JP2006086587A - 画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム - Google Patents

画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム Download PDF

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知行 渡辺
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真夫 加藤
Futoshi Sasaki
太 佐々木
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宣雄 大沼
Takuya Matsuno
卓也 松野
Hirokazu Ishii
宏和 石井
Yoshiro Udagawa
善郎 宇田川
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Abstract

【課題】 プリンタによる印刷条件を設定する印刷設定は、プリンタからの情報のみでは適切に設定されるとは限らない。
【解決手段】 DSCとPDプリンタとの間の通信接続に応じて、PDプリンタの機能情報をDSCに供給し(S22)、その供給した機能情報に基づいてUIを構築してDSC3012に表示し(S4)、そのUIに基づいて設定された印刷仕様と機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換し(S10)、その変換した画像ファイルをPDプリンタに送信する(S13)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システム、及びその画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法に関するものである。
プリンタとデジタルスチルカメラ(以下DSC)をUSB等のインタフェースを介して直接接続し、DSCの記憶媒体(メモリカード)に記憶されている写真画像をプリンタに送信して印刷する、所謂、デジタルカメラダイレクトプリントシステムが一般的となってきている。
このようなプリントシステムでは、一般的にはDSCから、印刷対象となる画像のJPEGファイルをプリンタに送信し、プリンタ側で、そのJPEGファイルの解凍、色変換、リサイズ等を行ってプリント可能なデータ形式へ変換して印刷を行っている。
一方、DSCで、撮影画像をプリント専用に処理した後プリンタに送信して印刷するシステムが提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献1では、一般性の低い固有のプリントプロトコルを用いて、DSCからの画像と、プリンタ側の用紙サイズ等の印刷態様に応じた画像の印刷を可能とするデジタルカメラダイレクトプリントシステムが提案されている。
特許文献2では、プリンタでの処理負荷の低減を目的とし、DSCでJPEGファイルの解凍、色変換、リサイズ等を行ってプリント可能なデータ形式へ変換処理を行い、プリント可能なデータとしてプリンタに送信し、プリンタでの画像処理負荷の低減を図っている。
更に特許文献3では、プリンタ毎の色再現特性のばらつきをDSC側で補正し、JPEGなどの一般的な画像ファイルに変換してプリンタに送信している。これによりプリンタ毎の印刷特性に依存しない安定した画像を得ることが記載されている。
特開平8−32911号公報 特開平10−290470号公報 特開2003−134457号公報
上述のデジタルカメラダイレクトプリントシステムが益々普及してきており、更に、DSCにおける画像の高画質化の進歩も著しいものがある。DSCで撮像されて記憶される画像データは、数年前までは最大100〜200万画素/画像だったのもが、近年では、一画像当り800万画素以上の高解像度の画像を撮影して記憶できるDSCが販売されている。
このようなDSCの撮影画素数の増大に伴い、上述のデジタルカメラダイレクトプリントシステムにおいて、本願発明者は以下のような新たな課題を見つけるに至った。
(1)プリンタ側での処理すべき画素数が大きくなり、プリンタの負荷が増大する。
(2)画素数に合わせて画像ファイルサイズが大きくなり、DSC−プリンタ間での画像ファイルの転送負荷が増大する。
これらが要因となり、印刷時にプリント速度が低下するという問題が発生している。
先述の公知例のような処理の負荷分散を目的として、印刷用の画像データの画像処理の一部をDSC側で処理する場合の問題点があることが新たに解った。また、いずれの公知例においても、プリンタにおける印刷態様や印刷特性をプリンタから取得する旨の記載があるが、そのプリンタの印刷特性に関する情報をプリンタとDSC間での通信する方法について具体的な記載が無い。例えば、プリンタの印刷能力をDSCに伝える手法では、プリンタでの印刷時のサイズ/レイアウト等の形態を、そのプリンタのCapabilityで許容する範囲内であれば、DSC側でユーザが任意に設定及び選択できる。このようなシステムでは、プリンタによる印刷条件を設定する印刷設定は、プリンタからの情報のみでは適切に設定されるとは限らない。特に特許文献1では、プリンタが、今現在印刷可能な印刷態様をDSCに通知し、DSCではそれに従い印刷態様を変更している。例えば、A4サイズの用紙がプリンタ本体にセットされていれば、紙サイズ検知機能を有しているプリンタでは、自動的にDSCに対して用紙サイズがA4で通知するように記載されている。また、紙サイズ検知機能がない場合は、プリンタ本体の設定パネルで用紙サイズを選択し、その結果をDSCに通知している。いずれの場合も、プリンタが認知している現在の印刷態様をDSCに通知するものであり、DSCにおいてユーザが希望し設定した結果が反映されない。
また特許文献2及び3には、プリンタにおける印刷特性をプリンタから取得する旨の記載があるが、その取得した印刷特性だけに基づいてプリンタに送信する画像データの変換を実行しているため、ユーザの希望に則した画像処理や印刷処理を行う点については記載されていない。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本願発明の特徴は、印刷装置からの機能情報に基づいて画像供給デバイスで設定された印刷条件に従って、印刷装置に送信する画像データを画像供給デバイスで処理して印刷装置に送信する画像供給デバイス及びその制御方法及び、印刷システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、前記画像供給デバイスは、前記画像供給デバイスと前記印刷装置との間の通信接続に応じて、前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、前記機能情報に基づいてユーザインターフェース(UI)を構築して表示する手段と、前記UIに基づいて設定された印刷仕様と前記機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換する変換手段と、前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した画像データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有し、前記印刷装置は前記データ要求に応じて前記送信手段により送信された前記画像データに基づいて画像を印刷することを特徴とする印刷システム。
