JPH07684A - 全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置 - Google Patents
全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置Info
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- JPH07684A JPH07684A JP5147301A JP14730193A JPH07684A JP H07684 A JPH07684 A JP H07684A JP 5147301 A JP5147301 A JP 5147301A JP 14730193 A JP14730193 A JP 14730193A JP H07684 A JPH07684 A JP H07684A
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- JP
- Japan
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- case
- chamber
- washing machine
- injection port
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 柔軟仕上剤を最終的に適切なタイミングで注
入できて、柔軟仕上効果が充分に得られるようにする。 【構成】 柔軟仕上剤を行程の進行に伴い第1ないし第
4の室12,29,18,21に順次移送して注入口2
4から注入するものにおいて、その第4の室21を注入
口24に向かって横長状に延びる流路25を有するよう
に形成し、こ流路25を柔軟仕上剤が経ることで、注入
口24からの柔軟仕上剤の注入を遅らせ、第2回目のす
すぎ行程の給水がある程度行なわれたところ、すなわ
ち、その水中に流入するところの適切なタイミングで注
入されるようにした。
入できて、柔軟仕上効果が充分に得られるようにする。 【構成】 柔軟仕上剤を行程の進行に伴い第1ないし第
4の室12,29,18,21に順次移送して注入口2
4から注入するものにおいて、その第4の室21を注入
口24に向かって横長状に延びる流路25を有するよう
に形成し、こ流路25を柔軟仕上剤が経ることで、注入
口24からの柔軟仕上剤の注入を遅らせ、第2回目のす
すぎ行程の給水がある程度行なわれたところ、すなわ
ち、その水中に流入するところの適切なタイミングで注
入されるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柔軟仕上剤を行程の進行
に伴い順次移送して注入する全自動洗濯機の柔軟仕上剤
注入装置に関する。
に伴い順次移送して注入する全自動洗濯機の柔軟仕上剤
注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、柔軟仕上
剤を行程の進行に伴い順次移送して注入する柔軟仕上剤
注入装置を具えたものが供されている。
剤を行程の進行に伴い順次移送して注入する柔軟仕上剤
注入装置を具えたものが供されている。
【0003】このものの場合、具体的には、柔軟仕上剤
注入装置に第1ないし第3の室が形成され、一方、柔軟
仕上剤注入装置を装着する洗濯・脱水兼用の槽に第4の
室が形成されて、運転の開始前に第1の室に収容セット
した柔軟仕上剤を、洗い行程後の第1回目の脱水行程で
遠心力により第2の室に移送し、その後の第1回目のす
すぎ行程で自然流下により第3の室に移送して、更に、
その後の第2回目の脱水行程で遠心力により第4の室に
移送し、そして、その後の第2回目(最終脱水行程前)
のすすぎ行程で自然流下により注入口から槽の外面を伝
わらせてその外方の水溜め用の桶との間に注入するよう
になっている。
注入装置に第1ないし第3の室が形成され、一方、柔軟
仕上剤注入装置を装着する洗濯・脱水兼用の槽に第4の
室が形成されて、運転の開始前に第1の室に収容セット
した柔軟仕上剤を、洗い行程後の第1回目の脱水行程で
遠心力により第2の室に移送し、その後の第1回目のす
すぎ行程で自然流下により第3の室に移送して、更に、
その後の第2回目の脱水行程で遠心力により第4の室に
移送し、そして、その後の第2回目(最終脱水行程前)
のすすぎ行程で自然流下により注入口から槽の外面を伝
わらせてその外方の水溜め用の桶との間に注入するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ものの場合、柔軟仕上剤は第4の室からは注入口をスト
レートに通って流出されるもので、その流出の早さか
ら、第2回目のすすぎ行程の給水が始まる前ぐらいの時
点で槽の外下方部まで至ってしまってその内底面部に付
着し、よって、第2回目のすすぎ行程での撹拌が始まっ
ても槽内になかなか流入し切れずに、洗濯物への付着が
少なく、柔軟仕上効果が充分に得られないという問題点
を有していた。
ものの場合、柔軟仕上剤は第4の室からは注入口をスト
レートに通って流出されるもので、その流出の早さか
ら、第2回目のすすぎ行程の給水が始まる前ぐらいの時
点で槽の外下方部まで至ってしまってその内底面部に付
