JP7368096B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を内蔵するモータ装置に関するものである。
現在、様々なモータ装置が開発され、実用化されている。それら既存のモータ装置の中には電子部品を内蔵するものがある。電子部品を内蔵するモータ装置の一例として、電磁ノイズの発生を抑制したり、防止したりするための電子部品を内蔵するモータ装置がある。特許文献1には、ブラシとコンミテータとの間における電磁ノイズの発生を防止するためのコンデンサを備えるモータが記載されている。
特許文献1に記載されているモータは、金属材料からなるヨークハウジングおよび樹脂材料からなる樹脂ハウジングを有し、樹脂ハウジング内にノイズ防止回路が設けられている。ノイズ防止回路は、樹脂ハウジングに収容されている回路基板と、回路基板に搭載された抵抗およびコンデンサから構成されている。コンデンサは2本の線状の足(リード線)を備えている。コンデンサのリード線の一方は回路基板に半田付けされ、コンデンサのリード線の他方は、樹脂ハウジングの内側面,開口端面および外側面に沿って略コ字状に折り曲げられて樹脂ハウジングの外に引き出されている。樹脂ハウジングの外周面には溝が形成されており、この溝に樹脂ハウジングの外に引き出されたコンデンサのリード線が収容されている。さらに、樹脂ハウジングの外周面に形成された溝に収容されているコンデンサのリード線は、ヨークハウジングの内周面に圧接している。具体的には、上記溝が形成されている樹脂ハウジングの一部(嵌合部)がヨークハウジングに嵌挿されており、この結果、上記溝に収容されているコンデンサのリード線がヨークハウジングの内周面に圧接されている。
特開2001-186712号公報
特許文献1に記載されているモータが備えるコンデンサのリード線は、樹脂ハウジングの内側面,開口端面および外側面に沿って折り曲げられて当該樹脂ハウジングの外周面に形成されている溝に収容されている。しかし、特許文献1に記載されている樹脂ハウジングやヨークハウジングは、上記溝に収容すべきコンデンサのリード線を位置決めしたり、当該リード線を上記溝に向けて案内したりするための構造を何ら備えていない。このため、コンデンサのリード線を上記溝に確実に収容することは容易ではない。
特許文献1によれば、樹脂ハウジングの嵌合部をヨークハウジングに嵌挿すると、樹脂ハウジングの外に突出しているコンデンサのリード線がヨークハウジングの内側面に押されて溝に収容される。しかしながら、既述のとおり、特許文献1に記載されている樹脂ハウジングやヨークハウジングには、溝に収容すべきコンデンサのリード線を位置決めしたり、案内したりするための構造は何ら設けられていない。つまり、樹脂ハウジングの嵌合部がヨークハウジングに嵌挿される際、コンデンサのリード線は何ら位置決めされておらず、また、溝に向けて案内されることもない。一方、コンデンサを含む各種電子部品のリード線は、非常に細く、かつ、弾性を有している。このため、細くて弾性を有する電子部品のリード線を、何ら位置決めや案内をすることなく、当該リード線の太さと同程度の幅しかない溝に収容することは容易ではない。
よって、特許文献1に記載されているモータでは、コンデンサのリード線が意図したとおりに溝に収容されず、ヨークハウジングの内側面と樹脂ハウジングの外側面との間に挟まれてしまったり、折れ曲がってしまったり、捩れてしまったりする虞がある。
本発明の目的は、モータ装置のハウジングに収容されている電子部品のリード線が当該ハウジングに設けられている保持部に容易かつ確実に収容されるようにすることである。
本発明のモータ装置は、有底筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングに収容され、回転軸を備えるアーマチュアと、前記回転軸に固定されたコンミテータと、前記コンミテータに摺接するブラシと、本体および当該本体から延出するリード線を備える電子部品と、前記ブラシを保持するブラシ保持部および前記電子部品を保持する電子部品保持部が設けられたブラシホルダと、を有する。前記ブラシホルダには、前記電子部品の前記リード線を前記モータハウジングに接触するように保持する保持部と、前記電子部品の前記リード線を案内する案内部と、が設けられる。前記案内部は、前記リード線を互いに異なる方向に案内する第1案内部および第2案内部を含み、前記第1案内部は、前記リード線を前記第2案内部へ案内し、前記第2案内部は、前記リード線を前記保持部へ案内する。
