JP4612822B2 - 画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム - Google Patents

画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム Download PDF

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本発明は、画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システム、及びその画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法に関するものである。
プリンタとデジタルスチルカメラ(以下DSC)とをUSB等のインタフェースを介して直接接続し、DSCの記憶媒体(メモリカード)に記憶されている写真画像をプリンタに送信して印刷する、所謂、デジタルカメラダイレクト・プリントシステムが一般的となってきている。
このようなプリントシステムでは、一般的にはDSCから、印刷対象となる画像のJPEGファイルをプリンタに送信し、プリンタ側で、そのJPEGファイルの解凍、色変換、リサイズ等を行ってプリント可能なデータ形式へ変換して印刷を行っている。
近年、DSCにおける画像の高画質化には著しいものがあり、DSCで撮像されて記憶される画像データは、数年前までは最大100〜200万画素/画像だったのもが、最近では、一画像当り800万画素以上の高解像度で画像を撮影して記憶できるDSCが販売されている。
このようなDSCの画素数の増大に伴い、DSCで、撮影画像をプリント専用に処理した後、プリンタに送信して印刷するシステムが提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献1では、一般性の低い固有のプリントプロトコルを用いて、DSCからの画像と、プリンタ側の用紙サイズ等の印刷態様に応じた画像の印刷を可能とするデジタルカメラダイレクトプリントシステムが提案されている。
特許文献2では、プリンタでの処理負荷の低減を目的とし、DSCでJPEGファイルの解凍、色変換、リサイズ等を行ってプリント可能なデータ形式へ変換処理を行い、プリント可能なデータとしてプリンタに送信し、プリンタでの画像処理負荷の低減を図っている。
更に特許文献3では、プリンタ毎の色再現特性のばらつきをDSC側で補正し、JPEGなどの一般的な画像ファイルに変換してプリンタに送信している。これによりプリンタ毎の印刷特性に依存しない安定した画像を得ることが記載されている。
特開平8−32911号公報 特開平10−290470号公報 特開2003−134457号公報
DSCの限られたメモリ容量では、プリント用に処理した印刷用画像データをメモリに際限なく記憶しておくことはできない。そこでDSCでは、撮影画像からプリント専用に処理した印刷用画像データを作成する際、その作成した印刷用画像データを記憶するためのメモリの残量が少なくなると、そのメモリに格納されている、以前に作成した印刷用画像データを消去しなければならない。このとき消去する印刷用画像データは、最先に作成された印刷用画像データとするのが一般的である。
しかしながら、DSCにおいて印刷用画像データを消去した後、その消去した画像データの取得要求をプリンタから受信した場合には、再度、その原画像データを記憶しているメモリカードにアクセスして画像データを読み出し、その読み出した画像データに対して更にプリント専用の処理を施して印刷用画像データを作成し、それをプリンタに送信しなければならない。これに要する処理は、既に作成されてメモリに記憶されている印刷用画像データを読み出してプリンタに送信する場合と比較すると大きなものとなり、その分、プリンタに画像データを送信するのに要する時間が増大し、ダイレクトプリントシステム全体としての印刷速度が低下するという問題が発生している。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本願発明の特徴は、記憶している印刷用の画像データを消去する場合、参照される可能性の少ない画像データ、或はデータサイズが小さく再度生成する場合に処理負荷の少ない画像データを消去することにより、記憶している画像データの使用効率、或は、その画像データを再度生成する場合の処理負荷を軽減させて印刷に要する時間を短縮させる画像供給デバイス及びその制御方法及び、印刷システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
前記画像供給デバイスは、
前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、前記送信手段により前記印刷装置に送信が完了した前記印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
前記画像供給デバイスは、
前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、データ量が少ない方の印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像供給デバイスは以下のような構成を備える。即ち、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、
前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、前記送信手段により前記印刷装置に送信が完了した前記印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像供給デバイスは以下のような構成を備える。即ち、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、
前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、データ量が少ない方の印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像供給デバイスの制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成工程と、
前記生成工程で生成された前記印刷用の画像データをメモリに記憶する工程と、
前記メモリに記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
前記生成工程で生成された前記画像データを前記メモリに記憶する際、前記メモリの空きエリアが所定量以下の場合、前記メモリに記憶済みの画像データの内、前記送信工程で前記印刷装置に送信が完了した前記印刷用の画像データを選択して消去する消去制御工程とを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像供給デバイスの制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成工程と、
前記生成工程で生成された前記印刷用の画像データをメモリに記憶する工程と、
前記メモリに記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