着し、よって、第2回目のすすぎ行程での撹拌が始まっ
ても槽内になかなか流入し切れずに、洗濯物への付着が
少なく、柔軟仕上効果が充分に得られないという問題点
を有していた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、柔軟仕上剤を最終的に適切
なタイミングで注入できて、その柔軟仕上効果を充分に
得ることのできる全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置を
提供するにある。
であり、従ってその目的は、柔軟仕上剤を最終的に適切
なタイミングで注入できて、その柔軟仕上効果を充分に
得ることのできる全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置は、第
1に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内側部に装
着されたケース取付台と、このケース取付台に装着され
たケースとから成り、そのケース取付台にケース内から
流出する柔軟仕上剤を行程の進行に伴い順次移送して最
終的に注入口から注入する第2ないし第4の室を具え、
その第4の室を上記注入口に向かって横長状に延びる流
路を有するように形成したことを特徴とする。
に、本発明の全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置は、第
1に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内側部に装
着されたケース取付台と、このケース取付台に装着され
たケースとから成り、そのケース取付台にケース内から
流出する柔軟仕上剤を行程の進行に伴い順次移送して最
終的に注入口から注入する第2ないし第4の室を具え、
その第4の室を上記注入口に向かって横長状に延びる流
路を有するように形成したことを特徴とする。
【0007】本発明の全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装
置は、第2に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内を移送されて該ケース内から流出する柔軟仕上剤を
行程の進行に伴い移送して最終的に注入口から注入する
第3及び第4の室を具え、その第4の室を上記注入口に
向かって横長状に延びる流路を有するように形成したこ
とを特徴とする。
置は、第2に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内を移送されて該ケース内から流出する柔軟仕上剤を
行程の進行に伴い移送して最終的に注入口から注入する
第3及び第4の室を具え、その第4の室を上記注入口に
向かって横長状に延びる流路を有するように形成したこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装
置は、第3に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内を行程の進行に伴い順次移送されて該ケース内から
流出する柔軟仕上剤を受けて注入口から注入する第4の
室を具え、その第4の室を上記注入口に向かって横長状
に延びる流路を有するように形成したことを特徴とす
る。
置は、第3に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内を行程の進行に伴い順次移送されて該ケース内から
流出する柔軟仕上剤を受けて注入口から注入する第4の
室を具え、その第4の室を上記注入口に向かって横長状
に延びる流路を有するように形成したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記手段によれば、柔軟仕上剤は最終的に第4
の室の注入口に向かって横長状に延びる流路を経ること
で、その注入口からの注入が遅らされ、第2回目のすす
ぎ行程の給水がある程度行なわれたところ、すなわち、
その水中に流入するところの適切なタイミングで注入さ
れるようになり、従って、その後、水中で具合良く撹拌
されて槽内に充分に流入し、洗濯物への付着も充分にで
きる。
の室の注入口に向かって横長状に延びる流路を経ること
で、その注入口からの注入が遅らされ、第2回目のすす
ぎ行程の給水がある程度行なわれたところ、すなわち、
その水中に流入するところの適切なタイミングで注入さ
れるようになり、従って、その後、水中で具合良く撹拌
されて槽内に充分に流入し、洗濯物への付着も充分にで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図5を参照して説明する。まず図2には洗濯機全体の
構成を示しており、外箱1内に水溜め用の桶2を弾性吊
持機構3により支持して配設し、桶2内に洗濯・脱水兼
用の多孔状を成す例えばステンレス鋼板など金属板製の
槽4を配設し、更に槽4内には洗濯用の撹拌体5を配設
している。又、桶2の外下方部には、モータ6を主体と
する駆動機構7を配設しており、この駆動機構7によっ
て、洗い行程及びすすぎ行程で槽4を制止して撹拌体5
