JP3641086B2 - 目地ガスケットの止め部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用の外壁パネル間の目地空間に沿って嵌入されたガスケットシール材を固定して収縮及び脱落を防止する目地ガスケットの止め部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、住宅用の外壁パネル1,1間の目地2にはガスケットシール材3が嵌入されている。ガスケットシール材3の両側面にはそれぞれ対になった目地幅よりも広い複数のシールリップ部3aと3b,3cと3d,3eと3fが形成されていて、このシール材の嵌入でシールリップ部が湾曲し目地2の側面に弾接することにより雨水の住居への侵入を防止している。なお、外壁パネル1は、外装材1aとパネルフレーム1bからなっている。
ガスケットシール材3の底部の所定間隔を離した位置には止め部材4が複数(図6ではそのうちの1つだけを示した)取り付けられている。
【0003】
止め部材4は、図7に示すように、両側面が折り曲げ可能な板であり、嵌入時にガスケットシール材3の先端部、すなわちシールリップ部3aと3bをその板にのせて中央部4aを折り返して、かしめることによりガスケットシール材3に取り付けられるようになっている。
このような止め部材4を使用することによって、ガスケットシール材3は長期間にわたって収縮及び脱落の心配がなく外観を良好に保つことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例に示す目地ガスケットの止め部材4はガスケットシール材3と目地2との間に位置して取り付けられるため、外部から視認することができない。このため、設計通りに納まっているか否か確認することができない。また、長期間経過後にも取り付けが強固であるか否か確認することもできないといった問題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、上記課題を解消することにあり、取り付け状態を視認することができ、しかも長期にわたり収縮及び脱落の心配のない目地ガスケットの止め部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の目地ガスケットの止め部材(10)は、住宅用の外壁パネル(1,1)間の目地(2)に嵌入されたガスケットシール材(15)を固定する目地ガスケットの止め部材(10)において、ガスケットシール材(15)の端部から長手方向に形成された中空部(16)に嵌入される爪部(11)と、爪部(11)の嵌入方向に対して略直角内側に折れ曲がって形成され、外壁パネル(1,1)の端部に固定するための貼着層が裏面に設けられた平板(12)と、からなるものである(請求項1)
【0007】
また、本発明の目地ガスケットの止め部材(20)は、少なくとも二対のシールリップ部(25aと25b,25cと25d)が側面部に形成され、住宅用の外壁パネル(1,1)間の目地(2)に嵌入されたガスケットシール材(25)を固定する目地ガスケットの止め部材(20)において、ガスケットシール材(25)の二対のシールリップ部(25aと25b,25cと25d)の間に挿入されるとともに係止される爪部(21)と、爪部(21)の挿入方向に対して略直角内側に折れ曲がって形成され、外壁パネル(1,1)の端部に固定するための貼着層が裏面に設けられた平板(22)と、からなるものである(請求項2)。
【0008】
なお、請求項1又は請求項2において貼着層は、両面テープ(13)を貼着することにより設けられたものであることが好ましい(請求項3)。
【0009】
なお、括弧内の記号は図面に示し後述する発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0010】
請求項1に記載の目地ガスケットの止め部材によれば、爪部と平板とからなり、爪部が住宅用の外壁パネル間の目地に嵌入されたガスケットシール材の端部に形成された中空部に嵌入され、平板が外壁パネルの端部に貼着層を介して固定されるので、取り付け時は常に外部に露出した状態である。したがって、長期にわたり収縮及び脱落の心配がなく、また止め部材によるガスケットシール材の取り付け状態を視認することができるので安心である。
【0011】
また、請求項2に記載の目地ガスケットの止め部材によれば、爪部と平板とからなり、爪部が少なくとも二対のシールリップ部が側面部に形成され、住宅用の外壁パネル間の目地に嵌入されたガスケットシール材の二対のシールリップ部の間に挿入、係止され、平板が外壁パネルの端部に貼着層を介して固定されるので、取り付け時は常に外部に露出した状態である。したがって、長期にわたり収縮及び脱落の心配がなく、また止め部材によるガスケットシール材の取り付け状態を視認することができるので安心である。また、請求項1の止め部材と異なり特に中空部が形成されていないガスケットシール材の固定も可能である。
【0012】
更に好ましくは、貼着層は、両面テープを貼着することにより設けるので、施工作業が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施形態に係る目地ガスケットの止め部材について説明する。なお、従来例で示した部分と同一の部分には同じ番号を記した。
図1は本実施形態に係る目地ガスケットの止め部材10の展開図,図2はその先端爪部11がA線で折り曲げられた状態を示す側面図,図3は止め部材10の取り付けを示す斜視図,及び図4は止め部材10が取り付けられた様子を示す拡大側面図である。
【0014】
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る目地ガスケットの止め部材10は、A線を中心にして折曲可能な先端側の爪部11と後端側の薄い平板12からなり、平板12の裏面には両面テープ13が貼着されることにより貼着層が設けられている。この貼着層は、テープを使用しなくても例えば接着剤等の薬品を塗布するなどによって形成することができるが施工の容易性から両面テープ13を使用することが好ましい。なお、止め部材10を使用する場合には図2に示すように略直角(L字状)に折り曲げた状態にされる。すなわち、平板12は爪部11の延びる方向(嵌入方向)に対して略直角で取り付け時には内側に折れ曲がった状態に形成されている。
