JP3645039B2 - ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドホールやフィンガーホール等に配置される地下配線接続用クロージャ、特に、内部の液密性を損なうことなく光ケーブル等の心線接続部へのアクセスが容易に行えるカプセル型のケーブル接続用クロージャに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光ケーブル等のケーブルの接続に際しては、コネクタを用いてケーブル心線の接続を行いコネクタをクロージャで保護する。このようなクロージャ、特に、地下配線接続用のクロージャは内部への浸水を確実に防止できる高度な密閉性が求められる反面、心線接続部に容易にアクセスできることが望まれる。このため、従来のクロージャにあっては、シール部材を介してビス等により接合される2つのケースハーフからケースを構成するケース構造、あるいは、ケースに心線接続部に臨む開口を形成し、この開口にシール部材を介して蓋をビス止めするケース構造を採用して密閉性と接続作業性の両立を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のクロージャにあっては、ケーブルの接続等に際して既布設された光ケーブルで分岐または加入者引き込み(ドロップ)が必要となった時点でハンドホールなどにおいて、短余長接続ができにくいため全心切断後、必要な分岐・ドロップケーブルを接続して取り出し、残りは再接続する中間後分岐工法が普通で心線識別の管理や余分な接続作業が必要となって、さらに心線接続部にアクセスするにはテンションメンバの取外しや取付を行わなければならず、その作業が煩雑であるという問題があった。特に、全心接続工法だけでなく後分岐接続や変換心線接続並びにドロップ接続など各種の接続工法に対応して用いられるクロージャではなく専用タイプのためアクセス系ケーブル或いはユーザー系ケーブルに適用できない不便があり、かつハンドホールやフィンガーホール内に配設されるクロージャにあっては、ホール内の空間が狭く作業時に工具がホール壁面と干渉しやすいため、作業性の簡素化が望まれていた。
本発明は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、布設済みのケーブル外被を必要長さだけ除去し、ケーブルスロットより分岐・ドロップに必要な心線のみを切断後、簡易に取り出し分岐・ドロップケーブルと短余長接続収納し、しかも各種接続工法に対応して容易に用いられ、心線接続部へのアクセスが簡便に行え、配線作業性を大巾に向上し組立解体も容易でかつ、ケーブル収納の高密度化とケーブルシールの作業性もよく組立解体作業も良好で高い密閉性が得られるクロージャを提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のケーブル挿通孔が形成されるベース部材と、該ベース部材にキャップ状のカバー部材の開口端を嵌合してバンドで着脱自在に連結されるカバー部材とでクロージャケースを構成し、該クロージャケース内に複数のケーブル接続部及び心線余長をそれぞれ収納する心線収容体を備えたケーブル接続用クロージャにおいて、前記ベース部材の内面に前記ケーブル挿通孔の周りで被係止部が形成された係止片を弾性屈曲可能に突設し、該係止片内の前記ケーブル挿通孔にゴム様弾性材からなるケーブルシールを嵌入しかつ、該係止片の外周部に係止できる係止部が形成されたケーブル把持金具を前記係止片に定着片により着脱自在に配備すると共に、前記心線収容体が心線余長巻取部とコネクタ収容部の、テープ接続収容部、単心線接続収容部及び変換心線分離部収容部を備えたものであって、さらに連結ピンを有するアームを設け、該連結ピンで、前記ベース部材に取付部材を介して備えられる支持体に着脱自在で、かつ回動自在に傾斜重積配備されているものである。
【0005】