を回転駆動し、脱水行程で槽4を撹拌体5と共に回転駆
動するようにしている。このほか、桶2の外下方部に
は、桶2内(槽4内)の水を機外に排出するための排水
弁8及び排水ホース9等をも配設している。
し図5を参照して説明する。まず図2には洗濯機全体の
構成を示しており、外箱1内に水溜め用の桶2を弾性吊
持機構3により支持して配設し、桶2内に洗濯・脱水兼
用の多孔状を成す例えばステンレス鋼板など金属板製の
槽4を配設し、更に槽4内には洗濯用の撹拌体5を配設
している。又、桶2の外下方部には、モータ6を主体と
する駆動機構7を配設しており、この駆動機構7によっ
て、洗い行程及びすすぎ行程で槽4を制止して撹拌体5
を回転駆動し、脱水行程で槽4を撹拌体5と共に回転駆
動するようにしている。このほか、桶2の外下方部に
は、桶2内(槽4内)の水を機外に排出するための排水
弁8及び排水ホース9等をも配設している。
【0011】しかして、上記槽4の上縁部には柔軟仕上
剤注入装置10を設けている。この柔軟仕上剤注入装置
10は、詳細には図3に示すように、ケース取付台11
と、ケース12とから成っており、そのうちのケース取
付台11は、更に台本体部13と、台蓋部14とから成
っている。
剤注入装置10を設けている。この柔軟仕上剤注入装置
10は、詳細には図3に示すように、ケース取付台11
と、ケース12とから成っており、そのうちのケース取
付台11は、更に台本体部13と、台蓋部14とから成
っている。
【0012】上記台本体部13は、内側部(図中右側
部)にケース収容凹部15を有しており、このケース収
容凹部15の下縁部にはリブ16を形成し、両側面部の
上部に図4に示す凹部17をそれぞれ(図4では一方側
のみ図示)形成している。又、台本体部13のケース収
容凹部15より外側の部分には第3の室18を形成して
おり、この第3の室18とケース収容凹部15との間の
仕切壁19の背部には溝20を形成している。更に、台
本体部13の第3の室18より外側の部分には第4の室
21を形成しており、第3の室18からその第4の室2
1へはその間の仕切壁22の上部に図1に示すごとく片
側(図1中右側)に寄せて形成した連通孔23で通じさ
せている。
部)にケース収容凹部15を有しており、このケース収
容凹部15の下縁部にはリブ16を形成し、両側面部の
上部に図4に示す凹部17をそれぞれ(図4では一方側
のみ図示)形成している。又、台本体部13のケース収
容凹部15より外側の部分には第3の室18を形成して
おり、この第3の室18とケース収容凹部15との間の
仕切壁19の背部には溝20を形成している。更に、台
本体部13の第3の室18より外側の部分には第4の室
21を形成しており、第3の室18からその第4の室2
1へはその間の仕切壁22の上部に図1に示すごとく片
側(図1中右側)に寄せて形成した連通孔23で通じさ
せている。
【0013】これに対して、台本体部13の第4の室2
1の後壁部下部には注入口24を反対側(図1中左側)
寄せて形成しており、従って、第4の室21は下部に注
入口24に向かって横長状に延びる流路25を有するも
のとなっている。
1の後壁部下部には注入口24を反対側(図1中左側)
寄せて形成しており、従って、第4の室21は下部に注
入口24に向かって横長状に延びる流路25を有するも
のとなっている。
【0014】なお、このほか、台本体部13の第4の室
21の後壁部上部には孔26を複数個(図3では1個の
み図示)形成しており、第4の室21の前壁部からは、
図5に示すように、第4の室21を貫通するようにして
後方へ突出するボス27を例えば2個(これも図5では
1個のみ図示)形成している。
21の後壁部上部には孔26を複数個(図3では1個の
み図示)形成しており、第4の室21の前壁部からは、
図5に示すように、第4の室21を貫通するようにして
後方へ突出するボス27を例えば2個(これも図5では
1個のみ図示)形成している。
【0015】一方、台蓋部14には内側部に仕上剤入口
28を形成し、これより外側の下方に凹部29を形成し
て、その前下縁部にはリブ30を形成している。又、こ
の台蓋部14の凹部29より外側の部分の上部には溝3
1を形成し、更に、それより外側の部分にはリブ32を
形成して、このリブ32の外面のに複数箇(1個所のみ
図示)の爪33形成している。
28を形成し、これより外側の下方に凹部29を形成し
て、その前下縁部にはリブ30を形成している。又、こ
の台蓋部14の凹部29より外側の部分の上部には溝3
1を形成し、更に、それより外側の部分にはリブ32を
形成して、このリブ32の外面のに複数箇(1個所のみ
図示)の爪33形成している。
【0016】この構成で、台蓋部14は、台本体部13
に対して、リブ30を溝20に嵌め、溝31を仕切壁2
2の上縁部に嵌めて、更に爪33を孔26に係合させる
ことにより、台本体部13に結合し、ケース取付台11
を組成している。又、それによって、台蓋部14の凹部
29は台本体部13の仕切壁19によってケース収容凹
部15と仕切られ、第2の室となるようになっており、
たゞし、この第2の室すなわち台蓋部14の凹部29に
は、ケース収容凹部15を、仕切壁19上の台蓋部14
との間の隙間34によって通じさせている。更に、この
