JP2007069018A - 消臭機能を有する材料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙廃材の粉砕物を素材とし、この紙廃材の粉砕物に、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性又は水不溶性の化合物を含浸させることにより保持させて、低廉な消臭機能を有する材料及びその製造方法を提供する。
【解決手段】銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を保持する紙粉からなることを特徴とする消臭機能を有する材料にあり、また、紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にあり、紙粉等の廃材を有効に活用して、消臭機能を有する材料とするものであり、低廉な消臭機能を有する材料及びその製造方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消臭機能を有する材料及びその製造方法に関し、特に、少なくとも一部廃材を素材として、廉価で汎用性の殺菌及び消臭機能を有する材料及びその製造方法に関する。また、本発明の殺菌及び消臭機能を有する材料は、例えば、粉状に形成して、被覆層を有する動物用排泄物処理材の芯部又は被覆層部、又はペットシーツ、紙おむつ、乳パッド若しくは尿取りパッドの吸収部に消臭機能を有する材料として使用することができるものである。また、本発明の殺菌及び消臭機能を有する材料は、粉状に形成して、容器に入れて、冷暖房装置のフィルター、浴槽内を循環する浴湯の濾過剤、靴の中敷、又は適宜の形状に成形して、又は容器に入れて、冷蔵庫用、室内用、トイレ用等に使用できるものである。また、本発明は、製紙工程において、サイズ剤や填料等と共に紙料に混合して、紙に混合することができ、壁紙や障子紙などに使用することができる。
例えば、室内の汚臭成分としては、アンモニア又はトリメチルアミンなどの窒素化合物系の臭気成分、硫化水素又はメチルメルカプタンなどの硫黄系の臭気成分がある。従来、これら臭気成分を取除くのに使用される消臭機能を有する材料としては、これらの臭気成分を吸着して取除く、活性炭やゼオライト等の吸着機能を有する消臭機能を有する材料がある。しかし、これら吸着機能を有する消臭機能を有する材料により消臭を行う場合、消臭機能を有する材料は消臭を続ける過程で、その消臭能力が低下する。この低下した消臭機能を回復させるためには、消臭機能を低下した材料を再生することが必要であるが、この再生過程で、一旦吸着された臭気成分は脱着されて、放出されるので、臭気が再発生することになり問題とされている。これに対して、これらの臭気成分を化学反応により取除く、銅や亜鉛等の錯体、塩基性化合物又は水酸化化合物を含有する消臭機能を有する材料が提案されている(例えば、特許第2557645号公報参照)。
しかし、銅や亜鉛等の錯体、塩基性化合物又は水酸化化合物の化学反応による消臭機能を有する材料においては、銅や亜鉛の錯体、塩基性化合物又は水酸化化合物は、パルプ又はセルロース等の繊維材料に保持されている。この場合、銅や亜鉛等の錯体、塩基性化合物又は水酸化化合物をパルプ又はセルロース等の繊維材料に安定して保持させるために、カルボキシメチルセルロースやその他安定剤が使用されている。ここで使用される、パルプ又はセルロース等の繊維材料及びカルボキシメチルセルロースやその他安定剤は、比較的高価であるために、消臭機能を有する材料は、高価となり、価格の上でその用途が限られ、汎用性の消臭機能を有する材料を提供する上で、問題とされている。
一方、紙おむつの製造時に発生する大量の紙おむつ廃材は、粉砕されて分級されて、主としてパルプを含む分級産物と主としてプラスチックを含む分級産物とに分けられて回収されている。しかし、主としてパルプを含む分級産物は、細かい粒度であるために、利用分野が制限され、しかも、再度分級しても、吸水性樹脂を完全に分離することが難しいために、分離されない吸水性樹脂は、パルプと一緒に混合した状態で存在するために、用途がさらに限られることとなって、紙おむつ用のパルプとして使用されるに留まっている。しかし、微細なパルプにいたっては、紙おむつ用のパルプとしての使用も難しく問題とされている。
本発明は、従来の消臭機能を有する材料における材料費に係る問題点を解決することを目的としている。
本発明者らは、比較的細かい粒度を有する紙粉、例えば、少量ながら吸水性樹脂を含むパルプ分級産物などの比較的細かい粒度を有する紙粉が、銅若しくは亜鉛の錯体、塩基性化合物、水酸化物若しくはその他の化合物又は銅及び亜鉛の錯体、塩基性化合物、水酸化物若しくはその他の化合物を保持させることができて、比較的安価な消臭機能、特に、比較的安価な殺菌及び消臭機能を有する材料となることを発見して本発明に至った。
本発明は、従来、紙おむつ等の衛生用品の製造時に発生する不良品や裁断時に発生する裁断屑などの衛生用品廃材から、分級により分離回収された主としてパルプを含む分級産物を素材とし、また、薄葉紙の不良品や裁断屑,その他紙廃材の粉砕物を素材とし、これら紙廃材の粉砕物に、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性の化合物を含浸させ、含浸した銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性の化合物を水不溶化させて、紙粉に保持させて、材料費を節約した比較的安価な消臭機能を有する材料及びその製造方法を提供することを目的としている。
即ち、本発明は、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を保持する紙粉からなることを特徴とする消臭機能を有する材料にあり、また、本発明は、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を保持するカルボキシメチルセルロースを固着する紙粉からなることを特徴とする消臭機能を有する材料。
