JP2003200147A - 汚れが付着している衛生用品からのその素材の回収方法 - Google Patents

汚れが付着している衛生用品からのその素材の回収方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 汚れた衛生用品から、衛生的な素材を回収す
る方法を提供する。 【解決手段】 汚れが付着している衛生用品を帯状に切
断し、帯状に切断された吸水紙及び汚れが付着するプラ
スチック材料を、吸水性材料と分離し、この分離された
吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を粉砕し、
この粉砕物を空気流中で分級することにより、前記吸水
紙及び汚れが付着するプラスチック材料粉砕物に夾雑す
る吸水性材料を前記吸水紙及び汚れが付着するプラスチ
ック材料と分離し、前記吸水性材料を分離して得られた
プラスチック材料分級産物を回収し、また、前記分離さ
れたプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、前記衛
生用品から分離された吸水性材料の空気流中での分級に
より分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混
合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前
記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む
分級産物を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚れた衛生用品からそ
の素材を回収する汚れた衛生用品の処理方法に関し、特
に、製造時に汚れた衛生用品及び使用済みの衛生用品か
ら、その衛生用品に使用されるプラスチック材料、綿状
パルプ、吸水性樹脂及び紙粉などの素材を再使用可能に
回収する汚れた衛生用品からその素材を回収する汚れた
衛生用品の処理方法に関する。また、本発明は、汚れた
衛生用品から再使用可能な衛生用品用の素材を回収する
衛生用品素材の回収方法に関し、特に、使用済みの汚れ
た衛生用品から、衛生的な衛生用品素材の回収方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】紙おむつ、乳パッド、尿パッド及び生理
用ナプキンなどの衛生用品は、使い捨て可能に製造され
ている。このような使い捨て衛生用品は、二つ又はそれ
以上の吸水紙層を有し、かつそれらの吸水紙層の間に、
高吸水性樹脂を含むパルプ材料で形成されている吸水層
部を設け、一方の吸水紙の層の下側に不透水性のプラス
チック膜を設け、他方の吸水紙の上に不織布を設けて形
成されている。この使い捨て衛生用品は、繰り返し使用
するものでないために、洗濯により清潔にする必要もな
く、使用後に廃棄できるので便利であり、病院や家庭で
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような使い捨ての
衛生用品であっても、使用目的から衛生的であることが
要求され、製造過程で汚れただけで廃棄されて、焼却さ
れている。その量は、全体的には僅かな割合であって
も、全体量が多いために、焼却処理される量は無視でき
るものではなく問題とされている。このような衛生用品
は、衛生的であることが要求されるために、再生が難し
く、これまでに、再生することすら話題に上っていな
い。殊に、使用後の所謂使用済みおむつは、大便や小便
で汚れており、その処理は、専ら、焼却によっている。
使用済み紙おむつの量は膨大であり、しかも、使用済み
紙おむつの廃棄処理費は、例えば、1kg当たり100
乃至160円であるから、大変な額に上っており、問題
とされている。しかも、焼却処理には、大量の燃料及び
多くの人手等を要するために問題とされている。本発明
は、このような汚れた衛生用品の再生処理に係る問題点
を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題点
を解決するために、汚れた衛生用品に付着する大腸菌や
その他雑菌を、消毒又は滅菌して、衛生的な素材を回収
することを目的とする。本発明者は、略密閉された空間
内で、冷風、温風又は熱風により汚れた衛生用品を乾燥
して、衛生用品の素材に付着する汚れを乾燥すると共に
消毒して、汚れが衛生的に処理できて、素材から分離さ
れ易くなることを発見して本発明に至った。
【0005】即ち、本発明は、汚れが付着している衛生
用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状
に切断された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材
料を、吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び
汚れが付着するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物
を空気流中で分級することにより、前記吸水紙及び汚れ
が付着するプラスチック材料粉砕物に夾雑する吸水性材
料を前記吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料と
分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチッ
ク材料分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着
している衛生用品の処理方法にあり、また、本発明は、
汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯
状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材
料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに
分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状
に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料
を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩
下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離
された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を含
む篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物
を空気流中で分級することにより、篩上産物のプラスチ
ック材料に夾雑する吸水性材料を前記プラスチック材料
と分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチ
ック材料分級産物を回収することを特徴とする汚れが付
着している衛生用品の処理方法にあり、さらに、本発明
は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔
で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水
性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料
とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、
帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック
材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料
を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この
分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料
の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物
を空気流中で分級することにより、篩上産物のプラスチ
