JP2002075751A - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JP2002075751A
JP2002075751A JP2000263250A JP2000263250A JP2002075751A JP 2002075751 A JP2002075751 A JP 2002075751A JP 2000263250 A JP2000263250 A JP 2000263250A JP 2000263250 A JP2000263250 A JP 2000263250A JP 2002075751 A JP2002075751 A JP 2002075751A
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Japan
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tank
voltage line
wall surface
side lead
low
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Yoshio Hamadate
良夫 浜館
Shoichi Yamamoto
正一 山本
Masakazu Yokoyama
雅一 横山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻線およびリード線からの漏れ磁束がタンク内
壁面に侵入して損失が発生しても局部的な温度上昇を防
止するとともに安価な静止誘導電器を提供する。 【解決手段】タンク内壁面に磁性体シールドを配置した
タンク内に電器本体を収納し、巻線から高電圧線路側リ
ード線と低電圧線路側リード線をそれぞれ引き出した静
止誘導電器において、前記低電圧線路側リード線および
高電圧線路側リード線のうち、少なくとも低電圧線路側
リード線と対向するタンク内壁面に磁性体シールドを非
設置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器やリアクトル
のごとき静止誘導電器に係り、特にタンク内壁面に配置
した磁気シールドを改良した静止誘導電器に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器やリアクトル等の静止誘導電器に
おいては、容量増加にともない、巻線から発生する漏れ
磁束も大きくなり、これがタンク内壁面や鉄心締金具等
の構造物に侵入して損失を増大させ、局部過熱が生ず
る。これらの損失を低減し、局部過熱を防止するため、
従来より、タンク内壁面に良電導性の非磁性体シールド
を配置し、これに侵入する漏れ磁束を打ち消すようなう
ず電流を流す方法や、透磁率の大きな珪素鋼板による磁
性体シールドを配置して漏れ磁束を吸引し、タンク内壁
面への漏れ磁束侵入を防止して損失低減、局部過熱を防
止する方法がある。
【0003】以上の方法のうち、後者の磁性体シールド
は、大容量の静止誘導電器に多く採用されている。
【0004】しかしながら、図9に示すように、巻線5
a,5b,5cから導出された低電圧線路側リード線30
a,30b,30cは、巻線5a,5b,5cの正面を避け
て、巻線5a,5b,5cの横方向にずれた位置より立ち
上げられ、低電圧線路側リード線30a,30b,30c
に流れる大電流で発生する漏れ磁束70と、巻線5a,
5b,5cからの漏れ磁束60が磁性体シールド20で効
果的に吸引された後に、隣の磁性体シールド20に移行
する際、磁性体シールド20間の間隙部からタンク10
の内壁面に大量に侵入し、しかも磁性体シールド20間
の間隙部が小さいため、タンク10の内壁面での冷却面
積が減少して冷却効果が悪くなり、局部過熱を防止する
には不十分であった。
【0005】なお、特開昭61−219122号公報に
は、リード線と対向するタンクの内壁に導電性シールド
板を設ける技術が開示されている。
【0006】ところで、導電性シールド板は、これに磁
束が入ってくると、シールド板の中を電流が流れ、磁束
をはね返す力を持っており、磁束をはね返すことにより
それ自身のロスが増えることになる。また、リード線と
対向するタンクの内壁に導電性シールド板を設ける場
合、銅板をタンクに溶接する作業を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、巻線
およびリード線からの漏れ磁束がタンク内壁面に侵入し
て損失が発生しても局部的な温度上昇を防止するととも
に安価な静止誘導電器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、タンク内壁
面に磁性体シールドを配置したタンク内に電器本体を収
納し、巻線から高電圧線路側リード線と低電圧線路側リ
ード線をそれぞれ引き出した静止誘導電器において、前
