JP3638537B2 - 粒状の排泄物処理材及び製造方法 - Google Patents

粒状の排泄物処理材及び製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人用及びは動物用の排泄物処理材及びその製造方法に関し、特に生ゴミ、即ち、調理され若しくは調理されないで廃棄された主食若しくは副食等の食材又はその残滓、例えば、厨房において廃棄される食材の残滓や屑又はスーパーマーケットやレストラン等から廃棄される食材の残滓や屑等の有機性廃棄物を含む一般のゴミを原料として有効に使用する、人用、又は猫科及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関する。また本発明は、生ゴミを粉砕した5mm以下の粒度の生ゴミ粉砕物を活用した、人用及び動物用、特に猫科及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関する。本発明は、
【0002】
【従来の技術】
家畜、愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材、特に屋内での粒状の排泄物処理材は、砂、ベントナイト、ゼオライト、製紙用パルプ、パルプスラッジなどを小塊状又は粒状に成形されている。
この種の愛玩動物用の粒状の排泄物処理材は、例えば室内で使用されるところから、清潔で、衛生的であることが望まれ、使用後、清潔さ及び衛生上の点から、廃棄処理され易いのが望まれる。しかし、砂、ゼオライト、ベントナイトなどの無機物の場合は、使用時、砕けて埃となり易く、また、使用後放置する間に汚臭を発生しても、非可燃物であるため焼却処理を行うことができず、また下水等に流すこともできない。そこで、消臭効果が低く、価格が高いが、吸水能に優れ、可燃物であるところから、製紙用パルプ及び紙粉の小塊状成形物が使用されている。
また、現在、生ゴミ、即ち、調理され若しくは調理されないで廃棄された主食若しくは副食等の食材又はその残滓、例えば、厨房において廃棄される食材の残滓や屑又はスーパーマーケットやレストラン等から廃棄される食材の残滓や屑等の有機性廃棄物を含む一般のゴミは、膨大な量に上り、これらの生ゴミは、焼却処理されて埋め立て等に廃棄されるか、又は堆肥化されて堆肥として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、製紙用パルプ及び紙粉を原料とする排泄物処理材は比較的高価であり問題とされている。そこで、猫砂等の粒状の排泄物処理材の原材料として、製紙用パルプ廃材や、吸収体を有する衛生用品廃材などのその他廃材が使用されている。しかし、これらの廃材も、利用用途の開発に伴い、有用材化されて、廃材としての入手が困難となっており、問題とされている。
【0004】
一方、生ゴミは、家庭、レストラン及びスーパーマーケット等から大量に発生するが、何れも廃棄物として焼却処理されて、焼却灰を埋め立てに使用しているが、その処理に多くの手間と費用を要し問題とされている。
本発明は、排泄物処理材の原材料を廃物に求めるとしても、保水性及び吸水性を有する廃材は、比較的有用であり、入手が困難であり、廉価な排泄物処理材を提供する上で問題とされている。
本発明は、家庭、レストラン及びスーパーマーケット等から大量に発生する生ゴミの処理に係る問題点及び、廃材による人又は動物の排泄物処理材としての商品性能の低下に係る問題点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、生ゴミの乾燥物が、保水性及び吸水性が悪いが、5mm以下の粒度に粉砕し、且つ界面活性剤で粉砕物の一部表面を処理することにより、粒状の排泄物処理材の原料に使用して保水性及び吸水性の良好な粒状の排泄物処理材が製造できることを発見し、本発明に至った。
本発明は、生ゴミを粒状の排泄物処理材の原料とすることにより、排泄した尿の吸収性及び保水性が良く、排泄物に接して塊状化でき、また焼却でき、しかも、生ゴミ乾燥物の臭気及び色彩を緩和して、室内でも不快感を与えることが無く、衛生的に安全に使用できる粒状の排泄物処理材を提供することを目的としている。
【0006】
即ち、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0007】
そして、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0008】
そしてまた、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0009】
そして、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0010】
そして、本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物に、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び吸水性樹脂又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質,又は、5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質,又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤,又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤,又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、接着性を有する物質、界面活性剤及び添加物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にある。
【0011】
本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物に、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び吸水性樹脂又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質,又は、5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質,又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤,又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤,又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、接着性を有する物質、界面活性剤及び添加物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物に、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び吸水性樹脂又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質,又は、5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質,又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤,又は5mm以下の粒度の廃棄物配合物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤,又は前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、接着性を有する物質、界面活性剤及び添加物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部を覆い、被覆物質及び吸水性樹脂、又は被覆物質、吸水性樹脂及び添加物質、又は被覆物質、吸水性樹脂、添加物質及び界面活性剤を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、人又は動物用である粒状の排泄物処理材の原材料の一つとして、生ゴミを使用する。本発明の粒状の排泄物処理材は、生ゴミを粉砕し乾燥した生ゴミ乾燥粉砕物、生ゴミを粉砕し乾燥した生ゴミ乾燥粉砕物、若しくは界面活性剤により一部処理された生ゴミ乾燥粉砕物又はこれら二以上の生ゴミ乾燥粉砕物を原料として、造粒することにより製造することができる。このように製造された造粒物は、吸水性がよく、吸水速度が大きく、しかも、排泄物処理材としても、乾燥されて水分を10重量%以下とすると、生ゴミの臭いを緩和することができる。
本発明において、5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ乾燥粉砕物の水分調整は、生ゴミを、5mm以下の粒度に湿式で粉砕して製造されたものと、生ゴミを乾燥し、この生ゴミ乾燥物を5mm以下の粒度に乾式で粉砕して製造されたものを混合して製造することができる。このようにすると、その混合割合に応じて、生ゴミの水分を調整することができる。
【0013】
本発明において、生ゴミの用語は、調理され若しくは調理されないで廃棄された主食若しくは副食等の食材又はその残滓を意味し、厨房において廃棄される食材の残滓や屑又はスーパーマーケットやレストラン等から廃棄される食材の残滓や屑等の有機性廃棄物を含む一般のゴミを意味する。そして、一部に無機性廃棄物が混合していても、生ゴミの範疇から逸脱するものではない。これらの生ゴミには、例えば、米飯、パン、麺若しくは芋又はこれら二以上を含んでいてもよく、また、動物の好物の、例えば、魚の骨、魚の肉、魚の頭、魚の内臓、鳥の骨、鳥の肉、貝殻若しくは貝の肉又はこれらの二以上を含んでいてもよい。本発明において、生ゴミには、植物屑を含む廃棄物をも包含する。したがって、本発明において、生ゴミには、例えば、もやしやかいわれ大根等の廃棄物、各種野菜の廃棄物や残滓、白菜、レタス、キャベツ、ほうれん草等の葉菜の表皮、大根、人参、牛蒡、蕪等の根菜の葉の廃棄部分、ジャガイモの皮や果実の皮等の各種野菜の廃棄部分、各種野菜についての不適合品若しくは価格調整の廃棄野菜、人参などの野菜汁の絞り滓、林檎やオレンジなどの果汁の絞り滓、各種野菜の切り屑や残り滓又はこれらの二種以上の植物廃棄物を含んでいてもよい。
【0014】
本発明において、生ゴミは、1ミリメートル以上の粒度を有する粒状の排泄物処理材に形成するために、造粒し易い粒度、例えば5mm以下の粒度、好ましくは3mm以下の粒度に粉砕される。
本発明において、粒状の排泄物処理材は、人又は動物用であり、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を主として含有して1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物に形成される。また本発明において、粒状の排泄物処理材は、生ゴミ乾燥粉砕物の他に、造粒物から食材の油脂が滲出しないように、生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量で吸油性を有する物質を含有させて形成される。このような吸油性を有する物質としては、吸油性材料として使用できるものであり、例えば、有機−スメクタイト等のクレー、高吸油性シリカ等の非晶質シリカ、カボック繊維等の天然系吸油性材料、金属石鹸、含金属界面活性剤、ベンジリデンソルビトール等の有機系吸油性材料、スルホン化重合体若しくはノルボルネンポリマー等の固化型油吸着材、ポリプロピレン繊維、シート状ポリウレタンフォーム若しくはパーライト等の油吸着材、油ゲル化剤、又はバーミキュライト、セルロース、ポリエチレン若しくはポリプロピレン等の液体吸収材が使用される。
また、造粒物が容易に破壊しないように接着性を有する物質を配合させて、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物に形成されるのが好ましい。また、本発明の粒状の排泄物処理材にあっては、吸水性を増加させるために吸水性樹脂を配合させることができる。また、本発明の粒状の排泄物処理材にあっては、生ゴミ乾燥粉砕物が使用されるために、その臭気及び色調が室内の環境を低下させることが無いように、また、衛生的に安全であるように、添加物質、即ち、殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質若しくは着色物質又はこれらの二種以上の物質を混合することができる。
【0015】
本発明において、生ゴミ乾燥粉砕物は、生ゴミを粉砕後乾燥したもの又は生ゴミを乾燥後粉砕したものであり、生ゴミを粉砕し造粒後に乾燥したものや生ゴミを乾燥後粉砕し、造粒後乾燥したものを包含する。本発明においては、粒状の排泄物処理材に使用された生ゴミ乾燥粉砕物による臭気等を緩和するために、また、粒状の排泄物処理材の吸水能を高めるために、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を配合することができる。生ゴミ乾燥粉砕物に配合される廃棄物配合材料は、粒状の排泄物処理材中の生ゴミ乾燥粉砕物の含有率を低下させて、生ゴミの臭気を緩和できるものが好ましく、また、粒状の排泄物処理材の吸水能力及び保水能力を高めることができるものが好ましい。
【0016】
本発明において、このような廃棄物配合材料としては、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、動物用排泄物処理材の廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、排泄物処理材の廃材、動物用シーツ廃材、衛生用品の廃材、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、不織布屑、ビート糖の粕、蜜柑の実の皮等の柑橘果皮、製紙用パルプ廃材、活性炭入りパルプ廃材、茶殻、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、紙粉、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、おから、ビートパルプ、ベントナイト、ゼオライト、シリカゲル若しくは製紙用パルプ、又はこれらの中の2以上を含む混合物がある。これらの廃棄物配合材料乾燥粉砕物は、5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは、2mm以下の粒度に粉砕されて、粒状の排泄物処理材の造粒に使用される。
【0017】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、生ゴミを原料にして製造される乾燥造粒物であり、また、前記乾燥造粒物を芯材とし、該芯材の少なくとも一部表面を被覆材料で覆った乾燥被覆粒状物である。本発明において、乾燥造粒物及び乾燥被覆粒状物中の生ゴミ乾燥粉砕物の量は多いほうが、生ゴミが多く処理できることとなるので好ましい。例えば、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を50重量%以上の量で含有することができるが、好ましくは5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を30重量%以上の量で含有することができ、更に好ましくは、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を10重量%以上の量で含有することができる。