前記生成工程で生成された前記画像データを前記メモリに記憶する際、前記メモリの空きエリアが所定量以下の場合、前記メモリに記憶済みの画像データの内、データ量が少ない方の印刷用の画像データを選択して消去する消去制御工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、記憶している画像データの使用効率、或は、その画像データを再度生成する場合の処理負荷を軽減させて印刷に要する時間を短縮させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、本実施の形態では、デジタルカメラ(DSC)とプリンタとの間でダイレクトプリントを実現する場合で説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ)1000の概観斜視図である。このPDプリンタ1000は、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する通常のPCプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読取って印刷したり、或いはデジタルカメラやPDAなどからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
図1において、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリンタ1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部がされている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録されたシート(普通紙、専用紙、樹脂シート等を含む。以下単にシートとする)が排出可能となると共に、排出されたシートを順次積載し得るようになっている。また排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、シートの支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)或いはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。尚、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバー1003の開閉状態を検出し得るようになっている。
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図2を参照して詳しく後述する。1007は自動給送部で、シートを装置本体内へと自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、プリントヘッドとシートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカード(PC)としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。1011はビューワ(液晶表示部)で、このPDプリンタ1000の本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。1012は後述するデジタルカメラを接続するためのUSB端子である。また、このPD装置1000の後面には、パーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBコネクタが設けられている。
図2は本実施の形態に係るPDプリンタ1000の操作パネル1010の概観図である。
図において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここに表示される項目としては、例えば、複数ある写真画像ファイルの内、印刷したい写真画像の先頭番号、指定コマ番号(開始コマ指定/印刷コマ指定)、印刷を終了したい最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用するシートの種類(用紙種類)、1枚のシートに印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要なシートの枚数表示(用紙枚数)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキーを押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷、指定コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。2004はメンテナンスキーで、プリントヘッドのクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
次に図3を参照して、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の制御に係る主要部の構成を説明する。尚、この図3において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
図3は、本実施の形態に係るPDプリンタの制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
図3において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(専用カスタムLSI)を示している。3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。3005はデジタルカメラ(DSC)3012を接続するためのポートとしてのUSBコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBハブ(USBHUB)で、このPDプリンタ1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USB3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3019により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラ(DSC:DigitalStillCamera)である。
尚、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSB3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
<デジタルカメラの概要説明>
図4は、本実施の形態に係るDSC(デジタルカメラ)3012の構成を示すブロック図である。
