JP3645060B2 - 外周基礎の防風防水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外周基礎の防風防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、家屋を建築する場合、外周基礎などのコンクリート基礎に根太掛や土台を固定するとともに、束に大引を固定し、次いで、これらの根太掛や土台あるいは大引などの間に、間隔をおいて配設された複数本の根太およびその上面に固定された床パネルからなる床パネルユニットを順次載置し、この床パネルユニットの上面に床板もしくは畳を敷設するようにしている。また、外周基礎には、ベースプレートを介して壁軸組を立設固定し、この壁軸組の室外側に外壁を、また、その室内側に内壁をそれぞれ取り付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したコンクリート基礎と壁軸組との間には、ベースプレートの厚みだけ隙間が形成されていることから、外壁の下端縁から入り込んだ風や湿気が前述したコンクリート基礎と壁軸組との隙間を通り、外周基礎上に載置された床パネルユニットとの間隙を経て室内側に浸入し、冷暖房効果を損なったり、根太などの耐久性を低下させるという問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、外周基礎と壁軸組との隙間を通して室内側に浸入しようとする風や湿気を確実に防止することのできる外周基礎の防風防水構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外周基礎の上面に載置される水平片、外周基礎に立設固定された壁軸組の室内側側面下端縁部に添うように水平片の一端から上方に向けて垂設された垂直上片および外周基礎の室内側側面上端縁部に添うように水平片の他端から下方に向けて垂設された垂直下片からなる弾性部材のスペーサ本体と、このスペーサ本体の垂直上片に間隔をおいてそれぞれ固定された合成樹脂製の複数個のクリップおよび押圧片とから構成された防風防水スペーサによる外周基礎の防風防水構造であって、防風防水スペーサのスペーサ本体の水平片が外周基礎の上面に載置された状態で、この外周基礎に立設固定された壁軸組の下弦材のリップ部が防風防水スペーサのクリップに係合されるとともに、防風防水スペーサの押圧片が外周基礎と壁軸組との間に挿入され、この状態で垂直上片が壁軸組の室内側側面下端縁部に沿って配設され、垂直下片が外周基礎の室内側側面上端縁部に沿って配設され、防風防水スペーサは、壁軸組の室内側に取り付けられた内壁枠の内壁枠下地材によって外周基礎との間および壁軸組との間で押圧され、外周基礎および壁軸組との間をそれぞれ密封するようになされたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1には、本発明の外周基礎の防風防水構造が示されており、この防風防水構造は、外周基礎Fおよび外周基礎F上に立設固定された壁軸組10とにわたって防風防水スペーサ1を配設して構成されている。この防風防水スペーサ1は、図2に示すように、外周基礎Fの上面に載置される水平片21、この水平片21の一端から上方に向けて垂設された垂直上片22および水平片21の他端から下方に向けて垂設された垂直下片23からなるスペーサ本体2と、このスペーサ本体2の垂直上片22の上端部近傍および下端部近傍にそれぞれ間隔をおいて固定された複数個のクリップ3および押圧片4と、から構成され、後述するように、スペーサ本体2の垂直上片22は、壁軸組10の室内側側面下端縁部に添うように配設され、また、垂直下片23は、外周基礎Fの室内側側面上端縁部に添うように配設されるものである。
【0008】
そして、スペーサ本体2は、弾性部材、具体的には、EPDMスポンジで形成され、前述したクリップ3および押圧片4を固定するため、その垂直上片22の上端部近傍および下端部近傍には、2個の穴が複数対間隔をおいて形成されている。また、スペーサ本体2の垂直下片23の下端には、上方に向けて折り返し片24が形成されており、後述するように、根太掛11に載置された床パネルユニット12の端縁部が押圧するようになっている。
【0009】
一方、これらのクリップ3および押圧片4は合成樹脂で形成され、それぞれ背面に2個の突起31,41(図1参照)が突出して形成されており、前述したスペーサ本体2の垂直上片22に形成された穴に差し込むことができるようになっている。そして、それらのクリップ3および押圧片4は、スペーサ本体2の垂直上片22の背面側からあてがわれたリテーナ5をそれらの突起31,41に差し込むことにより固定されるものである。
【0010】
なお、壁軸組10は、リップ溝形鋼からなる上弦材、下弦材および左右の縦柱などを枠組して形成された従来公知のものである。
【0011】
また、外周基礎Fには、内壁枠下地材131が載置され、壁軸組10の室内側側面に取り付けられた内壁枠13を支持している。さらに、14は、内壁枠13に貼着された石膏ボード、15は、床パネルユニット12上に敷設された畳である。
