JP3642515B2 - ネットワーク接続装置、通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク接続装置、通信システム、通信方法、該通信方法を実行させるための通信プログラムおよび該通信プログラムを記録した記録媒体に係り、特に、より簡易な手段構成で通信コストの低いインターネット電話システムの構築が可能で、通話時の音声品質の維持を可能としたネットワーク接続装置、通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット応用技術の進展に伴い、アナログの音声をディジタルのネットワーク上に通すインターネット電話(インターネットフォン;IP電話)というアプリケーションが提案されている。このインターネット電話は、音声をディジタルデータに変換した後、インターネットやイントラネットを介してインターネットプロトコル(IP)で送受信するものである。
【0003】
インターネット電話は、IPネットワーク上に音声を通すためのVoIP(voice over IP)技術をベースとして、パソコンや電話機からインターネットやLANを経由して通話できるようにしたアプリケーションであり、データと音声のトラフィックをIPで統合したり、海外など遠距離にある拠点への中継回線をインターネットで代替したりすることで、通信料金を抑えることができる。
【0004】
基本的なインターネット電話の通信形態には、大きく分けて、(1)IPネットワークだけで実現する通信と、(2)IPネットワークと加入電話網を相互接続した通信、の2種類がある。
【0005】
(1)の主な利用形態の1つが「PC-to-PC型」であり、ユーザ同士がパソコンのクライアントソフトを用いてインターネット経由で会話できるものである。また、発信側、着信側共に通常の電話機を利用する「Phone-to-Phone型」もあり、例えば複数ある拠点からインターネットに接続して、各拠点に設置したVoIPゲートウエイ経由で通話するケース等である。さらに、ユーザがパソコンからインターネットを介して電話機にかける「PC-to-Phone型」もある。
【0006】
一方、(2)の通信形態には、「PC-to-Phone型」や「Phone-to-Phone型」があり、何れもIPネットワークと加入電話網とのゲートウエイ装置を介した通信になる。これを応用したのが、通信事業者が提供しているインターネット電話サービスであり、ユーザが発信側と着信側共に加入電話網経由でインターネットに接続して、ゲートウエイ装置経由で通話するものである。
【0007】
インターネット電話を実現する主な要素技術には、アナログの音声をディジタルデータに変換する符号化技術や、そのデータをIPパケットに乗せてインターネットに送り出すパケット化技術、IPアドレスを使って相手と仮想的な通話回線を確立する呼制御技術等があり、これらをまとめて標準化した仕様がH.323プロトコルである。
【0008】
インターネット電話で固有の電話に近い操作性や利便性を実現するために呼制御技術が必要となる。小規模のインターネット電話では、一般に、VoIPゲートウエイやクライアントが電話番号とIPアドレスの対応表を保持して、相手先の電話番号とIPアドレスを変換している。つまり、発信側の電話機で電話番号をダイヤルすると、VoIPゲートウエイが自動的に相手先がつながるVoIPゲートウエイのIPアドレス宛に回線を接続する。一方、クライアント数が多い企業やプロバイダのインターネット電話サービスの場合には、ゲートキーパーを設置して、一元的な電話番号とIPアドレスの管理・運用がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のインターネット電話にあっては、インターネット電話システムを実現するためには、VoIPゲートウエイやゲートキーパー等の装置の設置が必要であり、より低コストでインターネット電話システムの構築を可能とする手段が望まれていた。
【0010】
また、パケット交換網で音声を送る場合の最大の問題は、ストアアンドフォワードされながら転送されてくるパケットの遅延時間とそのばらつきであり、インターネットの中継線の速度の高速化によってパケットの遅延時間が小さくなり、近年のVoIP実用化に貢献してきたという経緯があるにせよ、状況によって会話が途切れたり、欠落したり、音声品質が低下するという事情は未だに未解決課題である。
【0011】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、より簡易な手段構成でインターネット電話システムの構築が可能で、通話時の音声品質の維持を可能としたネットワーク接続装置、通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るネットワーク接続装置は、公衆回線網および第2のネットワークに接続され、前記公衆回線網または前記第2のネットワークを介して行われる当該ネットワーク接続装置に付属の電話機と他のネットワーク接続装置に付属の電話機との間の通話接続を制御するネットワーク接続装置であって、当該ネットワーク接続装置に付属の電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶手段と、前記公衆回線網を利用した当該ネットワーク接続装置に付属の電話機によるダイヤル発呼時、または、他のネットワーク接続装置に付属の電話機からの着呼を検出した時に相手側電話機の電話番号を保存する相手側電話番号記憶手段と、他のネットワーク接続装置に付属の電話機からの着呼を検出したときに、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第1データブロックを前記第2のネットワークに対して同報送信する同報送信制御手段と、前記公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、他のネットワーク接続装置から同報送信される前記第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第1受信制御手段と、前記第1受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記第1データブロック内の発信元アドレスを保存する相手側ネットワークアドレス記憶手段と、前記第1受信制御手段による比較において両者が一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第2データブロックを前記第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する第2送信制御手段と、前記同報送信制御手段により同報送信した後、または、前記第2送信制御手段により送信した後に、他のネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御手段と、前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御手段とを具備したものである。
【0013】
また、請求項2に係るネットワーク接続装置は、請求項1に記載のネットワーク接続装置において、前記第3送信制御手段が送信するデータブロックは、送信順にふられた番号を含み、前記ネットワーク接続装置は、前記第2のネットワークを利用した音声通話時に、一定時間内に受信したデータブロックの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を下回るときに、前記公衆回線網を利用した音声通話に切り替える第1切替制御手段を具備したものである。
【0014】
また、請求項3に係るネットワーク接続装置は、請求項2に記載のネットワーク接続装置において、前記第1切替制御手段により前記第2のネットワークを利用した音声通話から前記公衆回線網を利用した音声通話に切り替えた後に、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして送信順にふられた番号と、を含む第3データブロックを前記第2のネットワークに対して定期的に送信する第4送信制御手段と、他のネットワーク接続装置の前記第4送信制御手段から定期的に送信される第3データブロックを受信し、一定時間内における該第3データブロックの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を上回るときに、前記第2のネットワークを利用した音声通話に切り替える第2切替制御手段とを具備したものである。
【0015】
また、請求項4に係る通信システムは、公衆回線網および第2のネットワークに接続された第1ネットワーク接続装置および第2ネットワーク接続装置と、前記第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機と、前記第2ネットワークに付属の第2電話機と、を備えた通信システムであって、前記第1ネットワーク接続装置は、前記第1電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶手段と、前記公衆回線網を利用した前記第1電話機によるダイヤル発呼時に相手側電話機の電話番号を保存する相手側電話番号記憶手段と、前記公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、前記第2ネットワーク接続装置から同報送信される第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第1受信制御手段と、前記第1受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記第1データブロック内の発信元アドレスを保存する相手側ネットワークアドレス記憶手段と、前記第1受信制御手段による比較において両者が一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第2データブロックを前記第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する第2送信制御手段と、前記第2送信制御手段により送信した後に、前記第2ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御手段と、前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御手段とを具備し、前記第2ネットワーク接続装置は、前記第2電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶手段と、第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出した時に該第1電話機の電話番号を保存する相手側電話番号記憶手段と、第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出したときに、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第1データブロックを前記第2のネットワークに対して同報送信する同報送信制御手段と、前記同報送信制御手段により同報送信した後に、前記第1ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御手段と、前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記データブロック内の発信元アドレスを保存する相手側ネットワークアドレス記憶手段と、前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御手段とを具備したものである。