同図において、3100はDSC3012全体の制御を司るCPUであり、3101はCPU3100による処理手順を記憶しているROMである。3102はCPU3100のワークエリアとして使用されるRAMであり、3103は各種操作を行うスイッチ群で、シャッター、モード切替スイッチ、選択スイッチやカーソルキー等が含まれている。2700は液晶表示部であり、現時点で撮影している映像や、撮像されてメモリカードに記憶されている画像を表示したり、各種設定を行う際のメニューを表示するために使用される。3105は光学ユニットであり、主としてレンズ及びその駆動系で構成される。3106はCCD素子であり、3107はCPU3100の制御下において光学ユニット3105を駆動制御するドライバである。3108は記憶媒体3109(コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、スマートメディア等)を接続するためのコネクタであり、3110はPC或いは実施の形態におけるPDプリンタ1000と接続するためのUSBインターフェース(USBのスレーブ側)である。
<ダイレクトプリント概要説明>
図5は、上述の印刷システムにおいて、DSC3012からPDプリンタ1000に対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。
この処理手順は、PDプリンタ1000とDSC3012とがUSBケーブルを介して接続された後、或は無線により通信を行うことにより互いにDPS仕様に準拠していることを確認した後に実行される。まずDSC3012は「ConfigurePrintService」をPDプリンタ1000に送信して、PDプリンタ1000の状態をチェックする(600)。これに対してPDプリンタ1000から、その時点でのPDプリンタ1000の状態(ここでは「アイドル」状態)が通知される(601)。ここでは「アイドル」状態であるため、DSC3012はPDプリンタ1000のCapabilityを問合せ(602)、そのCapabilityに応じたプリント開始要求(StartJob)を発行する(603)。尚、このプリント開始要求は、601で、後述するPDプリンタ1000からのステータス情報の中の「newJobOK」が「True(真)」になっていることを条件に、DSC3012からPDプリンタ1000に発行される。
このプリント開始要求に対してPDプリンタ1000は、印刷が指示された画像データのファイルIDに基づいてファイル情報をDSC3012に要求する(GetFileInfo)(604)。これに応答してDSC3012から、そのファイル情報(FileInfo)が送信される。このファイル情報にはファイル容量等の情報が含まれる。そしてPDプリンタ1000がそのファイル情報を受信して処理可能であると判断すると、そのファイル情報をDSC3012に要求する(GetFile)(605)。これによりその要求されたファイルの画像データ(ImageFile)がDSC3012からPDプリンタ1000に送られる。これによりPDプリンタ1000がプリント処理を開始すると、606で「印刷中(Printing)」を示すステータス情報が、PDプリンタ1000からDSC3012に「NotifyDeviceStatus」によって送られる。そして1頁のプリント処理が終了すると、次のページの処理開始時にPDプリンタ1000から「NotifyJobStatus」607により、それが通知される。そして1頁だけの印刷であれば、そのプリント要求した1頁の印刷が終了すると、次に「NotifyDviceStatus」608によりPDプリンタ1000が「アイドル」状態になったことが通知される(NotifyDeviceStatus(Idle))。
尚、例えば、1頁に複数(N)の画像をレイアウトして印刷するN−up印刷の場合には、N枚の画像を印刷する度に、「NotifyJobStatus」607がPDプリンタ1000からDSC3012に送られることになる。本実施の形態での「NotifyJobStatus」及び「NotifyDeviceStatus」の発行タイミングと画像データの取得の順番は一例であり、製品の実装によっては様々なケースが起こりうる。
図6は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラ(DSC)3012とPDプリンタ1000との間で通信を行って、DSC3012からPDプリンタ1000に画像データを供給して印刷を行う場合の処理を説明する図である。図において、ステップS1〜S15はDSC3012における処理を示し、ステップS21〜S31はPDプリンタ1000における処理を示している。
ステップS1及びステップS21では、DSC3012とPDプリンタ1000との間で、互いにDPS仕様に準拠していることを確認する。この状態でDSC3012はPDプリンタ1000に対して、プリンタの状態やデバイス情報を問合せる。これに対してPDプリンタ1000から、その時点でのPDプリンタ1000の状態やデバイス情報が通知される。このデバイス情報には、例えば接続プロトコルのバージョンや、プリンタのベンダー名や機種名等が通知される。こうしてステップS2で、DSC3012は、プリンタの状態及びデバイス情報の中で必要とする「情報1」をRAM3102に記憶する。この「情報1」には、後に、DSC3012で画像ファイルを変換する際に必要となる情報が含まれている。次にDSC3012は、図5の602で示すように、PDプリンタ1000に対して、そのCapabilityを要求する。
これによりPDプリンタ1000は、ステップS22で、PDプリンタ1000の印刷機能に関する能力情報(Capability)を作成してDSC3012に送信する。DSC3012はこのCapabilityを受信する(ステップS3)。そしてステップS4で、このCapabilityを基にUIを構築して表示部2700に表示する。ここでは、例えば、用紙サイズがA4判とB5判で、PDプリンタ1000が普通紙と写真用用紙を装着しており、1−up、2−up,4−upのレイアウト印刷が「縁なし」、或は「縁あり」で可能で、更に日付印刷が可能な場合は、これらの項目を任意に選択可能で、それ以外の項目は選択できないようなUI画面が表示部2700に表示される。
次にステップS5では、DSC3012のユーザは、その構築されたUI画面を参照して、印刷したい画像を選択し、それら画像の印刷形式を設定する。この画像の印刷形式の設定とは、印刷枚数や、用紙サイズ、レイアウト、日付印刷の有無等といった、ステップS3で受信したPDプリンタ1000のCapabilityに基づいたものとなる。次にステップS6で、こうしてユーザにより設定された「情報2」をRAM3102に記憶する。この「情報2」は、UIを使用してユーザにより設定された用紙サイズ、レイアウト等の情報が含まれる。
そして、このUIを使用してユーザにより印刷開始が指示されるとステップS7に進み、その印刷を指示するための印刷ジョブファイルを作成し、ステップS8で、その作成した印刷ジョブファイルをPDプリンタ1000に送信する。この印刷ジョブファイルはステップS23でPDプリンタ1000により受信される。次にステップS24で、PDプリンタ1000は、その受信した印刷ジョブファイルを解析してプリントの準備を行う。そして、その印刷ジョブファイルに記載されている印刷対象の「画像ファイル情報の取得要求」(画像ファイル名)をDSC3012に対して発行する。
