JP3652225B2 - ラックピニオン式ステアリング装置 - Google Patents
ラックピニオン式ステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3652225B2 JP3652225B2 JP2000222232A JP2000222232A JP3652225B2 JP 3652225 B2 JP3652225 B2 JP 3652225B2 JP 2000222232 A JP2000222232 A JP 2000222232A JP 2000222232 A JP2000222232 A JP 2000222232A JP 3652225 B2 JP3652225 B2 JP 3652225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- pinion
- yoke
- support yoke
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D3/00—Steering gears
- B62D3/02—Steering gears mechanical
- B62D3/12—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
- B62D3/123—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type characterised by pressure yokes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/26—Racks
- F16H55/28—Special devices for taking up backlash
- F16H55/283—Special devices for taking up backlash using pressure yokes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両に用いられるラックピニオン式ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のラックピニオン式ステアリング装置を示す要部断面図である。図4に示すように、従来のラックピニオン式ステアリング装置は、軸受51,52によってハウジング50に対して回転自在に支持され、先端部にピニオン53aが形成されたピニオン軸53と、そのピニオン軸53に直交する方向に支持され、ピニオン53aと噛み合うラック54aが形成されたラック軸54とを備えている。ピニオン軸53は図示を省略したステアリングホイールに連結されており、ラック軸54は操舵輪(図示せず)に連結されている。また、ラック軸54のラック54aの背面側は、同図に示すように、円弧状に形成されている。
【0003】
ハウジング50にはラック軸54に直交する筒状のサポートヨーク収容孔50aが設けられている。このサポートヨーク収容孔50aの内部には、上記ラック軸54に直接的に摺動接触する摺接部材56を介在して、そのラック軸54を支持するサポートヨーク55、そのサポートヨーク55の背面側に配置され、当該サポートヨーク収容孔50aを塞ぐヨークプラグ57、及びサポートヨーク55とヨークプラグ57との間に圧縮された状態で配置されたスプリング58が収容されている。
【0004】
前記摺接部材56は、ラック軸54からサポートヨーク55に作用する荷重を受け止めるために、金属又は合成樹脂により構成されたものであり、図に示すようにサポートヨーク55に設けられた凹部に装着されている。
上記ヨークプラグ57は、サポートヨーク収容孔50aの端部に螺着され、ロックナット59によって所定の位置に固定されている。また、サポートヨーク55はスプリング58によりラック軸54に押し付けられ、ラック54aとピニオン53aとの間に予圧を付加している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のラックピニオン式ステアリング装置では、操舵輪からラック軸54に伝わる振動や衝撃荷重により、ラック軸54のラック54aとピニオン軸53のピニオン53aとがガタついて、いわゆる歯打ち音を生じることがあった。特に、中央から両端部に向かってギヤ比が低くなるよう変化させたVGR(Variable Gear Ratio)ラックをラック軸54に適用したタイプでは、ラック軸54からサポートヨーク55に高荷重が伝わることがあるので、摺接部材56を金属により構成する必要があった。このため、上記サポートヨーク収容孔50a内では、接触部分が実質的に全て金属により構成されて、前記の歯打ち音がラック軸54から摺接部材56、サポートヨーク55、及びヨークプラグ57を順次伝播して、ハウジング50から外部に伝わった。その結果、この従来のラックピニオン式ステアリング装置では、上記歯打ち音が異音としてドライバーに伝わり、ドライバーに不快感を与えてしまうという問題点があった。
【0006】
