JP2008258339A - 静止誘導電器 - Google Patents

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【課題】巻線および低電圧線路側リード線からの漏れ磁束による重畳現象からタンクの温度上昇を効果的に防ぎ、かつ、有限な資源である磁性体シールド材を効率良く用いて軽量化を図った静止誘導電器を提供する。
【解決手段】巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象によって互いに強め合う領域に増加重畳分用磁気シールド7a、7bを配置し、しかも、巻線3、4の仮想巻回中心軸とほぼ並行に配置した低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称の位置にのみ増加重畳分用磁気シールド7a、7bを配置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、変圧器やリアクトル等の静止誘導電器に係り、特に、漏れ磁束による温度上昇を抑制するためにタンク内に磁気シールドを配置した静止誘導電器に関する。
絶縁油等を充填したタンク内に巻線を配置して構成した変圧器やリアクトル等の静止誘導電器では、容量増加に伴って巻線両端部から発生する漏れ磁束が大きくなり、タンクの内壁面や鉄心締金具等の構造物に侵入して局部過熱が生じる。従来から、この漏れ磁束によるタンク内壁面での局部過熱を防止するため、タンク内壁面に良電導性の非磁性体シールド、または透磁率の大きな珪素鋼板による磁性体シールドを配置する方法が知られている。前者は非磁性体シールドに発生する渦電流によって漏れ磁束を打ち消すもので、後者は磁性体シールドに漏れ磁束を吸引してタンク内壁面等への漏れ磁束侵入を防止するものである。
大容量の静止誘導電器では、後者の磁性体シールドが多く採用されており、巻線からの漏れ磁束によるタンクの温度上昇を防止するために図6に示すようにタンク5の内壁面に所定の間隔で珪素鋼板からなる磁性体シールド7を多数並置している。ところで、このような静止誘導電器では、二次側巻線から導出された低電圧線路側リード線6が巻線3、4の仮想巻回中心軸とほぼ平行な関係を有して立ち上げられる部分を有しており、この部分の低電圧線路側リード線を流れる電流による漏れ磁束が考慮されている。例えば、低電圧線路側リード線を流れる大電流による漏れ磁束がタンクに浸入することによる局部過熱が問題になるような場合、図7に示すように、低電圧線路側リード線6とタンク5の内壁との対向位置一帯にシールド支持部材14を設け、このシールド支持部材14上にボルト13と固定座15により密に並べた磁気シールド7を設置して、これらの磁気シールド7で漏れ磁束を吸引すると共に、磁気シールド7の背面側に冷却流路16を形成した構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、図8に示すように絶縁距離を確保するために隣接した各相巻線4U、4Vとタンク5間の最短対向部を避けて低電圧線路側リード線6を配置した場合、低電圧線路側リード線6とタンク5間の最短対向部には隣接する磁性体シールド7の対向間隙が存在するため、漏れ磁束12はこの磁性体シールド7の対向間隙でタンク5側に漏れることになり、この漏れ磁束12に各相巻線4U、4Vからの漏れ磁束11が重畳され、この対向間隙部付近で漏れ磁束の最大値が生じてしまうことが示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平10−294226号公報 特開2002−75751号公報
しかしながら、従来の静止誘導電器では、巻線の仮想巻回中心軸とほぼ平行な関係を有して巻線の近傍に低電圧線路側リード線が位置する場合、この低電圧線路側リード線を流れる大電流による漏れ磁束と、巻線からの漏れ磁束との重畳現象について十分な検討がなされていなかった。つまり、上述した重畳現象によって漏れ磁束が強め合う箇所と弱め合う箇所が生じることを考慮した磁性体シールド7の配置や構成については検討がなされていなかった。このため、磁性体シールド7の材料が増加したり、その取り付けのための作業工数が増加してしまっていた。
例えば、特許文献2では、低電圧線路側リード線6と巻線4U、4Vからの磁束が重畳することについて述べているが、磁性体シールド7の対向間隙部付近で漏れ磁束の最大値が生じるのを防ぐために同箇所の磁性体シールド7を省略するだけで、重畳現象によって漏れ磁束が強め合う箇所と弱め合う箇所が生じることについての検討がないため、この磁性体シールド7を省略した箇所では漏れ磁束がタンク内壁面に侵入して漏れ磁束による加熱が生じてしまい、結局、漏れ磁束がタンク内壁面に侵入するのを効率的に防ぐことはできなかった。
本発明の目的は、巻線および低電圧線路側リード線からの漏れ磁束による重畳現象からタンクの温度上昇を効果的に防ぎ、かつ、有限な資源である磁性体シールド材を効率良く用いて軽量化を図った静止誘導電器を提供することにある。
