JP3645749B2 - コンクリート打継面清掃車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート打継面清掃車に係り、特に前後方向への直進、左折、右折の他に、その場旋回、左右方向への横行、左斜行、及び右斜行ができるようにしたコンクリート打継面清掃車に関する。
【0002】
【従来技術】
例えばダム工事などにおいては所定の高さに打設されたコンクリートの上に何回かに分けてコンクリート打継ぐことにより所要の高さまでコンクリートを打設している。コンクリートの打継ぎは先に打設した下層のコンクリートが固まってから、その上に水を撒き、回転ブラシを有するコンクリート打継面清掃車を走行させて既設のコンクリートの上面を清掃した後に行われる。コンクリート打継面清掃車としては、これまでのところ道路清掃車を利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の道路清掃車は前輪又は後輪のみを操舵するようになっているので、前後方向への直進、左折及び右折はできるが、その場旋回、左右方向への横行、左斜行、及び右斜行はできず、作業性を高める上で不利である、という課題を伴っている。
【0004】
本発明は、このような従来技術の課題を解消し、前後方向への直進、左折、右折の他に、その場旋回、左右方向への横行、左斜行、及び右斜行ができるようにしたコンクリート打継面清掃車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、シャーシの前後にそれぞれ左右対をなす操舵兼駆動輪を備えるとともに、各操舵兼駆動輪を個別に操舵する4組の操舵機構を備え、各組の操舵機構が対応する操舵兼駆動輪を45°操舵する第1シリンダと、この第1シリンダを介して対応する操舵兼駆動輪を90°操舵する第2シリンダとを備える、という技術的手段を採用している。
【0006】
本発明においては、例えば各操舵機構の第1シリンダを伸長し、第2シリンダを短縮することにより、各操舵兼駆動輪を中立位置に位置させるように操舵機構を構成する。このように構成した上で、第2シリンダを短縮し、第1シリンダを短縮すると、各操舵兼駆動輪が中立位置から例えばトーアウト方向に45°回転する。又、第1シリンダを短縮し、第2シリンダを伸長させると、各操舵兼駆動輪は中立位置から例えばトーイン方向に45°回転する。更に、第1シリンダと第2シリンダとを共に伸長させると、各操舵兼駆動輪は中立位置からトーイン方向に90°回転する。
【0007】
ここで、4輪の操舵兼駆動輪を全て中立位置に位置させ、4輪の操舵兼駆動輪を同じ駆動方向に駆動すると、本発明のコンクリート打継面清掃車を前後方向の直進をさせることができ(直進モード)、前側の左右の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、後側の左右の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に操舵し、左右の操舵兼駆動輪を駆動方向を逆にして駆動すればその場旋回をさせることができ(旋回モード)、4輪の操舵兼駆動輪を全てトーイン方向90°に操舵し、左右の操舵兼駆動輪を駆動方向を逆にして駆動すれば左右方向に横行できる(横行モード)。
【0008】
又、前左の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に、前右の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、後左の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、前右の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に操舵し、4輪の操舵兼駆動輪を同じ駆動方向に駆動すると、左折をすることができ(左折モード)、操舵方向を逆にすれば右折をすることができる(右折モード)。
【0009】
更に、前左の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に、前右の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、後左の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に、後右の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に操舵し、4輪の操舵兼駆動輪を同じ駆動方向に駆動すると、左斜行をすることができ(左斜行モード)、操舵方向を逆にすれば右斜行をすることができる(右斜行モード)。
【0010】