【0018】
本発明において、生ゴミ乾燥粉砕物に加えられる乾燥造粒物の廃棄物配合材料乾燥粉砕物含有率は、乾燥造粒物又は乾燥被覆粒状物中の、生ゴミ乾燥粉砕物の含有率に応じて、50重量パーセント以下とすることができ、好ましくは、30重量%以下、さらに好ましくは10重量%以下とすることができる。廃棄物配合材料の吸水能力が大きい場合には、適宜増量することができる。吸水能力が大きい廃棄物配合材料としては、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、動物用排泄物処理材の廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、フラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら二以上を含む混合物などがあるが、このような吸水能力が大きい廃棄物配合材料の場合は、配合量を少なくできるので好ましい。
これに対して、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、木材屑、鉋屑、不織布屑、プラスチックフィルム廃材、プラスチックシート廃材、プラスチック材料製不織布廃材若しくは紙おむつ廃材粉砕物から分離されたプラスチック材料に富む分離産物、チタン紙廃材、パンチ屑、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、又はこれら二以上を含む混合物などの比較的吸水能力の低い廃棄物配合材料の場合は、保水能力があるとしても比較的多く配合することとなる。
【0019】
本発明において、粒状の排泄物処理材には、原料として、生ゴミ乾燥粉砕物又は生ゴミ乾燥粉砕物に廃棄物配合材料を混合したものが使用されるが、ここで使用される廃棄物配合材料は、製品の製造時に発生する規格外の不良品若しくは裁断屑、該不良品の再生処理時に発生する廃品及び使用済みの廃品の再生処理時に発生する廃品であって、前記製品の製造工程、並びに不良品及び廃品の再生工程において利用されないものである。例えば、紙食器廃棄物は、製造時に発生する紙食器の不良品、例えばラミネート紙食器の不良品廃棄物の他に、食事に供された使用済みの使い捨て紙食器類の廃棄物をも包含する。
【0020】
前記5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物とされる廃棄物配合材料の中、例えば、乳パッド廃棄物、失禁パッド廃棄物、紙おむつ廃棄物や生理用ナプキン廃棄物等の吸収体を含む廃棄物の有機質の廃棄物は、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン及び合成ゴム材などのプラスチック材料を、フィルムなどの形態で含有するが、この他に、吸水性を有する材料のフラッフパルプや紙粉を含み、さらに、吸水性樹脂をも含んでいるので、吸水性を有する芯部の形成材料として使用することができる。この場合、これらの廃棄物は、5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは2mm以下の粒度に粉砕されて使用されるが、このような粒度に粉砕すると、前記廃棄物に含有されているプラスチックフィルムは、フィルム間に水分を保持し易くなって保水機能を発揮できるので、保水材として使用可能である。また、廃棄物に残留するフラッフパルプ及び吸水性樹脂は、吸水性材料として使用可能である。
【0021】
また、乳パッド廃棄物、失禁パッド廃棄物、紙おむつ廃棄物又は生理用ナプキン廃棄物等の吸収体を有する衛生用品の廃棄物は、20mm以下の粒度に破砕して分級することにより、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分と、プラスチック類に富む部分とに分別することができ、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分を分級回収して、衛生用品等に再利用されている。本発明は、このフラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分の回収の際に発生するプラスチック類に富む部分を、5mm以下の粒度に粉砕して、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物に混合することにより、造粒物又は被覆粒状物の芯材の原料として使用するものでもある。しかし、この回収の際に発生するプラスチック類に富む部分と、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分とを、必要に応じて、夫々5mm以下の粒度に粉砕して、適宜の割合で配合することにより、造粒物、芯材又は粒状物の原料として使用することもできる。
【0022】
プラスチックフィルムに富む分級産物の場合は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物粒子とプラスチックフィルム又はフィルム相互間に水分を保持することができるので、保水性を有し、保水材料として使用可能である。また、プラスチック類に富む材料は、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂をも含んでおり、この高吸水性樹脂は、プラスチック類に富む材料について、吸水性を付与することができるので、プラスチック類に富む材料は、5mm以下、好ましくは3mm以下の粒度に粉砕することにより、保水性を有し、かつ吸水性を有する材料として使用可能である。この場合、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物若しくは生ゴミ乾燥粉砕物又はこれらの混合物は、プラスチック材料が配合されて造粒されることとなるので、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を含有していても、粒状の排泄物処理材の燃焼熱を高めて、粒状の排泄物処理材が、使用後においても可燃性とすることができる。この場合においても、界面活性剤の使用は、廃プラスチック材料の吸水速度を向上させるので好ましい。
【0023】
本発明において、生ゴミの粉砕は、湿式及び乾式で行うことができる。生ゴミの粉砕を湿式で行うときは、生ゴミからの水が被造粒材料に含まれて、被造粒材料中の水分含有率が高くなるので、造粒に必要な水分含有率にまで、例えば、廃棄物配合材料等を加えて低下させることとなる。この場合、生ゴミを多く消費するために、廃棄物配合材料等の配合量を抑えて、被造粒材料の水分含有率を比較的高い水分含有率、例えば30乃至40重量%の水分含有率とし、この比較的高い水分含有率下による造粒、例えば、スクリュー式押出し造粒機による造粒を行うのが好ましい。これに対して、生ゴミを乾燥して粉砕する乾式粉砕の場合には、被造粒材料中の水分含有率が低くなるので、粘性を与える吸水性樹脂を潤滑成分として混合して、比較的低水分で造粒できるディスクペレッター等のロール式押出し造粒機やラム式押出し造粒機による造粒を行うのが好ましい。
【0024】
本発明において、生ゴミ乾燥粉砕物は、吸水速度が、パルプ等に比して小さいので、その点を改良するために、界面活性剤が使用される。界面活性剤は、造粒前に、被造粒材料に添加することができるが、造粒後に、造粒物に添加してもよい。界面活性剤の添加量は、被造粒材料の5重量%以下、好ましくは1重量%以下とするのが好ましい。界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤又はノニオン界面活性剤を使用することができる。この場合、界面活性剤は、水等の溶媒に溶解され溶液を希釈して又は希釈しないで使用される。生ゴミの乾燥造粒物は、界面活性剤溶液が添加された混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物に形成し、この形成された造粒物を乾燥して製造される。このように界面活性剤の添加は、造粒により得られた生ゴミ乾燥粉砕物を含む造粒物粒子を水に対して濡れ易くさせ、生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物、即ち粒状の排泄物処理材についての水の吸収を速くすることができる。
【0025】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、触って、さらさらした感触を与え、また、粒状の排泄物処理材の長期保存の際に、黴等を生じないようにし、さらに、粒状の排泄物処理材中の生ゴミ乾燥粉砕物から発生する臭を和らげるために、乾燥造粒物又は乾燥被覆粒状物における水分含有率、即ち排泄物処理材の水分含有率は、15重量%以下、好ましくは、10重量%以下、さらに好ましくは、5重量%以下にされる。このように水分含有率が15重量%以下、10重量%以下又は5重量%以下となるように、熱風乾燥等の加熱乾燥により乾燥して、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物の生ゴミ乾燥粉砕物臭や感触の悪さを大いに減少することができ、衛生的に安全なものにすることができ、人又は猫等の動物の排泄物処理材として使用する上で影響を与えない。
【0026】
本発明において、生ゴミ乾燥粉砕物及び吸水性樹脂を含有する乾燥造粒物又は乾燥された被覆粒状物は、その侭、動物の排泄物処理材として使用することができるが、この場合、造粒物又は粒状物の崩壊又は剥離等により粉塵となって飛散するのを避けるために、例えば、0.1mmより小さい粒径の細かい粉状部分を分離しておくことが好ましい。
本発明において粒状の排泄物処理材は、0.1mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物等の微細な粉塵の発生を極力避けるために、例えば1mm以上の粒径の造粒物に造粒されるのが好ましいが、3mm以上の粒径の粒子に造粒すると、例えば、トイレ用の箱から室内に散り難くなり、仮令散ったとしても、粒子を拾い集めるのが容易であり、室内の衛生を保つ上で好ましい。しかし、これらの場合、1mm以下の粒子の存在や、3mm以下の粒子の存在を完全に排斥するものではない。本発明において、造粒物及び被覆粒状物は、球状、柱状、粒状、顆粒状若しくはその他の形状又はこれらの混合物に形成することができる。
【0027】
本発明において、人又は動物用の粒状の排泄物処理材には、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を含む造粒物の吸水機能及び保水機能を高めるために、またこの造粒物で形成される芯部の吸水機能及び保水機能を高めるために、粉状の吸水性樹脂を、前記生ゴミ乾燥粉砕物及び廃棄物配合材料乾燥粉砕物を含む被造粒材料の混合物に配合することができる。この場合、造粒前に、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、又は前記5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の混合物に吸水性樹脂が混合される。この場合、混合される吸水性樹脂は、造粒物又は粒状芯部を造粒する造粒機内において、潤滑材として機能するものである。
【0028】
このように吸水性樹脂を潤滑材として機能させる場合には、例えば、α澱粉やポリアクリル酸ナトリウム等の吸水性能が低い吸水性樹脂を使用することができる。吸水性樹脂をこのように使用する場合には、吸水性樹脂は、生ゴミ乾燥粉砕物及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を含む被造粒材料を造粒機で造粒するときの潤滑材として機能する量で使用される。この場合、吸水性樹脂の量は、形成される粒状芯部の20重量%以下とするのが好ましく、特に10重量%以下であるのが好ましい。
【0029】
また、本発明において、吸水性樹脂は、該造粒物の粘着性及び吸水性を向上させ、さらに押出し造粒装置における造粒物の滑り易さを増すために配合される。
本発明の動物の排泄物処理材においては、その吸水能及び保水機能を高めるための5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物とし、粉状の高吸水性樹脂を配合することができる。
本発明において配合される吸水性樹脂は、不良品の吸水性樹脂、高吸水性樹脂廃棄物、比較的吸水性能の小さい吸水性樹脂及び吸水性能の高い高吸水性樹脂を意味する。しかし、吸水性の高いものを使用すると、吸水性樹脂の使用量を少なくできるので好ましい。
【0030】
高吸水性樹脂は、該樹脂に対し重量で数十倍から二千倍程度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂であり、例えば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアクリル酸のグラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロニトリルの部分加水分解物、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサンの塩又はプルランのゲルなどがある。これら高級水性樹脂は、造粒に先立って、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の粒子に、単独で又は2種以上の混合物の形で配合することができる。
【0031】
本発明において、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を含む造粒物の芯部の表面の一部を被覆して被覆部が形成される。この被覆部には、被覆部が速やかに水を吸収でき、かつ粒子相互が尿に濡れて粘着又は接着できるように、吸水及び接着機能を有するパルプ粉又は紙粉、及び吸水性樹脂が選ばれる。芯部の上に形成される被覆層部は、吸水及び接着機能を有するように、各種パルプ粉又は紙粉の他に各種吸水性樹脂を配合して形成することができる。この場合、被覆層部は、例えば、パルプ粉又は紙粉に加えて、吸水及び接着機能を有する吸水性樹脂、吸水量が比較的大きい高吸水性樹脂及び増粘剤として機能する吸水性樹脂を、実験的に求められた適当な比率で配合して形成することができる。
【0032】
本発明において、造粒物や被覆粒状物の芯部に使用される接着作用を有する物質、例えば接着剤は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の粘着性を向上させるための添加物質として使用されるものであり、ポリビニルアルコール、小麦粉、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ゼラチン、高吸水性樹脂、ビニルエステル、ベントナイト、ポリビニルアルコール(PVA)(ポバール:商品名)、α−澱粉、コーンスターチ、アルギン酸ナトリウム、プルラン、カゼイン又はゼラチンなどがあり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して接着剤として使用される。また、アルコール溶解性の接着剤としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン或は(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物として使用することができる。ゼラチン等のゲル化剤及びポリビニルアルコールは、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の固形化を安定させる接着剤として機能するので好ましい。
