JP3646595B2 - 静止誘導電器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は静止誘導電器に係り、例えば変圧器やリアクトルのタンク内壁面に配置された磁気シールドを改良した静止誘導電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に変圧器やリアクトルなどの静止誘導電器においては、容量増加にともない巻線から発生する漏れ磁束が大きくなる。この漏れ磁束がタンク内壁面や鉄心締金具等の構造物に侵入すると損失を増大させて効率の低下を招いたり、局部過熱が生じてしまう。
【0003】
このようなことから、上述した損失の増加、局部過熱を防止するために、従来より以下のような方法が用いられている。まず、タンク内壁面に良電導性の非磁性体シールド(銅或いはアルミニウム)を配置し、タンク内壁面に侵入する漏れ磁束を打ち消すようなうず電流を非磁性体シールドに流す方法がある。また、透磁率の大きな珪素鋼板から成る磁性体シールドをタンク内壁面に配置し、この磁性体シールドで漏れ磁束を吸引してタンク内壁面への漏れ磁束侵入を防止し損失の増加、局部過熱を防止する方法がある。このうち、後者の磁性体シールドによる方法は、大容量の静止誘導電器に多く採用されている。
【0004】
ところで、静止誘導電器においては、巻線から引出されて外部のブッシングと接続するために高電圧線路側リード線、及び低電圧線路側リード線が設けられている。通常、高電圧線路側リード線は、タンク壁面に設けられた貫通穴を介して引出されポケット内へ導出される。上記した貫通穴は、巻線と対向するタンク壁面に設けられているため、この部分に配置されている磁性体シールドは貫通穴を介して上下に分割する必要がある。
【0005】
このため、磁性体シールドがない部分は磁気抵抗が増加し、巻線からの漏れ磁束は貫通穴周辺のタンク内壁面に侵入してしまう。その結果、損失の増加や局部過熱を生ずるという欠点があり十分な遮蔽効果を達成することができなかった。一方、高電圧線路側リード線とは反対側に設けられている低電圧線路側リード線は、巻線対向部を避けて巻線横方向にずれた位置よりタンク内壁面に沿って立ち上げられている。しかし、低電圧線路側リード線に流れる大電流で発生する漏れ磁束が、複数個配置されている磁性体シールド間の間隙部からタンク内壁面に侵入し、損失の増加や局部過熱を生ずる欠点があった。
【0006】
これに対して、巻線、及びリード線からの漏れ磁束によるタンク内壁面に発生する損失を低減し、局部過熱を防止できる構造として特開昭61−219122号公報がある。
【0007】
この特開昭61−219122号公報では、巻線に対向したタンク内壁面に薄い磁性板を積層してなる磁気シールド板を、その長手方向を垂直にして横方向に並べて取付けると共に、大電流が流れるリード線に対向するタンク内壁面には良導電性の板からなる電磁シールドを取付けている。これにより、巻線からの漏れ磁束は磁気シールド板で吸収し、リード線からの磁束はリード線に流れる電流の作る磁界により電磁シールドに流れるうず電流による反作用により磁束をはね返すことで、タンク内壁への磁束の侵入を阻止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のごとく、特開昭61−219122号公報では、巻線と対向したタンク内壁に磁気シールド板を、リード線と対向するタンク内壁に良電導性の電磁シールドを配置して、巻線からの漏れ磁束は磁気シールド板で吸収し、リード線からの漏れ磁束は電磁シールドに流れるうず電流による反作用により、その侵入を阻止してタンクでの損失低減を図っている。しかし、これは特開昭61−219122号公報は単相変圧器についての開示であるからこのようなことが可能であるが、3相変圧器では必ずしも不十分である。
【0009】
即ち、3相変圧器のごとく巻線がタンク内に直線上に3個配置され、それぞれの巻線から引出されたリード線(特に低電圧線路側)が巻線間に位置するものにあっては、巻線からの漏れ磁束とリード線からの漏れ磁束が重畳してタンク内壁に侵入する恐れがあるが、特開昭61−219122号公報ではこのようなことが全く考慮されていない。しかも、リード線が引出されるポケット部やタンクカバー部での損失低減ができる構造になっていない。
【0010】
このように、上記した従来技術では、巻線から引出された高電圧線路側リード線や低電圧線路側リード線と対向するタンク部での損失低減や局部過熱を防止する構造について解決すべき課題があった。
【0011】
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、巻線やリード線からの漏れ磁束がタンク内壁面に侵入するのを阻止して損失の増加,局部過熱を防止して信頼性の高い静止誘導電器を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、低電圧線路側リード線と対向する部分を含むタンク内壁面に、巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束によるうず電流により、前記漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段を設けたり、或いは低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束によるうず電流により、前記漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段と、前記巻線からの漏れ磁束を吸収する手段とを設け、該巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段は、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を少なくとも含むタンク内壁面に位置していることを特徴とする。
【0013】
