JPH11283848A - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JPH11283848A
JPH11283848A JP8079498A JP8079498A JPH11283848A JP H11283848 A JPH11283848 A JP H11283848A JP 8079498 A JP8079498 A JP 8079498A JP 8079498 A JP8079498 A JP 8079498A JP H11283848 A JPH11283848 A JP H11283848A
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良夫 浜館
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達 斉藤
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巌 梅根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、上下部鉄心締付金具やタンク等への
漏れ磁束の侵入を阻止して漂遊損の増加や局部過熱に伴
う温度上昇を防止することを課題とする。 【解決手段】本発明は、上下部鉄心締付金具の巻線と対
向する側の水平部に、継鉄部を包囲するように、かつ、
電気的に短絡された磁気シールド部材を配置することに
より、巻線からの漏れ磁束がタンクに侵入しようとして
も、前記磁気シールド部材に流れるうず電流で発生する
逆方向磁束により漏れ磁束を反発させて、上下部鉄心締
付金具やタンクでの漂遊損の増加を抑制すると共に、局
部過熱に伴う温度上昇を防止し信頼性の高い静止誘導電
器を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静止誘導電器に係
り、特に、変圧器,リアクトル等における鉄心締付部に
磁気シールド装置を備えているものに好適な静止誘導電
器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静止誘導電器の一つである変圧器
は益々大容量化される傾向にあり、それに伴い巻線から
の漏れ磁束も増大している。そのため、漏れ磁束の増大
が原因となる変圧器構造物の漂遊損の増加や温度上昇が
製品性能,耐用性等の観点から問題になっている。
【0003】中でも積層された鉄心を締め付けている鉄
心締付金具は、巻線に近接した配置となることから、そ
の漂遊損の増加や温度上昇は著しい。一般には、これら
を防止するために、鉄心締付金具の一部に磁気シールド
を施すようにしている。
【0004】この鉄心締付金具の一部に磁気シールドを
施し、鉄心締付金具の漂遊損の増加や温度上昇を防止す
る構造として特開平7ー99126号公報を挙げることができ
る。この公知例には、上下鉄心締付金具の巻線と対向し
ている側と反巻線側に磁気シールド部材を上下鉄心締付
金具の長手方向に伸ばし、かつ、両端を電気的に短絡し
て配置することにより、巻線からの漏れ磁束を上記磁気
シールド部材で阻止して上下鉄心締付金具へ侵入するこ
とを防ぎ、鉄心締付金具の漂遊損の増加や温度上昇を防
止することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、磁気シールド部材により上下鉄心締付
金具への侵入が阻止された巻線からの漏れ磁束が、タン
ク底板やタンクカバー等に侵入するために、この部分で
の漂遊損の増加や温度上昇を誘発するという問題があ
る。
【0006】即ち、上記従来技術は、上下鉄心締付金具
の巻線と対向している側と反巻線側に磁気シールド部材
を上下鉄心締付金具の長手方向に伸ばして両端を電気的
に短絡して配置し、この磁気シールド部材で巻線からの
漏れ磁束が上下鉄心締付金具へ侵入するのを阻止してい
るが、上下鉄心締付金具への侵入が阻止された巻線から
の漏れ磁束が、鉄心脚部の上下に配置され、鉄心締付金
具により締め付けられている上下継鉄部の長手方向端部
の空間部からタンク底板やタンクカバー等に侵入してし
まい、漂遊損を増加させると共に局部過熱による温度上
昇を誘発してしまうのである。
【0007】本発明は上述の点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、鉄心締付金具は勿論のこ
と、タンク底板,タンクカバー等の漂遊損を低減すると
共に、局部過熱に伴う温度上昇を防止した信頼性の高い
静止誘導電器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、巻線が巻回された鉄心脚部及び該鉄心脚部