この発明は、地下配線接続用のクロージャに適し、特に、配置空間が狭いハンドーホールやフィンガーホール内などへ配設されるクロージャに適する。このクロージャのベース部材およびカバー部材は、樹脂の射出成形等によって係止片や係止部とともに一体成形され、該係止片は弾性変形可能に形成され、被係止部として嵌合凹部や穴等が一体形成される。また係止部はリング状のフランジや突起等からなり、このフランジからなる場合は係止または外し方向の全部に傾斜部分が形成され、そしてカバー部材は、係止部をベース部材の係止片にパッキンを介してバンドで嵌着係止させグリップで係止状態が保持される。
【0006】
ケーブルシールはエラストマやゴム等の熱可塑性ゴム組成物から、または樹脂の射出成形等により構成され、ケーブルの弾接により弾性変形を生じて挿通孔内面およびケーブルと弾着して液密性を確保する。即ち、ケーブルシールはケーブル外周に沿って接触する貫通孔を有し、熱可塑性ゴム組成物の硬度40〜80Hsの板状部材と硬度0〜30Hsの中空筒状部材とから一体成形され、ケーブル挿通孔に嵌合配備されるブッシュとし、パッキンなどのシール部材はベース部材の筒状嵌合部とカバー部材の開口端面との間に介在し、これらの間の液密性を保持する。ケーブルの挿通孔には切除可能のキャップが設けられ使用されないケーブル挿通孔を密閉させてベース部材に備えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明にかかるケーブル接続用クロージャは、ベース部材に設けたケーブル挿通孔にケーブルが挿通されたケーブルシールを嵌入して、該ケーブルシールをケーブル把持金具により保持し、このケーブル把持金具が係止部をベース部材の被係止部に係止させて取り付けられ、また、カバー部材がその係止部をベース部材の被係止部に係止させて取り付けられ、カバー部材とベース部材の筒状嵌合部との間にはシール部材が介装されバンドで嵌着される。このため、ケーブルの導入やケーブルの心線接続部へのアクセスが工具を用いることなく容易に行える。また、心線収容体が心線余長巻取部と、テープ接続収容部、変換心線分離部収容部並びに単心線接続収容部とを備えたことで、各種の心線接続工法での心線収納が可能となりドロップケーブルの接続配線作業を簡便に行うことができ、心線識別の管理等も容易に行える。
【0008】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図1乃至図10を参照して説明する。
複数のケーブル挿通孔1が形成された端面板のベース部材2にキャップ状のカバー部材3の開口端を嵌合してクロージャケースを構成し、該クロージャケース内に複数のケーブルの接続部及び心線余長をそれぞれ収納する心線収容体14を備えたケーブル接続用クロージャにおいて、前記ベース部材2のケーブル挿通孔1にゴム様弾性材例えば、熱可塑性ゴム組成物からなる筒状のケーブルシール4を嵌入して、該ケーブルシール4に前記ケーブルを液密的に貫通させ、前記ベース部材2の内面に前記ケーブル挿通孔1の周りで被係止部が形成された嵌合筒状の係止片11を弾性屈曲可能に突設するとともに、該係止片11の外周部に係止可能な係止部5が形成されたケーブル把持金具6を着脱自在に配備すると共に、前記ベース部材2の外周面に前記カバー部材3の開口端が嵌入できる凹溝のある筒状嵌合部2を形成し、パッキン8を介して該筒状嵌合部2を嵌入するバンド7を着脱自在に備えてケーブル接続用クロージャ20としてある。(図1乃至図3)
【0009】
この場合、前記ベース部材2の係止片11の被係止部がフランジであり、該フランジにケーブルシール4が重合嵌合され、かつケーブル把持金具6の係止部5で前記ケーブルシール4を締めあげてケーブル挿入孔1に嵌着されているようになっている。
また、前記カバー部材3の外周面に前記ベース部材2の被係止片と対応した位置決め凹部7を形成したヒンジ7で開閉自在のバンド7を嵌着してバックル7で締付けてベース部材2と、カバー部材3とをパッキン8を介して接続連結してある。
