JP4205495B2 - 画像入出力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像入出力装置に関し、詳細には、データを記憶可能な外部記憶媒体が着脱可能に挿入される外部記憶媒体ドライブ手段を備え、当該外部記憶媒体ドライブ手段に挿入される外部記憶媒体を効率的に有効利用する画像入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平6−133094号公報
デジタル複写装置は原稿の情報を記録紙に複写するとともに、ファクシミリ装置と同様にワークステーションのネットワークに接続し、読み込んだ原稿の情報を他の端末装置に転送することができる。この記録紙に情報を複写する機能と、他の端末装置に情報を転送する機能を有効に発揮させるために、複写時に読み込んだ情報を全てICカードやフレキシブルディスクに格納し、元の原稿を再度読み取らずにICカード等に格納した情報を利用して再プリントしたり、他の端末装置に情報を転送する複写装置がある。
【0003】
そして、本出願人は、先に、スキャナで読み取った文書の情報をファイル番号等のファイル情報とともに着脱可能な記憶媒体に格納する画像入出力装置を提案している(特許文献1参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、複写装置等の画像入出力装置の利用性をより一層向上させる上で、改良の必要があった。
【0005】
すなわち、上記従来技術にあっては、スキャナで読み取った文書情報を記憶媒体に格納することはできるが、記憶媒体へのアクセス等については、いちいち操作を行ってアクセスさせる必要があり、利用性が悪いとともに、記憶媒体に格納されている文書情報の画像入力装置での利用に関しては、不明であり、より一層利用性を向上させる上で改良の必要があった。
【0006】
そこで、発明は、少なくとも、原稿の画像を読み取る読取手段と、入力される画像データまたは読取手段で読み取った原稿の画像データを蓄積するデータ蓄積手段と、画像データを展開する画像データ展開手段と、画像データ展開手段に展開された画像データに基づいて用紙に画像を記録出力する記録出力手段と、画像データを記憶可能な外部記憶媒体が着脱可能に挿入されるとともに、当該外部記憶媒体の挿入を自動検出する外部記憶媒体ドライブ手段とを備え、当該外部記憶媒体の挿入を検出すると、当該外部記憶媒体に自動的にアクセスすることにより、外部記憶媒体を外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した後、いちいち外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体に対してアクセスさせる操作を行う手間を省き、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に記憶されているデータをプリントアウト等して、外部記憶媒体を効率的に有効利用して、利用性の良好な画像入出力装置を提供することを目的としている。
【0007】
また、本発明は、データの記憶されている外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、記録出力手段で記録出力可能な状態にデータ展開手段に展開することにより、外部記憶媒体を外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した後、いちいち外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体に対してアクセスさせて記録出力のためのデータ転送操作の指示操作を行う手間を省き、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に記憶されているデータを簡単かつ速やかにプリントアウト等して、外部記憶媒体をより一層効率的に有効利用して、より一層利用性の良好な画像入出力装置を提供することを目的としている。
【0008】
また、本発明は、外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体が挿入されている状態で、読取手段で原稿のデータを読み取ると、少なくとも、当該読み取ったデータを外部記憶媒体に転送して保存することにより、読取手段で読み取る場合に、外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した外部記憶媒体に当該読み取った原稿のデータの転送操作を行う手間を省き、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に原稿のデータを保存して、外部記憶媒体をより一層効率的に有効利用して、利用性のより一層良好な画像入出力装置を提供することを目的としている。
【0009】
また、本発明は、外部記憶媒体から読み出したデータまたは読取手段で読み取ったデータをデータ蓄積手段にも蓄積することにより、データの再利用や他の用途への利用を図れるようにし、利用性のより一層良好な画像入出力装置を提供することを目的としている。
【0010】