そして、本発明は、紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にあり、また、本発明は、紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にあり、さらに、本発明は、紙粉に、クエン酸塩を含む銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にあり、さらにまた、本発明は、紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を加熱下に混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に加えて、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にあり、さらに加えて、本発明は、紙粉に、クエン酸塩を含む銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を加熱下に混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に加えて、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にあり、そしてまた、本発明は、カルボキシメチルセルロースに、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液又は懸濁液を混合して、カルボキシメチルセルロースに銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のイオンを吸着させ、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のイオンを吸着したカルボキシメチルセルロースを水の存在下に紙粉と混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のイオンを吸着したカルボキシメチルセルロースを紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法にある。
本発明において、紙粉に保持される消臭機能を有する材料は、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性の化合物、又は銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水不溶性の水酸化物であり、汚臭成分を化学的反応によりに除去する機能を有する。また、本発明において、カルボキシメチルセルロースに銅又は亜鉛イオンを結合又は付着させて、この銅又は亜鉛イオンを結合又は付着したカルボキシメチルセルロースを紙粉に保持又は固着させて消臭機能を有する材料とすることができる。本発明において、紙粉は、例えば、粒度が0.35mm以下の紙の粉であり、例えば、紙のカッティング等において発生する紙粉、薄葉紙製造時に発生する裁断屑や薄葉紙の不良品の粉砕物、紙おむつ等の衛生用品の製造時に発生する裁断屑や不良品の分級産物の粉砕物又は製本及び衛生用紙製造工程などにおいて発生する裁断屑の粉砕物などがある。このような紙粉は、例えば、前記の各々の製造工程などにおいて、集塵装置により回収される粒度が0.35mm以下の粒子径の紙粉、特に、0.1mm以下の粒子径の紙粉がある。
また、本発明における紙粉としては、トイレットペーパー製造時に発生するトイレットペーパーの裁断屑若しくは不良品のトイレットペーパーなどのトイレットペーパー廃材、又はティッシュペーパー製造時に発生するティッシュペーパーの裁断屑若しくは不良品のティッシュペーパーなどのティッシュペーパー廃材、又は化粧紙製造時に発生する化粧紙の裁断屑若しくは不良品の化粧紙などの化粧紙廃材、又はちり紙製造時に発生するちり紙の裁断屑若しくは不良品のちり紙などのちり紙廃材、又は紙綿製造時に発生する紙綿の裁断屑若しくは不良品の紙綿などの紙廃材、又は紙タオル製造時に発生する紙タオルの裁断屑若しくは不良品の紙タオルなどの紙タオル廃材の薄用紙廃材の粉砕物、又はこれら薄用紙廃材粉砕物の中の二種以上の薄用紙廃材粉砕物の混合物がある。
さらに、本発明における紙粉としては、衛生用品廃材粉砕物を分級して得られたパルプに富む分級産物が使用される。このパルプに富む分級産物は、紙おむつ廃材、乳パッド廃材、生理用ナプキン廃材若しくは尿取りパッド廃材又はこれら二種以上の衛生用品廃材の組合せである衛生用品廃材を、5mm以下の粒度に粉砕し、得られた衛生用品廃材粉砕物を分級して、プラスチックに富む分級産物を分離し、プラスチックに富む分級産物が分離されたパルプ及び吸水性樹脂に主として含む分級産物をさらに分級して、吸水性樹脂に富む分級産物を分離することによって得られるパルプに富む、衛生用品廃材の分級産物がある。
さらに、本発明における紙粉としては、さらに、バフ粉、段ボール屑の粉砕物、新聞紙屑の粉砕物、機械パルプ廃材の粉砕物、化学パルプ廃材の粉砕物、セミケミカルパルプ廃材の粉砕物、木材パルプ廃材の粉砕物、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉を使用することができる。
本発明において、0.35ミリメートル以下の粒度の紙粉は、例えばスクリューコンベヤ内に導入され、この紙粉に、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性化合物の水溶液が混合される。この混合工程において、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性化合物の水溶液にクエン酸塩を存在させると、銅又は亜鉛の水溶性化合物は、水溶性のクエン酸錯塩となるので、銅又は亜鉛の化合物の水溶液から、銅又は亜鉛の化合物の析出を防止することができる。スクリューコンベヤ内に供給されて、紙粉に混合された銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液又は銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のクエン酸錯塩の水溶液は、紙粉が密閉搬送路内をスクリューによる攪拌下に移動する間に、紙粉と混合される。スクリューコンベヤ内で攪拌下に移動する間に混合されて、紙粉に含浸された銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性のクエン酸錯塩は、水不溶性とするために、pH調整剤の水溶液と混合される。この場合、スクリューコンベヤ内において、クエン酸錯塩化した銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を含浸した紙粉は、スクリューコンベヤの出口から、例えば、pH調整剤の水酸化ナトリウム水溶液が入れられている槽又はスクリューコンベヤ中に、排出される。