【0010】
前記ベース部材2には、取付部材9を介して備えられる支持体10に、心線余長巻取部12およびカセット16の嵌込用のコネクタ収容部13、例えばテープ接続収容部13、単心線接続収容部13及び変換心線分離部収容部13を有する心線収容体14をアーム15を介して連結ピン15で回動自在、例えば90度回動できるよう備え、前記カバー部材3の中に配備されやすくなっている。
また、前記心線収容体14としては、図8乃至図9に示すように舌状の心線押さえリブ17を互い違いに突設した心線導出入部18と、心線余長をループ状に巻回させる心線余長巻取部12に突設した心線押え片19とを複数備え、心線ねじれ防止治具34の取付片36のある収容部35を設けたトレイ状のケースであって、ケース外壁に突設したアーム15に連結ピン15を有し、該連結ピン15を前記支持体10にベース10に複数設けた連結孔15に着脱させて、前記心線収容体14を複数傾斜重積配備できる構成としてある。
【0011】
このクロージャ20は、ハンドホール或いはフィンガーホール内に収容され、分岐ドロップケーブルの複数(本実施の形態では6本)の引き込み光ケーブルへの分岐接続に用いられる。そしてクロージャ20内に支持体10を介して取付けられた心線収容体14がベース部材10に取り付けられて収納される。
【0012】
図5に示すようにクロージャ20の端面板となるベース部材2にはケーブル挿通孔1が多数形成され、該ケーブル挿通孔1に薄肉のキャップ1を有し、このキャップ1を切除してケーブルの分岐、並びに引き込み用の挿通孔1として使用できるようにし、該ケーブル挿通孔1の周囲に筒状ボス部を設けて係止片11とし、この係止片11にケーブル把持金具6が嵌着保持されるようになっている。
【0013】
前記ケーブル把持金具6としては、図6に示す如く前記ベース部材2のケーブル挿通孔1の周りにある係止片11に嵌合する係止部6とテンションメンバ把持部6とを上下に備え、さらに係止部6に対応する係止部6を持った定着片26を着脱自在に設けてベース部材2に嵌着できるようにしてある。また、ケーブル把持金具6と定着片26とにはケーブル径の差異によって必要に応じ付設される円弧状のスペーサ25が着脱自在に備えられる。
【0014】
このスペーサ25としては、ケーブル周囲を気密にグリップするもので、図7に示すように内周面に突条のシール部23を有し、取付用のノブ24を有し、図6のケーブル把持金具6と定着片26に形成された取付孔27,27に嵌脱されて用いられる。また、前記定着片26は、ケーブル把持金具6の基部と対設されてヒンジ凹凸部28,29で接続され、貫通孔30,31にビスなどを挿入して連結組立てられ、ケーブル挿通孔1に入るケーブルを確実に定着できるようにしてある。
【0015】
前記心線収容体14の前記心線導出入部18としては、ケース本体のコーナー部の区画壁間に舌片状の押えリブ17を互い違いに突設して、ケース側面に心線導出入用の開口部が形成されるようになっていて、該ケース本体の側壁内面の周囲に心線余長をループ状に巻回させる心線巻回通路が区画されるように中央部にコネクタ収容部13と、前記心線ねじれ防止治具34を嵌装できる円筒状嵌合壁の心線巻取部12とを突設し、さらに側壁の上縁でケース本体の心線余長収納部内に突出する心線押え片19を複数備えている。このケース本体はベース10にワンタッチで嵌脱できるようにしてある。(図8及び図9)
【0016】
なお、前記コネクタ収容部13としては、差込スリットを複数間隔をあけて設けた側壁に跨がって間隔をあけて複数の仕切壁で区画されるコネクタ嵌入凹部を複数並列したものであって、心線を周方向に案内するガイド壁を両側壁に連設し、該ガイド壁の上縁に心線押え片19を複数備えて心線余長巻取部12を形成するのがよい。仕切壁では対向面にコネクタを入れたカセット16を挾持する当接リブ、或いは隙間巾をカセット巾より小さくしてカセットを挾持し係止しやすくしてある。
【0017】
