JP3653557B2 - コードレス子機付通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コードレス子機付通信装置に関し、特に、外線に接続された親機と、当該親機に無線で接続され当該親機を介して前記外線に接続される子機とから構成され、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中には他方の前記外線への接続を禁止する秘話モードと、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中でも他方の前記外線への接続を許可する3者通話モードとの少なくとも2つの通話モードを備えたコードレス子機付通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコードレス子機を有する電話装置やファクシミリ装置等のコードレス子機付通信装置においては、親機が外線と接続されて通話または通信中は子機が外線に接続できないようにしたり、またその逆に子機が外線と通話はたは通信中は、親機が外線に接続できないようにする秘話機能を備えることで、他方の通話・通信を妨害することのないようにしているもの(特開昭56−123138号公報参照)や、秘話モードにおいて親機または子機のうちの通話中の一方が所定の操作を行うことで3者通話モードに移行し、他方が通話に参加できるようにしたもの(特開昭56−123141号公報参照)等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前者の技術においては秘話機能しかなく3者通話は行えず、後者の技術においては秘話モードと3者通話モードを切り換える際、通常は秘話モードであり、3者通話を行いたい場合には、ユーザが所定の操作を行わなければならす、操作が煩わしいという不具合があった。
【0004】
特に親機側がファクシミリ機能を持っている装置の場合、ファクシミリ装置のすぐ近くで子機を使用中で、親機のファクシミリ装置を直接操作できる状態でも、秘話モードの場合には、親機のファクシミリスタートボタン等を操作しても、秘話モードであるために、親機のファクシミリ装置が外線に接続してファクシミリ通信を開始することはできず、3者通話モードに切り換えるための親機側または子機側の特定のボタンをわざわざ操作しなければないらいという問題点があった。
【0005】
一方、有線のハンドセットが付属する通常のファクシミリ装置(親機)においては、当該ハンドセットを使用している場合でも、ファクシミリ装置本体のファクシミリ通信用のスタートボタンを押せば、ファクシミリ装置本体が外線に接続されてそのままファクシミリ通信を開始できる。
【0006】
したがって、ユーザにとっては、親機としてのファクシミリ装置に付属する子機として機能的には同様のものとして認識している、コードレスの子機と有線のハンドセットとで、操作性が大きく異なることとなり、ユーザに対して、操作上の違和感を感じさせてしまうという問題点もあった。
【0007】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、秘話モードと3者通話モードとを効果的に自動切替できるコードレス子機付通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載のコードレス子機付通信装置は、外線に接続された親機と、当該親機に無線で接続され当該親機を介して前記外線に接続される子機とから構成され、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中には他方の前記外線への接続を禁止する秘話モードと、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中でも他方の前記外線への接続を許可する3者通話モードとの少なくとも2つの通話モードを備えたコードレス子機付通信装置において、前記子機の前記親機からの距離を検出して前記子機が前記親機を中心とする3者通話圏内にあるか否かを認識する親機・子機間距離認識手段と、その親機・子機間距離認識手段により前記子機が前記3者通話圏内にあると認識されている場合には通話モードを前記3者通話モードに設定する一方、前記子機が前記3者通話圏内にないと認識されている場合には通話モードを前記秘話モードに設定する通話モード設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載のコードレス子機付通信装置は、外線に接続された親機と、当該親機に無線で接続され当該親機を介して前記外線に接続される複数の子機とから構成され、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中には他方の前記外線への接続を禁止する秘話モードと、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中でも他方の前記外線への接続を許可する3者通話モードとの少なくとも2つの通話モードを備えたコードレス子機付通信装置において、前記各子機は自機のIDを前記親機に通知するID通知手段を備える一方、前記親機は前記各子機から通知されるIDを認識するID認識手