本発明の一態様では、前記ブラシホルダは、前記電子部品保持部が形成された隔壁部および当該隔壁部から立ち上がる側壁部を有し、前記保持部は、前記側壁部に形成された保持溝である。
本発明の他の一態様では、前記第1案内部は、前記回転軸に沿って形成された案内穴である。また、前記第2案内部は、一端が前記第1案内穴に連通し、他端が前記保持溝に連通する案内溝である。
本発明の他の一態様では、前記案内溝は、底部と、前記底部から立ち上がり、かつ、互いに対向する一対の内側部と、を備える。前記一対の内側部は、前記底部に近づくほど対向間隔が狭くなるように傾斜する。
本発明の他の一態様では、前記ブラシホルダの前記隔壁部には、外部コネクタが接続される接続端子が設けられ、前記電子部品保持部は、前記接続端子が設けられている側とは、前記回転軸を挟んで反対側に設けられる。
本発明によれば、ハウジングに収容されている電子部品のリード線が当該ハウジングに設けられている保持部に容易かつ確実に収容されるモータ装置が実現される。
モータ装置の基本構造を示す説明図である。 ブラシホルダの斜視図である。 ブラシホルダの他の斜視図である。 コンデンサを電子部品保持部に収容する手順の一例を示す斜視図である。 コンデンサが電子部品保持部に収容される過程を模式的に示す断面図である。 案内穴に挿通された後であって、案内溝および保持溝に収容される前のリード線を示す部分拡大図である。 案内溝を示す部分拡大図である。 案内溝および保持溝に収容された後のリード線を示す部分拡大図である。 保持溝に収容されたリード線を示す部分拡大図である。 リード線とモータハウジングとの接触状態を示す部分拡大図である。
以下、本発明のモータ装置の実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係るモータ装置は、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置の駆動源として用いられる。より具体的には、本実施形態に係るモータ装置は、ウィンドガラスを昇降させるウィンドレギュレータの駆動源として用いられる。もっとも、本発明のモータ装置の用途はパワーウィンド装置の駆動源に限られない。
図1に示されるように、本実施形態に係るモータ装置10は、モータ部20とギヤ部30とを備えており、これらモータ部20とギヤ部30とはネジ11によって互いに連結され、一体化されている。つまり、モータ装置10は、ユニット化されたモータ部20およびギヤ部30によって構成されている。
モータ部20は、磁性材料からなるモータハウジング40と、樹脂材料からなるブラシホルダ50と、を備えている。一方、ギヤ部30は、樹脂材料からなるギヤハウジング31を備えている。
モータ部20を構成しているモータハウジング40は、磁性材料からなる板材をプレス加工などによって所定形状に成形したものである。具体的には、モータハウジング40は有底筒状である。より具体的には、モータハウジング40は、底部41,開口部42および周壁部43を備えている。つまり、モータハウジング40の軸方向一端側は閉塞されており、軸方向他端側は開口している。また、モータハウジング40の周壁部43は、対向する一対の平坦部43aおよび対向する一対の円弧部43bから構成されている。つまり、モータハウジング40は、略小判形の断面形状を有する。尚、図1には、2つの平坦部43aのうちの一方のみが示されている。
モータハウジング40内には、複数のマグネット44が収容されている。それぞれのマグネット44は、円弧状の断面形状を有しており、モータハウジング40の2つの円弧部43bの内側にそれぞれ固定されている。つまり、本実施形態におけるマグネット44の数は2つである。対向する2つのマグネット44の間には、コイル45を備えるアーマチュア46が配置されている。各マグネット44とアーマチュア46が備えるコイル45との間には隙間(エアギャップ)が設けられており、アーマチュア46は、モータハウジング40内において回転自在とされている。さらに、アーマチュア46は、モータ部20とギヤ部30とに跨って延びる回転軸46aを備えている。回転軸46aの一端側は、モータハウジング40の底部41に設けられている第1軸受47aによって回転自在に支持されている。一方、回転軸46aの他端側は、ブラシホルダ50から突出してギヤハウジング31の内部に進入し、第2軸受47bによって回転自在に支持されている。以下の説明では、回転軸46aを「アーマチュア軸46a」と呼ぶ場合がある。