前記ケーブル挿通孔1の周りにある嵌合筒状の係止片11は、一端にフランジ11を有し外周面に条溝が形成され、この条溝にケーブル把持金具6が嵌着される。この嵌合筒部には、ケーブルシール4が介装されケーブルシール4をケーブル挿通孔1に圧着する。ケーブルシール4は、ゴムやエラストマ、あるいはゲル等から一端にフランジのある楕円筒または円筒形状に成形される。即ち、ケーブルシール4としては、ケーブル外周に沿って接触する貫通孔を有し、熱可塑性ゴム組成物の硬度40〜80Hsの板状部材4と硬度0〜30Hsの中空筒状部材4とから一体成形され、ケーブル挿通孔1に嵌合配備されるブッシュとしてある。前記ケーブル挿通孔に嵌装されるブッシュの中空筒状部4は針入度40〜90(10−1mm)で、伸び率1500〜2000%及び弾性率0.5〜1.5kgf/cmの熱可塑性ゴム組成物から構成され、板状部4及び中空状部4に外周面から内周面に連通する切目4を備えたブッシュとするのがよい。
【0018】
そして、ケーブルシール4の中空筒状部4は、その内周または外周のいずれか或いはいずれにもリング状のシールリブ4を軸方向に間隔をおいて複数条突設してガスケット機能をはたすものを用いてもよい。この場合、前記シールリブ4の数や高さ或いは巾をケーブル径の変動に対応して選んで設けられる。
【0019】
またケーブルシール4の前記中空筒状部4が、伸びが大きく引張応力(モジュラス)も大きい低硬度ゴム(ショアー硬度0〜30)を用い、即ち、針入度40〜90、好ましくは50〜70(10−1mm・JIS K2560)で、伸び率1500〜2000、好ましくは1700〜1900%(JIS K6301)及び弾性率100%−0.5,300%−1.0,400%−1.4kgf/cm(JIS K6301)の熱可塑性ゴム組成物、例えばEPDM、シリコーンゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジェンゴム或いはフッソゴムなど低硬度(Hs)のもの、さらに詳しくは、比重1.0〜1.05、引張強度31.0kgf/cmで圧縮永久歪(70℃×22H)は63.0%のものを用い、ケーブル外被に連結片の突条部が残っていても、或いはよじりメタルケーブルの外周が凸凹していてもブッシュが弾性変形して隙間なく密着されて気密性を確保できるものであって、さらに該ブッシュに形成される切目4は軸方向に平行な直線状、或いは軸方向に対して喰込み継目、例えば凸凹状、Z状、S状或いはΩ状となっているもので密接するもの、或いは若干隙間があっても軸方向に対する面で密接面が存在する形態であれば有効に用いられる。
【0020】
さらに、前記ケーブルシール4に設けた前記切目4としては半径方向に対しては直線状に切離する場合でもなるべく長い距離のものとして接着面積を多くとるのがよく凸凹状、鉤状或いは波状、若しくは螺旋状に切離することが配慮される。特に、ケーブルシール4はケーブルに巻き付けたのちにベース部材2にセットする工程となるため、ケーブルシール4の切目4の合せ部が開かないように円周方向に長くずらせて、例えばケーブル挿通孔から外周面に向かって渦巻状に切離して接着面積を多くとってベロのように開いてケーブルを導入するようにすれば、接着力のある低硬度のケーブルシール4は切目4の合せ部位が開くことがなく適確なシール性が発揮されて有効である。
【0021】
なお、ドロップケーブル用のケーブルシール4としては、複数のスリット40を一端に肉薄部を残して設け、ドロップ用閉塞栓41を嵌装して用い、必要時に閉塞栓41を取り除きスリット40の肉薄部を切除して単心線を挿通してユーザ系に分岐できるようにしてもよい。(図10)
この場合、板状部4は硬度40〜80HsのEPDMで筒状部4は硬度0〜30の低硬度のものが用いられる。
【0022】