スクリューコンベヤから排出された紙粉に含まれる銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性化合物のクエン酸塩を含む水溶液は、水酸化ナトリウム水溶液により、pHが7付近にまで中和されて、紙粉に付着した状態で塩基性の化合物又は水酸化物となって、紙粉に付着する。このようにして、紙粉に付着する銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物は、塩基性の化合物又は水酸化物となって、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を付着した紙粉が形成される。次いで、このように銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を含んだ紙粉は、洗浄工程に送られて、水で洗浄されて取出される。取出された銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を含んだ紙粉は、脱水され、粉砕され、乾燥されて、整粒して製品とされる。本発明において、紙粉に保持される銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物は、水溶性の無機酸塩、水不溶性の塩基性塩、水酸化物又は酸化物であり、消臭機能を有する材料の用途に応じて、水不溶性に変化させることなく、水溶性の侭で製品化することができる。
本発明において、消臭機能を有する材料の銅イオン若しくは亜鉛イオン又は銅イオン及び亜鉛イオンの含有量は、10重量%以下、好ましくは5乃至3重量%であるが、殺菌又は消臭の用途の如何によっては、3重量%以下とすることができる。殺菌又は消臭作用を効果的に行うには、消臭機能を有する材料の銅イオン若しくは亜鉛イオン又は銅イオン及び亜鉛イオンの含有量は、0.2重量%以上とされる。染料又は顔料を使用して、例えば、銅イオンの色を隠す場合には、染料の彩度を良くするために、消臭機能を有する材料の銅イオン若しくは亜鉛イオン又は銅イオン及び亜鉛イオンの含有量は、0.5乃至2重量%、好ましくは、1乃至1.5重量%とされる。
銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性又は水不溶性化合物は水に溶解又は懸濁して使用するが、紙粉の種類に応じて坪量当たりの吸水量が変わるので、原料とされる紙粉について、予め吸水度試験を行なって、当該紙粉の吸水度を測定して、紙粉が吸水した水溶液の量に対応して含浸される銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性化合物の量を予め求めておくのが好ましい。本発明において、使用される銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液は、紙粉の吸水度が大きい場合は、紙粉に大量に含浸されて、含浸量に相応する量の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物が紙粉に保持されて、ともすると、予め設定された量を超えることになるので、水溶液の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物濃度を低くすることができる。このように吸水度が大きい紙粉の場合は、吸水度の小さい紙粉を混合して、単位量当たりの紙粉の吸水量を小さく調整して、使用する水溶液の量を適当な量に設定することができる。紙粉の吸水量が小さいときは、含浸される水溶液の量が比較的少なくなるので、水溶液の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物濃度を高くすることができる。
吸水度が大きい紙粉としては、紙タオル、ナプキン紙、化粧紙、トイレット・ペーパー、ちり紙又は紙綿等の衛生薄葉紙の製造時に生じる不良品及び端屑等の衛生薄葉紙の廃材がある。また、吸水度が小さい紙粉としては、サイズ剤等が混合されて水が滲み難くなっている印刷用紙又は包装用紙がある。吸水度を調節して、紙粉における銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物の保持量を調整すると、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物の水溶液の使用量を減少させて、発生する廃水の量を少なくすることができる。
本発明において、水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物を水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物とするために、pH調整槽において、pH調整剤により、水溶液のpHを6乃至7.5、好ましくは、pHを6.8乃至7.2に調製して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物にすることができる。本発明においては、少ない液量で、水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物を中和するために、pH調整剤は比較的濃い濃度の溶液が使用される。このようにして液量を少なくすることにより、排出される廃液の量を少なくすることができる。本発明において、pH調整剤としては、水溶性のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、又はアルカリ土類水酸化物を使用することができるが、炭酸ガスの発生を避けて、少ない液量とするために、水溶性のアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類水酸化物を使用するのが好ましい。