ック材料に夾雑する吸水性材料を該プラスチック材料か
ら分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチ
ック材料分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に
洗浄し、この洗浄されたプラスチック材料分級産物を濾
過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛
生用品の処理方法にある。
【0006】そして、本発明は、汚れが付着している衛
生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、吸
水性材料を取り出して、帯状に切断され吸水紙及び汚れ
が付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、こ
の分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑
するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中
で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸
水性材料を、該プラスチック材料と分離し、この分離さ
れた吸水性材料を、前記取り出された吸水性材料の空気
流中での分級により分離された湿っていない吸水性材料
の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中
で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿
状パルプに富む分級産物を回収することを特徴とする汚
れが付着している衛生用品の処理方法にあり、また、本
発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の
間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、
吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック
材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分け
て、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチ
ック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性
材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、
この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾
雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下の粒度
に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することによ
り、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラ
スチック材料から分離し、この分離された吸水性材料の
分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材料篩
下産物の空気流中での分級により、湿った吸水性材料と
分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合
し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記
吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分
級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む分
級産物と分離して回収することを特徴とする汚れが付着
している衛生用品の処理方法にあり、さらに、本発明
は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔
で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水
性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料
とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、
帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック
材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料
を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この
分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑す
るプラスチック材料篩上産物を20mm以下の粒度に粉
砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プ
ラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、プラスチック
材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物
を、前記篩分けにより分離された吸水性材料の篩下産物
の、空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離
された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、こ
の吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性
材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物
を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物
と分離し、この分離により得られた綿状パルプに富む分
級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗
浄された綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収する
ことを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方
法にあり、さらに加えて、本発明は、汚れが付着してい
る衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生
用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び
汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以
下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙
及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、
帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩
上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料
の篩下産物を空気流中で分級することにより、湿ってい
る吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この
分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級し
て、吸水している綿状パルプに富む分級産物と、吸水し
ている吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とに分離
し、吸水している綿状パルプに富む分級産物を回収する