本発明においては、作業現場への本発明の搬入及び搬出を容易にするため、左右対をなす操舵機構をシャーシに左右方向に移動可能に支持させ、各左右対をなす操舵機構を介して左右対をなす操舵兼駆動輪を中立位置からトーイン方向及びトーアウト方向に所定の範囲内で同方向に操舵するバワーステアリング装置を設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例に係るコンクリート打継面清掃車を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
【0012】
図1の斜視図及び図2の平面図に示すように、本発明の一実施例に係るコンクリート打継面清掃車は、シャーシ1の前後にそれぞれ左右対をなす操舵兼駆動輪2を備えるとともに、各操舵兼駆動輪2を個別に操舵する4組の操舵機構3を備えている。
【0013】
このコンクリート打継面清掃車のシャーシ1の上面は図示しないデッキ甲板で覆われ、又、前後左右の側面が図示しない車体外板で覆われる。又、図2に示すように、このコンクリート打継面清掃車の前面にはアタッチメント4を介して洗浄ブラシ5が装着され、前記デッキ甲板後部上に設けた図示しないホースリールから繰り出され、先端を洗浄ブラシ5に支持させた図示しないホースで水を撒きながら洗浄ブラシ5を回転させてコンクリート打継面を清掃する。
【0014】
図3の平面図及び図4の縦断正面図に示すように、シャーシ1の前部には、左右1対のキングピン6が縦軸回りに回転可能に支持され、各キングピン6の下端に連結したフォーク7にそれぞれ前側の操舵兼駆動輪2が水平軸心の回りに回転可能に支持され、油圧モータ8により個別的に駆動されるようにしている。
【0015】
又、図5の平面図及び図6の縦断正面図に示すように、シャーシ1の後部には、支持軸9を介して揺れ枕10が前後軸心回りに回転可能に支持され、この揺れ枕10の左右両端部に左右1対のキングピン6が縦軸回りに回転可能に支持される。そして、各キングピン6の下端に連結したフォーク7にそれぞれ後側の操舵兼駆動輪2が水平軸心の回りに回転可能に支持され、油圧モータ8により個別的に駆動されるようにしている。
【0016】
なお、この実施例においては、各キングピン6の軸心は各操舵兼駆動車輪2の中央を通るようにしているが、いわゆる、ホイールアライメントの設定は自由であり、例えばキングピン6の軸心を各操舵兼駆動車輪2の中央からずらしたり、傾斜させたり、各操舵兼駆動車輪2を傾斜させたりしてもよい。
【0017】
又、この実施例では、前側の操舵兼駆動輪2の左右方向の間隔、即ち、トレッドと、後側の操舵兼駆動輪2のトレッドとは等しくしてあり、又、前後の操舵兼駆動輪2の間隔、即ち、ホイールベースはこれら前後のトレッドと等しくしてあるが、前後のトレッドを異ならせたり、トレッドとホイールベースとを異ならせたりしてもよい。
【0018】
ところで、図1ないし図6に示すように、各操舵兼駆動輪2を操舵する1組の操舵機構3は対応する操舵兼駆動輪2を45°操舵する第1シリンダ11と、この第1シリンダ11を介して対応する操舵兼駆動輪2を90°操舵する第2シリンダ12とを備えている。
【0019】
図3、図4及び図7ないし図9の各縦断側面図に示すように、前側の左右2組の操舵機構3をシャーシ1に支持するために、シャーシ1の前部上面には左右に延びるガイド枠13が固定され、このガイド枠13にタイプレート14が左右方向に摺動可能に支持される。そして、図3及び図4に示すように、このタイプレート14の上側にセンターブラケット15及び左右のサイドブラケット16を用いて左右1対の第2シリンダ12が支持される。
【0020】
又、図3、図4及び図8に示すように、前記タイプレート14の左右両端部上には、それぞれスライダー17がガイド枠13及びタイプレート14に対して左右方向に摺動可能に設けられ、このスライダー17にブラケット18を介して第1シリンダ11が第2シリンダ12と同軸心状に支持される。
【0021】
そして、図3及び図4に示すように、各第2シリンダ12のピストンロッド12aはブラケット18に連結され、各第1シリンダ11のピストンロッド11aに操舵機構3のラック20が固定される。
【0022】
図3及び図9に示すように、各ラック20は、歯が前を向くように配置され、前記キングピン6の上端に固定したピニオン21に後側から噛み合わされ、バックアップローラ22で後方から押さえられている。
【0023】
ところで、図3、図4及び図7に示すように、前記シャーシ1に固定されたガイド枠13の下面には、パワーステアリング装置23を支持させてあり、このバワーステアリング装置23により前記タイプレート14を中立位置から左右方向に所定の寸法にわたって駆動できるようにしている。
【0024】
即ち、図4に示すように、このバワーステアリング装置23は伸縮ストロークが同じである2本の操舵シリンダ23a、23bを備え、第1の操舵シリンダ23aは左右軸方向に配置して、ガイド枠13の下面に別のガイド枠23cを介して固定し、第2の操舵シリンダ23bは前記別のガイド枠23cに、前記第1の操舵シリンダ23と同軸に、かつ、左右方向に摺動可能に支持させるとともに、前記第1の操舵シリンダ23で左右方向に進退させるようにしている。そして、この第2の操舵シリンダ23bのピストンロッドを前記タイプレート14の下側に固定したブラケット24に連結している。