【0016】
また、請求項5に係る通信方法は、公衆回線網および第2のネットワークに接続された第1ネットワーク接続装置および第2ネットワーク接続装置と、前記第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機と、前記第2ネットワークに付属の第2電話機と、を備えた通信システムの通信方法であって、前記第1ネットワーク接続装置において、前記第1電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶ステップと、前記公衆回線網を利用した前記第1電話機によるダイヤル発呼時に相手側電話機の電話番号を記憶する相手側電話番号記憶ステップと、前記公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、前記第2ネットワーク接続装置から同報送信される第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号とをそれぞれ比較する第1受信制御ステップと、前記第1受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記第1データブロック内の発信元アドレスを記憶する相手側ネットワークアドレス記憶ステップと、前記第1受信制御ステップによる比較において両者が一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶ステップで記憶したアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号と、を含む第2データブロックを前記第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する第2送信制御ステップと、前記第2送信制御ステップにより送信した後に、前記第2ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御ステップと、前記第2受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶ステップで記憶したアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御ステップとを具備し、前記第2ネットワーク接続装置において、前記第2電話機の電話番号を記憶する自分側電話番号記憶ステップと、第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出した時に該第1電話機の電話番号を記憶する相手側電話番号記憶ステップと、第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出したときに、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号と、を含む第1データブロックを前記第2のネットワークに対して同報送信する同報送信制御ステップと、前記同報送信制御ステップにより同報送信した後に、前記第1ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御ステップと、前記第2受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記データブロック内の発信元アドレスを記憶する相手側ネットワークアドレス記憶ステップと、前記第2受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶ステップで記憶したアドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御ステップとを具備したものである。
【0017】
また、請求項6に係る通信プログラムは、請求項5に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0018】
さらに、請求項7に係るコンピュータにより読み取り可能な記録媒体は、請求項5に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記録したものである。
【0019】
本発明の請求項1に係るネットワーク接続装置、請求項4に係る通信システム、請求項5に係る通信方法、請求項6に係る通信プログラムおよび請求項7に係る記録媒体では、(第1)ネットワーク接続装置において、自分側電話番号記憶手段に(自分側電話番号記憶ステップにより)付属の(第1)電話機の電話番号を記憶しておき、また、公衆回線網を利用した付属の(第1)電話機によるダイヤル発呼時には、相手側電話番号記憶手段に(相手側電話番号記憶ステップにより)相手側(第2)電話機の電話番号を保存する。一方、他の(第2)ネットワーク接続装置でも、自分側電話番号記憶手段に(自分側電話番号記憶ステップにより)付属の(第2)電話機の電話番号を記憶しておき、(第1)ネットワーク接続装置に付属の(第1)電話機からの着呼を検出した時には、相手側電話番号記憶手段に(相手側電話番号記憶ステップにより)(第1)電話機の電話番号を保存し、また、同報送信制御手段(同報送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該(第2)ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第1データブロックを第2のネットワークに対して同報送信する。
【0020】
次に、(第1)ネットワーク接続装置では、公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、第1受信制御手段(第1受信制御ステップ)により、他の(第2)ネットワーク接続装置から同報送信される第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較し、該比較において両者がそれぞれ一致したときに、相手側ネットワークアドレス記憶手段に(相手側ネットワークアドレス記憶ステップにより)第1データブロック内の発信元アドレスを保存する。また、第1受信制御手段(第1受信制御ステップ)による比較において両者が一致したときには、第2送信制御手段(第2送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該(第1)ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第2データブロックを第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する。
【0021】
次に、他の(第2)ネットワーク接続装置では同報送信制御手段(同報送信制御ステップ)により同報送信した後に、(第1)ネットワーク接続装置では第2送信制御手段(第2送信制御ステップ)により送信した後に、それぞれ、第2受信制御手段(第2受信制御ステップ)により、相手のネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較し、該比較において両者がそれぞれ一致したときに、第3送信制御手段(第3送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該他の(第2)ネットワーク接続装置または(第1)ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを第2のネットワークに対して送信する。なお、他の(第2)ネットワーク接続装置では、第2受信制御手段(第2受信制御ステップ)による比較において両者が一致したときには、相手側ネットワークアドレス記憶手段に(相手側ネットワークアドレス記憶ステップにより)データブロック内の発信元アドレスを保存しておく。
【0022】
以降は、第2受信制御手段(第2受信制御ステップ)により受信したデータブロック内の電話番号を確認しながら、第3送信制御手段(第3送信制御ステップ)によりデータブロックを送信することにより、第2のネットワークによる音声通話が行われることになる。ここで、第2のネットワークとしては、LAN,WAN,ATMネットワーク,インターネット等々が該当し、(第1)ネットワーク接続装置および他の(第2)ネットワーク接続装置には、該第2のネットワークにおけるネットワークアドレスが割り振られているものとする。また、データブロックは、パケット、フレーム、セル等であり、例えば、ATMネットワークではセルが用いられ、インターネットではIPパケットが用いられる。
【0023】
例えば、第2のネットワークをインターネットとした場合には、TCP/IPプロトコルを用いたxDSL通信によりIPパケットを送受信してインターネットを介した音声通話を行い、インターネット電話システムを実現することになる。従来、通信コストをより低減できるインターネット電話システムを構築するためには、VoIPゲートウエイやゲートキーパー等の装置の設置が必要であったが、本発明ではこれら装置が不要であり、より簡単な手段構成で低コストのインターネット電話システムの構築が可能となる。
【0024】
また、請求項2に係るネットワーク接続装置では、第3送信制御手段が送信するデータブロックには送信順にふられた番号が含まれており、(第1)ネットワーク接続装置または他の(第2)ネットワーク接続装置において、第2のネットワークを利用した音声通話を行っている時に、第1切替制御手段により、一定時間内に受信したデータブロックの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を下回るときに、公衆回線網を利用した音声通話に切り替えるようにしている。
【0025】
このように、第2のネットワークを利用した音声通話において、音声品質が劣化したことを一定時間内の受信データブロック数により判断し、音声品質が劣化したときには、自動的に公衆回線網を利用した音声通話に切り替えるので、状況によって会話が途切れたり、欠落するなど、音声品質が低下した場合でも、公衆回線網を利用した通常の音声通話に切り替えて、通話時の音声品質を維持することができる。
【0026】
また、請求項3に係るネットワーク接続装置では、(第1)ネットワーク接続装置または他の(第2)ネットワーク接続装置において、第1切替制御手段により第2のネットワークを利用した音声通話から公衆回線網を利用した音声通話に切り替えた後に、第4送信制御手段により、宛先アドレスとして相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該(第1)ネットワーク接続装置または当該他の(第2)ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして送信順にふられた番号と、を含む第3データブロックを第2のネットワークに対して定期的に送信するようにし、他の(第2)ネットワーク接続装置または(第1)ネットワーク接続装置では、第2切替制御手段により、相手側のネットワーク接続装置の第4送信制御手段により定期的に送信される第3データブロックを受信し、一定時間内における該第3データブロックの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を上回るときに、第2のネットワークを利用した音声通話に切り替えるようにしている。