ことを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方
法ある。
【0007】そしてまた、本発明は、汚れが付着してい
る衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物か
ら、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチ
ック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙
及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材
料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することによ
り、前記プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該
プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料
の分級産物を、前記衛生用品の帯状切断物から分離され
た吸水性材料についての空気流中での分級により分離さ
れた湿っていない吸水性材料に混合し、この湿っていな
い吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記湿って
いない吸水性材料混合物中の湿っていない吸水性樹脂を
比較的多く含む分級産物を分離し、この分離により得ら
れた前記湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級
産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄
された比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物を濾過して
回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品
の処理方法にあり、また、本発明は、汚れが付着してい
る衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生
用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び
汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以
下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙
及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、
帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩
上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び
汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料の
篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を
空気流中で分級することにより、プラスチック材料篩上
産物に夾雑する吸水性材料を、プラスチック材料と分離
し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記吸水
性材料の分級産物についての空気流中での分級により、
湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料
の分級産物に混合し、この湿っていない吸水性材料混合
物を空気流中で分級して、前記湿っていない吸水性材料
混合物中の湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分
級産物を、湿っていない綿状パルプに富む分級産物と分
離し、この分離により得られた前記湿っていない吸水性
樹脂を比較的多く含む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬
して攪拌下に洗浄し、洗浄された比較的吸水性樹脂を多
く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚
れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらに、
本発明は、汚れが付着している衛生用品を帯状に切断
し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水紙
及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分
離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級する
ことにより、湿っている吸水性材料を分離し、この分離
された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸
水している綿状パルプに富む分級産物を分離し回収する
ことを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方
法にある。
【0008】そしてまた、本発明は、汚れが付着してい
る衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生
用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び
汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以
下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙
及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、
帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩
上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料
を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材
料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された
湿っている吸水性材料を水流中で分級して、吸水してい
る綿状パルプに富む分級産物と、吸水している吸水性樹
脂を比較的多く含む分級産物とに分離し、この分離され
た吸水している綿状パルプに富む分級産物を、消毒薬含
有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された、前
記綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを
特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあ
り、また、本発明は、汚れが付着している衛生用品を5
0mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断され
た帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着する
プラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩
により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着
するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出
された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産
物に分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分
級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていな
い吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水