本発明の一態様に係る画像供給デバイスは以下のような構成を備える。即ち、印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、前記画像供給デバイスと前記印刷装置との間の通信接続に応じて、前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、前記機能情報に基づいてUIを構築して表示する表示手段と、前記UIに基づいて設定された印刷仕様と前記機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換する変換手段と、前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した画像データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする画像供給デバイス。
本発明の一態様に係る画像供給デバイスの制御方法は以下のような工程を備える。即ち、印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、前記画像供給デバイスと前記印刷装置との間の通信接続に応じて、前記印刷装置の機能情報を取得する工程と、前記機能情報に基づいてUIを構築して表示する工程と、前記UIに基づいて設定された印刷仕様と前記機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換する変換工程と、前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換工程で変換した画像データを前記印刷装置に送信する送信工程とを有することを特徴とする画像供給デバイスの制御方法。
本発明によれば、画像供給デバイスにおいて画像データの変換処理を行った後印刷装置にその画像データを送信するため、印刷装置では特別で高価な画像処理機能を設ける必要が無く、かつ画像処理が簡略化でき、高速に印刷が可能となる。
また、画像供給デバイスにおいて画像データの変換処理を行った後印刷装置にその画像データを送信するため、印刷装置における画像変換処理等の画像処理に依存することなく画像供給デバイス側で画質をコントロールすることが可能となり、高画質な印刷が可能となる。
また、画像供給デバイスで画像処理を施した画像ファイルを作成する際に、印刷装置から取得する機能情報に基づいたUIを画像供給デバイスで作成し、そのUIを使用してユーザが設定した印刷条件に従って印刷を行うため、印刷装置の機能などを生かした印刷処理を行うことができる。
また、印刷装置から画像供給デバイスに対して画像ファイルの作成開始タイミングを知らせ、画像ファイルの作成が完了すると画像供給デバイスから印刷装置に通知して画像ファイルの送信及び印刷を行うことにより、互いの処理の同期を取った信頼性の高い印刷が可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、本実施の形態では、デジタルカメラ(DSC)とプリンタとの間でダイレクトプリントを実現する場合で説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ)1000の概観斜視図である。このPDプリンタ1000は、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する通常のPCプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読取って印刷したり、或いはデジタルカメラやPDAなどからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
図1において、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリンタ1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部がされている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録されたシート(普通紙、専用紙、樹脂シート等を含む。以下単にシートとする)が排出可能となると共に、排出されたシートを順次積載し得るようになっている。また排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、シートの支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)或いはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。尚、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバー1003の開閉状態を検出し得るようになっている。
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図2を参照して詳しく後述する。1007は自動給送部で、シートを装置本体内へと自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、プリントヘッドとシートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカード(PC)としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。1011はビューワ(液晶表示部)で、このPDプリンタ1000の本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。1012は後述するデジタルカメラを接続するためのUSB端子である。また、このPD装置1000の後面には、パーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBコネクタが設けられている。
図2は本実施の形態に係るPDプリンタ1000の操作パネル1010の概観図である。