【0027】
このように、公衆回線網を利用した音声通話に切り替えた後にも定期的に品質検査用のデータブロックを送受信して、第2のネットワークにおける音声品質が改善したことを一定時間内の受信データブロック数により判断し、音声品質が改善したときには、自動的に第2のネットワークを利用した音声通話に切り替えるので、通話時の音声品質を維持しつつ、より通信コストの低い第2のネットワークを利用した音声通話を優先的に行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のネットワーク接続装置、通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係るネットワーク接続装置、通信システムおよび通信方法について詳述するが、本発明に係る通信プログラムについては通信方法を実行させるためのプログラムであり、また本発明に係る記録媒体については、通信方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であることから、その説明は以下の通信方法の説明に含まれるものである。
【0029】
図1は本発明の一実施形態に係る通信システムの構成図であり、本発明のネットワーク接続装置を適用したものである。また、図2は本発明の一実施形態に係るネットワーク接続装置の構成図である。
【0030】
まず図1において、本実施形態の通信システムは、公衆電話回線網107と、第2のネットワークとしてのインターネット105と、通話を行うための音声入出力手段としての第1アナログ電話機101Sおよび第2アナログ電話機101Rと、第1アナログ電話機101Sを公衆電話回線網107およびインターネット105に接続する第1インターネット接続装置103Sと、第2アナログ電話機101Rを公衆電話回線網107およびインターネット105に接続する第2インターネット接続装置103Rとを備えた構成である。
【0031】
なお、第1インターネット接続装置103Sと第2インターネット接続装置103Rとは同一の構成を持つものであるが、以下の説明では、説明を分りやすくするために、特に断らない限り、第1アナログ電話機101S(第1インターネット接続装置103S)を発信側とし、第2アナログ電話機101R(第2インターネット接続装置103R)を着信側として説明を行う。
【0032】
また図2において、本実施形態のネットワーク接続装置、即ち第1インターネット接続装置103Sまたは第2インターネット接続装置103Rは、アナログ電話インタフェース部201、xDSLモデムインタフェース部203、公衆回線網インタフェース部205、A/D・D/A音声処理部207、IPパケット処理部209、インターネット通話品質検査部211、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213、タイマ部215、自分側IPアドレス記憶部217、相手側IPアドレス記憶部219、自分側電話番号記憶部221、相手側電話番号記憶部223および全体制御部225を備えて構成されている。
【0033】
なお、以下では、各構成要素の機能的説明を、第1アナログ電話機101Sと接続している第1インターネット接続装置103Sについて説明するが、第2インターネット接続装置103Rについても同様である。
【0034】
まず、アナログ電話インタフェース部201は、第1インターネット接続装置103Sと第1アナログ電話機101Sとのインタフェースを司る。また、xDSLモデムインタフェース部203は、インターネット105接続用に外部に設置されているxDSLモデムとのインタフェースを司る。また、公衆回線網インタフェース部205は、公衆電話回線網107とのインタフェースを司る。なお、xDSLモデムインタフェース部203の「xDSL;x Digital Subscriber Line」は、電話用銅線ケーブル(加入者線)を使う高速ディジタル伝送方式の総称を言い、例えば、HDSL(High bit rate DSL),SDSL(Symmetric DSL),ADSL(Asymmetric DSL),VDSL(Very high bit rate DSL)等々が該当する。また、xDSLでは、数MHzの高周波数帯域まで使ってデータを伝送するため、xDSLモデムを介在して高速通信が実現されることになる。
【0035】
次に、A/D・D/A音声処理部207は、第1アナログ電話機101Sからのアナログ音声信号をA/D変換した後に圧縮された音声信号データに変換し、また、IPパケット内の音声信号データを伸長して元のアナログ音声信号にD/A変換する。
【0036】
また、IPパケット処理部209は、A/D・D/A音声処理部207から受け取った圧縮音声信号データをIPパケットに組み込んで、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出し、また、xDSLモデムインタフェース部203で受信したインターネット105からのIPパケットを分解して音声信号データを抜き出してA/D・D/A音声処理部207に渡す。
【0037】
また、タイマ部215は一定時間を計測するものであり、インターネット通話品質検査部211は、タイマ部215が計測する一定時間間隔内に当該第1インターネット接続装置103Sが受信したIPパケットの連続する番号の個数を計数して、インターネット105を介した音声通話についての音声品質を判断する。なお、インターネット105を介した音声通話時には、IPパケット処理部209において、音声信号をIPパケット化する際に、IPパケットに対して送信する順に番号が付されており、インターネット通話品質検査部211ではこの番号に基づき判断することになる。すなわち、一定時間間隔内に受信したIPパケットの連続する番号の個数が所定数よりも下回るときには音声品質が劣化したと判断し、所定数よりも上回るときには音声品質が回復したと判断する。
【0038】
また、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213は、アナログ電話インタフェース部201を介して第1アナログ電話機101Sから送られて来るDTMF(Dual Tone Multi-Frequency)信号、または公衆回線網インタフェース部205を介して公衆電話回線網107から送られて来るモデム信号を復調する。発呼時には着信側電話番号(即ち、第2アナログ電話機101Rの電話番号)を認識し、着呼時には発信側電話番号(即ち、第1アナログ電話機101Sの電話番号)を認識する。
【0039】
さらに、自分側IPアドレス記憶部217には、当該第1インターネット接続装置103SのIPアドレスが予め記憶されており、自分側電話番号記憶部221には、当該第1インターネット接続装置103Sに接続されている第1アナログ電話機101Sの電話番号が予め記憶されている。また、相手側電話番号記憶部223には、公衆電話回線網107を介して他のアナログ電話機からの着呼があったときに該呼を発呼したアナログ電話機の電話番号が記憶される。さらに、相手側IPアドレス記憶部219には、インターネット105を介して他のインターネット接続装置からのIPパケットを受信したときに該IPパケットを送信したインターネット接続装置のIPアドレスが記憶される。
【0040】
なお、特許請求の範囲にいう同報送信制御手段、第1受信制御手段、第2送信制御手段、第2受信制御手段および第3送信制御手段は、xDSLモデムインタフェース部203、IPパケット処理部209および全体制御部225で実現され、第1切替制御手段、第4送信制御手段および第2切替制御手段は、xDSLモデムインタフェース部203、IPパケット処理部209、インターネット通話品質検査部211、タイマ部215および全体制御部225で実現されている。
【0041】
次に、以上の構成要素を備えたインターネット接続装置(図1における第1インターネット接続装置103Sおよび第2インターネット接続装置103R)に接続されたアナログ電話機(図1における第1アナログ電話機101Sおよび第2アナログ電話機101R)間で通話を行う際の通信方法について、図3乃至図9を参照して詳細に説明する。
【0042】
ここで、図3乃至図9は通信方法をシーケンスにより説明する説明図であり、図3はインターネット105を介した通話の確立までを説明する説明図、図4はインターネット105を介した音声通話を説明する説明図、図5はインターネット105を介した音声通話の切断までを説明する説明図、図6は発信側主導でインターネット105を介した音声通話から公衆電話回線網107を介した通常通話への切換を説明する説明図、図7は発信側主導で公衆電話回線網107を介した通常通話からインターネット105を介した音声通話への切換を説明する説明図、図8は着信側主導でインターネット105を介した音声通話から公衆電話回線網107を介した通常通話への切換を説明する説明図、図9は着信側主導で公衆電話回線網107を介した通常通話からインターネット105を介した音声通話への切換を説明する説明図である。
【0043】
まず、図3を参照して、インターネット105を介した通話の確立までの手順について説明する。ステップS301で、第1アナログ電話機101Sから着信側電話番号(第2アナログ電話機101Rの電話番号)をダイヤルする。なお、ここではダイヤル信号をプッシュボタン式トーン信号(DTMF信号)と想定している。
【0044】
次に、ステップS302では、第1インターネット接続装置103Sにおいて、第1アナログ電話機101Sからの発呼を受けて、公衆電話回線網107に対して着信側電話番号をダイヤルする。具体的には、アナログ電話インタフェース部201を介して受けたダイヤル信号からDTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213が着信側電話番号を認識し、該着信側電話番号を全体制御部225の制御の下に相手側電話番号記憶部223に保存すると共に、ダイヤル信号を公衆回線網インタフェース部205を介して公衆電話回線網107に対して送出する。
【0045】
次に、ステップS303では、公衆電話回線網107から発信側の第1インターネット接続装置103Sに対して呼出音が送出され、ステップS304で、第1インターネット接続装置103Sは、第1アナログ電話機101Sに対して公衆電話回線網107からの呼出音を送出する。つまり、第1インターネット接続装置103Sの公衆回線網インタフェース205、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213およびアナログ電話インタフェース部201を介して、呼出音が第1アナログ電話機101Sに伝送され、第1アナログ電話機101Sの受話口から呼出音が聞こえることになる。