尚、この「画像ファイル情報の取得要求」は、例えばUSB上のPTP(Pictutre Transfer Protocol)で動作するサービスでは、そのPTPで規定されている「GetObjectInfo」に相当している。しかしながら、この実施の形態における「画像ファイル情報の取得要求」の役割は、画像ファイルの作成タイミングをPDプリンタ1000からDSC3012に伝えることにある。本実施の形態では、この作成タイミングを伝える一つの手段として「画像ファイル情報の取得要求」を用いたが、このような手段はこれに限定されるものでなく、他の専用のコマンドや既存の通信コマンドを利用しても良い。この実施の形態では、「印刷用の画像ファイル作成」のタイミングをPDプリンタ1000からDSC3012に対して通知することを特徴としている。
そしてステップS9で、この「画像ファイル情報の取得要求」がDSC3012により受信されるとステップS10に進み、本実施の形態の特徴である、PDプリンタ1000に対して送信する印刷用の画像ファイルを作成する処理を実行する。このステップS10の処理は詳しく後述する。次にステップS11で、その作成した印刷用の画像ファイルの情報(ObjectInfo Dataset:画像ファイル名、データサイズ、ディレクトリ、日付などの属性情報を含む)を、ステップS11でPDプリンタ1000に送信する。
次にステップS25で、PDプリンタ1000は、その印刷用の画像ファイルの情報を受信すると、その指定された印刷用の画像ファイルそのものの取得要求をDSC3012に送信する(ステップS26)。DSC3012は、この画像ファイルの取得要求を受信すると(ステップS12)、ステップS13で、その要求された印刷用の画像ファイルをPDプリンタ1000に送信する。
PDプリンタ1000は、ステップS27で、その印刷用の画像ファイルを受信すると、その画像ファイルの画像データを復号して画像処理を行い、PDプリンタ1000で出力できる形式の画像に変換する(ステップS28)。そしてステップS29で、その変換した画像データに基づいて印刷を行う。ステップS30では、その画像データの最後まで印刷が完了しているかを判定する。ここで印刷が完成していない場合は、例えばPDプリンタ1000で、受信した画像データ格納するためのバッファ領域が十分に確保できず、ステップS27で、その画像ファイルの画像データを分割して受信して処理している場合等が考えられる。その場合はステップS24に戻り、再び「画像ファイル情報の取得要求」をDSC3012に送信し、前述と同様の手順で、ステップS27で、画像ファイルの画像データの部分データを受信して印刷する。
こうしてステップS30で、その画像ファイルの画像データの印刷が完了するとステップS31に進み、その画像ファイルの印刷が完了した旨をDSC3012に通知する。
この印刷終了通知を受信したDSC3012は、ステップS10で作成した印刷用の画像ファイルをRAM3102から削除して(ステップS15)処理を終了する。但し、メモリカード3109に記憶されている元の画像ファイルはそのまま保存される。
尚、前述のステップS29で、取得した画像データの量が十分でない状況、例えば記録ヘッドの一走査で記録するデータ量よりも少ない場合には、ステップS28での画像処理が可能であってもステップS29での印刷処理ができない。この場合は、ステップS29での印刷動作を行わずに、ステップS30の判定を行ってステップS24へ進むことになる。
尚、ステップS10で画像ファイルの作成が終了した後、ステップS11で、「画像ファイル情報」をDSC3012からPDプリンタ1000に送信しているが、これは前述のステップS24で、PDプリンタ1000からの「画像ファイル情報の取得要求」(GetObjectInfo)(ステップS24)に対する返答である。この「画像ファイル情報」も前述の「画像ファイル情報の取得要求」と同様に、DSC3012で画像ファイルの変換及び作成処理が完了したことをPDプリンタ1000に伝える役割がある。従って本実施の形態における「画像ファイル情報」の送信は、これに限定されるものでなく、他の専用コマンドや既存の通信コマンドを利用しても良い。
図7は、DSC3012における画像ファイルの作成処理(ステップS10)を説明するフローチャートである。
まずステップS41で、メモリカード3109に記憶されている処理対象の画像ファイルの画像データを読み取る。次にステップS42で、その画像データに対して、リサイズ(縮小)、回転、色変換などの処理が必要かどうかを判定する。例えば、ここでは前述のステップS2で、RAM3102に記憶されている「情報1」に基づいて、PDプリンタ1000の解像度やメモリ容量などを取得し、ステップS6で記憶された「情報2」に基づいて、実際に印刷する画像の解像度やサイズなどを取得し、その印刷対象の画像データに対する処理が必要かどうかを判定する。例えば、元の画像ファイルの画像データの解像度が8百万画素、PDプリンタ1000の印刷解像度が720dpi、印刷する画像サイズが略3×5cmの場合には、元の画像データの8百万画素分の画像データをそのまま転送せずに、DSC3012でその画像データを縮小(リサイズ)してからPDプリンタ1000に送信すると判定する。尚、これ以外にも、PDプリンタ1000における印刷モードにより、画像データの回転、色変換等が必要かどうかを判定する。
こうしてステップS42で、元の画像データに対して何らかの変換が必要であると判定するとステップS43に進むが、そうでない時は何もせずにこの処理を終了する。
ステップS43では、元の画像ファイルは、例えばJPEGにより符号化されているので、それを復号して生の画像データに変換する。ステップS44では、画像のリサイズが必要かを判定し、必要であればステップS45に進み、その画像データを縮小する。ステップS45の実行後、或はステップS44で画像のリサイズが必要でなければステップS46に進み、画像の回転が必要かどうかをみる。必要であればステップS47で、画像データの回転を実行してステップS48に進むが、そうでない時はそのままステップS48に進む。ステップS48では、画像の色変換が必要かどうかを判定し、必要でなければステップS50に進むが、必要であればステップS49で、画像データの色変換を実行してステップS50に進む。
ステップS50では、処理済みの画像データを再度JPEG符号化する。次にステップS51に進み、その画像データが「EXIF」タグ付きの画像データかどうかを調べ、そうであればステップS52で、その「EXIF」タグを、ステップS45,S47,S49などで変換した内容に従って更新する。一方、ステップS51で、その画像データが「EXIF」タグ付きの画像データでないときはステップS53に進み、その画像データに、例えば画像方向などを示すオリエンテーション情報や、変換後の画像サイズなどの必要な情報をEXIFタグとして付加する。
例えばステップS52では、EXIFで用いるTIFFRev.6.0の付属情報として、画像方向(タグ番号「274」:Orientation)が規定されており、それによれば「1」(デフォルト)は、「0番目の行が目で見たときの画像の上、0番目の列が目で見たときの画像の右側となる」と規定されている。この「1」で画像方向が規定された画像を左に90°回転させると、その画像のEXIFタグの画像方向は「8」、即ち「0番目の行が目で見たときの画像の左側、0番目の列が目で見たときの画像の下となる」に変更される。尚、このEXIFタグの詳細については、JEIDA規格の「デジタルカメラスチルカメラ用画像フォーマット規格(Exif)」を参照されたい。
