JP2009076534A - 静止誘導電器 - Google Patents
静止誘導電器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009076534A JP2009076534A JP2007241928A JP2007241928A JP2009076534A JP 2009076534 A JP2009076534 A JP 2009076534A JP 2007241928 A JP2007241928 A JP 2007241928A JP 2007241928 A JP2007241928 A JP 2007241928A JP 2009076534 A JP2009076534 A JP 2009076534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- shield
- winding
- vertical member
- horizontal member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
【課題】簡単な構造で鉄心締付金具の水平部材部分の温度上昇を効果的に抑制でき、損失を低減できる静止誘導電器を提供する。
【解決手段】変圧器の中身は、鉄心脚部10及び上下の継鉄部11とからなる鉄心と、各鉄心脚部10に巻装する巻線2とからなる。継鉄部11の両側に配置する鉄心締付金具12は、少なくとも継鉄部11を押圧する垂直部材12Aと、垂直部材12Aの各端側に配置して固定する水平部材12B、12Cから形成される。水平部材12Bの巻線2との対向面及び水平部材12Cの反巻線側の面には、それぞれ鉄心締付金具12の長手方向に延びる非磁性体シールド13、14を配置している。鉄心締付金具12の垂直部材12Aは、巻線2の両側端面付近となる外面位置に強制分流用非磁性体シールド15を配置し、これにより非磁性体シールド13、14間を連結している。
【選択図】図1
【解決手段】変圧器の中身は、鉄心脚部10及び上下の継鉄部11とからなる鉄心と、各鉄心脚部10に巻装する巻線2とからなる。継鉄部11の両側に配置する鉄心締付金具12は、少なくとも継鉄部11を押圧する垂直部材12Aと、垂直部材12Aの各端側に配置して固定する水平部材12B、12Cから形成される。水平部材12Bの巻線2との対向面及び水平部材12Cの反巻線側の面には、それぞれ鉄心締付金具12の長手方向に延びる非磁性体シールド13、14を配置している。鉄心締付金具12の垂直部材12Aは、巻線2の両側端面付近となる外面位置に強制分流用非磁性体シールド15を配置し、これにより非磁性体シールド13、14間を連結している。
【選択図】図1
Description
本発明は変圧器やリアクトル等の静止誘導電器に係り、特に鉄心締付金具の部分に非磁性体シールドを備えた静止誘導電器に関する。
静止誘導電器、例えば変圧器やリアクトルは、近年ますます大容量化して全体構造が大型化している。変圧器の場合、大型化すると、運転の際にタンク内部に収納する巻線や巻線より引き出すリード線からの漏れ磁束も著しく増加することになる。漏れ磁束は、変圧器のタンクや変圧器鉄心等の構造物に侵入して渦電流を誘起し、渦電流に基づき局部的な温度上昇を引き起こして損失を増大させるため、製品の性能や信頼性等の面から問題となる。
一方、変圧器鉄心は、珪素鋼板を積層して形成しており、鉄心脚間を連結する上下の継鉄部に、通常鋼板にて製作する鉄心締付金具を配置し、これにより締付けて一体に構成している。この上下の鉄心締付金具は、通常継鉄部を押圧する垂直部材と、この垂直部材の一端側に固定して巻線の端面に対向する水平部材とにより、断面が略L字状や略コ字状に形成して使用される。
鉄心締付金具の水平部材は、巻線端面に近接して対向することから、漏れ磁束の侵入による局部温度上昇を極力低減する必要がある。このため、鉄心締付金具は、巻線上下の端面と近接して直接対向する水平部材、更には垂直部材の他端側面或いは反巻線側の水平部材の上面に、鉄心締付金具の電気抵抗よりも小さな銅やアルミニュウムの非磁性体シールドを、鉄心締付金具の長手方向に延びるように配置することが提案されている(特許文献1参照)。
鉄心締付金具の水平部材の面等に配置する非磁性体シールドは、漏れ磁束が進入した場合、この非磁性シールドには漏れ磁束による渦電流が流れ、渦電流により生ずる磁束が、漏れ磁束を打ち消すように働くから、漏れ磁束の侵入を抑制でき、鉄心締付金具部分が局部的に温度上昇するのを防ぎ、損失の増大を防止することができる。
上記の特許文献1の如く、鉄心締付金具の水平部材に非磁性体シールドを配置すると、特に巻線に対向する水平部材の位置付近では、漏れ磁束が鉄心締付金具の水平部材に侵入するとき、非磁性体シールドの長手方向に、漏れ磁束を打ち消す渦電流が流れようになる。この渦電流によって生ずる磁束の反抗力で漏れ磁束を打ち消すことにより、漏れ磁束が鉄心締付金具へ侵入するのを阻止し、局部的な温度上昇を引き起こすのを防止する。
しかし、非磁性体シールドが配置されていない鉄心締付金具の垂直部材の面、特に巻線間の如く巻線の両側端面付近と対向する面で、渦電流は鉄心締付金具の水平方向から垂直方向に方向を変えて集中して流れ、この位置付近で局部的な温度上昇を起こし、損失を低減できない問題があった。
本発明の目的は、簡単な構造で鉄心締付金具の水平部材部分の温度上昇を効果的に抑制でき、損失を低減できる静止誘導電器を提供することにある。