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、ラックとピニオンとのガタつきによる歯打ち音を吸収することができ、異音としてドライバーに伝わることを抑制することができるラックピニオン式ステアリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ハウジングに対して回転自在に支持され、先端にピニオンが設けられたピニオン軸と、前記ピニオンと噛み合うラックを側面に設けたラック軸とを有するラックピニオン式ステアリング装置であって、
前記ハウジングに形成されたサポートヨーク収容孔に摺動自在に収容され、前記ラック軸に摺接するメタルシートを介在して、そのラック軸をラックの背面側で支持するサポートヨークと、
前記サポートヨークに一端部が当接しそのサポートヨークを前記ラック軸側に付勢して、そのラックと前記ピニオンとを所定の圧力で噛み合わせるための付勢部材と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記付勢部材の他端部を受け止めるとともに、前記サポートヨーク収容孔を塞ぐヨークプラグと、
前記ラックと前記ピニオンとの歯打ち音が前記ヨークプラグに伝播するのを防止する合成樹脂製のリングとを備え、前記メタルシートが、鋼板上に銅板を積層した積層板と、この積層板にコーティングされたフッ素樹脂とにより構成されているものである(請求項1)。
【0008】
上記のように構成されたラックピニオン式ステアリング装置においては、ラックとピニオンとのガタつきによる歯打ち音が生じた場合でも、合成樹脂製のリングがサポートヨークからヨークプラグに伝播しようとする上記歯打ち音を吸収することができる。また、上記メタルシートが鋼板上に銅板を積層した積層板と、この積層板にコーティングされたフッ素樹脂とにより構成されているので、ラック軸からサポートヨークに高荷重が伝わる場合でも、当該メタルシートに変形や溶解を生じるのを防ぐことができる。
【0009】
また、上記のラックピニオン式ステアリング装置(請求項1)において、前記リングが、前記付勢部材が挿通される円筒状部及びリング状のつば部を有し、前記つば部が前記サポートヨークと前記ヨークプラグとの間に配置され、かつ前記円筒状部が前記ヨークプラグ及び前記サポートヨークの少なくとも一方に設けられた所定部に一体的に取り付けられていることが好ましい(請求項2)。
この場合、リングをヨークプラグ及びサポートヨークの少なくとも一方に一体的に取り付けられているので、サポートヨーク収容孔への当該リングの挿入及び取付作業を容易なものとすることができ、当該装置の組立作業を簡単化することができる。
【0010】
また、上記のラックピニオン式ステアリング装置(請求項1または2)において、前記リングが、硬質ウレタン樹脂からなることが好ましい(請求項3)。
この場合、硬質ウレタン樹脂によりリングを構成しているので、上記歯打ち音等をより効率よく吸収することができるともに、耐久性に優れたリングを構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のラックピニオン式ステアリング装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態によるラックピニオン式ステアリング装置の要部断面図である。図において、本実施形態のラックピニオン式ステアリング装置には、軸受2,3によってハウジング1に対して回転自在に支持され、先端部にピニオン5aが形成されたピニオン軸5と、そのピニオン軸5に直交する方向に支持され、ピニオン5aと噛み合うラック6aを側面に形成したラック軸6とが設けられている。ハウジング1の上端部とピニオン軸5との間には、オイルシール4が装着されている。上記ピニオン軸5の他方の先端部には、図示を省略したステアリングホイールが連結される。また、ラック軸6は、図の紙面に垂直な方向に延ばされたものであり、その両端部には左右の操舵輪(図示せず)が連結されて、上記ステアリングホイールによって回動可能に構成されている。尚、図1には、Y字型の断面形状をもつラック軸6を示したが、例えば図4に示した円弧状のものでもよい。
【0013】
上記ハウジング1には、ラック軸6に直交する筒状のサポートヨーク収容孔1aが設けられている。このサポートヨーク収容孔1aの内部には、上記ラック軸6をラック6aの背面6b側で支持する略円柱状のサポートヨーク7、ハウジング1に取り付けられて当該サポートヨーク収容孔1aを塞ぐヨークプラグ9、及びサポートヨーク7とヨークプラグ9との間に配置された付勢部材としての圧縮コイルばね10が設けられている。
【0014】
上記サポートヨーク7は、図の左右方向に若干の範囲で摺動可能となるように、サポートヨーク収容孔1a内に保持されたものであり、かつ圧縮コイルばね10によって左方向に付勢されている。サポートヨーク7のラック軸6側には、そのラック6aの背面6b側の形状に対応して形成されたY字状(横向き)の谷状部7aが設けられている。また、サポートヨーク7には、前記谷状部7aと反対側の端部に凹部7bが設けられ、さらに略円柱状の中心部分で谷状部7aと凹部7bとを連通した貫通孔7cが形成されている。
【0015】