また、本発明は、ネットワークを使用した電子メールを送信する機能を有していて、データの記憶されている外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、当該読み出したデータを電子メールの添付ファイルとする電子メールを自動的に作成することにより、パーソナルコンピュータ等を用いることなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体のデータを添付ファイルとする電子メールを簡単かつ容易に作成し、利用性のより一層良好な画像入出力装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像入力装置は、本発明の画像入出力装置は、少なくとも、原稿の画像を読み取る読取手段と、入力されるデータまたは前記読取手段で読み取った原稿のデータを蓄積するデータ蓄積手段と、データを展開するデータ展開手段と、前記データ展開手段に展開されたデータに基づいて用紙にデータを記録出力する記録出力手段と、を備えた画像入出力装置において、データを記憶可能な外部記憶媒体が着脱可能に挿入されるとともに、当該外部記憶媒体の挿入を自動検出する外部記憶媒体ドライブ手段を備え、当該外部記憶媒体の挿入を検出すると、当該外部記憶媒体に自動的にアクセスするものであり、さらに具体的には、原稿の画像を読み取る読取手段と、入力されるデータまたは前記読取手段で読み取った原稿のデータを蓄積するデータ蓄積手段と、入力されるデータを展開して出力するデータ展開手段と、前記データ展開手段に展開されたデータに基づいて用紙にデータを記録出力する記録出力手段と、各手段を制御する制御装置と、操作キーで各種動作の指示を行うとともに通知すべき各種情報を表示する操作・表示手段と、を備えた画像入出力装置であって、データの記憶可能な外部記憶媒体を着脱可能に挿入するとともに、前記外部記憶媒体の挿入を自動検出する外部記憶媒体ドライブ手段を有し、前記外部記憶媒体ドライブ手段が前記外部記憶媒体の挿入を検出すると、前記制御手段は、前記外部記憶媒体からデータを読み出して、前記記録出力手段で記録出力可能な状態に前記データ展開手段に前記読み出したデータを展開し、さらに、前記制御手段は、空き容量のある前記外部記憶媒体が前記外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されている状態で、前記操作手段の操作指示によって前記読取手段で原稿のデータを読み取ると、前記読み取ったデータのすべてを前記データ蓄積手段に格納させるとともに、前記読み取ったデータのすべてを前記外部記憶媒体に自動転送して記憶させる画像入出力装置である。
【0012】
上記構成によれば、少なくとも、原稿の画像を読み取る読取手段と、入力される画像データまたは読取手段で読み取った原稿の画像データを蓄積するデータ蓄積手段と、画像データを展開する画像データ展開手段と、画像データ展開手段に展開された画像データに基づいて用紙に画像を記録出力する記録出力手段と、画像データを記憶可能な外部記憶媒体が着脱可能に挿入されるとともに、当該外部記憶媒体の挿入を自動検出する外部記憶媒体ドライブ手段とを備え、当該外部記憶媒体の挿入を検出すると、当該外部記憶媒体に自動的にアクセスするので、外部記憶媒体を外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した後、いちいち外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体に対してアクセスさせる操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に記憶されているデータをプリントアウト等して、外部記憶媒体を効率的に有効利用して、利用性を向上させることができる。
【0013】
この場合、本発明の画像入出力装置は、データの記憶されている前記外部記憶媒体が前記外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、前記記録出力手段で記録出力可能な状態に前記データ展開手段に展開するものであってもよい。
【0014】
上記構成によれば、データの記憶されている外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、記録出力手段で記録出力可能な状態にデータ展開手段に展開するので、外部記憶媒体を外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した後、いちいち外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体に対してアクセスさせて記録出力のためのデータ転送操作の指示操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に記憶されているデータを簡単かつ速やかにプリントアウト等して、外部記憶媒体をより一層効率的に有効利用して、より一層利用性を向上させることができる。
【0015】
また、本発明の画像入出力装置は、前記外部記憶媒体ドライブ手段に前記外部記憶媒体が挿入されている状態で、前記読取手段で原稿のデータを読み取ると、少なくとも、当該読み取ったデータを前記外部記憶媒体に転送して保存するものであってもよい。
【0016】
上記構成によれば、外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体が挿入されている状態で、読取手段で原稿のデータを読み取ると、少なくとも、当該読み取ったデータを外部記憶媒体に転送して保存するので、読取手段で読み取る場合に、外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した外部記憶媒体に当該読み取った原稿のデータの転送操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に原稿のデータを保存して、外部記憶媒体をより一層効率的に有効利用して、利用性をより一層向上させることができる。