台蓋部14の凹部29(第2の室)から前記第3の室1
8へは、図1に示す片側(この場合、図中左側)の隙間
35により通じるようにしている。
に対して、リブ30を溝20に嵌め、溝31を仕切壁2
2の上縁部に嵌めて、更に爪33を孔26に係合させる
ことにより、台本体部13に結合し、ケース取付台11
を組成している。又、それによって、台蓋部14の凹部
29は台本体部13の仕切壁19によってケース収容凹
部15と仕切られ、第2の室となるようになっており、
たゞし、この第2の室すなわち台蓋部14の凹部29に
は、ケース収容凹部15を、仕切壁19上の台蓋部14
との間の隙間34によって通じさせている。更に、この
台蓋部14の凹部29(第2の室)から前記第3の室1
8へは、図1に示す片側(この場合、図中左側)の隙間
35により通じるようにしている。
【0017】これらに対して、内部が第1の室に相当す
るケース12には下縁部にリブ36を形成しており、両
外側面部の上部に凸部37を形成していて、そのリブ3
6を台本体部13のケース収容凹部15のリブ16に係
合させ、凸部37を凹部17にそれぞれ係合させて、該
ケース12をケース収容凹部15に収容しケース取付台
11に装着している。
るケース12には下縁部にリブ36を形成しており、両
外側面部の上部に凸部37を形成していて、そのリブ3
6を台本体部13のケース収容凹部15のリブ16に係
合させ、凸部37を凹部17にそれぞれ係合させて、該
ケース12をケース収容凹部15に収容しケース取付台
11に装着している。
【0018】そして、槽4の上部には、2個(これも1
個のみ図示)の丸孔38と、1個の角孔39とを形成し
ており、ケース取付台11は、そのうちの丸孔38に台
本体部13のボス27を当て、角孔39に注入口24を
嵌めて、丸孔38からボス27に螺挿したねじ40を締
めることにより、槽4に装着している。
個のみ図示)の丸孔38と、1個の角孔39とを形成し
ており、ケース取付台11は、そのうちの丸孔38に台
本体部13のボス27を当て、角孔39に注入口24を
嵌めて、丸孔38からボス27に螺挿したねじ40を締
めることにより、槽4に装着している。
【0019】更に、槽4に対しては、バランスリング4
1を設けており、このバランスリング41はバランサと
して例えば液体42を封入したもので、槽4内方側の1
か所に凹部43を形成しており、更に、その凹部43の
奥部に切欠部44を例えば2個(1個のみ図示)形成し
ていて、この切欠部44を上記台本体部13のボス27
に嵌め、凹部43をケース取付台11に合わせて、槽4
の上縁部に載せ、この状態で図示しない複数個のねじに
より槽4に取付けている。
1を設けており、このバランスリング41はバランサと
して例えば液体42を封入したもので、槽4内方側の1
か所に凹部43を形成しており、更に、その凹部43の
奥部に切欠部44を例えば2個(1個のみ図示)形成し
ていて、この切欠部44を上記台本体部13のボス27
に嵌め、凹部43をケース取付台11に合わせて、槽4
の上縁部に載せ、この状態で図示しない複数個のねじに
より槽4に取付けている。
【0020】次に、上記構成のものの作用を述べる。柔
軟仕上剤注入装置10による柔軟仕上剤の注入に当たっ
ては、運転の開始前に柔軟仕上剤を仕上剤入口28から
ケース12内すなわち第1の室に収容セットする。この
状態で、運転が開始されると、最初に洗い行程が行なわ
れることにより、上記柔軟仕上剤はケース12内(第1
の室)に留められる。
軟仕上剤注入装置10による柔軟仕上剤の注入に当たっ
ては、運転の開始前に柔軟仕上剤を仕上剤入口28から
ケース12内すなわち第1の室に収容セットする。この
状態で、運転が開始されると、最初に洗い行程が行なわ
れることにより、上記柔軟仕上剤はケース12内(第1
の室)に留められる。
【0021】次いで、第1回目の脱水行程が行なわれる
ことにより、柔軟仕上剤は、遠心力によってケース12
内からその上方後部の隙間34を通して台蓋部14の凹
部29すなわち第2の室に移送される。
ことにより、柔軟仕上剤は、遠心力によってケース12
内からその上方後部の隙間34を通して台蓋部14の凹
部29すなわち第2の室に移送される。
【0022】次いで、第1回目のすすぎ行程が行なわれ
ることにより、柔軟仕上剤は、自然流下によって台蓋部
14の凹部29(第2の室)の下部に至り、更にその片
側の隙間35を通して第3の室18に移送される。
ることにより、柔軟仕上剤は、自然流下によって台蓋部
14の凹部29(第2の室)の下部に至り、更にその片
側の隙間35を通して第3の室18に移送される。
【0023】次いで、第2回目の脱水行程が行なわれる
ことにより、柔軟仕上剤は、遠心力によって第3の室1
8から連通孔23を通して第4の室21に移送される。
ことにより、柔軟仕上剤は、遠心力によって第3の室1
8から連通孔23を通して第4の室21に移送される。
【0024】そして、その後の第2回目(最終脱水行程
前)のすすぎ行程が行なわれることにより、柔軟仕上剤
は、自然流下によって第4の室21の下部すなわち流路
25に至り、この流路25を注入口24に向かって進ん
で、該注入口24から槽4外に注入され、更に槽4の外