アーマチュア軸46aには筒状のコンミテータ48が固定されている。言い換えれば、アーマチュア軸46aは、筒状のコンミテータ48を貫通している。コンミテータ48には複数の整流子片が設けられている。それら複数の整流子片は、コンミテータ48の外周面上に、当該コンミテータ48の周方向に沿って所定間隔で配置されている。また、それぞれの整流子片には、コイル45を形成している導線(巻き線)が接続されている。
モータハウジング40と共にモータ部20を構成しているブラシホルダ50は、モータハウジング40の開口部42に嵌合されている。言い換えれば、モータハウジング40の開口部42は、ブラシホルダ50によって閉塞されている。また、アーマチュア軸46aは、ブラシホルダ50の端面から突出してギヤハウジング31の内部に進入している。
ブラシホルダ50は、コンミテータ48に設けられている整流子片に摺接する2つのブラシ70を保持している(図1には一方のブラシ70のみが示されている。)。それぞれのブラシ70は、バネ部材71によってコンミテータ48に向けて付勢され、整流子片に接触する。よって、ブラシ70に駆動電流が供給されると、コンミテータ48を介してコイル45に電流が流れて回転力(電磁力)が発生し、ひいてはアーマチュア軸46aが所定の回転数および回転トルクで回転する。
上記のようにして回転するアーマチュア軸46aには、複数のセンサマグネット49が装着されている。それらセンサマグネット49は、アーマチュア軸46aの回転方向に沿ってN極とS極とが交互に並ぶように、アーマチュア軸46aの外周面上に配置されている。アーマチュア軸46aの回転に伴ってセンサマグネット49が回転すると、周囲の磁界が変化する。この磁界変化は、ブラシホルダ50の周囲に配置されている回転センサ32によって検出される。
ブラシホルダ50から突出しているアーマチュア軸46aの先端側には、ウォームギヤ33が設けられている。ウォームギヤ33の歯は、ギヤハウジング31内に回転自在に収容されているウォームホイール34の歯に噛み合わされており、アーマチュア軸46aの回転がウォームギヤ33を介してウォームホイール34に伝達される。尚、ウォームギヤ33およびウォームホイール34は減速機構として機能する。また、ギヤハウジング31は、ウォームホイール34等を収容するギヤケースやギヤケースの開口部を閉塞するギヤカバー等から構成されている。
ウォームホイール34の中心には出力軸35が設けられている。出力軸35は、ギヤカバーを貫通してギヤハウジング31の外に突出している。ギヤハウジング31の外に突出している出力軸35の突出部分には、ウィンドレギュレータの入力ギヤ(不図示)に噛み合わされる出力ギヤ36が設けられている。以上が本実施形態に係るモータ装置10の基本構造である。
次に、本実施形態に係るモータ装置10が有するブラシホルダ50について詳細に説明する。図2,図3に示されるように、ブラシホルダ50は、樹脂によって一体成形されたホルダ本体51および筒部52を有する。図1に示されるように、ブラシホルダ50のホルダ本体51がモータハウジング40の開口部42の内側に嵌合されている。つまり、ホルダ本体51は、モータハウジング40の開口部42に嵌合し、当該開口部42を閉塞する閉塞部または嵌合部でもある。
図2,図3に示されるように、ホルダ本体51は、隔壁部53aと、当該隔壁部53aから立ち上がる側壁部53bと、を有する。図2に示されるように、筒部52は、ホルダ本体51の隔壁部53aの表側に設けられている。言い換えれば、筒部52が設けられている側が隔壁部53aの表側である。図1に示されるように、筒部52は、アーマチュア軸46aの軸方向に延びている。また、図2に示されるように、筒部52は、ホルダ本体51の隔壁部53aに連接している根元側の外径が最も大きく、先端側に向かうにしたがって次第に外径が小さくなる先細りに形成されている。
図1に示されるように、ホルダ本体51の隔壁部53aは、当該ホルダ本体51がモータハウジング40の開口部42に嵌合されたときに、モータハウジング40の底部41と対向し、開口部42の大部分を閉塞する。図3に示されるように、ブラシホルダ50の内側(隔壁部53aの裏側)には、コンミテータ収容部54が設けられており、このコンミテータ収容部54の内側にコンミテータ48(図1)が配置されている。さらに、コンミテータ収容部54の周囲には、2つのブラシ保持部55が設けられており、それぞれのブラシ保持部55にブラシ70およびバネ部材71(図1)が収容され、保持されている。また、ブラシ保持部55に収容されているブラシ70にはピグテール72が接続されている。尚、図3に示されているブラシ70は、ブラシ保持部55内に後退している。しかし、実際のブラシ70は、図1に示されているバネ部材71による付勢によって前進し、ブラシ保持部55の窓55aを通じてコンミテータ48の整流子片に接触する。
