JP3646803B2 - 蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法及びこれに用いる筒状ゴム製品の製造装置 - Google Patents

蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法及びこれに用いる筒状ゴム製品の製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のドアと本体との間に配設し内部に電線が挿通されるグロメット等のように、両端部に開口を有するとともに中途部には蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法及びこうした蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車部品,精密機械部品或いは産業機械部品の中には、両端部に開口を有するとともに中途部には蛇腹部を有する筒状ゴム製品が使用されている。例えば、図12に示すグロメット1は、自動車のドアと本体との間に配設し内部に電線が挿通されるゴムを材料として成形されてなるものであり、一端には一方の開口2が形成され他端には他方の開口3が形成されてなり、中途部には蛇腹部4が形成され、全体は筒状とされてなるものである。こうしたグロメット1等のような蛇腹部4を有する筒状ゴム製品を成形する場合、左右の金型と中子とを使用して、キャビティー内に溶融したゴム材料を注入硬化させた後に、上記左右の金型を離間させ、さらに、上記製品から中子を取り出す方法が採用されている。
【0003】
例えば、特開2002−178354号公報には、こうした蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法が開示されている。この製造方法は、ゴム製品の筒状体の内部形状を成形する第1の金型と、筒状体の外部形状を成形する第2の金型により形成される成形空間にゴムを注入する工程と、成形される筒状ゴム製品の一方の開口を蓋部により塞いだ状態でゴム製品を成形する工程と、上記第2の金型を開く工程と、上記第1の金型の内部から蓋部の内側に向けてエアーを送り出す工程と、成形されたゴム製品を第1の金型から離型させる工程とを備えたものである。こうした工程によれば、成形されたゴム製品を金型から取り出すときの作業を簡素化することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開2002−178354号公報記載の発明によれば、中子とゴム製品とは離型されており、作業の簡素化は可能であるが、同公報にも記載されているように、作業者による手作業の域を脱することはできず、自動化することはできない。したがって、上記従来の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法では、製造される筒状ゴム製品のコストを大きく低減することはできない。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法が有する課題を解決するために提案されたものであって、作業者の手作業によることなく、金型から自動的に該筒状ゴム製品を脱型することができる蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法及び蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法に係るものであって、両端部に開口を有するとともに中途部には蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法において、左金型及び右金型と中子とにより形成された成形空間内にゴム材料を注入し該ゴム材料を硬化する工程と、上記左金型及び右金型と上記中子とをそれぞれ離間させる工程と、上記筒状ゴム製品が付着した中子を昇降装置により上昇させる途中に配設された係合部材により、該筒状ゴム製品の上端側を傾斜変形させ該中子の上端側外周面と該筒状ゴム製品の上端側内周面とを分離するとともに、この分離した位置から該筒ゴム製品の内側に圧縮エアーを圧入しながら、上記中子を該筒状ゴム製品から抜き取る工程と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0007】