記低電圧線路側リード線および高電圧線路側リード線の
うち、少なくとも低電圧線路側リード線と対向するタン
ク内壁面に磁性体シールドを非設置とすることによって
達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0010】図1本発明の第1の実施例である3相3脚
変圧器を示す。
【0011】図1に示す変圧器は、U相、V相、W相の
各巻線5a,5b,5cがそれぞれ巻回された主脚1a,
1b,1cで構成された3相3脚変圧器である。
【0012】前記した巻線5a,5b,5c、主脚1a,
1b,1c、および上部継鉄3(図示せず)と下部継鉄4
(図示せず)で変圧器本体を構成し、この変圧器本体は、
タンク10内に冷却媒体(油、ガス等)と共に収納され
ている。
【0013】また、各巻線5a,5b,5cから引き出
される低電圧線路側リード線30a,30b,30cは、
各巻線5a,5b,5cとの対向部を避けて、巻線横方
向にずれた位置でタンク10の内壁面に沿って立ち上が
って配置され、引出しポケット(図示せず)を経由し
て、ブッシング(図示せず)に接続されている。
【0014】一方、各巻線5a,5b,5cから引き出
された高電圧線路側リード線40a,40b,40cは、
各巻線5a,5b,5cとの対向部を避け、巻線5a,
5b,5cの高さ方向中央部で横方向にずれた位置のタ
ンク10の壁面に設けられた貫通穴(図示せず)を経由
して、引出しポケット部45に導かれ、ブッシング7に
接続されている。
【0015】そして、本実施例では、巻線5a,5b,
5cと対向するタンク10の内壁面長手方向に、薄い珪
素鋼板を積層してなる磁性体シールド20を配置し、低
電圧線路側リード線30a,30b,30cが立ち上げら
れてタンク10の内壁面と対向する部分で磁性体シール
ド20を省いた構成となっている。
【0016】このような構成によれば、巻線5a,5
b,5cからの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード線
30a,30b,30cからの漏れ磁束70が、矢印で示
すごとく、タンク内壁面10に侵入して、タンク10全
体で発生する損失は若干増加するものの、逆に磁性体シ
ールド20を省いているため、巻線5a,5b,5cか
らの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード線30a,3
0b,30cからの漏れ磁束70を吸引する効果が低減し
て、磁性体シールド20間の間隙部からタンク10の内
壁面に局部的に磁束が集中する現象が緩和される。
【0017】これを従来の構成と比較してさらに詳細な
説明を加える。
【0018】図2は従来構成、図3に本実施例による構
成を示すが、それぞれ巻線5b,5cとの間に配置された
低電圧線路側リード線30c付近を拡大して、磁束の流
れとタンク10の長手方向位置における磁束分布を示し
ている。
【0019】図2に示す従来例から明らかなごとく、巻
線5cおよび低電圧線路側リード線30cからの漏れ磁束
60および70がタンク10の内壁面に侵入しようとす
るが、タンク10の内壁面には、珪素鋼板からなる磁性
体シールド20が所定の間隙をもって多数並置されてい
る。このため、前記した漏れ磁束60および70は、磁
性体シールド20によりほとんど吸引される。しかも、
漏れ磁束70が低電圧線路側リード線30cを中心に同
心円筒状に流れるが、磁性体シールド20に間隙部があ
るため、漏れ磁束70は、間隙部付近で大量にタンク1
0の内壁面に漏れてしまう。その磁束には巻線5cから
の漏れ磁束も重畳されることになり、さらに大量の漏れ
磁束がタンク10の内壁面に漏れることになる。したが
って、低電圧線路側リード線30cが位置する磁性体シ
ールド20の間隙部付近で磁束の最大値が図示のごとく
高くなってしまう。
【0020】これに対し、図3に示す本実施例の構成で
は、低電圧線路側リード線30cが位置するタンク10
の内壁面で磁性体シールド20を省いている。これによ
り、巻線5cおよび低電圧線路側リード線30cからの漏
れ磁束60および70が侵入しようとしても、磁性体シ
ールド20を省いているため、これらの漏れ磁束を効果
的に吸引する効果が低減する。このため、図示のごと
く、低電圧線路側リード線30c付近で磁束の最大値を
低下させることができ、タンク10で発生する最大損失
値も低減できる。また、各低電圧線路側リード線30
a,30b,30cと対向するタンク10の内壁面では、
磁性体シールド20が省かれており、冷却媒体によるタ
ンク10の内壁面での冷却面積を拡大できることから、
冷却効果が向上して局部過熱も防止できる。
【0021】図4は本発明の第2の実施例を示したもの
で、図1と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0022】図4に示すごとく、本実施例では、巻線5