【0012】
次に、防風防水スペーサ1を取り付ける場合について説明すると、まず、外周基礎Fに壁軸組10を図示しないベースプレートを介して立設固定する。一方、スペーサ本体2の垂直上片22にそれぞれリテーナ5を介してクリップ3および押圧片4を固定した後、スペーサ本体2の水平片21を外周基礎Fの上面に載置し、押圧片4を壁軸組10と外周基礎Fとの隙間に挿入し、その弾性を利用してスペーサ本体2を保持する。次いで、クリップ3を壁軸組10を構成する下弦材のリップ部10a(図1参照)に係合させることにより、スペーサ本体2を取り付ける。この際、図3に示すように、スペーサ本体2は、その垂直上片22が壁軸組10の室内側側面下端縁部に、また、その垂直下片23が外周基礎Fの室内側側面上端縁部にそれぞれ添って配設されるものである。
【0013】
その後、外周基礎Fに固定された根太掛11や図示しない土台あるいは大引などとの間に床パネルユニット12を載置し、さらに、壁軸組10の室内側に内壁枠下地材131を介して内壁枠13を取り付ければよい。この場合、スペーサ本体2の水平片21および垂直上片22は、内壁枠下地材131によって外周基礎Fとの間および壁軸組10との間で押圧され、外周基礎Fおよび壁軸組10との間をそれぞれ密封することになる。
【0014】
この結果、図示しない外壁の下端縁から回り込んだ風および湿気は、外周基礎Fの上面と壁軸組10の下端面との隙間を通って室内側に浸入しようとするものの、スペーサ本体2が外周基礎Fと内壁枠下地材131との間および壁軸組10と内壁枠下地材131との間を密封していることから、それ以上風や湿気が室内側に浸入することを確実に防止することができる。
【0015】
また、スペーサ本体2の折り返し片24が床パネルユニット12の端縁部によって押圧されることにより、垂直下片23は外周基礎Fの室内側側面上端縁部に密着するよう付勢され、外周基礎Fとの間を密封するものである。したがって、床下空間に浸入した風や湿気についても、スペーサ本体2の垂直下片23が、外周基礎Fの室内側側面上端縁部と床パネルユニット12の端縁部との間を密封するものである。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、防風防水スペーサは、壁軸組の室内側に取り付けられた内壁枠の内壁枠下地材によって外周基礎との間および壁軸組との間で押圧され、外周基礎および壁軸組との間をそれぞれ密封するので、外周基礎と壁軸組との隙間を通して室内側に浸入しようとする風や湿気を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外周基礎の防風防水構造を一部省略して示す断面図である。
【図2】図1の外周基礎の防風防水構造を構成する防風防水スペーサを一部省略して示す斜視図である。
【図3】図2の防風防水スペーサを取り付ける場合の説明図である。
【符号の説明】
1 防風防水スペーサ
2 スペーサ本体
21 水平片
22 垂直上片
23 垂直下片
24 折り返し片
3 クリップ
4 押圧片
5 リテーナ
10 壁軸組
10a リップ部
11 根太掛
12 床パネルユニット
13 内壁
131 内壁枠下地材
F 外周基礎

Claims (2)

  1. 外周基礎の上面に載置される水平片、外周基礎に立設固定された壁軸組の室内側側面下端縁部に添うように水平片の一端から上方に向けて垂設された垂直上片および外周基礎の室内側側面上端縁部に添うように水平片の他端から下方に向けて垂設された垂直下片からなる弾性部材のスペーサ本体と、このスペーサ本体の垂直上片に間隔をおいてそれぞれ固定された合成樹脂製の複数個のクリップおよび押圧片とから構成された防風防水スペーサによる外周基礎の防風防水構造であって、
    防風防水スペーサのスペーサ本体の水平片が外周基礎の上面に載置された状態で、この外周基礎に立設固定された壁軸組の下弦材のリップ部が防風防水スペーサのクリップに係合されるとともに、防風防水スペーサの押圧片が外周基礎と壁軸組との間に挿入され、この状態で垂直上片が壁軸組の室内側側面下端縁部に沿って配設され、垂直下片が外周基礎の室内側側面上端縁部に沿って配設され、
    防風防水スペーサは、壁軸組の室内側に取り付けられた内壁枠の内壁枠下地材によって外周基礎との間および壁軸組との間で押圧され、外周基礎および壁軸組との間をそれぞれ密封するようになされたことを特徴とする外周基礎の防風防水構造。
  2. 前記スペーサ本体の垂直下片の下端には、上方に向けて折り返し片が形成され、この折り返し片が、外周基礎に固定された根太掛や土台あるいは大引などの間に載置された床パネルユニットの端縁部によって押圧されることで、防風防水スペーサは、外周基礎の室内側側面上端縁部と床パネルユニットの端縁部との間を密封するようになされたことを特徴とする請求項1記載の外周基礎の防風防水構造。
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