段を備えると共に、前記ID認識手段により特定される前記各子機の前記親機からの距離をそれぞれ検出して、前記各子機が前記親機を中心とする3者通話圏内にあるか否かを認識する親機・子機間距離認識手段と、その親機・子機間距離認識手段により前記3者通話圏内にあると認識されている子機については通話モードを前記3者通話モードに設定する一方、前記3者通話圏内にないと認識されている子機については通話モードを前記秘話モードに設定する通話モード設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載のコードレス子機付通信装置は、請求項1または2のいずれかの記載のコードレス子機付通信装置において、前記子機が前記3者通話圏内にあるか否かの前記親機・子機間距離認識手段における認識状態を告知する親機・子機間距離告知手段を更に備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
先ず、図1は、本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置の親機としてのファクシミリ装置1のブロック構成を示している。
【0013】
同図において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、画像メモリ7、符号化復号化部8、操作表示部9、モデム10、網制御部11、親機・子機間距離認識部12、子機ID認識部13、親機・子機間距離告知部14、コードレス親機部15、及び、システムバス16により構成されている。
【0014】
システム制御部2は、ROM3書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0015】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。
【0016】
RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時にも記憶内容は保持される。
【0017】
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0018】
画像メモリ7は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするためのものである。
【0019】
符号化復号化部8は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0020】
操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0021】
モデム10は、G3ファクシミリモデムであり、送信データを変調する一方、受信データを復調するものである。また、モデム10は、入力されたダイヤル番号に対応してDTMF信号の送出も行う。網制御部11は、外線としての公衆網20に接続されて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン(話し中)等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行うものである。また網制御部11には、ハンドセット17が接続されていて、網制御部11は、モデム10、ハンドセット17、及び、後述するコードレス子機30の公衆網20への接続制御を行う。
【0022】
親機・子機間距離認識部12は、後述するコードレス子機30(以後単に子機30と称する場合もある)と、親機としてのファクシミリ装置1(以後単に親機1と称する場合もある)との距離を認識するためのものである。子機ID認識部13は、複数の子機30から通知されるIDを認識して各子機を区別するためのものである。親機・子機間距離告知部14は、後述するように親機1と子機30との間の距離に応じて設定される3者通話モードまたは秘話モードのいずれかに設定される通話モードをユーザに告知するためのものである。コードレス親機部15は、コードレス子機30を無線を介して収容してコードレス子機30を網制御部11を介して公衆網20に接続するためのものである。システムバス16は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0023】
次に、本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置のコードレス子機30のブロック構成を図2を参照して説明する。
【0024】
同図において、コードレス子機30は、親機・子機間距離認識部31、子機ID通知部32、親機・子機間距離告知部33、コードレス子機部34、及び、システムバス35により構成されている。
【0025】
親機・子機間距離認識部31は、親機1との距離を認識するためのものである。子機ID通知32は、親機1に自機のIDを通知するためのものである。親機・子機間距離告知部33、後述するように親機1と子機30との間の距離に応じて設定される3者通話モードまたは秘話モードのいずれかに設定される通話モードをユーザに告知するためのものである。コードレス子機部34は、親機1のコードレス親機部15と無線でやりとりを行って、コードレス電話機能を実現するためのものである。システムバス35は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0026】
