JP3648627B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像の両面記録機能を有する通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、両面記録を指定した通信手順による通信が可能な通信端末装置が開発されている。このような通信端末装置では、送信側からの指定に従って各ページの画像を記録紙の両面に記録出力する。このとき、記録紙の長さよりも長尺の画像が送られてくることがある。例えば従来より利用されている片面のみの記録出力であれば、長尺の画像を途中で分割し、それぞれ別の記録紙に記録出力すればよい。しかし両面記録を行う場合、画像を途中で分割してそのまま両面記録すると、分割された画像によってページ数が増加するため、表裏の関係が崩れてしまうという問題がある。
【0003】
また、記録紙の長さよりも長尺の画像に対しては、縮小して記録することも従来より行われている。この方法では、両面記録を行ってもページ数が増加することはなく、表裏の関係を保ったまま両面記録を行うことができる。しかし、記録紙の長さよりも長尺の画像は縮小して記録することしかできず、等倍の記録を行うことができないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、記録紙の長さよりも長尺の画像を両面記録する場合でも、表裏の関係を保ったまま等倍で両面記録可能な通信端末装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像の両面記録機能を有する通信端末装置において、両面記録が可能な記録手段と、両面記録すべき画像が記録紙より長尺の場合に該画像から複数の記録紙ごとの部分画像を生成するとともに当該画像と表裏の関係にある画像についても必要に応じて対応する領域ごとの部分画像を生成して前記記録手段に両面記録させる制御手段を有し、前記制御手段は、最初の記録紙に対して、表裏の関係にある画像のうち、一方の画像について記録紙ごとの部分画像を余白を設けずに記録させるとともに、他方の画像については記録紙の後端部に糊代部の余白を設けて記録させ、次以降の記録紙については一方の画像の部分画像については記録紙の先端部に糊代部の余白を設けて記録させるとともに他方の画像の部分画像については記録紙の後端部に糊代部の余白を設けて記録させることを特徴とするものである。このように、記録紙より長尺の画像については、その画像を各記録紙毎の部分画像を生成するとともに、その画像と表裏の関係にある画像についても、必要に応じて各記録紙ごとの部分画像を生成して両面記録する。これによって、表裏の関係が崩れることなく、等倍の大きさで複数の記録紙に両面記録することができる。
【0006】
さらに、記録紙端部に糊代部分を設けることによって、画像が記録された記録紙を糊代で貼り付ければもとの長尺の画像を得ることができる。
【0007】
また、最後の記録紙に記録する部分画像の終了部が用紙の終端に合うように、記録手段に記録させるように制御することができる。これによって、画像の終端部を明確に示すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の通信端末装置の実施の一形態を示すブロック図である。図中、11は主制御部、12は表示部、13は操作部、14は読取部、15は記録部、16は通信部、17はNCU、18はモデム、19は画像メモリ、20はRAM、21はROM、22はバスである。
【0009】
主制御部11は、通信端末装置全体を制御し、画像複写機能や画像送受信機能などを実現する。特に両面受信機能時には、受信した画像を記録部15に両面記録させる。このとき、両面受信した画像が通信手順で設定した記録紙より長尺の場合には、その画像を複数の記録紙に記録することとし、それぞれの記録紙に記録する部分画像を生成する。それとともに、当該画像と表裏の関係にある画像についても、必要に応じて対応する領域ごとの部分画像を生成する。そして記録部15に両面記録させる。なお、複数の記録紙に記録させる際には、記録紙端部に糊代部分を設けるように、それぞれの記録紙に部分画像を記録させることができる。また、最後の記録紙に部分画像を記録する際には、部分画像の終了部が記録紙の終端に合うように記録させることができる。上述のように記録紙より長尺の画像を受信した場合、ある程度の範囲内(所定の閾値内)においては自動的に縮小してもよい。また、従来と同様に記録紙に合わせて縮小して記録部15に記録させる機能も併せ持ち、例えば操作部13などからの設定に応じていずれかの機能を選択可能に構成してもよい。上述の複数の記録紙を用いた両面記録機能を、画像複写機能時にも利用可能に制御することもできる。