面を伝ってその下方に至る。
前)のすすぎ行程が行なわれることにより、柔軟仕上剤
は、自然流下によって第4の室21の下部すなわち流路
25に至り、この流路25を注入口24に向かって進ん
で、該注入口24から槽4外に注入され、更に槽4の外
面を伝ってその下方に至る。
【0025】このように本構成のものでは、柔軟仕上剤
は最終的に第4の室21の注入口24に向かって横長状
に延びる流路25を経て注入口24から注入されるもの
で、その流路25を経ることにより、注入口24からの
注入が遅らされ、よって、第2回目のすすぎ行程の給水
がある程度行なわれたところ、すなわち、その水中に流
入するところの適切なタイミングで注入されるようにな
り、その後、その水中で具合良く撹拌されて槽4内に充
分に流入し、洗濯物への付着も充分にできるから、柔軟
仕上効果を充分に得ることができる。
は最終的に第4の室21の注入口24に向かって横長状
に延びる流路25を経て注入口24から注入されるもの
で、その流路25を経ることにより、注入口24からの
注入が遅らされ、よって、第2回目のすすぎ行程の給水
がある程度行なわれたところ、すなわち、その水中に流
入するところの適切なタイミングで注入されるようにな
り、その後、その水中で具合良く撹拌されて槽4内に充
分に流入し、洗濯物への付着も充分にできるから、柔軟
仕上効果を充分に得ることができる。
【0026】なお、上記構成のものでは、槽4を例えば
ステンレス鋼板など金属板製としたが、この金属板製の
槽4では通常のプラスチック製のものと違って外面部に
横に延びるリブ等を設けることができず、その平坦な外
面部を伝って柔軟仕上剤が流下しやすいので、上述の流
路25による柔軟仕上剤注入の遅延作用がより有効とな
る。
ステンレス鋼板など金属板製としたが、この金属板製の
槽4では通常のプラスチック製のものと違って外面部に
横に延びるリブ等を設けることができず、その平坦な外
面部を伝って柔軟仕上剤が流下しやすいので、上述の流
路25による柔軟仕上剤注入の遅延作用がより有効とな
る。
【0027】以上に対して、図6ないし図9は本発明の
第2実施例を示したもので、上記第1実施例との相違点
のみを述べれば、柔軟仕上剤注入装置10に代わる柔軟
仕上剤注入装置51として、仕切部52で左右に仕切ら
れた凹部53,54を有するケース台55と、これにそ
の凹部53,54に収めて装着されるケース56とから
成るものを使用するようにしたところにある。
第2実施例を示したもので、上記第1実施例との相違点
のみを述べれば、柔軟仕上剤注入装置10に代わる柔軟
仕上剤注入装置51として、仕切部52で左右に仕切ら
れた凹部53,54を有するケース台55と、これにそ
の凹部53,54に収めて装着されるケース56とから
成るものを使用するようにしたところにある。
【0028】しかして、このものの場合、ケース56に
は第1ないし第3の室57〜59を形成しており、又、
その第1及び第2の室57,58間には、第1回目の脱
水行程で柔軟仕上剤を第1の室57から第2の室58へ
移送させる連通口60を、第2及び第3の室58,59
間には、第1回目のすすぎ行程で柔軟仕上剤を第2の室
58から第3の室59へ移送させる連通口61をそれぞ
れ形成し、更に、第3の室59には第2回目の脱水行程
で柔軟仕上剤を第3の室59からケース台55の凹部5
4へ移送させる流出口62を形成している。
は第1ないし第3の室57〜59を形成しており、又、
その第1及び第2の室57,58間には、第1回目の脱
水行程で柔軟仕上剤を第1の室57から第2の室58へ
移送させる連通口60を、第2及び第3の室58,59
間には、第1回目のすすぎ行程で柔軟仕上剤を第2の室
58から第3の室59へ移送させる連通口61をそれぞ
れ形成し、更に、第3の室59には第2回目の脱水行程
で柔軟仕上剤を第3の室59からケース台55の凹部5
4へ移送させる流出口62を形成している。
【0029】上記ケース台55の凹部54は仕切部52
の前方を介して凹部53特にその下部と連通して第4の
室となるようになっており、その凹部53の下部には片
側(この場合、左側)に寄せて注入口63を形成し、か
くして、これら凹部54,53(第4の室)にもその下
部に注入口63に向かって横長状に延びる流路64を形
成している。
の前方を介して凹部53特にその下部と連通して第4の
室となるようになっており、その凹部53の下部には片
側(この場合、左側)に寄せて注入口63を形成し、か
くして、これら凹部54,53(第4の室)にもその下
部に注入口63に向かって横長状に延びる流路64を形
成している。
【0030】従って、このものにおいても、柔軟仕上剤
は最終的に流路64を経て注入口63から注入されるも
ので、第1実施例同様の作用効果を得ることができる。
は最終的に流路64を経て注入口63から注入されるも
ので、第1実施例同様の作用効果を得ることができる。
【0031】なお、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、特にケースが第1
及び第2の室を具備し、ケース台が第3及び第4の室を
具備する構成としても良いもので、そのほか、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