本発明において、pH調整槽は、可及的に小容量の液槽部を備える反応層に形成するのが好ましく。pH調整槽が、密閉搬送管を有するスクリューコンベヤ形式のものである場合には、密閉搬送管を傾斜させて、pH調整槽内の液溜部の容積を小さく形成して、pH調整槽から排出される廃水の量を少なくすることができる。pH調整槽内のpH調整液量は、密閉搬送管の傾斜角度を大きく取り、液の溢流口の位置を下方に設ける程、少なくすることができる。本発明において、紙粉に保持されている銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性の化合物は、pH調整槽内において中和されて、紙粉に保持されている状態で水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物になり、その侭、紙粉に保持される。水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の塩基性化合物又は水酸化物を保持する紙粉は、傾斜する密閉搬送管内を、スクリューで掻き上げられて、付着するpH調整液が分離される。付着するpH調整液が分離された水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持する紙粉は、ベルトコンベヤに載せられて、脱水領域に送られ、挟みロールによる、絞られて付着するpH調整液が分離される。付着するpH調整液が分離された水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持する紙粉は、粉砕領域に送られて粉砕される。
水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を紙粉に保持させる場合、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性の化合物の水溶液を、スクリーンコンベヤ上を搬送される紙粉に散布又は噴霧により混合させることができる。水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持する紙粉は、スクリーンコンベヤ端部に設けられている挟みロールにより絞られて、余分の付着水が分離される。この余分の付着水が分離された紙粉は、水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を保持して湿っている紙粉は、スクリーンコンベヤによりpH調整領域に送られて、そこでpH調整液が散布又は噴霧されて、中和される。これにより、紙粉に保持されている水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物は、紙粉に保持されている状態で、不溶性の水酸化物に変化する。
水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持する紙粉は、挟みロールにより絞られて、余分の付着水が分離される。この余分の付着水が分離された紙粉は、水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持して湿った紙粉は、コンベヤにより粉砕領域に送られて、そこで粉砕される。この方法において、スクリーンコンベヤのスクリーン目は、紙粉の粒子が漏れない大きさであり、例えば、補足粒径が1ミクロン以下の布がしようすることができる。
水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持又は保持する紙粉は、水不溶性の銅の水酸化物は青色を有しており、この固有の色を隠すために、適宜の色に着色される。水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持又は保持する紙粉を着色する場合、着色物質が使用される。着色物質の使用量は、紙粉の着色が不均一にならない量であり、例えば、濃い着色を希望するときは、着色物質の量は、紙粉に対して10重量%以下、より好ましくは5重量%以下、さらに好ましくは3重量%以下とすることができる。赤、茶、緑及び青等の色の場合は比較的少ない量で足りる。しかし、着色物質の量は、他の素材に比して高価であるから、例えば硫酸銅や銅水酸化物の色を隠す程度で使用することが好ましい。
本発明においては、着色物質として染料を使用する場合は、水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛化合物と一緒に紙粉に混合することができる。しかし、着色物質として顔料を使用する場合は、水溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を紙粉に保持させた後に、消臭機能を有する材料粒子の表面に付着させる。顔料又は染料により水不溶性の銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛水酸化物を保持する紙粉を均一に着色するために、予め着色試験等により、紙粉を着色して、紙粉に対する着色物質の配合量を求めておくのが好ましい。
本発明において、着色物質としては、染料及び顔料を使用することができる。着色された紙粉は、保持されている銅若しくは亜鉛の水酸化物又は銅及び亜鉛の水酸化物の固有の色を隠すことができ、消臭機能を有する材料の使用時における、例えば室内の調度との調和、衛生感、使用者の好み及び色彩雰囲気等に応じることが可能となり、また、消臭機能を有する材料の多色化を可能にすることができる。
本発明は、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物を保持する0.35mm以下の粒度の紙粉を含有させて消臭機能を有する材料とするので、比較的安価な廃材を保持材料として使用して、消臭機能を有する材料とすることができるので、従来に比して低廉な消臭機能を有する材料を提供することができる。また、本発明は、紙粉、特に、適当な吸水度に調整した紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の不溶性の塩基性化合物又は不溶性の水酸化物を形成し、この形成された前記不溶性の塩基性化合物又は不溶性の水酸化物を紙粉に保持させ、乾燥後、0.35mm以下の粒度に粉砕して消臭機能を有する材料とするので、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を紙粉に含浸させ、含浸する銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物を水酸化物に変化させるという比較的簡単な作業で消臭機能を有する材料を製造できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の態様の例を説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の消臭機能を有する材料を製造する工程を示す概略の工程図である。図2は、図1とは異なる本発明の一実施例の消臭機能を有する材料を製造する工程を示す概略の工程図である。図1及び図2において、対応する箇所には同一の符号が付されている。
