、その後に「脱水」が行なわれる。この「脱
水」では内槽4が攪拌体5と共に高速回転され、
その遠心力により図示しない洗濯物から脱水孔3
5を通じて水を振切り排出するもので、同時にそ
の遠心力により上記投入容器18の第1の室22
からは柔軟仕上剤が隔壁23の上縁を越えて出さ
れ、それを第2の室25が収容する。而してこの
「脱水」の後は「すすぎ」が行なわれるもので、
この「すすぎ」時に上記第2の室25からは柔軟
仕上剤が底部延長部25a上を流れて自然流出
し、それを第3の室26が収容する。そしてその
後「排水」が行なわれて、更に「脱水」が行なわ
れるもので、この「脱水」時には上述同様に内槽
4が高速回転されことによる遠心力で第3の室2
6から柔軟仕上剤が吐出口28を通じて出され、
それを溝31が流通口30を通して収容する。更
にこの「脱水」の後は「すすぎ」が行なわれるも
ので、この「すすぎ」時に柔軟仕上剤が溝31内
を自然に流れて、その底部の流出口32から内槽
4及び外槽2間のうちの縦、横両補強リブ33,
34によつて囲まれた部分に落ち、そこでそこの
水に希釈され且つその拡がりが抑制されてから、
その補強リブ33,34により囲まれた部分の内
槽4壁に存する脱水孔35の一つを通つて内槽2
内に至る。従つて、それにより洗濯物に柔軟仕上
効果を及ぼすもので、その後「排水」が行なわ
れ、更に「脱水」が行なわれて運転が終了され
る。
転コースの行程内容を示したもので、即ち、本実
施例の脱水兼用洗濯機の運転が始まれば、最初に
「洗い」が行なわれ、続いて「排水」が行なわれ
て、その後に「脱水」が行なわれる。この「脱
水」では内槽4が攪拌体5と共に高速回転され、
その遠心力により図示しない洗濯物から脱水孔3
5を通じて水を振切り排出するもので、同時にそ
の遠心力により上記投入容器18の第1の室22
からは柔軟仕上剤が隔壁23の上縁を越えて出さ
れ、それを第2の室25が収容する。而してこの
「脱水」の後は「すすぎ」が行なわれるもので、
この「すすぎ」時に上記第2の室25からは柔軟
仕上剤が底部延長部25a上を流れて自然流出
し、それを第3の室26が収容する。そしてその
後「排水」が行なわれて、更に「脱水」が行なわ
れるもので、この「脱水」時には上述同様に内槽
4が高速回転されことによる遠心力で第3の室2
6から柔軟仕上剤が吐出口28を通じて出され、
それを溝31が流通口30を通して収容する。更
にこの「脱水」の後は「すすぎ」が行なわれるも
ので、この「すすぎ」時に柔軟仕上剤が溝31内
を自然に流れて、その底部の流出口32から内槽
4及び外槽2間のうちの縦、横両補強リブ33,
34によつて囲まれた部分に落ち、そこでそこの
水に希釈され且つその拡がりが抑制されてから、
その補強リブ33,34により囲まれた部分の内
槽4壁に存する脱水孔35の一つを通つて内槽2
内に至る。従つて、それにより洗濯物に柔軟仕上
効果を及ぼすもので、その後「排水」が行なわ
れ、更に「脱水」が行なわれて運転が終了され
る。
このように本実施例によれば、柔軟仕上剤を必
要な最終「すすぎ」時に内槽4内に確実に供給し
得るのは勿論のこと、特にはその供給について、
投入容器18から投入される柔軟仕上剤を、洗濯
物の存する内槽4内に直かに落とすことを避け、
内外槽4,2間の水中に落として、そこの水によ
り希釈してから内槽4内に供給し得るというので
あるから、上記洗濯物への柔軟仕上剤の直接的な
影響を避けることができて、その変色、変質の問
題の発生を防止するとができる。そして更にその
場合、柔軟仕上剤は内外槽4,2間の水中に落と
し得るというだけでなく、殊にそこの縦、横両補
強リブ33,34によつて囲まれた部分に落とし
得、そこでその余分な拡がりが抑制されてから、
その補強リブ33,34により囲まれた部分の内
槽4壁に存する脱水孔35の一つを通して内槽2
内に至らしめ得るのであるから、内槽4内に極力
速やかに供給し得、近時の脱水兼用洗濯機におけ
る短縮化された最終の「すすぎ」行程においても
内槽4内の洗濯物に充分その効果が及ぶようにで
きる。
要な最終「すすぎ」時に内槽4内に確実に供給し
得るのは勿論のこと、特にはその供給について、
投入容器18から投入される柔軟仕上剤を、洗濯
物の存する内槽4内に直かに落とすことを避け、
内外槽4,2間の水中に落として、そこの水によ
り希釈してから内槽4内に供給し得るというので
あるから、上記洗濯物への柔軟仕上剤の直接的な
影響を避けることができて、その変色、変質の問
題の発生を防止するとができる。そして更にその
場合、柔軟仕上剤は内外槽4,2間の水中に落と
し得るというだけでなく、殊にそこの縦、横両補
強リブ33,34によつて囲まれた部分に落とし
得、そこでその余分な拡がりが抑制されてから、
その補強リブ33,34により囲まれた部分の内
槽4壁に存する脱水孔35の一つを通して内槽2
内に至らしめ得るのであるから、内槽4内に極力
速やかに供給し得、近時の脱水兼用洗濯機におけ
る短縮化された最終の「すすぎ」行程においても
内槽4内の洗濯物に充分その効果が及ぶようにで
きる。
尚、本考案は上記し且つ図面に示した実施例に