本発明の静止誘導電器は、複数の鉄心脚部及び上下の継鉄部とからなる鉄心と、前記各鉄心脚部に巻装する巻線とを有し、前記各継鉄部の両側に配置する鉄心締付金具は、前記継鉄部を押圧する垂直部材と、前記垂直部材の一端側及び他端側に固定して巻線の端面と対向するように配置する水平部材とから断面コ字状に形成され、前記垂直部材の一端側の前記水平部材の巻線と対向する面及び前記垂直部材の他端側の前記水平部材の反巻線側となる面には、それぞれ前記鉄心締付金具の長手方向に延びる非磁性体シールドを配置した静止誘導電器において、前記鉄心締付金具の垂直部材及び水平部材には、前記巻線の両側端面付近となる外面位置に前記非磁性体シールドと略同一の電気抵抗の強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドにより前記非磁性体シールド間を連結して構成したことを特徴とする。
また本発明の静止誘導電器は、複数の鉄心脚部及び上下の継鉄部とからなる鉄心と、前記各鉄心脚部に巻装する巻線とを有し、前記各継鉄部の両側に配置する鉄心締付金具は、少なくとも前記継鉄部を押圧する垂直部材と、前記垂直部材の一端側に固定して巻線の端面と対向するように配置する水平部材とから断面L字状に形成され、前記水平部材が巻線と対向する面、及び垂直部材の反巻線側となる側面には、それぞれ前記鉄心締付金具の長手方向に延びる非磁性体シールドを配置した静止誘導電器において、前記鉄心締付金具の垂直部材及び水平部材には、前記巻線の両側端面付近となる外面位置に前記非磁性体シールドと略同一の電気抵抗の強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドにより前記非磁性体シールド間を連結して構成したことを特徴とする。
好ましくは、前記鉄心締付金具は、前記巻線間と対向する位置に前記水平部材と前記垂直部材間を連結する補強部材を設け、前記補強部材の両側面に前記強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドは前記非磁性体シールドと電気的に結合して構成したことを特徴とする。
更に、前記鉄心締付金具の垂直部材は、継鉄部より外側に突出した内側面にそれぞれ内面非磁性体シールドを配置し、前記内面非磁性体シールドと前記各非磁性体シールドと強制分流用非磁性体シールドとを電気的に結合して構成したことを特徴とする。
本発明の静止誘導電器は、鉄心締付金具の垂直部材及び水平部材には、巻線の両側端面付近となる外面位置に強制分流用非磁性体シールドを配置し、この強制分流用非磁性体シールドによって非磁性体シールド間を連結しているため、巻線からの漏れ磁束が鉄心締付金具に進入しようとしたとき、漏れ磁束を打ち消す方向の渦電流が非磁性体シールドに流れ、これにより生ずる磁束の反抗力で効果的に阻止できる。したがって、非磁性体シールドが設けられていない鉄心締付金具の垂直部材及び水平部材内に漏れ磁束が侵入するのを防止し、局部的な温度上昇を起こすのを効果的に抑制でき、損失の低減を図ることができる。
本発明の静止誘導電器では、複数の鉄心脚とこの上下の継鉄部とを有し、前記各継鉄部の両側に鉄心締付金具を配置する鉄心と、前記各鉄心脚部に巻装する巻線とを有している。鉄心締付金具は、少なくとも前記継鉄部を押圧する垂直部材と、この垂直部材の一端側に固定して巻線の端面に対向する水平部材とからなっており、水平部材の巻線と対向する面及び垂直部材の他端側面に、それぞれ鉄心締付金具の長手方向に延びる非磁性体シールドを配置している。しかも、垂直部材及び水平部材は、巻線の両側端面付近となる外面位置に非磁性体シールドと略同一の電気抵抗の強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドにより前記非磁性体シールド間を連結して構成する。
以下、本発明の一実施例について、三相3脚変圧器の本体中身のみに省略して示す図1(a)、(b)、(c)を参照して説明する。本体中身は、3脚の鉄心1及びU、V、Wの各相の巻線2からなっており、珪素鋼板を積層して形成する鉄心1は、各相分の鉄心脚部10及びこれらの間を連結する上下の継鉄部11を備え、各鉄心脚部10に低圧側及び高圧側の巻線2を巻装している。
継鉄部11の両側に鉄心1を締付ける鉄心締付金具12を配置しており、鉄心締付金具12は少なくとも継鉄部11を押圧する垂直部材12Aと、垂直部材12Aの巻線端面と対向する一端側及び反巻線側の他端側に配置して固定する水平部材12B、12Cとによって、断面が略コ字状に形成されている。
なお、図1では上部側の鉄心締付金具12部分を例にして説明するが、下部側の鉄心締付金具でも略同様に構成されるため、以下では全て下部側を省略して説明する。
なお、図1では上部側の鉄心締付金具12部分を例にして説明するが、下部側の鉄心締付金具でも略同様に構成されるため、以下では全て下部側を省略して説明する。
この鉄心締付金具12は、水平部材12Bの巻線2との対向面、及び垂直部材12Aの他端側面である水平部材12Cの反巻線側の面に、それぞれ鉄心締付金具12の長手方向の全面に亘って延びるように非磁性体シールド13、14を配置している。