尚、以上の説明において、DSC3012は、プリンタのデバイス情報などの「情報1」を取得し、プリンタの有する機能に応じたUIに基づいてカメラのユーザが設定した情報として「情報2」を取得してメモリに記憶しておき、これら情報に基づいて、印刷するべき画像データを作成してプリンタに送信することができる。これにより、カメラからプリンタに送信する画像データの量や画像データのフォーマットを、プリンタにおける印刷条件に合致したものとすることができるため、プリンタにおける画像データの処理に要する負荷を軽減でき、また画像データの処理に際してプリンタで使用されるメモリ容量を少なくできる。また、プリンタにおける印刷に応じて、予め画像データを縮小してプリンタに送信することができるため、画像データの送信に要する時間を減少できるという効果がある。
図8は、本実施の形態に係るPDプリンタ1000における画像データの処理(ステップS28)を説明するフローチャートである。
まずステップS61で、DSC3012から受信した画像データを復号する。次にステップS62で、その復号したデータを、プリンタエンジン3004の記録ヘッド(インクジェットヘッド)に出力するために、画像データを並び替える。そしてステップS63で、その並び替えたデータをプリントバッファに展開する。
このように本実施の形態によれば、PDプリンタ1000における画像データの処理において、画像データのリサイズ、回転や色変換処理が不要となるため、PDプリンタ1000における画像処理が簡単になり、PDプリンタ1000による負荷を軽減できる。
以上説明したように本実施の形態によれば、以下のような効果がある。
(1)DSC3012において画像データの回転、リサイズ等の処理を行った後、PDプリンタ1000に、その画像データを送信するため、PDプリンタ1000では特別で高価な画像処理機能を設ける必要が無く、かつ画像処理が簡略化できる。これにより高速に印刷が可能となる。
(2)DSC3012で画像処理を施した画像ファイルを作成する際に、PDプリンタ1000から取得する機能情報に基づいたUIをDSC3012で作成し、そのUIを使用してユーザが設定した印刷条件に従って印刷を行うため、PDプリンタ1000の印刷機能などを生かした印刷処理を行うことができる。
(3)PDプリンタ1000からDSC3012に対して画像ファイルの作成開始タイミングを知らせ、画像ファイルの作成が完了するとDSC3012からPDプリンタ1000に通知して画像ファイルの送信及び印刷を行うことにより、互いの処理の同期を取った信頼性の高い印刷が可能となる。
(4)メモリカード3109に記憶された画像ファイルから作成した印刷用画像ファイルは、その画像ファイルのPDプリンタ1000への転送が終了すると消去されるため、印刷済みの印刷用画像ファイルがDSC3012のメモリに残存してメモリ残量を低減するのを防止できる。
[実施の形態1]
次に本発明に係る実施の形態1について説明する。この実施の形態1では、例えば図9に示すようにレイアウトされた画像を印刷する場合における画像データの生成及び消去処理について説明する。
図9は、本実施の形態1に係る画像の印刷フォーマット例を示す図である。
ここでは1枚の用紙に、画像A〜Eが図のようにレイアウトされて印刷される。901,902のそれぞれは、PDプリンタ1000の記録ヘッド(不図示)の走査(図9の左から右方向)により印刷される1バンドに対応する印刷幅(記録ヘッドの記録幅に相当)を示している。従って、この図9に示す画像は、2バンド分の印刷幅を有している。
図10は、図9に示すレイアウトで画像A〜Eを印刷する場合における、DSC3012とPDプリンタ1000との間での画像やり取りを説明する図である。このやり取りは図5の603〜606の間で行われるやり取りを簡略化して示している。
DSC3012からPDプリンタ1000に対して印刷命令(StartJob)が発行された(101)後、最初の画像Aの取得要求(GetFile)がPDプリンタ1000からDSC3012に対して発行され、これに対してDSC3012からPDプリンタ1000に対して、その画像Aの印刷用データ(ImageFile)が送信される(102)。以下、同様に、バンド901の画像B、画像Cの印刷用画像データが要求されると(103,104)、DSC3012から、それぞれ対応する画像の印刷用画像データがPDプリンタ1000に送信され、PDプリンタ1000においてバンド901の印刷が可能になる。
同様にしてバンド902を印刷する際には、最初の画像Aが要求され(105)、続いて画像D、画像Eが要求されると(106,107)、DSC3012から、それぞれ対応する画像の印刷用画像データがPDプリンタ1000に送信され、PDプリンタ1000においてバンド902の印刷が可能になる。
図11は、上記の手順を実行して図9に示す画像を印刷する場合における従来のDSCによる画像の生成及び消去処理を説明する図である。尚、図11における(102)〜(107)は図10の手順(102)〜(107)に対応している。
102で画像Aの印刷用画像データが要求されると、メモリカードに記憶されている画像Aを読み出して、その印刷用画像データを生成し、それをメモリ(RAM)に記憶すると共にプリンタに送信する。次に103で、メモリカードに記憶されている画像Bを読み出してその印刷用画像データを作成し、それをメモリ(RAM)に記憶する共にプリンタに送信する。ここで、DSCのメモリ(RAM)の容量の関係から、同時に、2つの画像の印刷用画像データしか記憶できないものとする。従って、次に104で画像Cの印刷用画像データが要求されると、最先の画像Aの印刷用画像データをメモリから消去し(「×」で示す)、そこにメモリカードに記憶されている画像Cから作成した画像Cの印刷用画像データを格納してプリンタに送る。
次にバンド902を印刷する際にも同様にして、105で画像Aの印刷用画像データが要求されると、最先の画像Bの印刷用画像データをメモリから消去し(「×」で示す)、メモリカードに記憶されている画像Aを読み出して、その印刷用画像データを生成して格納すると共にプリンタに送信する。次に106で画像Dの印刷用画像データが要求されると、最先の画像Cの印刷用画像データをメモリから消去し(「×」で示す)、メモリカードに記憶されている画像Dを読み出して、その印刷用画像データを生成して。その空いたエリアに格納すると共にプリンタに送る。そして最後に107で画像Eの印刷用画像データが要求されると、画像Aの印刷用画像データをメモリから消去し(「×」で示す)、メモリカードに記憶されている画像Eを読み出して、その印刷用画像データを生成して格納すると共にプリンタに送信する。
このように、DSCのメモリ容量の関係で、そのメモリに記憶している印刷用画像データを消去する際、最先の画像データを消去する処理を行った場合、図11に示す処理では、メモリカードへのアクセスと、印刷用画像データの作成処理がそれぞれ6回発生している。更に、これら処理において、画像Aの読み出しと、その印刷用画像データの作成処理が2回も実行されている。このためその分、メモリカードへのアクセスと印刷用画像データの作成に要する時間が余計に掛かり、1枚の画像の印刷に要する時間が長くなるという問題があった。
そこで本実施の形態1では、図12に示すように、未転送の印刷用画像データがある画像の印刷用画像データはメモリから削除せずに、最先の画像データでなくても、転送が終了した印刷用画像データを優先的に消去する本実施の形態1について説明する。