図1において、紙粉1の供給用のベルトコンベヤ2は、内部にスクリュー攪拌部材3を備える搬送管4を備えるスクリュー混合装置5の紙粉供給用のホッパー6上に接続している。スクリュー混合装置5は、搬送管4の外壁7を囲んで加熱ジャケット8を備えており、紙粉供給用のホッパー6の近くの下流に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液(以下、化合物水溶液という)の導入管9が接続する化合物水溶液導入口10が設けられ、下流側端部に、化合物水溶液を含浸した紙粉11の排出口12が設けられ、その上流側に、余分の化合物水溶液13を排出する余分の化合物水溶液排出管14が設けられている。
本例において、化合物水溶液を含浸した紙粉11の排出口12は、内部にスクリュー攪拌部材15を備える搬送管16を有するスクリュー中和装置17の化合物水溶液を含浸した紙粉導入部18に接続している。スクリュー中和装置17の化合物水溶液を含浸した紙粉導入部18の下流側部には、pH調整剤水溶液導入管19が接続する、pH調整剤水溶液導入管20が設けられている。スクリュー中和装置17のpH調整剤水溶液導入管20の下流側には洗浄水供給管21が接続する洗浄水導入管22が設けられており、洗浄水導入管22の上流側底部には、底部上方に開口部23を突出して洗浄廃水24を排出するための洗浄廃水排出管25が設けられている。スクリュー中和装置17の下流側端部26には、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の水酸化物(以下、水酸化物という)を保持された紙粉(以下、水酸化物保持紙粉という)27の取出し口28が設けられている。
本例において、スクリュー中和装置17の化合物水溶液を含浸した紙粉導入部18側には、pH制御装置29のpH測定端子30が設けられている。本例において、pH制御装置29は、さらに、余分の化合物水溶液排出管14が接続する余分の化合物水溶液回収槽31の余分の化合物水溶液のpHを測定するための余分の化合物水溶液のpH測定端子32を備え、さらにまた、洗浄廃水排出管25が接続する洗浄廃水貯留槽33の洗浄廃水のpHを測定するための洗浄廃水pH測定端子34を備えている。
本例において、スクリュー混合装置5の化合物水溶液を含浸した紙粉11の排出側端部35及びスクリュー中和装置17の水酸化物を保持する紙粉の取出し側端部26には、夫々、排出される紙粉の水分制御装置36の水分調整装置37及び38が設けられている。また、本例においては、温度制御装置39が設けられており、温度制御装置39は、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物溶解供給槽40の側壁部、及びスクリュー混合装置5の化合物水溶液を含浸した紙粉11の排出側端部35の天井部に、温度調整装置41が設けられており、スクリュー混合装置5及び化合物溶解供給槽40内の温度を、例えば、30乃至40℃、例えば35℃の温度に調整している。本例においては、化合物溶解供給槽40においては化合物溶解供給槽40における化合物の溶解を速やかに行うために、加熱装置42が設けられている。化合物水溶液導入管10には、開閉弁43、44又は45を介して、化合物溶解供給槽40、染料溶解供給槽46及び回収化合物水溶液供給槽47が接続している。本例において、回収化合物水溶液供給槽47には、余分の化合物水溶液回収槽31から、回収された余分の化合物水溶液13が送液ポンプ48により送られる。
本例において、pH調整剤水溶液供給管19は、開閉弁49を介してpH調整剤水溶液供給槽50に接続している。pH制御装置29は、pH測定端子30、32及び34で測定されたpH測定値に基づいて、開閉弁49の開閉又は開きの度合いを制御して、スクリュー中和装置17のpH調整剤水溶液のpH値を制御する。また、洗浄水供給管22は、開閉弁51を備える洗浄水供給導管52を介して洗浄水供給源(図示されていない)に接続している。
水酸化物を保持した紙粉27の取出し口28には、排出側端部53に絞りロール54を備える脱水ベルトコンベヤ55が接続しており、この脱水ベルトコンベヤ55の絞りロール54により、加圧脱水されて、脱水された水酸化物を保持した紙粉56は、排出側端部53から排出される。この脱水ベルトコンベヤ55の排出側端部53下方には、粉砕ベルトコンベヤ57が設けられている。粉砕ベルトコンベヤ57は、粉砕物排出側端部58に粉砕ロール59を備えており、脱水ベルトコンベヤ55の排出側端部53から排出された脱水された水酸化物を保持した紙粉56は、粉砕ロールにより粉砕されて、粉砕物60は、乾燥前の半製品として半製品貯留槽61に貯留される。
本例は以上のように構成するので、消臭機能を有する材料は、例えば、薄葉紙製造工程から排出された不良品の薄葉紙を0.35mm以下の粒度に粉砕された紙粉を使用して製造することができる。紙粉の粒度は、小さい方が比表面積が大きくなるので、例えば0.1mm以下と粒度が小さい方が好ましい。
この場合、紙粉1は、紙粉供給用のベルトコンベヤ2より、紙粉供給用ホッパー6からスクリュー混合装置5に供給する。一方、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性化合物は、クエン酸と共に化合物溶解供給槽40に入れて水で溶解する。また、染料を、染料溶解供給槽46に入れて水で溶解する。回収化合物水溶液供給槽47には、送液ポンプ48により、余分の化合物水溶液回収槽31から、回収された余分の化合物水溶液を入れる。開閉弁43,44及び45を開いて、化合物溶解供給槽40の化合物水溶液、染料溶解供給槽46の染料水溶液及び回収化合物水溶液供給槽47の回収化合物水溶液を一緒に混ぜて、調製された化合物水溶液は、化合物水溶液導入管9を経て化合物水溶液導入口10から、スクリュー混合装置5に供給された紙粉に供給され混合される。