図2に示されるように、ブラシホルダ50には電子部品保持部56が設けられている。より具体的には、ホルダ本体51の隔壁部53aに二つの電子部品保持部56が形成されており、それぞれの電子部品保持部56にコンデンサ73が収容され、保持されている。図4に示されるように、それぞれの電子部品保持部56は、コンデンサ73を受け入れ可能な形状および大きさの凹部であり、隔壁部53aの表側において開口している。一方、コンデンサ73は、本体74と、本体74の底面から延出する2本のリード線75a,75bと、を備える電子部品の一つである。コンデンサ73は、本体74の底面側から電子部品保持部56に挿入され、電子部品保持部56内に収容されている。
図3に示されるように、コンデンサ73のリード線75a,75bは、隔壁部53aを貫通して当該隔壁部53aの裏側に引き出されている。さらに、隔壁部53aの裏側に引き出されているリード線75bは、ブラシホルダ50の内側において端子76に接続されている。一方、隔壁部53aの裏側に引き出されているリード線75aは、複数回折り曲げられてブラシホルダ50の外側に引き出され、ブラシホルダ50の外面に設けられている保持部57に収容され、保持されている。
図2,図3に示されるように、ブラシホルダ50の外側においてリード線75aを保持する保持部57は、ホルダ本体51の側壁部53bの外周面に形成された溝であって、リード線75aの直径と略同一の幅を有する。以下の説明では、保持部57としての溝を「保持溝57」と呼ぶ。
図5に示されるように、ホルダ本体51には、リード線75aを保持溝57へ案内する案内部58が設けられている。この案内部58は、リード線75aを互いに異なる方向に案内する第1案内部58aおよび第2案内部58bを含んでいる。第1案内部58aは、リード線75aを第2案内部58bへ向けて案内し、第2案内部58bは、リード線75aを保持溝57へ向けて案内する。本実施形態における第1案内部58aは、アーマチュア軸46a(図1)に沿って形成され、隔壁部53aを貫通する穴である。また、本実施形態における第2案内部58bは、一端が第1案内部58aに連通し、他端が保持溝57に連通する溝である。そこで、以下の説明では、第1案内部58aを「案内穴58a」と呼び、第2案内部58bを「案内溝58b」と呼ぶ。つまり、ブラシホルダ50には、コンデンサ73のリード線75aを保持する保持溝57と、コンデンサ73のリード線75aを案内する案内穴58aおよび案内溝58bと、が設けられている。
保持溝57および案内穴58aは、アーマチュア軸46a(図1)の軸方向と平行な方向に延びている。一方、案内溝58bは、アーマチュア軸46a(図1)の軸方向と交差する方向(本実施形態では、軸方向と直交する方向)に延びている。この結果、案内穴58aに挿通されているリード線75aの一部は、当該案内穴58aによって保持されるとともに、アーマチュア軸46a(図1)の軸方向に延びている。また、案内溝58bに収容されているリード線75aの他の一部は、当該案内溝58bによって保持されるとともに、アーマチュア軸46a(図1)の軸方向と直交する方向に延びている。また、保持溝57に収容されているリード線75aのさらに他の一部は、当該保持溝57によって保持されるともに、アーマチュア軸46a(図1)の軸方向に延びている。以下の説明では、案内穴58aに挿通されているリード線75aの一部を「基端部」、案内溝58bに収容されているリード線75aの他の一部を「中間部」、保持溝57に収容されているリード線75aのさらに他の一部を「先端部」と呼んで区別する場合がある。もっとも、かかる区別は説明の便宜上の区別に過ぎない。
上記のように、リード線75aの中間部は、その手前の基端部に対して90度屈曲している。また、リード線75aの先端部は、その手前の中間部に対して90度屈曲している。言い換えれば、リード線75aの基端部および先端部は、中間部に対してそれぞれ90度屈曲している。要するに、リード線75aは略コ字形に折り曲げられている。
図6,図7に示されるように、案内溝58bは、底部60と、底部60から立ち上がり、かつ、互いに対向する一対の内側部61,62と、を備えている。内側部61,62は、底部60に近づくほど対向間隔が狭くなるように傾斜している。言い換えれば、内側部61,62はテーパ面である。この結果、案内溝58bの幅は、底部60に近づくほど狭くなっている。言い換えれば、案内溝58bは、上方から下方に向かって次第に幅が狭くなっている。具体的には、図7に示される案内溝58bの底部60の幅W1は、リード線75a(図6)の直径と略同一である。一方、同図に示される案内溝58bの上部の幅W2は、底部60の幅W1よりも広く、かつ、案内溝58bの最大幅である。