そして、垂直部材12A及び水平部材12B、12Cには、各巻線2の両側端面の付近となる後述する外面位置に、嵌め込むように強制分流用非磁性体シールド15を配置している。この配置を、図1(a)及び(c)を用いてより具体的に説明する。強制分流用非磁性体シールド15は、U相とV相の巻線間やV相とW相の巻線間、更には他相の巻線と対抗しない両外のU相とW相の巻線2の両端面付近となる対応する4個所の外面位置、言い換えると各鉄心脚部10間に相当する位置及び左右のU相、W相の鉄心脚部10より外側の位置部分に対応する4個所に配置されている。
この強制分流用非磁性体シールド15により、水平部材12Bの巻線と対向する面、及び垂直部材12Aの他端側である水平部材12Cの反巻線側の面に配置した非磁性体シールド13と14間を、溶接等の固着手段により電気的に結合状態に連結している。
強制分流用非磁性体シールド15は、鉄心締付金具12よりも電気抵抗の小さい銅やアルミニウム等の材料を用いる非磁性体シールド13、14と同様のものを用いるか、或いは異なる材料であっても同程度の電気抵抗の材料を用いるものであり、当然のことながら渦電流による発生損失を考慮して材料を適切に選定使用する。
このようにすると、各巻線から侵入する漏れ磁束によって、図1(a)に矢印で示すように鉄心締付金具12部分に発生して流れる渦電流は、非磁性体シールド13と14ばかりか、強制分流用非磁性体シールド15を通って一方の非磁性体シールド13又は14から他方の非磁性体シールド14又は13に流れる。非磁性体シールド13と14及び強制分流用非磁性体シールド15を流れる渦電流は、侵入する漏れ磁束を打ち消す方向の磁束を生ずるから、巻線2からの漏れ磁束は殆ど鉄心締付金具12の面には侵入しなくなる。
このように、渦電流の大部分は鉄心締付金具12よりも電気抵抗の小さい非磁性体シールド13、14と強制分流用非磁性体シールド15を流れるため、U相とV相の巻線間或いはV相とW相の巻線2間及びU相とW相の巻線2の端部付近と対応する外面位置の鉄心締付金具12の垂直部材12A外面や、水平部材12Bの上側面、水平部材12Cの下側面で、局部的な温度上昇を抑制でき、損失を低減することが可能となる。特に、巻線2間では渦電流が重畳するが、強制分流用非磁性体シールド15を配置しているため、鉄心締付金具12における局部を防ぐことができる。
本発明の他の実施例である図2(a)、(b)では、同一部分を同符号で示している。この実施例の鉄心締付金具12は、垂直部材12Aとこの巻線側に固定する水平部材12Bにより、断面が略L字型に形成されている。そして、水平部材12Bが巻線と対向する下面に非磁性体シールド13を、また垂直部材12Aの他端側の反巻線側面に直線状に伸びる非磁性体シールド14を配置している。
しかも、垂直部材12Aや水平部材12Bには、図1の実施例と同様に各巻線2の両側端面の付近となる外面位置に、強制分流用非磁性体シールド15を配置している。そして、非磁性体シールド13と非磁性体シールド14の両者間は、強制分流用非磁性体シールド15によって電気的に結合した構成としている。
この実施例の構成でも、各巻線2から鉄心締付金具12に侵入して発生する漏れ磁束で、渦電流が生じて図2(a)に矢印で示すように鉄心締付金具12よりも電気抵抗の小さい部分を流れ、この渦電流で逆に侵入する漏れ磁束を打ち消す方向の磁束を生ずるから、巻線2からの漏れ磁束は殆ど鉄心締付金具12の面には侵入せず、上記と同様な効果を達成できる。
本発明の別の実施例である図3(a)、(b)では、同一部分を同符号で示しており、この実施例の鉄心締付金具12は、両端部の構造のみが図2(a)、(b)の例と異なっており、他の部分は同一構成となっている。
鉄心締付金具12は、垂直部材12Aの反巻線端側に、折り曲げて直線状に伸びる非磁性体シールド14を配置している。その上、鉄心締付金具12の両端が、継鉄部11より外側に突出する部分、つまり垂直部材12Aが継鉄部11より外となってしまう内側面に、内面非磁性体シールド16を配置している。そして、内面非磁性体シールド16と各非磁性体シールド13、14と強制分流用非磁性体シールドとを電気的に結合し、鉄心締付金具12の両端の全周を取り囲むようにしている。
本実施例の構造においても、上記と同様な効果を達成することができる。また、鉄心締付金具12の両端の突出する内面部分に漏れ磁束が進入しようとしても、内面非磁性体シールド16を内面に配置しているため、この鉄心締付金具12よりも電気抵抗の小さい内面非磁性体シールド16に渦電流が流れて、巻線2からの漏れ磁束が侵入し難くなり、両端部の鉄心締付金具12の垂直部材12Aでも局部的な温度上昇を抑制し、損失を減らすことが可能となる。
なお、上記した内面非磁性体シールド16は、垂直部材12Aの両端が継鉄部11から突出する内面に簡単に設けることができるものであるから、図1や図2や後述する図4の構造等の鉄心締付金具12にも適用できることは明らかである。
本発明の更に別の実施例である図4(a)、(b)でも、同一部分を同符号で示しおり、この実施例の鉄心締付金具12の補強構造と、強制分流用非磁性体シールド15の一部の配置のみが図1(a)、(b)と異なっており、他の部分は同一構成である。
断面が略コ字状に形成された鉄心締付金具12は、各巻線2の端面間、即ちU相とV相の巻線2間やV相とW相の巻線2間に対応する外面位置に、垂直部材12Aや水平部材12B及び12Cを一体に結合して機械的強度を補強する補強部材12Dが設けられている。
そして、この鉄心締付金具12の両端部に配置する上記した強制分流用非磁性体シールド15とは別形状のものを形成しておき、この特別形状の強制分流用非磁性体シールド15を補強部材12Dの両面に適合させて配置し、この強制分流用非磁性体シールド15は、非磁性体シールド13、14と電気的に結合している。