化合物水溶液が混合された紙粉は、搬送管5内をスクリュー攪拌部材により攪拌されながら搬送されて、化合物水溶液が含浸される。化合物水溶液を含浸した紙粉11は、スクリュー混合装置5の化合物水溶液を含浸した紙粉の排出口12から、化合物水溶液を含浸した紙粉導入部18に導入され、スクリュー中和装置17に入れてあるpH調製剤の水溶液62内に投入される。紙粉に保持されている化合物は、pH調製剤の水溶液により中和されて、紙粉に保持された状態で、水酸化物に変化する。水酸化物を保持する水酸化物保持紙粉27は、スクリュー中和装置17の水酸化物保持紙粉取出し口28から取出されて、脱水ベルトコンベヤ55に移されて脱水される。
脱水された水酸化物保持紙粉56は、粉砕ベルトコンベヤ57に移されて粉砕され、粉砕物60は、半製品として、半製品貯留槽1に貯留される。脱水された水酸化物保持紙粉は、乾燥されて製品化されるが、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物が、紙粉に確りと保持されないときは、カルボキシメチルセルロース(CMC)に銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物を保持させ、これを紙粉に保持させることができる。このようにすることによって、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物の紙粉への保持が強固なものにすることができる。
図2に示す実施例は、図1に示す実施例では、スクリューコンベヤ形式で、紙粉を銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物水溶液と混合して、紙粉に化合物水溶液を含浸させるものであったのを、スクリーンコンベヤ形式として、紙粉に銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物水溶液を散水又は噴霧することにより紙粉に化合物水溶液を含浸させる点で相違している。
図2の実施例において、紙粉1の紙粉供給用ベルトコンベヤ2は、攪拌装置63及び溢流出口64を備える分散槽65上に延びており、紙粉1は、紙粉供給用ベルトコンベヤ2から、分散槽65内に既に供給されている水中に投入し、充分に攪拌して、紙粉の分散液66を形成する。紙粉の分散液66は、分散槽65の溢流出口64から矢印67の方向に溢流して、化合物水溶液含浸スクリーンコンベヤ68のスクリーン上に供給される。
化合物水溶液含浸スクリーンコンベヤ68のスクリーン上に供給された紙粉分散液は、水が濾過されて、スクリーンコンベヤ68のスクリーン上に水を含浸する紙粉層(図示されていない)が形成される。水を含浸する紙粉層は、スクリーンコンベヤ68のスクリーンと共に移動して、化合物水溶液散水領域69に送られて、該領域69の上方に設けられている化合物水溶液散水装置70から化合物水溶液71が散水され、化合物水溶液を含浸した紙粉層が形成される。
余分の化合物水溶液72は、紙粉層及び化合物水溶液含浸スクリーンコンベヤ68のスクリーンを通過して、余分の化合物水溶液回収槽31に回収される。回収された余分の化合物水溶液72は、余分の化合物水溶液回収槽31から、送液ポンプ48により、回収化合物水溶液供給槽47に送られる。一方、スクリーンコンベヤ68上で化合物水溶液を含浸した紙粉層は、化合物水溶液含浸スクリーンコンベヤ68のスクリーンと共に移動して、排出側端部73に設けられている絞りロール74により、余分の化合物水溶液が加圧分離される。余分の化合物水溶液が分離された化合物水溶液含浸紙粉層は、pH調整スクリーンコンベヤ75に送られる。
本例において、pH調整スクリーンコンベヤ75の入口側76には、水分調整装置77が設けられており、化合物水溶液含浸紙粉層の水分が所定の水分になるように調整される。水分が調整された化合物水溶液含浸紙粉層は、pH調整スクリーンコンベヤ75と共に移動して、pH調整剤水溶液散水領域78に送られて、該領域78の上方に設けられているpH調整剤水溶液散水装置79からpH調整剤水溶液80が散水され、化合物水溶液含浸紙粉層のpHを7付近にまで調整して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性の化合物を、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の水酸化物に変化させる。
水酸化物が含浸されている紙粉層は、pH調整スクリーンコンベヤ75と共に移動して、pH調整スクリーンコンベヤ75の排出側端部81に設けられている絞りロール82により、余分のpH調整剤水溶液83が加圧分離される。余分のpH調整剤水溶液が分離された水酸化物含浸紙粉層84は、pH調整スクリーンコンベヤ75の排出側端部81から粉砕ベルトコンベヤ57に移され、粉砕ベルトコンベヤ57の排出側端部58において、粉砕ロール59により粉砕されて、粉砕物60は、乾燥前の半製品として、半製品貯留槽61に貯留される。
本例においても、図1に示す実施例と同様に、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水溶性化合物は、クエン酸と共に化合物溶解供給槽40に入れられて、加熱装置42により加熱されて水で溶解される。また、染料は、染料溶解供給槽46に入れられて水で溶解される。回収化合物水溶液供給槽47には、送液ポンプ48により、余分の化合物水溶液回収槽31から、回収された余分の化合物水溶液を入れる。開閉弁43,44及び45を開いて、化合物溶解供給槽40の化合物水溶液、染料溶解供給槽46の染料水溶液及び回収化合物水溶液供給槽47の回収化合物水溶液を一緒に混ぜて、調製された化合物水溶液は、化合物水溶液導入管9を経て化合物水溶液散水装置70から、スクリーンコンベヤ68の化合物水溶液散水領域69に移動した紙粉に散水されて混合される。
例1.
粒度が0.35mm以下の紙粉100重量部を、紙粉供給用ベルトコンベヤにより搬送して、スクリューコンベヤに供給した。このスクリューコンベヤ内をスクリューにより搬送される紙粉に、22重量部の硫酸銅及び2重量部のクエン酸ナトリウムの混合物に、200重量部の水を加えて充分に混合して調製した硫酸銅溶液を加えて十分に混合した。得られた硫酸銅溶液を含浸した紙粉322重量部の紙粉を、6重量部の苛性ソータを、500重量部の水に溶解した苛性ソーダ溶液に投入して、紙粉に含浸されている硫酸銅を水酸化銅に変化させた。沈殿した水酸化銅を含浸する紙粉を分離して、脱水後、破砕し、乾燥して消臭剤の製品とした。
例2.