【0025】
ここで、前側の各操舵機構3の第2シリンダ12を伸長し、第1シリンダ11を短縮した状態(中立状態)で、第1のシリンダ23aを短縮し、第2シリンダ23bを伸長させることにより各操舵兼駆動輪2はそれぞれ真っ直ぐ前を向く中立位置に位置させられる。
【0026】
又、前側の各操舵機構3の第2シリンダ12を伸長し、第1シリンダ11を短縮した状態(中立状態)で、第1シリンダ23aと第2シリンダ23bとを共に伸長させると、左前側の操舵兼駆動輪2はトーイン方向に、右前の操舵兼駆動輪2はトーアウト方向に所定の角度だけ転舵され、前側の操舵兼駆動輪2が中立位置から所定の角度だけ右折方向に転舵され、この転舵角度に固定される。
【0027】
更に、前側の各操舵機構3の第2シリンダ12を伸長し、第1シリンダ11を短縮した状態(中立状態)で、第1シリンダ23aと第2シリンダ23bを共に短縮させると、左前側の操舵兼駆動輪2はトーアウト方向に、右前の操舵兼駆動輪2はトーイン方向に所定の角度だけ転舵され、前側の操舵兼駆動輪2は中立位置から所定の角度だけ右折方向に転舵され、この転舵角度に固定される。
【0028】
なお、本発明において、トーイン方向とは操舵兼駆動輪2の前端が車体中央方向に向く方向のことであり、トーアウト方向とは操舵兼駆動輪2の前端が車体の右又は左外側に向く方向のことである。
【0029】
ところで、図5及び図6に示すように、前記揺れ枕10の上面には別のガイド枠13が固定され、このガイド枠13に左右方向に摺動可能に支持させたタイプレート14にセンターブラケット15及びエンドブラケット16を介して左右対をなす第2シリンダ12が支持され、又、このタイプレート12の両端部上にガイド枠13及びタイプレート14に対して左右方向に摺動可能に設けたスライダー17にブラケット18を介してそれぞれ第1シリンダ11が支持される。
【0030】
更に、第2シリンダ12のピストンロッド12aがブラケット18に連結され、第1シリンダ11のピストンロッド11aにラック20が固定される。図5に示すように、各ラック20は歯が前を向くように配置して、前記キングピン6の上端に固定したピニオン21に後側から噛み合わされ、バックアップローラ22で後方から押さえられている。
【0031】
加えて、図6に示すように、この揺れ枕10に固定したガイド枠13には前側と同様にしてパワーステアリング装置23を支持させて、前側の操舵兼駆動輪2と同様に、このパワーステアリング装置23によりタイプレート14を車体の中央に位置する中立位置に固定したり、この中立位置を中心とする左右方向の所定の位置に固定したりして、後側の操舵兼駆動輪2を中立位置や左折方向又は右折方向に所定の角度転舵した位置に固定できるようにしている。
【0032】
前記の構成において、前後の各パワーステアリング装置23を中立状態にして、第1シリンダ11を伸長させ、第2シリンダ12を短縮させることにより、前側の左右の各操舵兼駆動輪2の前端が真っ直ぐ前を向く中立位置に位置するように構成すると、以下のように各操舵兼駆動輪2を操舵することができる。
【0033】
即ち、パワーステアリング装置を中立状態にして、各操舵機構3の第1シリンダ11と第2シリンダとをともに短縮させると、対応する操舵兼駆動輪2はトーアウト方向に45°操舵され、又、第1シリンダ11を短縮させ、第2シリンダ12を伸長させると、対応する操舵兼駆動輪2はトーイン方向に45°操舵される。更に、第1シリンダ11を伸長させるとともに第2シリンダ12を伸長させると、対応する操舵兼駆動輪2はトーイン方向に90°操舵される。
【0034】
ここで、図10に示すように、4輪の操舵兼駆動輪2をすべて中立位置に位置させ、各操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により同じ方向(前進方向又は後退方向)に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は前方又は後方に直進する(直進モード)。
【0035】
又、図11に示すように、前側の左右両操舵兼駆動輪2をそれぞれトーイン方向に45°回転させ、後側の左右両操舵兼駆動輪2をそれぞれトーアウト方向に45°回転させ、左前と右後の操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により前進方向に、左後と右前の操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により後退方向に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は、車体中心を中心にして、その場で左旋回し、駆動方向を逆にすると右旋回する(旋回モード)。
【0036】