本発明は上述の目的を達成するために、タンク内に、巻線と、この巻線の仮想巻回中心軸とほぼ平行に配置した部分を有して前記巻線から引き出した低電圧線路側リード線と、前記タンクの内壁面の前記仮想巻回中心軸方向に配置されて漏れ磁束による前記タンクの発熱を防止する磁気シールドとを設けた静止誘導電器において、前記仮想巻回中心軸とほぼ平行に配置した部分の前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部に位置する前記タンク内壁面に、前記巻線と前記低電圧線路側リード線からの漏れ磁束が重畳現象により互いに強め合う領域に位置すると共に、同部分の前記低電圧線路側リード線を中心として非対称の位置にそれぞれ増加重畳分用磁気シールドを配置したことを特徴とする。
また請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の静止誘導電器において、前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部でそれぞれ重畳現象により漏れ磁束が互いに弱め合う領域の前記磁気シールドは省略し、前記増加重畳分用磁気シールドは、前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部でそれぞれ重畳現象により漏れ磁束が互いに強め合う領域にのみ設けたことを特徴とする。
さらに請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の静止誘導電器において、前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部でそれぞれ前記巻線と前記低電圧線路側リード線からの漏れ磁束が重畳現象により互いに弱め合う領域に減少重畳分用磁気シールドを配置すると共に、この減少重畳分用磁気シールドを同部分の前記低電圧線路側リード線を中心として非対称の位置にそれぞれ配置し、前記増加重畳分用磁気シールドは、前記減少重畳分用磁気シールドよりも厚くしたことを特徴とする。
本発明による静止誘導電器は、巻線の仮想巻回中心軸の両端部における巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束が重畳現象により互いに強め合う領域をそれぞれ特定し、この特定した部分に増加重畳分用磁気シールドを設けているため、この増加重畳分用磁気シールドによって漏れ磁束を吸引するなどして、漏れ磁束がタンク内壁面に侵入するのを効率的に防いでタンクの局部加熱を防止することができ、特定部分に付設した増加重畳分用磁気シールドにより磁気シールド材の使用を減らして軽量化を図った静止誘導電器とすることができる。
また請求項2に記載の本発明による静止誘導電器は、増加重畳分用磁気シールドの付設領域を特定化すると共に、重畳現象により互いに弱め合う領域では磁気シールドを省略しているため、有限な資源である磁気シールド材の使用を一層減らして軽量化を図ることができる。
さらに請求項3に記載の本発明による静止誘導電器は、重畳現象により互いに強め合う領域に配置した増加重畳分用磁気シールドは、重畳現象により互いに弱め合う領域に配置した減少重畳分用磁気シールドよりも厚くしたため、特定した部分にのみ設けた増加重畳分用磁気シールドによって漏れ磁束がタンク内壁面に侵入するのを効率的に防いでタンクの局部加熱を防止することができ、しかも、特定部分に付設した減少重畳分用磁気シールドにより巻線と低電圧線路側リード線からの漏れ磁束に差が生じても効率的に吸引などして磁気シールド材の使用を減らして軽量化を図った静止誘導電器とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による静止誘導電器として示す単相センタコア変圧器の水平断面図である。
単相センタコア変圧器は、絶縁油や絶縁性ガスを充填したタンク5内に、主脚1と、この主脚1に巻回した一次側巻線3および二次側巻線4と、側脚2と、主脚1および側脚2を結合した図示しないヨークなどを収納して構成されている。一次側巻線3には一次側巻線電流8が、また二次側巻線4には二次側巻線電流9がそれぞれ矢印の向きに流れ、巻線3、4の上端部では詳細を後述するように漏れ磁束11が矢印で示すように放射線状に発生する。タンク5の側壁の内面側には、巻線3、4からの漏れ磁束11が浸入して温度上昇するのを防ぐために、巻線3、4の仮想巻回中心軸方向とほぼ平行でタンク5の下部から上部まで延びた複数の磁気シールド7が所定の間隙をもって並設されている。この磁気シールド7は、珪素鋼板を積層して構成しても良いし、銅、アルミニウムといった良導電性の非磁性シールドであっても良い。
また、巻線4から引き出された低電圧線路側リード線6は、絶縁距離を確保するため巻線3、4とタンク5の最短の対向部を避けた位置でタンク5の内壁面に沿って立ち上げられた部分、つまり巻線3、4の仮想巻回中心軸とほぼ平行な軸方向に立ち上げられた部分を有して配置されている。この低電圧線路側リード線6には紙面垂直手前方向に向かって電流10が流れ、この電流10によって低電圧線路側リード線6を中心に漏れ磁束12が生じるものとする。