【0010】
表示部12は、利用者に対するメッセージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。操作部13は、利用者が各種の設定や指示を行うことができる。例えば両面受信時に記録紙より長尺の画像を受信した場合に、糊代を付けるか否かや、最後の記録紙に記録する際に部分画像を記録紙の終端に合わせるか否かや、複数の記録紙を用いるか縮小するか等を設定可能に構成してもよい。
【0011】
読取部14は、主制御部11による制御に従い、送信あるいは複写すべき原稿上の画像を読み取る。読取方式としては、種々の方法を採用可能である。なお、この読取部14を設けずに構成することも可能である。
【0012】
記録部15は、主制御部11の制御に従って、通信部16で受信した画像、あるいは読取部14で読み取った画像、さらには各種の設定情報や管理情報、利用者に対するメッセージなどを記録紙上に記録する。記録方法としては、例えば電子写真方式や、感熱方式、熱転写方式、インクジェット方式など、種々の方式を採用することができる。もちろん、このような記録方式に限られるものではない。ここでは、記録部15は両面記録機能を有しているものとする。
【0013】
通信部16は、例えば公衆回線や専用線などを介して相手先の機器との通信を行う。NCU17は、回線などの制御を行う。また、モデム18は、送受信する画像データの変復調を行う。
【0014】
画像メモリ19は、送信する画像や受信した画像、読取部14で読み取った画像、その他処理中の画像等を記憶する。画像を記憶する場合、そのまま記憶してもよいし、圧縮された状態で記憶してもよい。RAM20は、主制御部11や他の各部の処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。ROM21は、主制御部11の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0015】
バス22は、主制御部11、表示部12、操作部13、読取部14、記録部15、通信部16(NCU17、モデム18)、画像メモリ19、RAM20、ROM21等を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を可能にしている。これらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス22に接続されていてもよい。また、例えばバス22にインタフェースを接続し、そのインタフェースを介して外部のコンピュータやLAN等と接続されていてもよい。
【0016】
次に、本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面受信時の動作の一例について説明する。主制御部11は、通信部16を介して両面受信した画像を画像メモリ19に一旦格納した後、記録処理によって画像メモリ19中の画像を記録部15に記録させる。図2〜図4は、本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面記録処理の一例を示すフローチャートである。まず、S31において受信画像が存在するか否かをチェックし、受信画像が存在しなければそのまま記録処理を終了する。記録すべき受信画像が画像メモリ19に格納されていれば、S32において、両面受信したものか、あるいは片面受信したものかを判断し、片面受信した画像であれば、S33において全ページを記録部15で片面記録する。両面受信した画像である場合には、S34において記録するページを示す変数Nを1に初期化した後、以降の処理によって記録部15で両面記録を行う。
【0017】
S35において、第Nページの画像が記録紙に収まるか否かを判定する。なお、この判定の際に、所定の範囲内で自動的に縮小を行う場合には、その自動縮小の範囲内であれば記録紙に収まるものと判定することができる。以降、同画像が記録紙に収まるか否かの判定を行う場合について同様である。もし、第Nページの画像が記録紙に収まる場合には、S36において、記録部15に対して第Nページの画像を記録紙の片面に記録させる。そしてS41以降の第(N+1)ページの処理へ進む。
【0018】
第Nページの画像が記録紙に収まらない場合には、第Nページの画像を複数の記録紙を用いて等倍記録する。このとき、まずS37において、糊代を付ける設定か否かを判定する。糊代を付ける設定の場合、ここでは記録紙の後端裏面に次の記録紙の先端表面が糊付けされるものとする。この場合、表面側の画像は次の記録紙の画像との連続性を考慮し、S38において後端の余白を設けずに第Nページの画像を等倍で記録する。また、糊代を付けない設定の場合には、S39において、通常の記録設定のままで第Nページの画像を等倍記録する。この場合、一般的には後端に余白が設けられる。