【0046】
また、ステップS305では、公衆電話回線網107を経てモデム信号が着信側の第2インターネット接続装置103Rに着呼する。この時、第2インターネット接続装置103Rでは、公衆電話回線網107からのモデム信号を公衆回線網インタフェース部205を介して受け取り、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213でモデム信号を復調して発信側の電話番号を認識し、全体制御部225の制御の下に相手側電話番号記憶部223に保存する。
【0047】
次に、ステップS306では、第2インターネット接続装置103Rにおいて、公衆電話回線網107からの呼出信号を、公衆回線網インタフェース205、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213およびアナログ電話インタフェース部201を介して、そのまま呼出信号として第2アナログ電話機101Rに送信する。これにより、第2アナログ電話機101Rのスピーカから呼出音が鳴ることになる。
【0048】
また、第2インターネット接続装置103Rでは、ステップS307において、IPパケット処理部209により、宛先アドレスとして予め決められたマルチキャストアドレス、発信元アドレスとして着信側の第2インターネット接続装置103RのIPアドレス、並びに、IPパケットデータとして発信側電話番号および着信側電話番号をIPパケット化して、該IPパケットをxDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。このステップS307が特許請求の範囲にいう同報送信制御手段の機能であり、同報送信制御ステップに該当する。
【0049】
ここで、マルチキャストアドレスは、インターネット105に接続されているインターネット接続装置群の中で予め設定された1群のIPアドレスを持つインターネット接続装置に対して同報送信するためのアドレスを言い、図2では図示しない他の記憶部に保存されている。また、着信側IPアドレスは自分側IPアドレス記憶部217に、発信側電話番号は相手側電話番号記憶部223に、着信側電話番号は自分側電話番号記憶部221に、それぞれ保存されているものを使用する。
【0050】
次に、ステップS308では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、インターネット105を介してマルチキャストで同報送信されたIPパケットを受信して、現在発呼中の電話番号とIPパケットのデータ部の着信側電話番号との比較、並びに、発信側電話番号とIPパケットのデータ部の発信側電話番号との比較を行い、それぞれ同一であれば、受信したIPパケットの発信元アドレスを着信側の第2インターネット接続装置103RのIPアドレスとして認識する。このステップS308が特許請求の範囲にいう第1受信制御手段の機能であり、第1受信制御ステップに該当する。
【0051】
具体的には、受信したIPパケットのデータ部から発信側電話番号および着信側電話番号を取り出し、それぞれ自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223に記憶されている電話番号と比較して、それぞれ一致すれば、受信したIPパケットの発信元アドレスを着信側のIPアドレスとして、全体制御部225の制御の下に相手側IPアドレス記憶部219に保存する。
【0052】
次に、ステップS309では、第1インターネット接続装置103Sにおいて、IPパケット処理部209により、宛先アドレスとしてステップS308で得た着信側の第2インターネット接続装置103RのIPアドレス、発信元アドレスとして発信側の第1インターネット接続装置103SのIPアドレス、並びに、IPパケットデータとして発信側電話番号および着信側電話番号をIPパケット化して、該IPパケットをxDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。このステップS309が特許請求の範囲にいう第2送信制御手段の一部機能であり、第2送信制御ステップの一部に該当する。
【0053】
ここで、宛先アドレスは相手側IPアドレス記憶部219に、発信側IPアドレスは自分側IPアドレス記憶部217に、発信側電話番号は自分側電話番号記憶部221に、着信側電話番号は相手側電話番号記憶部223に、それぞれ保存されているものを使用する。
【0054】
次に、ステップS310では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、インターネット105を介して自分宛に送信されてきたIPパケットを受信して、IPパケットのデータ部の発信側電話番号および着信側電話番号と、相手側電話番号記憶部223および自分側電話番号記憶部221に記憶されている電話番号と比較して、それぞれ一致すれば、受信したIPパケットの発信元アドレスを発信側の第1インターネット接続装置103SのIPアドレスとして、全体制御部225の制御の下に相手側IPアドレス記憶部217に保存する。このステップS310が特許請求の範囲にいう第2受信制御手段の機能であり、第2受信制御ステップに該当する。
【0055】
これ以降、発信側の第1インターネット接続装置103Sおよび着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、送信するIPパケットのデータ部には発信側電話番号および着信側電話番号を入れるようにし、受信した側では、受信したIPパケットが通話相手から送られてきたものか否かを、自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223との比較により常に確認するようにする。
【0056】
次に、ステップS311では、着信側の第2アナログ電話機101Rにおいてオフフックされると、応答信号が第2インターネット接続装置103Rに送出される。第2インターネット接続装置103Rでは、アナログ電話機インタフェース部201を介して応答信号を受け取り、全体制御部225は第2アナログ電話機101Rがオフフックされたことを認識する。
【0057】
次に、ステップS312では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、通話相手にIPパケットを送るべく、IPパケット処理部209により、宛先アドレスとしてステップS310で得た発信側の第1インターネット接続装置103SのIPアドレス(相手側IPアドレス記憶部219にて保存)を、発信元アドレスとして第2インターネット接続装置103RのIPアドレス(自分側IPアドレス記憶部217にて保存)を、データ部として予め定められたインターネット通話応答信号データを、それぞれ組み込んでIPパケット化し、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。このステップS312が特許請求の範囲にいう第3送信制御手段の機能であり、第3送信制御ステップに該当する。
【0058】
次に、ステップS313では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105から自分宛に送られてきたIPパケットを受信し、IPパケット処理部209により、着信側の第2インターネット接続装置103Rからのインターネット通話応答信号データであることを認識する。これにより、発信側と着信側との間のインターネット通話が確立する。
【0059】
次に、ステップS314では、着信側の第2インターネット接続装置103Rからのインターネット通話応答信号データを受けて、発信側の第1インターネット接続装置103Sは、アナログ電話インタフェース部201を介して、第1アナログ電話機101Sに対して応答信号を送出する。また一方、ステップS315では、発呼中であった公衆電話回線網107に対して切断信号を送出する。
【0060】
次に、ステップS316では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、公衆電話回線網107を経て送られてきた発信側の第1インターネット接続装置103Sからの切断信号を、公衆回線網インタフェース部205を介して受け取り、全体制御部225でこれを検知する。これにより、発信側から着信側への公衆電話回線網107による呼出は取り消される。
【0061】
次に、図4を参照して、インターネット105を介した音声通話について説明する。ステップS401で、発信側の第1アナログ電話機101Sから第1インターネット接続装置103Sに対して音声信号が出力されると、ステップS402では、第1インターネット接続装置103Sにおいて、A/D・D/A音声処理部207により、第1アナログ電話機101Sからのアナログ音声信号をA/D変換した後に圧縮された音声信号データに変換する。またIPパケット処理部209では、A/D・D/A音声処理部207から受け取った圧縮音声信号データをIPパケットに組み込んで、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。なお、IPパケットの宛先アドレスは着信側の第2インターネット接続装置103RのIPアドレスであり、発信元アドレスは発信側の第1インターネット接続装置103SのIPアドレスであり、それぞれ相手側IPアドレス記憶部219、自分側IPアドレス記憶部217に保存されているものを使用する。
【0062】
次に、ステップS403では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、自分宛のIPパケットを受信し、A/D・D/A音声処理部207により、IPパケット内の圧縮された音声信号データを取り出し、これを伸長してアナログ音声信号にD/A変換する。そして、ステップS404では、このアナログ音声信号が、アナログ電話インタフェース部201を介して着信側の第2アナログ電話機101Rに送出される。
【0063】
さらに、着信側の第2アナログ電話機101Rからの音声信号も、ステップS401〜S404と同様のステップS406〜S409の手順を経て、発信側の第1アナログ電話機101Sに送出される。
【0064】
次に、図5を参照して、インターネット105を介した音声通話の切断までの手順について説明する。先ずステップS501で、発信側の第1アナログ電話機101Sにおいてオフフックされると、切断信号が第1インターネット接続装置103Sに対して出力される。ステップS502では、第1インターネット接続装置103Sにおいて、アナログ電話インタフェース部201を介して受け取った切断信号を全体制御部225が認識すると、IPパケット処理部209により、インターネット通話終了信号データをIPパケットのデータ部に入れて、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。なお、IPパケットの宛先アドレスは着信側の第2インターネット接続装置103RのIPアドレスであり、発信元アドレスは発信側の第1インターネット接続装置103SのIPアドレスであり、それぞれ相手側IPアドレス記憶部219、自分側IPアドレス記憶部217に保存されているものを使用する。
【0065】