図において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここに表示される項目としては、例えば、複数ある写真画像ファイルの内、印刷したい写真画像の先頭番号、指定コマ番号(開始コマ指定/印刷コマ指定)、印刷を終了したい最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用するシートの種類(用紙種類)、1枚のシートに印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要なシートの枚数表示(用紙枚数)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキーを押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷、指定コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。2004はメンテナンスキーで、プリントヘッドのクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
次に図3を参照して、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の制御に係る主要部の構成を説明する。尚、この図3において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
図3は、本実施の形態に係るPDプリンタの制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
図3において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(専用カスタムLSI)を示している。3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。3005はデジタルカメラ(DSC)3012を接続するためのポートとしてのUSBコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBハブ(USBHUB)で、このPDプリンタ1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USB3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3019により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラ(DSC:DigitalStillCamera)である。
尚、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSB3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
<デジタルカメラの概要説明>
図4は、本実施の形態に係るDSC(デジタルカメラ)3012の構成を示すブロック図である。
同図において、3100はDSC3012全体の制御を司るCPUであり、3101はCPU3100による処理手順を記憶しているROMである。3102はCPU3100のワークエリアとして使用されるRAMであり、3103は各種操作を行うスイッチ群で、シャッター、モード切替スイッチ、選択スイッチやカーソルキー等が含まれている。2700は液晶表示部であり、現時点で撮影している映像や、撮像されてメモリカードに記憶されている画像を表示したり、各種設定を行う際のメニューを表示するために使用される。3105は光学ユニットであり、主としてレンズ及びその駆動系で構成される。3106はCCD素子であり、3107はCPU3100の制御下において光学ユニット3105を駆動制御するドライバである。3108は記憶媒体3109(コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード等)を接続するためのコネクタであり、3110はPC或いは実施の形態におけるPDプリンタ1000と接続するためのUSBインターフェース(USBのスレーブ側)である。
<ダイレクトプリント概要説明>
図5は、DSC3012からPDプリンタ1000に対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。
この処理手順は、PDプリンタ1000とDSC3012とがUSBケーブルを介して接続された後、或は無線により通信を行うことにより互いにDPS仕様に準拠していることを確認した後に実行される。まずDSC3012は「ConfigurePrintService」をPDプリンタ1000に送信して、PDプリンタ1000の状態をチェックする(600)。これに対してPDプリンタ1000から、その時点でのPDプリンタ1000の状態(ここでは「アイドル」状態)が通知される(601)。ここでは「アイドル」状態であるため、DSC3012はPDプリンタ1000のCapabilityを問合せ(602)、そのCapabilityに応じたプリント開始要求(StartJob)を発行する(603)。尚、このプリント開始要求は、601で、後述するPDプリンタ1000からのステータス情報の中の「newJobOK」が「True(真)」になっていることを条件に、DSC3012からPDプリンタ1000に発行される。
このプリント開始要求に対してPDプリンタ1000は、印刷が指示された画像データのファイルIDに基づいてファイル情報をDSC3012に要求する(GetFileInfo)(604)。これに応答してDSC3012から、そのファイル情報(FileInfo)が送信される。このファイル情報にはファイル容量等の情報が含まれる。そしてPDプリンタ1000がそのファイル情報を受信して処理可能であると判断すると、そのファイル情報をDSC3012に要求する(GetFile)(605)。これによりその要求されたファイルの画像データ(ImageFile)がDSC3012からPDプリンタ1000に送られる。これによりPDプリンタ1000がプリント処理を開始すると、606で「印刷中(Printing)」を示すステータス情報が、PDプリンタ1000からDSC3012に「NotifyDeviceStatus」によって送られる。そして1頁のプリント処理が終了すると、次のページの処理開始時にPDプリンタ1000から「NotifyJobStatus」607により、それが通知される。そして1頁だけの印刷であれば、そのプリント要求した1頁の印刷が終了すると、次に「NotifyDviceStatus」608によりPDプリンタ1000が「アイドル」状態になったことが通知される(NotifyDeviceStatus(Idle))。
尚、例えば、1頁に複数(N)の画像をレイアウトして印刷するN−up印刷の場合には、N枚の画像を印刷する度に、「NotifyJobStatus」607がPDプリンタ1000からDSC3012に送られることになる。本実施の形態での「NotifyJobStatus」及び「NotifyDeviceStatus」の発行タイミングと画像データの取得の順番は一例であり、製品の実装によっては様々なケースが起こりうる。