具体的には、低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含み、かつ、その一部が巻線間に位置することを特徴とするものである。
【0014】
このような構成によれば、巻線や低電圧線路側リード線からの漏れ磁束がタンク内壁面に侵入しようとしても、この漏れ磁束の侵入が阻止されるため、損失低減や局部過熱を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
【0016】
図1乃至図4は本発明の静止誘導電器の一実施例である3相変圧器を示す。該図に示す3相変圧器は、U相,V相,W相の各巻線5a,5b,5cがそれぞれ巻回された主脚1a,1b,1cと、巻線が巻回されない側脚2a,2bとで構成された3相5脚変圧器である。上記した巻線5a,5b,5c,主脚1a,1b,1c,側脚2a,2b、及び上部継鉄3と下部継鉄4で変圧器本体を構成し、この変圧器本体はタンク10内に絶縁媒体(油,ガス等)と共に収納されている。
【0017】
また、各巻線5a,5b,5cから引出される低電圧線路側リード線30a,30b,30cは、各巻線5a,5b,5cとの対向部を避けて巻線横方向にずれた位置でタンク10の内壁面に沿って立ち上がって配置され、引出しポケット部35を経由してブッシング6に接続されている。一方、各巻線5a,5b,5cから引出された高電圧線路側リード線40a,40b,40cは、各巻線5a,5b,5cとの対向部を避け、巻線5a,5b,5cの高さ方向中央部で横方向にずれた位置のタンク10の壁面に設けられた貫通穴15を経由して引出しポケット部45に導かれブッシング7に接続されている。
【0018】
そして、本実施例では高電圧線路側リード線40a,40b,40cが位置する側のタンク10の内壁面には、図4に示すごとく、薄い珪素鋼板を積層してなる磁性体シールド20が貫通穴15を避けてタンク10の内壁面高さ方向に配置されている。一方、低電圧線路側リード線30a,30b,30cが位置するタンク10の内壁面には、図1乃至図3に示すごとく、薄い珪素鋼板を積層してなる磁性体シールド20と銅、又はアルミニウムからなる非磁性体シールド50を組合わせた複合シールドがタンク10の内壁面長手方向に沿って配置されている。更に、この複合シールドの非磁性体シールド50は、低電圧線路側リード線30a,30b,30cが位置するタンク10の内壁面で、かつ、その一部が巻線5aと5bの間、及び巻線5bと5cの間に配置されている。しかも、図2,図3のごとく、低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35まで非磁性体シールド50を延長して引出しポケット部35内で電気的に短絡されている。
【0019】
このような本実施例の構成によれば、巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束60や低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70が、矢印で示す如く、タンク10の内壁面へ侵入しようとしても、巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束60は磁性体シールド20で吸収される。一方、低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70と巻線5a,5b,5cから低電圧線路側リード線30a,30b,30c側への漏れ磁束は、低電圧線路側リード線に電流が流れることにより生じる磁界による非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されてタンク10の内壁面への侵入が阻止される。
【0020】
これを従来の構成と比較して更に詳細に説明する。図5は従来構成、図6は本実施例による構成を示し、それぞれ巻線5bと5cの間に配置された低電圧線路側リード線30c付近を拡大して磁束の流れとタンク10の長手方向位置における磁束分布を示している。
【0021】
図5に示す従来例から明らかなごとく、巻線5c及び低電圧線路側リード線30cからの漏れ磁束60及び70がタンク10へ侵入しようとするが、タンク10の内壁面には珪素鋼板からなる磁性体シールド20が所定の間隙をもって多数並置されている。このため、上記した漏れ磁束60及び70は磁性体シールド20によりほとんど吸引される。しかし、漏れ磁束70が低電圧線路側リード線30cを中心に同心円筒状に漏れるため、磁性体シールド20に間隙部があるとここが磁気抵抗となり、磁束70は間隙部付近では大量にタンク10の内壁に漏れてしまう。その磁束には巻線5cからの漏れ磁束60も重畳されることになり更に大量の漏れ磁束がタンク内壁に漏れることになる。従って、低電圧線路側リード線30cが位置する磁性体シールド20の間隙部付近の磁束が図示のごとく高くなってしまう。
【0022】
これに対して、図6に示す本実施例の構成では、低電圧線路側リード線30cが位置するタンク10の内壁面に銅板からなる非磁性体シールド50を配置している。これにより、巻線5c及び低電圧線路側リード線30cからの漏れ磁束60及び70がタンク10へ侵入しようとすると、この非磁性体シールド50にうず電流が流れ、そのうず電流により発生する逆方向の磁束により反発し、巻線5c及び低電圧線路側リード線30cからの漏れ磁束60及び70がタンク10へ侵入しようとするのが阻止される。このため、図示のごとく、低電圧線路側リード線30c付近の磁束を低下させることができる。
【0023】
また、各低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70は引出しポケット部35の内壁面に侵入しようとする。しかし、本実施例では引出しポケット部35の内壁面にも非磁性体シールド50を配置しているため、この非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束 (図示せず)により反発されて漏れ磁束70の侵入が阻止される。これにより、タンク10や低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35の内壁面で発生する損失の増加や局部的な温度上昇の防止が可能となり、変圧器の性能,耐用性を顕著に向上させることができる。しかも、タンク10の内壁面に配置される非磁性体シールド50は、磁性体シールド20に比べて配置範囲が狭いため損失増加を最小限に押さえることが可能となる。