【0017】
さらに、本発明の例えば、請求項4に記載するように、前記画像入出力装置は、前記外部記憶媒体から読み出したデータまたは前記読取手段で読み取ったデータを前記データ蓄積手段にも蓄積するものであってもよい。
【0018】
上記構成によれば、外部記憶媒体から読み出したデータまたは読取手段で読み取ったデータをデータ蓄積手段にも蓄積するので、データの再利用や他の用途への利用を図れるようにすることができ、利用性をより一層向上させることができる。
【0019】
また、本発明の画像入出力装置は、所定のネットワークに接続されており、当該ネットワークを使用した電子メールを送信する機能を有し、データの記憶されている前記外部記憶媒体が前記外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、当該読み出したデータを前記電子メールの添付ファイルとする電子メールを自動的に作成するものであってもよい。
【0020】
上記構成によれば、ネットワークを使用した電子メールを送信する機能を有していて、データの記憶されている外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、当該読み出したデータを電子メールの添付ファイルとする電子メールを自動的に作成するので、パーソナルコンピュータ等を用いることなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体のデータを添付ファイルとする電子メールを簡単かつ容易に作成するので、利用性をより一層向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0022】
図1〜図4は、本発明の画像入出力装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像入出力装置の第1の実施の形態を適用した複合装置1の正面外観図である。
【0023】
複合装置1は、画像の読み取り、記録出力、送受信等のいわゆるコピー機能、ファックス機能、プリンタ機能、スキャナ機能等を備えた複合装置であり、本体筐体2に着脱可能に外部記憶媒体40(図4参照)の挿入される外部記憶媒体I/F20が設けられている。この複合装置1は、コンビニエンスストア等に設定されて、課金装置で料金管理しつつコピー機能、プリンタ機能、ファックス機能等を提供する。
【0024】
複合装置1は、本体筐体2の下部に記録出力する用紙を複数枚収納する用紙トレイ3を備えており、本体筐体2の左側面に、複合装置1の本体部で記録処理された用紙が排出されて載置する排紙トレイ4が設けられている。
【0025】
複合装置1は、図2に示すように、コントローラ10とエンジン30等を備えており、コントローラ10の制御下でエンジン30が動作する。
【0026】
コントローラ10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )11と、このASIC11に接続されている操作部12、ハードディスク(データ蓄積手段)13、メモリ(データ展開手段)14及びCPU(Central Processing Unit )15と、このCPU15に接続されているPCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)16に接続されているメモリ17、ASIC18、高速シリアルI/F19、外部記憶媒体I/F(外部記憶媒体ドライブ手段)20等を備えている。
【0027】
エンジン30は、CPU31、スキャナ(読取手段)32、プリンタ(記録出力手段)33及びASIC34等を備えており、ASIC34は、PCI35と画像処理部36等を備えている。
【0028】
エンジン30は、CPU31の制御下で、スキャナ32を駆動して、スキャナ32で原稿を主走査及び副走査して、原稿の画像を読み取り、スキャナ32の読み取った原稿の画像データをASIC33に出力する。ASIC33は、画像処理部35でスキャナ32から入力される画像データに必要な画像処理を施して、PCI35を介してコントローラ10に出力する。
【0029】
プリンタ33は、CPU31の制御下で、例えば、ASIC34から入力されるデータに基づいて電子写真方式で画像を用紙に記録出力する。
【0030】
コントローラ10は、CPU15の制御下で、エンジン30から入力される画像データをASIC11で必要な画像処理を施した後、ハードディスク13に記憶し、また、メモリ14に展開して、その後の処理、例えば、プリンタ33での用紙への記録出力、後述する高速シリアルI/Fに接続された外部機器への転送、外部記憶媒体I/F20に挿入された外部記憶媒体40への書き込み等を行う。
【0031】
操作部12は、各種操作キーと表示パネルを備え、操作キーからは複合装置1の各種動作に必要な操作が行われ、表示パネルには、操作キーから入力された操作内容及び複合装置1から利用者に通知する各種情報を表示する。
【0032】
メモリ17は、複合装置1の基本プログラムや後述する外部記憶媒体制御処理プログラム及びこれらの各種プログラムを実行するのに必要な各種データが格納されており、CPU15は、メモリ17内のプログラムに基づいて複合装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する外部記憶媒体制御処理を実行する。
【0033】
高速シリアルI/F19には、外部機器等が接続され、CPU15の制御下で、当該外部機器等との間でデータの授受を行う。
