JP3639211B2 - モータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシとコンミテータとの間で発生する電磁ノイズを抑制するための回路をハウジング内に備えたモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
直流モータは、その回転時において、ブラシとコンミテータとの間で電磁ノイズが発生する。この電磁ノイズは、ブラシに供給する電源にノイズが多く含まれる時に多く発生する。そのため、ブラシに供給する電源を平滑化すべくコンデンサやチョークコイル等を用いた周知構成のノイズ防止回路がモータ内に備えられているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記モータの小型化(薄型化)を図るために、円筒状のハウジングより小型(薄型)に構成できる扁平円筒状のハウジングが用いられる。そして、このような扁平円筒状のハウジングを用いたモータの更なる小型化を図るため、ハウジング内にチョークコイル等の電子部品を効率よく配置することが要求されている。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、部品を効率よく配置して小型化を図ることができるモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、一対の平面部と該平面部の両端を繋ぐ一対の円弧部とを備えた扁平円筒状に形成され、ブラシ及びコンミテータ等のモータ構成部品を収容する導電性のヨークハウジングと、前記ヨークハウジングの開口部近傍に配置され、前記ブラシに供給する電源を平滑化してブラシ・コンミテータ間の電磁ノイズの発生を防止すべく略円筒状のチョークコイル等で構成したノイズ防止回路とを備えたモータであって、前記チョークコイルは、前記ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容され、前記ヨークハウジングにおける平面部と円弧部との間の角部近傍においてその軸線が前記ヨークハウジングの中心軸線と略平行となるように配置され、前記チョークコイル収容部は、前記ヨークハウジングに嵌合する壁部と、前記チョークコイルの軸方向に延出されて該チョークコイルを押圧保持する弾性片とを備え、前記弾性片は、前記チョークコイルがチョークコイル収容部に収容された状態で、前記チョークコイルを壁部方向へ弾性的に押圧する。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記ノイズ防止回路には、コンデンサが備えられるものであって、前記コンデンサは、前記ヨークハウジングにおける平面部の中央部近傍に配置される。
【0008】
請求項3に記載の発明は、一対の平面部と該平面部の両端を繋ぐ一対の円弧部とを備えた扁平円筒状に形成され、ブラシ及びコンミテータ等のモータ構成部品を収容する導電性のヨークハウジングと、前記ヨークハウジングの開口部近傍に配置され、前記ブラシに供給する電源を平滑化してブラシ・コンミテータ間の電磁ノイズの発生を防止すべく略円筒状のチョークコイルやコンデンサ等で構成したノイズ防止回路及びサーキットブレーカを備えたモータであって、前記チョークコイルは、前記ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容され、前記ヨークハウジングにおける平面部と円弧部との間の角部近傍においてその軸線が前記ヨークハウジングの中心軸線と略平行となるように配置され、前記チョークコイル収容部は、前記ヨークハウジングに嵌合する壁部と、前記チョークコイルの軸方向に延出されて該チョークコイルを押圧保持する弾性片とを備え、前記弾性片は、前記チョークコイルがチョークコイル収容部に収容された状態で、前記チョークコイルを壁部方向へ弾性的に押圧し、前記コンデンサは、前記ヨークハウジングにおける平面部の中央部近傍に配置され、前記サーキットブレーカは、前記コンデンサが配置される平面部と対向する平面部の中央部近傍に配置される。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のモータにおいて、前記コンデンサは、前記ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたコンデンサ収容部に収容される。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記コンデンサの接地側端子は、前記ヨークハウジングと前記ブラシホルダとの組み付け時に前記ヨークハウジングに電気的に接続するようにした。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1又は3に記載のモータにおいて、前記ブラシは、その長手方向軸線が前記ヨークハウジングの中心軸線と交差し前記各円弧部の中央部を通過する直線上となるように配置される。