【0024】
更に、高電圧線路側リード線40a,40b,40cを引出すために貫通穴15が設けられたタンク10の内壁面に巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束 60が侵入しようとする。しかし、貫通穴15を避けたタンク10の内壁面に磁性体シールド20が配置されているため、巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束60が磁性体シールド20へ効果的に吸引される。これにより、タンク10の内壁面で発生する損失の増加及び局部的な温度上昇の防止が可能となり、信頼性の高い変圧器を提供できる。
【0025】
次に、図7に示したものは、低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁の変形例であり、図2の構成に対応する。図7から分かるように、本例では各巻線から引出された低電圧線路側リード線30a,30b,30cがその内壁面に沿って立ち上げられるタンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50が、磁性体シールド20を一部包囲して電気的に短絡するような構成となっている。
【0026】
このような構成によれば、図1に示すように巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束60が磁性体シールド20の表面へ矢印で示す如く侵入し、磁性体シールド20中を上下方向に流れた後、磁性体シールド20の下端部よりタンク10の内壁面に侵入しようとしても、非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束60が阻止される。このため、タンク10の内壁面で発生する損失を大幅に低減できることから局部的な温度上昇を防止することが可能となり、信頼性の高い静止誘導電器を提供することができる。
【0027】
図8に示したものは、高電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁の変形例であり、図4の構成に対応する。図8から分かるように各巻線から高電圧線路側リード線40a,40b,40cが引出されるタンク10の壁面に設けられた貫通穴15を経由して高電圧線路側リード線40a,40b,40cが引出しポケット部45に導かれる。本例では貫通穴15の上下方向以外のタンク10の内壁面には図4と同様に磁性体シールド20を配置し、貫通穴15の上下方向のタンク10の内壁面には内壁面長手方向、つまり貫通穴15の上下方向以外の磁性体シールド20と直角方向に磁性体シールド20を配置した構成となっている。このような構成によれば、図1に示すように巻線5a,5b,5cから漏れ磁束60が矢印で示す如く、巻線5a,5b,5c間をタンク10の長手方向へ流れる際にタンク10の内壁面に侵入しようとするが、貫通穴15を避けて上下部にも磁性体シールド20がタンク10の内壁面に配置されているため、巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束60の大部分が磁性体シールド20へ効果的に吸引される。このため、タンク10の内壁面で発生する損失を大幅に低減できることから局部的な温度上昇を防止することが可能となり、信頼性の高い変圧器を提供することができる。
【0028】
図9,図10,図11は本発明の他の実施例を示したもので、図1,図2,図3と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。該図に示すごとく、本実施例では巻線5a,5b,5cから低電圧線路側リード線30a,30b,30cが引出された後、タンク10の内壁面に沿って立ち上げられ途中から変圧器本体とタンクカバー80間を経由して低電圧線路側リード線30a,30b,30cを引出しポケット部35まで導く。そして、非磁性体シールド50も低電圧線路側リード線30a,30b,30cと対向するタンク10の内壁面からタンクカバー80を経由して低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35まで延長して低電圧リード線が結線される位置で電気的に短絡された構成となっている。
【0029】
このような構成によれば、低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70がタンク10の内壁面に侵入しようとするが、タンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束70の侵入が阻止される。また、低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70がタンクカバー80の内壁面に侵入しようとするが、タンクカバー80の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束70の侵入が阻止される。このため、タンク10,低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35,タンクカバー80の内壁面で発生する損失の低下や局部的な温度上昇の防止が可能となり、変圧器の性能,耐用性を顕著に向上させることができる。
【0030】
尚、本実施例は低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35を一体もので構成した場合の例で述べているが、巻線5a,5b,5cから引出される低電圧線路側リード線30a,30b,30c毎に分離した引出しポケット部35を設けた場合でもその効果は何ら変わるものではない。