次に、ステップS503では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、自分宛のIPパケットを受信し、IPパケット処理部209により、IPパケットのデータ部がインターネット通話終了信号データであると認識する。
【0066】
そして、インターネット通話終了信号を受信した第2インターネット接続装置103Rでは、ステップS504において、全体制御部225の制御の下にアナログ電話インタフェース部201を介して第2アナログ電話機101Rに対して話中音を送出する。また、ステップS505において、IPパケット処理部209により、インターネット通話終了応答信号データをIPパケットのデータ部に入れて、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。なお、IPパケットの宛先アドレスは発信側の第1インターネット接続装置103SのIPアドレスであり、発信元アドレスは着信側の第2インターネット接続装置103RのIPアドレスであり、それぞれ相手側IPアドレス記憶部219、自分側IPアドレス記憶部217に保存されているものを使用する。
【0067】
次に、ステップS506では、発信側の第1インターネット接続装置103Rにおいて、自分宛のIPパケットを受信し、IPパケット処理部209により、IPパケットのデータ部がインターネット通話終了応答信号データであると認識して、インターネット通話が終了する。
【0068】
さらに、着信側の第2アナログ電話機101Rにおいてオンフックされた場合にも、ステップS501〜S506と同様のステップS511〜S516の手順を経て、インターネット通話が終了する。
【0069】
次に、図6を参照して、発信側主導でインターネット105を介した音声通話から公衆電話回線網107を介した通常通話への切換の手順について説明する。
【0070】
まず、ステップS611(S611〜S61N)で、着信側の第2アナログ電話機101Rから第2インターネット接続装置103Rに対して音声信号が出力され、ステップS621(S621〜S62N)では、第2インターネット接続装置103Rにおいて、アナログ音声信号を圧縮された音声信号データに変換した後、IPパケット化してインターネット105に送出される。なお、IPパケット処理部209により音声信号をIPパケット化する際に、IPパケットは送信する順に番号付けされ、ステップS621からステップS62Nのように連続してインターネット105に送出されている。
【0071】
次に、ステップS631〜S63Nでは、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、自分宛のIPパケットを受信し、IPパケット内の圧縮された音声信号データを取り出し、これを伸長してアナログ音声信号に変換し、そして、ステップS641〜S64Nでは、このアナログ音声信号を、アナログ電話インタフェース部201を介して発信側の第1アナログ電話機101Sに送出する。
【0072】
ここで、第1インターネット接続装置103Sでは、ステップS631において、自分宛のIPパケットを受信すると、全体制御部225の制御の下にタイマ部215をスタートさせている。一方、IPパケット処理部209では、第2インターネット接続装置103RにおいてIPパケット化の際に番号付けした番号が受信IPパケットから取り出されるので、インターネット通話品質検査部211により、タイマ部215が所定時間tを計時する間のIPパケットの連続する番号の個数を順番に計数し、その数が予め決められた数nと比較して、「IPパケット数<n」の場合には、インターネット通話品質が劣化したと判断する。
【0073】
全体制御部225では、インターネット通話品質劣化の判断に基づき、インターネット105を介したインターネット通話を一時中断して、公衆電話回線網107を介した通常通話への移行を開始する。一方、「IPパケット数>n」の場合には、インターネット通話品質は劣化していないので、この場合にはインターネット通話を継続し、タイマ部215を再スタートさせる。
【0074】
公衆電話回線網107を介した通常通話への移行は、まずステップS651において、第1インターネット接続装置103Sは、相手側電話番号記憶部223に保存してある第2アナログ電話機101Rの電話番号を読み出し、DTMF信号検知・生成部213によりDTMF信号を生成し、公衆回線網インタフェース205を介して公衆電話回線網107に対してダイヤルする。
【0075】
次に、ステップS652では、公衆電話回線網107を経てダイヤル信号が着信側の第2インターネット接続装置103Rに着呼する。この時、第2インターネット接続装置103Rでは、公衆電話回線網107からの呼出信号を公衆回線網インタフェース部205を介して受け取り、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213でモデム信号を復調して発信側の電話番号を認識し、相手側電話番号記憶部223に保存してあった発信側の電話番号と比較して、同一である場合には、インターネット105を介したインターネット通話から公衆電話回線網107を介した通常通話に切り換える。逆に両者が同一でない場合には、公衆回線網インタフェース部205を介して話中音を公衆電話回線網107に対して送出する。
【0076】
公衆電話回線網107を介した通常通話に切り換える場合、第2インターネット接続装置103Rは、ステップS653において、公衆回線網インタフェース部205を介して応答信号を公衆電話回線網107に対して送出し、これ以降の通話を通常通話として扱う。さらに、ステップS654では、第1インターネット接続装置103Sは、公衆回線網インタフェース部205を介して公衆電話回線網107からの応答信号を受け取り、これ以降の通話を通常通話として扱う。
【0077】
次に、図7を参照して、発信側主導で公衆電話回線網107を介した通常通話からインターネット105を介した音声通話への切換の手順について説明する。
【0078】
図6に示した手順により、発信側主導でインターネット105を介した音声通話から公衆電話回線網107を介した通常通話への切換が行われると、着信側の第2インターネット接続装置103Rでは、ステップS711〜S71Nのように、予め決められているインターネット通話品質調査信号データをIPパケットに入れて、定期的に発信側の第1インターネット接続装置103Sに送信する。具体的には、インターネット通話品質検査部211によりインターネット通話品質調査信号データを生成し、IPパケット処理部209によりIPパケットのデータ部にこれを入れ、宛先アドレスを第1インターネット接続装置103SのIPアドレスとして、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。
【0079】
次に、ステップS721〜S72Nでは、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、自分宛のIPパケットを受信するが、ステップS721において、IPパケット内のデータがインターネット通話品質調査信号データであると認識した場合には、全体制御部225の制御の下にタイマ部215をスタートさせる。
【0080】
一方、IPパケット処理部209では、第2インターネット接続装置103RにおいてIPパケット化の際に番号付けした番号が受信IPパケットから取り出されるので、インターネット通話品質検査部211により、タイマ部215が所定時間tを計時する間のIPパケットの連続する番号の個数を順番に計数し、その数が予め決められた数nと比較して、「IPパケット数>n」の場合には、インターネット通話品質が改善したと判断する。
【0081】
全体制御部225では、インターネット通話品質改善の判断に基づき、公衆電話回線網107を介した通常通話を切断して、インターネット105を介したインターネット通話への移行を開始する。一方、「IPパケット数<n」の場合には、インターネット通話品質は劣化したままなので、この場合には通常通話を継続し、タイマ部215を再スタートさせる。
【0082】
インターネット105を介したインターネット通話への移行は、まずステップS731において、発信側の第1インターネット接続装置103Sは、インターネット通話品質検査部211によりインターネット通話再開信号データを生成し、IPパケット処理部209によりIPパケットのデータ部にこれを入れ、宛先アドレスを第2インターネット接続装置103RのIPアドレスとして、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。
【0083】
次に、ステップS732では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105から自分宛に送られてきたIPパケットを受信し、IPパケット処理部209により、発信側の第1インターネット接続装置103Sからのインターネット通話再開信号データであることを認識すると、インターネット通話への移行を開始する。
【0084】
また、ステップS733では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、アナログ電話インタフェース部201を介し公衆電話回線網107に対して切断信号を送出する。なお、これ以降の通話はインターネット通話として扱われ、通話相手からの着呼以外は拒否し、アナログ電話インタフェース部201を介して話中音を公衆電話回線網107に対して送出する。
【0085】
次に、ステップS734では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、公衆電話回線網107を経て送られてきた発信側の第1インターネット接続装置103Sからの切断信号を、公衆回線網インタフェース部205を介して受け取り、全体制御部225でこれを検知し、これ以降の通話をインターネット通話として扱う。なお、通話相手からの着呼以外は拒否し、アナログ電話インタフェース部201を介して話中音を公衆電話回線網107に対して送出する。
【0086】
さらに、ステップS735では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、全体制御部225が公衆電話回線網107からの切断信号を検知すると、公衆回線網インタフェース部205を介し公衆電話回線網107に対して終話信号を送出し、公衆電話回線網107による通常通話を終了する。
【0087】
次に、図8を参照して、着信側主導でインターネット105を介した音声通話から公衆電話回線網107を介した通常通話への切換の手順について説明する。
【0088】
まず、ステップS811(S811〜S81N)で、発信側の第1アナログ電話機101Sから第1インターネット接続装置103Sに対して音声信号が出力され、ステップS821(S821〜S82N)では、第1インターネット接続装置103Sにおいて、アナログ音声信号を圧縮された音声信号データに変換した後、IPパケット化してインターネット105に送出される。なお、IPパケット処理部209により音声信号をIPパケット化する際に、IPパケットは送信する順に番号付けされ、ステップS821からステップS82Nのように連続してインターネット105に送出されている。
【0089】