図12は、本実施の形態1に係る印刷システムで図9に示す画像を印刷する場合におけるDSC3012による画像の生成及び消去処理を、図11と比較して説明する図である。尚、図12における(102)〜(107)は、図11の場合と同様に図10の手順(102)〜(107)に対応している。
図11と比較すると明らかなように、画像Aの印刷用画像データはメモリ3102から消去されずに最終手順107まで記憶されている。従って、手順105では、画像Aをメモリカード3109から読み出して印刷用データに展開するための処理が不要になっている。
図13は、本発明の実施の形態1に係るDSC3012による処理を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM3101に記憶されている。尚、ここでもDSC3012のメモリ(RAM)3102の容量の関係から、このメモリ3102には同時に2つの画像の印刷用画像データしか記憶できないものとし、この処理が開始された時点で既に画像X及びYの印刷用画像データがメモリ3102に記憶されているものとする。
まずステップS71で、PDプリンタ1000から画像Zの印刷用画像データの取得要求を受信する。次にステップS72で、その画像Zの印刷用画像データがRAM3102に記憶されているかどうかを判断する。記憶されていればステップS78に進み、その画像Zの印刷用画像データを読み出してPDプリンタ1000に送信して、この処理を終了する。
ステップS72で、画像Zの印刷用画像データがRAM3102に記憶されていないと判断した場合はステップS73に進み、そのRAM3102に、その画像Zの印刷用画像データ記憶できる空きエリアがあるかどうかを判定する。あればステップS77に進み、画像Zをメモリカード3109から読み出し、その画像Zの印刷用画像データを作成し、RAM3102の空きエリアに格納する。そしてステップS78で、その画像Zの印刷用画像データをPDプリンタ1000に送信する。
一方、ステップS73でRAM3102に空きエリアがないと判断するとステップS74に進み、RAM3102に格納されている最先の画像Xの印刷用画像データが全てPDプリンタ1000に送信されたかどうかを判断する。画像Xの印刷用画像データが全てPDプリンタ1000に送信されている場合はステップS75に進み、その画像Xの印刷用画像データをRAM3102から消去してステップS77に進む。一方、ステップS74で、画像Xの印刷用画像データが全てPDプリンタ1000に送信されていない場合はステップS76に進み、別の画像Yの印刷用画像データをRAM3102から消去してステップS77に進む。
尚、この実施の形態1では、DSC3012は、PDプリンタ1000から画像Aの印刷用画像データを要求されると、メモリカード3109から画像Aを読み出して、その画像A印刷用画像データを生成する。そしてバンド901を印刷する場合には、PDプリンタ1000から画像Aの部分画像データ(データの先頭からのバイト数(offset)と、取得するデータのバイト数(size)とで指示される)が要求されるため、画像Aのバンド901に対応する部分の画像データだけがPDプリンタ1000に送信されて、バンド901が印刷される。このためDSC3012では、この部分画像データ要求を受け取った時点で、その画像の印刷用画像データが全て送信されたかどうかを示すフラグ(RAM3102に設けられる)をオフにする。それで、その画像に対応するフラグの設定値をみれば、その画像の印刷用画像データが全てPDプリンタ1000に送信されたかどうかを判定することができる。
以上説明したように本実施の形態1によれば、DSC3012が、メモリに同時に複数の印刷用画像データを保持できる場合、その印刷用画像データがPDプリンタ1000に取得されて状況に応じて、メモリに記憶されている印刷用画像データを消去を制御することにより、原画像を読み出すためのメモリカードへのアクセス回数、及び印刷用画像データの作成回数を減少できる。その結果、DSCの処理負荷が軽減して印刷速度を向上できる効果がある。
[実施の形態2]
次に本発明に係る実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、例えば図14に示すように、画像A〜Cがレイアウトされた画像を印刷する場合における画像データの生成及び消去処理について説明する。
図14は、本実施の形態2に係る画像の印刷フォーマット例を示す図である。
ここでは1枚の用紙に、画像A〜Cが図のようにレイアウトされて印刷される。141,142のそれぞれは、PDプリンタ1000の記録ヘッド(不図示)の走査(図14の左から右方向)により印刷される1バンドに対応する印刷幅(記録ヘッドの記録幅に相当)を示している。従って、この図14に示す画像は2バンド分の印刷幅を有している。
尚、図14において、画像Aのデータサイズは100メガバイトであり、画像BとCのデータサイズはそれぞれ1Kバイトである。
図15は、図14に示すレイアウトで画像A〜Cを印刷する場合における、DSC3012とPDプリンタ1000との間での画像やり取りを説明する図である。このやり取りは図5の603〜606の間で行われるやり取りを簡略化して示している。
DSC3012からPDプリンタ1000に対して印刷命令(StartJob)が発行された(201)後、最初の画像Aの取得要求(GetFile)がPDプリンタ1000からDSC3012に対して発行され、これに対してDSC3012からPDプリンタ1000に対して、その画像Aの印刷用データ(ImageFile)が送信される(202)。以下、同様に、バンド141の画像B、画像Cの印刷用画像データが要求されると(203,204)、DSC3012から、それぞれ対応する画像の印刷用画像データがPDプリンタ1000に送信され、PDプリンタ1000においてバンド141の印刷が可能になる。
同様にしてバンド142を印刷する際には、最初の画像Bが要求され(205)、続いて画像C、画像Aが要求されると(206,207)、DSC3012から、それぞれ対応する画像の印刷用画像データがPDプリンタ1000に送信され、PDプリンタ1000においてバンド142の印刷が可能になる。
図16は、上記の手順を実行して図14に示す画像を印刷する場合における従来のDSCによる画像の生成及び消去処理を説明する図である。尚、図14における(202)〜(207)は図16の手順(202)〜(207)に対応している。
202で画像Aの印刷用画像データが要求されると、メモリカードに記憶されている画像Aを読み出して、その印刷用画像データを生成し、それをメモリ(RAM)に記憶する。次に203でメモリカードに記憶されている画像Bを読み出して、その印刷用画像データを作成し、それをメモリ(RAM)に記憶する。ここで、DSCのメモリ(RAM)の容量の関係から、同時に、2つの画像の印刷用画像データしか記憶できないものとする。従って、204で画像Cの印刷用画像データが要求されると、最先の画像Aの印刷用画像データをメモリから消去し(「×」で示す)、そこにメモリカードに記憶されている画像Cから作成した画像Cの印刷用画像データを格納する。