【0031】
図12は本発明の他の実施例を示したもので、図1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。該図に示すごとく、本実施例はタンク10の内壁面に磁性体シールド20が配置され、低電圧線路側リード線30a,30b,30cが立ち上げられるタンク10の内壁面に非磁性体シールド50と磁性体シールド20が組合わされた複合シールドを配置している。そして、低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35まで非磁性体シールド50を延長して引出しポケット部35内で電気的に短絡された構成となっている。
【0032】
このような構成によれば、低電圧線路側リード線30a,30b,30cと対向している部分以外には磁性体シールド20がタンク10の内壁面に配置されているため、巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束60を効果的に吸引でき、タンク10の内壁面で発生する損失を大幅に低減できる。しかも、低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70が矢印で示す如く、タンク10の内壁面へ侵入しようとするが、タンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束60,70の侵入が阻止される。その結果、タンク10及び低電圧線路側リード線30a,30b,30cの引出しポケット部35の内壁面で発生する損失の低下及び局部的な温度上昇の防止が可能となり、変圧器の性能,耐用性を顕著に向上させることができる。
【0033】
また、高電圧線路側リード線40a,40b,40c及び低電圧線路側リード線30a,30b,30cと対向しないタンク10の内壁面にも磁性体シールド20が配置されているために、タンク10を小型化できる。また、低電圧線路側リード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70の一部が、磁性体シールド20に吸引されるため、非磁性体シールド50の板厚を薄くできるメリットもある。
【0034】
図13は本発明の他の実施例を示したもので、図12と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。該図に示すごとく、本実施例は巻線5が配置される主脚1と巻線5が配置されない側脚2とで構成された単相センタコア変圧器で、巻線5と対向するタンク10の内壁面に磁性体シールド20が配置され、低電圧線路側リード線30が立ち上げられるタンク10の内壁面には非磁性体シールド50と磁性体シールド20を組合わせた複合シールドが配置されている。また、低電圧線路側リード線30の引出しポケット部35まで非磁性体シールド50を延長して引出しポケット部35内で電気的に短絡した構成となっている。
【0035】
このような構成によれば、低電圧線路側リード線30からの漏れ磁束70や巻線5からの漏れ磁束60の一部がタンク10の内壁面に侵入しようとするが、タンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束60,70の侵入が阻止される。その結果、低電圧線路側リード線30の引出しポケット部35の内壁面で発生する損失を大幅に低減できることから局部的な温度上昇の防止が可能となり、信頼性の高い変圧器を提供することができる。
【0036】
図14,図15は本発明の他の実施例を示したものである。該図に示すごとく、本実施例ではタンクカバー80の上に高電圧線路側リード線40の引出しポケット部45が設けられている。そして、低電圧線路側リード線30と対向するタンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50が、低圧線路側リード線30の引出しポケット部35まで延長して電気的に短絡された構成となっている。
【0037】
このような構成によれば、低電圧線路側リード線30からの漏れ磁束70がタンク10の内壁面に侵入しようとするが、タンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束70の侵入が阻止される。そのため、タンク10や引出しポケット部35の内壁面で発生する損失を大幅に低減できることから局部的な温度上昇の防止が可能となり、信頼性の高い静止誘導電器を提供することができる。しかも、高電圧線路側リード線40の引出しポケット部45をタンクカバー80の上に設けているため変圧器全体を小型化でき、輸送しやすくなるメリットもある。
【0038】
なお、本実施例は単相センタコア変圧器を例にして述べているが、単相2脚及単相4脚変圧器でも同様な効果が期待できるのは言うまでもない。
【0039】
図16は本発明の他の実施例を示したもので、図15と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。該図から分かるように、本実施例では巻線5から高電圧線路側リード線40が巻線5の上部より、引出しポケット部45へ引出される構成となっている。
【0040】
このような構成によれば、高電圧線路側リード線40が巻線5の上部から引出され、タンク10や磁性体シールド20に対して電界の集中する領域が減少するため、信頼性の高い変圧器を提供することができる。また、高電圧線路側リード線40が短くなったためにブッシングへの接続作業工数も低減できる。
【0041】
図17は本発明の他の実施例を示したもので、図16と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。該図から分かるように、本実施例では巻線5から低電圧線路側リード線30が引出され、対向するタンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50が低電圧線路側リード線30の引出しポケット部35,タンクカバー80を経由して高電圧線路側リード線40の引出しポケット部45まで延長して電気的に短絡された構成となっている。