a,5b,5cのほぼ外径と対向するタンク10の内壁
面に磁性体シールド20が配置され、低電圧線路側リー
ド線30a,30b,30c、および高電圧線路側リード
線40a,40b,40cが立ち上げられるタンク10の
内壁面、タンク10の角部で磁性体シールド20を省い
た構成となっている。
【0023】このような構成によれば、巻線5a,5
b,5cからの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード線
30a,30b,30cからの漏れ磁束70が、矢印で示
すごとく、タンク内壁面10に侵入して、タンク10全
体で発生する損失は若干増加するものの、逆に磁性体シ
ールド20を省いているため、巻線5a,5b,5cか
らの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード線30a,3
0b,30cからの漏れ磁束70を吸引する効果が低減し
て、磁性体シールド20間の間隙部からタンク10の内
壁面に局部的に磁束の集中する現象が緩和される。
【0024】しかも、高電圧線路側リード線40a,4
0b,40cが引き出されるタンク10の内壁面に対して
は、高電圧線路側リード線40a,40b,40cから漏
れる磁束(図示せず)も小さい。また、タンク10の角
部は、巻線5a,5b,5cから離れているため、漏れ
磁束60のタンク10の内壁面への漏れも小さい。よっ
て、高電圧線路側リード線40a,40b,40cと対向
するタンク10の内壁面や、タンク10の角部内壁面で
磁性体シールド20を省くことが可能となる。また、低
電圧線路側リード線30a,30b,30c、および高電
圧線路側リード線40a,40b,40cと対向すタンク
10の内壁面では、磁性体シールド20が省かれてお
り、タンク10の内壁面で冷却媒体による冷却面積を拡
大できることから、冷却効果が向上して局部過熱も防止
できる。
【0025】しかも、磁性体シールド20を省くことに
より、磁性体シールド20の製作、およびタンク10の
内壁面への取付作業を低減できるため、安価な静止誘導
電器を提供することができる。
【0026】図5は本発明の第3の実施例を示したもの
で、図4と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0027】図5に示すごとく、本実施例に示す変圧器
は、巻線5a,5b,5cがそれぞれ巻回された主脚1a,
1b,1cと、巻線5a,5b,5cが巻回されない側脚2
a,2bとで構成された3相5脚変圧器である。
【0028】巻線5a,5b,5cのほぼ外径と対向する
タンク10の内壁面に磁性体シールド20が配置され、
低電圧線路側リード線30a,30b,30c、および高
電圧線路側リード線40a,40b,40cと、側脚2a,
2bと対向するタンク10の内壁面で磁性体シールド2
0を省いた構成となっている。
【0029】このような構成によれば、巻線5a,5b,
5cからの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード線30
a,30b,30cからの漏れ磁束70が、矢印で示すご
とく、タンク10の内壁面に侵入して、タンク10全体
で発生する損失は若干増加するものの、逆に低電圧線路
側リード線30a,30b,30cと対向するタンク10
の内壁面で磁性体シールド20を省いているため、巻線
5a,5b,5cからの漏れ磁束60や、低電圧線路側リ
ード線30a,30b,30cからの漏れ磁束70を吸引
する効果が減少して、磁性体シールド20間の間隙部か
らタンク10の内壁面に局部的に磁束の集中する現象が
緩和される。
【0030】しかも、高電圧線路側リード線40a,4
0b,40cが引き出されるタンク10の内壁面や、タン
ク10の角部に対しては、巻線5a,5b,5cからの
漏れ磁束60や、高電圧線路側リード線40a,40b,
40cからの漏れ磁束(図示せず)が小さいため、磁性
体シールド20を省くことが可能となる。また、磁性体
シールド20が省かれており、タンク10の内壁面で冷
却媒体による冷却面積を拡大できることから、冷却効果
が向上して局部過熱を防止できるとともに、磁性体シー
ルド20の製作やタンク10の内壁面への取付作業を低
減できるため、安価な静止誘導電器を提供することがで
きる。
【0031】図6は本発明の第4の実施例を示したもの
で、図5と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0032】図6から分かるように、本実施例では、低
電圧線路側リード線30b,30cがタンク10の内壁面
に沿って2本立ち上げられ、対向するタンク10の内壁
面で磁性体シールド20を省いた構成となっている。
【0033】このような構成によれば、巻線5a5b5c