又、図12に示すように、全ての操舵兼駆動輪2をそれぞれトーイン方向に90°操舵し、各操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により同じ方向(前進方向又は後退方向)に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は左方又は右方に直進する(横行モード)。
【0037】
又、図13に示すように、前左の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に、前右の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に、後左の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に、後右の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に操舵し、各操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により同じ方向(前進方向又は後退方向)に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は左折方向に前進又は後退する(左折モード)。
【0038】
又、図14に示すように、前左の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に、前右の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に、後左の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に、後右の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に操舵し、各操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により同じ方向(前進方向又は後退方向)に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は右折方向に前進又は後退する(右折モード)。
【0039】
又、図15に示すように、前左の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に、前右の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に、後左の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に、後右の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に操舵し、各操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により同じ方向(前進方向又は後退方向)に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は左斜め前方向に斜行し、又は右斜め後方向に斜行する(左斜行モード)。
【0040】
又、図16に示すように、前左の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に、前右の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に、後左の操舵兼駆動輪2をトーイン方向45°に、後右の操舵兼駆動輪2をトーアウト方向45°に操舵し、各操舵兼駆動輪2をそれぞれ油圧モータ8により同じ方向に駆動すると、コンクリート打継面清掃車は右斜め前方向に斜行し、又は左斜め後方向に斜行する(右斜行モード)。
【0041】
なお、清掃現場へのコンクリート打継面清掃車の搬入及び清掃現場からのコンクリート打継面清掃車の搬出に際しては、各操舵機構3の第1シリンダ11を伸長させ、第2シリンダ12を短縮させた上で、バワーステアリング装置23を操作しながら各油圧モータ8を作動させ、又は逆作動させてコンクリート打継面清掃車を自走させる。
【0042】
又、各操舵機構3及びパワーステアリング装置23は無線操縦により操作されるようにしてあるが、必要に応じて、これら操舵機構3やパワーステアリング装置23を操作するハンドルなどをコンクリート打継面清掃車に搭載してもよい。
【0043】
更に、この実施例においては各操舵機構3の第2シリンダ12を車体中央側に、第1シリンダ11を車体外側に並べているが、この逆に第1シリンダ11を車体中央側に、第2シリンダ12を車体外側に並べ、第2シリンダ12で対応する操舵兼駆動輪2を90°操舵し、第1シリンダ11で第2シリンダ12を介して対応する操舵兼駆動輪2を45°操舵するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は、シャーシの前後にそれぞれ左右対をなす操舵兼駆動輪を備えるとともに、各操舵兼駆動輪を個別に操舵する4組の操舵機構を備え、各組の操舵機構が対応する操舵兼駆動輪を45°操舵する第1シリンダと、この第1シリンダを介して対応する操舵兼駆動輪を90°操舵する第2シリンダとを備えているので、第1シリンダの伸縮と第2シリンダの伸縮と組み合わせることにより各操舵兼駆動輪を中立位置からトーイン方向45°、トーアウト方向45°及びトーイン方向90°又はトーイン方向45°、トーアウト方向45°及びトーアウト方向90°に操舵することができる。