次に、ステップS831〜S83Nでは、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、自分宛のIPパケットを受信し、IPパケット内の圧縮された音声信号データを取り出し、これを伸長してアナログ音声信号に変換し、そして、ステップS841〜S84Nでは、このアナログ音声信号を、アナログ電話インタフェース部201を介して着信側の第2アナログ電話機101Rに送出する。
【0090】
ここで、第2インターネット接続装置103Rでは、ステップS831において、自分宛のIPパケットを受信すると、全体制御部225の制御の下にタイマ部215をスタートさせている。一方、IPパケット処理部209では、第1インターネット接続装置103SにおいてIPパケット化の際に番号付けした番号が受信IPパケットから取り出されるので、インターネット通話品質検査部211により、タイマ部215が所定時間tを計時する間のIPパケットの連続する番号の個数を順番に計数し、その数が予め決められた数nと比較して、「IPパケット数<n」の場合には、インターネット通話品質が劣化したと判断する。
【0091】
全体制御部225では、インターネット通話品質劣化の判断に基づき、インターネット105を介したインターネット通話を一時中断して、公衆電話回線網107を介した通常通話への移行を開始する。一方、「IPパケット数>n」の場合には、インターネット通話品質は劣化していないので、この場合にはインターネット通話を継続し、タイマ部215を再スタートさせる。
【0092】
公衆電話回線網107を介した通常通話への移行は、まずステップS851において、第2インターネット接続装置103Rは、インターネット通話品質検査部211によりインターネット通話一時中断信号データを生成し、IPパケット処理部209によりIPパケットのデータ部にこれを入れ、宛先アドレスを第1インターネット接続装置103SのIPアドレスとして、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。
【0093】
次に、ステップS852では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105から自分宛に送られてきたIPパケットを受信し、IPパケット処理部209により、着信側の第2インターネット接続装置103Rからのインターネット通話一時中断信号データであることを認識すると、通常通話への移行を開始する。
【0094】
次に、ステップS853では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、相手側電話番号記憶部223に保存してある第2アナログ電話機101Rの電話番号を読み出し、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213によりDTMF信号を生成し、公衆回線網インタフェース205を介して公衆電話回線網107に対してダイヤルする。
【0095】
次に、ステップS854では、公衆電話回線網107を経て呼出信号が着信側の第2インターネット接続装置103Rに着呼する。この時、第2インターネット接続装置103Rでは、公衆電話回線網107からのモデム信号を公衆回線網インタフェース部205を介して受け取り、DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部213でモデム信号を復調して発信側の電話番号を認識し、相手側電話番号記憶部223に保存してあった発信側の電話番号と比較して、同一である場合には、インターネット105を介したインターネット通話から公衆電話回線網107を介した通常通話に切り換える。逆に両者が同一でない場合には、公衆回線網インタフェース部205を介して話中音を公衆電話回線網107に対して送出する。
【0096】
公衆電話回線網107を介した通常通話に切り換える場合、第2インターネット接続装置103Rは、ステップS855において、公衆回線網インタフェース部205を介して応答信号を公衆電話回線網107に対して送出し、これ以降の通話を通常通話として扱う。さらに、ステップS856では、第1インターネット接続装置103Sは、公衆回線網インタフェース部205を介して公衆電話回線網107からの応答信号を受け取り、これ以降の通話を通常通話として扱う。
【0097】
さらに、図9を参照して、着信側主導で公衆電話回線網107を介した通常通話からインターネット105を介した音声通話への切換の手順について説明する。
【0098】
図8に示した手順により、着信側主導でインターネット105を介した音声通話から公衆電話回線網107を介した通常通話への切換が行われると、発信側の第1インターネット接続装置103Sでは、ステップS911〜S91Nのように、予め決められているインターネット通話品質調査信号データをIPパケットに入れて、定期的に着信側の第2インターネット接続装置103Rに送信する。具体的には、インターネット通話品質検査部211によりインターネット通話品質調査信号データを生成し、IPパケット処理部209によりIPパケットのデータ部にこれを入れ、宛先アドレスを第2インターネット接続装置103RのIPアドレスとして、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。
【0099】
次に、ステップS921〜S92Nでは、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、自分宛のIPパケットを受信するが、ステップS921において、IPパケット内のデータがインターネット通話品質調査信号データであると認識した場合には、全体制御部225の制御の下にタイマ部215をスタートさせる。
【0100】
一方、IPパケット処理部209では、第1インターネット接続装置103SにおいてIPパケット化の際に番号付けした番号が受信IPパケットから取り出されるので、インターネット通話品質検査部211により、タイマ部215が所定時間tを計時する間のIPパケットの連続する番号の個数を順番に計数し、その数が予め決められた数nと比較して、「IPパケット数>n」の場合には、インターネット通話品質が改善したと判断する。
【0101】
全体制御部225では、インターネット通話品質改善の判断に基づき、公衆電話回線網107を介した通常通話を切断して、インターネット105を介したインターネット通話への移行を開始する。一方、「IPパケット数<n」の場合には、インターネット通話品質は劣化したままなので、この場合には通常通話を継続し、タイマ部215を再スタートさせる。
【0102】
インターネット105を介したインターネット通話への移行は、まずステップS931において、着信側の第2インターネット接続装置103Rは、インターネット通話品質検査部211によりインターネット通話再開信号データを生成し、IPパケット処理部209によりIPパケットのデータ部にこれを入れ、宛先アドレスを第1インターネット接続装置103SのIPアドレスとして、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に送出する。
【0103】
次に、ステップS932では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、xDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105から自分宛に送られてきたIPパケットを受信し、IPパケット処理部209により、着信側の第2インターネット接続装置103Rからのインターネット通話再開信号データであることを認識すると、インターネット通話への移行を開始する。
【0104】
次に、ステップS933では、発信側の第1インターネット接続装置103Sにおいて、公衆回線網インタフェース部205を介し公衆電話回線網107に対して切断信号を送出する。なお、これ以降の通話はインターネット通話として扱われ、通話相手からの着呼以外は拒否し、公衆回線網インタフェース部205を介して話中音を公衆電話回線網107に対して送出する。
【0105】
次に、ステップS934では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、公衆電話回線網107を経て送られてきた発信側の第1インターネット接続装置103Sからの切断信号を、公衆回線網インタフェース部205を介して受け取り、全体制御部225でこれを検知し、これ以降の通話をインターネット通話として扱う。なお、通話相手からの着呼以外は拒否し、公衆回線網インタフェース部205を介して話中音を公衆電話回線網107に対して送出する。
【0106】
さらに、ステップS935では、着信側の第2インターネット接続装置103Rにおいて、全体制御部225が公衆電話回線網107からの切断信号を検知すると、公衆回線網インタフェース部205を介し公衆電話回線網107に対して終話信号を送出し、公衆電話回線網107による通常通話を終了する。
【0107】
以上説明したように、本実施形態のネットワーク接続装置103S,103R、通信システムおよび通信方法では、第1ネットワーク接続装置103Sにおいて、自分側電話番号記憶部221に(自分側電話番号記憶ステップにより)付属の第1アナログ電話機101Sの電話番号を記憶しておき、また、公衆電話回線網107を利用した第1アナログ電話機101Sによるダイヤル発呼時には、相手側電話番号記憶部223に(相手側電話番号記憶ステップにより)第2アナログ電話機101Rの電話番号を保存する。一方、第2ネットワーク接続装置103Rでも、自分側電話番号記憶部221に(自分側電話番号記憶ステップにより)第2アナログ電話機101Rの電話番号を記憶しておき、第1ネットワーク接続装置103S(第1アナログ電話機101S)からの着呼を検出した時には、相手側電話番号記憶部223に(相手側電話番号記憶ステップにより)第1アナログ電話機101Sの電話番号を保存し、また、全体制御部225の制御の下にIPパケット処理部209(同報送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして所定のマルチキャストアドレスと、発信元アドレスとして第2ネットワーク接続装置103RのIPアドレスと、データとして自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223に保存された電話番号と、を含むIPパケットをxDSLモデムインタフェース部203を介してインターネット105に対して送信する。
【0108】