本例は、水酸化銅が強く付着している消臭剤を製造する例である。
粒度が0.35mm以下の紙粉100重量部を、紙粉供給用ベルトコンベヤにより搬送して、スクリューコンベヤに供給した。このスクリューコンベヤ内をスクリューにより搬送される紙粉に、22重量部の硫酸銅、2重量部のクエン酸ナトリウム及び12重量部のカルボキシメチルセルロース(CMC)の混合物に、200重量部の水を加えて充分に混合した。得られた銅イオンを吸着したカルボキシメチルセルロースを担持する紙粉334重量部を分離して、水で洗浄後、脱水し、破砕し、乾燥して消臭剤の製品とした。
銅を、0.2乃至1重量%含有させた紙粉は、例えば、ティッシュ、トイレットペーパー、化粧紙又は染料を使用した殺菌又は消臭機能を有する材料に使用することができる。銅を、1乃至5重量%含有させた紙粉は、例えば、粒状の排泄物処理材、ペットシーツ、紙おむつ、乳パッド、尿取りパッド等の吸収体に使用することができる。また、銅を、5乃至10重量%含有させた紙粉は、例えば、マスクの吸収体、紙お絞り、冷暖房装置のフィルター、浄水器のフィルター、浴湯循環用フィルター、掃除機のフィルター、壁紙、障子紙等の吸収体、大人用の紙おむつ、尿取りパッド、靴の中敷の消臭剤、トイレ等の消臭剤等の吸収体に使用することができる。
以上の例においては、硫酸銅を使用しているが、塩化銅、硫酸亜鉛を使用することができる。また、以上の例においては、発生する廃水の量を少なくするために、硫酸銅等化合物の溶解に使用する水の量を少なくしているが、例えば、1乃至2リットルといった大量の水に溶解させることもできる。さらに、以上の例においては、硫酸銅を中和して、紙粉に、水酸化銅又は二酸化銅を保持させているが、保持させる銅は、塩基性硫酸銅又は塩基性塩化銅をとすることができる。カルボキシメチルセルロースを使用するときは、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロースに、硫酸銅、塩化銅、硫酸亜鉛又は塩化亜鉛を吸着させることができる。カルボン酸型のカルボキシメチルセルロースに、酸化銅、水酸化銅、酸化亜鉛又は水酸化亜鉛を吸着させることができる。
本発明は、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物を保持又は担持する0.35mm以下の粒度の紙粉を有して消臭機能を有する材料とするので、廃材の紙粉を保持材料として使用でき、従来のものに比して材料費が安価な消臭機能を有する材料を提供することができる。
また、本発明は、紙粉、特に、適当な吸水度に調整した紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の不溶性の塩基性化合物又は不溶性の水酸化物を形成し、この形成された前記不溶性の塩基性化合物又は不溶性の水酸化物を紙粉に保持させ、乾燥後、0.35mm以下の粒度に粉砕して消臭機能を有する材料とするので、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を紙粉に含浸させ、含浸する銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物を水酸化物に変化させるという、従来の製法に比較して、工程数を少なくして、しかも簡単な作業で消臭機能を有する材料を製造することができる。
本発明の一実施例の消臭機能を有する材料を製造する工程を示す概略の工程図である。 図1とは異なる本発明の一実施例の消臭機能を有する材料を製造する工程を示す概略の工程図である。
符号の説明
1 紙粉
2 紙粉供給用のベルトコンベヤ装置
3 スクリュー攪拌部材
4、16 搬送管
5 スクリュー混合装置
6 紙粉供給用のホッパー
7 搬送管5の外壁
8 加熱ジャケット
9 化合物水溶液の導入管
10 化合物水溶液導入口
11 化合物水溶液を含浸した紙粉
12 化合物水溶液を含浸した紙粉11の排出口
13 余分の化合物水溶液
14 余分の化合物水溶液排出管
15 スクリュー攪拌部材
17 スクリュー中和装置
18 化合物水溶液を含浸した紙粉導入部
19 pH調整剤水溶液供給管
20 pH調整剤水溶液導入管
21 洗浄水供給管
22 洗浄水導入管
23 開口部
24 洗浄廃水
25 洗浄廃水排出管
26 スクリュー中和装置の下流側端部
27 水酸化物保持紙粉
28 水酸化物保持紙粉27の取出し口
29 pH制御装置
30、32及び34 pH測定端子
31 余分の化合物溶液回収槽
33 洗浄廃水貯留槽
35 スクリュー混合装置の余分の化合物溶液を含浸した紙粉の排出側端部
36 水分制御装置
37及び38 水分調整装置
39 温度制御装置
40 化合物溶解供給槽
41 温度調整装置
42 加熱装置
43,44、45、49及び51 開閉弁
46 染料溶解供給槽
47 回収化合物水溶液供給槽
48 送液ポンプ
50 pH調整剤水溶液供給槽
52 洗浄水供給導管
53 排出側端部
54 絞りロール
55 脱水ベルトコンベヤ装置
56 脱水された水酸化物保持紙粉
57 粉砕ベルトコンベヤ
58 粉砕物排出側端部
59 粉砕ロール
60 粉砕物
61 半製品貯留槽
62 pH調整剤の水溶液
63 攪拌装置
64 溢流出口
65 分散槽
66 分散液
67 矢印
68 化合物水溶液含浸スクリーンコンベヤ
69 化合物水溶液散水領域
70 化合物水溶液散水装置
71 化合物水溶液
72 余分の化合物水溶液
73 化合物水溶液含浸スクリーンコンベヤ68の排出側端部
74及び82 絞りロール
75 pH調整スクリーンコンベヤ
76 pH調整スクリーンコンベヤ75の入口側
77 水分調整装置
78 pH調整剤水溶液散水領域
79 pH調整剤水溶液散水装置
80 pH調整剤水溶液
81 pH調整スクリーンコンベヤ75の排出側端部
83 余分のpH調整剤水溶液
84 pH調整剤水溶液50が分離された水酸化物含浸紙粉層

Claims (27)

  1. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を保持する紙粉からなることを特徴とする消臭機能を有する材料。
  2. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を保持するカルボキシメチルセルロースを固着する紙粉からなることを特徴とする消臭機能を有する材料。
  3. 紙粉が、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を0.5重量%以上の含有率で含有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の消臭機能を有する材料。
  4. 紙粉の吸水度が10倍以上であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の消臭機能を有する材料。
  5. 紙粉の吸水度が10倍未満であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の消臭機能を有する材料。
  6. 紙粉が吸水度が大きい紙粉と、吸水度が小さい紙粉の混合物であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の消臭機能を有する材料。
  7. 紙粉の粒度が0.35mm以下であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料。