【0013】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ノイズ防止回路を構成するチョークコイルは、ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容され、ヨークハウジングにおける平面部と円弧部との間の角部近傍においてその軸線がヨークハウジングの中心軸線と略平行となるように配置される。ここで、ヨークハウジングの中心部分はモータ構成部品の1つである回転子が配置されるので、該ハウジングの平面部と円弧部との間の角部はその回転子との間隔が広く取れる場所である。従って、チョークコイルはノイズ防止回路を構成するその他の電子部品、例えばコンデンサと比べて比較的大きい電子部品であるので、平面部と円弧部との間の角部近傍に配置することで、ハウジング内のスペース効率を向上することができ、小型化を図ることができる。しかも、このようなチョークコイルは、一般に略円筒状をなし、その直径より軸方向に長く形成されているので、該チョークコイルをヨークハウジングの中心軸線と略平行に配置することで、該中心軸線と直交する平面におけるチョークコイルの配置スペースの増大を極力抑えることができる。又、チョークコイルはブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容されるので、チョークコイルを支持するための特別な部材を必要とせず、部品数、組み立て工数を低減することができる。又、チョークコイル収容部に収容されることによりチョークコイルの移動を規制できるので、他部材との接触を防止でき、チョークコイルの破損防止、絶縁性を向上することができる。さらに、チョークコイル収容部はチョークコイルを押圧保持する弾性片が備えられる。そのため、チョークコイルのはんだ付け前において該コイルを収容した状態では、チョークコイルは弾性片の弾性力により押圧保持されるので、チョークコイル収容部からの抜けが防止され、チョークコイルのはんだ付け作業の作業性を向上することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、ノイズ防止回路にはコンデンサが備えられるものであり、そのコンデンサはヨークハウジングにおける平面部の中央部近傍に配置される。ここで、ヨークハウジングの中心部分は回転子が配置されるので、該ハウジングの平面部の中央部はその回転子との間隔が狭い場所である。従って、コンデンサはチョークコイルと比べて比較的小さい電子部品であるので、平面部の中央部近傍に配置することで、ハウジング内のスペース効率を向上することができ、小型化を図ることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、ノイズ防止回路を構成するチョークコイルは、ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容され、ヨークハウジングにおける平面部と円弧部との間の角部近傍においてその軸線がヨークハウジングの中心軸線と略平行となるように配置される。ここで、ヨークハウジングの中心部分はモータ構成部品の1つである回転子が配置されるので、該ハウジングの平面部と円弧部との間の角部はその回転子との間隔が広く取れる場所である。従って、チョークコイルはノイズ防止回路を構成するその他の電子部品、例えばコンデンサと比べて比較的大きい電子部品であるので、平面部と円弧部との間の角部近傍に配置することで、ハウジング内のスペース効率を向上することができ、小型化を図ることができる。しかも、このようなチョークコイルは、一般に略円筒状をなし、その直径より軸方向に長く形成されているので、該チョークコイルをヨークハウジングの中心軸線と略平行に配置することで、該中心軸線と直交する平面におけるチョークコイルの配置スペースの増大を極力抑えることができる。又、ノイズ防止回路を構成するコンデンサは、ヨークハウジングにおける平面部の中央部近傍に配置される。ここで、ヨークハウジングの中心部分は回転子が配置されるので、該ハウジングの平面部の中央部はその回転子との間隔が狭い場所である。従って、コンデンサはチョークコイルと比べて比較的小さい電子部品であるので、平面部の中央部近傍に配置することで、ハウジング内のスペース効率を向上することができ、小型化を図ることができる。更に、サーキットブレーカは、コンデンサが配置される平面部と対向する平面部の中央部近傍に配置される。この場所もコンデンサと同様に回転子との間隔が狭い場所であるが、サーキットブレーカは一般に扁平な直方体形状をなしているので、この場所に配置することで、ハウジング内のスペース効率を向上することができ、小型化を図ることができる。又、チョークコイルはブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容されるので、チョークコイルを支持するための特別な部材を必要とせず、部品数、組み立て工数を低減することができる。