【0033】
本発明において、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の紙粉としては、吸水速度が比較的小さい紙粉、例えば、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑又はラミネート紙の端屑などの粉砕物、また、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、チタン紙廃材又はパンチ屑などの粉砕物等の紙粉、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら2種以上の混合物がある。
【0034】
本発明において、乾燥造粒物、乾燥被覆粒状物、乾燥被覆粒状物の芯部又は乾燥被覆粒状物の被覆部には、添加物質を配合することができる。本発明において、添加物質は、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質を包含する。
【0035】
本発明において、殺菌作用を有する物質には、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤が包含される。本発明において、殺菌作用を有する物質としては、酢酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ヒノキチオール、次亜塩素酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、二酸化塩素若しくは食塩、又はこれら2種以上の混合物がある。
【0036】
本発明において使用される脱臭作用又は消臭作用を有する物質、即ち、脱臭剤又は消臭剤としては、活性炭、シリカゲル、木酢液、竹酢液、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、茶殻、ゼオライト、ベントナイト、カテキン類、カルコン、フラバノン、フラボン、フラボノール、フラバノノール、フラバノール、イソフラボン、アントシアン類、スメルナーク(商品名:株式会社東海興産製)、ミヤラビ(商品名:発売元:海球倶楽部)パンシルBA−210−1(柿抽出液)(リリース科学工業株式会社製)若しくはヒバ油、又はこれらの二種以上の混合物がある。
【0037】
また、本発明において、排泄物処理材は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を主として含有するので、造粒物の表面及び外観は、該5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の本来有する例えば黄褐色乃至茶褐色になっており、室内等において使用するのに、見た目が悪くなり、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物これら廃材偉材の固有の色とは異なる色の着色物質により着色されるのが好ましい。例えば、白色粉状の5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を、排泄物処理材の40重量%以下の量、好ましくは、10重量%以下の量で、造粒に先立って、該生ゴミ乾燥粉砕物に混合したり、該5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物の表面にまぶしたりして、粒状の排泄物処理材における生ゴミ乾燥粉砕物乾燥造粒物の色調を、生ゴミ乾燥粉砕物の色調と異なる色調に、例えば、略白色又は白色に近づかせるなどして、生ゴミ乾燥粉砕物乾燥造粒物おける生ゴミ乾燥粉砕物の色を緩和させることができる。
【0038】
また、本発明において、着色物質は、例えば、着色剤等の着色物質であり、これらの着色物質の使用は、生ゴミ乾燥粉砕物粒子、生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物及び生ゴミ乾燥粉砕物粒子を前記着色物質により着色して、生ゴミ乾燥粉砕物等の色を隠すことができる。また、この場合、着色された生ゴミ乾燥粉砕物粒子を造粒して、生ゴミ乾燥粉砕物の色を確実に隠した造粒物とすることもでき、またこの造粒物を更に着色することもできる。またこの他に、造粒された5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物の色を、着色物質により着色した場合で、被覆物質及び吸水性樹脂により被覆した場合、排泄に使用後には、粒状の排泄物処理材が濡れるが、濡れた被覆部は透け易いので、濡れていないときは隠れていた被覆部の下の色が、濡れた被覆部を透して顕色するようになる。したがつて、例えば、排泄時に濡れた粒状の排泄物処理材の部分は、地の色が透けて外側から見える様になるので、この色の発現を利用して濡れた部分を濡れない部分と識別可能となる。
【0039】
本発明において、このような着色物質として、顔料及び染料を使用することができる。このような顔料及び染料には、白色のものとして、紙粉、炭酸カルシウム、酸化チタン及び合成パールがあり、黒色のものとしては、カーボン、エリオクロムブラックT、アミノブラック10B及びクロラゾルブラックBHがある。青色の顔料及び染料としては、シアニンブルー、アゾブルー及びパテントブルーがあり、緑色の顔料及び染料としては、シアニングリーン及びエメラルドグリーンがあり、黄色の顔料及び染料としては、アゾイエロー、アシッドイエロー及びハンサイエローがある。紙粉は、染料、顔料等により予め着色して、各種着色用の材料として使用することができる。
【0040】
本発明において、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の乾燥造粒物に配合される5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物は、5mm以下の粒度、好ましくは3mm以下の粒度で混合され、造粒物における生ゴミ乾燥粉砕物の性質を緩和する。
本発明において、生ゴミ乾燥粉砕物粒子には、造粒に先立って、粉状の5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を40重量%以下の量で、好ましくは10重量%以下の量で混合することができる。この場合、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の色調は、本発明の排泄物処理材の色調に合わせた色調とするのが好ましい。生ゴミ乾燥粉砕物粒子が、造粒に先立って予め着色される場合には、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の色調は、着色粒子の色調と混合して、単一色又は混合色とすることができる。しかし、本発明において、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の着色粒子の色調と5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の色調とを一致させると、斑模様を少なくできるので好ましい。
【0041】
本発明において、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の着色又は未着色の粒子と混合して加えてもよく、また別途に加えても良いが、造粒物中で、生ゴミ乾燥粉砕物粒子と合体させるようにするのが好ましい。被覆造粒物の場合、芯部を着色剤で着色しておくと、粒状の排泄物処理材として使用したとき、排泄後に被覆部が濡れて、内側の芯部が透けて見えることにより、濡れた粒子を見分けるのが簡単になるので好ましい。
【0042】
本発明において、着色物質及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の色彩を、紙粉又はパルプ等により、例えば白一色に揃えると、人又は動物用の診断用指示薬を配合して、排泄物についての検査用指示薬の発色の確認が容易となり、人又は動物の排泄物による検診を簡単に行うことができる。本発明において使用される排泄物検査用指示薬としては、例えば、従来の人又は動物用の尿検査用指示薬、例えば、人の尿検査用指示薬、即ち尿pH指示薬、尿蛋白指示薬、尿糖指示薬、尿ヘモグロビン指示薬及びその他の人の尿検査用指示薬が使用することができる。
【0043】
本発明において、このような指示薬、特にpH指示薬を配合する場合には、指示薬の発色を正確かつ容易に検出できるようにするために、造粒物の表面を紙粉又はパルプ粉で被覆して、被覆部を形成し、指示薬を配合するのが好ましい。pH指示薬以外の他の指示薬の場合には、乾燥造粒物又は被覆粒状物の粒子表面を白色の着色剤で着色し、これに白色乃至略白色の5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物に指示薬を添加混合したものを配合するのが好ましい。この場合、上記の白色の顔料及び染料に替えて、白色乃至略白色の増量材等の5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を着色物質として使用することができる。
【0044】
したがって、例えば上に列記の白色の着色物質以外に、例えば、ベントナイト、ゼオライト、炭酸カルシウム及び石膏等の鉱物質の白色5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、並びに小麦粉、紙粉、製紙用パルプ粉、製紙スラッジ及びCMC等の白色5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物粒子の表面の着色物質として、使用することができる。
尿pH指示薬の場合は、使用される着色物質及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物はpHに影響を与えないものとされる。例えば、パルプ粉、紙粉、チタン白等が使用される。
【0045】
また、本発明において、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の着色乾燥造粒物は、それ自体脱臭能を有しているが、動物が排泄した尿等が分解して汚臭となるのを極力避けるために、本発明の動物の排泄物処理材には、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の着色乾燥造粒物に、補助脱臭剤として、10重量%以下の量で、吸着能を有する白色粉状のベントナイト、ゼオライト等、又は例えば黒色のたばこ用のチャコールフイルターの屑といった活性炭入りパルプ廃物などを配合することができる。これらは造粒物中に配合されるのが好ましい。
【0046】
本発明において、排泄物処理材は、保存時の黴の発生を避けるために、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の乾燥造粒物に、殺菌作用を有する物質を添加することができる。本発明において、このような殺菌作用を有する物質は、着色された5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を脱色しないように、脱色作用を有しないものが好ましい。例えば、食品の保存及び殺菌に使用される食品用の保存料及び殺菌料を使用するのが好ましい。したがって、有機酸、食塩、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸カルシウム、ヒノキチオール並びに安息香酸又はその塩、などの殺菌剤、防腐剤及び防黴剤が使用される。酸化により容易に脱色されない顔料を5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物の着色物質とする場合には、次亜塩素酸又はその塩、例えば次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウム、これらの他に二酸化塩素を配合することができる。ヒバ油の中の有効成分であるヒノキチオールの添加は、桧及びひば等のヒノキチオールを含有する木粉を添加して行なうことができる。このようなヒノキチオール含有の木粉を使用することは、製材工場の廃物を有効に利用することができるので好ましい。
【0047】
本発明において、尿に触れて排泄物処理材粒子相互を接着させて、容易に塊を形成して、尿に触れた部分を容易に取り出し易くさせるようにしたり、使用時における粒状の排泄物処理材の粉化を避けるために、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物に、5mm以下の粒度の接着機能を有する物質を配合するのが好ましい。このような5mm以下の粒度の接着機能を有する物質には、水溶性又は水分散性の5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物として、紙粉、製紙用パルプ、製紙スラッジ、パルプスラッジ、ポリビニルアルコール(PVA)、小麦粉、澱粉、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、プルラン又はゼラチンなどの粉砕物があり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して混合物の形で使用される。また、アルコール溶解性の5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン或(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して混合物の形で使用される。
【0048】
本発明において、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物は、造粒装置により造粒される。造粒装置としては、従来周知の、スクリュー式、ラム式及びロール式等の押出し造粒装置を使用することができる。しかし、この他に、圧縮造粒装置、パン型造粒装置、ドラム型造粒装置及び流動層型造粒装置などの各種造粒装置を使用することができる。このようにして造粒された造粒物は、乾燥される。この乾燥造粒物は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を50重量%以上の量で含有するものであり、また好ましくは、乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を30重量%以上の量で含有するものであり、さらに好ましくは、乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を10重量%以上の量で含有するものである。