次にバンド142を印刷する際にも同様にして、205で画像Bの印刷用画像データが要求されると、その時点ではメモリに画像Bの印刷用画像データが記憶されているため、それを読み出してプリンタに送信する。また206で画像Cの印刷用画像データが要求されると、メモリに画像Cの印刷用画像データが記憶されているため、それを読み出してプリンタに送信する。そして最後に207で画像Aの印刷用画像データが要求されると、最先の画像Bの印刷用画像データをメモリから消去し(「×」で示す)、メモリカードに記憶されている画像Aを読み出して、その印刷用画像データを生成して格納すると共にプリンタに送信する。
このように、DSCのメモリ容量の関係で、そのメモリに記憶している印刷用画像データを消去する際、単に最先の画像データを消去する処理を行った場合、図16に示す処理では、最もデータサイズの大きい画像Aのメモリカードからの読み出しと、その印刷用画像データの作成処理が2回も実行されている。このためその分、メモリカードへのアクセスと印刷用画像データの作成に要する時間が余計に掛かり、1枚の画像の印刷に要する時間が長くなるという問題があった。
そこで本実施の形態2では、図17に示すように、画像データのサイズに応じて、最もサイズの大きい画像の印刷用画像データはメモリから削除しないようにする本実施の形態2について説明する。
図17は、本実施の形態2に係る印刷システムで図14に示す画像を印刷する場合におけるDSC3012による画像の生成及び消去処理を、図16と比較して説明する図である。尚、図17における(202)〜(207)は、図16の場合と同様に図15の手順(202)〜(207)に対応している。
図16と比較すると明らかなように、画像Aの印刷用画像データはメモリ3102から消去されずに最終手順207まで記憶されている。従って、手順207では、画像Aをメモリカード3109から読み出して印刷用データに展開するための処理が不要になっている。
図18は、本発明の実施の形態2に係るDSC3012による処理を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM3101に記憶されている。尚、ここでもDSC3012のメモリ(RAM)3102の容量の関係から、このメモリ3102には同時に2つの画像の印刷用画像データしか記憶できないものとし、この処理が開始された時点で既に画像X及びYの印刷用画像データがメモリ3102に記憶されているものとする。
まずステップS81で、PDプリンタ1000から画像Zの印刷用画像データの取得要求を受信する。次にステップS82で、その画像Zの印刷用画像データがRAM3102に記憶されているかどうかを判断する。記憶されていればステップS88に進み、その画像Zの印刷用画像データを読み出してPDプリンタ1000に送信して、この処理を終了する。
ステップS82で、画像Zの印刷用画像データがRAM3102に記憶されていないと判断した場合はステップS83に進み、そのRAM3102に、その画像Zの印刷用画像データ記憶できる空きエリアがあるかどうかを判定する。あればステップS87に進み、画像Zをメモリカード3109から読み出し、その画像Zの印刷用画像データを作成し、RAM3102の空きエリアに格納する。そしてステップS88で、その画像Zの印刷用画像データをPDプリンタ1000に送信する。
一方、ステップS83でRAM3102に空きエリアがないと判断するとステップS84に進み、RAM3102に格納されている2つの画像Xと画像Yのデータサイズを比較する。ここで画像Yのデータサイズの方が大きい場合はステップS85に進み、データサイズが小さい方の画像Xの印刷用画像データをRAM3102から消去してステップS87に進む。一方、ステップS84で、画像Xのデータサイズの方が大きい場合はステップS86に進み、データサイズが小さい方の画像Yの印刷用画像データをRAM3102から消去してステップS87に進む。
これにより、例えばメモリ3102に画像A(100Mバイト)の印刷用画像データと画像B(1Kバイト)の印刷用画像データが記憶されている場合は、常にデータサイズの小さい画像Bの印刷用画像データが消去されて画像Aの印刷用画像データが保存されるので、その画像データのサイズの差分、メモリカードからの画像の読み出し、及び印刷用の画像データに展開するのに要する時間を短縮できる。
以上説明したように本実施の形態2によれば、メモリカードにアクセスする画像データサイズと、印刷用画像データを作成するための処理に要する時間を短縮できる。その結果、DSCの処理負荷が軽減して印刷速度を向上できる効果がある。
尚、本実施の形態では、メモリ(RAM)3102に記憶する印刷用画像データは符号化された形式で記憶されるのが望ましい。
但し、前述の実施の形態1のように部分画像データが要求された場合には、その記憶している印刷用画像データを復号し、その復号した画像データから要求された部分画像データを取り出し、それを再度符号化してプリンタに送信する必要がある。
[他の実施の形態]
本発明の目的は前述したように、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
またコンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
本発明の実施の形態に係るPDプリンタの概観斜視図である。 本実施の形態に係るPDプリンタの操作パネルの概観図である。 本実施の形態に係るPDプリンタの制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るDSCの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る印刷システムにおいて、DSCからPDプリンタに対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラ(DSC)とPDプリンタとの間で通信を行って、DSCからPDプリンタに画像データを供給して印刷を行う場合の処理を説明する図である。 本実施の形態に係るDSCにおける画像ファイルの作成処理(ステップS10)を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係るPDプリンタにおける画像データの処理(ステップS28)を説明するフローチャートである。 本実施の形態1に係る画像の印刷フォーマット例を示す図である。 図9に示すレイアウトで画像A〜Eを印刷する場合における、DSCとPDプリンタとの間での画像やり取りを説明する図である。 図10の手順を実行して図9に示す画像を印刷する場合における従来のDSCによる画像の生成及び消去処理を説明する図である。 本実施の形態1に係る印刷システムで図9に示す画像を印刷する場合におけるDSCによる画像の生成及び消去処理を図11と比較して説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るDSCによる処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態2に係る画像の印刷フォーマット例を示す図である。 図14に示すレイアウトで画像A〜Cを印刷する場合における、DSCとPDプリンタとの間での画像やり取りを説明する図である。 図15の手順を実行して図14に示す画像を印刷する場合における従来のDSCによる画像の生成及び消去処理を説明する図である。 本実施の形態2に係る印刷システムで図14に示す画像を印刷する場合におけるDSCによる画像の生成及び消去処理を図16と比較して説明する図である。 本発明の実施の形態2に係るDSCによる処理を説明するフローチャートである。