この実施例のように、鉄心締付金具12の機械的強度を向上させる構造でも、鉄心締付金具12よりも電気抵抗の小さい非磁性体シールド13、14や強制分流用非磁性体シールド15を渦電流が流れるため、上記と同様な効果を達成することができる。
以上の実施例では、本発明について全て三相3脚変圧器の例で説明したが、三相5脚変圧器や単相2脚変圧器についても同様適用することができ、同様な効果が期待できることは明らかである。
なお、三相5脚変圧器の場合、強制分流用非磁性体シールド15は、三相3脚変圧器と同様な配置個数となるが、単相2脚変圧器の場合は、巻線間の外側端面付近及び各巻線の外側端面と対向する位置付近の外面の3箇所に、強制分流用非磁性体シールド15が配置される。
1…鉄心、2…巻線、10…鉄心脚部、11…継鉄部、12…鉄心締付金具、12A…垂直部材、12B、12C…水平部材、12D…補強部材、13、14…非磁性体シールド、15…強制分流用非磁性体シールド、16…内側非磁性体シールド。
Claims (4)
- 複数の鉄心脚部及び上下の継鉄部とからなる鉄心と、前記各鉄心脚部に巻装する巻線とを有し、前記各継鉄部の両側に配置する鉄心締付金具は、前記継鉄部を押圧する垂直部材と、前記垂直部材の一端側及び他端側に固定して巻線の端面と対向するように配置する水平部材とから断面コ字状に形成され、前記垂直部材の一端側の前記水平部材の巻線と対向する面、及び前記垂直部材の他端側の前記水平部材の反巻線側となる面には、それぞれ前記鉄心締付金具の長手方向に延びる非磁性体シールドを配置した静止誘導電器において、前記鉄心締付金具の垂直部材及び水平部材には、前記巻線の両側端面付近となる外面位置に前記非磁性体シールドと略同一の電気抵抗の強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドにより前記非磁性体シールド間を連結して構成したことを特徴とする静止誘導電器。
- 複数の鉄心脚部及び上下の継鉄部とからなる鉄心と、前記各鉄心脚部に巻装する巻線とを有し、前記各継鉄部の両側に配置する鉄心締付金具は、少なくとも前記継鉄部を押圧する垂直部材と、前記垂直部材の一端側に固定して巻線の端面と対向するように配置する水平部材とから断面L字状に形成され、前記水平部材が巻線と対向する面及び垂直部材の反巻線側となる側面には、それぞれ前記鉄心締付金具の長手方向に延びる非磁性体シールドを配置した静止誘導電器において、前記鉄心締付金具の垂直部材及び水平部材には、前記巻線の両側端面付近となる外面位置に前記非磁性体シールドと略同一の電気抵抗の強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドにより前記非磁性体シールド間を連結して構成したことを特徴とする静止誘導電器。
- 請求項1又は2において、前記鉄心締付金具は、前記巻線間と対向する外側位置に前記水平部材と前記垂直部材間を連結する補強部材を設け、前記補強部材の両側面に前記強制分流用非磁性体シールドを配置し、前記強制分流用非磁性体シールドは前記非磁性体シールドと電気的に結合して構成したことを特徴とする静止誘導電器。
- 請求項1から3のいずれかにおいて、前記鉄心締付金具の垂直部材は、前記継鉄部より外側に突出した内側面にそれぞれ内面非磁性体シールドを配置し、内面非磁性体シールドと前記各非磁性体シールドと強制分流用非磁性体シールドとを電気的に結合して構成したことを特徴とする静止誘導電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007241928A JP2009076534A (ja) | 2007-09-19 | 2007-09-19 | 静止誘導電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007241928A JP2009076534A (ja) | 2007-09-19 | 2007-09-19 | 静止誘導電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009076534A true JP2009076534A (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=40611265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007241928A Pending JP2009076534A (ja) | 2007-09-19 | 2007-09-19 | 静止誘導電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009076534A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013069973A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Hitachi Ltd | 静止誘導電器 |
JP2015198208A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