次に以上のように構成される親機1及び子機30において行われる制御手順について図3、図4、及び、図5を参照して説明する。
【0027】
それらの図において、親機としてのファクシミリ装置1のシステム制御部2は、先ず、通話モードを「秘話モード」に設定する(処理101)。この秘話モードは、親機1または子機30のいずれか一方が通話または通信中は、他方が通話または通信の要求をしてもそれに応じないで、秘話状態を維持するモードである。
【0028】
そして、親機通話要求または子機通話要求があるかを監視する(判断102のNo、判断103のNoループ)。ここで親機通話要求とは、親機1のハンドセット17がオフフックされたことを示し、子機通話要求とは、子機30のコードレス子機部34からコードレス親機部15に、オフフックを要求する信号が無線で通知されたことを示す。
【0029】
親機通話要求があった場合は(判断102)、網制御部11の制御により、親機1を公衆網20に接続して通話または通信を開始させる(処理104)。そして、子機通話要求または親機ファックス通信要求があるかを監視する(判断105のNo、判断106のNoループ)。親機ファックス通信要求とは、スキャナ5に原稿がセットされて操作表示部9の送信スタートキーが押下されたことを示す。
【0030】
親機ファックス通信要求があった場合は(判断106のYes)、網制御部11を制御してハンドセット17に代えてモデム10を公衆網20に接続し、ファックス通信を行い(処理107)、その後は、処理101に戻る。
【0031】
子機通話要求があった場合は(判断105のYes)、親機・子機間距離認識部12により、親機1と子機30との間の距離を確認する(処理108)。ここで、親機・子機間距離認識部12による親機1と子機30との間の距離の認識は、子機30側の親機・子機間距離認識部31との情報のやりとりにより行われる。具体的には、親機・子機間距離認識部12及び31は、例えばテレビのリモコンなどに使用されている、赤外線を用いた通信手段を用い、親機1と子機30が見通せて赤外線が到達するような位置関係にある場合には親機1と子機30とが比較的近くにあり、子機30が3者通話圏内にあると判断し、壁などを挟み親機1と子機30が有視界に無く赤外線が到達しない場合は、親機1と子機30とが比較的離れていて、子機30が3者通話圏内にはないと判断する。
【0032】
そこで、処理108の後は、子機30が親機1を中心とする3者通話圏内にあるかを判断し(判断109)。3者通話圏内にない場合には(判断109のNo)、3者通話を拒否して(処理110)、秘話モードを維持し、処理104に戻る。処理110の3者通話拒否処理においては、子機30側で3者通話を拒否することを示す音を発して、秘話モードにおいて親機1が通話中であることを、子機30のユーザに通知する。
【0033】
このように、秘話モードにおいて親機30が通話中には、親機30のファクシミリ通信要求は許可するが、子機30からの通話要求は拒否される。しかし、判断109において、子機30が3者通話圏内にある場合には(判断109のYes)、更に、通話要求元の子機のIDを確認する(処理111)。その場合の通話要求元の子機のIDは、子機30の子機ID通知部32から子機ID認識部13に赤外線通信手段により通知されるものである。
【0034】
システム制御部2は、通知されたIDを確認することで、子機30が複数ある場合でも、3者通話圏内に入った子機30を特定でき、その特定した子機30と公衆網11とを、コードレス親機部15及び網制御部11を制御して公衆網20に接続することで、3者通話モードとする(処理112)。この3者通話モードは、親機1または子機30のいずれか一方が通話または通信中でも、他方が通話または通信の要求をしてきた場合には、それに応じて、秘話状態を解除して親機1及び子機30の双方を公衆網20に接続するモードである。
【0035】
処理112の3者通話モードは、子機30または親機1がオンフックされるか、あるいは、親機ファックス通信要求があるかを監視ししつつ継続される(判断113のNo、判断114のNo、判断115のNoループ)。
【0036】
そして、3者通話モードにおいて、操作表示部9の送信スタートキーが押下されて親機ファックス通信要求があった場合は(判断115のYes)、ファックス通信を行って(処理116)、処理101に戻る。3者通話モードにおいて、子機30がオンフックされると(判断113のYes)、処理104に移行して親機1のみを公衆網20に接続した、親機通話状態に戻る。
【0037】