のみ限定されるものではなく、特に投入容器の具
体的構成その他の点につき、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更して実施し得る。
のみ限定されるものではなく、特に投入容器の具
体的構成その他の点につき、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更して実施し得る。
[考案の効果]
以上の記述にて明らかなように、本考案の脱水
兼用洗濯機の処理剤投入装置は、外槽及び内槽を
有する脱水兼用洗濯機において、貯留した処理剤
を所定の行程時に流出口を通じて前記外槽及び内
槽間に投入する投入容器を具備すると共に、その
処理剤が投入される流出口下方の内槽外面に縦リ
ブと横リブとで該流出口下方の部分を囲う補強リ
ブを具備し、その補強リブにより囲まれた部分の
下部における内槽壁に脱水孔を形成したところに
特徴を有するもので、それにより、処理剤を、洗
濯物の変色、変質の問題を生じないように投入で
きる上に、内槽内の洗濯物に充分速やかに及ぶよ
うに投入することができるという優れた効果を奏
するものである。
兼用洗濯機の処理剤投入装置は、外槽及び内槽を
有する脱水兼用洗濯機において、貯留した処理剤
を所定の行程時に流出口を通じて前記外槽及び内
槽間に投入する投入容器を具備すると共に、その
処理剤が投入される流出口下方の内槽外面に縦リ
ブと横リブとで該流出口下方の部分を囲う補強リ
ブを具備し、その補強リブにより囲まれた部分の
下部における内槽壁に脱水孔を形成したところに
特徴を有するもので、それにより、処理剤を、洗
濯物の変色、変質の問題を生じないように投入で
きる上に、内槽内の洗濯物に充分速やかに及ぶよ
うに投入することができるという優れた効果を奏
するものである。
図面は本考案の一実施例を示したものにて、第
1図は第4図の−線に沿う主要部分の縦断側
面図、第2図は本装置を装備した脱水兼用洗濯機
全体の縦断側面図、第3図は主要部分の分解斜視
図、第4図は同部分の正面図、第5図は第4図の
−線に沿う同部分の縦断側面図、第6図は投
入容器とカバーの斜視図、第7図は第4図の−
線に沿う主要部分の横断平面図、第8図は脱水
兼用洗濯機全体の運転コースの行程内容を表わし
た図である。 図面中、2は外槽、4は内槽、13は投入容
器、19は注入受口、30は溝、32は流出口、
33は縦リブ(補強リブ)、34は横リブ(補強
リブ)、35は脱水孔を示す。
1図は第4図の−線に沿う主要部分の縦断側
面図、第2図は本装置を装備した脱水兼用洗濯機
全体の縦断側面図、第3図は主要部分の分解斜視
図、第4図は同部分の正面図、第5図は第4図の
−線に沿う同部分の縦断側面図、第6図は投
入容器とカバーの斜視図、第7図は第4図の−
線に沿う主要部分の横断平面図、第8図は脱水
兼用洗濯機全体の運転コースの行程内容を表わし
た図である。 図面中、2は外槽、4は内槽、13は投入容
器、19は注入受口、30は溝、32は流出口、
33は縦リブ(補強リブ)、34は横リブ(補強
リブ)、35は脱水孔を示す。
Claims (1)
- 外槽及び内槽を有する脱水兼用洗濯機におい
て、貯留した処理剤を所定の行程時に流出口を通
じて前記外槽及び内槽間に投入する投入容器を具
備すると共に、その処理剤が投入される流出口下
方の内槽外面に縦リブと横リブとで該流出口下方
の部分を囲う補強リブを具備し、その補強リブに
より囲まれた部分の下部における内槽壁に脱水孔
を形成したことを特徴とする脱水兼用洗濯機の処
理剤投入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3416188U JPH0527177Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3416188U JPH0527177Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01138385U JPH01138385U (ja) | 1989-09-21 |
JPH0527177Y2 true JPH0527177Y2 (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=31260880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3416188U Expired - Lifetime JPH0527177Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527177Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP3416188U patent/JPH0527177Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01138385U (ja) | 1989-09-21 |
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