また、前記ケーブル把持金具6は、ベース部材2の係止片11の外周に係止可能な係止部6を備え、分離自在の定着片26を接続連結してケーブルシール4をケーブル挿通孔1に締め付け嵌着するものである(図6)が、図11に示すように複数の線孔60のあるドロップテンションメンバ把持部62を一端に着脱自在に設け、さらにベース部材2に突設したブラケット32に図12に示す如き集合ドロップ把持金具33を備えて、各種ケーブルの使用に対応するようにするのがよい。
【0023】
前記心線収容体14のコネクタ収容部13に装入されるカセット16は、図13に示す如く差込スリット16を複数間隔をあけて設けた側壁に跨がって間隔をあけて複数の仕切壁16で区画された凹部を複数並列したもので、ドロップケーブルの変換の際に有効に用いられる。
【0024】
また、心線余長巻取部12には、図14に示す心線余長を巻き付ける巻回リール34及び仕切リブ34とノブ34のある心線ねじれ防止治具34を心線余長巻取部12の収容部35の取付片36に着脱自在に備えて用いるのがよく、(図9a及び図9b)従って、この心線余長巻取部12は接続部品と心線余長のケース収納ができ、ケーブル挿入部からのファイバ配線の曲げ極少であり、心線収納時の心線ねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納可能で高信頼性が得られる。
【0025】
この場合での心線接続作業では、クロージャ20のカバー部材3を開いて多心ケーブル外被を切除して心線を露呈して、これに接続する心線相互をコネクタによって接続し、心線の接続余長を心線余長収容体14にある心線ねじれ防止治具34に保持させつつ心線ガイド板に沿わせ、コネクタをコネクタ保持部13の収納するので、心線の接続作業や接続状況の確認を容易に行うことができる。
そして、前記心線余長収容体14では心線ねじれ防止治具34を外して心線導出入部からケース本体内に導入した心線相互を治具34の巻回リール34にそれぞれループ状にねじれが発生しないように巻き付ける。この心線ねじれ防止治具34は、ノブ34をケース本体に突設した取付片36に嵌装して、接続余長をとった状態でリールの隙間にスポンジなどの保持具(図示せず)を圧入し、心線相互が動かないように仮固定する。
次に心線接続余長が取られた心線相互をコネクタ等によって接続し、前記保持具を取り除いて仮固定を外した状態としてコネクタをコネクタ収容部12に嵌挿係止すると共に、心線ねじれ防止治具34から延びる心線も周方向にループ状に弯曲して心線余長巻取部13に配して心線押え片19でケース本体内に収納し、この心線余長の収納作業が終了したのち、心線余長収容体14を積み重ねて載置固定すればよく、心線接続部を個別単位でコネクタ収納部13に嵌挿できるので瞬断防止も確実であり、しかも心線導出入部18からテープ心線または単心線がストレートで出入させることで、MH、HH等へのクロージャ設置に対しても伝送特性に悪影響がなく、しかもクロージャ形状の小型化ができる。
即ち、心線余長収容体14は、心線ねじれ防止治具34で心線余長を収納するため接続作業終了後に心線にたるみが生じないし、伝送特性に影響を与えない配線整理ができ、余長取扱い作業も著しく簡便化できる。
【0026】
カバー部材3は、図1乃至図3に示すように、一端(上端)が略半球状に閉止してガス注入部3を備え、下端が開口した有底円筒状をなし、樹脂の射出成形等により成形される。このカバー部材3の外周面には、複数の滑り止め用の突条が一体に形成される。
【0027】
この実施の形態にあっては、既存光ケーブル21からドロップケーブルを分岐接続する場合、先ず、光ケーブルをケーブルシール4に挿通してベース部材2の大径ケーブル挿通孔1に貫通させ、また同様に、引き込み光ケーブルをケーブルシール4に挿通してベース部材2の小径ケーブル挿通孔1に挿通し、これらケーブルの接続側端部をベース部材2の内面側に引き出す。そして、ケーブルシール4を嵌入してケーブル把持金具6を定着片26で係止止着するとともに、各ケーブルのテンションメンバをケーブル把持具6の把持部6に止着する。前記ケーブルシール4は弾性変形を生じてケーブルおよびケーブル挿通孔1の内壁面に弾接し、高い封止性が得られ、端面板の閉鎖栓一体化構造で支持部の一体化もできるし、テンションメンバとケーブルの把持具の一体化で作業性が向上する。