KR101800624B1 (ko) | 2012-05-15 | 2017-12-20 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 분할형 액티브 션트 |
KR101854425B1 (ko) | 2012-05-17 | 2018-05-04 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 액티브 션트 |
CN109285677A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-01-29 | 江苏光辉电力器材有限公司 | 一种组合式电力变压器铁芯组 |
-
2007
- 2007-09-19 JP JP2007241928A patent/JP2009076534A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013069973A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Hitachi Ltd | 静止誘導電器 |
KR101800624B1 (ko) | 2012-05-15 | 2017-12-20 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 분할형 액티브 션트 |
KR101854425B1 (ko) | 2012-05-17 | 2018-05-04 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 액티브 션트 |
JP2015198208A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
CN109285677A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-01-29 | 江苏光辉电力器材有限公司 | 一种组合式电力变压器铁芯组 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009076534A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP6430189B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2008182053A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP6407549B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2008177325A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2010171313A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP5414401B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP6158579B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP6484421B2 (ja) | 鉄心締付装置、およびその鉄心締付装置を備えた静止誘導機器 | |
JP3646595B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2008041929A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP6739359B2 (ja) | 変圧器 | |
JP3589012B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2009088084A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2000058332A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2018107224A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2942448B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2008103416A (ja) | 静止誘導電気機器 | |
EP4226400A1 (en) | Compensation structure for reducing circulating current in window of transformer and transformer comprising compensation structure | |
JP6830409B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2010123896A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP5277151B2 (ja) | 静止誘導電器 | |
JPS59181514A (ja) | 静止誘導電器 | |
JP2008258339A (ja) | 静止誘導電器 | |
JPH07335454A (ja) | 静止誘導電器 |