前記の谷状部7aには、ラック軸6に摺接する摺接部材としてのメタルシート8が取り付けられている。このメタルシート8は、例えば鋼板上に銅板を積層した積層板にフッ素樹脂をさらにコーティングしたものであり、上記谷状部7aに合致した形状を有している。さらに、メタルシート8には、突起部8aが設けられ、サポートヨーク7の貫通孔7bに圧入されている。これにより、当該メタルシート8は、サポートヨーク7に一体的に取り付けられて、ラック軸6から荷重が作用したときでも、サポートヨーク7上で位置ずれを生じることなくその谷状部7aに装着された状態を維持することができる。
尚、上記の説明では、サポートヨーク7に貫通孔7cを設けて、突起部8aを圧入する構成について説明したが、貫通孔7cの代わりに、突起部8aが圧入される凹部や溝をサポートヨーク7に設けてサポートヨーク7とメタルシート8とを一体的にする構成でもよい。
【0016】
また、上記のようなメタルシート8をラック軸6とサポートヨーク7との間に介在させることにより、ラック軸6との摩擦に対する耐熱性及び耐摩耗性を向上することができるので、ラック軸6からサポートヨーク7に高荷重が伝わる場合でも、サポートヨーク7はメタルシート8に変形や溶解を生じることなくラック軸6を支持することができる。
【0017】
ヨークプラグ9は、図1に示したように、サポートヨーク収容孔1aの開口端に螺着され、さらにロックナット12によって所定の位置に固定されている。ヨークプラグ9のサポートヨーク7側の端部には、例えば筒状の凹部9aが設けられている。また、このサポートヨーク7側の端部には、図2(a)及び図2(b)に示すように、円筒状の周壁部9bと、上記凹部9aの開口部分の周りの表面である円環状の端面9cとが設けられている。また、ヨークプラグ9は、図2(b)に示すように、後述のリング11が凹部9aに圧入されると、そのリング11の円筒状部11aの外周部分が周壁部9bに密接し、リング11のつば部11bが端面9cに密接するよう構成されている。
【0018】
図1に戻って、上記圧縮コイルばね10は、その一端部が上記サポートヨーク7の凹部7bの底面7b1に当接し、他端部がヨークプラグ9の凹部9aの底面9a1に当接して、圧縮された状態でサポートヨーク7とヨークプラグ9との間に配置されている。この圧縮コイルばね10の付勢力によって、サポートヨーク7がメタルシート8を介してラック軸6に押し付けられて、ラック6aとピニオン5aとが所定の圧力が噛み合わされる。
【0019】
リング11は、合成樹脂により構成され、圧縮コイルばね10が挿通される円筒状部11a及びリング状のつば部11bを有している。また、リング11は、その円筒状部11aがヨークプラグ9に設けられた所定部としての凹部9aに圧入されて、そのヨークプラグ9に一体的に取り付けられたあと、サポートヨーク収容孔1a内に配置される。また、つば部11bは、上記サポートヨーク収容孔1a内でサポートヨーク7とヨークプラグ9との間に配置されて、サポートヨーク7とヨークプラグ9との間で伝わる上記歯打ち音を吸収する(図2(b)、図3(a)、及び図3(b)も参照)。
【0020】
また、このリング11は、射出成型あるいは切削により形成されたものであり、サポートヨーク7からの荷重に対する耐久性及び上記歯打ち音の吸収性に鑑みて、材質や厚みなどに規定される硬さが適宜選択されたものである。尚、前記の射出成型によるリング11の形成では、金型を用いた一般的な方法でリング11を個別に形成したものであるが、一体化するヨークプラグ9に直接的に樹脂を射出する、いわゆるインサートタイプの方法でリング11を形成してもよい。
【0021】
上記のように構成されたラックピニオン式ステアリング装置では、たとえラック6aとピニオン5aとのガタつきによって歯打ち音が生じた場合でも、合成樹脂製のリング11がサポートヨーク7からヨークプラグ9に伝播しようとする上記歯打ち音を吸収することができる。このため、本実施形態のラックピニオン式ステアリング装置では、上記のような歯打ち音が異音としてドライバーに伝わることを抑制してドライバーに不快感を与えるのを抑えることができる。
また、リング11の円筒状部11aがヨークプラグ9の凹部9aに圧入されるだけで、その圧入されたヨークプラグ9に当該リング11が一体的に取り付けられているので、リング11のサポートヨーク収容孔1aへの挿入及び取付作業を容易、かつ確実なものとすることができ、当該装置の組立作業を簡単化することができる。
【0022】
尚、発明者等の実験によれば、硬質ウレタン樹脂によりリング11を構成することによって、上記歯打ち音等をより効率よく吸収することができるともに、耐久性に優れたリングを構成できることが確認された。さらに、このリング11では、前記の歯打ち音の吸収性に加えて、例えば前記の硬質ウレタン樹脂において、それに含まれるポリエステルあるいはポリエーテルの重合度などを変更することにより、当該リング11内を伝わる音や振動の周波数や振幅を変化させることも可能であり、例えばコトコト音などのパルス波的な歯打ち音を滑らかな音色の音としてドライバーに不快感を与えない音に変換することもできた。
【0023】