【0028】
次に、予め組み付けられた支持体10と心線収容体14、すなわち、心線収容体14をベース部材2に取り付ける。ここで、心線収容体14のベース部材2への取付は取付部材9で行える。
【0029】
次いで、各ケーブルの光ファイバを心線収容体14の心線導出入部18から導いてコネクタにより接続し、コネクタをコネクタ収容部13の空間内に収容し、また、心線ねじれ防止治具34に巻き付けて余長部分を心線余長巻取部12に巻回保持するので、安全かつ高密度で高信頼性が得られる。なお心線収容体14は、カバー部材内径に合わせた高収納効率形状となっており、ケーブル挿入部からのファイバ配線の曲げ極小でカセットによるどのスプライスにも適用可能でスプライス固定位置共通化が図れるほか、片方向配線により作業の自由度が大きく、ハンドリング時の安全確保も可能で簡単な心線識別と任意のファイバーが容易に取り出し可能である。
【0030】
この後、前記カバー部材3をベース部材2に取り付けて心線収容体14を被蓋する。すなわち、カバー部材3の開口端をベース部材2の嵌合筒部と嵌合させバックル7によるバンド7で締め付ける。ここで、カバー部材3は、パッキン8を介装してベース部材2に取り付けられる。このため、カバー部材3の取付も工具を用いることなく簡単にワンタッチで行える。特に、カバー部材3には位置決め用の突条が形成されているため、バンド7との位置合わせも容易でカプセルによるシームレス化が可能である。そして、ベース部材2にカバー部材3が取り付けられた状態では、ベース部材2の嵌合筒部外周面とカバー部材3の開口端内周面との間に全周にわたってシール部材のパッキン8が介在して弾着するため、内部への水の浸入等を確実に防止できる。
【0031】
また、ケーブルの再接続等は、前述した手順と逆に、カバー部材3をベース部材2から取外し、さらに、必要に応じて心線余長収容体14を取り外して行うが、これらカバー部材3等の取外しも工具を用いることなく行える。したがって、ケーブルの再接続も容易に行える。
【0032】
上述したように、この実施の形態にかかるクロージャにあっては、ケーブルの接続等に際してのケース内部へのアクセスが工具を用いることなく行え、また、テンションメンバの止着も最少工具で行える。このため、ケーブルの接続作業を容易かつ短時間で行え、ケーブルの設置費用の低減等が図れる。
【0033】
なお、上述した実施の形態ではハンドホールまたはフィンガーホールに設置する光ケーブル用のクロージャを例示するが、この発明のクロージャの設置はハンドーホールに限定されるものではなく、マンホールや地上置きまた、光ケーブルに限らず通常のケーブルにも適用できることは述べるまでもない。
【0034】
さらに、上述した実施の形態では、ベース部材2を下側にしてホール内に設置しているが、このクロージャは高い水密性が得られるため、天地逆、すなわち、ベース部材2を上側にして設置することも可能である。
またさらに、上述した実施の形態では、テンションメンバの止着もケーブル把持金具ねじ等を用いテンションメンバを止着し、高い止着強度を得ることも可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、複数のケーブル挿通孔が形成されるベース部材の内面に前記ケーブル挿通孔の周りで被係止部が形成された係止片を弾性屈曲可能に突設し、該係止片内の前記ケーブル挿通孔にゴム様弾性材からなるケーブルシールを嵌入しかつ、該係止片の外周部に係止できる係止部が形成されたケーブル把持金具を前記係止片に定着片により着脱自在に配備すると共に、前記心線収容体が心線余長巻取部とコネクタ収容部の、テープ接続収容部、単心線接続収容部及び変換心線分離部収容部を備えたものであって、さらに連結ピンを有するアームを設け、該連結ピンで、前記ベース部材に取付部材を介して備えられる支持体に着脱自在で、かつ回動自在に傾斜重積配備されていることにより布設済みのケーブル外被を必要長さだけ除去し、ケーブルスロットより分岐・ドロップに必要な心線のみを切断後、簡易に取り出し分岐・ドロップケーブルと短余長接続収納し、しかも各種接続工法に対応して容易に用いられ、しかもベース部材へのカバー部材の着脱が工具を用いることなくワンタッチで行えると共に、高い密閉性が維持できるため、ケーブルの接続作業が容易に行え、また内部への水の浸入等も確実に防止できる。