  8. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物が、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の無機酸塩であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料。
  9. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物が、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料。
  10. 消臭機能を有する材料は、1mm以下の粒度の粉状物であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料。
  11. 紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法。
  12. 紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法。
  13. 紙粉に、クエン酸塩を含む銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法。
  14. 紙粉に、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を加熱下に混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に加えて、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法。
  15. 紙粉に、クエン酸塩を含む銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液を加熱下に混合し、この混合物を、pH調整剤の水溶液中に加えて、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を形成し、この形成された前記水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法。
  16. カルボキシメチルセルロースに、銅若しくは亜鉛の化合物又は銅及び亜鉛の化合物の水溶液又は懸濁液を混合して、カルボキシメチルセルロースに銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のイオンを吸着させ、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のイオンを吸着したカルボキシメチルセルロースを水の存在下に紙粉と混合して、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛のイオンを吸着したカルボキシメチルセルロースを紙粉に保持させることを特徴とする消臭機能を有する材料の製造方法。
  17. 水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を保持させた紙粉を乾燥し粉砕することを特徴とする請求項11乃至15の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  18. 紙粉が吸水度が大きい紙粉と、吸水度が小さい紙粉の混合物であることを特徴とする請求項11乃至17の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  19. 紙粉が、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材,化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材若しくは紙タオル廃材の粉砕物又はこれらの中の二種以上の廃材粉砕物の混合物であることを特徴とする請求項請求項11乃至18の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  20. 紙粉が、5mm以下の粒度の衛生用品廃材粉砕物を分級して、プラスチックに富む分級産物を分離し、このプラスチックに富む分級産物を分離した5mm以下の粒度の紙おむつ廃材粉砕物の分級産物を、さらに分級して、吸水性樹脂に富む分級産物を分離したものであることを特徴とする請求項11乃至18の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  21. 衛生用品廃材が、紙おむつ廃材、乳パッド廃材、生理用ナプキン廃材若しくは尿取りパッド廃材又はこれら二種以上の廃材の組合せであることを特徴とする請求項20に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  22. 紙粉が廃材の粉砕物、バフ粉、段ボール屑の粉砕物、新聞紙屑の粉砕物、機械パルプ廃材の粉砕物、化学パルプ廃材の粉砕物、セミケミカルパルプ廃材の粉砕物、木材パルプ廃材の粉砕物、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生用紙製造時に発生する紙粉であることを特徴とする請求項11乃至18の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  23. 水不溶性の塩基性化合物又は水酸化物を保持させた紙粉は、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の含有率が、0.5重量%以上であることを特徴とする請求項11乃至15の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  24. 紙粉の粒度が0.35mm以下であることを特徴とする請求項11乃至23の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  25. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の化合物が、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の無機酸塩であることを特徴とする請求項11乃至15の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  26. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の塩基性化合物が、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の無機酸塩の水不溶性の塩基性化合物であることを特徴とする請求項11乃至15の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
  27. 銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水酸化物が、銅若しくは亜鉛又は銅及び亜鉛の水不溶性の水酸化物であることを特徴とする請求項11乃至15の何れか一項に記載の消臭機能を有する材料の製造方法。
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