【0034】
外部記憶媒体I/F20には、着脱可能に外部記憶媒体40、例えば、フロッピィディスク(登録商標)、メモリカード(例えば、SDメモリカード等)等が挿入され、外部記憶媒体I/F20は、CPU15の制御下で、当該外部記憶媒体40をドライブして、外部記憶媒体40に記憶されているデータの読み出し及び外部記憶媒体40へのデータの書き込みを行う。この外部記憶媒体I/F20は、外部記憶媒体40の当該外部記憶媒体I/F20への挿入及び取り出しを自動検出し、検出結果をCPU15に出力する。
【0035】
次に、本実施の形態の作用を説明する。複合装置1は、外部記憶媒体I/F20への外部記憶媒体40の挿入を検出すると、CPU15が自動的に外部記憶媒体I/F20を介して外部記憶媒体40をドライブして、当該外部記憶媒体40の記憶するデータを読み出して、ハードディスク13に格納するとともに、メモリ14に展開して、プリンタ33での記録出力の準備に入る。また、複合装置1は、スキャナ32で読み取った原稿の画像データをハードディスク13に格納するとともに、外部記憶媒体I/F20に挿入されている外部記憶媒体40に自動転送する。
【0036】
すなわち、複合装置1は、図3に示すように、文書データ等のデータの記録された外部記憶媒体40が外部記憶媒体I/F20に挿入されると、外部記憶媒体I/F20が当該外部記憶媒体40の挿入を自動検出して、CPU15に出力し、CPU15が当該外部記憶媒体40の挿入を判別するが(ステップS101)、このとき、外部記憶媒体40の自動検出が適切に行われないときには、操作部12の表示パネルに、リセットを促す表示を行って(ステップS102)、再度、外部記憶媒体40の挿入の有無を判別する(ステップS101)。
【0037】
ステップS101で、外部記憶媒体40が挿入されたことを判別すると、CPU15は、外部記憶媒体I/F20を介して外部記憶媒体40をドライブし、外部記憶媒体40に記憶されているデータを順次ハードディスク13に格納するファイルの自動転送を開始する(ステップS103)。
【0038】
CPU15は、ファイルの自動転送を開始すると、外部記憶媒体40に記憶されている全てのデータの転送が終了したかチェックし(ステップS104)、転送が完了していないときには、転送を継続して、全てのデータの転送が完了すると、データをメモリ14に展開して、プリントの準備を行う(ステップS105)。
【0039】
データを全てメモリ14に展開してプリントの準備を完了すると、CPU15は、展開したデータをエンジン30に転送し、エンジン30は、当該転送されてきたデータをCPU31の制御下で、ASIC34で必要な画像処理を行った後、プリンタ33に転送して、プリンタ33で用紙に記録するプリント処理を行う(ステップS106)。
【0040】
また、複合装置1は、外部記憶媒体I/F20に、空き容量のある外部記憶媒体40が挿入されている状態で、スキャナ32で原稿の読み取りを行うと、スキャナ32で読み取った原稿の画像データをハードディスク13に格納するとともに、外部記憶媒体40に自動転送して、記憶させる。
【0041】
すなわち、図4に示すように、複合装置1は、外部記憶媒体I/F20に外部記憶媒体40が挿入された状態で、スキャナ32で原稿の画像を読み取るスキャナ動作の指示操作が操作部12で行われると、CPU15は、スキャナ32をエンジン30のCPU31を介して制御して、スキャナ32に原稿の画像を読み取らせる。
【0042】
エンジン30のCPU31は、スキャナ32に原稿の画像を読み取らせると、当該スキャナ32の読み取った画像データを、図4に一点鎖線で示すように、ASIC34の画像処理部36で必要な画像処理を行わせた後、コントローラ10に転送する。
【0043】
コントローラ10のCPU15は、エンジン30から転送されてくる画像データを、図4に一点鎖線で示すように、ASIC11で必要な画像処理を行わせた後、ハードディスク13に格納するとともに、メモリ14でファイル展開して、PCIバス16を介して外部記憶媒体I/F20にPCI転送し、外部記憶媒体I/F20を介して外部記憶媒体40をドライブして、当該外部記憶媒体40にメモリ14からのデータを書き込む。
【0044】
このように、本実施の形態の複合装置1は、外部記憶媒体40が外部記憶媒体I/F20に挿入されたことを検出すると、外部記憶媒体40に自動的にアクセスする。
【0045】
したがって、外部記憶媒体40を外部記憶媒体I/F20に挿入した後、いちいち外部記憶媒体I/F20に外部記憶媒体40に対してアクセスさせる操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体40に記憶されているデータをプリントアウト等して、外部記憶媒体40を効率的に有効利用して、利用性を向上させることができる。
【0046】
また、本実施の形態の複合装置1は、データの記憶されている外部記憶媒体40が外部記憶媒体I/F20に挿入されると、当該外部記憶媒体40から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、プリンタ33で記録出力可能な状態にメモリ14に展開している。
【0047】
したがって、外部記憶媒体40を外部記憶媒体I/F20に挿入した後、いちいち外部記憶媒体I/F20に外部記憶媒体40に対してアクセスさせて記録出力のためのデータ転送操作の指示操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体40に記憶されているデータを簡単かつ速やかにプリントアウト等して、外部記憶媒体40をより一層効率的に有効利用して、より一層利用性を向上させることができる。