又、チョークコイル収容部に収容されることによりチョークコイルの移動を規制できるので、他部材との接触を防止でき、チョークコイルの破損防止、絶縁性を向上することができる。さらに、チョークコイル収容部はチョークコイルを押圧保持する弾性片が備えられる。そのため、チョークコイルのはんだ付け前において該コイルを収容した状態では、チョークコイルは弾性片の弾性力により押圧保持されるので、チョークコイル収容部からの抜けが防止され、チョークコイルのはんだ付け作業の作業性を向上することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、コンデンサはブラシホルダに設けられたコンデンサ収容部に収容されるので、コンデンサを支持するための特別な部材を必要とせず、部品数、組み立て工数を低減することができる。又、コンデンサ収容部に収容されることによりコンデンサの移動を規制できるので、他部材との接触を防止でき、コンデンサの破損防止、絶縁性を向上することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、コンデンサの接地側端子はヨークハウジングとブラシホルダとの組み付け時にヨークハウジングに電気的に接続する。従って、コンデンサの接地側端子をヨークハウジングに電気的に接続するための工程が必要ない。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、ブラシは、その長手方向軸線がヨークハウジングの中心軸線と交差し各円弧部の中央部を通過する直線上となるように配置される。従って、ブラシの幅方向(前記直線と直交する方向)で大きなスペースを確保できるので、ブラシの大型化に容易に対応することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の減速機構付きモータを示す。減速機構付きモータ1の駆動源としてのモータ部2は、導電性金属材料よりなるヨークハウジング3、回転軸4を有する回転子5、マグネット6、ブラシ7a,7bを支持するブラシホルダ8等を備えている。
【0023】
ヨークハウジング3は略有底扁平円筒状に形成され、図2及び図3に示すように、互いに平行な一対の平面部3aと、該平面部3aの両端部を繋ぐ一対の円弧部3bとを備えている。又、ヨークハウジング3の底部3cには軸受9が固定され、該軸受9は回転軸4の基端部(図1における上端部)を回転可能に支持する。ヨークハウジング3の開口部3dには、突出した回転軸4を覆うように樹脂材料よりなる樹脂ハウジング10がネジ11により組み付けられる。
【0024】
樹脂ハウジング10内は、その内部に配置される回転軸4の一部及びウォームホイール12等を収容可能な所定形状に形成される。樹脂ハウジング10内には2つの軸受13,14が固定され、該軸受13,14は回転軸4の中央部及び先端部(図1における下端部)を回転可能に支持する。そして、回転軸4の軸受13,14間にはウォーム4aが形成され、このウォーム4aとウォームホイール12とが噛合うことにより、回転軸4と直交する方向に回転力を伝達するようになっている。
【0025】
前記ヨークハウジング3の開口部3dと、該ハウジング3を固定する樹脂ハウジング10の固定部10aとの間には、前記ブラシホルダ8が介装されている。ブラシホルダ8には、ヨークハウジング3の開口部3dに内嵌する嵌合部8aを有している。このブラシホルダ8にて支持されるブラシ7a,7bは、前記回転子5の開口部3d側に設けられるコンミテータ5aに摺接する。
【0026】
尚、前記ブラシ7a,7bは、略直方体状に形成されており、図2及び図3に示すように、その長手方向軸線L3がヨークハウジング3(回転軸4)の中心軸線L1と直交し各円弧部3bの中央部を通過する直線L2上となるように保持されている。そのため、ブラシ7a,7bの幅方向(図2及び図3において直線L2と直交する方向)で大きなスペースを確保できるので、ブラシ7a,7bの大型化に容易に対応することができる。
【0027】
前記ブラシホルダ8には、樹脂ハウジング10外部に露出する給電部15が一体に設けられている。この場合、給電部15は、前記直線L2に沿って延出して樹脂ハウジング10外部に露出し、その露出した部分からヨークハウジング3の前記軸線L1と平行に延出している。つまり、給電部15は、ヨークハウジング3の平面部3aの平面方向(ヨークハウジング3の扁平方向)に沿った形状に形成されている。従って、ヨークハウジング3の扁平方向はモータ1の扁平方向であるので、給電部15をその扁平方向に沿ってのびるように形成することで、モータ1の小型化(薄型化)が図られている。
【0028】