そして、簡易な心線識別と任意心線のハンドリングもしやすく、かつケーブル取り付けが1個のベース部材のみによる作業のため作業向上が得られると共に、スリーブシール部分に粘着シール材・コンパウンドを使用しないので組立・解体作業が容易であり、ハンドーホールやフィンガーホール内でのクロージャの設置自由度も大きく設置作業が容易である。
また、ケーブル挿通孔にケーブルシールを嵌入してケーブル把持金具を定着片で係止止着するとともに、各ケーブルのテンションメンバをケーブル把持具の把持部に止着できるのでケーブルシールは弾性変形を生じてケーブルおよびケーブル挿通孔の内壁面に弾接し、高い封止性が得られ、端面板の閉鎖栓一体化構造で支持部の一体化もできるし、テンションメンバとケーブル把持具の一体化で作業性の向上が図られ、さらにテンションメンバ把持部とケーブル把持部との一体化でケーブル把持構成の部品数削減化でき、需要に応じた把持部品追加もでき、ケーブル把持とケーブルシール機構の一体化で作業性を大巾に向上できる。
さらに本発明にかかるベース部材に備えられる心線余長収容体では、連結ピンを有するアームでベース部材に備えられる支持体に着脱自在で、かつ回動自在に傾斜重積配備されているので収容体表面を有効に大きくできて、心線全長収容体の表面が見やすく、点検、補修などの作業がしやすいし、容積率も小さくできてクロージャ全体のコンパクト化に寄与できるほか、各種の心線接続工法に兼用して使用できるし、カバー部材スリーブ内径に合わせた高収納効率形状としケーブル挿入部からのファイバ配線の曲げ極少カセットによるどのスプライスにも適用可能であり、スプライス固定位置共通化したことで安全かつ高密度・高信頼性が得られ、片方向配線により作業の自由度が大きく、ハンドリング時の安全確保と簡単な心線識別と任意のファイバーが容易に取り出し可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の一部切断側面図である。
【図2】 図1の例の底面図である。
【図3】 図1の組立使用状態の分離斜視図である。
【図4】 本発明で用いられるケーブル挿入部を示し、(a)は図2のA−A線における拡大縦断面図、(b)はその平面図、(c)はケーブルシールの平面図である。
【図5】 本発明で用いられるケーブル挿入部を示し、(a)は図2のB−B線における拡大縦断面図、(b)はその底面図、(c)はその側面図である。
【図6】 本発明で用いられるケーブル把持金具を示し、(a)はその正面図、(b)は平面図、(c)はC−C線における縦断面図、(d)はD−D線における横断面図である。
【図7】 本発明で用いられるケーブル把持用のスペーサを示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)はE−E線における切断側面図である。
【図8】 本発明で用いられる心線収容体の組立状態の分離斜視図である。
【図9】 本発明で用いられる心線収容体を示し、(a)はその平面図、(b)はF−F線における切断側面図、(c)は正面図である。
【図10】 本発明で用いられるドロップケーブル用のケーブルシールを示し、(a)は縦断面図、(b)は側面図である。