これらの造粒装置において、成形された造粒物の表面への白色粉末の付着は、造粒物が形成されたところで、造粒物表面に、例えば白色粉末を直接付着させたり、又は白色粉末を溶液又は懸濁液に変えて、噴霧等により付着させることができる。
【0049】
本発明において、粒状の排泄物処理材を、造粒物で形成される芯部と、該芯部の表面を被覆する被覆部とで形成した乾燥被覆粒状物とすることができる。この場合、着色され又は着色されない生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物又は生ゴミ乾燥粉砕物の乾燥造粒物には、その表面を覆って、被覆物質及び高吸水性樹脂で形成され、又は被覆物質、高吸水性樹脂及び接着剤で形成された被覆部を設けることができる。被覆部は、濡れて互いに接触する排泄物処理材粒子同士が接着して、凝集塊を形成することができるように、被覆物質は、濡れて接着可能である材料が好ましい。
【0050】
この場合、被覆部は、被覆材料で芯部を被覆して形成される。被覆材料は、被覆物質と吸水性樹脂の混合物に、配合物質若しくは界面活性剤又は配合物質及び界面活性剤を混合して調製することができる。本発明において、被覆材料に使用される配合物質は、殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質、接着機能を有する物質若しくは着色物質があり、これら殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質、接着機能を有する物質若しくは着色物質は、芯材において使用されるものと同様の物質である。被覆材料には、被覆物質及び吸水性樹脂が常に使用され、特に、吸水性樹脂は接着作用を有する物質でもあるので、被覆層相互の接着には、特に強い接着の必要性がないかぎり、接着剤等の使用を省略することができる。接着機能を有する物質、殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質若しくは着色物質等と同様に、必要に応じて使用することができる。本発明において、接着機能を有する物質、殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質若しくは着色物質は、芯材及び被覆材料において共用可能である。
被覆物質としては、紙粉粒子は相互に接着する性質を有するので、紙粉を使用するのは好ましい。この場合、被覆部を形成する紙粉の量は、被覆部の30重量部以上であり、好ましくは50重量%以上であり、さらに好ましくは、紙粉55重量%である。また,被覆部を形成する吸水性樹脂の量は、被覆部に対して40重量%以下であり、好ましくは、35重量%以下である。被覆部を形成する接着作用を接着剤の量は、被覆部に対して10重量%以下であり、好ましくは、0.5重量%以上であり、さらに好ましくは、10重量%である。この場合、例えば、生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物に、紙粉と吸水性樹脂の混合物を付着させ、その後乾燥することにより容易に剥落しないようにすることができる。しかし、この場合、接着剤を使用すると、被覆部の芯部に対する接着が強固にできるので好ましい。
【0051】
本発明において、このような被覆物質としては、衛生用品の製造工程から排出される規格外の廃材又は裁断屑などがあり、このような廃材としては、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、バフ粉などがあり、これらの以外の被覆材料として使用できる廃材としては、ダンボール屑、木材屑、鉋屑、木粉、不織布屑、製紙用パルプ廃材、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、紙粉、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、ベントナイト若しくは製紙用パルプ、又はこれら2種以上の混合物がある。これらの被覆材料は、0.5mm以下の粒度、好ましくは0.3mm以下の粒度、さらに好ましくは0.1mm以下の粒度に粉砕されて被覆部の形成に使用される。
【0052】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を含む造粒物表面が、被覆層又は着色層で覆われているので、生ゴミ乾燥粉砕物特有の黄色、薄茶、茶色又は茶褐色等の色は隠されて、粒状の排泄物処理材の使用時における、例えば室内の調度との調和、衛生感、使用者の好み及び色彩雰囲気等に応じることが可能なり、また、粒状の排泄物処理材の多色化を可能にすることができる。
【0053】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、生ゴミ乾燥粉砕物を含む造粒物表面を、被覆部で覆って形成することができる。被覆部で覆われた粒状の排泄物処理材において、被覆部は、乾燥被覆粒状物の被覆部の表面に排泄物を付着させて、排泄物を排泄物処理材により包み込むように、排泄物処理材の粒子相互も接着可能に形成されて、排泄物処理材粒子はその周囲から排泄物を包み込むことができるので、排泄物の汚臭等は、排泄物処理材に吸着されて周囲に汚臭が放散されることはない。
【0054】
しかも、本発明においては、粒状の排泄物処理材は、生ゴミ乾燥粉砕物に5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を混合して造粒して形成される。5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を混合する場合、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物の中には、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物自体が、吸着能を有するものがあるので、この場合は、吸着物質を特に加えることなく、人又は動物用の粒状の排泄物処理材として使用することができる。したがって、本発明の粒状の動物用排泄物処理材は、人又は動物の排泄した尿を吸収し、消臭性が良好である。さらに、本発明の粒状の排泄物処理材は、特に着色物質で着色してあるので、尿検査用指示薬を配合しても、その発色を際立たせることが容易であり、人又は動物の排泄した尿の色を検査して、人又は動物の健康状態を監視することが容易となる。
【0055】
本発明において、ポリビニルアルコール及び/又は小麦粉が混合されている場合には、人又は動物の排泄物に付着して、排泄物を塊状に包み込むこととなり、後始末が簡単かつ容易である。また、動物の排泄処理材中に補助脱臭剤及び/又は高吸水性樹脂が混合されている場合には、排泄物処理材として更に優れた脱臭性並びに吸水性及び保水性を発揮する。
【0056】
本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされていた生ゴミを、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物とし、この生ゴミ乾燥粉砕物に、茶殻、活性炭入りパルプ廃物、紙粉等の可燃性の廃棄物配合材料及び吸水性樹脂を混合して、人又は動物用の粒状の排泄物処理材とするものである。このように、本発明においては、人又は動物用の粒状の排泄物処理材は、主として可燃物で構成されているので、焼却等廃棄処理が容易である。
【0057】
本発明は、人又は動物用の粒状の排泄物処理材が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を主として含有し、吸水性若しくは脱臭性又は吸水性及び脱臭性に優れる茶殻等の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を混合して、1mm以上、好ましくは3mm以上の粒径の造粒物に、形成されるので、動物の排泄した尿の吸収が良く、また保水性が良く、消臭性が顕著に良好である。
【0058】
しかも、本発明の人又は動物用の粒状の排泄物処理材には、吸水性樹脂、特に高吸水性樹脂等の吸水性を有する材料、又は小麦粉、ポリビニルアルコール、澱粉若しくはゲル化剤その他接着能を有する材料、又は殺菌作用を有する物質或はこれら添加物質の二以上のものを配合できるので、動物の排泄物に付着して、排泄物を塊状に包み込むこととなり、後始末が簡単かつ容易である。また、脱臭剤及び/又は吸水剤が混合されている場合には、排泄物処理材として更に優れた脱臭性及び吸水性を発揮する。さらにまた、殺菌作用を有する物質が混合されている場合には、排泄物処理材は、黴などの発生がなく長期間に亙って保存することができる
【0059】
【実施例】
以下、本発明の実施の態様の例を説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の工程図である。図2は、本発明の他の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の工程図である。図1及び図2において、対応する箇所には同一の符号が付されている。
【0060】
図1において、生ゴミを受け入れるための、生ゴミ受入れホッパー1が設けられており、回収された生ゴミは、この生ゴミ受入れホッパー1に入れられる。生ゴミ受入れホッパー1は、湿式粉砕装置2に接続する生ゴミ定量フィーダー3に接続しており、生ゴミ受入れホッパー1に入れられた生ゴミは、生ゴミ定量フィーダー3により湿式粉砕装置2に供給され、3mm以下の粒度の粉砕物に粉砕される。湿式粉砕装置2の排出口4は、生ゴミ粉砕物受入れホッパー5に接続するネットコンベヤ装置6に接続しており、3mm以下の粒度に湿式粉砕された生ゴミは、ネットコンベヤ装置6に排出されて、湿式粉砕された生ゴミ粉砕物中に含まれる水分は、ネットコンベヤ装置6により、生ゴミ粉砕物の汁受けホッパー7に分離除去される。ここで汁受けホッパー7に分離された水は、活性汚泥法等の廃水処理により浄化される。一方、生ゴミ粉砕物受入れホッパー5に導入される生ゴミ粉砕物は、生ゴミ粉砕物中に含まれる水分が除去されて、含水率が60重量%に低下している。
【0061】
生ゴミ粉砕物受入れホッパー5の排出口下方には、一端でメインコンベヤ装置8に接続する定量スクリューフィーダー9が設けられている。本例において、メインコンベヤ装置8には、吸油性材料を生ゴミ粉砕物に混合して生ゴミ造粒物から生ゴミの油分の滲出を避けるために、吸油性材料供給源10が、吸油性材料定量スクリュウフィーダー11を介して接続している。また本例において、メインコンベヤ装置8には、生ゴミ粉砕物に脱臭剤を混合して生ゴミ乾燥粉砕物を含む乾燥造粒物の臭いを消すために、脱臭剤供給源12が、脱臭剤定量フィーダー13を介して接続している。さらに、本例において、メインコンベヤ装置8には、高吸水性樹脂等の吸水性樹脂を混合しての造粒物に吸水性を付与するために、吸水性樹脂供給源14が、吸水性樹脂供給フィーダー15を介して接続している。さらにまた、本例において、メインコンベヤ装置8には、生ゴミ粉砕物の造粒物に保水性を付与するために混合されるプラスチック材料を主として含む紙おむつ廃材の分級産物供給用の定量スクリューフィーダー16が接続している。
【0062】
本例において、紙おむつ廃材分級産物を受け入れるための、材料ホッパー17が設けられており、紙おむつ廃材分級産物は、この材料ホッパー17に入れられる。材料ホッパー17の底部排出路18には、乾式粉砕装置19に接続する定量スクリューフィーダー20が接続しており、材料ホッパー17に入れられた紙おむつ廃材分級産物は、紙おむつ廃材分級産物搬送用の定量スクリューフィーダー20により乾式粉砕装置19に供給され、3mm以下の粒度の粉砕物に解され又は粉砕される。乾式粉砕装置19の底部に設けられている排出路21には、紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22に接続する紙おむつ廃材分級産物粉砕物用移送管23が接続しており、3mm以下の粒度に粉砕された紙おむつ廃材分級産物粉砕物は、紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22に供給される。紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22に供給された紙おむつ廃材分級産物粉砕物は、紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22の排出路24から定量スクリューフィーダー16を介してメインコンベヤ装置8に供給される。本例においてメインコンベヤ装置8は、混合装置25に接続しており、この混合装置25において、メインコンベヤ装置8に供給された生ゴミ粉砕物、吸油性材料、脱臭剤、吸水性樹脂及び紙おむつ廃材分級産物粉砕物は混合される。
混合装置25には、油凝集剤、着色物質、接着作用を有する物質、殺菌剤又は界面活性剤又はこれら二以上の混合物等の水溶液を噴霧等により添加する噴霧装置26が設けられている。
【0063】
本例において、造粒される混合物の水分は、生ゴミ粉砕物から供給される。しかし、油凝集剤、着色物質、接着作用を有する物質、殺菌剤又は界面活性剤又はこれら二以上の混合物等の水溶液を噴霧する時は、混合物の水分は、生ゴミ粉砕物からの水分と水溶液からの水分との合計水分となる。何れの場合にも、生ゴミ粉砕物と紙おむつ分級産物の混合比率は、その混合物の水分が造粒に適した水分となるように調整される。生ゴミ粉砕物と紙おむつ廃材分級産物を主として含む混合物は、定量スクリューコンベヤ装置27により、ミートチョッパー式押出し造粒装置28に供給されて、孔径4mmのダイス29を通して、径が4mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出される。造粒装置28のダイス29の下方には、押し出された造粒物を、円形振動篩装置30に送るための造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置31が設けられている。本例において、前記造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置31の造粒物供給口32は、円形振動篩装置30の篩上に位置している。本例において、円形振動篩装置30には、噴霧ノズル33が設けられている。噴霧ノズル33により、水又は着色物質、接着性を有する物質若しくは殺菌作用を有する物質などの添加物質の水溶液を噴霧することにより、造粒された粒子の表面を濡れさせて、造粒物についての着色、殺菌若しくは接着等を造粒物の表面に水と一緒に付着させて、被覆材料が被着し易いようにすると共に、造粒物の破壊による粉化を防止する。
【0064】
本例において、前記円形振動篩装置30の篩目の開きは、上段が約10mmであり、下段は粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。該円形振動篩装置30における下段の篩上粒子は、下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が振動篩型整粒機34に接続する下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置35に供給される。