又、給電部15には、電源端子16a,16bがインサートされており、該端子16a,16bは、外部コネクタ(図示略)と連結するための連結凹部15a内に露出する。この連結凹部15aは、図1において前記軸線L1方向の上側が開口している。つまり、外部コネクタが図1の紙面手前からのびる場合や、紙面奥からのびる場合、どちらの場合においても外部コネクタが連結凹部15aに同様に連結できる。従って、このように給電部15を構成することで、モータ1の取り付け方向の自由度を向上させている。そして、給電部15の電源端子16a,16bは、前記ブラシ7a,7bにそれぞれ電気的に接続され、該ブラシ7a,7bに電源を供給する。
【0029】
図2及び図3に示すように、ブラシホルダ8には、図示しない回路基板が一体に構成され、その回路基板には、2つのコンデンサ21,22、2つのチョークコイル23,24及びサーキットブレーカ(PTC:Positive Temperature Coefficient)25等、各種電子部品が装着されている。コンデンサ21,22及びチョークコイル23,24は、図10に示すように、ブラシ7a,7bとコンミテータ5aとの間での電磁ノイズの発生を防止するノイズ防止回路20を構成している。ノイズ防止回路20は、各ブラシ7a,7bと該ブラシ7a,7bに電源を供給する前記電源端子16a,16b間に設けられている。
【0030】
即ち、ブラシ7aはチョークコイル23を介して電源端子16aに接続され、ブラシ7bはチョークコイル24及びサーキットブレーカ25を介して電源端子16bに接続される。又、ブラシ7aはコンデンサ21を介してヨークハウジング3に電気的に接続され、ブラシ7bはコンデンサ22を介してヨークハウジング3に電気的に接続される。そして、コンデンサ21,22及びチョークコイル23,24は、ブラシ7a,7bに供給する電源を平滑化し、該ブラシ7a,7bがコンミテータ5aに摺接する際の大きな電圧変化を抑制して、該ブラシ7a,7bとコンミテータ5aとの間で電磁ノイズが発生しないようにしている。
【0031】
このようなチョークコイル23,24は、図1〜図3に示すように、中心にコアが挿入固着される円筒状をなし、その直径より軸方向に長く形成されている。チョークコイル23,24の一端は、前記電源端子16a,16bに接続すべくブラシホルダ8に一体に設けた回路基板にそれぞれはんだ付けされて固定され、他端はブラシ7a,7bにピッグテール7cを介してそれぞれ接続される。この場合、チョークコイル23,24の他端23a,24aは、それぞれブラシ7a,7bの近傍かつ前記コンミテータ5aから離間した位置となるように設けられる。具体的には、他端23a,24aは、前記直線L2と平行で、それぞれチョークコイル23,24の中心を通過する中心線L4に対してブラシ7a,7b側で、かつ中心線L4と直交する方向の該コイル23,24の中心を通過する中心線L5に対して反コンミテータ5a側の位置に設けられる。つまり、この他端23a,24aに接続される各ピッグテール7cをコンミテータ5aから離間させ、該ピッグテール7cがコンミテータ5aに接触しないようにして、コンミテータ5aとの短絡を防止するようになっている。そして、チョークコイル23,24は、その軸線L6が一方の平面部3aと円弧部3bとの間の角部にそれぞれヨークハウジング3(回転軸4)の中心軸線L1と平行となるように配置される。
【0032】
つまり、前記チョークコイル23,24はコンデンサ21,22と比べて大きい電子部品であるので、該チョークコイル23,24を前記コンミテータ5aとの間隔が広く取れる角部近傍に配置して、ハウジング3内のスペース効率の向上を図っている。しかも、直径より軸方向に長いチョークコイル23,24をヨークハウジング3(回転軸4)の中心軸線L1と平行に配置することで、該ハウジング3の前記軸線L1と直交する平面におけるチョークコイル23,24の配置スペースの増大を極力抑えることができる。
【0033】
又、前記ブラシホルダ8には、図4に示すように、チョークコイル23,24を収容して位置規制するためのチョークコイル収容部8bがそれぞれ設けられている。チョークコイル収容部8bは、図5に示すように、その深さがチョークコイル23,24本体(円筒部分)の軸方向長さよりも深く形成され、収容したチョークコイル23,24本体が該収容部8bから突出しないようになっている。こうして、チョークコイル23,24と他部材(主に、ヨークハウジング3やコンミテータ5a)との接触を防止して、チョークコイル23,24の絶縁性を向上させている。
【0034】
前記チョークコイル収容部8bは、ヨークハウジング3に嵌合する外側壁部8cと弾性片8dとを備えている。弾性片8dと対向する外側壁部8cの内周面には、軸方向中央部に突起8eが形成されている。そして、チョークコイル23,24のはんだ付け前において該コイル23,24を収容した状態では、図5に示すように、突起8eが該コイル23,24の外周面の凹凸に係止し、弾性片8dは外側壁部8c方向の弾性的な押圧力によりその係止状態を維持するようになっている。従って、チョークコイル23,24のはんだ付け前においては、突起8e及び弾性片8dによりチョークコイル収容部8bからの抜けが防止され、チョークコイル23,24のはんだ付け作業の作業性が向上されている。