図6は、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラ(DSC)3012とPDプリンタ1000との間で通信を行って、DSC3012からPDプリンタ1000に画像データを供給して印刷を行う場合の処理を説明する図である。図において、ステップS1〜S15はDSC3012における処理を示し、ステップS21〜S31はPDプリンタ1000における処理を示している。
ステップS1及びステップS21では、DSC3012とPDプリンタ1000との間で、互いにDPS仕様に準拠していることを確認する。この状態でDSC3012はPDプリンタ1000に対して、プリンタの状態やデバイス情報を問合せる。これに対してPDプリンタ1000から、その時点でのPDプリンタ1000の状態やデバイス情報が通知される。このデバイス情報には、例えば接続プロトコルのバージョンや、プリンタのベンダー名や機種名等が通知される。こうしてステップS2で、DSC3012は、プリンタの状態及びデバイス情報の中で必要とする「情報1」をRAM3102に記憶する。この「情報1」には、後に、DSC3012で画像ファイルを変換する際に必要となる情報が含まれている。次にDSC3012は、図5の602で示すように、PDプリンタ1000に対して、そのCapabilityを要求する。
これによりPDプリンタ1000は、ステップS22で、PDプリンタ1000の印刷機能に関する能力情報(Capability)を作成してDSC3012に送信する。DSC3012はこのCapabilityを受信する(ステップS3)。そしてステップS4で、このCapabilityを基にユーザインターフェース(UI)を構築して表示部2700に表示する。ここでは、例えば、用紙サイズがA4判とB5判で、PDプリンタ1000が普通紙と写真用用紙を装着しており、1−up、2−up,4−upのレイアウト印刷が「縁なし」、或は「縁あり」で可能で、更に日付印刷が可能な場合は、これらの項目を任意に選択可能で、それ以外の項目は選択できないようなUI画面が表示部2700に表示される。
次にステップS5では、DSC3012のユーザは、その構築されたUI画面を参照して、印刷したい画像を選択し、それら画像の印刷形式を設定する。この画像の印刷形式の設定とは、印刷枚数や、用紙サイズ、レイアウト、日付印刷の有無等といった、ステップS3で受信したPDプリンタ1000のCapabilityに基づいたものとなる。次にステップS6で、こうしてユーザにより設定された「情報2」をRAM3102に記憶する。この「情報2」は、UIを使用してユーザにより設定された用紙サイズ、レイアウト等の情報が含まれる。
そして、このUIを使用してユーザにより印刷開始が指示されるとステップS7に進み、その印刷を指示するための印刷ジョブファイルを作成し、ステップS8で、その作成した印刷ジョブファイルをPDプリンタ1000に送信する。この印刷ジョブファイルはステップS23でPDプリンタ1000により受信される。次にステップS24で、PDプリンタ1000は、その受信した印刷ジョブファイルを解析してプリントの準備を行う。そして、その印刷ジョブファイルに記載されている印刷対象の「画像ファイル情報の取得要求」(画像ファイル名)をDSC3012に対して発行する。
尚、この「画像ファイル情報の取得要求」は、例えばUSB上のPTP(Pictutre Transfer Protocol)で動作するサービスでは、そのPTPで規定されている「GetObjectInfo」に相当している。しかしながら、この実施の形態における「画像ファイル情報の取得要求」の役割は、画像ファイルの作成タイミングをPDプリンタ1000からDSC3012に伝えることにある。本実施の形態では、この作成タイミングを伝える一つの手段として「画像ファイル情報の取得要求」を用いたが、このような手段はこれに限定されるものでなく、他の専用のコマンドや既存の通信コマンドを利用しても良い。この実施の形態では、「印刷用の画像ファイル作成」のタイミングをPDプリンタ1000からDSC3012に対して通知することを特徴としている。
そしてステップS9で、この「画像ファイル情報の取得要求」がDSC3012により受信されるとステップS10に進み、本実施の形態の特徴である、PDプリンタ1000に対して送信する印刷用の画像ファイルを作成する処理を実行する。このステップS10の処理は詳しく後述する。次にステップS11で、その作成した印刷用の画像ファイルの情報(ObjectInfo Dataset:画像ファイル名、データサイズ、ディレクトリ、日付などを含む)を、ステップS11でPDプリンタ1000に送信する。
次にステップS25で、PDプリンタ1000は、その印刷用の画像ファイルの情報を受信すると、その指定された印刷用の画像ファイルそのものの取得要求をDSC3012に送信する(ステップS26)。DSC3012は、この画像ファイルの取得要求を受信すると(ステップS12)、ステップS13で、その要求された印刷用の画像ファイルをPDプリンタ1000に送信する。
PDプリンタ1000は、ステップS27で、その印刷用の画像ファイルを受信すると、その画像ファイルの画像データを復号して画像処理を行い、PDプリンタ1000で出力できる形式の画像に変換する(ステップS28)。そしてステップS29で、その変換した画像データに基づいて印刷を行う。ステップS30では、その画像データの最後まで印刷が完了しているかを判定する。ここで印刷が完成していない場合は、例えばPDプリンタ1000で、受信した画像データ格納するためのバッファ領域が十分に確保できず、ステップS27で、その画像ファイルの画像データを分割して受信して処理している場合等が考えられる。その場合はステップS24に戻り、再び「画像ファイル情報の取得要求」をDSC3012に送信し、前述と同様の手順で、ステップS27で、画像ファイルの画像データの部分データを受信して印刷する。
こうしてステップS30で、その画像ファイルの画像データの印刷が完了するとステップS31に進み、その画像ファイルの印刷が完了した旨をDSC3012に通知する。
この印刷終了通知を受信したDSC3012は、ステップS10で作成した印刷用の画像ファイルをRAM3102から削除して(ステップS15)処理を終了する。但し、メモリカード3109に記憶されている元の画像ファイルはそのまま保存される。
尚、前述のステップS29で、取得した画像データの量が十分でない状況、例えば記録ヘッドの一走査で記録するデータ量よりも少ない場合には、ステップS28での画像処理が可能であってもステップS29での印刷処理ができない。この場合は、ステップS29での印刷動作を行わずに、ステップS30の判定を行ってステップS24へ進むことになる。
尚、ステップS10で画像ファイルの作成が終了した後、ステップS11で、「画像ファイル情報」をDSC3012からPDプリンタ1000に送信しているが、これは前述のステップS24で、PDプリンタ1000からの「画像ファイル情報の取得要求」(GetObjectInfo)(ステップS24)に対する返答である。この「画像ファイル情報」も前述の「画像ファイル情報の取得要求」と同様に、DSC3012で画像ファイルの変換及び作成処理が完了したことをPDプリンタ1000に伝える役割がある。従って本実施の形態における「画像ファイル情報」の送信は、これに限定されるものでなく、他の専用コマンドや既存の通信コマンドを利用しても良い。