尚、上記の説明では、つば部11bの片側に設けた円筒状部11aをヨークプラグ9に設けた所定部としての凹部9aに一体的に取り付ける構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リング11がサポートヨーク7及びヨークプラグ9の少なくとも一方に一体的に取り付けられる構成であればよい。例えば円筒状部11aをサポートヨーク7の凹部7bに圧入する構成でもよい。また、つば部11bの両側に円筒状部11aを設けて上述の凹部7b,9aに圧入する構成でもよい。また、凹部9aを設けることなく、ヨークプラグ9のサポートヨーク7側の端部を、円筒状部11aが圧入される溝だけを形成した平面とする構成でもよい。
【0024】
また、上記の説明では、圧縮コイルばね(付勢部材)10の他端部と接する底面9a1を備えた凹部9aをヨークプラグ9に設けた場合について説明したが、この付勢部材はサポートヨーク7をラック軸6側に付勢して、そのラック6aとピニオン5aとを所定の圧力で噛み合わせるものであればよい。具体的には、例えば付勢部材を収容できる孔部をサポートヨーク7側に設け、かつその孔部に収容された付勢部材の端部と接する表面をヨークプラグ9の端部に設けた構成でもよい。このように構成した場合、リング11は、例えばその円筒状部11aを上記孔部に圧入して、組立時にサポートヨーク7と一体化すればよい。
【0025】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明は以下の効果を奏する。
請求項1のラックピニオン式ステアリング装置によれば、合成樹脂製のリングがサポートヨークからヨークプラグに伝播しようとする上記歯打ち音を吸収するので、その歯打ち音が異音としてドライバーに伝わることを抑制してドライバーに不快感を与えるのを抑えることができる。また、鋼板上に銅板を積層した積層板と、この積層板にコーティングされたフッ素樹脂とからなるメタルシートをラック軸とサポートヨークとの間に介在させることにより、ラック軸からサポートヨークに高荷重が伝わる場合でも、当該メタルシートに変形や溶解を生じるのを防ぐことができる。
【0026】
請求項2のラックピニオン式ステアリング装置によれば、リングをヨークプラグ及びサポートヨークの少なくとも一方に一体的に取り付けられているので、サポートヨーク収容孔への当該リングの挿入及び取付作業を容易なものとすることができ、当該装置の組立作業を簡単化することができる。
【0027】
請求項3のラックピニオン式ステアリング装置によれば、上記リングが硬質ウレタン樹脂により構成されているので、前記の歯打ち音等をより効率よく吸収することができるともに、耐久性に優れたリングを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるラックピニオン式ステアリング装置を示す要部断面図である。
【図2】(a)は図1に示したヨークプラグの詳細な構成を示す拡大断面図であり、(b)は図2(a)の一点鎖線Aで囲んだ部分を示す拡大断面図である。
【図3】(a)は図1に示したリングの詳細な構成を示す拡大断面図であり、(b)は図3(a)の矢印Bの方向から見たときの拡大平面図である。
【図4】従来のラックピニオン式ステアリング装置を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a サポートヨーク収容孔
5 ピニオン軸
5a ピニオン
6 ラック軸
6a ラック
7 サポートヨーク
8 メタルシート
9 ヨークプラグ
9a 凹部(所定部)
10 圧縮コイルばね(付勢部材)
11 リング
11a 円筒状部
11b つば部
Claims (3)
- ハウジングに対して回転自在に支持され、先端にピニオンが設けられたピニオン軸と、前記ピニオンと噛み合うラックを側面に設けたラック軸とを有するラックピニオン式ステアリング装置であって、
前記ハウジングに形成されたサポートヨーク収容孔に摺動自在に収容され、前記ラック軸に摺接するメタルシートを介在して、そのラック軸をラックの背面側で支持するサポートヨークと、
前記サポートヨークに一端部が当接しそのサポートヨークを前記ラック軸側に付勢して、そのラックと前記ピニオンとを所定の圧力で噛み合わせるための付勢部材と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記付勢部材の他端部を受け止めるとともに、前記サポートヨーク収容孔を塞ぐヨークプラグと、
前記ラックと前記ピニオンとの歯打ち音が前記ヨークプラグに伝播するのを防止する合成樹脂製のリングとを備え、
前記メタルシートが、鋼板上に銅板を積層した積層板と、この積層板にコーティングされたフッ素樹脂とにより構成されていることを特徴とするラックピニオン式ステアリング装置。 - 前記リングが、前記付勢部材が挿通される円筒状部及びリング状のつば部を有し、前記つば部が前記サポートヨークと前記ヨークプラグとの間に配置され、かつ前記円筒状部が前記ヨークプラグ及び前記サポートヨークの少なくとも一方に設けられた所定部に一体的に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のラックピニオン式ステアリング装置。