上述したように巻線3、4に図示の向きに一次側巻線電流8および二次側巻線電流9が流れた場合、巻線3、4の上端部では図1に矢印で示したように漏れ磁束11が巻線3、4の内部側からタンク5の内壁面に向かって放射線状に発生することになる。これに対して、巻線3、4の下端部では図2に矢印で示したように漏れ磁束11がタンク5の内壁面から巻線3、4の内部側に向かって放射線状に発生することになる。
従って、低電圧線路側リード線6の近傍では、巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12が互いに影響を及ぼし合う。巻線3、4の上端部では、図1に示したように低電圧線路側リード線6を流れる電流10による漏れ磁束12は、左半分の領域aにおいて巻線3、4からの漏れ磁束11と同方向になり重畳して互いに強め合うように作用し、一方、右半分の領域bにおいては巻線3、4からの漏れ磁束11と逆方向となり重畳して互いに弱め合うように作用する。このようにして、領域aにおいてはタンク5の内壁面に向かって流れる磁束密度が増大し、領域bにおいてはタンク5の内壁面に向かって流れる磁束密度は減少する。
これに対して巻線3、4の下端部では、図2に示したように低電圧線路側リード線6を流れる電流10による漏れ磁束12は、右半分の領域bにおいて巻線3、4からの漏れ磁束11と同方向になり重畳して互いに強め合うように作用し、一方、左半分の領域aにおいては巻線3、4からの漏れ磁束11と逆方向となり重畳して互いに弱め合うように作用する。このようにして、領域bにおいてはタンク5の内壁面に向かって流れる磁束密度が増大し、領域aにおいてはタンク5の内壁面に向かって流れる磁束密度は減少する。
そこで、図1に示すように巻線3、4の上端部においては、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象により互いに強め合う領域aにのみ増加重畳分用磁気シールド7aを設置し、重畳現象により互いに弱め合う領域bの磁気シールドを省略している。また図2に示すように巻線3、4の下端部においては、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12が重畳現象により強め合う領域bにのみ増加重畳分用磁気シールド7bを設置し、重畳現象により弱め合う領域aの磁気シールドを省略している。
図3は、図1のA−A線から見たタンク5の内壁面に配置した磁気シールドを示す平面図である。
同図から分かるように、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳しない位置、つまり低電圧線路側リード線6から離れた位置に配置した磁気シールド7は、タンク5のほぼ下端部からほぼ上端部まで上下方向に延びた複数枚から成り、各磁気シールド7間には所定の間隙が形成されている。これに対して、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳する位置、つまり低電圧線路側リード線6の近傍に配置した増加重畳分用磁気シールド7a、7bは、上述した磁気シールド7とは異なる配置構造としている。
より詳細には、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象により互いに強め合う領域には増加重畳分用磁気シールドを配置するが、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象により互いに弱め合う領域では増加重畳分用磁気シールドを省略している。この結果、巻線3、4の上端部においては、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象により互いに強め合う領域aに、しかもタンク5のほぼ上半分だけに配置した増加重畳分用磁気シールド7aとしている。一方、巻線3、4の下端部においては、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象により互いに弱め合う領域bに、しかもタンク5のほぼ下半分だけに配置した増加重畳分用磁気シールド7bとしている。こうして、これら両増加重畳分用磁気シールド7a、7bは、低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称の位置にのみ配置している。
なお、図3におけるB−B線から見た変圧器上半部は図1に示した水平断面図に対応し、C−C線から見た変圧器下半部は図2に示した水平断面図に対応している。