爪部11は矢じり状で、嵌入後の保持を確実かつ強固にするためにかえし11aが形成されている。爪部11の幅はそれが嵌入される、後述するガスケットシール材15に形成された中空部16の横幅よりも広くされている。また、平板12は0.2mm〜0.5mm程度の薄板であり、その材質は錆に強いステンレスなどの金属板や樹脂成型品の板からなる。また、両面テープ13はアクリル系やブチル系の粘着テープである。
【0015】
次に、図3及び図4を参照して、以上のようにして構成される目地ガスケットの止め部材10によって住宅用の外壁パネル1,1間の目地2に嵌入されたガスケットシール材15を固定する様子を示す。なお、ガスケットシール材15の両側面にはそれぞれ対になった目地幅よりも広い複数のシールリップ部15aと15b,15cと15d,15eと15fが形成されていて、このシール材の嵌入でシールリップ部が湾曲し目地2の側面に弾接することにより雨水の住居への侵入を防止している。また、ガスケットシール材15の端部からシール材が延びる長手方向には中空部16が形成されている。なお、外壁パネル1は、外装材1aと鉄製のパネルフレーム1bからなっている。
すなわち、目地2に嵌入された後のガスケットシール材15の固定は、図3に示すように、外壁パネル1の端部側から止め部材10を、その平板12をパネルフレーム1bに平行にした状態で進入させ、爪部11をガスケットシール材15の中空部16に嵌入させた後、平板12を両面テープ13を使用して外壁パネル1のパネルフレーム1bの端部に貼り付け固定するものである。
【0016】
なお、図3及び図4にはガスケットシール材15の一方の端部の固定を示したが、他方も同様な止め部材10によって、すなわち、ガスケットシール材15は2つの止め部材10によって両端がそれぞれ確実にかつ強固に固定されている。このように止め部材10は、外側に露出しているためいつでも視認することができるので、取り付け状態のチェックが簡単に行える。
【0017】
図5は、本発明の他の実施形態に係る目地ガスケットの止め部材20を示す斜視図である。この止め部材20は、少なくとも二対のシールリップ部、この実施形態では三対のシールリップ部25aと25b,25cと25d,25eと25fが側面部に形成され、住宅用の外壁パネル1,1間の目地に嵌入されたガスケットシール材25を固定するものであり、止め部材10と同様に爪部21と、爪部21の挿入方向に対して略直角内側に折れ曲がって形成され、外壁パネル1のパネルフレーム1bの端部に固定するための貼着層が両面テープ(図示しない)によって裏面に設けられた平板22とから構成されている。そして、ガスケットシール材の二対のシールリップ部25aと25b,25cと25dの間に爪部21を挿入させ、係止し、平板22をパネルフレーム1bに貼り付け固定するものである。
止め部材10と同様に止め部材20も、外側に露出しているためいつでも視認することができるので、取り付け状態のチェックが簡単に行える。
【0018】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の目地ガスケットの止め部材によれば、従来例と同様に長期にわたり収縮及び脱落の心配がないのに加え、取り付け時は常に外部に露出した状態であるので、止め部材によるガスケットシール材の取り付け状態を視認することができ安心である。
【0019】
更に好ましくは、貼着層は、両面テープを貼着することにより設けるので、施工作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る目地ガスケットの止め部材10の展開図である。
【図2】図1に示す止め部材10の先端爪部11が折り曲げられた状態を示す側面図である。
【図3】図1に示す目地ガスケットの止め部材10の取り付けを示す斜視図である。
【図4】図1に示す目地ガスケットの止め部材10が取り付けられた様子を示す拡大側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る目地ガスケットの止め部材20を示す斜視図である。
【図6】従来例に示す目地ガスケットの止め部材4の取り付けを示す斜視図である。
【図7】図6に示す止め部材4にガスケットシール材3が取り付けられた様子を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル
1a 外装材
1b パネルフレーム
2 目地
3 ガスケットシール材
3aと3b,3cと3d,3eと3f シールリップ部
4 止め部材
10 止め部材
11 爪部
12 平板
13 両面テープ
15 ガスケットシール材
16 中空部
15aと15b,15cと15d,15eと15f シールリップ部
20 止め部材
21 爪部
22 平板
25 ガスケットシール材
25aと25b,25cと25d,25eと25f シールリップ部
Claims (3)
- 住宅用の外壁パネル間の目地に嵌入されたガスケットシール材を固定する目地ガスケットの止め部材において、前記ガスケットシール材の端部から長手方向に形成された中空部に嵌入される爪部と、該爪部の嵌入方向に対して略直角内側に折れ曲がって形成され、前記外壁パネルの端部に固定するための貼着層が裏面に設けられた平板と、からなることを特徴とする目地ガスケットの止め部材。
- 少なくとも二対のシールリップ部が側面部に形成され、住宅用の外壁パネル間の目地に嵌入されたガスケットシール材を固定する目地ガスケットの止め部材において、前記ガスケットシール材の二対のシールリップ部の間に挿入されるとともに係止される爪部と、該爪部の挿入方向に対して略直角内側に折れ曲がって形成され、前記外壁パネルの端部に固定するための貼着層が裏面に設けられた平板と、からなることを特徴とする目地ガスケットの止め部材。
- 前記貼着層は、両面テープを貼着することにより設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の目地ガスケットの止め部材。
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JP30372096A JP3641086B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 目地ガスケットの止め部材 |
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JP (1) | JP3641086B2 (ja) |
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1996
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