【0035】
因みに、図6に示すように、ブラシホルダ8を成形する上金型30及び下金型31の一部において、チョークコイル収容部8bが形成される。このとき、下金型31には、チョークコイル収容部8bの軸方向に延び該収容部8bの底面を貫通する凸部31aを有しており、チョークコイル収容部8bの底面には穴8fが形成される。本実施形態では、この凸部31aの先端面と上金型30との間で突起8eを形成可能としている。
【0036】
一方、コンデンサ21,22は、図8に示すように、直方体状の本体21a,22aと、その本体21a,22aからのびるそれぞれ2本の線状の足21b,21c,22b,22cとから構成されている。各足21b,22bは前記ブラシ7a,7bに接続されるブラシ側端子、各足21c,22cは接地側端子であって、各足21b,21c,22b,22cは本体21a,22aの平面部21e,22eの平面方向(本体21a,22aの扁平方向)に沿って並んで配置される。
【0037】
又、前記ブラシホルダ8には、図4に示すように、コンデンサ21,22を収容して位置規制するためのコンデンサ収容部8gが設けられている。コンデンサ収容部8gは、図7に示すように、その深さがコンデンサ21,22の本体21a,22aの軸方向長さよりも深く形成され、収容したコンデンサ21,22が該収容部8gから突出しないようになっている。こうして、コンデンサ21,22と他部材(主に、ヨークハウジング3やコンミテータ5a)との接触を防止して、コンデンサ21,22の絶縁性を向上させている。
【0038】
コンデンサ21,22は、一方の足(ブラシ側端子)21b,22bがブラシホルダ8に一体に設けた回路基板から延びる各接続片にそれぞれ接続され、図2及び図3に示すように、前記チョークコイル23,24とはコンミテータ5aを挟んだ反対側の平面部3aの中央部近傍位置に配置される。
【0039】
つまり、前記コンデンサ21,22はチョークコイル23,24と比べて小さい電子部品であるので、該コンデンサ21,22を平面部3aの中央部とコンミテータ5aとに挟まれた狭い空間に配置して、ハウジング3内のスペース効率の向上を図っている。しかも、このコンデンサ21,22は、その本体21a,22aの扁平方向が平面部3aの平面方向と略平行となるように取り付けられ、各足21b,21c,22b,22cは平面部3aの平面方向に沿って並んで配置される。このため、ハウジング3の前記軸線L1と直交する平面におけるコンデンサ21,22の配置スペースの増大を極力抑えることができる。
【0040】
又、コンデンサ21,22の他方の足(接地側端子)21c,22cは、図8に示すように、1枚の接続板26にそれぞれはんだ付けされている。この接続板26は接続片26aを有しており、該接続片26aは嵌合部8aの外側に露出し前記ヨークハウジング3の平面部3aの内側面と電気的に接続するようになっている。従って、ヨークハウジング3にブラシホルダ8の嵌合部8aを嵌挿すると同時に接続板26(接続片26a)がヨークハウジング3に電気的に接続、即ちコンデンサ21,22の足(接地側端子)21c,22cがヨークハウジング3に電気的に接続される。
【0041】
前記サーキットブレーカ25は、ブラシホルダ8に一体に設けた回路基板にそれぞれはんだ付けされ、図2及び図3に示すように、前記コンデンサ21,22とはコンミテータ5aを挟んだ反対側の平面部3aの中央部近傍位置に配置される。このサーキットブレーカ25は、平面部25aを有する扁平な直方体形状をなす電子部品であるので、平面部25aの平面方向(扁平方向)が平面部3aの平面方向と略平行となるように該平面部3aの中央部とコンミテータ5aとに挟まれた狭い空間に取り付けられ、ハウジング3内のスペース効率の向上を図っている。
【0042】
又、前記ブラシホルダ8には、図4に示すように、サーキットブレーカ25を収容して位置規制するためのサーキットブレーカ収容部8hが設けられている。サーキットブレーカ収容部8hは、図9に示すように、その深さがサーキットブレーカ25本体の軸方向長さよりも深く形成され、収容したサーキットブレーカ25が該収容部8hから突出しないようになっている。こうして、サーキットブレーカ25と他部材(主に、ヨークハウジング3やコンミテータ5a)との接触を防止して、サーキットブレーカ25の絶縁性を向上させている。
【0043】
上記したように、本実施の形態によれば、以下の効果を有する。