この第1の発明では、筒状ゴム製品が付着した中子を昇降装置により上昇させる途中に配設された係合部材により、該筒状ゴム製品の上端側を傾斜変形させ該中子の上端側外周面と該筒状ゴム製品の上端側内周面とを分離するとともに、この分離した位置から該筒ゴム製品の内側に圧縮エアーを圧入しながら、上記中子を該筒状ゴム製品から抜き取る工程を備えてなるので、圧縮エアーが筒状ゴム製品の内側に圧入されることにより、蛇腹部が外側に膨張し、中子の外周面と筒状ゴム製品のない周面とは分離(離型)され、上記昇降装置により中子は筒状ゴム製品から抜き取られる。したがって、この蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法によれば、これまで課題とされていた中子の脱型を自動的に行うことが可能となる。
【0008】
なお、上記左金型及び右金型と上記中子とをそれぞれ離間させる工程は、固定された左金型から右金型を右方向に移動させ、さらに、この固定された左金型から成形された筒状ゴム製品が付着した中子を右方向に移動させる方法や、固定された右金型から左方向に左金型を移動させ、この固定された右金型から成形された筒状ゴム製品が付着した中子を左方向に移動させる方法、さらには、上記成形された筒状ゴム製品が付着した中子を移動させることなく、上記左金型を左方向に移動させるとともに右金型を右方向に移動させるものであっても良い。
【0009】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記昇降装置により前記中子を筒状ゴム製品から抜き取る際に、該筒状ゴム製品の下端側を把持手段により把持する工程を備えてなることを特徴とするものである。
【0010】
この第2の発明によれば、筒状ゴム製品の材料であるゴムの種類により、前記圧縮エアーにより十分蛇腹部が膨張しない場合であっても、上記中子を筒状ゴム製品から確実に抜き取ることが可能となる。
【0011】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記左金型及び右金型には、一方の中子と共働して一方の筒状ゴム製品を成形する一方の成形面と、他方の中子と共働して他方の筒状ゴム製品を成形する他方の成形面とが形成されてなり、上記一方及び他方の中子が該一方及び他方の筒状ゴム製品から抜き取られた際に、これら一方及び他方の筒状ゴム製品がそれぞれ離間する方向に圧縮エアーを放出する工程を有してなることを特徴とするものである。
【0012】
この第3の発明では、前記左金型及び右金型には、一方の中子と共働して一方の筒状ゴム製品を成形する一方の成形面と、他方の中子と共働して他方の筒状ゴム製品を成形する他方の成形面とが形成されてなることから、同時に二つの筒状ゴム製品を成形し、一方及び他方の中子をそれぞれの筒状ゴム製品から抜き取ることが可能なばかりではなく、一方の筒状ゴム製品と他方の筒状ゴム製品とが、例えば、左右対称形状とされている場合のように、互いに形状が異なる場合には、成形され脱型された各々の筒状ゴム製品が混在してしまうことを有効に防止することができる。
【0013】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置に係るものであって、両端部に開口を有するとともに中途部には蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置において、それぞれ対向面に成形面が形成されてなる左金型及び右金型と、上記左金型と右金型との間に配設され、外周面と上記左金型及び右金型の双方に形成された成形面とにより成形空間を形成する中子と、上記中子を間にして左金型と右金型とを互いに離間させる方向及びその逆方向に上記左金型及び/又は右金型を駆動させる第1の駆動手段と、上記左金型又は右金型と上記中子とを離間させる方向に該左金型又は右金型及び/又は中子を駆動させる第2の駆動手段と、上記中子を昇降させる第3の駆動手段と、上記中子の上昇途中に配設され、該中子に付着した筒状ゴム製品の上端側と係合し、該筒状ゴム製品の上端側を傾斜変形させることにより中子の上端側外周面と該筒状ゴム製品の上端側内周面とを分離する係合部材と、上記中子の上端側外周面と筒状ゴム製品の上端側内周面との間に圧縮エアーを圧入するエアーノズルと、を備えてなることを特徴とするものである。
【0014】
この第4の発明によれば、前記第1の発明と同じように、これまで課題とされていた中子の脱型を自動的に行うことが可能となり、有効に製造コストを削減することができる。