の両端を磁気的に結ぶ継鉄部からなる積層鉄心の側面に
配置され、該積層鉄心を締め付ける鉄心締付金具の前記
巻線と対向している側に配置された磁気シールド部材
を、電気的に短絡されて前記継鉄部を包囲するように配
置した静止誘導電器、また、上記構成に加え、タンク側
板の内側に電気的に短絡して変圧器本体を包囲するよう
に第2の磁気シールド部材を設けた静止誘導電器とした
ことを特徴とする。
【0009】上記磁気シールド部材は、鉄心締付金具に
比べて電気抵抗率が小さい材質で形成されることが好ま
しい。
【0010】更に、本発明は上記目的を達成するため
に、巻線が巻回された鉄心脚部及び該鉄心脚部の両端を
磁気的に結ぶ上下継鉄部からなる積層鉄心の側面に配置
され、該積層鉄心を締め付ける鉄心締付金具を備えた変
圧器本体をタンク内に収納すると共に、該タンク内を前
記変圧器本体を包囲するように配置された容器で区分
し、該容器内にパーフルオロカーボン液が、該容器と前
記タンクとの間にガスが収納されてなる際に、前記容器
が、前記上下継鉄部を包むように配置され、かつ、前記
巻線と対向する側がタンク側板側に延びる水平部を有す
る上下支持金具と、該上下支持金具の水平部の先端側に
接続され、かつ、前記巻線を包むように配置された絶縁
筒容器とから形成されると共に、前記上下支持金具の水
平部の前記巻線と対向する側に、電気的に短絡されて前
記上下継鉄部を包囲するように磁気シールド部材が配置
されている静止誘導電器、また、上記構成に加え、タン
ク側板の内側に電気的に短絡して変圧器本体を包囲する
ように第2の磁気シールド部材を設けた静止誘導電器、
更には上記構成に加え、前記上下鉄心締付金具の前記巻
線と対向している側に、電気的に短絡されて前記上下継
鉄部を包囲するように別の磁気シールド部材を設け静止
誘導電器としたことを特徴とする。
【0011】上記した本発明の静止誘導電器によれば、
巻線からの漏れ磁束が上下継鉄部を包む上下鉄心締付金
具やタンク底板,タンクカバー等に侵入しようとして
も、上下鉄心締付金具の巻線と対向する側に配置された
磁気シールド部材に流れるうず電流で発生する逆方向磁
束により巻線からの漏れ磁束が反発され、しかも、この
磁気シールド部材が、電気的に短絡されて前記上下継鉄
部を包囲するように配置されているため、鉄心締付金具
により締め付けられている上下継鉄部の長手方向端部の
空間部から漏れ磁束がタンク底板やタンクカバー等に侵
入することはなく、上下鉄心締付金具やタンク底板,タ
ンクカバー等に侵入する磁束を阻止することができ、上
下鉄心締付金具やタンク底板,タンクカバー等の漂遊損
を低減すると共に、局部過熱に伴う温度上昇が防止され
信頼性の高い静止誘導電器が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づいて
本発明の静止誘導電器を詳細に説明する。尚、本発明は
静止誘導電器であれば如何なるものにも採用可能である
が、ここでは静止誘導電器の一つである変圧器の場合に
ついて説明していく。
【0013】図1にはその変圧器の要部が、図2には全
体構成が、図3には平面から見た構成がそれぞれ示され
ている。
【0014】該図に示すごとく、鉄心脚部3には内側巻
線1及び外側巻線2が巻回され、鉄心脚部3の上下端部
には、この上下端部と結合している上部継鉄部4及び下
部継鉄部5が設けられ、上部継鉄部4及び下部継鉄部5
の側面には、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具
7が取付けられている。そして、これらで変圧器本体を
構成し、この変圧器本体がタンク底板8a,タンク側板
8b、及びタンクカバー8cで構成されたタンク8の中
に冷却媒体と共に収納されている。上部鉄心締付金具6
及び下部鉄心締付金具7は、上部継鉄部4及び下部継鉄
部5の側面に沿って配置される鋼材(磁性体及び非磁性
体)で形成され、これらを締め付ける立上り部6b及び
7bと、上部継鉄部4及び下部継鉄部5の側面から直角
方向に延び内側巻線1及び外側巻線2と対向している水
平部6a,6c、及び7a,7cとで構成され、この立
上り部6b及び7bと水平部6a,6c、及び7a,7
cが組み合わされ概略逆コ字型に構成されている。ま
た、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の内側
巻線1及び外側巻線2と対向する側の水平部6a,7a
には、磁気シールド部材9,10が設けられており、こ
の磁気シールド部材9、及び10は、電気的に短絡され
て図1に示すように上部継鉄部4及び下部継鉄部5を包
囲して(図1には上部継鉄部4部分のみを示す)配置さ