下段篩上粒子の搬送用ベルトコンベヤ装置35の搬出端部36は、振動篩型整粒機34の篩上に位置している。振動篩型整粒機34は、互いに付着する造粒物を、振動させることにより,一粒宛に粒子を解すものであり、被覆時に、粒子相互の付着による大型粒子化を極力避けるために設けられている。本例において、振動篩型整粒機34には、円形振動篩装置30において噴霧ノズル33により噴霧されて水又は水溶液により濡れた状態の造粒粒子、又は噴霧ノズル33により噴霧されずに、造粒された状態で濡れている造粒粒子が搬送用ベルトコンベヤ装置35により搬送される。本例において、振動篩型整粒機34には、被覆材料供給槽37から延びて被覆材料撒布ノズル38が設けられている。本例において、被覆材料散布ノズル38により散布される被覆材料は、例えば、紙粉、例えば高吸水性樹脂等の吸水性樹脂及び接着剤を包含しており、振動篩型整粒機34に送られた、濡れている造粒粒子の表面に散布され、被着される。
【0065】
振動篩型整粒機34においても、篩目の開きは、上段が約10mmであり、下段は粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。振動篩型整粒機34の下段の篩上粒子は、下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が振動篩型整粒機39の篩上に接続する下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置40に供給される。本例において、振動篩型整粒機39には、振動篩型整粒機34において、被覆材料散布ノズル38から散布されて、被覆材料が被着された造粒物粒子(被覆粒状物)が搬送用ベルトコンベヤ装置40により搬送される。本例において、振動篩型整粒機39の篩上には、被覆材料供給槽37から延びて被覆材料撒布ノズル41が設けられており、また、振動篩型整粒機34の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置40には、加湿用噴霧ノズル42が設けられており、下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置40において被覆粒子は加湿される。下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置40において被覆粒子は加湿された被覆粒子は、振動篩型整粒機39に供給され、ここにおいても個々の粒子に解されながら、被覆材料散布ノズル38から散布されて、被覆材料で被覆される。
【0066】
振動篩型整粒機39においても、前記振動篩型整粒機34と同様に、篩目の開きは、上段が約10mmであり、下段は粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。また、振動篩型整粒機39の下段の篩上粒子は、振動篩型整粒機39の下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が下流の振動篩型整粒機43の篩上に接続する振動篩型整粒機39の下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置44に供給される。また後続の振動篩型整粒機45及び46においても、上流側の前記振動篩型整粒機34及び39と同様に、篩目の開きは、上段が約10mmであり、下段は粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。また、振動篩型整粒機43の下段の篩上粒子は、振動篩型整粒機43の下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が振動篩型整粒機45の篩上に接続する下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置47に供給される。また、振動篩型整粒機45の下段の篩上粒子は、振動篩型整粒機45の下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が振動篩型整粒機46の篩上に接続する下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置48に供給される。
【0067】
本例において、振動篩型整粒機46の下段の篩上粒子は、振動篩型整粒機46の下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が振動篩型整粒機49に接続する振動篩型整粒機46の下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置50に供給される。本例において、振動篩型整粒機46の下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置50には、加湿用噴霧ノズル51が設けられており、振動篩型整粒機46の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置40において、振動篩型整粒機46で被覆材料が散布された振動篩型整粒機46の下段篩上粒子の被覆粒子は加湿されて、乾燥機49、例えば熱風乾燥機に送られる。このように被覆粒子を加湿すると、被覆材料が確りと付着して剥落等による被覆粒子の粉化を避けることができる。
【0068】
被覆材料で被覆された被覆造粒物は、乾燥機49、例えば熱風乾燥機に導入され、乾燥される。乾燥機49の乾燥物出口50の下方には、乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置51が設けられている。この乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置51の搬出端52は、円形振動篩装置53の篩上に位置している。円形振動篩装置53は、互いに付着する造粒物を、振動させることにより,一粒宛に粒子を解すものであり、被覆時に、粒子相互の付着による大型粒子化された粒子を分離するために設けられている。
本例において、円形振動篩装置53においても、篩目の開きは、上段が約10mmであり、下段は粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。円形振動篩装置53の下段の篩上粒子は、下段篩上粒子の出口(図示されていない)に一端が接続し、他端が製品ホッパー54に接続する下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置55に供給される。製品ホッパー54の排出口56は、円形振動篩装置57に接続する乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置58上に位置している。乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置58の搬出端59は、円形振動篩装置57の篩上に位置している。円形振動篩装置57は、互いに付着する造粒物を、振動させることにより,一粒宛に粒子を解すものであり、被覆時に、粒子相互の付着による大型粒子化を避けるために、付着した粒子を個々の粒子に分離するために設けられている。前記円形振動篩装置57における下段の篩上粒子は、下段篩上粒子の出口(図示されていない)に接続する下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置61により、包装機60に供給される。
【0069】
本例の装置は以上のように構成されているので、収集された一般廃棄物の所定量の生ゴミを計量ホッパー1に入れ、また、プラスチック材料を主として含む紙おむつ廃材の分級産物の所定量を計量ホッパー17に入れ、生ゴミ供給用のベルトコンベヤ装置3及び紙おむつ分級産物供給用のベルトコンベヤ装置20を作動させる。生ゴミ受入れホッパー1に入れられた生ゴミは、生ゴミ定量フィーダー3により湿式粉砕装置2に供給され、3mm以下の粒度の粉砕物に粉砕される。湿式粉砕された生ゴミ粉砕物は、ネットコンベヤ装置6に排出されて生ゴミ粉砕物受入れホッパー5に送られる。湿式粉砕された生ゴミは、ネットコンベヤ装置6により送られる間に、生ゴミ粉砕物中に含まれる水分は、汁受けホッパー7に分離除去され、生ゴミ粉砕物の含水率は、約60重量%に低下する。一方、汁受けホッパー7に分離された生ゴミ粉砕物中の水は、活性汚泥法等の廃水処理技術により浄化される。
【0070】
生ゴミ粉砕物は、生ゴミ粉砕物受入れホッパー5の排出口から定量スクリューフィーダー9により、メインコンベヤ装置8には送られる。本例において、メインコンベヤ8には、吸油性材料が吸油性材料供給源10から定量スクリューフィーダー11により供給され、また、脱臭剤供給源12から、脱臭剤定量フィーダー13により供給され、脱臭剤がメインコンベヤ11に供給される。さらに、メインコンベヤ装置8には、高吸水性樹脂が、吸水性樹脂供給源14から、吸水性樹脂供給フィーダー15を介して供給される。吸油性材料、脱臭剤及び高吸水性樹脂が混合された生ゴミ粉砕物は、メインコンベヤ装置8により、混合装置25に送られる。また、本例において、材料ホッパー17に入れられたプラスチック材料を主として含む紙おむつ廃材の分級産物が、乾式粉砕機19で3mm以下の粒度に粉砕され、この紙おむつ廃材の分級産物粉砕物を紙おむつ廃材の分級産物粉砕物受入れホッパー22に集め、この受入れホッパー22から、供給用の定量スクリューフィーダー16を介して、メインコンベヤに供給され、吸油性材料、脱臭剤及び高吸水性樹脂が混合された生ゴミ粉砕物に混合される。
【0071】
本例においてメインコンベヤ装置8に供給された、生ゴミ乾燥粉砕物、吸油性材料、脱臭剤、吸水性樹脂及び紙おむつ廃材分級産物粉砕物の混合物は、混合装置25において混合される間に、油凝集剤、殺菌剤又は界面活性剤等を含有する水溶液が噴霧装置26から噴霧されて混合される。
本例において、造粒される混合物の水分は、生ゴミ乾燥粉砕物から供給されるると共に、油凝集剤、着色物質、接着作用を有する物質、殺菌剤又は界面活性剤又はこれら二以上の混合物等を含有する水溶液の噴霧装置26からの噴霧によつても加えられ、造粒に適した水分となるように調整される。生ゴミ乾燥粉砕物と紙おむつ廃材分級産物を主として含む混合物は、定量スクリューコンベヤ装置27により、ミートチョッパー式押出し造粒装置28に供給されて、孔径4mmのダイス29を通して、径が4mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出される。
【0072】
造粒装置28で造粒された造粒物は、円形振動篩装置30に送られ、そこで、噴霧ノズル33により、水又は着色物質、殺菌剤若しくは接着剤、もしくはこれらの二以上の物質の水溶液が噴霧される。この噴霧により、造粒された粒子の表面を濡れさせると共に、造粒物に、着色物質、殺菌剤若しくは接着剤等を造粒物の表面に付着させる。前記円形振動篩装置30から下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置35に排出された造粒物は、振動篩型整粒機34に供給されて、造粒物は、一粒宛に解され、被覆材料供給槽37から被覆材料撒布ノズル38を介して、例えば、紙粉、高吸水性樹脂等の吸水性樹脂及び接着剤を包含する被覆材料が、造粒粒子の表面に散布され、被着される。
【0073】
振動篩型整粒機34で被覆された被覆粒状物の下段篩上粒子は、下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置40に供給され、加湿用噴霧ノズル42により加湿されて、振動篩型整粒機39に送られる。振動篩型整粒機39において、加湿された被覆粒状物には、被覆材料供給槽37に接続する被覆材料撒布ノズル41から、被覆材料が、被覆粒状物の粒子の表面に散布され、被着される。
【0074】
振動篩型整粒機39において被覆された被覆粒状物は、振動篩型整粒機43及びそれに後続の振動篩型整粒機45及び46に送られて、被覆材料が、被覆粒状物の粒子の表面に散布され、被着される。振動篩型整粒機46において、被覆材料で被覆された被覆粒状物は、下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置50に移され、加湿用噴霧ノズル51で加湿されて、乾燥機49、例えば熱風乾燥機に送られる。このように被覆粒子を加湿すると、被覆材料が確りと付着して剥落等による被覆粒子の粉化を避けることができる。
被覆材料で被覆された被覆造粒物は、乾燥機49に導入されて乾燥される。乾燥された被覆粒状物は、乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置51により、円形振動篩装置53に送られて、互いに付着する造粒物を、振動させることにより、一粒宛に粒子を解して、10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物が篩分けられる。
【0075】
円形振動篩装置53で篩い分けられた被覆粒状物は、円形振動篩装置53の下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置55により製品ホッパー54に送られる。製品ホッパー54に集められた被覆粒状物は、円形振動篩装置57に送られて、10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物が篩分けられ、円形振動篩装置57の下段篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置61により、包装機60に送られる。
本例において、メインコンベヤ装置8が使用されているが、メインコンベヤ装置はメインスクリューフィーダーに変えることができる。
【0076】
図2において、生ゴミを受け入れるための、生ゴミ受入れホッパー1が設けられており、回収された生ゴミは、この生ゴミ受入れホッパー1に入れられる。生ゴミ受入れホッパー1は、乾燥機62、例えば熱風乾燥機に接続する生ゴミ定量フィーダー63に接続しており、生ゴミ受入れホッパー1に入れられた生ゴミは、生ゴミ定量フィーダー63により乾燥機62に供給され、含水率が10重量%程度又はそれ以下に乾燥される。乾燥機62で乾燥された生ゴミは、乾燥機出口64に一端が接続し、他端が乾式粉砕装置65に接続する乾燥生ゴミ搬送用定量ベルトコンベヤ装置66により乾式粉砕機65に送られる。乾式粉砕装置65は、メインコンベヤ装置8に接続する乾燥生ゴミ粉砕物移送管67に接続しており、乾燥機62で乾燥された乾燥生ゴミは、乾燥生ゴミ搬送用定量ベルトコンベヤ装置66により乾式粉砕装置65に供給され、乾式粉砕装置65で3mm以下の粒度の粉砕物に粉砕され、乾燥生ゴミ粉砕物移送管67からメインコンベヤ装置8に送られる。る。メインコンベヤ装置8に供給される乾燥生ゴミ粉砕物は、含水率が10重量%程度にまで低下している。
【0077】