【0019】
S38またはS39において第Nページの画像を記録紙に記録する際には、画像の方が記録紙より大きいため、記録紙に記録する部分画像を生成して記録部15に記録させることになる。S40において、S38またはS39で第Nページの部分画像を記録紙に記録したら、どこまで記録したかを例えばライン数などによって保存しておく。なお、部分画像の生成は、実際に部分画像を別途生成するほか、画像の一部のみを記録部15に転送する場合などについても含むものである。
【0020】
第Nページの画像について、最初の記録紙への記録動作が終了したら、その記録紙の裏面に記録すべき第(N+1)ページの画像についての記録処理を行う。まずS41において、第(N+1)ページの画像が記録紙に収まるか否かを判定する。この場合も、自動縮小を行う場合には、その自動縮小の範囲内であれば記録紙に収まるものと判定することができる。もし、第(N+1)ページの画像が記録紙に収まる場合には、S42において、記録部15に対して第(N+1)ページの画像を、第Nページが記録された記録紙の裏面に記録させる。ここでS43において第Nページが記録を完了しているか否かを判定し、第Nページも記録を完了していれば、これで両面記録が完了する。従ってS62へ進み、次ページ以降の処理を行う。また、第Nページが記録を完了していない場合には、第Nページの残りの部分画像を次の記録紙に記録すべく、S50以降の処理へ進む。
【0021】
S41で第(N+1)ページの画像が記録紙に収まらないと判断された場合には、第(N+1)ページの画像を複数の記録紙を用いて等倍記録する。このとき、まずS44において、糊代を付ける設定か否かを判定する。糊代を付ける設定の場合、ここでは記録紙の後端裏面に次の記録紙の先端表面が糊付けされるものとしているので、S45において、後端に糊代部の余白を付けて第(N+1)ページの画像を記録部15に記録させる。なお、S45で糊代部分を設けるとき、その糊代部分と画像部分の境界に、例えば実線や破線などを付したり、左右両端にマークを付すなど、糊付けする際の位置が分かるようにマーキングを施しておくとよい。また、糊代部分に「のりしろ」と表示したり、マークを付してもよい。
【0022】
また、糊代を付けない設定の場合には、S46において、通常の記録設定のままで第(N+1)ページの画像を等倍記録する。この場合、一般的には後端に余白が設けられる。
【0023】
S45またはS46において第(N+1)ページの画像を記録紙に記録する際には、画像の方が記録紙より大きいため、記録紙に記録する部分画像を生成して記録部15に記録させることになる。S47において、S45またはS46で第(N+1)ページの部分画像を記録紙に記録したら、どこまで記録したかを例えばライン数などによって保存しておく。なお、部分画像の生成は、第Nページの場合と同様、実際に部分画像を別途生成するほか、画像の一部のみを記録部15に転送する場合などについても含むものである。このようにして第(N+1)ページの部分画像について、最初の記録紙への記録処理が終了したら、最初の記録紙については記録部15において排出される。
【0024】
次に第Nページの残りの画像について記録出力するが、その前にS48において、第Nページが記録完了しているか否かを判定する。ここで第Nページの記録を完了している場合、この時点は第(N+1)ページについて記録が未完了であるので、第(N+1)ページの残りの画像を記録すべく、S55へ進む。
【0025】
第Nページの記録が未完了である場合には、第Nページの残りの画像の記録処理を行う。S50において、糊代を付ける設定か否かを判定する。糊代を付けない設定の場合には、S51において、通常の記録設定のままで第Nページの残りの部分画像を等倍記録する。この場合、一般的には先端部及び後端部に余白が設けられる。
【0026】
糊代を付ける設定の場合、さらにS52において、残りの画像の先端を記録紙の先端部に合わせるか、あるいは残りの画像の後端を記録紙の後端部に合わせるかを、設定により判定する。記録紙の先端部に合わせる設定の場合には、前に排紙した記録紙の後端裏面に、今回の記録紙の先端表面が糊付けされる。従ってS53において、記録部15に対し、先端に糊代となる余白を設けて第Nページの残りの部分画像を記録紙の一方の面に記録させる。また、記録紙の後端部に合わせる設定の場合には、S54において、記録紙の後端部については通常の設定のままで余白を付し、第Nページの残りの部分画像を後端に合わせて配置し、記録部15に記録させる。この時、部分画像の上余白は画像の大きさに応じて変化することになる。なお、裏面に記録される第(N+1)ページの残りの画像の方が大きい場合、その大きさに合わせて第Nページの残りの部分画像を記録する位置を上方にずらすとよい。