図4に示されるようにしてコンデンサ73を電子部品保持部56に収容すると、図6に示されるように、リード線75bは、端子76に設けられている接続穴に挿通され、リード線75aは、案内穴58a(図7)に挿通される。さらに、リード線75aの一部は、案内穴58aを貫通して当該案内穴58aから突出する。
図8に示されるように、案内穴58a(図7)から突出したリード線75aの一部は、案内穴58aの縁を支点として略90度折り曲げられて案内溝58bに収容される。このようにして案内溝58bに収容されたリード線75aの一部が上記「中間部」である。このとき、案内溝58bの幅が上方から下方に向かって次第に狭くなっているので、リード線75aを対向する内側部61,62の間に容易かつ確実に導入することができる。また、案内溝58bの内側部61,62が底部60に近づくほど対向間隔が狭くなるように傾斜しているので、内側部61,62の間に導入されたリード線75aは、内側部61,62の傾斜によって案内溝58b内の所定位置に案内される。つまり、対向する内側部61,62の間に導入したリード線75aを容易かつ確実に、案内溝58b内の所定位置に収容することができる。
尚、リード線75aの中間部よりも先の部分は、案内溝58bと保持溝57との交点を支点として略90度折り曲げられて保持溝57に収容される。このようにして保持溝57に収容されたリード線75aの一部が上記「先端部」である。ここで、保持溝57の深さは、リード線75aの直径よりも若干浅い。よって、リード線75aの先端部を保持溝57に収容すると、図9に示されるように、リード線75aの先端部の径方向一部がホルダ本体51の外周面よりも径方向外側に突出する(出っ張る)。この結果、図10に示されるように、ホルダ本体51をモータハウジング40の開口部42の内側に嵌合させると、保持溝57によって保持されているリード線75aの先端部が、ホルダ本体51とモータハウジング40との間に挟まれ、モータハウジング40の内周面に圧接される。
再び図2を参照する。電子部品保持部56に収容されているコンデンサ73の近傍には、電子部品の他の一つであるキャパシタ77が配置されている。また、筒部52の径方向両側には、チョークコイル78がそれぞれ設けられている。さらに、筒部52を挟んで電子部品(コンデンサ73およびキャパシタ77)と反対側には、それぞれのチョークコイル78と電気的に接続されている一対の接続端子(オス型端子79)が設けられている。尚、図2では、一方のオス型端子79のみが図示されているが、図示されているオス型端子79の隣にも同様のオス型端子が存在している。かかる一対のオス型端子79には、外部コネクタ80(図1)が備えるメス型端子がそれぞれ接続される。つまり、ホルダ本体51の隔壁部53aの表側には、複数の電子部品(コンデンサ73やキャパシタ77)および一対のオス型端子79が設けられている。さらに、それら電子部品は、筒部52の径方向一側に配置されており、一対のオス型端子79は、筒部52の径方向他側に配置されている。言い換えれば、複数の電子部品は、外部コネクタ80(図1)が接続される側(オス型端子79が設けられている側)とは、アーマチュア軸46a(図1)を挟んで反対側に配置されている。このように、外部コネクタ80(図1)が接続される側とは反対側にコンデンサ73を含む電子部品を配置することによって、ブラシホルダ50上のスペースが有効活用され、ブラシホルダ50の小型化が実現され、ひいてはモータ装置10の小型化が実現される。言い換えれば、外部コネクタ80(図1)が接続される側とは反対側に電子部品保持部56を設けることによって、ブラシホルダ50上のスペースが有効活用され、ブラシホルダ50の小型化が実現され、ひいてはモータ装置10の小型化が実現される。