3者通話モードにおいて、親機1がオンフックされると(判断114のYes)、または、秘話通話モードにおいて、子機通話要求があると(判断103のYes)、処理117に移行する。そして、親機・子機間距離認識部12により親機・子機間距離を確認し(処理117)、親機・子機間距離告知部14により、親機・子機間距離を告知する(処理118)。具体的には、親機・子機間距離認識部12により、子機30が3者通話圏内にあると認識されている場合には、親機・子機間距離告知部14が液晶表示器などに、「子機使用中3者通話モード」等と表示し、子機30が3者通話圏内にないと認識されている場合には、親機・子機間距離告知部14が液晶表示器などに、「子機使用中秘話モード」等と表示する。なお、処理117及び118に対応する処理として、子機30においても、親機・子機間距離認識部31により親機・子機間距離を確認して、親機・子機間距離告知部33により、親機・子機間距離を、3者通話圏内と圏外とを区別できるブザー音を発する等して、告知する。これにより、親機1のユーザや、子機30のユーザは、現在、秘話モードであるのか3者通話モードであるのかを容易に確認可能で、他のユーザに自分の通話が聞かれ得る状況か否かについて確信を持つことができる。
【0038】
処理118の後は、子機30をコードレス親機部15及び網制御部11を介して公衆網20に接続した子機通話状態となる(処理119)。処理117、処理118、及び、処理119は、親機通話要求または親機ファックス通信要求があるかの監視を行いつつ継続される(判断120のNo、判断121のNoループ)。したがって、子機通話中の子機30の移動に伴って、親機・子機間距離告知部14や33による、子機30が3者通話圏内か否かの告知状態も変化して、ユーザは、常に現在の通話モードを確認できる。
【0039】
そして、親機ファックス通信要求があった場合は(判断121のYes)、親機・子機間距離認識部12により、親機1と子機30との間の距離を確認し(処理122)、子機30が3者通話圏内にない場合には(判断123のNo)、ファックス通信拒否処理を行い(処理125)、処理117に戻る。なお、処理125におけるファックス通信拒否処理は、ファックス通信を拒否する旨を操作表示部9に表示したり、ブザー音を発したりする処理で、これにより、ユーザは、秘話モードの子機通話中でファックス通信は行えないことを認識できる。
【0040】
子機30が3者通話圏内にある場合には(判断123のYes)、要求通りにファックス通信を行い(処理124)、処理101に戻る。
【0041】
親機通話要求があった場合は(判断120のYes)、親機・子機間距離認識部12により、親機1と子機30との間の距離を確認し(処理126)、子機30が3者通話圏内にない場合には(判断127のNo)、3者通話拒否処理を行い(処理128)、処理117に戻る。なお、処理128における3者通話拒否処理は、3者通話を拒否する旨を操作表示部9に表示したり、ブザー音を発したりする処理で、これにより、ユーザは、秘話モードの子機通話中で3者通話は行えないことを認識できる。
【0042】
子機30が3者通話圏内にある場合には(判断127のYes)、処理112に移行して、要求通りに3者通話を行う。処理112ないし判断115における3者通話状態では、親機1と子機30との間の距離を、親機・子機間距離認識部12により認識する処理を行わないため、3者通話中に、子機30が親機1から離れていって3者通話圏内から外れた場合でも、秘話モードに切り替わってしまって、3者通話が途絶えてしまうこがなく、正常な3者通話を行える。
【0043】
このように、本実施の形態によれば、子機30が親機1の近くの3者通話圏内にあって、通話モードが3者通話モードであったほうが子機30で通話中でも親機1でファクシミリ通信を開始させることができる等して便利である場合に、通話モードを秘話モードから3者通話モードに自動的に変更できるため、ユーザに煩雑な操作を強いることがない。
【0044】
なお、以上説明した実施の形態においては、親機がファクシミリ装置であるコードレス子機付通信装置に本発明を適用したが、本発明は、それに限らず、親機が電話装置である場合や、ファクシミリデータ以外のその他のデータを送受信する通信装置である場合でも、同様に適用可能なものである。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、前記親機・子機間距離認識手段により前記子機が前記親機を中心とする前記3者通話圏内にあると認識されている場合には、通話モードが前記3者通話モードに設定される一方、前記子機が前記3者通話圏内にないと認識されている場合には、通話モードが前記秘話モードに設定されるため、前記子機が前記親機に近い前記3者通話圏内で、前記子機を使用中のユーザが前記親機の近くにいる場合には、当該ユーザは、前記親機を通常通りに操作して前記親機を回線に接続して前記親機による通話または通信を行うことが可能となる。したがって、前記ユーザは、前記子機を使用しつつ前記親機に近づいて、前記親機を使用した通話または通信を行うために3者通話モードに切り換えるための前記親機側または前記子機側の特定のボタンをわざわざ操作する必要がない一方、前記ユーザが前記3者通通話圏内にない場合には、秘話機能を実現するために、秘話モードに切り換えるための前記親機側または前記子機側の特定のボタンをわざわざ操作する必要がない。すなわち、前記秘話モードと前記3者通話モードとを前記子機の前記親機に対する使用位置に応じて効果的に自動切替できる効果が得られる。