【0027】
なお、S53及びS54では、部分画像の上部に糊代部分を設けることになるが、その糊代部分と画像部分の境界に、例えば実線や破線などを付したり、左右両端にマークを付すなど、糊付けする際の位置が分かるようにマーキングを施しておくとよい。また、糊代部分に「のりしろ」と表示したり、マークを付してもよい。さらに、部分画像が記録紙の一部の領域に記録される場合には、部分画像の終了あるいは先頭位置を示すマークを付してもよい。
【0028】
このようにして第Nページの残りの部分画像を記録し終えたら、表裏の関係にある第(N+1)ページについても同様の処理を行う。まずS55で第(N+1)ページの記録処理が完了しているか否かを判定し、第(N+1)ページの記録処理が完了している場合には、S56において、第Nページの残りの部分画像を記録した記録紙の裏面は余白ページとして、例えば全白の画像を記録させたり、あるいは片面のみで記録を終了させる。これで第Nページ及び第(N+1)ページの記録処理を終えてS62へ進む。
【0029】
第(N+1)ページの記録処理が完了していない場合には、第(N+1)ページの残りの画像の記録処理を行う。S57において、糊代を付ける設定か否かを判定する。糊代を付けない設定の場合には、S58において、通常の記録設定のままで第(N+1)ページの残りの部分画像を、第Nページの残りの部分画像が記録された記録紙の裏面に等倍記録する。この場合、一般的には先端部及び後端部に余白が設けられる。
【0030】
糊代を付ける設定の場合、さらにS59において、残りの画像の先端を記録紙の先端部に合わせるか、あるいは残りの画像の後端を記録紙の後端部に合わせるかを、設定により判定する。記録紙の先端部に合わせる設定の場合は、前に排紙した記録紙の裏面に記録されている第(N+1)ページの部分画像との連続性を保つため、S60において、記録部15に対し、先端に余白を設けずに第(N+1)ページの残りの部分画像を記録紙の裏面に記録させる。また、記録紙の後端部に合わせる設定の場合には、S61において、記録紙の後端部については通常の設定のまま、第(N+1)ページの残りの部分画像を後端に合わせて配置し、記録部15に記録させる。この時、部分画像の上余白は画像の大きさに応じて変化することになる。なお、記録開始位置は、第Nページの残りの部分画像の上の糊代部分の先頭位置に合わせるとよい。
【0031】
なお、S58やS60,S61で記録紙の一部の領域に部分画像を記録する際には、部分画像の終了あるいは先頭位置を示すマークを付してもよい。
【0032】
以上のようにして、第Nページ及び第(N+1)ページの画像について1または複数の記録紙に両面記録を行うことができる。第Nページ及び第(N+1)ページの記録処理が終了したら、S62において、全ページの記録処理を終了したか否かを判定し、まだ記録すべき画像が残っていれば、S63において変数Nに2を加え、S35へ戻って次の表裏の2つの画像について上述の処理を繰り返す。全ページの画像について記録処理を終えたら、この処理を終了する。
【0033】
図5は、本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面記録処理の具体例の説明図である。上述のような両面記録処理によって、どのように記録が行われるかを、具体例を用いて説明する。例えば図5(A)に示すように、記録紙の長さよりも長尺の画像が両面受信された場合を考える。「X」と記された画像は第Nページが指示されており、表面に記録する画像であるものとする。また、「Z」と記された画像は第(N+1)ページが指示されており、第Nページの裏面に記録する画像であるものとする。
【0034】
この時、本発明では基本的に図5(B)に示すように両面記録する。すなわち、m枚目の記録紙の表面には第Nページの画像「X」のうち、記録紙に記録できる部分画像のみを記録する。そしてそのm枚目の記録紙の裏面には、第(N+1)ページの画像「Z」のうち、記録紙に記録できる部分画像のみを記録する。このようにして、m枚目の記録紙の両面には第Nページの画像「X」の一部と第(N+1)ページの画像「Z」の一部が両面記録される。
【0035】
さらに(m+1)枚目の記録紙の表面には第Nページの画像「X」のうち、m枚目の記録紙には記録できなかった残りの部分画像を記録する。そしてその(m+1)枚目の記録紙の裏面には、第(N+1)ページの画像「Z」のうち、m枚目の記録紙には記録できなかった残りの部分画像を記録する。このようにして、(m+1)枚目の記録紙の両面には、m枚目の記録紙に記録できなかった第Nページの画像「X」の残りの部分と第(N+1)ページの画像「Z」の残りの部分が両面記録される。なお、(m+1)枚目の記録紙に記録する際には、m枚目の記録紙の終端部に記録した画像を多少オーバーラップさせて記録してもよい。