次に、第1ネットワーク接続装置103Sでは、公衆電話回線網107を利用したダイヤル発呼後に、xDSLモデムインタフェース部203を介して(第1受信制御ステップにより)、第2ネットワーク接続装置103Rからマルチキャスト送信されたIPパケットを受信して、該IPパケット内の電話番号と自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223に保存された電話番号とをそれぞれ比較し、該比較において両者がそれぞれ一致したときに、相手側IPアドレス記憶部219に(相手側ネットワークアドレス記憶ステップにより)IPパケット内の発信元アドレスを保存する。また、該比較において両者が一致したときには、全体制御部225の制御の下にIPパケット処理部209(第2送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして相手側IPアドレス記憶部219に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして第1ネットワーク接続装置103SのIPアドレスと、データとして自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223に保存された電話番号と、を含むIPパケットをインターネット105に対してxDSLモデムインタフェース部203を介して送信すると共に、発呼中である公衆電話回線網107を解放する。
【0109】
次に、第2ネットワーク接続装置103Rではマルチキャスト送信した後に、第1ネットワーク接続装置103SではIPパケット送信した後に、それぞれ、全体制御部225の制御の下にIPパケット処理部209(第2受信制御ステップ)により、相手のネットワーク接続装置から送信されるIPパケットを受信して、該IPパケット内の電話番号と自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223に保存された電話番号とをそれぞれ比較し、該比較において両者がそれぞれ一致したときに、全体制御部225の制御の下にIPパケット処理部209(第3送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして相手側IPアドレス記憶部219に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして第2ネットワーク接続装置103Rまたは第1ネットワーク接続装置103SのIPアドレスと、データとして自分側電話番号記憶部221および相手側電話番号記憶部223に保存された電話番号並びに音声データと、を含むIPパケットをインターネットに対して送信する。なお、第2ネットワーク接続装置103Rでは、比較において両者が一致したときには、相手側IPアドレス記憶部219に(相手側ネットワークアドレス記憶ステップにより)IPパケット内の発信元アドレスを保存しておく。
【0110】
以降は、(第2受信制御ステップにより)受信したIPパケット内の電話番号を確認しながら、(第3送信制御ステップにより)IPパケットを送信することにより、インターネット105を介した音声通話が行われることになる。このように、TCP/IPプロトコルを用いたxDSL通信によりIPパケットを送受信してインターネット105を介した音声通話を行い、より通信コストの低いインターネット電話システムでの通話を行うことができる。また、より簡単な手段構成で低コストのインターネット電話システムの構築が可能となる。
【0111】
また、本実施形態では、インターネット105を利用した音声通話を行っている時に、インターネット通話品質検査部211(第1切替制御ステップ)により、一定時間内に受信したIPパケットの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を下回るときに、公衆電話回線網107を利用した音声通話に切り替える。
【0112】
このように、インターネット105を利用した音声通話において、音声品質が劣化したことを一定時間内の受信IPパケット数により判断し、音声品質が劣化したときには、自動的に公衆電話回線網107を利用した音声通話に切り替えるので、状況によって会話が途切れたり、欠落するなど、音声品質が低下した場合でも、公衆電話回線網107を利用した通常の音声通話に切り替えて、通話時の音声品質を維持することができる。
【0113】
また、インターネット105を利用した音声通話から公衆電話回線網107を利用した音声通話に切り替えた後に、インターネット通話品質検査部211およびIPパケット処理部209(第4送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして相手側IPアドレス記憶部219に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして第1ネットワーク接続装置103Sまたは第2ネットワーク接続装置103RのIPアドレスと、データとして送信順にふられた番号と、を含むIPパケットをインターネット105に対して定期的に送信するようにし、第2ネットワーク接続装置103Rまたは第1ネットワーク接続装置103Sでは、インターネット通話品質検査部211およびIPパケット処理部209(第2切替制御ステップ)により、相手側のネットワーク接続装置より定期的に送信されるIPパケットを受信し、一定時間内における該IPパケットの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を上回るときに、インターネット105を利用した音声通話に切り替える。
【0114】
このように、公衆電話回線網107を利用した音声通話に切り替えた後にも定期的に品質検査用のデータブロックを送受信して、インターネット105における音声品質が改善したことを一定時間内の受信IPパケット数により判断し、音声品質が改善したときには、自動的にインターネット105を利用した音声通話に切り替えるので、通話時の音声品質を維持しつつ、より通信コストの低いインターネット105を利用した音声通話を優先的に行うことができる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネットワーク接続装置、通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体によれば、(第1)ネットワーク接続装置において、公衆回線網を利用した付属の(第1)電話機によるダイヤル発呼時には、相手側電話番号記憶手段に(相手側電話番号記憶ステップにより)相手側(第2)電話機の電話番号を保存し、一方、他の(第2)ネットワーク接続装置では、(第1)ネットワーク接続装置に付属の(第1)電話機からの着呼を検出した時には、相手側電話番号記憶手段に(相手側電話番号記憶ステップにより)(第1)電話機の電話番号を保存し、また、同報送信制御手段(同報送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該(第2)ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第1データブロックを第2のネットワークに対して同報送信する。
【0116】
次に、(第1)ネットワーク接続装置では、公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、第1受信制御手段(第1受信制御ステップ)により、他の(第2)ネットワーク接続装置から同報送信される第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較し、該比較において両者がそれぞれ一致したときに、相手側ネットワークアドレス記憶手段に(相手側ネットワークアドレス記憶ステップにより)第1データブロック内の発信元アドレスを保存し、第2送信制御手段(第2送信制御ステップ)により、宛先アドレスとして相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該(第1)ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして自分側電話番号記憶手段および相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第2データブロックを第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放し、以降は、第2受信制御手段(第2受信制御ステップ)により受信したデータブロック内の電話番号を確認しながら、第3送信制御手段(第3送信制御ステップ)によりデータブロックを送信する。このようにして、第2のネットワークによる音声通話を行うこととしたので、通信コストをより低減できるインターネット電話システムを構築することができ、また、より簡単な手段構成で低コストのインターネット電話システムの構築が可能となる。
【0117】
また、本発明によれば、第2のネットワークを利用した音声通話において、音声品質が劣化したことを一定時間内の受信データブロック数により判断し、音声品質が劣化したときには、自動的に公衆回線網を利用した音声通話に切り替えることとしたので、音声品質が低下した場合でも、公衆回線網を利用した通常の音声通話に切り替えて、通話時の音声品質を維持することができる。
【0118】
さらに、公衆回線網を利用した音声通話に切り替えた後にも定期的に品質検査用のデータブロックを送受信して、第2のネットワークにおける音声品質が改善したことを一定時間内の受信データブロック数により判断し、音声品質が改善したときには、自動的に第2のネットワークを利用した音声通話に切り替えることとしたので、通話時の音声品質を維持しつつ、より通信コストの低い第2のネットワークを利用した音声通話を優先的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るネットワーク接続装置の構成図である。
【図3】インターネットを介した通話の確立までを説明する説明図である。
【図4】インターネットを介した音声通話を説明する説明図である。
【図5】インターネットを介した音声通話の切断までを説明する説明図である。
【図6】発信側主導でインターネットを介した音声通話から公衆電話回線網を介した通常通話への切換を説明する説明図である。
【図7】発信側主導で公衆電話回線網を介した通常通話からインターネットを介した音声通話への切換を説明する説明図である。
【図8】着信側主導でインターネットを介した音声通話から公衆電話回線網を介した通常通話への切換を説明する説明図である。
【図9】着信側主導で公衆電話回線網を介した通常通話からインターネットを介した音声通話への切換を説明する説明図である。
【符号の説明】
101S 第1アナログ電話機
101R 第2アナログ電話機
103S 第1インターネット接続装置
103R 第2インターネット接続装置
105 インターネット(第2のネットワーク)
107 公衆電話回線網
201 アナログ電話インタフェース部
203 xDSLモデムインタフェース部
205 公衆回線網インタフェース部
207 A/D・D/A音声処理部
209 IPパケット処理部
211 インターネット通話品質検査部
213 DTMF信号検知・生成/モデム信号復調部
215 タイマ部
217 自分側IPアドレス記憶部
219 相手側IPアドレス記憶部
221 自分側電話番号記憶部
223 相手側電話番号記憶部
225 全体制御部
Claims (7)
- 公衆回線網および第2のネットワークに接続され、前記公衆回線網または前記第2のネットワークを介して行われる当該ネットワーク接続装置に付属の電話機と他のネットワーク接続装置に付属の電話機との間の通話接続を制御するネットワーク接続装置であって、
当該ネットワーク接続装置に付属の電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶手段と、