本例においても、図1に示す實司令と同様に、メインコンベヤ装置8には、吸油性材料を乾燥生ゴミ乾燥粉砕物に混合して、乾燥生ゴミ造粒物から生ゴミの油分の滲出を避けるために、吸油性材料供給源10が、吸油性材料定量スクリュウフィーダー11を介して接続している。また本例において、メインコンベヤ装置8には、生ゴミ乾燥粉砕物に脱臭剤を混合して生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物の臭いを消すために、脱臭剤供給源12が、脱臭剤定量フィーダー13を介して接続している。さらに、本例において、メインコンベヤ装置8には、高吸水性樹脂等の吸水性樹脂を混合して生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物にに吸水性を付与するために、吸水性樹脂供給源14が、吸水性樹脂供給フィーダー15を介して接続している。さらにまた、本例において、メインコンベヤ装置8には、生ゴミ乾燥粉砕物の造粒物に保水性を付与するために混合されるプラスチック材料を主として含む紙おむつ廃材の分級産物供給用の定量スクリューフィーダー16が接続している。
【0078】
本例においても、紙おむつ廃材分級産物を受け入れるための、材料ホッパー17が設けられており、紙おむつ廃材分級産物は、この材料ホッパー17に入れられる。材料ホッパー17の底部排出路18には、乾式粉砕装置19に接続する定量スクリューフィーダー20が接続しており、材料ホッパー17に入れられた紙おむつ廃材分級産物は、紙おむつ廃材分級産物搬送用の定量スクリューフィーダー20により乾式粉砕装置19に供給され、3mm以下の粒度の粉砕物に解され又は粉砕される。乾式粉砕装置19の底部に設けられている排出路21には、紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22に接続する紙おむつ廃材分級産物粉砕物用移送管23が接続しており、3mm以下の粒度に粉砕された紙おむつ廃材分級産物粉砕物は、紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22に供給される。紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22に供給された紙おむつ廃材分級産物粉砕物は、紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー22の排出路24から定量スクリューフィーダー16を介してメインコンベヤ装置8に供給される。本例においてメインコンベヤ装置8は、混合装置25に接続しており、この混合装置25において、メインコンベヤ装置8に供給された生ゴミ乾燥粉砕物、吸油性材料、脱臭剤、吸水性樹脂及び紙おむつ廃材分級産物粉砕物は混合される。
混合装置25には、油凝集剤、殺菌剤又は界面活性剤等の水溶液を噴霧等により添加する噴霧装置26が設けられている。
【0079】
本例において、造粒される混合物の水分は、乾燥生ゴミ乾燥粉砕物からの水分と、油凝集剤、殺菌剤又は界面活性剤等の水溶液からの水分との合計水分となる。乾燥生ゴミ乾燥粉砕物及び紙おむつ分級産物の混合比率は、その混合物の水分が造粒に適した水分となるように調整される。乾燥生ゴミ乾燥粉砕物と紙おむつ廃材分級産物を主として含む混合物は、定量スクリューコンベヤ装置27により、ディスクペレッター式押出し造粒装置28に供給されて、孔径4mmのダイス29を通して、径が4mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出される。造粒装置28のダイス29の下方には、押し出された造粒物を、円形振動篩装置30に送るための造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置30が設けられている。本例において、前記造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置31の造粒物供給口32は、円形振動篩装置30の篩上に位置している。本例において、円形振動篩装置30には、噴霧ノズル33が設けられている。噴霧ノズル33により、水又は着色物質、接着性を有する物質若しくは殺菌作用を有する物質などの添加物質の水溶液を噴霧することにより、造粒された粒子の表面を濡れさせて、造粒物についての着色、殺菌若しくは接着等を造粒物の表面に被覆材料が被着し易いようにすると共に、造粒物の破壊による粉化を防止する。以下の工程は図1の場合と同様である。
本例において、メインコンベヤ装置8が使用されているが、メインコンベヤ装置は移送管叉はスクリューフィーダーに変えることができる。
【0080】
例1.
塵芥車により回収された一般家庭からの食品残滓を含む生ゴミを、湿式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目3mmを通して粉砕した。粉砕時に遊離する水は分離し、活性汚泥処理法により浄化し排水する。この3mm以下の粒度に粉砕された含水率60重量%の生ゴミ乾燥粉砕物60重量部とソルビン酸2重量部を混合装置で混合し、この混合物に、非晶含水シリカの微粉末のホワイトカーボンの10重量部を混合した。この混合物に、不織布製造工場から排出されるポリプロピレン不織布裁断屑の粉砕物60重量部加えて混合し、この混合物に、5mm以下の粒度のアクリルアミド(ダイヤフロック株式会社製)3重量部を加えて混合し,含水率が26重量%の混合物を調製した。この混合物を被造粒材料として、クリューフィーダーで、不二パウダル株式会社製のディスクペレッタに導入し、孔径4mmで、厚さ25mmのダイスにより押出し造粒した。この押出し造粒物を其の侭芯材とした。芯材を被覆する被覆材料の量は、芯材80重量部に対し、被覆材料20重量部であった。
被覆に先立つて、押出し直後の芯材に適量の水を噴霧し水の噴霧により表面が十分に湿った芯材を、第一の円形の振動篩型被覆装置に導入し、被覆材料が散布されている振動する篩面上を、芯材粒子を転がして、被覆材料を芯材表面に十分に付着させて、被覆した。続いて直列に配置されている第二及び第三の円形振動篩型被覆装置をその順に移動して、芯材の表面に被覆材料を被着させた。次いで、上段が10mmの網目で下段が4mmの網目の円形振動型篩整粒装置により、10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物を篩い分けた。この篩い分けられた10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物を、熱風乾燥機にて、80℃以上、例えば、80乃至120℃の温度で含水率が、10重量%以下になるまで乾燥した。
本例において、前記ポリプロピレン不織布裁断屑の粉砕物は、不織布製造工場から排出されるポリプロピレン不織布裁断屑を、乾式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目5mmを通して粉砕して、5mm以下の粒度に調整した。また、被覆材料は、0.3mmの目開きのスクリーンを通して粉砕した紙粉60重量部、三菱化学株式会社製の高吸水性樹脂16重量部、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂(商品名ハイモサブHS−1100)16重量部、ダイヤフロック株式会社製のアクリルアミド2重量部及び株式会社興人製の消臭抗菌剤(商品名:クリーンスカイ)2重量部を、混合装置で混合して調製した混合物である。
このようにして製造された被覆粒状物について、猫で排泄時の使用についての試験を行ったが、猫の使用に関して問題はなかった。排泄後、尿を吸収した粒子は相互に付着して、良く固まっており、スコップで簡単に取出すことができた。今回の粒状の排泄物処理材には、魚の肉等が入っていたが、食べることもなく排泄に使用することができた。生ゴミ特有の腐敗集及びアンモニア臭は殆ど感じられなかつた。
【0081】
例2
塵芥車により回収された一般家庭からの食品残滓を含む生ゴミを、湿式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目3mmを通して粉砕した。粉砕時に遊離する水は分離し、活性汚泥処理法により浄化し排水した。この3mm以下の粒度に粉砕された含水率55重量%の生ゴミ乾燥粉砕物60重量部に、ソルビン酸2重量部を混合装置で混合し、この混合物に、花王株式会社製の非イオン界面活性剤のエマルゲンA−90(商品名)の2%水溶液10重量部を加えて混合した。この混合物に、不良紙おむつ分級産物70重量部を加えて混合し、さらに、この混合物に、親油処理したパーライトの20重量部を加えて混合し、含水率20重量%の混合物を調製した。本例においては、この混合物を其の侭被造粒材料とした。この被造粒材料をスクリューフィーダーで、不二パウダル株式会社製のディスクペレッタに供給し、孔径4mmで、厚さ25mmのダイスにより押出し造粒した。
この押出し造粒物を其の侭芯材とした。芯材を被覆する被覆材料の量は、芯材80重量部に対し、被覆材料20重量部であった。被覆に先立つて、押出し直後の芯材に適量の水を噴霧し水の噴霧により表面が十分に湿った芯材を、第一の円形の振動篩型被覆装置に導入し、被覆材料が散布されている振動する篩面上を、芯材粒子を転がして、被覆材料を芯材表面に十分に付着させて、被覆した。続いて直列に配置されている第二及び第三の円形振動篩型被覆装置をその順に移動して、芯材の表面に被覆材料を被着させた。次いで、上段が10mmの網目で下段が4mmの網目の円形振動型篩整粒装置により、10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物を篩い分けた。この篩い分けられた10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物を、熱風乾燥機にて、80℃以上、例えば、80乃至120℃の温度で含水率が、10重量%以下になるまで乾燥した。
本例におにいて、被造粒材料の原料として使用されたプラスチック材料を主として含有する不良紙おむつ分級産物の粉砕物は、紙おむつ製造工場から排出される、不利用紙おむつを、粉砕し分級処理されて選られるプラスチック材料を主として含有する不良紙おむつ分級産物を、乾式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目3mmを通して粉砕して調製した。また、本例において、使用する被覆材料は、0.3mmの目開きのスクリーンを通して粉砕した紙粉60重量部、三菱化学株式会社製の高吸水性樹脂16重量部、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂(商品名ハイモサブHS−1100)20重量部、ダイヤフロック株式会社製のアクリルアミド2重量部及び株式会社興人製の消臭抗菌剤(商品名:クリーンスカイ)2重量部を、混合装置で混合して調製した混合物である。
製造された被覆粒状物について、猫で排泄時の使用についての試験を行ったが、猫の使用に関して問題はなかった。排泄後、尿を吸収した粒子は相互に付着して、良く固まっており、スコップで簡単に取出すことができた。今回の粒状の排泄物処理材には、魚の肉等が入っていたが、食べることもなく排泄に使用することができた。生ゴミ特有の腐敗集及びアンモニア臭は殆ど感じられなかつた。
【0082】
例3
塵芥車により回収された一般家庭からの食品残滓を含む生ゴミを、湿式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目3mmを通して粉砕した。粉砕時に遊離する水は分離し、活性汚泥処理法により浄化し排水した。この3mm以下の粒度に粉砕された含水率60重量%の生ゴミ乾燥粉砕物60重量部と、飲料製造工場から排出される含水率70重量%のコーヒー液抽出残渣60重量部とを混合装置で混合して、生ゴミ粉砕物とコーヒー液抽出残渣の混合物を調製した。この混合物に、ソルビン酸3重量部を混合し、この混合物に、不良品のポリエチレン・ポリプロピレン不織布廃材を乾式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目5mmを通して粉砕した不織布粉砕物60重量部とアクリルアミド5重量部を混合して、含水率約42重量%の造粒物形成材料を調製した。この造粒物形成材料を、スクリューフィーダーで、株式会社平賀工作所製のミートチョッパーに導入し、孔径4mmで、厚さ25mmのダイスにより押出し造粒した。この押出し造粒物を芯材とした。この芯材を第一振動篩型被覆装置に導入して、この芯材75重量部に対し第一被覆材料15重量部を散布して、該芯材表面に第一被覆材料を付着させて、第一被覆材料による被覆を行った。第一被覆材料が被覆された被覆粒状物を第二振動篩型被覆装送る間に、被覆粒状物に適量の水を噴霧した。水が噴霧された被覆粒状物は第二振動篩型被覆装置に導入されて、その表面に、第二被覆材料10重量部を散布して、該芯材表面に第二被覆材料を付着させて、第二被覆材料による被覆を行った。第二被覆材料が被覆された被覆粒状物を第三振動篩型被覆装置で転動させて、第二被覆材料を被覆粒状物表面に付着させた。第一被覆材料は、0.3mmの目開きのスクリーンを通して粉砕した紙粉60重量部、三菱化学株式会社製の高吸水性樹脂16重量部、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂(商品名ハイモサブHS−1100)20重量部、ダイヤフロック株式会社製のアクリルアミド2重量部及び株式会社興人製の消臭抗菌剤(商品名:クリーンスカイ)2重量部を、混合装置で混合して調製した混合物である。
また、第二被覆材料は、0.3mmの目開きのスクリーンを通して粉砕した紙粉60重量部、三菱化学株式会社製の高吸水性樹脂10重量部、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂(商品名ハイモサブHS−1100)20重量部、松谷化学工業株式会社製のT−α澱粉5重量部及び松谷化学工業株式会社製のデキストリン5重量部を、混合装置で混合して調製した混合物である。
第二被覆材料が被覆された被覆粒状物は、上段が10mmの網目で下段が4mmの網目の円形振動型篩整粒装置により、10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物が篩い分けられた。この篩い分けにより分離された10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物は、熱風乾燥機に送られて、含水率が、10重量%以下になるまで乾燥された。
製造された被覆粒状物について、猫で排泄時の使用についての試験を行ったが、猫の使用に関して問題はなかった。排泄後、尿を吸収した粒子は相互に付着して、良く固まっており、スコップで簡単に取出すことができた。今回の粒状の排泄物処理材には、魚の肉等が入っていたが、食べることもなく排泄に使用することができた。生ゴミ特有の腐敗集及びアンモニア臭は殆ど感じられなかつた。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分についてはよく固まっており、スコップで簡単且つ容易に取り出すことができた。
本例においては、コーティング材にデキストリンが使用されている。デキストリンの使用は、水分が少なくても粘性が強いので、製品において、表面からコーティング材の剥離を防止できる。デキストリンの使用は、袋詰めされた排泄物処理材からのコーティング材の剥離が少なくなるので好ましい。
【0083】
例4