【0036】
このようにして、第Nページの画像「X」と第(N+1)ページの画像「Z」とは、その表裏の関係を保ったまま、等倍記録を行うことができる。ここでは表裏ともに記録紙の長さより長尺な画像を記録する例を示したが、一方が記録紙の長さの範囲内であれば、例えば図5(B)における(m+1)枚目の記録紙の一方が空白ページとなる。
【0037】
図6は、糊代を設ける場合の具体例の説明図である。ここでは図5に示した受信画像の例を用い、両面記録したm枚目の記録紙の後端部及び(m+1)枚目の記録紙の先端部を示している。この例では、糊代を設ける場合、m枚目の記録紙の後端裏面に、(m+1)枚目の記録紙の先端表面を糊付けするものとして示している。従って、図6(A)に示すように、m枚目の記録紙の裏面後端部と、(m+1)枚目の記録紙の表面先端部には糊代が設けられている。また、m枚目の記録紙の表面後端部と(m+1)枚目の記録紙の裏面先端部は、部分毎に記録された画像を連続させるため、なるべく余白を設けずに記録している。このように糊代を設けて記録されていれば、糊代部分を糊付けすることによって、例えば図6(B)に示すように、原稿と同様の長尺の画像を等倍で得ることができる。
【0038】
なお、糊代部分のマーキング方法としては、図6(A)に示したように、糊代と画像部分の境界に、左右にマークを付して示したり、図6(C)に示すように破線や実線を付したり、あるいは図6(D)に示すように矢線などのマークを付すことができる。もちろん、図示した例に限られるものではなく、様々なマーキング方法を適用することができる。また、この例では糊代部分に「のりしろ」と記しているが、このような表記についても付すか否か、及び付す場合の表記などについては任意である。
【0039】
図7は、先端合わせ及び後端合わせの一例の説明図である。図7(A)には、図5(A)に示す両面受信画像について、先端合わせにより記録する場合の部分画像の記録位置を示している。この場合には、(m+1)枚目の記録紙の表面において、糊代となる余白を記録紙の上部に設け、その下部に第Nページの残りの部分画像を記録することになる。図6に示した例もこの場合に該当する。なお、図7(A)に示した例では、画像の終端に、破線によるマーキングを施している。このマーキング方法についても、どのようなマーキング方法を用いてもよいし、また、マーキングを施さなくてもよい。マーキングを付した場合、例えば切断する際に便利である。
【0040】
図7(B)には、後端合わせにより記録する場合の部分画像の記録位置を示している。この場合、第Nページ目の残りの部分画像及び第(N+1)ページの残りの部分画像を、(m+1)枚目の記録紙の後端部に寄せて記録する。残りの部分画像が用紙の長さに比べて短い場合、上部には空白部ができる。この部分が適宜糊代となるが、図7(B)に示すように糊代部分を明示することによって糊付けなどの作業を容易にすることができる。また、この例では糊代の上部と、糊代と部分画像の境界にマーキングを施した例を示している。このマーキング方法は任意であるし、いずれか一方、あるいは両方を設けないことも可能である。
【0041】
図8は、表面画像より裏面画像の方が長い場合の後端合わせの一例の説明図である。図8(A)に示すように第Nページの画像より第(N+1)ページの画像の方が長い場合、そのまま第Nページの残りの部分画像を記録紙の後端に合わせて記録してしまうと、糊代部分は裏面の第(N+1)ページの残りの部分画像の途中に存在してしまい、裏面の画像の連続性が損なわれてしまったり、糊代上部で切断すると裏面の画像が切れてしまうといった不都合が生じることがある。そのため、図8(B)に示すように、裏面に記録される第(N+1)ページの残りの部分画像の大きさに合わせて、第Nページの残りの部分画像の記録位置を決定して記録すればよい。
【0042】
なお、このように第Nページの残りの部分画像を記録する際に、その裏面の画像となる第(N+1)ページの残りの部分画像の位置を考慮して記録しておけば、第(N+1)ページの残りの部分画像については表面の糊代の上部に対応する裏面位置から記録すればよい。これによって、第Nページの残りの部分画像と位置合わせを行うことができるとともに、逆に第(N+1)ページの残りの部分画像が短い場合でも同様の処理で第Nページの残りの部分画像と位置合わせを行うことができる。
【0043】