【0042】
かかる構成によれば、低電圧線路側リード線30からの漏れ磁束(図示せず)がタンク10の内壁面に侵入しようとするが、タンク10の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束 (図示せず)の侵入が阻止される。また、低電圧線路側リード線30からの漏れ磁束(図示せず)もタンクカバー80の内壁面に侵入しようとするが、タンクカバー80の内壁面に配置された非磁性体シールド50に流れるうず電流(図示せず)で発生する逆方向の磁束(図示せず)により反発されて漏れ磁束(図示せず)の侵入が阻止できる。このため、タンク10や低電圧線路側リード線30の引出しポケット部35,タンクカバー80,高電圧線路側リード線40の引出しポケット部45での内壁面で発生する損失を大幅に低減できる。この結果、局部的な温度上昇の防止が可能となり、信頼性の高い変圧器を提供することができる。
【0043】
尚、上述した各実施例は変圧器を例にして述べているが、リアクトルにも適用でき、しかもその効果はこれまで述べてきたものと何ら変わるものではない。また、各実施例のタンク形状が角型の場合を例にして述べているが、長円形形状のタンクでも同様な効果が期待できるのは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した本発明の静止誘導電器によれば、タンク内壁面へ侵入する漏れ磁束が阻止でき、タンク内壁面で発生する損失の低下及び局部的な温度上昇の防止が可能となり信頼性の高い静止誘導電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静止誘導電器の一実施例である3相5脚変圧器を示す平面図である。
【図2】図1のI−I線に沿う断面図である。
【図3】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図4】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図5】従来構成における低電圧線路側リード線付近の詳細と磁束分布を示す図である。
【図6】本実施例の構成における低電圧線路側リード線付近の詳細と磁束分布を示す図である。
【図7】低電圧線路側リード線側のタンク内壁面における磁性体シールドと非磁性体シールドの配置構成の他の例を示す図2に相当する図である。
【図8】高電圧線路側リード線側のタンク内壁面における磁性体シールドの配置構成の他の例を示す図4に相当する図である。
【図9】本発明の静止誘導電器の他の実施例である3相5脚変圧器を示す平面図である。
【図10】図9のI−I線に沿う断面図である。
【図11】図9のII−II線に沿う断面図である。
【図12】本発明の静止誘導電器の他の実施例である3相3脚変圧器を示す平面図である。
【図13】本発明の静止誘導電器の他の実施例である単相センタコア変圧器を示す平面図である。
【図14】本発明の静止誘導電器の他の実施例である単相センタコア変圧器を示す平面図である。
【図15】図14のI−I線に沿う断面図である。
【図16】本発明の静止誘導電器の他の実施例である単相センタコア変圧器を示し、図15に相当する図である。
【図17】本発明の静止誘導電器の他の実施例である単相センタコア変圧器を示し、図15に相当する図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…主脚、2a,2b…側脚、3…上部継鉄、4…下部継鉄、5,5a,5b,5c…巻線、10…タンク、15…貫通穴、20…磁性体シールド、30,30a,30b,30c…低電圧線路側リード線、35…低電圧線路側リード線の引出しポケット部、40,40a,40b,40c…高電圧線路側リード線、45…高電圧線路側リード線の引出しポケット部、50…非磁性体シールド、60,70…漏れ磁束、80…タンクカバー。

Claims (10)

  1. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体が3相分タンク内に収納され、前記各巻線から各々引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む前記タンク内壁面には、前記巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束によるうず電流により、前記漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段を備えていることを特徴とする静止誘導電器。
  2. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体が3相分タンク内に収納され、前記各巻線から各々引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側の前記タンク内壁面には、前記巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束によるうず電流により、前記漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段と、前記巻線からの漏れ磁束を吸収する手段とを備え、前記巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段は、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む前記タンク内壁面に位置していることを特徴とする静止誘導電器。