性材料を、水流中で分級して、吸水している吸水性樹脂
を比較的多く含む分級産物と、吸水している綿状パルプ
に富む分級産物とに分離し、この分離された吸水してい
る吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、消毒薬含有
溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸
水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過
して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生
用品の処理方法にあり、さらにまた、本発明は、汚れが
付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切
断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、
吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、
切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断
され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上
産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物
として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された
吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチ
ック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、こ
の粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチッ
ク材料に夾雑されている吸水性材料を該プラスチック材
料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、
前記吸水性材料の篩下産物の、空気流中での分級によ
り、吸水している吸水性材料と分離された吸水していな
い吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料の分
級産物混合物を空気流中で分級して、吸水していない吸
水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水していない
綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された
吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物
を、前記空気分級により分離された吸水している吸水性
材料の水流中での分級により、吸水している綿状パルプ
に富む分級産物と分離された吸水している吸水性樹脂を
比較的多く含む分級産物に混合し、吸水性樹脂を比較的
多く含む吸水性樹脂の分級産物混合物を消毒薬含有溶液
に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸水性
樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過して回収すること
を特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法に
あり、さらに加えて、付着している衛生用品を50mm
以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状
物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラス
チック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により
篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプ
ラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された
吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分
離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材
料を夾雑するプラスチック材料篩分産物を20mm以下
の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級すること
により、プラスチック材料に夾雑していた吸水性材料を
プラスチック材料と分離し、この分離された夾雑吸水性
材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の空気流
中での分級により、吸水している吸水性材料と分離され
た吸水していない吸水性材料の分級産物に混合し、この
吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級して、吸
水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、
吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに分離し、
この分離された吸水していない綿状パルプに富む分級産
物を、前記空気分級により分離された吸水している吸水
性材料の水流中での分級により、吸水している吸水性樹
脂を比較的多く含む分級産物と分離した吸水している綿
状パルプに富む分級産物に混合し、この混合された綿状
パルプに富む分級産物の混合物を消毒薬含有溶液に攪拌
下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記綿状パルプに
富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れ
が付着している衛生用品の処理方法にある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、汚れた衛生用品
の用語は、製造過程、運搬過程及び衛生用品の陳列過程
で汚れた衛生用品並びに使用済みの衛生用品を意味す
る。本発明において、汚れた衛生用品は、汚れた紙おむ
つ、汚れた乳パッド、汚れた尿パッド、汚れたシーツ、
汚れたガーゼ、汚れた包帯若しくは汚れた脱脂綿又はこ
れら二以上の衛生用品の組を意味する。
【0010】衛生用品、特に、紙おむつ、乳パッド、尿
パッド若しくはシーツは、吸水紙の層の間に、綿状パル
プ及び吸水性樹脂で形成されている吸水性材料層が配置
され、底部の吸水紙の層の下側に位置して、プラスチッ
クフィルム等の不透水性のプラスチック材料膜が設けら
れ、上側の吸水紙の層の上側に位置して、不織布等の透
水性のプラスチック材料層が設けられている。使用済み
の衛生用品、例えば、使用済みの紙おむつの場合、排泄
による、特に大便等固形物による汚れは、主として透水
性プラスチック材料層の不織布の一部に付着し、尿等の
体液による汚れは、プラスチック材料製の不織布、吸水
性材料層及びプラスチック材料膜の一部に付着する。ま
た使用済みの尿パッド、乳パッドの場合、汗や尿などの
体液による汚れは、主としてプラスチック材料製の不織
布の一部、吸水層部の一部及びプラスチック材料製の薄
層部の一部に付着する。
【0011】本発明において、汚れた衛生用品は、それ
に付着する排泄物、汗や尿などの汚れを衛生用品の素材
から分離し、また、各素材別に分離して、回収すること
ができる。衛生用品は、夫々内側に吸水紙が付着してい
るプラスチック材料製の透水性の薄層部材及び不透水性
の薄層部材といった表面材とそれらの間に包まれている
吸水性材料とから成っており、汚れた衛生用品から吸水
性材料を取り出すために、汚れた衛生用品は、切断工程
において、シュレッダー等の切断機により、50mm以
下の間隔、好ましくは20mm以下の間隔で切断され
る。この切断された切片、即ち切断片においては、端部
を除いて一般に、両側に切り口が形成され、その切り口