れている。尚、磁気シールド部材9,10の材質として
は、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7、或い
はタンク8等に使用される鋼板に比べて電気抵抗率の小
さい、例えば銅或いはアルミニウム等が有効である。
【0015】このような本実施例の構成によれば、図2
に矢印で示されるように、内側巻線1及び外側巻線2か
らの漏れ磁束Φが、上部継鉄部4及び下部継鉄部5を締
め付けている上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具
7へ侵入しようとしても、上部鉄心締付金具6及び下部
鉄心締付金具7の水平部6a及び7aには磁気シールド
部材9,10が、電気的に短絡されて上部継鉄部4及び
下部継鉄部5を包囲して配置されているため、この磁気
シールド部材9,10には全周にわたって侵入磁束を打
ち消す方向にうず電流が流れ、このうず電流によって全
周に生ずる逆方向磁束(図示せず)により漏れ磁束Φが反
発され、しかも、上部継鉄部4及び下部継鉄部5が磁気
シールド部材9,10により包囲されていることから、
上部継鉄部4及び下部継鉄部5の長手方向端部には空間
部が生じないために、漏れ磁束Φは磁気シールド部材9
と10の間に閉じ込められるようになるので、上部鉄心
締付金具6及び下部鉄心締付金具7やタンク底板8a,
タンクカバー8cへの漏れ磁束Φの侵入を阻止すること
が可能となるために漂遊損の増加や局部過熱に伴う温度
上昇が防止できる。また、上部鉄心締付金具6及び下部
鉄心締付金具7の水平部6a,7aのみに磁気シールド
部材9,10を配置しているために、従来に比べて磁気
シールド部材9,10の取付け範囲を少なくできる効果
もある。
【0016】図4及び図5に本発明の第2の実施例を示
す。該図に示す実施例は、その構成は上述した実施例と
ほぼ同一であるが、外側巻線2と対向するタンク側板8
bの内側の全周にも、電気的に短絡されしかも変圧器本
体を包囲するように磁気シールド部材20を配置した構
成が上述した実施例と異なる。
【0017】このような本実施例の構成とすることによ
り、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7への漏
れ磁束Φの侵入に対する抑制効果は、上述した実施例と
同様であるが、本実施例の構成では、内側巻線1及び外
側巻線2からの漏れ磁束Φが矢印で示すごとく、タンク
側板8bへ侵入しようとしてもタンク側板8bの内側に
配置された磁気シールド部材20には、これらの侵入し
ようとする磁束を打ち消す方向に大量のうず電流が流
れ、このうず電流によって生ずる逆方向磁束により漏れ
磁束Φを反発するため、タンク底板8a,タンク側板8
b,タンクカバー8cへの漏れ磁束Φの侵入を阻止する
ことが可能となるために漂遊損の増加や局部過熱に伴う
局部過熱も防止できる。従って、上部鉄心締付金具6及
び下部鉄心締付金具7の水平部6a,7aに配置された
磁気シールド部材9,10による効果と併せて漏れ磁束
Φの侵入阻止効果があるので、より信頼性の高い変圧器
を得ることができる。また、タンク側板8bの内側に配
置される磁気シールド部材20の取付け範囲は、上部鉄
心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の立上り部6b,
7bの中間付近までで十分であり、従来、タンク底板8
a,タンクカバー8c等に設けられていた磁気シールド
部材が不要になる効果もある。
【0018】図6に本発明の第3の実施例を示す。該図
に示す実施例は、上記した第2の実施例を改良したもの
であり、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の
内側巻線1及び外側巻線2と対向する面の水平部6a及
び7aには、第2の実施例と同様に磁気シールド部材9
及び10が設けられているが、この磁気シールド部材9
及び10が設けられている上部鉄心締付金具6及び下部
鉄心締付金具7の水平部6a及び7aをタンク側板8b
に延ばし、反巻線側の水平部6c,7cよりも長くし
て、タンク側板8bの内側に配置された磁気シールド部
材20との距離を狭くした構成となっている。
【0019】このような本実施例の構成とすることによ
り、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の水平
部6a及び7aに設けられた磁気シールド部材9,10
とタンク側板8bに設けられた磁気シールド部材20と
の距離を狭くしているために、内側巻線1及び外側巻線
2からの漏れ磁束Φが、矢印で示す如く、上部鉄心締付