(1)ノイズ防止回路20を構成するチョークコイル23,24は、ヨークハウジング3における平面部3aと円弧部3bとの間の角部近傍において、その軸線L6がヨークハウジング3の中心軸線L1と平行となるように配置される。ここで、ヨークハウジング3の中心部分は回転子5(コンミテータ5a)が配置されるので、該ハウジング3の平面部3aと円弧部3bとの間の角部はその回転子5(コンミテータ5a)との間隔が広く取れる場所である。従って、チョークコイル23,24はコンデンサ21,22と比べて比較的大きい電子部品であるので、平面部3aと円弧部3bとの間の角部近傍に配置することで、ハウジング3内のスペース効率を向上することができる。そのため、ヨークハウジング3の中心軸線L1と直交する平面の面積(開口面積)を低減することができ、該ハウジング3、ひいてはモータ1を小型化することができる。しかも、このようなチョークコイル23,24は、一般に略円筒状をなし、その直径より軸方向に長く形成されているので、該チョークコイル23,24を軸線L1と平行に配置することで、ヨークハウジング3の中心軸線L1と直交する平面におけるチョークコイル23,24の配置スペースの増大を極力抑えることができる。
【0044】
(2)ノイズ防止回路20を構成するコンデンサ21,22は、ヨークハウジング3における平面部3aの中央部近傍に配置される。ここで、上記したように、ヨークハウジング3の中心部分は回転子5(コンミテータ5a)が配置されるので、該ハウジング3の平面部3aの中央部はその回転子5(コンミテータ5a)との間隔が狭い場所である。従って、コンデンサ21,22はチョークコイル23,24と比べて比較的小さい電子部品であるので、平面部3aの中央部近傍に配置することで、ハウジング3内のスペース効率をより向上することができ、より小型化を図ることができる。
【0045】
(3)サーキットブレーカ25は、コンデンサ21,22が配置される平面部3aと対向する平面部3aの中央部近傍に配置される。この場所もコンデンサ21,22と同様に回転子5(コンミテータ5a)との間隔が狭い場所であるが、サーキットブレーカ25は一般に扁平な直方体形状をなしているので、この場所に配置することで、ハウジング3内のスペース効率を向上することができ、より小型化を図ることができる。
【0046】
(4)チョークコイル23,24はブラシホルダ8に設けられたチョークコイル収容部8bに収容されるので、チョークコイル23,24を支持するための特別な部材を必要とせず、部品数、組み立て工数を低減することができる。又、チョークコイル収容部8bに収容されることによりチョークコイル23,24を位置規制できるので、他部材との接触を防止でき、チョークコイル23,24の破損防止、絶縁性を向上することができる。
【0047】
(5)チョークコイル収容部8bはチョークコイル23,24の外周面の凹凸に係止する突起8eと、その突起8eに対しチョークコイル23,24を挟んだ反対側の位置に該コイル23,24の軸方向に延出された弾性片8dとが備えられる。そのため、チョークコイル23,24のはんだ付け前において該コイル23,24を収容した状態では、突起8eが該コイル23,24の外周面の凹凸に係止し、弾性片8dは弾性力によりその係止状態が維持される。従って、チョークコイル23,24のはんだ付け前においては、突起8e及び弾性片8dによりチョークコイル収容部8bからの抜けが防止され、チョークコイル23,24のはんだ付け作業の作業性を向上することができる。
【0048】
(6)コンデンサ21,22はブラシホルダ8に設けられたコンデンサ収容部8gに収容されるので、コンデンサ21,22を支持するための特別な部材を必要とせず、部品数、組み立て工数を低減することができる。又、コンデンサ収容部8gに収容されることによりコンデンサ21,22を位置規制できるので、他部材との接触を防止でき、コンデンサ21,22の破損防止、絶縁性を向上することができる。
【0049】
(7)ヨークハウジング3とブラシホルダ8との組み付け時に、コンデンサ21,22の足(接地側端子)21c,22cが接続板26を介してヨークハウジング3に電気的に接続する。従って、コンデンサ21,22の足(接地側端子)21c,22cをヨークハウジング3に電気的に接続するための工程が必要ない。
【0050】
(8)ブラシ7a,7bは、その長手方向軸線L3がヨークハウジング3(回転軸4)の中心軸線L1と直交し各円弧部3bの中央部を通過する直線L2上となるように配置される。ここで、仮に、ブラシ7a,7bを平面部3aと円弧部3bとの間の角部に配置する場合、ブラシ7a,7bを幅方向に大型化する際において、平面部3a側にスペースを十分に確保できないので、ブラシ7a,7bの保持する位置などを変更する等して容易に対応することができない。しかしながら、本実施形態では、ブラシ7a,7bの幅方向で大きなスペースを確保できるので、ブラシ7a,7bの大型化に容易に対応することができる。
【0051】
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、図1〜図3に示すように円筒状のチョークコイル23,24を用いたが、完全な円筒状でなくてもよい。例えば、楕円で筒状に形成されていてもよい。
【0052】
○上記実施形態では、チョークコイル23,24を図1〜図3に示す位置に配置したが、この位置に限定されるものではない。例えば、チョークコイル23,24を対角線上の角部にそれぞれ配置するようにしてもよい。
【0053】