【0015】
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、上記第4の発明において、前記左金型と右金型の上方に配設され前記第3の駆動手段により前記中子とともに上昇する筒状ゴム製品の下端側を把持する把持手段を備えてなることを特徴とするものである。また、第6の発明(請求項6記載の発明)は、上記第4の発明又は第5の発明において、前記左金型及び右金型には、一方の中子と共働して一方の筒状ゴム製品を成形する一方の成形面と、他方の中子と共働して他方の筒状ゴム製品を成形する他方の成形面とが形成されてなり、これら左金型又は右金型に形成された成形面の上方には、上記一方及び他方の筒状ゴム製品がそれぞれ離間する方向に圧縮エアーを放出する第2及び第3のエアーノズルを備えてなることを特徴とするものである。
【0016】
上記第5の発明によれば、前記第2の発明と同じように、筒状ゴム製品の材料であるゴムの種類により、前記圧縮エアーにより十分蛇腹部が膨張しない場合であっても、上記中子を筒状ゴム製品から確実に抜き取ることが可能となり、第6の発明によれば、前記第3の発明のように、一方の筒状ゴム製品と他方の筒状ゴム製品とが、例えば、左右対称形状とされている場合のように、互いに形状が異なる場合には、成形され脱型された各々の筒状ゴム製品が混在してしまうことを有効に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置(以下、製造装置という。)について、図面を参照しながら詳細に説明し、次いで、この製造装置の動作を説明しながら、蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法について詳細に説明する。
【0018】
この実施の形態に係る製造装置10は、図12に示すグロメット1を製造するものであて、図1に示すように、内部に制御盤11や図示しない電源盤を備えたフレーム12と、図1中このフレーム12上の右側に設けられた射出装置13と、この射出装置13に接続されたゴム材料を可塑化する可塑化装置14と、型締装置15とから構成されている。そして、上記射出装置13は、内部に図示しない射出プランジャーを有する射出シリンダー16を備え、また、この射出装置13の先端には、後述する左金型及び右金型並びに中子から形成される成形空間内に、上記筒状ゴム製品の材料となるゴムを溶融された状態で圧入するノズル17が形成されている、また、上記可塑化装置14は、先端が、上記射出シリンダー16の先端側中途部に接続されてなるとともに内部にゴム材料が充填されるプリプラシリンダー18が形成されている。このプリプラシリンダー18はゴム材料を溶融する加熱手段が設けられている。なお、上記フレーム12上の右側中途部には、左右方向に長さを有するガイド部19が形成され、上記可塑化装置14が接続された射出装置13は、第1のシリンダー20により、上記型締装置15側及びその逆方向にスライド可能とされている。
【0019】
また、上記型締装置15は、後述する中子を間に左金型と右金型とを締型するとともに離型するものであり、この実施の形態に係る本装置10においては、上記右金型を図1中において左右方向に移動させる図示しない駆動装置が内蔵されたハウジング21と、上記右金型が固定された後述する固定板に先端が固定された4つの駆動軸22を備えている。
【0020】
そして、この製造装置10においては、該製造装置10の略中央に安全扉23が配設され、この安全扉23の内側には、図2に示すように、左金型25と、この左金型25の右側に配設された右金型26と、上記左金型25と右金型26との間に配設された中子27(図3参照)とを備えている。上記左金型25は、図示しない固定板を介して固定されてなるものであり、上記右金型26との対向面には、図4に示すように、2つの左成形面25aが形成され、一方、この左金型25と対向する上記右金型26であって、上記左金型25との対向面には、上記左成形面25aに対応した2つの右成形面26a(図3参照)が形成されている。なお、左金型25に形成された2つの左成形面25aの内の一方と、上記右金型26に形成された二つの右成形面26aの内の一方は、図12に示す(一方の)グロメット1の外周形状に対応したものであり、他方の左成形面25a及び右成形面26aは、図示しない他方のグロメットの外周形状に対応したものである。