図7(B)及び図8(B)に示した例では、糊代を余白として設けているが、これに限らず、例えば画像をm枚目の記録紙と(m+1)枚目の記録紙にある程度重複して記録しておき、記録されている画像を元にユーザが貼り合わせる位置を容易に特定できるようにしてもよい。また、後端合わせの場合には、例えば図7(B)、図8(B)に示した例では上部は余白としているが、この部分にも画像を記録してもよく、例えばユーザが重ね合わせて切断位置を任意に決定するといったことも可能である。この場合、糊代を付けない設定においても同様の記録出力が可能である。
【0044】
上述の動作例及び具体例では、両面受信した画像が2枚の記録紙に跨る場合について説明した。例えば3枚以上の記録紙に跨るような長尺の画像を受信した場合にも、上述の動作と同様にして表裏の画像をそれぞれ部分画像毎に記録してゆくことができる。この場合、例えば糊代を付ける設定では、中間の記録紙については先端部と後端部にそれぞれ糊代を設けることになる。
【0045】
また、上述の動作例及び具体例では、糊代を設ける場合に、m枚目の記録紙の裏面と(m+1)枚目の記録紙の表面に糊代を設けたが、逆に、m枚目の記録紙の表面と(m+1)枚目の記録紙の裏面に糊代を設けるようにしてもよい。もちろん、いずれにするかを設定可能にしてもよい。
【0046】
さらに、上述の例では綴じ方向を限定せずに説明したが、例えば上下綴じの場合には表面と裏面の画像の天地方向の向きが逆になる。この場合についても、表裏となる第Nページと第(N+1)ページの画像が180°回転した関係となるように構成した画像について、上述と同様に処理すればよい。
【0047】
上述のような長尺の画像を複数枚の記録紙に両面記録する機能は、例えば読取部14で読み取った画像を記録部15で記録する複写機能時にも適用可能であり、そのような記録モードを設けて装置を構成することもできる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、両面記録すべき画像が記録紙より長尺の場合に、複数の記録紙に表裏の関係を保ったまま、等倍で両面記録することができる。また、糊代を付けることも可能であり、複数の記録紙を貼り付ければ、もとの長尺の画像を得ることができる。さらに、最後の記録紙に記録する部分画像の終了部が用紙の終端に合うように記録することができ、これによって画像の終端部を明確に示すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面記録処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面記録処理の一例を示すフローチャート(続き)である。
【図4】本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面記録処理の一例を示すフローチャート(続き)である。
【図5】本発明の通信端末装置の実施の一形態における両面記録処理の具体例の説明図である。
【図6】糊代を設ける場合の具体例の説明図である。
【図7】先端合わせ及び後端合わせの一例の説明図である。
【図8】表面画像より裏面画像の方が長い場合の後端合わせの一例の説明図である。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…読取部、15…記録部、16…通信部、17…NCU、18…モデム、19…画像メモリ、20…RAM、21…ROM、22…バス。

Claims (2)

  1. 画像の両面記録機能を有する通信端末装置において、両面記録が可能な記録手段と、両面記録すべき画像が記録紙より長尺の場合に該画像から複数の記録紙ごとの部分画像を生成するとともに当該画像と表裏の関係にある画像についても必要に応じて対応する領域ごとの部分画像を生成して前記記録手段に両面記録させる制御手段を有し、前記制御手段は、最初の記録紙に対して、表裏の関係にある画像のうち、一方の画像について記録紙ごとの部分画像を余白を設けずに記録させるとともに、他方の画像については記録紙の後端部に糊代部の余白を設けて記録させ、次以降の記録紙については一方の画像の部分画像については記録紙の先端部に糊代部の余白を設けて記録させるとともに他方の画像の部分画像については記録紙の後端部に糊代部の余白を設けて記録させることを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記制御手段は、最後の記録紙に記録する部分画像の終了部が用紙の終端に合うように前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
JP2000359853A 2000-11-27 2000-11-27 通信端末装置 Expired - Fee Related JP3648627B2 (ja)

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