金具6及び下部鉄心締付金具7やタンク底板8a,タン
ク側板8b,タンクカバー8cへ漏れようとしても、漏
れ磁束Φを磁気シールド部材9,10,20で包囲する
ような構造となっているために、上部鉄心締付金具6及
び下部鉄心締付金具7やタンク底板8a,タンク側板8
b,タンクカバー8cへ侵入することはなくなり、より
効果的に漏れ磁束Φを阻止することが可能となる。
【0020】つまり、内側巻線1及び外側巻線2からの
漏れ磁束Φが、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金
具7やタンク底板8a,タンクカバー8cに侵入しよう
としても、水平部6a,7aに設けられた磁気シールド
部材9,10には、これらの侵入磁束を打ち消す方向に
うず電流が流れ、このうず電流によって生ずる逆方向磁
束により漏れ磁束Φを反発して漏れ磁束Φの侵入を阻止
することが可能となる。また、タンク側板8bに内側巻
線1及び外側巻線2からの漏れ磁束Φが侵入しようとし
ても、タンク側板8bの内側に設けられた磁気シールド
部材20に生ずるうず電流で発生する逆方向磁束によ
り、漏れ磁束Φを反発して漏れ磁束Φの侵入を阻止する
ことが可能となる。しかも、磁気シールド部材9及び1
0と20の距離を狭くしているために両者の効果が重畳
されて、さらに信頼性の高い変圧器を得ることができる
ようになる。
【0021】図7に本発明の第4の実施例を示す。該図
に示す実施例は、上記した第2の実施例を改良したもの
であり、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の
内側巻線1及び外側巻線2と対向する面の水平部6a及
び7aには、第2の実施例と同様に磁気シールド部材9
及び10が設けられているが、本実施例では、上部鉄心
締付金具6及び下部鉄心締付金具7の内側巻線1及び外
側巻線2と対向する側の水平部6a,7aと対向するタ
ンク側板8bの一部に、このタンク側板8bと直交する
ように水平部11,12を設けると共に、該タンク側板
8bの水平部11,12の内側巻線1及び外側巻線2と
対向側にも磁気シールド部材21を配置し、しかも、上
部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の水平部6a
及び7aに設けられた磁気シールド部材9,10とタン
ク側板8bの水平部11,12に設けられた磁気シール
ド部材21とを同一高さにした構成となっている。この
ような本実施例の構成とすることにより、内側巻線1及
び外側巻線2からの漏れ磁束Φが上部鉄心締付金具6及
び下部鉄心締付金具7やタンク底板8a,タンク側板8
b,タンクカバー8cへ漏れようとしても、上部鉄心締
付金具6及び下部鉄心締付金具7の水平部6a,7aに
設けられた磁気シールド部材9,10とタンク側板8b
及びこの水平部11,12の内側に設けられた磁気シー
ルド部材20,21には、これらの侵入磁束を打ち消す
方向にうず電流が流れ、このうず電流によって生ずる逆
方向磁束により漏れ磁束Φを反発して漏れ磁束Φの侵入
を阻止することが可能となる。しかも、上部鉄心締付金
具6及び下部鉄心締付金具7の水平部6a,7aに設け
られた磁気シールド部材9,10とタンク側板8bの水
平部11,12の内側に設けられた磁気シールド部材2
1の取付け位置をほぼ同一高さにしているため、タンク
側板8bの内側に設けられる磁気シールド部材20の取
付け範囲を少なくできるメリットもある。
【0022】図8及び図9は本発明の第5の実施例を示
す。該図に示す実施例は、内側巻線1及び外側巻線2が
鉄心脚部3に巻回され、鉄心脚部3の上下端部と結合し
ている上部継鉄部4及び下部継鉄部5の側面に上部鉄心
締付金具6と下部鉄心締付金具7が取付けられて構成さ
れる変圧器本体を冷却する冷却媒体として、不燃性のパ
ーフルオロカーボン液とガスとを用いた場合の例であ
る。つまり、タンク8内を、変圧器本体を包囲するよう
に配置された容器22で区分し、この容器22内にパー
フルオロカーボン液が収納されると共に、容器22とタ
ンク8との間にガスが収納されている変圧器である。
【0023】そして、本実施例では上記容器22が、上
部継鉄部4及び下部継鉄部5を包むように配置され、か
つ、内側巻線1及び外側巻線2と対向する側がタンク側
板8b側に延びる水平部30a,35aを有する上部支
持金具30及び下部支持金具35と、この上部支持金具
30及び下部支持金具35の水平部30a,35aのタ
ンク側板8b側先端部に接続され、内側巻線1及び外側
巻線2を包むように配置された筒状の絶縁筒容器22a
とから形成されており、この絶縁筒容器22aを共通板
(図示せず)を介して上部支持金具30及び下部支持金具