上記一方のグロメット1と図示しない他方のグロメットは、互いに線対称の形状とされてなるものであり、上記一方のグロメット1は、自動車の左ドアと本体との間に配設され、他方のグロメットは自動車の右ドアと本体との間に配設されるものである。したがって、上記左金型25と右金型26との間には、図4に示すように、左側と右側とにそれぞれ中子27が配設されている。そして、これらの中子27の外周形状は、上記一方(又は他方)のグロメット1の内周形状に対応した形状となされ、これらの中子27の外周面と上記左成形面25a及び右成形面26aとにより形成された空間が、上記溶融されたゴム材料が上記射出装置13により注入されるキャビティーである。なお、上記右金型26には、上記キャビティーと連通してなるとともに、上述した射出装置13を構成するノズル17から射出された溶融ゴム材料が流入する図示しないランナ及びゲートが形成されている。
【0021】
そして、上記(二つの)右成形面26aが形成された右金型26は、図2に示すように、固定板28に固定され、この固定板28は、上記駆動軸22に固定されている。すなわち、この右金型26は、図示しない駆動装置の駆動により、図2中右方向及びその逆方向に移動可能とされている。また、上記(二つの)中子27は、図4に示すように、上記一方又は他方のグロメット1の内周形状に対応した成形面を有する型部27aと、この型部27aと連続してなるとともに上方に延在されてなる昇降軸部27bとから構成されている。
【0022】
また、図2及び図4に示すように、上記左金型25の下方には下方スライド板30が配設され、上方には一方及び他方の上方スライド板31,32が配設されている。この下方スライド板30は、上記左金型25の左側に設けられた図示しない駆動部材により、図2において示す状態から右側に移動するとともに移動した位置から左側に移動して図2に示す位置まで復帰するよう左右にスライド自在とされてなるものである。そして、この下方スライド板30の上面には、上記中子27の下端に上端が当接される補助中子33がそれぞれ起立している。また、上記一方及び他方の上方スライド板31,32は、上記下方スライド板30と一体的に左右にスライド自在とされてなるものであり、図4に示すように、上記左金型25の上方の左側と、右側にそれぞれ配設されている。なお、これらの上方スライド板31,32は、上記右金型26とは反対方向において互いに連続している。
【0023】
また、上記二つの上方スライド板31、32の後方側上面には、図2に示すように、支柱35が立設され、支柱35の上端には支持板36を介して昇降装置(油圧シリンダー)37が下向きに固定されている。なお、この昇降装置37は、本発明を構成する第3の駆動手段である。また、上記支持片36と上記一方の上方スライド板31との間には、図4に示すように、左スライドガイド軸38が固定され、上記支持板36と上記他方の上方スライド板32との間には、右スライドガイド軸39が固定されている。また、上記支持片36に固定された上記昇降装置37の昇降ロッド37aは、昇降板40に固定されている。この昇降板40は、図4に示すように、上記昇降ロッド37aの固定位置の左側に、上記左スライドガイド軸38が挿通された挿通穴(符号は省略する。)が形成され、右側には上記右スライドガイド軸39が挿通された挿通穴(符号は省略する。)が穿設されている。また、上記昇降板40の先端側には、上記二つの中子27を構成する昇降軸部27bの上端が固定されている。したがって、上記各中子27は、上記昇降装置37の駆動により、昇降自在とされている。
【0024】
また、上記一方の上方スライド板31から上記他方の上方スライド板32には、図5に示すように、それぞれ平行となされた一方及び他方の把持部材43,44がそれぞれスライド自在に設けられている。そして、上記一方の把持部材43の左側面には、上記各中子27を構成する昇降軸部27bの上端側の半径と略同じ内径となされた二つの円弧状凹部43aが形成され、上記他方の把持部材44の右側面には、上記各中子27を構成する昇降軸部27bの上端側の半径と略同じ内径となされた二つの円弧状凹部44aが形成されている。そして、上記他方の把持部材44の一端には、一方の把持用駆動装置45が固定され、この把持用駆動装置45を構成する伸縮軸45aの先端は、上記一方の把持部材43に固定されている。また、上記他方の把持部材44の他端には、他方の把持用駆動装置46が固定され、この他方の把持用駆動装置46を構成する伸縮軸46aの先端は、上記一方の把持部材43に固定されている。そして、この製造装置10においては、これら一方及び他方の把持用駆動装置45,46が駆動することにより、上記一方及び他方の把持部材43,44は、互いに接近当接するとともに当接接近した状態からは互いに離間される。なお、上記他方の把持部材44の下方であて、上記左金型25の上方には、後述するように、上記中子27が脱型した一方のグロメット1及び他方のグロメットが互いに離間する方向に吹き飛ばす圧縮エアーを放出する一方及び他方のエアーノズル49,50が設けられている。