施例にのみ限定されるものではなく、特にケースが第1
及び第2の室を具備し、ケース台が第3及び第4の室を
具備する構成としても良いもので、そのほか、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0032】
【発明の効果】本発明の全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入
装置は以上説明したとおりのもので、下記の効果を奏す
る。第1に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内側
部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に装
着されたケースとから成り、そのケース取付台にケース
内から流出する柔軟仕上剤を行程の進行に伴い順次移送
して最終的に注入口から注入する第2ないし第4の室を
具え、その第4の室を上記注入口に向かって横長状に延
びる流路を有するように形成したことにより、柔軟仕上
剤を最終的に適切なタイミングで注入できて、柔軟仕上
効果を充分に得ることができる。
装置は以上説明したとおりのもので、下記の効果を奏す
る。第1に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内側
部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に装
着されたケースとから成り、そのケース取付台にケース
内から流出する柔軟仕上剤を行程の進行に伴い順次移送
して最終的に注入口から注入する第2ないし第4の室を
具え、その第4の室を上記注入口に向かって横長状に延
びる流路を有するように形成したことにより、柔軟仕上
剤を最終的に適切なタイミングで注入できて、柔軟仕上
効果を充分に得ることができる。
【0033】第2に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の
槽の内側部に装着されたケース取付台と、このケース取
付台に装着されたケースとから成り、そのケース取付台
にケース内を移送されて該ケース内から流出する柔軟仕
上剤を行程の進行に伴い移送して最終的に注入口から注
入する第3及び第4の室を具え、その第4の室を上記注
入口に向かって横長状に延びる流路を有するように形成
したことにより、上述同様、柔軟仕上剤を最終的に適切
なタイミングで注入できて、柔軟仕上効果を充分に得る
ことができる。
槽の内側部に装着されたケース取付台と、このケース取
付台に装着されたケースとから成り、そのケース取付台
にケース内を移送されて該ケース内から流出する柔軟仕
上剤を行程の進行に伴い移送して最終的に注入口から注
入する第3及び第4の室を具え、その第4の室を上記注
入口に向かって横長状に延びる流路を有するように形成
したことにより、上述同様、柔軟仕上剤を最終的に適切
なタイミングで注入できて、柔軟仕上効果を充分に得る
ことができる。
【0034】第3に、全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の
槽の内側部に装着されたケース取付台と、このケース取
付台に装着されたケースとから成り、そのケース取付台
にケース内を行程の進行に伴い順次移送されて該ケース
内から流出する柔軟仕上剤を受けて注入口から注入する
第4の室を具え、その第4の室を上記注入口に向かって
横長状に延びる流路を有するように形成したことによ
り、更に上述同様、柔軟仕上剤を最終的に適切なタイミ
ングで注入できて、柔軟仕上効果を充分に得ることがで
きる。
槽の内側部に装着されたケース取付台と、このケース取
付台に装着されたケースとから成り、そのケース取付台
にケース内を行程の進行に伴い順次移送されて該ケース
内から流出する柔軟仕上剤を受けて注入口から注入する
第4の室を具え、その第4の室を上記注入口に向かって
横長状に延びる流路を有するように形成したことによ
り、更に上述同様、柔軟仕上剤を最終的に適切なタイミ
ングで注入できて、柔軟仕上効果を充分に得ることがで
きる。
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の横断平面
図
図
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】主要部分の破断分解斜視図
【図4】主要部分中一部の破断分解斜視図
【図5】主要部分の縦断側面図
【図6】本発明の第2実施例を示す主要部分の正面図
【図7】同部分の横断平面図
【図8】同部分の縦断側面図
【図9】ケース単体の正面図
4は槽、10は柔軟仕上剤注入装置、11はケース取付
台、12はケース、18は第3の室、21は第4の室、
24は注入口、25は流路、29は凹部(第2の室)、
51は柔軟仕上剤注入装置、53,54は凹部(第4の
室)、55はケース台、56はケース、63は注入口、
64は流路を示す。
台、12はケース、18は第3の室、21は第4の室、
24は注入口、25は流路、29は凹部(第2の室)、
51は柔軟仕上剤注入装置、53,54は凹部(第4の