塵芥車により回収された一般家庭からの食品残滓を含む生ゴミを、湿式粉砕機(株式会社ホーライ社製)で、スクリーン目3mmを通して粉砕した。粉砕時に遊離する水は分離し、活性汚泥処理法により浄化し排水した。この3mm以下の粒度に粉砕された含水率55重量%の生ゴミ乾燥粉砕物60重量部と、ホワイトカーボン10重量部を混合装置で混合して、生ゴミ粉砕物とホワイトカーボン混合物を調製した。この混合物に、飲料製造工場から排出される含水率70重量%のコーヒー液抽出残渣80重量部を混合し、この混合物に、ソルビン酸3重量部を混合して、含水率約42重量%の造粒物形成材料を調製した。この造粒物形成材料を、スクリューフィーダーで、株式会社平賀工作所製のミートチョッパーに導入し、孔径4mmで、厚さ25mmのダイスにより押出し造粒した。この押出し造粒物80重量部を芯材とした。芯材に対しては、被覆に先立つて、押出し直後の芯材に適量の水を噴霧した。水の噴霧により表面が湿った芯材を、第一の円形の振動篩型被覆装置に導入し、被覆材料20重量部が散布される振動する篩面上を、芯材粒子を転がして、被覆材料を芯材表面に十分に付着させて、被覆した。続いて直列に配置されている第二及び第三の円形振動篩型被覆装置をその順に移動して、芯材の表面に被覆材料を被着させた。
被覆材料は、0.3mmの目開きのスクリーンを通して粉砕した紙粉60重量部、三菱化学株式会社製の高吸水性樹脂16重量部、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂(商品名ハイモサブHS−1100)20重量部、ダイヤフロック株式会社製のアクリルアミド2重量部及び株式会社興人製の消臭抗菌剤(商品名:クリーンスカイ)2重量部を、混合装置で混合して調製した混合物である。
被覆材料が被着された被覆粒状物は、次いで、上段が10mmの網目で下段が4mmの網目の円形振動型篩整粒装置により、10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物を篩い分けた。この篩い分けられた10mm乃至4mmの粒度の被覆粒状物を、熱風乾燥機にで含水率が、10重量%以下になるまで乾燥した。
製造された被覆粒状物について、猫で排泄時の使用についての試験を行ったが、猫の使用に関して問題はなかった。排泄後、尿を吸収した粒子は相互に付着して、良く固まっており、スコップで簡単に取出すことができた。今回の粒状の排泄物処理材には、魚の肉等が入っていたが、食べることもなく排泄に使用することができた。生ゴミ特有の腐敗集及びアンモニア臭は殆ど感じられなかつた。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分についてはよく固まっており、スコップで簡単且つ容易に取り出すことができた。
【0084】
【発明の効果】
本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を含有し、また該5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量で吸油性材料及び吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物により粒状の排泄物処理材とするので、その儘廃棄物として処理されていた生ゴミ乾燥粉砕物を粒状の排泄物処理材として有効利用することができることとなり、また原料として使用される生ゴミ乾燥粉砕物は、粒状の排泄物処理材の製造過程で、生ゴミに含まれている水分が有効に利用でき又は減少されて、使用後においても焼却処理が可能であり、しかも、比較的粒が揃っており、生ゴミ乾燥粉砕物の取り扱い及び処理が容易となる。
【0085】
また本発明は、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物及び5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物を含有し、また5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物より夫々少ない量で吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上、即ち添加物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、紙粉及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部を有する乾燥被覆粒状物である粒状の排泄物処理材とするので、原料として生ゴミ乾燥粉砕物を使用しても、使用場所の色調に合わせて、種々の色調、即ち適宜の色彩の排泄物処理材を選ぶことが可能となり、衛生的な雰囲気はもとより、室内の色彩の調和を保つことができる。しかも、適宜の発色指示薬を排泄物処理材の表面に塗布できるので、安価な検尿用指示材を提供でき、人及び動物の健康状態を把握する上での経済的効果が大きい。
【0086】
本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされていた生ゴミを、粒状の排泄物処理材として有効に利用するものであり、しかも、従来の粒状の排泄物処理材と同様に、使用後、濡れた排泄物処理材の粒が互いに接着して、濡れていないものと分離可能であり、さらに廃プラスチック材料を混合することにより、保水性を高めると共に、発熱量を増加して、使用後においても、燃焼可能であり、生ゴミ活用でき、経済的に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の工程図である。
【図2】 本発明の他の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の工程図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ受入れホッパー
2、湿式粉砕機
3、63 生ゴミ定量フィーダー
4 湿式粉砕機2の排出口
5 生ゴミ粉砕物受入れホッパー
6 ネツトコンベヤ装置
7 汁受けホッパー
8 メインコンベヤ装置
9 混合用ホッパー
10 吸油性材料供給源
11 定量スクリューフィーダー
12 脱臭剤供給源
13 脱臭剤定量フィーダー
14 吸水性樹脂供給源
15 吸水性樹脂供給フィーダー
16 紙おむつ廃材分級産物粉砕物供給用定量スクリューフィーダー
17 材料ホッパー
18 材料ホッパー17の底部排出路
19 乾式粉砕機
20 紙おむつ廃材分級産物搬出用定量スクリューフィーダー
21 乾式粉砕機19の排出路
22 紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパー
23 紙おむつ廃材分級産物粉砕物用移送管
24 紙おむつ廃材分級産物粉砕物受入れホッパーの排出路
25 混合装置
26 噴霧装置
27 定量スクリューコンベヤ装置
28 ミートチョッパー式押出し造粒機
29 ダイス
30、53、57 円形振動篩装置
31 造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置
31 振動型の第一の造粒物被覆装置
32 造粒物供給口
33 噴霧ノズル
34、39、43,45,46 振動篩型整粒機
35 搬送用ベルトコンベヤ装置
36 搬送用ベルトコンベヤ装置35の搬出端部
37 被覆材料供給槽
38、41 被覆材料散布ノズル
40 振動篩型整粒機34の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置
42 加湿用噴霧ノズル
43 乾燥物出口
44 乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置
47 振動篩型整粒機43の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置
48 振動篩型整粒機45の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置
49、62 乾燥機
50 振動篩型整粒機46の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置
51 乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置
52 乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置51の搬出端
54 製品ホッパー
55 円形振動篩装置53の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置
56 製品ホッパー54の排出口
58 乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置
59 乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置58の搬出端
60 包装機
61 円形振動篩装置57の下段篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置
62 乾燥機
63 生ゴミ定量フィーダー
64 乾燥機62の出口
65 乾式粉砕機
66 乾燥生ゴミ搬送用定量ベルトコンベヤ装置
67 乾燥生ゴミ粉砕物移送管

Claims (67)

  1. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  2. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  3. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  4. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  5. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物並びに前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  6. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  7. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  8. 5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ乾燥粉砕物より少量の接着作用を有する物質を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  9. 乾燥造粒物が、さらに添加物質を含有するものであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  10. 乾燥造粒物が、さらに界面活性剤を含有するものであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  11. 乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を50重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  12. 乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を30重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  13. 乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を10重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  14. 乾燥造粒物が、生ゴミ乾燥粉砕物として、米飯粒、パン屑、麺類屑若しくは芋類屑又はこれらの二以上の主食類の屑粉砕乾燥物、又は、葉菜屑、茎菜屑、根菜屑、果菜屑、花菜屑、香辛野菜屑、きのこ屑、山菜屑、野草屑、魚介類の肉屑、魚介類の臓物屑若しくは食肉類の肉屑又はこれら二以上を含む副食類屑の粉砕乾燥物を含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  15. 乾燥造粒物の水分含有率が15重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  16. 乾燥造粒物の水分含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  17. 乾燥造粒物の水分含有率が5重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
  18. 廃棄物配合材料乾燥粉砕物が、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、動物用排泄物処理材の廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞屑、雑誌屑、木材屑、鉋屑、不織布屑、プラスチックフィルム廃材、プラスチックシート廃材、プラスチック材料製不織布廃材若しくは紙おむつ廃材粉砕物から分離されたプラスチック材料に富む分離産物、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら二以上を含む混合物であることを特徴とする請求項2、4、6又は8に記載の粒状の排泄物処理材。
  19. 乾燥造粒物の廃棄物配合材料乾燥粉砕物含有率が、50重量パーセント以下であることを特徴とする請求項2、4、6又は8に記載の粒状の排泄物処理材。
  20. 乾燥造粒物の廃棄物配合材料乾燥粉砕物含有率が、30重量パーセント以下であることを特徴とする請求項2、4、6又は8に記載の粒状の排泄物処理材。
  21. 添加物質が、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質であることを特徴とする請求項9に記載の粒状の排泄物処理材。
  22. 乾燥造粒物中の添加物質の含有率は、合計で20重量%以下であることを特徴とする請求項9に記載の粒状の排泄物処理材。
  23. 殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項21に記載の粒状の排泄物処理材。
  24. 吸油性を有する物質が、粘土、シリカ、金属石鹸、ベンジリデソルビトール、油吸着材、油吸着マット、油ゲル化剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項1乃至8に記載の粒状の排泄物処理材。
  25. 請求項1乃至24に記載の粒状の排泄物処理材を含む芯部と、この芯部の表面の少なくともその一部に、被覆物質及び吸水性樹脂を含有して形成されている被覆部とを有する被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
  26. 被覆部が、被覆物質、吸水性樹脂及び配合物質の混合物により形成されていることを特徴とする請求項25に記載の粒状の排泄物処理材。
  27. 被覆部の配合物質の含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項26に記載の粒状の排泄物処理材。
  28. 被覆部の配合物質が、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質、接着作用を有する物質若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質であることを特徴とする請求項26に記載の粒状の排泄物処理材。