○上記実施形態では、本体21a,22aが直方体状、足21b,21c,22b,22cが線状で本体21a,22aの扁平方向に沿って並んで配置されるコンデンサ21,22を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、本体が略円柱状のコンデンサや、足が板状のコンデンサを用いてもよい。又、足21b,21c,22b,22cが本体21a,22aの扁平方向に沿って並んで配置されていなくてもよい。
【0054】
○上記実施形態では、コンデンサ21,22を本体21a,22aの扁平方向がヨークハウジング3の平面部3aの平面方向と略平行となるように取り付けたが、これに限定されるものではない。
【0055】
○上記実施形態では、接地側端子である足21c,22cを接続板26を介してヨークハウジング3に電気的に接続するようにしたが、足21c,22cをヨークハウジング3に直接電気的に接続するようにしてもよい。例えば、図11に示すように、コンデンサ21,22の他方の足(接地側端子)21c,22cは、それぞれ嵌合部8aに設けたスリット8iを介して該嵌合部8aの外側に露出され、その足21c,22cの先端部21d,22dはスリット8iに連続して設けられる収容溝8j内に収容される。このとき、先端部21d,22dは、嵌合部8aの外側面より僅かに外側に突出するので、ヨークハウジング3にブラシホルダ8の嵌合部8aを嵌挿する際に、該ハウジング3の平面部3aの内側面に圧接した状態で接触する。このようにしても、ヨークハウジング3を組み付けると同時にコンデンサ21,22の足21c,22cを該ヨークハウジング3に電気的に接続できるので、該足21c,22cをヨークハウジング3に電気的に接続するための工程が必要ない。しかも、コンデンサ21,22の足(接地側端子)21c,22cをヨークハウジング3に電気的に接続するための特別な部品を必要としないので、部品数、組み立て工数を低減することができる。尚、この場合、収容溝8jを特に設けなくてもよい。
【0056】
○上記実施形態では、チョークコイル23,24やコンデンサ21,22をブラシホルダ8の各収容部8b,8g,8hに収容して支持するようにしたが、各収容部8b,8g,8hの形状はこれに限定されるものではない。例えば、チョークコイル収容部8bにおいて、該収容部8bをチョークコイル23,24と略同径として突起8eを省略し、弾性片8dの外側壁部8c方向の弾性的な押圧力でチョークコイル23,24を保持するようにしてもよい。又、チョークコイル23,24やコンデンサ21,22を、ブラシホルダ8以外、例えば樹脂ハウジング10等、その他の支持部材で支持するようにしてもよい。
【0057】
○上記実施形態では、ノイズ防止回路20を2つのチョークコイル23,24と2つのコンデンサ21,22とで構成したが、その他の構成であってもよい。例えば、抵抗等を更に加えて構成してもよい。少なくともチョークコイル23,24を備えていればよい。
【0058】
○上記実施形態では、ブラシ7a,7bは、その長手方向軸線L3がヨークハウジング3(回転軸4)の中心軸線L1と直交するように配置したが、長手方向軸線L3がヨークハウジング3(回転軸4)の中心軸線L1に対して傾斜させて配置させてもよい。つまり、ブラシ7a,7bは、その長手方向軸線L3が中心軸線L1と交差するように配置していればよい。
【0059】
○上記実施形態では、給電部15において、外部コネクタと連結する連結凹部15aをハウジング3の軸線L1方向に開口させたが、この方向以外に開口するように構成してもよい。
【0060】
○上記実施形態では、給電部15をヨークハウジング3の扁平方向にのびるように構成したが、この方向以外にのびるように構成してもよい。
○上記実施形態では、給電部15をブラシホルダ8に一体に設けたが、別体であってもよい。
【0061】
○上記実施形態では、減速機構付きモータ1に実施したが、その他の構成のモータ、例えば減速機構を備えていないモータ等に実施してもよい。又、ブラシを2個以上備えたモータに実施してもよい。
【0062】
上記各実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想を以下に記載する。
(イ) 前記ブラシに外部から給電を行うための給電部を備えるものであり、前記給電部は、前記ヨークハウジングの扁平方向に沿った形状に形成される。このようにすれば、モータの小型化(薄型化)を図ることができる。
【0063】