【0025】
また、図2及び図4に示すように、上記一方及び他方の把持部材43,44の上方であって、上記昇降板40の下方には、水平板53が固定されている。この水平板53は、上記左スライドガイド軸38と右スライドガイド軸39との下端側中途部に溶接されてなるものであり、上記二つの中子27を構成する昇降軸部27bが挿通された挿通穴(符号は省略する。)が穿設されている。そして、この水平板53には、上記二つの中子27を構成する昇降軸部27bに付着した各筒状ゴム製品であるグロメット1の上端側を傾斜変形させ、該中子27を構成する昇降軸部27bの上端側外周面と該グロメット1の上端側内周面とを分離する一方及び他方の係合部材54,55が固定されている。また、これら一方及び他方の係合部材54,55には、上記互いに分離したグロメット1の内周面と上記昇降軸部27bの外周面との間に圧縮エアーを放出する一方及び他方の脱型用エアーノズル56,57が取り付けられている。
【0026】
以下、上述した製造装置10の動作、すなわちこの製造装置10によりグロメット1を製造する工程を順に説明する。
【0027】
先ず、図1に示す射出装置13が、上記第1のシリンダー20の駆動により、図1に示す状態から左側に移動させられ、前記ノズル17が右金型26の右側に当接し、上記射出装置13の駆動により溶融されたゴム材料が該右金型26内に圧入されると、このゴム材料は、上記図示しないランナ及びゲートを通過して、この右金型26及び左金型25並びに上記中子27とから形成されたキャビティー内に注入される。図3は、上記ゴム材料がキャビティー内に注入された状態を示すものである。そして、このようにキャビティー内にゴム材料が注入され硬化すると、それまで、図2に示すように、左金型25と互いに締型されていた右金型26は、ハウジング21に内蔵された図示しない駆動装置の駆動により、図3に示すように、右側に移動する。こうした動作により、上記キャビティー内において成形されたグロメット1から上記右金型26が脱型される。
【0028】
そして、このように右金型26が移動すると、次いで、上記下方スライド板30と一方及び他方の上方スライド板31,32が、前記昇降装置37等の該一方及び他方の上方スライド板31,32上に設けられた部材全体が、図6中右方向に移動する。こうした動作により、上記中子27に付着したグロメット1は、上記左金型25から脱型される。そして、このように左金型25及び右金型26から脱型され中子27に付着したグロメット1は、上記昇降装置37の駆動により徐々に上昇させられる。すると、上記下方スライド板33の上面から起立した補助中子33上端に下端が当接していた中子27は、該補助中子33から離れ、また、グロメット1の上端側は、上記一方の上方スライド板31と他方の上方スライド板32との間を通って、徐々に上記水平板53に接近する。
【0029】
そして、上記昇降装置37の駆動によりさらにグロメット1が上方に移動し、該グロメット1の下端側が上記一方の把持部材43と他方の把持部材44との間を通過する前段階において、図5に示す上記一方及び他方の把持用駆動装置45,46が駆動し、上記一方の把持部材43と他方の把持部材44とは、互いに接近する。図9は、これら一方の把持部材43と他方の把持部材44とが互いに接近した状態を示すものであり、こうした動作により、上記グロメット1の下端側はそれ以上、上方に移動することが制約される。そして、さらに昇降装置37が駆動し、中子27が上方に移動すると、該中子27に形成された上記蛇腹部4を成形する成形面(符号は省略する。)は、該グロメット1の蛇腹部4と密着していることから、該中子27の上昇により、ややグロメット1は伸張させられる。そして、さらに上記中子27が上昇すると、グロメット1の上端は、上記水平板53に固定された一方(又は他方)の係合部材54(55)に係合するとともに、このグロメット1の上端側は、図10に示すように、傾斜変形させられ、上記中子27の上端側外周面と該グロメット1の上端側内周面とが分離させられる。