35に連結すると共に、上部支持金具30及び下部支持
金具35の内側巻線1及び外側巻線2と対向する面の水
平部30a,35aの内側に、磁気シールド部材23,
24が電気的に短絡されて上部継鉄部4及び下部継鉄部
5を包むように配置された構成となっている。
【0024】このような本実施例の構成とすることによ
り、内側巻線1及び外側巻線2からの漏れ磁束Φが、矢
印で示すごとく、上部継鉄部4及び下部継鉄部5を包む
上部支持金具30及び下部支持金具35に侵入しようと
しても、その上部支持金具30及び下部支持金具35の
水平部30a,35aの内側に配置された磁気シールド
部材23,24には、これらの侵入磁束を打ち消す方向
にうず電流が流れ、このうず電流によって生ずる逆方向
磁束により漏れ磁束Φを反発し、上部鉄心締付金具6及
び下部鉄心締付金具下部7やタンク底板8a,タンクカ
バー8cへの漏れ磁束Φの侵入が阻止されるため、漂遊
損の増加や局部過熱に伴う温度上昇が防止できる。
【0025】図10は本発明の第6の実施例を示す。該
図に示す実施例は、上述した第5の実施例に加え、上部
鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の内側巻線1及
び外側巻線2と対向する面の水平部6a,7aの内側
に、磁気シールド部材9,10を、電気的に短絡され
て、しかも、上部継鉄部4及び下部継鉄部5を包囲する
ように配置したものである。
【0026】このような本実施例の構成とすることによ
り、内側巻線1及び外側巻線2からの漏れ磁束Φが、矢
印で示すごとく、上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付
金具7や上部支持金具30及び下部支持金具35,タン
ク底板8a,タンク側板8b,タンクカバー8cへ侵入
しようとしても、内側巻線1及び外側巻線2と対向する
面の上部鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7の水平
部6a,7aや上部支持金具30及び下部支持金具35
の水平部30a,35aの内側に配置された磁気シール
ド部材9,10,23、及び24には、これらの侵入磁
束を打ち消す方向にうず電流が流れ、このうず電流によ
って生ずる逆方向磁束により漏れ磁束Φを反発し、上部
鉄心締付金具6及び下部鉄心締付金具7やタンク8への
漏れ磁束Φの侵入が阻止されるため、漂遊損の増加や局
部過熱に伴う温度上昇等を防止することが可能となり、
より信頼性の高い変圧器を得ることができる。
【0027】尚、上述した各実施例は、単相センタコア
変圧器の場合について説明したが、単相3脚変圧器,単
相5脚変圧器の場合でも同様な効果が期待できる。ま
た、変圧器タンク8の形状を角形にした場合を例に説明
したが、円形および楕円形タンク等の圧力容器において
も同様な効果が期待できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明の静止誘導電器によ
れば、巻線が巻回された鉄心脚部及び該鉄心脚部の両端
を磁気的に結ぶ継鉄部からなる積層鉄心の側面に配置さ
れ、該積層鉄心を締め付ける鉄心締付金具の前記巻線と
対向している側に配置された磁気シールド部材を、電気
的に短絡されて前記継鉄部を包囲するように配置した静
止誘導電器、また、上記構成に加え、タンク側板の内側
に電気的に短絡して変圧器本体を包囲するように第2の
磁気シールド部材を設けた静止誘導電器としたものであ
るから、巻線からの漏れ磁束が上下継鉄部を包む上下鉄
心締付金具やタンク底板,タンクカバー等に侵入しよう
としても、上下鉄心締付金具の巻線と対向する側に配置
された磁気シールド部材に流れるうず電流で発生する逆
方向磁束により巻線からの漏れ磁束が反発され、しか
も、この磁気シールド部材が、電気的に短絡されて前記
上下継鉄部を包囲するように配置されているため、鉄心
締付金具により締め付けられている上下継鉄部の長手方
向端部の空間部から漏れ磁束がタンク底板やタンクカバ
ー等に侵入することはなく、上下鉄心締付金具やタンク
底板,タンクカバー等に侵入する磁束を阻止することが
でき、上下鉄心締付金具やタンク底板,タンクカバー等
の漂遊損を低減すると共に、局部過熱に伴う温度上昇が
防止され信頼性の高い静止誘導電器が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静止誘導電器の一実施例である変圧器
の上部を示す部分斜視図である。
【図2】図1に示した変圧器の縦断面図である。
【図3】図1に示した変圧器の平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す変圧器の縦断面図