(ロ) 前記給電部は、外部コネクタと連結するための連結凹部を備えるものであり、前記連結凹部は、前記ヨークハウジングの扁平方向に沿って開口している。このようにすれば、モータの扁平方向と直交する方向において、いずれの方向から外部コネクタがのびうる装置にモータを取り付ける場合、この給電部はいずれの場合であっても同様に外部コネクタと連結することができる。従って、モータの取り付け方向の自由度を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、部品を効率よく配置して小型化を図ることができるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のモータの一部を切り欠いた平面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 ブラシホルダの要部拡大図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 チョークコイル収容部の成形を説明するための図である。
【図7】 図3のC−C断面図である。
【図8】 コンデンサ及びその取付を説明するための分解斜視図である。
【図9】 図3のD−D断面図である。
【図10】 ノイズ防止回路の回路図である。
【図11】 コンデンサ及びその取付を説明するための分解斜視図である。
【符号の説明】
3…ヨークハウジング、3a…平面部、3b…円弧部、3d…開口部、5…モータ構成部品としての回転子、5a…コンミテータ、7a,7b…ブラシ、8…ブラシホルダ、8b…チョークコイル収容部、8d…弾性片、8e…突起、8g…コンデンサ収容部、20…ノイズ防止回路、21,22…コンデンサ、21c,22c…接地側端子としての足、23,24…チョークコイル、25…サーキットブレーカ、L1…中心軸線、L2…直線、L3…長手方向軸線、L6…軸線。
Claims (6)
- 一対の平面部と該平面部の両端を繋ぐ一対の円弧部とを備えた扁平円筒状に形成され、ブラシ及びコンミテータ等のモータ構成部品を収容する導電性のヨークハウジングと、
前記ヨークハウジングの開口部近傍に配置され、前記ブラシに供給する電源を平滑化してブラシ・コンミテータ間の電磁ノイズの発生を防止すべく略円筒状のチョークコイル等で構成したノイズ防止回路と
を備えたモータであって、
前記チョークコイルは、前記ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容され、前記ヨークハウジングにおける平面部と円弧部との間の角部近傍においてその軸線が前記ヨークハウジングの中心軸線と略平行となるように配置され、前記チョークコイル収容部は、前記ヨークハウジングに嵌合する壁部と、前記チョークコイルの軸方向に延出されて該チョークコイルを押圧保持する弾性片とを備え、前記弾性片は、前記チョークコイルがチョークコイル収容部に収容された状態で、前記チョークコイルを壁部方向へ弾性的に押圧することを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記ノイズ防止回路には、コンデンサが備えられるものであって、
前記コンデンサは、前記ヨークハウジングにおける平面部の中央部近傍に配置されることを特徴とするモータ。 - 一対の平面部と該平面部の両端を繋ぐ一対の円弧部とを備えた扁平円筒状に形成され、ブラシ及びコンミテータ等のモータ構成部品を収容する導電性のヨークハウジングと、
前記ヨークハウジングの開口部近傍に配置され、前記ブラシに供給する電源を平滑化してブラシ・コンミテータ間の電磁ノイズの発生を防止すべく略円筒状のチョークコイルやコンデンサ等で構成したノイズ防止回路及びサーキットブレーカを備えたモータであって、
前記チョークコイルは、前記ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたチョークコイル収容部に収容され、前記ヨークハウジングにおける平面部と円弧部との間の角部近傍においてその軸線が前記ヨークハウジングの中心軸線と略平行となるように配置され、前記チョークコイル収容部は、前記ヨークハウジングに嵌合する壁部と、前記チョークコイルの軸方向に延出されて該チョークコイルを押圧保持する弾性片とを備え、前記弾性片は、前記チョークコイルがチョークコイル収容部に収容された状態で、前記チョークコイルを壁部方向へ弾性的に押圧し、
前記コンデンサは、前記ヨークハウジングにおける平面部の中央部近傍に配置され、
前記サーキットブレーカは、前記コンデンサが配置される平面部と対向する平面部の中央部近傍に配置されることを特徴とするモータ。 - 請求項2又は3に記載のモータにおいて、
前記コンデンサは、前記ヨークハウジングの開口部に位置するブラシホルダに設けられたコンデンサ収容部に収容されることを特徴とするモータ。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記コンデンサの接地側端子は、前記ヨークハウジングと前記ブラシホルダとの組み付け時に前記ヨークハウジングに電気的に接続するようにしたことを特徴とするモータ。 - 請求項1又は3に記載のモータにおいて、
前記ブラシは、その長手方向軸線が前記ヨークハウジングの中心軸線と交差し前記各円弧部の中央部を通過する直線上となるように配置されることを特徴とするモータ。
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