このとき、上記一方(及び他方)の脱型用エアーノズル56(57)からは、圧縮エアーが放出される。こうした圧縮エアーの放出により、上記グロメット1の内周面と中子27の外周面とは強制的に分離させられる。すなわち、下端側が上記一方及び他方の把持部材43,44により把持されるとともに中子27の上昇により上方に伸張されながら、同時に上端側が傾斜変形させられ内部に圧縮エアーが放出注入させられることにより、グロメット1を構成する蛇腹部4は、伸張させられるとともに膨張させられる。こうした動作により、中子27とグロメット1とは分離(離型)させられ、図11に示すように、上記昇降装置37の駆動により、該中子27はグロメット1から抜き出される。
【0030】
このとき、それまでグロメット1の下端側を把持していた一方及び他方の把持部材43,44は、上記一方及び他方の把持用駆動装置45,46の駆動により、互いに離間する方向に移動し、また、上記一方及び他方のエアーノズル49,50(図5参照)から、上記各グロメット1に対して圧縮エアーが放出される。こうした圧縮エアーの放出により、上記各中子27が脱型した一方のグロメット1及び他方のグロメットは、互いに離間する方向に吹き飛ばされ、これら吹き飛ばされた各グロメット1は、図5に示す仕切り板60の左右に振り分けられ、図示しない収容ボックス内に収容される。なお、上述したように、各グロメット1が図示しない収容ボックス内に収容されると、再び上記昇降装置37が駆動し、各中子27は、下降させられ、それぞれ下端は上記補助中子33に当接させられ、また、図示しない駆動装置の駆動により、各中子27は、下方スライド板30や一方及び他方の上方スライド板31,32とともに、上記左金型25方向に移動させられ、また、右金型26も左方向に移動させられ、最終的には、図2に示すように締型させられる。
【0031】
したがって、上述した実施の形態に係る製造装置10や、この製造装置10の動作によるグロメット1の製造方法によれば、作業者の手作業によることなく、成形されたグロメット1を、左金型25及び右金型26並びに中子27から自動的に脱型することができる。特に、この製造装置10では、前記昇降装置37により中子27をグロメット1から抜き取る際に、該グロメット1の下端側を一方及び他方の把持部材43,44により把持することから、上記中子27をグロメット1から確実に抜き取ることが可能となる。また、この製造装置10では、左金型25及び右金型26には、それぞれ二つの成形面(左成形面25a,右成形面26a)が形成され、中子27もこれらの成形面(左成形面25a,右成形面26a)に対応して二つ構成要素とされていることから、同時に二つのグロメット1を成形することができるばかりではなく、各中子27から脱型された各グロメット1は、上記一方及び他方のエアーノズル49,50から放出された圧縮エアーにより、互いに離間する方向に吹き飛ばされ、さらには、これら吹き飛ばされた各グロメット1は、仕切り板60の左右に振り分けられるように構成されていることから、左側で成形されたグロメット1と右側で成形されたグロメットとが混在してしまうことを有効に防止することができる。
【0032】
なお、上述した製造装置10は、本発明を、グロメット1を製造するものに適用したが、本発明は、蛇腹部を有する筒状ゴム製品を製造する方法又は製造装置であれば、こうしたグロメットを製造するもので限定されない。
【0033】
また、上記製造装置10では、左金型25を固定し、右金型26を移動させる構成を採用したが、本発明は、例えば、固定された右金型26から左方向に左金型25を移動させ、この固定された右金型26から成形されたグロメット1のような筒状ゴム製品が付着した中子27を左方向に移動させる方法、さらには、上記成形された筒状ゴム製品が付着した中子27を移動させることなく、上記左金型25を左方向に移動させるとともに右金型26を右方向に移動させるものであっても良い。さらに、上記実施の形態では、左金型25及び右金型26並びに中子27により、1つの工程で2つのグロメット1を成形するものに本発明を適用したものを説明したが、本発明は、このように必ずしも2つのグロメット(蛇腹部を有する筒状ゴム製品)を成形するものではなく、1つの蛇腹部を有する筒状ゴム製品或いは3つ以上の蛇腹部を有する筒状ゴム製品を成形するものであっても良い。