なお、前記秘話モードまたは3者通話モードを前記親機と前記子機の距離に関わらず、強制的に切り換える手段を更に設けることも可能で、その場合、前記子機が前記3者通話圏内にない場合でも、前3者通話モードに設定することができ、また、前記子機が前記3者通話圏内にある場合でも、前記秘話モードに設定することができる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、複数の子機が前記親機に接続される場合でも、それぞれの子機と親機との距離を個別に認識できるため、それぞれの子機と親機との間で、秘話モードまたは3者通話モードのいずれかの通話モードに効果的に自動切替できる効果が得られる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、子機を使用中のユーザが前記親機の近くに移動して、前記子機が前記3者通話圏内に入り、3者通話モードに切り替わったことや、子機を使用中のユーザが前記親機から離れて、前記子機が前記3者通話圏内から出て、秘話モードに切り替わったことをユーザが認識できるため、ユーザは、現在秘話モードで自分の通話が他のユーザに聞かれることはないと確信をもつことができ、また、現在3者通話モードで自分の通話が他のユーザに聞かれるおそれがあると確信をもつことができる。したがって、通話中に通話モードが自動的に切り替わってしまうことについて不安をもつ必要がなくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置の親機としてのファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置の子機のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置における制御手順を示すフローチャートである。
【図4】図3と共に本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置における制御手順を示すフローチャートである。
【図5】図3及び図4と共に本発明の実施の形態に係るコードレス子機付通信装置における制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 ROM
4 RAM
5 スキャナ
6 プロッタ
7 画像メモリ
8 符号化復号化部
9 操作表示部
10 モデム
11 網制御部
12 親機・子機間距離認識部
13 子機ID認識部
14 親機・子機間距離告知部
15 コードレス親機部
16 システムバス
17 ハンドセット
20 公衆網
30 コードレス子機
31 親機・子機間距離認識部
32 子機ID通知部
33 親機・子機間距離告知部
34 コードレス子機部
35 システムバス

Claims (3)

  1. 外線に接続された親機と、当該親機に無線で接続され当該親機を介して前記外線に接続される子機とから構成され、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中には他方の前記外線への接続を禁止する秘話モードと、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中でも他方の前記外線への接続を許可する3者通話モードとの少なくとも2つの通話モードを備えたコードレス子機付通信装置において、
    前記子機の前記親機からの距離を検出して前記子機が前記親機を中心とする3者通話圏内にあるか否かを認識する親機・子機間距離認識手段と、その親機・子機間距離認識手段により前記子機が前記3者通話圏内にあると認識されている場合には通話モードを前記3者通話モードに設定する一方、前記子機が前記3者通話圏内にないと認識されている場合には通話モードを前記秘話モードに設定する通話モード設定手段とを備えたことを特徴とするコードレス子機付通信装置。
  2. 外線に接続された親機と、当該親機に無線で接続され当該親機を介して前記外線に接続される複数の子機とから構成され、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中には他方の前記外線への接続を禁止する秘話モードと、前記親機または子機のいずれか一方が前記外線と接続中でも他方の前記外線への接続を許可する3者通話モードとの少なくとも2つの通話モードを備えたコードレス子機付通信装置において、
    前記各子機は自機のIDを前記親機に通知するID通知手段を備える一方、前記親機は前記各子機から通知されるIDを認識するID認識手段を備えると共に、前記ID認識手段により特定される前記各子機の前記親機からの距離をそれぞれ検出して、前記各子機が前記親機を中心とする3者通話圏内にあるか否かを認識する親機・子機間距離認識手段と、その親機・子機間距離認識手段により前記3者通話圏内にあると認識されている子機については通話モードを前記3者通話モードに設定する一方、前記3者通話圏内にないと認識されている子機については通話モードを前記秘話モードに設定する通話モード設定手段とを備えたことを特徴とするコードレス子機付通信装置。
  3. 前記子機が前記3者通話圏内にあるか否かの前記親機・子機間距離認識手段における認識状態を告知する親機・子機間距離告知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれかの記載のコードレス子機付通信装置。
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