  29. 被覆部における殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項26に記載の粒状の排泄物処理材。
  30. 被覆部が、被覆物質を50重量%以上含有して形成されていることを特徴とする請求項25又は26に記載の粒状の排泄物処理材。
  31. 被覆物質が、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、バフ粉などがあり、これらの以外の被覆材料として使用できる廃材としては、ダンボール屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、不織布屑、製紙用パルプ廃材、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、紙粉、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、石膏、ベントナイト若しくは製紙用パルプ、又はこれら2種以上の混合物であり、0.5mm以下の粒度を有するものであることを特徴とする請求項25又は26に記載の粒状の排泄物処理材。
  32. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ乾燥粉砕物に、該生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  33. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ乾燥粉砕物に、該生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  34. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ乾燥粉砕物に、該生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、吸水性樹脂及び接着性を有する物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  35. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ乾燥粉砕物に、該生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、吸水性樹脂及、接着性を有する物質及び界面活性剤を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  36. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ乾燥粉砕物に、該生ゴミ乾燥粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、吸水性樹脂、接着性を有する物質、界面活性剤及び添加物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  37. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物に、5mm以下の粒度に粉砕された廃棄物配合材料乾燥粉砕物及び前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  38. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物に、5mm以下の粒度に粉砕された廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質及び前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸水性樹脂を混合して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  39. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物に、5mm以下の粒度に粉砕された廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の接着性を有する物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  40. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物に、5mm以下の粒度に粉砕された廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸水性樹脂及び前記生ゴミ粉砕物より少ない量の接着性を有する物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  41. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物に、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の接着性を有する物質及び界面活性剤を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  42. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物に、5mm以下の粒度の廃棄物配合材料乾燥粉砕物、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸油性を有する物質、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の吸水性樹脂、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の接着性を有する物質、前記生ゴミ粉砕物より少ない量の界面活性剤及び添加物質を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して乾燥造粒物とすることを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  43. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物が、生ゴミを、5mm以下の粒度に湿式で粉砕して製造されたものであることを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  44. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物が、生ゴミを乾燥し、この生ゴミ乾燥物を5mm以下の粒度に乾式で粉砕することにより、製造されたものであることを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  45. 5mm以下の粒度に粉砕された生ゴミ粉砕物が、生ゴミを、5mm以下の粒度に湿式で粉砕して製造されたものと、生ゴミを乾燥し、この生ゴミ乾燥物を5mm以下の粒度に乾式で粉砕して製造されたものを混合して製造されることを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  46. 吸油性を有する物質が、粘土、シリカ、金属石鹸、ベンジリデソルビトール、油吸着材、油吸着マット、油ゲル化剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項1乃至8に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  47. 添加物質が、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質、若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質であることを特徴とする請求項36叉は42に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  48. 殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項46に記載の粒状の排泄物処理材。
  49. 乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を50重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  50. 乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を30重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  51. 乾燥造粒物が、5mm以下の粒度の生ゴミ乾燥粉砕物を10重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  52. 乾燥造粒物の添加物質の含有率が、20重量%以下であることを特徴とする請求項36乃至42に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  53. 乾燥造粒物が、生ゴミ乾燥粉砕物として、米飯粒、パン屑、麺類屑若しくは芋類屑又はこれらの二以上の主食類の屑粉砕乾燥物、又は、葉菜屑、茎菜屑、根菜屑、果菜屑、花菜屑、香辛野菜屑、きのこ屑、山菜屑、野草屑、魚介類の肉屑、魚介類の臓物屑若しくは食肉類の肉屑又はこれら二以上を含む副食類屑の粉砕乾燥物を含むことを特徴とする請求項32乃至42の何れか一項又は請求項49乃至52の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法
  54. 乾燥造粒物が、廃棄物配合材料乾燥粉砕物として、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、動物用排泄物処理材の廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞屑、雑誌屑、木材屑、鉋屑、不織布屑、プラスチックフィルム廃材、プラスチックシート廃材、プラスチック材料製不織布廃材若しくは紙おむつ廃材粉砕物から分離されたプラスチック材料に富む分離産物、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれら二以上を含む混合物を含有するものであることを特徴とする請求項37乃至42の何れか一項又は請求項49乃至52の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  55. 乾燥造粒物は、廃棄物配合材料乾燥粉砕物を、50重量パーセント以下の含有率で含有していることを特徴とする請求項37乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  56. 乾燥造粒物は、廃棄物配合材料乾燥粉砕物を、30重量パーセント以下の含有率で含有していることを特徴とする請求項37乃至42の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  57. 請求項32乃至56の何れか一項に記載の製造方法で製造された乾燥造粒物を芯材とし、この芯材の表面に、被覆物質及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆材料を被覆して、前記芯材が被覆材料の被覆層で覆われている被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
  58. 被覆材料が、被覆物質、吸水性樹脂及び配合物質を含む混合物であることを特徴とする請求項57に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  59. 被覆材料が、被覆物質、吸水性樹脂、配合物質及び界面活性剤を含む混合物であることを特徴とする請求項57に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  60. 被覆材料が、被覆物質を30重量%以上の量で含有して形成されていることを特徴とする請求項57乃至59の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  61. 被覆材料が、被覆物質を50重量%以上の量で含有して形成されていることを特徴とする請求項57乃至59の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  62. 乾燥された被覆粒状物の水分含有率が15重量%以下であることを特徴とする請求項57に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  63. 乾燥された被覆粒状物の水分含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項57に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  64. 乾燥された被覆粒状物の水分含有率が5重量%以下であることを特徴とする請求項57に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  65. 被覆材料の配合物質が、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質、接着性を有する物質若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質であることを特徴とする請求項58又は59に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  66. 殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項65に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
  67. 被覆物質が、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、バフ粉などがあり、これらの以外の被覆材料として使用できる廃材としては、ダンボール屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、不織布屑、製紙用パルプ廃材、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、紙粉、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、ベントナイト若しくは製紙用パルプ、又はこれら2種以上の混合物であり、0.5mm以下の粒度を有するものであることを特徴とする請求項57乃至61何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
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