である。
【図5】図4に示した変圧器の平面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す変圧器の縦断面図
である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す変圧器の縦断面図
である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す変圧器の縦断面図
である。
【図9】図8に示した変圧器の平面図である。
【図10】本発明の第6の実施例を示す変圧器の縦断面
図である。
【符号の説明】
1…内側巻線、2…外側巻線、3…鉄心脚部、4…上部
継鉄部、5…下部継鉄部、6…上部鉄心締付金具、6
a,6c…上部鉄心締付金具の水平部、6b…上部鉄心
締付金具の立上り部、7…下部鉄心締付金具、7a,7
c…下部鉄心締付金具の水平部、7b…下部鉄心締付金
具の立上り部、8…タンク、8a…タンク底板、8b…
タンク側板、8c…タンクカバー、9,10,20,2
1,23,24…磁気シールド部材、11,12…タン
ク側板の水平部、22…容器、22a…絶縁筒容器、30
…上部支持金具、30a…上部支持金具の水平部、35
…下部支持金具、35a…下部支持金具の水平部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 吉広 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線と、該巻線が巻回された鉄心脚部及び
    該鉄心脚部の両端を磁気的に結ぶ継鉄部からなる積層鉄
    心と、該積層鉄心の側面に配置され、該積層鉄心を締め
    付ける鉄心締付金具と、該鉄心締付金具の前記巻線と対
    向している側に配置された磁気シールド部材とを備えた
    変圧器本体をタンク内に収納してなる静止誘導電器にお
    いて、 前記磁気シールド部材は、電気的に短絡されて前記継鉄
    部を包囲するように配置されていることを特徴とする静
    止誘導電器。
  2. 【請求項2】巻線と、該巻線が巻回された鉄心脚部及び
    該鉄心脚部の両端を磁気的に結ぶ継鉄部からなる積層鉄
    心と、該積層鉄心の側面に配置され、該積層鉄心を締め
    付ける鉄心締付金具と、該鉄心締付金具の前記巻線と対
    向している側に配置された磁気シールド部材とを備えた
    変圧器本体をタンク内に収納してなる静止誘導電器にお
    いて、 前記磁気シールド部材を、電気的に短絡して前記継鉄部
    を包囲するように配置し、かつ、前記タンク側板の内側
    に、電気的に短絡して前記変圧器本体を包囲するように
    第2の磁気シールド部材を設けたことを特徴とする静止
    誘導電器。
  3. 【請求項3】前記磁気シールド部材は、前記鉄心締付金
    具に比べて電気抵抗率が小さい材質で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載の静止誘導電器。
  4. 【請求項4】前記継鉄部は前記鉄心脚部の上下に配置さ
    れ、かつ、この上下継鉄部を締め付ける上下鉄心締付金
    具は、前記巻線と対向する側と反巻線側に位置する水平
    部及び継鉄部を締め付ける立上り部から形成されると共
    に、該上下鉄心締付金具の巻線と対向する側の水平部に
    前記磁気シールド部材が配置されていることを特徴とす
    る請求項1、又は2記載の静止誘導電器。
  5. 【請求項5】前記上下鉄心締付金具の巻線と対向する側
    の水平部の長さを反巻線側に位置する水平部より長くし
    たことを特徴とする請求項4記載の静止誘導電器。
  6. 【請求項6】前記上下鉄心締付金具の巻線と対向する側
    の水平部と対向する前記タンク側板の一部に該タンク側
    板と直交するように水平部を設けると共に、該タンク側
    板水平部の巻線側に前記第2の磁気シールド部材を配置
    し、かつ、前記上下鉄心締付金具の巻線と対向する側の
    水平部に設けられた磁気シールド部材と前記タンク側板
    の水平部に設けられた第2の磁気シールド部材とを同一
    高さにしたことを特徴とする請求項4記載の静止誘導電
    器。
  7. 【請求項7】巻線と、該巻線が巻回された鉄心脚部及び
    該鉄心脚部の両端を磁気的に結ぶ上下継鉄部からなる積
    層鉄心と、該積層鉄心の側面に配置され、該積層鉄心を
    締め付ける鉄心締付金具とを備えた変圧器本体をタンク
    内に収納すると共に、該タンク内を前記変圧器本体を包