次に図15に、図6のS22でプリンタからDSCに送信されるCapability情報を示したschemaの一例を示す。このschemaでは、プリンタが使用できる紙サイズ(paperSizes)についての情報である。行(1)の記載部分
<paperSizes> 80010000 80010001 80010002
が、紙サイズの情報を表している。本実施形態のプリンタではA4/L判/2L判の紙サイズを使用できる。行(1)の3つの8桁の数字列80010000、80010001、80010002はそれぞれ、A4/L判/2L判であり、この数字列とサイズの対応は予めプリンタとDSC間で取り決めてあるので、このschemaを受信したDSCは、確実にプリンタの使用できる用紙サイズを知ることができる。
図7は、本実施の形態1に係るDSC3012における画像ファイルの作成処理(ステップS10)を説明するフローチャートである。
まずステップS41で、メモリカード3109に記憶されている処理対象の画像ファイルの画像データを読み取る。次にステップS42で、その画像データに対して、リサイズ(縮小)の処理が必要かどうかを判定する。例えば、ここでは前述のステップS2で、RAM3102に記憶されている「情報1」に基づいて、PDプリンタ1000の解像度やメモリ容量などを取得し、ステップS6で記憶された「情報2」に基づいて、実際に印刷する画像のサイズなどを取得し、その印刷対象の画像データに対する処理が必要かどうかを判定する。例えば、元の画像ファイルの画像データの解像度が8百万画素、PDプリンタ1000の印刷解像度が720dpi、印刷する画像サイズが略3×5cmの場合には、元の画像データの8百万画素分の画像データをそのまま転送せずに、DSC3012でその画像データを縮小(リサイズ)してからPDプリンタ1000に送信すると判定する。
こうしてステップS42で、元の画像データに対してリサイズの処理が必要であると判定するとステップS43に進むが、そうでない時は何もせずにこの処理を終了する。
ステップS43では、元の画像ファイルは、例えばJPEGにより符号化されているので、それを復号して生の画像データに変換する。ステップS44ではその画像データを縮小し、ステップS45に進む。
ステップS45では、処理済みの画像データを再度JPEG符号化する。次にステップS46に進み、その画像データが「EXIF」タグ付きの画像データかどうかを調べ、そうであればステップS47で、その「EXIF」タグを、ステップS44などで変換した内容に従って更新する。一方、ステップS46で、その画像データが「EXIF」タグ付きの画像データでないときはステップS48に進み、その画像データに「EXIF」タグを付加しても良い。
例えばステップS47では、EXIFで用いるTIFFRev.6.0の付属情報として、画像方向(タグ番号「274」:Orientation)が規定されており、それによれば「1」(デフォルト)は、「0番目の行が目で見たときの画像の上、0番目の列が目で見たときの画像の右側となる」と規定されている。この「1」で画像方向が規定された画像を左に90°回転させると、その画像のEXIFタグの画像方向は「8」、即ち「0番目の行が目で見たときの画像の左側、0番目の列が目で見たときの画像の下となる」に変更される。尚、このEXIFタグの詳細については、JEIDA規格の「デジタルカメラスチルカメラ用画像フォーマット規格(Exif)」を参照されたい。
次に、本実施の形態1に係る図7における画像データのリサイズが必要か否かの判断処理(ステップS42)と、画像データのリサイズ処理(ステップS44)について、図9〜図14を用いて更に詳しく説明する。
図13は図7における画像データのリサイズが必要か否かの判断処理(ステップS42)を表すフローチャートである。まずステップS71において、RAM3102に記憶していた「情報1」と「情報2」を取得する。「情報1」は図9に示すデバイス情報であり、例えばVendor名、プリンタ名、Version情報等であり、「情報2」は図10に示すユーザにより設定された情報であり、例えば用紙サイズ、紙種、レイアウト、縁あり/なしの情報等である。
次にステップS72において出力矩形画素数情報テーブルの検索を行う。図11は出力矩形画素数情報テーブルの例であり、出力矩形画素数情報テーブルはROM3101もしくはRAM3102上に配置されている。また出力矩形画素数情報テーブルは機種依存の情報を含む場合もあるため、複数の出力矩形画素数情報テーブルが存在する場合もある。S71において取得した「情報1」を用いて対象プリンタの出力矩形画素数情報テーブルを決定し、同じく「情報2」を用いて、決定した出力矩形画素数情報テーブル内の検索を行う。この検索により、例えば本例ではModel−Aを用いて、「写真用紙」、「A4」、「1up−縁あり」という「情報2」からテーブル内を検索し、4800×6600の出力矩形画素数を決定する。これがステップS73での処理である。なお出力矩形情報の構成には本例に限らず他の情報を含めることが可能であることは言うまでもない。
次にステップS74に進み、画像の長辺画素数と矩形の長辺画素数を比較する。画像の長辺画素数の方が大きい場合はリサイズ処理が必要となるためステップS76に進む。一方画像の長辺画素数が矩形の長辺画素数以下である場合には長辺についてはリサイズ処理が不要であるためステップS75に進む。S75では短辺について同様の比較を行う。短辺においても画像の画素数が矩形の画素数以下となっている場合にはリサイズ処理を行う必要がないため、図7のステップS49に戻る。一方画像の画素数の方が大きい場合はりサイズ処理が必要となりステップS76に進む。
ステップS76では比較に用いた出力矩形画素数をRAM3102に保存し、図7のステップS43に戻る。以上がステップS42の処理である。
次に図12及び図14を用いて、画像データのリサイズ処理(図7のステップS44)について説明する。図12はROM3101もしくはRAM3102上に配置されている縮小率テーブルである。縮小率テーブルは元画像サイズを縦横同縮小率で縮小した場合の縮小後画素数を関連付けたテーブルである。本図ではN/8について記述してあるが、任意の縮小率に対応したテーブルを作成可能である。本図では、例えば元画素数が3200×2400の場合に2800×2100であれば縮小率が7/8、2400×1800であれば6/8が縮小率となることを表す。また縦横同縮率であるため画像のアスペクト比を保つことが保証できる。
図14はステップS44の処理を表すフローチャートである。まずステップS81においてRAM3101から出力矩形画素数を取得する。次にステップS82において、画像データの縦横画素数と同じ縮小率テーブル内の元画像サイズの検索を行う(テーブルでは元画像サイズの縦方向の検索)。そしてステップS83では、ステップS82の検索結果により同じ元画像サイズの欄を決定し、ステップS84に進む。