【0048】
さらに、本実施の形態の複合装置1は、外部記憶媒体I/F20に外部記憶媒体40が挿入されている状態で、スキャナ32で原稿のデータを読み取ると、少なくとも、当該読み取ったデータを外部記憶媒体40に転送して保存している。
【0049】
したがって、スキャナ32で読み取る場合に、外部記憶媒体I/F20に挿入した外部記憶媒体40に当該読み取った原稿のデータの転送操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体40に原稿のデータを保存して、外部記憶媒体40をより一層効率的に有効利用して、利用性をより一層向上させることができる。
【0050】
また、本実施の形態の複合装置1は、外部記憶媒体40から読み出したデータまたはスキャナ32で読み取ったデータをハードディスク13にも蓄積している。
【0051】
したがって、データの再利用や他の用途への利用を図れるようにすることができ、利用性をより一層向上させることができる。
【0052】
図5は、本発明の画像入出力装置の第2の実施の形態を適用した複合装置によるファイル送信処理を示すフローチャートである。
【0053】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態の複合装置1と同様の複合装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0054】
本実施の形態の複合装置1は、外部記憶媒体40に格納されているデータを電子メールの添付ファイルとして送信する。
【0055】
そこで、本実施の形態の複合装置1は、電子メールを利用することのできる回線やネットワーク等に接続され、当該回線やネットワーク等を介して電子メールを送信するとともに、当該電子メールにファイルを添付して送信する機能を有している。
【0056】
そして、複合装置1は、操作部12でファイル転送が設定された後、外部記憶媒体I/F20に外部記憶媒体40が挿入されると、外部記憶媒体I/F20が当該外部記憶媒体40の挿入を検出してCPU15に通知し、CPU15は、ファイルの送信を行うか否かを操作部12の設定内容に基づいて判別し(ステップS201)、ファイル送信しないときには、操作部12にファイル転送を行うか否かの問い合わせの表示を行って、再度ファイル送信を行うか否か判別するが、上記第1に実施の形態のように、プリント準備動作を行ってもよい。
【0057】
ステップS201で、ファイル送信を行うときには、CPU15は、ファイル送信する送り先のアドレスの設定を促す表示を操作部12の表示パネルに表示して、アドレスが設定操作されると、当該設定操作されたアドレスを送信先アドレスとして設定した電子メールを作成する(ステップS202)。
【0058】
この場合、電子メールの本文の文書内容は、操作部12から入力された内容であってもよいし、予めメモリ17等に格納されている規定文書、または、複数の規定文書から操作部12で選択された規定文書であってもよい。
【0059】
そして、CPU15は、電子メールを作成すると、外部記憶媒体I/F20をドライブして外部記憶媒体40に記憶されているデータをハードディスク13に格納するとともに、メモリ14にファイルとして展開して、当該メモリ14に展開したファイルを当該電子メールの添付ファイルとして添付し、当該添付ファイルを添付した電子メールを上記指定のアドレス宛に送信する(ステップS203)。
【0060】
このように、本実施の形態の複合装置1は、ネットワークを使用した電子メールを送信する機能を有していて、データの記憶されている外部記憶媒体40が外部記憶媒体I/F20に挿入されると、当該外部記憶媒体40から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、当該読み出したデータを電子メールの添付ファイルとする電子メールを自動的に作成している。
【0061】
したがって、パーソナルコンピュータ等を用いることなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体40のデータを添付ファイルとする電子メールを簡単かつ容易に作成するので、利用性をより一層向上させることができる。
【0062】
なお、上記各実施の形態においては、外部記憶媒体40からのデータの読出時及び外部記憶媒体40へのデータの書込時に、ハードディスク13へのデータを格納しているが、このハードディスク13へのデータの格納は、必ずしも必要ではなく、ハードディスク13へもデータを格納することで、データの有効利用を図ることができるが、データを再利用しない場合には、ハードディスク13へのデータの格納を省いてもよい。
【0063】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】
本発明の画像入出力装置によれば、少なくとも、原稿の画像を読み取る読取手段と、入力される画像データまたは読取手段で読み取った原稿の画像データを蓄積するデータ蓄積手段と、画像データを展開する画像データ展開手段と、画像データ展開手段に展開された画像データに基づいて用紙に画像を記録出力する記録出力手段と、画像データを記憶可能な外部記憶媒体が着脱可能に挿入されるとともに、当該外部記憶媒体の挿入を自動検出する外部記憶媒体ドライブ手段とを備え、当該外部記憶媒体の挿入を検出すると、当該外部記憶媒体に自動的にアクセスするので、外部記憶媒体を外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した後、いちいち外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体に対してアクセスさせる操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に記憶されているデータをプリントアウト等して、外部記憶媒体を効率的に有効利用して、利用性を向上させることができる。
