JP3650806B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、自動車のグローブボックスなどの、収納ボックスの開閉に採用される開閉装置に関するものであり、特に、開放動作を多段式に行える開閉装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車の助手席前部のダッシュボードなどに設けられるグローブボックスには、抽出容器の開放を多段に行える工夫がなされている。これは、抽出容器が全開すると、着座者にとって邪魔になる場合があり、必要な程度の開放、例えば、半開き状態で、抽出容器が保持されることが望まれているからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように開放状態を多段式にする構造には、抽出容器の開放途中で上記容器を係止するために、玉鎖や扇形レバーなどの、種々のものが提案されているが、係止操作が面倒であり、また、このような構成では、上記抽出容器とは独立した開閉装置としてのユニット化が難しい。また、一般のクイックストップ機構を備えることで操作性を改善することも考えられたが、係止状態が不安定で、自動車走行の状態では、振動によって係止状態が解除される虞もある。
【0004】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、操作性が良く、係止状態も確実であり、しかも、ユニット化が容易で、自動車のグローブボックスなどの抽出容器への採用に適した多段式の開閉装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の開閉装置は、被開閉動作体の開閉動作ストロークの開放動作途中で第1次開動作を終了し、若干の戻し動作で切り換えられ、次の開放動作によって、第1次開動作の終了点を通過して第2次開動作を行えるように、被開閉動作体に設けた切換動作子を切換制御すると共に、閉動作の途中で上記切換動作子をリセット制御する切換制御機構を具備している開閉装置であって、前記切換動作子は、トッグル機構によって姿勢の切換状態を維持できるように上記被開閉動作体に取り付けられ、前記切換制御機構は、第1次開閉動作の終了点で切換動作子を介して被開閉動作体の開動作を阻止する係止部と、開動作では切換動作子の通過を許容すると共に戻し動作ではトッグル機構を反転動作して上記切換動作子の姿勢を切換える反転操作子と、閉動作の途中でトッグル機構を再反転して上記切換動作子の姿勢をリセット切換するリセット部とを具備していることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の開閉装置であって、本体に対して被開閉体が開閉可能となっており、前記被開閉動作体が前記被開閉体に突設されたピンに係合されて被開閉体の開閉動作に対応して所定範囲摺動可能となっており、前記切換動作子が被開閉動作体に回動可能に枢着され、当該切換動作子を摺動可能に案内する案内部を有したガイド部材が前記本体側に固着され、前記案内部には切換動作子を係止する段差と、切換動作子の姿勢をリセットする段差とが設けられ、前記係止する段差に対して切換動作子が係止されることにより被開閉体の開放動作がストップされ、少しの閉動作を行うことにより前記係止が解除されると共に閉動作の途中で前記リセットする段差により切換動作子がリセットされることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の開閉装置であって、前記ガイド部材の案内部は対向した1対となっており、この対向する案内部のいずれか一方の案内部に切換動作子を係止する段差が設けられると共に、他方の案内部に切換動作子をリセットする段差が設けられており、前記係止する段差に切換動作子が係止されることにより被開閉体の開放動作がストップされ、少しの閉動作を行うことで係止が解除されるとともに閉動作の途中で前記リセットする段差により切換動作子がリセットされるように対向する対の案内部で切換操作がなされることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉装置であって、前記切換動作子は、被開閉動作体に枢支軸回りで回動可能に支持されており、前記トッグル機構は、前記切換動作子を枢支軸回りで正逆方向に切換弾持するトッグルばねで構成されており、前記係止部およびリセット部は、前記切換動作子の移動領域に設けられ、前記反転操作子は、前記切換動作子の開動作方向に対して退避動作するとともに戻し動作に対して阻止するように弾持手段により弾持され、かつ、ストッパーにより動作規制されていることを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の開閉装置であって、前記被開閉動作体に回動可能に枢着された切換動作子の着力点と該被開閉動作体の摺動方向路の中立軸間に介在したトッグルばねの該着力点とを前記切換動作時に反転させて成ることを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の開閉装置であって、前記切換動作子は、直線軌跡または所要曲率半径の円弧軌跡に従って移動する被開閉動作体の動作ストロークにおいて動作制御されるように、上記トッグル機構や切換制御機構と組み合わされていることを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の開閉装置であって、前記被開閉動作体は、収納ボックスの抽出容器あるいはこれに取付けられた部材であることを特徴とする。これにより、簡単に、自動車のグローブボックスなどの開閉機構に採用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。本発明に係わる開閉装置は、基本的には、被開閉動作体1の開閉動作ストロークの開放動作途中で第1次開動作を終了し、若干の戻し動作で切り換えられ、次の開放動作によって、第1次開動作の終了点を通過して第2次開動作を行えるように、被開閉動作体1に設けた切換動作子2を切換制御すると共に、閉動作の途中で切換動作子2をリセット制御する切換制御機構3を具備している。
【0015】
図1および図2は、上記開閉装置の一つの実施の形態を具体的に示したもので、ここでは、チャンネル形断面のガイド部材4に沿って、被開閉動作体1がその長手方向に移動できるようになっている。また、切換動作子2は、被開閉動作体1に形成した円筒状の枢支軸5を介して、被開閉動作体1に回動自在に支持されている。また、枢支軸5は、その先端に位置するスライド部1Aを、ガイド部材4に形成したガイドスリット4Aに対して摺動自在に嵌挿している。
【0016】
また、切換動作子2は、トッグル機構6によって、姿勢の切換状態を維持できるようになっている。なお、トッグル機構6は、この実施の形態では、図示のように、一端を被開閉動作体1に取付けると共に他端を切換動作子2に取付けた捻りコイルばねで構成されていて、切換動作子2を枢支軸5の回りで正逆方向に切換えて弾持する機能を持っている。
【0017】
また、切換制御機構3は、第1次開動作の終了点で切換動作子2を介して被開閉動作体1の開動作を阻止する係止部7と、開動作では通過を許容すると共に戻し動作ではトッグル機構6を反転動作して切換動作子2の姿勢を切換える反転操作子8と、閉動作の途中でトッグル機構6を再反転して切換動作子2の姿勢をリセット切換するリセット部9とを具備している。
【0018】
図9に前記切換動作子2を示し、図10に前記反転操作子8を示し、図11に前記トッグル機構6を示し、図12に前記被開閉動作体1を示す。
【0019】
なお、この実施の形態では、係止部7およびリセット部9は、被開閉動作体1が、そのスライド部1Aをガイドスリット4A内で摺動させながら、ガイド部材4の長手方向に沿って移動する時、切換動作子2の移動領域で、切換動作子2の下側係合部2Aおよび上側係合部2Bに係合する段差を、それぞれ、ガイド部材4に形成することで構成されている。
【0020】
前記ガイド部材4の切換動作子2の案内部は、本例においては図3に示す如く上下対向して1対となり、この対向する案内部41,42の、下方の案内部41に切換動作子2を係止する係止部7と、上方の案内部に切換動作子2をリセットするリセット部9が対として設けられている。
【0021】
また、反転操作子8は、切換動作子2の開動作方向に対して退避動作すると共に戻し動作に対して阻止するように、枢支ピン8Aでガイド部材4の一部に枢支されており、引張ばねなどの弾持手段10で弾持され、かつ、ストッパー11で、その一回動方向(図1において時計方向)のみの動作ができるように規制されている。
【0022】
また、図中、符号12は、トッグル機構6によって回動する切換動作子2の回動量を規制するストッパーピンであり、被開閉動作体1に装着されている。また、符号13は、ガイド部材4を、例えば、図4に示すように、自動車のケース本体Aに装着するために、ガイド部材4に設けた取付ボルト用の取付孔である。
【0023】
なお、ケース本体Aの側面には、図4に示すように上述のガイドスリット4Aに対応するスリットBが形成されており、この中を摺動するガイドピンCが、ケース本体Aに挿入した被開閉体、例えば抽出容器Dの側面に設けてあり、ガイドピンCの先端は、上述の枢支軸5に嵌挿されている。また、被開閉体としての抽出容器Dは、圧縮コイルばねなどの弾持手段Eで抽出し方向に押圧されており、ケース本体Aに完全に押し入れた状態では、適当なロック手段(図示せず)でケース本体Aにロックされている。
【0024】
このような構成では、例えば、ロックを外して、ケース本体Aに対して、抽出容器Dを抽出動作すると、枢支軸5を介して、抽出容器Dの動作方向に連動する被開閉動作体1が図5の(A)の状態から(B)の状態に移動する。この時、被開閉動作体1の動作過程で、切換動作子2は、その下側係合部2Aで、反転操作子8を、弾持手段10の引張力に抗して、図5の(B)の想像線で示すように、切換動作子2の移動領域から下側に退避させながら、通過する。
【0025】
反転操作子8は、その通過後に弾持手段10の戻り弾性力で、ストッパー11にて規制されるまで、初期状態に戻る。そして、切換動作子2の下側係合部2Aが係止部7に係止された段階で、第1次開動作が終了する。このようにして、抽出容器Dを半開状態で停止できる。
【0026】
次いで、抽出容器Dを押して、被開閉動作体1を若干、閉動作方向に戻すと、切換動作子2の下側係合部2Aの背部が、反転操作子8に当たり、図5の(C)のように、その枢支軸5の回りで、反時計方向に回動され、トッグル機構6を反転動作する。
【0027】
この状態で、抽出容器Dを引き出すと、今度は、切換動作子2の下側係合部2は、係止部7に係止されず、第1次開動作の終了点を通過して、図5の(D)に示すように、第2次開動作を行い、抽出容器Dを全開させる。
【0028】
前記全開状態から抽出容器Dを全閉させると、その閉動作の途中において切換動作子2の上側係合部2Bがガイド部材4に設けられたリセット部9である段差に当たり、枢支軸5を中心に時計方向に回動されトッグル機構6を反転動作させ全閉状態(図5(A))に戻る。
【0029】
また、抽出容器Dが半開状態の第1次開動作の終了(図5(B))の状態から全閉状態へ作動させると、途中図5(C)の状態になるが、そのまま閉方向に戻すと前記と同様に切換動作子2の上側係合部2Bがガイド部材4に設けられたリセット部9である段差に当たり、枢支軸5を中心に時計方向に回動されトッグル機構6を反転動作させ全閉状態に戻る。
【0030】
上述の実施例では、切換動作子2は、直線軌跡に従って移動する被開閉動作体1の動作ストロークにおいて動作制御されるように、トッグル機構6や切換制御機構3と組み合わされて構成されているが、被開閉体が自動車のグローブボックスのように、曲線軌跡、好ましくは、所要曲率半径の円弧軌跡に従って移動する被開閉動作体の動作ストロークにおいて動作制御されるように、トッグル機構や切換制御機構と組み合わされて構成されてもよい。
【0031】
このような構成は、図6ないし図8に示す実施の形態で具体化される。ここでは、被開閉体としてのグローブボックスD’の下部両側に枢支軸D1が設けてあって、これがダッシュボード(ケース本体)A’に枢支され、枢支軸D1を中心に回動動作することで、グローブボックスD’の開閉を行う。このため、この実施の形態の開閉装置では、ガイド部材4およびそこに設けたガイドスリット4Aが、枢支軸D1を曲率半径の中心として描かれる円弧軌跡に沿って湾曲しているが、その他の構成は、先述の実施の形態で示したものと同様である。
【0032】
また、図中、符号C’は、グローブボックスD’の脇に設けたガイドピンであり、このガイドピンC’は、ダッシュボード(ケース本体)A’に形成した円弧状のスリットB’を貫通して枢支軸5に嵌合されている。
【0033】
従って、この実施の形態でも、前述の実施の形態と同様の、多段の開閉動作が行える。なお、何れの実施の形態においても、切換動作子2の反転動作に同じ形式のトッグル機構6および切換制御機構3を採用したが、公知の他のトッグル機構や、これと対応する切換制御機構を、上記開閉装置の構成に採用してもよいことは勿論である。また、上述の実施の形態では、開閉装置のユニット化のために、ガイド部材4をケース本体A側に取り付ける構成としたが、ケース本体A自体をガイド部材とするような構成としてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上詳述したように、被開閉動作体の開閉動作ストロークの開放動作途中で第1次開動作を終了し、若干の戻し動作で切り換えられ、次の開放動作によって、第1次開動作の終了点を通過して第2次開動作を行えるように、被開閉動作体に設けた切換動作子を切換制御すると共に、閉動作の途中で上記切換動作子をリセット制御する切換制御機構を具備しているので、被開閉動作体を第1次の開動作の終了点で停止させることができると共に、被開閉動作体に若干の戻り動作を与えるだけで、切換動作子の姿勢を切換えて、更に、上記終了点を越えた第2次開動作を可能にすることができるので、このような構成で、多段の開閉動作が、容易かつ確実に実現できる。
【0035】
従って、従来の多段式開閉装置に比べて、操作性が良く、係止状態も確実であり、しかも、ユニット化が容易で、自動車のグローブボックスなどの抽出容器への採用に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施の形態を示す側面図である。
【図2】同じく、図1のA−Aに沿う断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すガイド部の部分断面図である。
【図4】同じく、自動車の抽出容器に適用した概略分解斜視図である。
【図5】同じく、動作状態を説明する図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図7】同じく、一部端面図である。
【図8】同じく、動作状態を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態における切換動作子の正面および側面図である。
【図10】同じく、反転操作子の正面、背面および側面図である。
【図11】同じく、トッグル機構としての捻りコイルばねの正面および側面図である。
【図12】同じく、被開閉動作体の平面図である。
【符号の説明】
1 被開閉動作体
2 切換動作体
2A、2B 係合部
3 切換制御機構
4 ガイド部材
4A ガイドスリット
5 枢支軸
6 トッグル機構
7 係止部
8 反転操作子
8A 枢支ピン
9 リセット部
10 弾持手段
11 ストッパー
12 ストッパーピン
13 取付孔
A、A’ ケース本体(ダッシュボード)
B、B’ スリット
C、C’ ガイドピン
D、D’ 抽出容器(グローブボックス)
E 弾持手段
Claims (7)
- 被開閉動作体の開閉動作ストロークの開放動作途中で第1次開動作を終了し、若干の戻し動作で切り換えられ、次の開放動作によって、第1次開動作の終了点を通過して第2次開動作を行えるように、被開閉動作体に設けた切換動作子を切換制御すると共に、閉動作の途中で上記切換動作子をリセット制御する切換制御機構を具備している開閉装置であって、
前記切換動作子は、トッグル機構によって姿勢の切換状態を維持できるように上記被開閉動作体に取り付けられ、
前記切換制御機構は、第1次開閉動作の終了点で切換動作子を介して被開閉動作体の開動作を阻止する係止部と、開動作では切換動作子の通過を許容すると共に戻し動作ではトッグル機構を反転動作して上記切換動作子の姿勢を切換える反転操作子と、閉動作の途中でトッグル機構を再反転して上記切換動作子の姿勢をリセット切換するリセット部とを具備していることを特徴とする開閉装置。 - 本体に対して被開閉体が開閉可能となっており、前記被開閉動作体が前記被開閉体に突設されたピンに係合されて被開閉体の開閉動作に対応して所定範囲摺動可能となっており、前記切換動作子が被開閉動作体に回動可能に枢着され、当該切換動作子を摺動可能に案内する案内部を有したガイド部材が前記本体側に固着され、前記案内部には切換動作子を係止する段差と、切換動作子の姿勢をリセットする段差とが設けられ、前記係止する段差に対して切換動作子が係止されることにより被開閉体の開放動作がストップされ、少しの閉動作を行うことにより前記係止が解除されると共に閉動作の途中で前記リセットする段差により切換動作子がリセットされることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記ガイド部材の案内部は対向した1対となっており、この対向する案内部のいずれか一方の案内部に切換動作子を係止する段差が設けられると共に、他方の案内部に切換動作子をリセットする段差が設けられており、
前記係止する段差に切換動作子が係止されることにより被開閉体の開放動作がストップされ、少しの閉動作を行うことで係止が解除されるとともに閉動作の途中で前記リセットする段差により切換動作子がリセットされるように対向する対の案内部で切換操作がなされることを特徴とする請求項2記載の開閉装置。 - 前記切換動作子は、被開閉動作体に枢支軸回りで回動可能に支持されており、前記トッグル機構は、前記切換動作子を枢支軸回りで正逆方向に切換弾持するトッグルばねで構成されており、前記係止部およびリセット部は、前記切換動作子の移動領域に設けられ、前記反転操作子は、前記切換動作子の開動作方向に対して退避動作するとともに戻し動作に対して阻止するように弾持手段により弾持され、かつ、ストッパーにより動作規制されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉装置。
- 前記被開閉動作体に回動可能に枢着された切換動作子の着力点と該被開閉動作体の摺動方向路の中立軸間に介在したトッグルばねの該着力点とを前記切換動作時に反転させて成ることを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
- 前記切換動作子は、直線軌跡または所要曲率半径の円弧軌跡に従って移動する被開閉動作体の動作ストロークにおいて動作制御されるように、上記トッグル機構や切換制御機構と組み合わされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の開閉装置。
- 前記被開閉動作体は、収納ボックスの抽出容器あるいはこれに取付けられた部材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の開閉装置。
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