ステップS84では決定した元画像サイズに関連付けられている縮小後画素数と、S81において取得した出力矩形画素数との比較を行う(テーブルでは元画像サイズの横方向の検索)。出力矩形の長辺画素数が縮小後の長辺画素数以上で、かつ出力矩形の短辺画素数が縮小後の短辺画素数以上であればステップS85に進む。一方どちらからの比較結果が条件に合わない場合は次の縮小後画素数を比較対象画素数としS84に戻り、条件に一致するまで比較を行う。
ステップS85ではS84の比較により長辺、短辺ともに出力矩形画素数の方が小さくなっているため、この画素数に縮小を行うこととし、対象縮小後画素数に関連付けられている縮小率を、使用する縮小率として決定しステップS86に進む。
次にステップS86ではS85において決定した縮小率でリサイズ処理を実行しS45に戻る。以上がステップS44の処理である。
尚、本処理では図12に挙げる縮小率テーブルを使用した場合の縮小率の決定方法について述べたが、縮小率を演算により決定することが可能であることは言うまでもない。また必ずしもアスペクト比を保つ必要はなく、長辺/短辺において任意の縮小率を使用することも可能である。
尚、以上の説明において、DSC3012は、プリンタのデバイス情報などの「情報1」を取得し、プリンタの有する機能に応じたUIに基づいてカメラのユーザが設定した情報として「情報2」を取得してメモリに記憶しておき、これら情報に基づいて、印刷するべき画像データを作成してプリンタに送信することができる。これにより、カメラからプリンタに送信する画像データの量や画像データのフォーマットを、プリンタにおける印刷条件に合致したものとすることができるため、プリンタにおける画像データの処理に要する負荷を軽減でき、また画像データの処理に際してプリンタで使用されるメモリ容量を少なくできる。また、プリンタにおける印刷に応じて、予め画像データを縮小してプリンタに送信することができるため、画像データの送信に要する時間を減少できるという効果がある。
図8は、本実施の形態に係るPDプリンタ1000における画像データの処理(ステップS28)を説明するフローチャートである。
まずステップS61で、DSC3012から受信した画像データを復号する。次にステップS62で、その復号したデータを、プリンタエンジン3004の記録ヘッド(インクジェットヘッド)に出力するために、画像データを並び替える。そしてステップS63で、その並び替えたデータをプリントバッファに展開する。
このように本実施の形態によれば、PDプリンタ1000における画像データの処理において、画像データのリサイズ、回転や色変換処理が不要となるため、PDプリンタ1000における画像処理が簡単になり、PDプリンタ1000による負荷を軽減できる。
以上説明したように本実施の形態1によれば、以下のような効果がある。
(1)DSC3012において画像データのリサイズ等の処理を行った後PDプリンタ1000にその画像データを送信するため、PDプリンタ1000では特別で高価な画像処理機能を設ける必要が無く、かつ画像処理が簡略化できる。これにより高速に印刷が可能となる。
(2)DSC3012において画像データのリサイズ等の処理を行った後PDプリンタ1000にその画像データを送信するため、PDプリンタ1000における拡大/縮小処理等の画像処理に依存することなくDSC側で画質をコントロールすることが可能となる。これにより高画質な印刷が可能となる。
(3)DSC3012で画像処理を施した画像ファイルを作成する際に、PDプリンタ1000から取得する機能情報に基づいたUIをDSC3012で作成し、そのUIを使用してユーザが設定した印刷条件に従って印刷を行うため、PDプリンタ1000の印刷機能などを生かした印刷処理を行うことができる。
(4)PDプリンタ1000からDSC3012に対して画像ファイルの作成開始タイミングを知らせ、画像ファイルの作成が完了するとDSC3012からPDプリンタ1000に通知して画像ファイルの送信及び印刷を行うことにより、互いの処理の同期を取った信頼性の高い印刷が可能となる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、出力矩形情報をプリンタから取得して印刷する場合について説明する。尚、この実施の形態2に係るDSC3012及びPDプリンタ1000のハードウェア構成は前述の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。また本発明の実施の形態2に係るデジタルカメラ(DSC)3012とPDプリンタ1000との間で通信を行って、DSC3012からPDプリンタ1000に画像データを供給して印刷を行う場合の処理は前述の実施の形態1と同様であるため、前述の図6を引用し、その説明を省略する。
図17は、実施形態の特徴であるプリンタからDSCに送信されるCapability情報を示したschemaの一例を示している。本Capability情報は図7のS22-S3のタイミングでプリンタからDSCに送信される。このschemaでは、プリンタが印刷時に使用される出力サイズ(outputSizes)についての情報である。行(2)、(3)の記載部分が、出力サイズの情報を表している。プリンタにおいての出力サイズは紙サイズに対するレイアウトの組み合わせから決定される。行(2)
<outputSizes paperSize="80010000" layout="90010000">
の部分で、それらの組み合わせを既定している。紙サイズ(paperSize)情報は“8001000”、レイアウト(layout)情報は“9001000”である。
このschemaを受信したDSCは、予めプリンタとDSC間で取り決めてあるコードを参照して、紙サイズが"80010000" は“A4“、レイアウトが"90010000"が”1upフチなし“の場合の出力サイズ情報であること知る。実際の出力サイズは行(3)の2つの8桁の
FAAA0960 FAAB0CE4
文字列でしめされている。8桁の情報うち、上位4桁で画像の方向(縦/横)を示し、下位4桁で実際の出力サイズを16進法で示している。上位4桁は、”FAAA “は横方向、”FAAB“は方向を示している。そして、横方向の下位4桁は、”0960 “で、2400画素であり、縦方向の下位4桁は、”0CE4“は、3300画素であることがDSCでは認識できる。図22記載のschemaでは説明を簡略化するために、紙サイズ:A4、レイアウト:1UPフチなしの場合についてのみ記載したが、実際のプリンタでは紙サイズとレイアウトの組み合わせは1種類ではなく、多くの組み合わせが存在し、各々の組み合わせ毎に出力サイズは異なる。その場合でも、その組み合わせ毎に、同様なschemaをプリンタからDSCに送信することで、DSC側が確実にプリンタ側の出力サイズに関する情報を知ることが可能となる。