前記公衆回線網を利用した当該ネットワーク接続装置に付属の電話機によるダイヤル発呼時、または、他のネットワーク接続装置に付属の電話機からの着呼を検出した時に相手側電話機の電話番号を保存する相手側電話番号記憶手段と、
他のネットワーク接続装置に付属の電話機からの着呼を検出したときに、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第1データブロックを前記第2のネットワークに対して同報送信する同報送信制御手段と、
前記公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、他のネットワーク接続装置から同報送信される前記第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第1受信制御手段と、
前記第1受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記第1データブロック内の発信元アドレスを保存する相手側ネットワークアドレス記憶手段と、
前記第1受信制御手段による比較において両者が一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第2データブロックを前記第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する第2送信制御手段と、
前記同報送信制御手段により同報送信した後、または、前記第2送信制御手段により送信した後に、他のネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御手段と、
前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御手段と、
を有することを特徴とするネットワーク接続装置。 - 前記第3送信制御手段が送信するデータブロックは、送信順にふられた番号を含み、
前記ネットワーク接続装置は、
前記第2のネットワークを利用した音声通話時に、一定時間内に受信したデータブロックの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を下回るときに、前記公衆回線網を利用した音声通話に切り替える第1切替制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。 - 前記第1切替制御手段により前記第2のネットワークを利用した音声通話から前記公衆回線網を利用した音声通話に切り替えた後に、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして送信順にふられた番号と、を含む第3データブロックを前記第2のネットワークに対して定期的に送信する第4送信制御手段と、
他のネットワーク接続装置の前記第4送信制御手段から定期的に送信される第3データブロックを受信し、一定時間内における該第3データブロックの連続した番号の個数を計数して、該計数値が所定値を上回るときに、前記第2のネットワークを利用した音声通話に切り替える第2切替制御手段と、
を有することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク接続装置。 - 公衆回線網および第2のネットワークに接続された第1ネットワーク接続装置および第2ネットワーク接続装置と、前記第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機と、前記第2ネットワークに付属の第2電話機と、を備えた通信システムであって、
前記第1ネットワーク接続装置は、
前記第1電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶手段と、
前記公衆回線網を利用した前記第1電話機によるダイヤル発呼時に相手側電話機の電話番号を保存する相手側電話番号記憶手段と、
前記公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、前記第2ネットワーク接続装置から同報送信される第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第1受信制御手段と、
前記第1受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記第1データブロック内の発信元アドレスを保存する相手側ネットワークアドレス記憶手段と、
前記第1受信制御手段による比較において両者が一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第2データブロックを前記第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する第2送信制御手段と、
前記第2送信制御手段により送信した後に、前記第2ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御手段と、
前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御手段と、を有し、
前記第2ネットワーク接続装置は、
前記第2電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶手段と、
第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出した時に該第1電話機の電話番号を保存する相手側電話番号記憶手段と、
第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出したときに、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号と、を含む第1データブロックを前記第2のネットワークに対して同報送信する同報送信制御手段と、
前記同報送信制御手段により同報送信した後に、前記第1ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御手段と、
前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記データブロック内の発信元アドレスを保存する相手側ネットワークアドレス記憶手段と、
前記第2受信制御手段による比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶手段に保存されたアドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶手段および前記相手側電話番号記憶手段に保存された電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御手段と、
を有することを特徴とする通信システム。 - 公衆回線網および第2のネットワークに接続された第1ネットワーク接続装置および第2ネットワーク接続装置と、前記第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機と、前記第2ネットワークに付属の第2電話機と、を備えた通信システムの通信方法であって、
前記第1ネットワーク接続装置において、
前記第1電話機の電話番号を保存する自分側電話番号記憶ステップと、
前記公衆回線網を利用した前記第1電話機によるダイヤル発呼時に相手側電話機の電話番号を記憶する相手側電話番号記憶ステップと、
前記公衆回線網を利用したダイヤル発呼後に、前記第2ネットワーク接続装置から同報送信される第1データブロックを受信して、該第1データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号とをそれぞれ比較する第1受信制御ステップと、
前記第1受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記第1データブロック内の発信元アドレスを記憶する相手側ネットワークアドレス記憶ステップと、
前記第1受信制御ステップによる比較において両者が一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶ステップで記憶したアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号と、を含む第2データブロックを前記第2のネットワークに対して送信すると共に、発呼中である公衆回線網を解放する第2送信制御ステップと、
前記第2送信制御ステップにより送信した後に、前記第2ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御ステップと、
前記第2受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶ステップで記憶したアドレスと、発信元アドレスとして当該第1ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御ステップと、を有し、
前記第2ネットワーク接続装置において、
前記第2電話機の電話番号を記憶する自分側電話番号記憶ステップと、
第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出した時に該第1電話機の電話番号を記憶する相手側電話番号記憶ステップと、
第1ネットワーク接続装置に付属の第1電話機からの着呼を検出したときに、宛先アドレスとして所定の同報通信アドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号と、を含む第1データブロックを前記第2のネットワークに対して同報送信する同報送信制御ステップと、
前記同報送信制御ステップにより同報送信した後に、前記第1ネットワーク接続装置から送信されるデータブロックを受信して、該データブロック内の電話番号と前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号とをそれぞれ比較する第2受信制御ステップと、
前記第2受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、前記データブロック内の発信元アドレスを記憶する相手側ネットワークアドレス記憶ステップと、
前記第2受信制御ステップによる比較において両者がそれぞれ一致したときに、宛先アドレスとして前記相手側ネットワークアドレス記憶ステップで記憶したアドレスと、発信元アドレスとして当該第2ネットワーク接続装置のネットワークアドレスと、データとして前記自分側電話番号記憶ステップおよび前記相手側電話番号記憶ステップで記憶した電話番号並びに音声データと、を含むデータブロックを前記第2のネットワークに対して送信する第3送信制御ステップと、
を有することを特徴とする通信方法。 - 請求項5に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項5に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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