尚、本実施形態に係るモータ装置10の駆動電流は、図2に示されているオス型端子79,チョークコイル78および接続導体(不図示)を経由して、図3に示されているピグテール72に供給される。そして、コンデンサ73の一方のリード線75bが接続されている端子76は、上記接続導体の一部である。つまり、コンデンサ73のリード線75bは、駆動電流の供給路に接続されており(図3)、コンデンサ73のリード線75aは、アースとしてのモータハウジング40に接続されている(図10)。したがって、ブラシ70とコンミテータ48との間における電磁ノイズの発生がコンデンサ73によって防止または抑制される。言い換えれば、コンデンサ73は、ブラシ70とコンミテータ48との間における電磁ノイズの発生を防止または抑制するための電子部品である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、電子部品保持部によって保持される電子部品はコンデンサに限られない。つまり、ブラシホルダに設けられている案内部によって案内され、かつ、ブラシホルダに設けられている保持部によって保持されるリード線は、コンデンサ以外の電子部品が備えるリード線であってもよい。いずれにしても、本発明のモータ装置が有するブラシホルダには、電子部品のリード線を保持する保持部に加えて、保持部にリード線を案内するとともに、当該リード線を保持する案内部が設けられている。よって、モータ装置のハウジングに内蔵されている電子部品のリード線が、当該ハウジングに設けられている所定の保持部に容易かつ確実に収容される。
10 モータ装置
11 ネジ
20 モータ部
30 ギヤ部
31 ギヤハウジング
32 回転センサ
33 ウォームギヤ
34 ウォームホイール
35 出力軸
36 出力ギヤ
40 モータハウジング
41 底部
42 開口部
43 周壁部
43a 平坦部
43b 円弧部
44 マグネット
45 コイル
46 アーマチュア
46a 回転軸(アーマチュア軸)
47a 第1軸受
47b 第2軸受
48 コンミテータ
49 センサマグネット
50 ブラシホルダ
51 ホルダ本体
52 筒部
53a 隔壁部
53b 側壁部
54 コンミテータ収容部
55 ブラシ保持部
55a 窓
56 電子部品保持部
57 保持部(保持溝)
58 案内部
58a 第1案内部(案内穴)
58b 第2案内部(案内溝)
60 底部
61,62 内側部
70 ブラシ
71 バネ部材
72 ピグテール
73 コンデンサ
74 本体
75a,75b リード線
76 端子
77 キャパシタ
78 チョークコイル
79 オス型端子
80 外部コネクタ

Claims (3)

  1. 有底筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングに収容され、回転軸を備えるアーマチュアと、
    前記回転軸に固定されたコンミテータと、
    前記コンミテータに摺接するブラシと、
    本体および当該本体から延出するリード線を備える電子部品と、
    前記ブラシを保持するブラシ保持部および前記電子部品を保持する電子部品保持部が設けられたブラシホルダと、を有するモータ装置であって、
    前記ブラシホルダは、隔壁部および当該隔壁部から立ち上がる側壁部を有し、
    前記隔壁部に、前記電子部品保持部が形成され、
    前記側壁部に、前記電子部品保持部に保持されている前記電子部品の前記リード線を前記モータハウジングに接触するように保持する保持溝と、前記電子部品の前記リード線を前記保持溝に案内する案内部と、が形成され、
    前記案内部は、前記リード線を互いに異なる方向に案内する第1案内部および第2案内部を含み、
    前記第1案内部は、前記回転軸に沿って形成され、前記リード線が前記隔壁部を貫通する案内穴であり、
    前記第2案内部は、一端が前記案内穴に連通し、他端が前記保持溝に連通する案内溝であり、
    前記案内穴から突出した前記リード線は、前記案内穴の縁を支点として折り曲げられて前記案内溝へ案内され、前記案内溝前記保持溝との交点を支点としてさらに折り曲げられて前記保持溝へ案内されており、
    前記保持溝の深さは、前記リード線の直径よりも浅く、前記保持溝に案内された前記リード線の径方向一部は、前記側壁部の外周面から突出して前記モータハウジングの内周面に圧接されており、
    前記ブラシと前記電子部品が前記回転軸を挟んで対向して前記ブラシホルダに設けられていることを特徴とするモータ装置。
  2. 前記案内溝が、底部と、前記底部から立ち上がり、かつ、互いに対向する一対の内側部と、を備え、
    前記一対の内側部は、前記底部に近づくほど対向間隔が狭くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のモータ装置において、
    前記ブラシホルダの前記隔壁部には、外部コネクタが接続される接続端子が設けられ、
    前記電子部品保持部は、前記接続端子が設けられている側とは、前記回転軸を挟んで反対側に設けられていることを特徴とするモータ装置。
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