図18は、本実施の形態2に係るDSC3012における画像ファイルの作成処理(ステップS10)を説明するフローチャートである。本図においての処理は、前述の図7と同様であるため、共通する処理には同じ記号を付してその説明を省略する。
まずステップS41で、メモリカード3109に記憶されている処理対象の画像ファイルの画像データを読み取る。次にステップS101で、その画像データに対して、リサイズ(縮小)の処理が必要かどうかを判定する。例えば、ここでは前述のステップS2で、RAM3102に記憶されている「情報1」に基づいて、PDプリンタ1000の解像度やメモリ容量などを取得し、ステップS6で記憶された「情報2」に基づいて、実際に印刷する画像のサイズなどを取得し、その印刷対象の画像データに対する処理が必要かどうかを判定する。例えば、元の画像ファイルの画像データの解像度が8百万画素、PDプリンタ1000の印刷解像度が720dpi、印刷する画像サイズが略3×5cmの場合には、元の画像データの8百万画素分の画像データをそのまま転送せずに、DSC3012でその画像データを縮小(リサイズ)してからPDプリンタ1000に送信すると判定する。尚、「情報2」には上述したCapability情報で取得した出力サイズ情報も含まれている。
こうしてステップS101で、元の画像データに対してリサイズの処理が必要であると判定するとステップS43に進むが、そうでない時は何もせずにこの処理を終了する。またステップS43以降の処理については本実施の形態1と同様である。
次に図16のフローチャートを用いて、図18における画像データのリサイズが必要か否かの判断処理(ステップS101)の処理について更に詳しく説明する。
まずステップS91において、RAM3102に記憶していた「情報1」と「情報2」を取得する。「情報1」は図9に示すデバイス情報であり、例えばVendor名、プリンタ名、Version情報等であり、「情報2」は図10に示すユーザにより設定された情報であり、例えば用紙サイズ、紙種、レイアウト、縁あり/なしの情報等である。また「情報2」には上述したCapability情報で取得した出力サイズ情報も含まれている。
次にステップS92において出力矩形画素数テーブルを作成する。作成するテーブルは図11における出力矩形画素数情報テーブルに他ならない。テーブルを構成する要素は上述したCapability情報で取得した出力サイズ情報である。また、作成したテーブルはRAM3102上に格納する。
次にステップS93において作成した出力矩形画素数情報テーブルの検索を行う。出力矩形画素数情報テーブルはRAM3102上に配置されている。S91において取得した「情報2」を用いて、決定した出力矩形画素数情報テーブル内の検索を行う。この検索により、例えば本例では「写真用紙」、「A4」、「1up−縁なし」という「情報2」からテーブル内を検索し、5000×7000の出力矩形画素数を決定する。これがステップS94での処理である。なお出力矩形情報の構成には本例に限らず他の情報を含めることが可能であることは言うまでもない。
次にステップS95に進み、画像の長辺画素数と矩形の長辺画素数を比較する。画像の長辺画素数の方が大きい場合はリサイズ処理が必要となるためステップS97に進む。一方画像の長辺画素数が矩形の長辺画素数以下である場合には長辺についてはリサイズ処理が不要であるためステップS96に進む。S96では短辺について同様の比較を行う。短辺においても画像の画素数が矩形の画素数以下となっている場合にはリサイズ処理を行う必要がないため、図18のステップS49に戻る。一方画像の画素数の方が大きい場合はりサイズ処理が必要となりステップS97に進む。
ステップS76では比較に用いた出力矩形画素数をRAM3102に保存し、図7のステップS43に戻る。以上がステップS101の処理である。
以降の処理については、本実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
以上説明したように本実施の形態2によれば、DSC3012は出力矩形情報をPDプリンタ1000から取得してリサイズ処理を施して印刷することが可能である。また本例では1−up印刷の場合について説明したが、n−up印刷の場合にも同様の印刷が可能である。
またプリンタから出力矩形情報が取得できない場合は、DSC3012内に抱える情報を元に実施例1の形態で印刷することも可能であることは言うまでもない。
更にプリンタは、紙サイズ、紙種、レイアウト情報のうち少なくとも1つの情報と共に出力矩形情報を有し、Capability情報としてDSC側に返却可能であれば、出力矩形情報テーブルの作成が可能である。またCapability情報が出力矩形情報テーブルの一部となっている場合においても、DSC3012内に抱える情報との合成を行うことで新たな出力矩形情報テーブルを作成し使用することも可能である。
以上によりDSC3012内に出力矩形情報を保持しないいかなるPDプリンタ1000においてもDSC3012内でリサイズ処理を行うことが可能ととなり、高速で高画質な印刷が可能となる。
(他の実施の形態)
本発明の目的は前述したように、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
本発明の実施の形態に係るPDプリンタの概観斜視図である。 本実施の形態に係るPDプリンタの操作パネルの概観図である。 本実施の形態に係るPDプリンタの制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るDSCの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る印刷システムにおいて、DSCからPDプリンタに対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラ(DSC)とPDプリンタとの間で通信を行って、DSCからPDプリンタに画像データを供給して印刷を行う場合の処理を説明する図である。 本実施の形態に係るDSCにおける画像ファイルの作成処理(ステップS10)を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係るPDプリンタにおける画像データの処理(ステップS28)を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2に係るデバイス情報を示す図である。 本発明の実施の形態1及び2に係るUI設定情報を示す図である。 本発明の実施の形態1及び2に係る出力矩形画素数情報テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1及び2に係る縮小率テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係るDSCにおけるリサイズの判断処理(ステップS42)を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2に係るDSCにおけるリサイズ処理(ステップS44)を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るPDプリンタからDSCに送信されるCapability情報を示したschemaの例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るDSCにおけるリサイズの判断処理(ステップS101)を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るPDプリンタからDSCに送信されるCapability情報を示したschemaの例を示す図である。 本実施の形態2に係るDSCにおける画像ファイルの作成処理(ステップS10)を説明するフローチャートである。