【0034】
【発明の効果】
上述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、筒状ゴム製品が付着した中子を昇降装置により上昇させる途中に配設された係合部材により、該筒状ゴム製品の上端側を傾斜変形させ該中子の上端側外周面と該筒状ゴム製品の上端側内周面とを分離するとともに、この分離した位置から該筒ゴム製品の内側に圧縮エアーを圧入しながら、上記中子を該筒状ゴム製品から抜き取る工程を備えてなるので、圧縮エアーが筒状ゴム製品の内側に圧入されることにより、蛇腹部が外側に膨張し、中子の外周面と筒状ゴム製品のない周面とは分離(離型)され、上記昇降装置により中子は筒状ゴム製品から抜き取られる。したがって、この蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法によれば、これまで課題とされていた中子の脱型を自動的に行うことが可能となる。
【0035】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)によれば、筒状ゴム製品の材料であるゴムの種類により、前記圧縮エアーにより十分蛇腹部が膨張しない場合であっても、上記中子を筒状ゴム製品から確実に抜き取ることが可能となる。
【0036】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、前記左金型及び右金型には、一方の中子と共働して一方の筒状ゴム製品を成形する一方の成形面と、他方の中子と共働して他方の筒状ゴム製品を成形する他方の成形面とが形成されてなることから、同時に二つの筒状ゴム製品を成形し、一方及び他方の中子をそれぞれの筒状ゴム製品から抜き取ることが可能なばかりではなく、一方の筒状ゴム製品と他方の筒状ゴム製品とが、例えば、左右対称形状とされている場合のように、互いに形状が異なる場合には、成形され脱型された各々の筒状ゴム製品が混在してしまうことを有効に防止することができる。
【0037】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、前記第1の発明と同じように、これまで課題とされていた中子の脱型を自動的に行うことが可能となり、有効に製造コストを削減することができる。
【0038】
また、第5の発明(請求項5記載の発明)によれば、前記第2の発明と同じように、筒状ゴム製品の材料であるゴムの種類により、前記圧縮エアーにより十分蛇腹部が膨張しない場合であっても、上記中子を筒状ゴム製品から確実に抜き取ることが可能となり、第6の発明によれば、前記第3の発明のように、一方の筒状ゴム製品と他方の筒状ゴム製品とが、例えば、左右対称形状とされている場合のように、互いに形状が異なる場合には、成形され脱型された各々の筒状ゴム製品が混在してしまうことを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る筒状ゴム製品の製造装置を示す側面図である。
【図2】図1に示す筒状ゴム製品の製造装置を構成する左金型及び右金型の周辺の構成を示す側面図である。
【図3】左金型及び右金型並びに中子を示す側断面図である。
【図4】左金型とその上方の構成を示す正面図である。
【図5】左金型及び右金型の上方に設けられた一方及び他方の把持部材を示す平面図である。
【図6】図2に示す状態から右金型が移動した後の状態を示す側面図である。
【図7】図6に示す状態から中子等が右側に移動した後の状態を示す側面図である。
【図8】図7に示す状態から中子等がやや上昇した後の状態を示す側面図である。
【図9】図8に示す状態からさらに中子等が上昇するとともに一方及び他方の把持部材が互いに接近する方向に移動した後の状態示す側面図である。
【図10】図9に示す状態から中子等が上昇しグロメットの上端が傾斜変形させられた後の状態を示す側面図である。
【図11】図10に示す状態からグロメットと中子とが離型した後の状態を示す側面図である。
【図12】グロメットを一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
1 グロメット
2 一方の開口
3 他方の開口
4 蛇腹部
10 筒状ゴム製品の製造装置
25 左金型
25a 左成形面
26 右金型
26a 右成形面
27 中子
37 昇降装置
43 一方の把持部材
44 他方の把持部材
49 一方のエアーノズル
50 他方のエアーノズル