このような構成の単相センタコア変圧器によれば、巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象によって互いに強め合う領域には増加重畳分用磁気シールド7a、7bを配置し、巻線3、4の仮想巻回中心軸とほぼ並行に配置した低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称の位置にのみ配置しているため、この増加重畳分用磁気シールド7a、7bで効率的に漏れ磁束を吸引し、図1および図2に示すように漏れ磁束が集中してタンク5内壁面に侵入するのを効率的に防いでタンク5の局部加熱を防止することができる。しかも、重畳現象により互いに弱め合う領域で、かつ低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称の位置では磁気シールドを省略しているため、有限な資源である磁気シールド材の使用を減らして軽量化を図った単相センタコア変圧器とすることができる。さらに、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12による重畳現象を考慮することによって、低電圧線路側リード線6の位置は電気絶縁上の要素によって決めることができるようになり、設計の自由度を拡大することができる。
図4は、本発明の他の実施の形態による静止誘導電器としての単相センタコア変圧器の上半分を示す水平断面図であり、図1との同等物には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
先の実施の形態では、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12と、巻線3、4からの漏れ磁束11とが重畳現象によって互いに弱め合う領域では磁気シールドを省略したが、低電圧線路側リード線6近傍において、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12と、巻線3、4からの漏れ磁束11との差分が大きくなった場合、重畳現象によって弱め合う領域でもタンク5の内壁側での局部過熱を考慮する必要が生じる。
このような場合、図4に示したようにタンク5の上半分において、巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象によって互いに強め合う領域aには、増加重畳分用磁気シールド7aを配置し、また重畳現象によって互いに弱め合う領域には差分の漏れ磁束を吸引する減少重畳分用磁気シールド7cを配置する。重畳現象によって漏れ磁束が互いに弱め合う領域bに配置した減少重畳分用磁気シールド7cは、その漏れ磁束の差分を吸引するに足りる厚みにするのに対して、重畳現象によって漏れ磁束が互いに強め合う領域に配置した磁気シールド7aは、減少重畳分用磁気シールド7cに比べてその厚みを増している。同図で重畳現象によって漏れ磁束が互いに弱め合う領域bに配置した減少重畳分用磁気シールド7cは、低電圧線路側リード線6から離れた位置に配置した磁気シールド7とほぼ同じ厚みにしているが、両漏れ磁束の差分を考慮した厚みとすれば良い。
図示を省略しているがタンク5の下半分においては、先の実施例の説明から分かるように巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象によって互いに強め合うのは領域bであり、また巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象によって互いに弱め合うのは領域aである。そこで、領域bに増加重畳分用磁気シールド7bを配置し、領域aに減少重畳分用磁気シールド7cを配置すると共に、領域bに配置する増加重畳分用磁気シールド7bの厚みを減少重畳分用磁気シールド7cよりも増大している。
図5は、図4のD−D線から見たタンク5の内壁面に配置した磁気シールドを示す平面図である。同図から分かるように、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳しない位置、つまり低電圧線路側リード線6から離れた位置に配置した磁気シールド7は、タンク5の上下方向にほぼ同じ厚さで連続して延びた複数枚から成り、各磁気シールド7間に所定の間隙を形成しながら並置している。
これに対して、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳する位置に配置した磁気シールドは異なる構造としている。つまり、巻線3、4からの漏れ磁束11と低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳する位置に配置した磁気シールドは、タンク5のほぼ下端部からほぼ上端部まで連続して延びた構造としている点では同じであるが、上述した重畳現象により漏れ磁束が互いに強め合う部分の増加重畳分用磁気シールド7a、7bは、巻線3、4の仮想巻回中心軸とほぼ並行に配置した低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称の位置にのみ配置しており、また重畳現象により漏れ磁束が互いに弱め合う部分の減少重畳分用磁気シールド7cよりも厚みを増した構造としている。具体的には、巻線3、4の仮想巻回中心軸の上端部側では増加重畳分用磁気シールド7aを減少重畳分用磁気シールド7cよりも厚みを増し、巻線3、4の仮想巻回中心軸の下端部側では増加重畳分用磁気シールド7bを減少重畳分用磁気シールド7cよりも厚みを増している。