Claims (15)

  1. 画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
    前記画像供給デバイスは、
    前記画像供給デバイスと前記印刷装置との間の通信接続に応じて、前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、
    前記機能情報に基づいてユーザインターフェース(UI)を構築して表示する手段と、
    前記UIに基づいて設定された印刷仕様と前記機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換する変換手段と、
    前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した画像データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有し、
    前記印刷装置は前記データ要求に応じて前記送信手段により送信された前記画像データに基づいて画像を印刷することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記変換手段による変換は、画像データの変倍手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記変倍手段は、前記機能情報と、前記画像供給デバイス内の出力矩形情報とに基づいて、変倍処理が必要か否かを決定する手段と、前記画像供給デバイス内の変倍率情報を基に変倍を行う手段とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 前記出力矩形情報は、前記画像供給デバイス内に保存されている出力矩形情報、もしくは前記印刷装置から取得した情報に基づいて作成した出力矩形上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  5. 前記変換手段は、前記印刷装置からのファイル情報の取得要求に応じて、前記印刷対象の画像ファイルの画像データの変換を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  6. 印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、
    前記画像供給デバイスと前記印刷装置との間の通信接続に応じて、前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、
    前記機能情報に基づいてUIを構築して表示する表示手段と、
    前記UIに基づいて設定された印刷仕様と前記機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換する変換手段と、
    前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする画像供給デバイス。
  7. 前記変換手段による変換は、画像データの変倍手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像供給デバイス。
  8. 前記変倍手段は、前記機能情報に基づいて、前記画像供給デバイス内の出力矩形情報から変倍処理が必要か否かを決定する手段と、前記画像供給デバイス内の変倍率情報を基に変倍を行う手段とを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像供給デバイス。
  9. 前記出力矩形情報は、前記画像供給デバイス内に保存されている出力矩形情報、もしくは前記印刷装置から取得した情報に基づいて作成した出力矩形上であることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像供給デバイス。
  10. 前記変換手段は、前記印刷装置からのファイル情報の取得要求に応じて、前記印刷対象の画像ファイルの画像データの変換を開始することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像供給デバイス。
  11. 印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
    前記画像供給デバイスと前記印刷装置との間の通信接続に応じて、前記印刷装置の機能情報を取得する工程と、
    前記機能情報に基づいてUIを構築して表示する工程と、
    前記UIに基づいて設定された印刷仕様と前記機能情報に応じて、印刷対象の画像ファイルの画像データを変換する変換工程と、
    前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換工程で変換した画像データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする画像供給デバイスの制御方法。
  12. 前記変換工程における変換は、画像データの変倍手段を含むことを特徴とする請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記変倍手段は、前記機能情報に基づいて、前記画像供給デバイス内の出力矩形情報から変倍処理が必要か否かを決定する手段と、前記画像供給デバイス内の変倍率情報を基に変倍を行う手段とを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の制御方法。
  14. 前記出力矩形情報は、前記画像供給デバイス内に保存されている出力矩形情報、もしくは前記印刷装置から取得した情報に基づいて作成した出力矩形上であることを特徴とする請求項11又は12に記載の制御方法。
  15. 前記変換工程では、前記印刷装置からのファイル情報の取得要求に応じて、前記印刷対象の画像ファイルの画像データの変換を開始することを特徴とする請求項11又は12に記載の制御方法。
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