【図11】 本発明で用いられるドロップケーブルのテンションメンバ把持部を示し、(a)はその正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図12】 本発明で用いられる集合ドロップケーブルの把持金具を示し、(a)は正面図、(b)は一部切断側面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。
【図13】 本発明で用いられるカセットを示し、(a)はその平面図、(b)はG−G線における縦断面図、(c)は側面図、(d)はH−H線における縦断面図である。
【図14】 本発明で用いられる心線ねじれ防止治具を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はI−I線における拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル挿通孔
キャップ
2 ベース部材
筒状嵌合部
3 カバー部材
4 ケーブルシール
板状部材
中空筒状部材
シールリング
切目
5 係止部
6 把持金具
係止部
テンションメンバ把持具
係止部
7 バンド
凹部
ヒンジ
バックル
8 パッキン
9 取付部材
10 支持体
10 ベース部材
11 係止片
11 フランジ
12 心線余長巻取部
13 コネクタ収容部
13 テープ接続収容部
13 単心線接続収容部
13 変換心線分離部収容部
14 心線収容体
15 連結ピン
15 アーム
16 カセット
18 心線導出入部
20 クロージャ
23 シール部材
24 ノブ
25 スペーサ
26 定着片
27,27 取付孔
28,29 ヒンジ凹凸部
30,31 貫通孔
33 集合ドロップケーブル把持金具
34 心線ねじれ防止治具
35 収容部
36 取付片

Claims (5)

  1. 複数のケーブル挿通孔が形成されるベース部材と、該ベース部材にキャップ状のカバー部材の開口端を嵌合してバンドで着脱自在に連結されるカバー部材とでクロージャケースを構成し、該クロージャケース内に複数のケーブル接続部及び心線余長をそれぞれ収納する心線収容体14を備えたケーブル接続用クロージャにおいて、前記ベース部材の内面に前記ケーブル挿通孔の周りで被係止部が形成された係止片11を弾性屈曲可能に突設し、該係止片11内の前記ケーブル挿通孔にゴム様弾性材からなるケーブルシールを嵌入し、かつ、該係止片11の外周部に係止できる係止部5が形成されたケーブル把持金具6を前記係止片11に定着片26により着脱自在に配備すると共に、前記心線収容体14が心線余長巻取部12とコネクタ収容部13の、テープ接続収容部13 、単心線接続収容部13 及び変換心線分離部収容部13 を備えたものであって、さらに連結ピン15を有するアーム15 を設け、該連結ピン15 で、前記ベース部材2に取付部材9を介して備えられる支持体10に着脱自在で、かつ回動自在に傾斜重積配備されていることを特徴とするケーブル接続用クロージャ。
  2. 前記ケーブルシールが、ケーブル外周に沿って接触する貫通孔を有し、熱可塑性ゴム組成物の硬度40〜80Hsの板状部材 と硬度0〜30Hsの中空筒状部材 とから一体成形され、前記ケーブル挿通孔に嵌合配備されるブッシュである請求項1記載のクロージャ。
  3. 前記ケーブル把持金具が、ベース部材2に突設した係止片11の外周に係止可能な係止部5と、分離自在の定着片26とをヒンジ凹凸部28,29で接続連結してケーブルシールをケーブル挿通孔に締め付け嵌着するものである請求項1または2記載のクロージャ。
  4. 前記心線収容体14が、心線余長を巻き付ける巻回リールのある心線ねじれ防止治具34を心線余長巻取部に着脱自在に備えている請求項1,2または3記載のクロージャ。
  5. 前記バンド7がヒンジ7 で開閉自在に連結されバックル7 によって締着できるものであって、前記ベース部材2の外周面に形成された筒状嵌合部2 に、前記カバー部材3の開口部を嵌入した状態で嵌着した請求項または記載のケーブル接続用クロージャ。
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