【0045】
その結果、全操舵兼駆動輪を中立位置に位置させて前後方向に直進させたり、左前と右後の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に、右前と左後の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に操舵して左折をさせたり、左前と右後の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、右前と左後の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に操舵して右折をさせたりすることができる。
【0046】
又、これらに加えて、前側の左右両操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、後側の左右の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に操舵してその場旋回をさせたり、左側の前後の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に、右側の前後の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に操舵して左斜行をさせたり、左側の前後の操舵兼駆動輪をトーイン方向45°に、右側の前後の操舵兼駆動輪をトーアウト方向45°に操舵して右斜行をさせたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】本発明の要部を拡大して示す平面図である。
【図4】図3のA−A屈曲線縦断正面図である。
【図5】本発明の他の要部を拡大して示す平面図である。
【図6】図5のB−B屈曲線縦断正面図である。
【図7】図4のC−C線縦断側面図である。
【図8】図4のD−D線縦断側面図である。
【図9】図4のE−E線縦断側面図である。
【図10】本発明の直進モードの平面図である。
【図11】本発明の旋回モードの平面図である。
【図12】本発明の横行モードの平面図である。
【図13】本発明の左折モードの平面図である。
【図14】本発明の右折モードの平面図である。
【図15】本発明の左斜行モードの平面図である。
【図16】本発明の右斜行モードの平面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ
2 操舵兼駆動輪
3 操舵機構
11 第1シリンダ
12 第2シリンダ
23 パワーステアリング装置
Claims (3)
- シャーシの前後にそれぞれ左右対をなす操舵兼駆動輪を備えるとともに、各操舵兼駆動輪を個別に操舵する4組の操舵機構を備え、各組の操舵機構が対応する操舵兼駆動輪を45°操舵する第1シリンダと、この第1シリンダを介して対応する操舵兼駆動輪を90°操舵する第2シリンダとを備え、
第1シリンダが伸長、第2シリンダが短縮すると対応する操舵兼駆動輪が中立位置に操舵され、第1シリンダと第2シリンダが短縮すると対応する操舵兼駆動輪がトーアウト方向45°に操舵され、第1シリンダが短縮、第2シリンダが伸長すると対応する操舵兼駆動輪がトーイン方向45°に操舵され、第1シリンダと第2シリンダが伸長すると対応する操舵兼駆動輪がトーイン方向90°に操舵されることを特徴とするコンクリート打継面清掃車。 - シャーシの前後にそれぞれ左右対をなす操舵兼駆動輪を備えるとともに、各操舵兼駆動輪を個別に操舵する4組の操舵機構を備え、各組の操舵機構が対応する操舵兼駆動輪を90°操舵する第2シリンダと、この第2シリンダを介して対応する操舵兼駆動輪を45°操舵する第1シリンダとを備え、
第1シリンダが伸長、第2シリンダが短縮すると対応する操舵兼駆動輪が中立位置に操舵され、第1シリンダと第2シリンダが短縮すると対応する操舵兼駆動輪がトーアウト方向45°に操舵され、第1シリンダが短縮、第2シリンダが伸長すると対応する操舵兼駆動輪がトーイン方向45°に操舵され、第1シリンダと第2シリンダが伸長すると対応する操舵兼駆動輪がトーイン方向90°に操舵されることを特徴とするコンクリート打継面清掃車。 - 左右対をなす操舵機構をシャーシに左右方向に移動可能に支持させ、各左右対をなす操舵機構を介して左右対をなす操舵兼駆動輪を中立位置から所定の範囲内で同じ操舵方向に操舵するバワーステアリング装置を設けた請求項1又は請求項2に記載のコンクリート打継面清掃車。
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