- 前記リングが、硬質ウレタン樹脂からなることを特徴とする請求項1または2記載のラックピニオン式ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222232A JP3652225B2 (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222232A JP3652225B2 (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002037089A JP2002037089A (ja) | 2002-02-06 |
JP3652225B2 true JP3652225B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=18716501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000222232A Expired - Fee Related JP3652225B2 (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3652225B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4997564B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2012-08-08 | 株式会社ジェイテクト | ラック軸支持装置 |
JP2012011868A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
JP2012096678A (ja) * | 2010-11-02 | 2012-05-24 | Mitsubishi Motors Corp | ラックアンドピニオン式ステアリング装置 |
CN107985390B (zh) * | 2017-11-17 | 2020-09-15 | 广东南利科技有限公司 | 一种汽车转向器内球头螺纹防松结构 |
-
2000
- 2000-07-24 JP JP2000222232A patent/JP3652225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002037089A (ja) | 2002-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3676661B2 (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
JP4856686B2 (ja) | 電動ステアリングロック装置及びモータ制振構造 | |
US6805017B2 (en) | Motor-driven power steering device | |
JP3186445B2 (ja) | チルト式ステアリングコラム装置 | |
JP3562948B2 (ja) | ハイポイドギヤ構造 | |
US20080022796A1 (en) | Steering apparatus equipped with ring type support yoke | |
JP3652225B2 (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
JP2008074218A (ja) | ステアリング装置 | |
JP4599749B2 (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
JP2002520209A (ja) | 運転席用エアバッグ・モジュールを持つステアリング・ホイール | |
JP4390135B2 (ja) | ステアリング装置 | |
KR102591716B1 (ko) | 전동식 조향장치 | |
JP3644881B2 (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
KR20080036303A (ko) | 차량용 전동 스티어링 장치의 기어 치합 상태 유지장치 | |
JPH1178913A (ja) | 操舵装置 | |
KR101215711B1 (ko) | 자동차 조향장치의 랙바 지지장치 | |
WO2006107041A1 (ja) | ラックピニオン式ステアリングギヤ | |
JP4567502B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2002079946A (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
JPH06239247A (ja) | ラックピニオン型舵取り装置 | |
JPS6033089Y2 (ja) | ラックピニオン式ステアリングギヤ装置の異音防止機構 | |
JP3871553B2 (ja) | ラックピニオン式舵取装置 | |
JP4178321B2 (ja) | ラックアンドピニオン式ステアリング装置 | |
JPS646382Y2 (ja) | ||
JP2007216887A (ja) | カバースライド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |