JP3649346B2 - アーチ型カーテンレール用カーテン開閉装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は垂直面において曲線を描くアーチ型カーテンレールに使用する紐引き方式のカーテン開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紐を引いてカーテンを開閉する従来のカーテン開閉装置は、カーテンレールの内部に紐を通し、その紐の一部を紐引きランナーに止着する方式であった。カーテンはカーテンレールの内底面中央を長手方向に延長する開口から突出する各ランナーに吊り下げられていた。各ランナーの車輪は開口の両側に沿って延長するカーテンレール内底面の車輪走行面を走行し、紐はカーテンレール内底面において車輪走行面の外側を延長する紐走行面を摺動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上部がアーチ状の窓に沿ってアーチ型カーテンレールを設置し、そのカーテンレールから吊り下げたアーチ状カーテンを紐により開閉する場合、従来のカーテン開閉装置は紐がカーテンレール内底面の半円形状紐走行面を摺動するため、紐の走行に対する抵抗が非常に大きくなる。このため、従来のカーテン開閉装置の紐を引いてアーチ型カーテンレールのアーチ状カーテンを開閉することは実用上不可能であった。
【0004】
本発明はこの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、紐によってアーチ型カーテンレールに吊り下げたアーチ状カーテンを開閉することができる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明が採用する手段は、アーチ型カーテンレールに沿ってその外側に複数のアーチガイドを設け、そのアーチガイドに2個のガイドローラを相互に独立して回転するように取り付け、アーチ型カーテンレールの両端又はその近傍に紐を走行させる紐駆動部及び紐を緊張させるアジャスタとを設け、紐の往路側をアーチガイドの一方のガイドローラに復路側を他方のガイドローラにそれぞれ沿わせたことにある。アーチガイドは本体と、その本体に脱着自在に固定する爪と、本体に固定したロール軸と、そのロール軸に遊嵌した2個のガイドロールから構成し、本体と爪に形成したフックによってカーテンレールに脱着自在に固定することが望ましい。
【0006】
【作用】
アーチ状カーテンを開閉する紐はカーテンレールに平行にかつ半円形状に調設され、その往路側は紐駆動部からアーチ型カーテンレールに沿うアーチガイドの一方のガイドローラの周面に沿ってアジャスタ部に至り、そこで反転して復路側となり、アーチガイドの他方のガイドローラの周面に沿って紐駆動部に戻る。紐駆動部をモータ等により作動させると、紐はアーチ型カーテンレールに平行に走行する。 紐引ランナーの紐掛具をアーチガイドのガイドローラの上面まで延長して紐を紐引ランナーに止着すると、紐の走行によってカーテンが開閉する。紐は複数のガイドローラと点状に接触して走行するから、カーテンレール内の紐走行面を摺動する場合に比較すると、紐の走行路が半円形状であっても、紐の走行に対する抵抗は大幅に低減する。したがって、紐を引くことによってアーチ型カーテンレールが吊るアーチ状カーテンを円滑に開閉することができる。
【0007】
【実施例】
本発明の装置及び部品を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、上部がアーチ状の窓に沿って、アーチ型カーテンレール10を図外のブラケットによって窓枠又は壁面に固定する。カーテンレール10の一端側に紐を走行させる紐駆動部としてのモータセット11を、他端側に紐を緊張させるためのアジャスタ12を設ける。モータセット11とアジャスタ12はカーテンレール10又は窓枠もしくは壁面に固定する。カーテンレール10の両端部を除いた中間部に11個のアーチガイド20を等間隔に固定する。各アーチガイド20にモータセット11とアジャスタ12に掛け廻した紐14を通す。紐引ランナー13以外のランナーは図示していないが、カーテンレール内に複数のランナーを走行自在に取り付け、各ランナーにカーテンの上縁を止着する。アーチ状カーテンを開閉する紐はカーテンレールに平行にかつ半円形状に張設される。
【0008】
図2及び図3に示すように、アーチガイド20は本体21と、その本体に止めねじ23を介して固定した爪22と、本体21に固定したロール軸28と、そのロール軸にそれぞれ独立して回転するように取り付けた2個のガイドローラ26、27からなる。本体21は平板を加工したものであり、平板のままの平板状半部30とコ字状に折曲げたコ字状半部31からなる。平板状半部30の両側を切り下げてカーテンレール10の上部の一方の耳17に掛けるためのフック24を形成する。爪22の先端も鉤状に曲げてカーテンレール10の上部の他方の耳17に掛けるフック25を形成する。
【0009】
本体21のコ字状半部31の内側に2個のガイドロール26、27を軸方向に並べて収容し、コ字状半部31の外側から頭付きロール軸28を通す。2個のガイドロール26、27をロール軸28に遊嵌し、ロール軸28の先端をコ字状半部31にかしめ止めする。ロール軸28の軸心はカーテンレール10の長手方向の中心線を含む面に直交させる。
【0010】
本体21のフック24をカーテンレール10の一方の耳17に、爪22のフック21を他方の耳17に掛けて止めねじ23を締め付けると、本体21は強固にカーテンレール10に固定する。紐引ランナー13の紐掛具16はクランク状にガイドローラ27の上面まで延長する。その紐掛具16にガイドローラ27に沿う紐の復路側15の一部を沿わせて紐引ランナー13に止着する。
【0011】
図1のモータセット11のモータを回転させると、紐の往路側14は一方へ復路側14は逆方向へそれぞれ走行してアーチ状カーテンを開く。モータを逆転させると、紐の往路側14と復路側15の走行は逆方向になり、アーチ状カーテンを閉じる。紐の走行中、紐の往路側14も復路側15も、アーチガイド20のガイドローラ26、27と点状に接触し、それによってガイドローラ26、27が回転する。紐の走行に対する抵抗はガイドローラ26、27の回転抵抗のみであり、その抵抗は従来の紐がカーテンレール内底面を摺動して走行するときの抵抗に比較すると著しく小さいから、紐が半円形状に張設されていても、走行は円滑であり、モータ又は手引きによってアーチ状カーテンを軽快に開閉することができる。
【0012】
前記実施例はアーチガイドのガイドローラをカーテンレールよりも半径方向内側に、すなわち低い位置に配設したが、図4に示すように、アーチガイド20のガイドローラ26、27をカーテンレール10と同じ位置又は高い位置に配設することも可能である。この場合、紐14、15の張設位置と本体21のコ字状半部31の形状が変るが、それ以外のもの、すなわち本体の平板状半部30,本体に固定する爪22、爪を固定する止めねじ23、カーテンレールを把持するフック24、25、ガイドローラ26、27、ロール軸28の形状は前記実施例と同一とすることができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の装置はアーチ型カーテンレールに沿って設けたアーチガイドのガイドローラにカーテンを開閉する紐を張設する方式であるから、紐を半円形状に張設しても、紐の走行抵抗は小さく、手動又はモータで紐を引いてアーチ状カーテンを軽快に開閉することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明一実施例のカーテン開閉装置の正面図、
【図2】は図1のII−II線に沿う断面図、
【図3】は図1のアーチガイドの分解斜視図、
【図4】は別の実施例の図2に相当する図、
【符号の説明】
10:カーテンレール、11:モータセット(紐駆動部)、12:アジャスタ、13:紐引ランナー、14:紐(往路側)、15:紐(復路側)、16:紐掛具、17:耳、20:アーチガイド、21:本体、22:爪、23:止めねじ、24:フック、25:フック、26:ガイドローラ、27:ガイドローラ、28:ローラ軸、30:平板状半部、31:コ字状半部
Claims (2)
- 垂直面において曲線を描くアーチ型カーテンレール(10)と、前記カーテンレールの一端部又はその近傍に設置されて、紐(14、15)を走行させる紐駆動部(11)と、前記カーテンレールの他端部又はその近傍に設置されて前記紐を緊張させるアジャスタ(12)と、前記紐の一部を止着するための紐掛具(16)を備えた紐引ランナー(13)とを備えたカーテン開閉装置であって、前記カーテンレールの両端部を除く部分に複数のアーチガイド(20)を脱着自在に固定し、前記アーチガイドに2個のガイドローラ(26、27)をそれぞれ独立して回転できるように軸受けし、前記ガイドローラの軸心を前記カーテンレールの長手方向中心線を含む面に直交させ、前記紐の前記紐駆動部と前記アジャスタの間の往路側(14)を各アーチガイドの一方のガイドローラ(26)に、復路側(15)を他方のガイドローラ(27)にそれぞれ沿わせ、前記紐を前記カーテンレールに平行にかつ半円形状に張設したことを特徴としてなるアーチ型カーテンレール用カーテン開閉装置。
- アーチガイド(20)は平板からなる本体(21)と、前記本体に止めねじ(23)を介して固定される爪(22)とを備え、前記本体は平板状半部(30)と、折り曲げられたコ字状部半部(31)からなり、前記平板状半部の両側を切り下げてカーテンレール(10)の一方の耳(17)に掛けるフック(24)を形成し、前記爪の先端を折り曲げて前記カーテンレールの他方の耳(17)に掛けるフック(25)を形成し、前記コ字状半部にロール軸(28)を通し、2個のガイドローラ(26、27)を前記ロール軸(28)に遊嵌し、前記フック(24、25)を前記カーテンレールの耳(17、17)に掛けて前記止めねじを締め込むと、前記アーチガイドが前記カーテンレールに固定されるようにしたことを特徴としてなる請求項1記載のアーチ型カーテンレール用カーテン開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32713594A JP3649346B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | アーチ型カーテンレール用カーテン開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32713594A JP3649346B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | アーチ型カーテンレール用カーテン開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08182605A JPH08182605A (ja) | 1996-07-16 |
JP3649346B2 true JP3649346B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=18195711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32713594A Expired - Lifetime JP3649346B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | アーチ型カーテンレール用カーテン開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3649346B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104692305A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-06-10 | 柳州市潮林机械有限公司 | 一种多轮安装支架 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32713594A patent/JP3649346B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH08182605A (ja) | 1996-07-16 |
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