からの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード線30b,
30cからの漏れ磁束70が、矢印で示すごとく、タン
ク10の内壁面に侵入して、タンク10全体で発生する
損失は若干増加するものの、逆に磁性体シールド20を
省いているため、巻線5a,5b,5cからの漏れ磁束6
0や、低電圧線路側リード線30b,30cからの漏れ磁
束70を吸引する効果が減少して、磁性体シールド20
間の間隙部からタンク10の内壁面に局部的に磁束の集
中する現象が緩和される。
【0034】しかも、低電圧線路側リード線を30b,
30cの2本にでき、部品数や作業工数を低減できるた
め、安価な静止誘導電器を提供することができる。
【0035】また、低電圧線路側リード線30b,30c
と、高電圧線路側リード線40b,40cと対向するタン
ク10の内壁面で磁性体シールド20が省かれており、
タンク10の内壁面で冷却媒体による冷却面積を拡大で
きることから、冷却効果が向上して局部過熱を防止でき
る。
【0036】図7は本発明の第5の実施例を示したもの
で、図6と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0037】図7に示すごとく、本実施例に示す変圧器
は、巻線5が巻回された主脚1と、巻線5が巻回されな
い側脚2a,2bとで構成された単相センタコア変圧器
である。
【0038】巻線5のほぼ外径と対向するタンク10の
内壁面に磁性体シールド20が配置され、低電圧線路側
リード線30、および高電圧線路側リード線40と、側
脚2a,2bと対向するタンク10の内壁面で磁性体シー
ルド20を省いた構成となっている。
【0039】このような構成によれば、巻線5からの漏
れ磁束60や、低電圧線路側リード線30からの漏れ磁
束70が、矢印で示すごとく、タンク10の角部内壁面
に侵入して、タンク10全体で発生する損失は若干増加
するものの、逆に磁性体シールド20を省いているた
め、巻線5からの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード
線30からの漏れ磁束70を吸引する効果が減少して、
磁性体シールド20間の間隙部からタンク10の内壁面
に局部的に磁束の集中する現象が緩和される。
【0040】また、低電圧線路側リード線30と、高電
圧線路側リード線40と対向するタンク10の内壁面で
磁性体シールド20が省かれており、タンク10の内壁
面で冷却媒体による冷却面積を拡大できることから、冷
却効果が向上して局部過熱を防止できる。
【0041】図8は本発明の第6の実施例を示したもの
で、図7と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0042】図8に示すごく、本実施例に示す変圧器は
巻線5が巻回された主脚1で構成された単相2脚変圧器
である。
【0043】低電圧線路側リード線30、および高電圧
線路側リード線40と、タンク10の角部内壁面で磁性
体シールド20を省いた構成となっている。
【0044】このような構成によれば、巻線5からの漏
れ磁束60や、低電圧線路側リード線30からの漏れ磁
束70が、矢印で示すごとく、タンク10の角部内壁面
へ侵入して、タンク10全体で発生する損失は若干増加
するものの、逆に磁性体シールド20を省いているた
め、巻線5からの漏れ磁束60や、低電圧線路側リード
線30からの漏れ磁束70を吸引する効果が減少して、
磁性体シールド20間の間隙部からタンク10の内壁面
に局部的に磁束の集中する現象が緩和される。
【0045】また、低電圧線路側リード線30、および
高電圧線路側リード線40と対向すタンク10の内壁
面、さらにはタンク10の角部内壁面で磁性体シールド
20が省かれており、タンク10の内壁面で冷却媒体に
よる冷却面積を拡大できることから、冷却効果が向上し
て局部過熱も防止できる。
【0046】しかも、低電圧線路側リード線30、およ
び高電圧線路側リード線40と対向すタンク10の内壁
面、さらにはタンク10の角部内壁面で磁性体シールド
20を省いているため、磁性体シールド20の製作、お
よびタンク10の内壁面への取付作業を低減できるた
め、安価な静止誘導電器を提供することが可能となる。
【0047】なお、本実施例では、変圧器を例にして述
べたが、リアクトルにも適用でき、しかもその効果はこ
れまで述べてきたものと何ら変わるものではない。ま
た、本実施例では、タンク形状が角型の場合を例にして
述べたが、小判型形状のタンクでも同様な効果が期待で
きることは云うまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、静止誘導電器の低電圧
線路側リード線および高電圧線路側リード線のうち、少
なくとも低電圧線路側リード線と対向するタンク内壁面