室)、55はケース台、56はケース、63は注入口、
64は流路を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内から流出する柔軟仕上剤を行程の進行に伴い順次移
送して最終的に注入口から注入する第2ないし第4の室
を具え、その第4の室を前記注入口に向かって横長状に
延びる流路を有するように形成したことを特徴とする全
自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置。 - 【請求項2】 全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内を移送されて該ケース内から流出する柔軟仕上剤を
行程の進行に伴い移送して最終的に注入口から注入する
第3及び第4の室を具え、その第4の室を前記注入口に
向かって横長状に延びる流路を有するように形成したこ
とを特徴とする全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置。 - 【請求項3】 全自動洗濯機の洗濯・脱水兼用の槽の内
側部に装着されたケース取付台と、このケース取付台に
装着されたケースとから成り、そのケース取付台にケー
ス内を行程の進行に伴い順次移送されて該ケース内から
流出する柔軟仕上剤を受けて注入口から注入する第4の
室を具え、その第4の室を前記注入口に向かって横長状
に延びる流路を有するように形成したことを特徴とする
全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147301A JPH07684A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147301A JPH07684A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07684A true JPH07684A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15427112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5147301A Pending JPH07684A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 全自動洗濯機の柔軟仕上剤注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07684A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050102933A (ko) * | 2004-04-23 | 2005-10-27 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 유연제 공급장치 |
KR100747563B1 (ko) * | 2001-07-06 | 2007-08-08 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 섬유 유연제 투입장치 |
KR100803116B1 (ko) * | 2001-07-06 | 2008-02-14 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 섬유 유연제 투입장치 |
US8318890B2 (en) | 2005-02-18 | 2012-11-27 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Polycarbonate diol |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP5147301A patent/JPH07684A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100747563B1 (ko) * | 2001-07-06 | 2007-08-08 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 섬유 유연제 투입장치 |
KR100803116B1 (ko) * | 2001-07-06 | 2008-02-14 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 섬유 유연제 투입장치 |
KR20050102933A (ko) * | 2004-04-23 | 2005-10-27 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 유연제 공급장치 |
US8318890B2 (en) | 2005-02-18 | 2012-11-27 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Polycarbonate diol |
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