【0065】
本発明の画像入出力装置によれば、データの記憶されている外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、記録出力手段で記録出力可能な状態にデータ展開手段に展開するので、外部記憶媒体を外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した後、いちいち外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体に対してアクセスさせて記録出力のためのデータ転送操作の指示操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に記憶されているデータを簡単かつ速やかにプリントアウト等して、外部記憶媒体をより一層効率的に有効利用して、より一層利用性を向上させることができる。
【0066】
本発明の画像入出力装置によれば、外部記憶媒体ドライブ手段に外部記憶媒体が挿入されている状態で、読取手段で原稿のデータを読み取ると、少なくとも、当該読み取ったデータを外部記憶媒体に転送して保存するので、読取手段で読み取る場合に、外部記憶媒体ドライブ手段に挿入した外部記憶媒体に当該読み取った原稿のデータの転送操作を行う手間を省くことができ、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体に原稿のデータを保存して、外部記憶媒体をより一層効率的に有効利用して、利用性をより一層向上させることができる。
【0067】
本発明の画像入出力装置によれば、外部記憶媒体から読み出したデータまたは読取手段で読み取ったデータをデータ蓄積手段にも蓄積するので、データの再利用や他の用途への利用を図れるようにすることができ、利用性をより一層向上させることができる。
【0068】
本発明の画像入出力装置によれば、ネットワークを使用した電子メールを送信する機能を有していて、データの記憶されている外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されると、当該外部記憶媒体から当該データを自動的に読み出して、少なくとも、当該読み出したデータを電子メールの添付ファイルとする電子メールを自動的に作成するので、パーソナルコンピュータ等を用いることなく、フレキシブルディスクやメモリカード等の外部記憶媒体のデータを添付ファイルとする電子メールを簡単かつ容易に作成するので、利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像入出力装置の第1の実施の形態を適用した複合装置の正面外観図。
【図2】図1の複合装置の要部ブロック構成図。
【図3】図1の複合装置による外部記憶媒体制御処理を示すフローチャート。
【図4】図2の複合装置のスキャナでの読取データの外部記憶媒体への格納処理の説明図。
【図5】本発明の画像入出力装置の第2の実施の形態を適用した複合装置による外部記憶媒体のデータの送信処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 複合装置
2 本体筐体
3 用紙トレイ
4 排紙トレイ
10 コントローラ
11 ASIC
12 操作部
13 ハードディスク
14 メモリ
15 CPU
16 PCIバス
17 メモリ
18 ASIC
19 高速シリアルI/F
20 外部記憶媒体I/F
30 エンジン
31 CPU
32 スキャナ
33 プリンタ
34 ASIC
35 PCI
36 画像処理部
40 外部記憶媒体

Claims (1)

  1. 原稿の画像を読み取る読取手段と、入力されるデータまたは前記読取手段で読み取った原稿のデータを蓄積するデータ蓄積手段と、入力されるデータを展開して出力するデータ展開手段と、前記データ展開手段に展開されたデータに基づいて用紙にデータを記録出力する記録出力手段と、各手段を制御する制御装置と、操作キーで各種動作の指示を行うとともに通知すべき各種情報を表示する操作・表示手段と、を備えた画像入出力装置であって、
    データの記憶可能な外部記憶媒体を着脱可能に挿入するとともに、前記外部記憶媒体の挿入を自動検出する外部記憶媒体ドライブ手段を有し、
    前記外部記憶媒体ドライブ手段が前記外部記憶媒体の挿入を検出すると、前記制御手段は、前記外部記憶媒体からデータを読み出して、前記記録出力手段で記録出力可能な状態に前記データ展開手段に前記読み出したデータを展開し、
    さらに、前記制御手段は、空き容量のある前記外部記憶媒体が前記外部記憶媒体ドライブ手段に挿入されている状態で、前記操作手段の操作指示によって前記読取手段で原稿のデータを読み取ると、前記読み取ったデータのすべてを前記データ蓄積手段に格納させるとともに、前記読み取ったデータのすべてを前記外部記憶媒体に自動転送して記憶させる
    ことを特徴とする画像入出力装置。
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