  3. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体が3相分タンク内に収納され、前記各巻線から各々引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側の前記タンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含み、かつ、その一部が巻線間に位置していることを特徴とする静止誘導電器。
  4. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体が3相分タンク内に収納され、前記各巻線から各々引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記高電圧線路側リード線が位置する側の前記タンク内壁面には、前記貫通穴を避けて前記巻線からの漏れ磁束を吸収する手段を備え、かつ、前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面には、前記巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束によるうず電流により、前記漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段と、前記巻線からの漏れ磁束を吸収する手段とを備えていると共に、前記巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束とは逆方向の磁束を発生させる手段は、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む前記タンク内壁面に位置していることを特徴とする静止誘導電器。
  5. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体が3相分タンク内に収納され、前記各巻線から各々引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記高電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、前記貫通穴を避けて磁性体シールドを配置し、かつ、前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面には、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置すると共に、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含み、かつ、その一部が巻線間に位置していることを特徴とする静止誘導電器。
  6. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体がタンク内に収納され、前記巻線から引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む位置に配置されると共に、前記低電圧線路側リード線が引出されるポケット部まで延長され、かつ、該ポケット内では電気的に短絡されていることを特徴とする静止誘導電器。
  7. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体が3相分タンク内に収納され、前記各巻線から各々引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向面を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がって構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む位置に配置されると共に、前記低電圧線路側リード線が引出されるポケット部まで延長され、かつ、該ポケット内では電気的に短絡されていることを特徴とする静止誘導電器。
  8. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体がタンク内に収納され、前記巻線から引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がり、前記電器本体とタンクカバー間を経由して引出されて構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む位置に配置されると共に、前記タンクカバーまで延長されていることを特徴とする静止誘導電器。
  9. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体がタンク内に収納され、前記巻線から引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がり、前記電器本体とタンクカバー間を経由して引出しポケット部に引出されて構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む位置に配置されると共に、前記タンクカバーを経由して引出しポケット部まで延長されていることを特徴とする静止誘導電器。
  10. 少なくとも巻線と鉄心を備えた電器本体がタンク内に収納され、前記巻線から引出された高電圧線路側リード線が前記巻線との対向部を避けて横方向にずれた位置のタンク壁に設けられた貫通穴から引出され、かつ、該高電圧線路側リード線が位置する側とは反対側に配置された低電圧線路側リード線がタンク内壁面に沿って立ち上がり、前記電器本体とタンクカバー間を経由して配置されて構成され、
    前記低電圧線路側リード線が位置する側のタンク内壁面に、非磁性体シールドと磁性体シールドを組合わせた複合シールドを配置し、該複合シールドの非磁性体シールドは、前記低電圧線路側リード線と対向する部分を含む位置に配置されると共に、前記低電圧線路側リード線が引出されるポケット部から前記タンクカバーを経由して高電圧線路側リード線の引出しポケット部まで延長されていることを特徴とする静止誘導電器。
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