に磁性体シールドを非設置としたことにより、リード線
と対向するタンク内壁面での冷却媒体による冷却面積を
拡大して、冷却効果を向上させ、タンクでの局部過熱を
防止するとともに、磁性体シールドの取付けを一部省い
た分、原価低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である3相3脚変圧器を
示す平面図である。
【図2】従来構成における低電圧線路側リード線付近の
詳細と磁束分布を示す図である。
【図3】第1の実施例の低電圧線路側リード線付近の詳
細と磁束分布を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例である3相3脚変圧器を
示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施例である3相5脚変圧器を
示す平面図である。
【図6】本発明の第4の実施例である3相5脚変圧器を
示す平面図である。
【図7】本発明の第5の実施例である単相センタコア変
圧器を示す平面図である。
【図8】本発明の第6の実施例である単相2脚変圧器を
示す平面図である。
【図9】従来の3相3脚変圧器を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…主脚、2,2a,2b…側脚、5,
5a,5b,5c…巻線、7…ブッシング、10…タン
ク、20…磁性体シールド、30,30a,30b,30
c…低電圧線路側リード線、40,40a,40b,40c
…高電圧線路側リード線、45…高電圧線路側リード線
の引出しポケット部、60,70…漏れ磁束。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 雅一 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分事業所内 Fターム(参考) 5E058 CC25 CC29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内壁面に磁性体シールドを配置し
    たタンク内に、巻線と鉄心を備えた電器本体を3相分収
    納し、巻線から高電圧線路側リード線と低電圧線路側リ
    ード線をそれぞれ引き出した静止誘導電器において、前
    記低電圧線路側リード線と対向するタンク内壁面に磁性
    体シールドを非設置としたことを特徴とする静止誘導電
    器。
  2. 【請求項2】 タンク内壁面に磁性体シールドを配置し
    たタンク内に、巻線と鉄心を備えた電器本体を3相分収
    納し、巻線から高電圧線路側リード線と低電圧線路側リ
    ード線をそれぞれ引き出した静止誘導電器において、前
    記低電圧線路側リード線および高電圧線路側リード線と
    対向するタンク内壁面に磁性体シールドを非設置とした
    ことを特徴とする静止誘導電器。
  3. 【請求項3】 タンク内壁面に磁性体シールドを配置し
    たタンク内に、巻線と鉄心を備えた電器本体を単相分収
    納し、巻線から高電圧線路側リード線と低電圧線路側リ
    ード線をそれぞれ引き出した静止誘導電器において、前
    記低電圧線路側リード線と対向するタンク内壁面に磁性
    体シールドを非設置としたことを特徴とする静止誘導電
    器。
  4. 【請求項4】 タンク内壁面に磁性体シールドを配置し
    たタンク内に、巻線と鉄心を備えた電器本体を単相分収
    納し、巻線から高電圧線路側リード線と低電圧線路側リ
    ード線をそれぞれ引き出した静止誘導電器において、前
    記低電圧線路側リード線および高電圧線路側リード線と
    対向するタンク内壁面に磁性体シールドを非設置とした
    ことを特徴とする静止誘導電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010078682A1 (zh) * 2008-12-30 2010-07-15 特变电工沈阳变压器集团有限公司 一种超大容量变压器的漏磁屏蔽方法
KR101236448B1 (ko) * 2012-06-28 2013-02-22 국제전기 주식회사 전동차용 주변압기의 조립구조
KR101236447B1 (ko) * 2012-06-28 2013-02-22 국제전기 주식회사 전동차용 주변압기의 쐐기 코어 설치구조

Cited By (3)

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WO2010078682A1 (zh) * 2008-12-30 2010-07-15 特变电工沈阳变压器集团有限公司 一种超大容量变压器的漏磁屏蔽方法
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