Claims (18)

  1. 画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
    前記画像供給デバイスは、
    前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、前記送信手段により前記印刷装置に送信が完了した前記印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  2. 画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
    前記画像供給デバイスは、
    前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、データ量が少ない方の印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  3. 前記記憶手段は、複数の画像に対応する印刷用の画像データを記憶可能な記憶容量を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 前記生成手段は、
    複数の画像に対応する原画像データを記憶するメモリカードから指定された画像の原画像データを読み出す読出し手段と、前記読出し手段により読み出した原画像データを復号する復号手段とを有し、前記復号手段により復号した画像データに基づいて印刷用の画像データを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  5. 前記生成手段は更に、前記印刷用の画像データを符号化する符号化手段を有することを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  6. 前記印刷装置からの画像要求は、印刷用の画像データの部分データの取得要求を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  7. 印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、
    前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、前記送信手段により前記印刷装置に送信が完了した前記印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段と、
    を有することを特徴とする画像供給デバイス。
  8. 印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、
    前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記印刷用の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段により生成された前記画像データを前記記憶手段に記憶する際、前記記憶手段の空きエリアが所定量以下の場合、前記記憶手段に記憶済みの画像データの内、データ量が少ない方の印刷用の画像データを選択して消去する消去制御手段と、
    を有することを特徴とする画像供給デバイス。
  9. 前記記憶手段は、複数の画像に対応する印刷用の画像データを記憶可能な記憶容量を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像供給デバイス。
  10. 前記生成手段は、
    複数の画像に対応する原画像データを記憶するメモリカードから指定された画像の原画像データを読み出す読出し手段と、前記読出し手段により読み出した原画像データを復号する復号手段とを有し、前記復号手段により復号した画像データに基づいて印刷用の画像データを生成することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像供給デバイス。
  11. 前記生成手段は更に、前記印刷用の画像データを符号化する符号化手段を有することを特徴とする請求項10に記載の画像供給デバイス。
  12. 前記印刷装置からの画像要求は、印刷用の画像データの部分データの取得要求を含むことを特徴とする請求項に記載の画像供給デバイス。
  13. 印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
    前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成された前記印刷用の画像データをメモリに記憶する工程と、
    前記メモリに記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
    前記生成工程で生成された前記画像データを前記メモリに記憶する際、前記メモリの空きエリアが所定量以下の場合、前記メモリに記憶済みの画像データの内、前記送信工程で前記印刷装置に送信が完了した前記印刷用の画像データを選択して消去する消去制御工程と、
    を有することを特徴とする画像供給デバイスの制御方法。
  14. 印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
    前記印刷装置からの画像要求に応じて印刷用の画像データを生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成された前記印刷用の画像データをメモリに記憶する工程と、
    前記メモリに記憶されている前記印刷用の画像データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
    前記生成工程で生成された前記画像データを前記メモリに記憶する際、前記メモリの空きエリアが所定量以下の場合、前記メモリに記憶済みの画像データの内、データ量が少ない方の印刷用の画像データを選択して消去する消去制御工程と、
    を有することを特徴とする画像供給デバイスの制御方法。
  15. 前記メモリは、複数の画像に対応する印刷用の画像データを記憶可能な記憶容量を有することを特徴とする請求項13又は14に記載の制御方法。
  16. 前記生成工程は、
    複数の画像に対応する原画像データを記憶するメモリカードから指定された画像の原画像データを読み出す読出し工程と、前記読出し工程により読み出した原画像データを復号する復号工程とを有し、前記復号工程により復号した画像データに基づいて印刷用の画像データを生成することを特徴とする請求項13又は14に記載の制御方法。
  17. 前記生成工程は更に、前記印刷用の画像データを符号化する符号化工程を有することを特徴とする請求項16に記載の制御方法。
  18. 前記印刷装置からの画像要求は、印刷用の画像データの部分データの取得要求を含むことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
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