この実施の形態における単相センタコア変圧器でも、巻線3、4の仮想巻回中心軸方向に配置した低電圧線路側リード線6の近傍に配置した磁気シールドのうち、巻線3、4の仮想巻回中心軸の一方端側では、重畳現象により漏れ磁束が互いに強め合う部分を増加重畳分用磁気シールド7aとし、また巻線3、4の仮想巻回中心軸の他方端側では、同様に重畳現象により漏れ磁束が互いに強め合う部分を増加重畳分用磁気シールド7bとし、これらの増加重畳分用磁気シールド7a、7bを低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称に配置されている点で先の実施の形態と同一構成である。
このような構成の単相センタコア変圧器によれば、巻線3、4からの漏れ磁束11と、低電圧線路側リード線6からの漏れ磁束12とが重畳現象によって強め合う領域には厚みを増した増加重畳分用磁気シールド7a、7bを配置するものの、重畳現象により弱め合う領域では相対的に厚みの小さな磁気シールド7cとし、増加重畳分用磁気シールド7a、7bを低電圧線路側リード線6を中心にして上下非対称に配置しているため、先の実施の形態の場合と同様に重畳現象によって強め合う領域では吸引効果の高い増加重畳分用磁気シールド7a、7bによって漏れ磁束を効率的に吸引などしてタンク5の局部加熱を防止することができ、また重畳現象により弱め合う領域では有限な資源である磁気シールド材の使用を相対的に減らして、効果的に軽量化を図った単相センタコア変圧器とすることができる。
上述した各実施の形態は単相センタコア変圧器について説明したが、単相2脚、3相3脚、3相5脚変圧器でも同様に適用することができ、また、変圧器以外、例えばリアクトルのように巻線近傍にリード線を配置した静止誘導電器に適用することができる。また3相変圧器で実施する場合は、巻線とリード線の漏れ磁束の重畳についてそれぞれの電流の位相差を考慮して適用すると良い。
本発明の一実施の形態による静止誘導電器としての単相センタコア変圧器の上半部を示す平面図である。 図1に示した単相センタコア変圧器の下半部を示す平面図である。 図1に示した単相センタコア変圧器のA−A線側から見たタンク内壁面のシールド配置を示す平面図である。 本発明の他の実施の形態による静止誘導電器としての単相センタコア変圧器の要部を示す平面図である。 図4に示した単相センタコア変圧器のD−D線側から見たタンク内壁面のシールド配置を示す平面図である。 従来の静止誘導電器を示す平面図である。 従来の他の静止誘導電器を示す平面図である。 従来のさらに他の静止誘導電器を示す平面図である。
符号の説明
1 主脚
2 側脚
3 一次側巻線
4 二次側巻線
5 タンク
6 低電圧線路側リード線
7 磁気シールド
7a、7b 増加重畳分用磁気シールド
7c 減少重畳分用磁気シールド
8 一次側巻線電流
9 二次側巻線電流
10 リード線電流
11、12 漏れ磁束

Claims (3)

  1. タンク内に、巻線と、この巻線の仮想巻回中心軸とほぼ平行に配置した部分を有して前記巻線から引き出した低電圧線路側リード線と、前記タンクの内壁面の前記仮想巻回中心軸方向に配置されて漏れ磁束による前記タンクの発熱を防止する磁気シールドとを設けた静止誘導電器において、前記仮想巻回中心軸とほぼ平行に配置した部分の前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部に位置する前記タンク内壁面に、前記巻線と前記低電圧線路側リード線からの漏れ磁束が重畳現象により互いに強め合う領域に位置すると共に、同部分の前記低電圧線路側リード線を中心として非対称の位置にそれぞれ増加重畳分用磁気シールドを配置したことを特徴とする静止誘導電器。
  2. 請求項1に記載の静止誘導電器において、前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部でそれぞれ重畳現象により漏れ磁束が互いに弱め合う領域の前記磁気シールドは省略し、前記増加重畳分用磁気シールドは、前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部でそれぞれ重畳現象により漏れ磁束が互いに強め合う領域にのみ設けたことを特徴とする静止誘導電器。
  3. 請求項1に記載の静止誘導電器において、前記低電圧線路側リード線の軸方向両端部でそれぞれ前記巻線と前記低電圧線路側リード線からの漏れ磁束が重畳現象により互いに弱め合う領域に減少重畳分用磁気シールドを配置すると共に、この減少重畳分用磁気シールドを同部分の前記低電圧線路側リード線を中心として非対称の位置にそれぞれ配置し、前記増加重畳分用磁気シールドは、前記減少重畳分用磁気シールドよりも厚くしたことを特徴とする静止誘導電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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