    囲するように配置された容器で区分し、該容器内にパー
    フルオロカーボン液が、該容器と前記タンクとの間にガ
    スが収納されてなる静止誘導電器において、 前記容器は、前記上下継鉄部を包むように配置され、か
    つ、前記巻線と対向する側がタンク側板側に延びる水平
    部を有する上下支持金具と、該上下支持金具の水平部の
    先端側に接続され、かつ、前記巻線を包むように配置さ
    れた絶縁筒容器とから形成されると共に、前記上下支持
    金具の水平部の前記巻線と対向する側に、電気的に短絡
    されて前記上下継鉄部を包囲するように磁気シールド部
    材が配置されていることを特徴とする静止誘導電器。
  8. 【請求項8】巻線と、該巻線が巻回された鉄心脚部及び
    該鉄心脚部の両端を磁気的に結ぶ上下継鉄部からなる積
    層鉄心と、該積層鉄心の側面に配置され、該積層鉄心を
    締め付ける鉄心締付金具とを備えた変圧器本体をタンク
    内に収納すると共に、該タンク内を前記変圧器本体を包
    囲するように配置された容器で区分し、該容器内にパー
    フルオロカーボン液が、該容器と前記タンクとの間にガ
    スが収納されてなる静止誘導電器において、 前記容器は、前記上下継鉄部を包むように配置され、か
    つ、前記巻線と対向する側がタンク側板側に延びる水平
    部を有する上下支持金具と、該上下支持金具の水平部の
    先端側に接続され、かつ、前記巻線を包むように配置さ
    れた絶縁筒容器とから形成されると共に、前記上下支持
    金具の水平部の前記巻線と対向する側に、電気的に短絡
    されて前記上下継鉄部を包囲するように磁気シールド部
    材が配置され、一方、前記タンク側板の内側には、電気
    的に短絡されて前記変圧器本体を包囲するように第2の
    磁気シールド部材が設けられていることを特徴とする静
    止誘導電器。
  9. 【請求項9】巻線と、該巻線が巻回された鉄心脚部及び
    該鉄心脚部の両端を磁気的に結ぶ上下継鉄部からなる積
    層鉄心と、該積層鉄心の側面に配置され、該積層鉄心の
    上下継鉄部を締め付ける上下鉄心締付金具とを備えた変
    圧器本体をタンク内に収納すると共に、該タンク内を前
    記変圧器本体を包囲するように配置された容器で区分
    し、該容器内にパーフルオロカーボン液が、該容器と前
    記タンクとの間にガスが収納されてなる静止誘導電器に
    おいて、 前記容器は、前記上下継鉄部を包むように配置され、か
    つ、前記巻線と対向する側がタンク側板側に延びる水平
    部を有する上下支持金具と、該上下支持金具の水平部の
    先端側に接続され、かつ、前記巻線を包むように配置さ
    れた絶縁筒容器とから形成されると共に、前記上下支持
    金具の水平部の前記巻線と対向する側に、電気的に短絡
    されて前記上下継鉄部を包囲するように磁気シールド部
    材が配置され、一方、前記上下鉄心締付金具の前記巻線
    と対向している側に、電気的に短絡されて前記上下継鉄
    部を包囲するように別の磁気シールド部材を設け、更に
    前記タンク側板の内側には、電気的に短絡されて前記変
    圧器本体を包囲するように第2の磁気シールド部材が設
    けられていることを特徴とする静止誘導電器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171313A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Japan Ae Power Systems Corp 静止誘導電器
CN101944423A (zh) * 2010-09-14 2011-01-12 保定天威集团有限公司 一种变压器铁心绑扎方法
EP2400513A1 (en) 2010-06-28 2011-12-28 ABB Research Ltd. Magnetic shielding for transformers
CN107492438A (zh) * 2016-06-10 2017-12-19 Abb瑞士股份公司 冷却装置
CN109524221A (zh) * 2018-12-21 2019-03-26 济南西门子变压器有限公司 变压器
KR102460560B1 (ko) * 2021-09-28 2022-10-27 한국전기연구원 전계 평탄화 실드를 이용한 고압 절연 고주파 변압기

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