54 係合部材
56 一方の脱型用エアーノズル
57 他方の脱型用エアーノズル

Claims (7)

  1. 両端部に開口を有するとともに中途部には蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法において、左金型及び右金型と中子とにより形成された成形空間内にゴム材料を注入し該ゴム材料を硬化する工程と、
    上記左金型及び右金型と上記中子とをそれぞれ離間させる工程と、
    上記筒状ゴム製品が付着した中子を昇降装置により上昇させる途中に配設された係合部材により、該筒状ゴム製品の上端側を傾斜変形させ該中子の上端側外周面と該筒状ゴム製品の上端側内周面とを分離するとともに、この分離した位置から該筒ゴム製品の内側に圧縮エアーを圧入しながら、上記中子を該筒状ゴム製品から抜き取る工程と、
    を備えてなることを特徴とする蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法。
  2. 前記昇降装置により前記中子を筒状ゴム製品から抜き取る際に、該筒状ゴム製品の下端側を把持手段により把持する工程を備えてなることを特徴とする請求項1記載の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法。
  3. 前記左金型及び右金型には、一方の中子と共働して一方の筒状ゴム製品を成形する一方の成形面と、他方の中子と共働して他方の筒状ゴム製品を成形する他方の成形面とが形成されてなり、上記一方及び他方の中子が該一方及び他方の筒状ゴム製品から抜き取られた際に、これら一方及び他方の筒状ゴム製品がそれぞれ離間する方向に圧縮エアーを放出する工程を有してなることを特徴とする請求項1又は2記載の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造方法。
  4. 両端部に開口を有するとともに中途部には蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置において、
    それぞれ対向面に成形面が形成されてなる左金型及び右金型と、
    上記左金型と右金型との間に配設され、外周面と上記左金型及び右金型の双方に形成された成形面とにより成形空間を形成する中子と、
    上記中子を間にして左金型と右金型とを互いに離間させる方向及びその逆方向に上記左金型及び/又は右金型を駆動させる第1の駆動手段と、
    上記左金型又は右金型と上記中子とを離間させる方向に該左金型又は右金型及び/又は中子を駆動させる第2の駆動手段と、
    上記中子を昇降させる第3の駆動手段と、
    上記中子の上昇途中に配設され、該中子に付着した筒状ゴム製品の上端側と係合し、該筒状ゴム製品の上端側を傾斜変形させることにより中子の上端側外周面と該筒状ゴム製品の上端側内周面とを分離する係合部材と、
    上記中子の上端側外周面と筒状ゴム製品の上端側内周面との間に圧縮エアーを圧入するエアーノズルと、
    を備えてなることを特徴とする蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置。
  5. 前記左金型と右金型の上方に配設され前記第3の駆動手段により前記中子とともに上昇する筒状ゴム製品の下端側を把持する把持手段を備えてなることを特徴とする請求項4記載の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置。
  6. 前記左金型及び右金型には、一方の中子と共働して一方の筒状ゴム製品を成形する一方の成形面と、他方の中子と共働して他方の筒状ゴム製品を成形する他方の成形面とが形成されてなり、
    これら左金型又は右金型に形成された成形面の上方には、上記一方及び他方の筒状ゴム製品がそれぞれ離間する方向に圧縮エアーを放出する第2及び第3のエアーノズルを備えてなることを特徴とする請求項4又は5記載の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置。
  7. 前記第2のエアーノズルと第3のエアーノズルによる圧縮エアーの放出方向の間には、仕切り板が設けられてなることを特徴とする請求項6記載の蛇腹部を有する筒状ゴム製品の製造装置。
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