から衛生用品の内容物の吸水性材料層が現れるので、切
り口から内容物の吸水性材料の掻き出しが容易になるな
ど、吸水性材料を容易に取り出すことができるようにな
る。切断間隔が小さくなる程、切り口からの吸水性材料
の取出しが容易となるが、プラスチック材料と吸水性材
料の分離を容易にし、且つ切断処理を簡単化し、容易に
するために、50mm以下の間隔、好ましくは20mm
以下の間隔で切断されるのが好ましい。
【0012】本発明において、この切断工程は、常温
下、80℃以上の温度下、又は100℃以上の温度下で
行なうことができる。加熱は乾式で行われ、加熱温度が
100℃を超える場合は、熱風又は過熱蒸気を使用する
ことができる。このように高温下に切断を行なうと、切
断と同時に殺菌を行なうことができるので、以後の工程
が行ない易くなるので好ましい。本発明において、この
ように略等間隔で切断された衛生用品の切断片において
は、一般に、透水性プラスチック材料薄層部と不透水性
プラスチック材料薄層部の間に設けられている吸水性材
料層が切断面に現れるので、吸水性材料は、続く50m
m以下の、好ましくは20mm以下の目開きの篩による
篩分け作業により、解されて容易に外に排出され、篩い
分けられて篩下成分(即ち、篩下産物又は篩下の篩分産
物)として分離される。大便等の固形の排泄物の汚れが
付着する透水性プラスチック材料薄層部は、不透水性プ
ラスチック材料薄層部と接着した状態で、篩上成分(即
ち、篩上産物又は篩上の篩分産物)として分離される。
【0013】本発明において、篩分け作業は、切断され
た衛生用品を解す工程であり、トロンメル等の多孔の円
筒部材により行なうことができる。特に、多孔即ち篩目
を有する円筒壁を有する円筒部材の内側に突き出て突条
又は突起を立設させると、50mm以下の幅で切断され
た紙おむつ等の衛生用品の切断片は、円筒部材の内部に
投入されて、円筒部材の回転により、円筒部材内を回転
しながら移動する間に、その表面材の透水性プラスチッ
ク材料薄層部材及び不透水性プラスチック材料薄層部材
が、突起により引き裂かれ、また内容物の吸水性材料及
び吸水性樹脂を外部に引出して、多孔円筒壁により篩い
分けられる。この篩分け作業において、切断された表面
材は円筒部内に止まり、内容物の吸水性材料及び吸水性
樹脂は、篩の多孔円筒部材の多孔壁又は網目壁の孔を通
して排出されて分離される。
【0014】多孔円筒部材における篩い分け工程におい
て、篩上成分は、主として衛生用品の表面材であり、主
として透水性のプラスチック薄層材料及び不透水性のプ
ラスチック薄層材料であり、何れも吸水紙が付着してい
る。篩下成分は、主として衛生用品の吸水性材料であ
る。吸水性材料は、排泄物により濡れた部分を包含して
おり、濡れた部分と濡れていない部分があり、それらは
解された状態で混在する。本発明において、篩上成分
は、20mm以下の粒度に粉砕される。粉砕機は、20
mm以下の粒度に粉砕できる粉砕機であれは使用するこ
とができる。このような粉砕機としては、例えば、ロー
ルクラッシャ、インパクトクラッシャ、ハンマクラッシ
ャ及び粗砕カッタなどがある。
【0015】本発明において、20mm以下の粒度に粉
砕された衛生用品の透水性及び不透水性のプラスチック
材料薄層部を構成するプラスチック薄層材料には、その
内側面に吸水紙が付着しており、この吸水紙は篩い分け
工程及びそれに続く乾式の分級工程においても剥離しな
いで残留する。本発明において、使用される分級装置
は、重力式の風力分級装置であり、水平方向の空気流又
は垂直方向の空気流を使用する風力分級装置を使用する
ことができる。風力分級により、プラスチック薄層材料
は、これに付着する汚物の固形物、吸水性材料及び吸水
性樹脂と分離される。しかし、これらを分級により完全
に分離することは難しいので、プラスチック薄層材料の
分級産物からこれらの分離は、消毒薬を含有する溶液に
より洗浄することにより行われる。洗浄工程において
は、これらは、微細懸濁液を形成して浮遊し、濾過によ
り分離される。
【0016】本発明において、衛生用品の切断片の篩上
成分は、20mm以下の粒度に粉砕され、乾式分級によ
り分級される。乾式分級により、プラスチック薄層材料
粉砕物は、プラスチック薄層材料粉砕物を比較的多量に
含む分級産物、即ちプラスチック薄層材料粉砕物の分級
産物と、プラスチック薄層材料に付着していた主として
吸水性材料粉砕物、吸水性樹脂及び汚物固形物粉砕物を
含有する付着物を比較的多量に含有する分級産物、即ち
付着物の分級産物に分離される。篩下部分は、空気流中
での乾式分級により分級されて、濡れている吸水性材料
の分級産物と濡れていない吸水性材料の分級産物とに分
離される。前記付着物の分級産物は、主として吸水性材
料を含有するので、篩下の濡れていない吸水性材料の分
級産物と一緒にされる。この一緒にされた吸水性材料の
混合分級産物は、乾式分級されて、綿状パルプに富む分
級産物と、比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物とに分
かれる。篩下の分級により分けられた濡れた綿状パルプ
に富む分級産物は、水流中で湿式分級され、濡れた綿状
パルプに富む分級産物と濡れた吸水性樹脂を比較的多く
含む分級産物とに分けられる。
【0017】これらの分級産物は、何れも固形汚物を多
少なりとも含んでいるので、最終的には、洗浄槽内にお
いて、消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に浸されて、消毒
及び洗浄されるので、消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に
浸される前に、綿状パルプは綿状パルプ同士で合わせら
れ、即ち、濡れた綿状パルプに富む分級産物と乾いてい
る綿状パルプに富む分級産物が混合される。また、吸水
性樹脂は吸水性樹脂同士で合わせられ、即ち、乾いた吸
水性樹脂と濡れた吸水性樹脂は合わされて、洗浄槽内で
消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に浸されて消毒及び洗浄
される。本発明において、プラスチック材料薄層部材
は、吸水紙が付着されているので、消毒剤又は殺菌剤を
含む水溶液に浸されて消毒された後、其の侭、猫砂、又
は植木鉢等の素材として使用することができる。もとよ
り、回収された綿状パルプ及び吸水性樹脂についても、
猫砂、又は植木鉢等の素材として使用することができ
る。
【0018】本発明において、衛星用品の切断工程、篩
分工程、粉砕工程又は分級工程は、一般には常温におい
て行なうことができるが、衛生用品に付着する汚物等に
存在する大腸菌その他種々の細菌を消毒して死滅させる
ためには、80℃以上の温度、好ましくは100℃以上
の温度、さらに好ましくは、110℃以上の温度の熱
風、過熱水蒸気等により加熱処理されるのが好ましい。
このように処理することにより、衛生用品に付着する菌
は死滅し、そして生菌の数は著しく減少するので衛生的
である。
【0019】本発明において、衛生用品に付着する固形
の汚物は、乾燥されると脆くなって粉化し易くなり、例
えば20mmの目開きの篩により、強制振動下に砕かれ
て篩分けられる。衛生用品に付着する固形排泄物は、篩
分工程での篩分け作業中に、その一部は衛生用品の素材
から分離される。また篩分工程後において、衛生用品に
依然付着する固形排泄物も脆くなり、強制振動及び粉砕
時の衝撃により、簡単に砕けて、衛生用品の素材、例え
ば、プラスチック材料薄層部材の粉砕段階でプラスチッ
ク材料薄層部材から払い落とされて、続く乾式分級によ
り除去される。篩分工程において、衛生用品の切断片の
篩下成分の中、固形および液状の汚物は、乾式分級によ
り濡れた吸水性材料の分級産物に移り、続く湿式分級に
おいて、吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に移る。
これらの汚物の殆どは、水を吸収してゲル状の吸水性樹
脂と篩分け処理されて、汚泥処理工程に送られて処理す
ることができる。
【0020】本発明において、高温に加熱する場合に
は、汚れ、特に固体の排泄物は、砕け易く、剥落し易く
なり、分離が容易となる。紙おむつやシーツの場合、不
透水性薄層部には、ポリエチレンフィルムが使用されて
いるので、その熔着温度以下の温度で、できる限り高い
温度で熱風(過熱水蒸気を包含する)により加熱処理す
ることが好ましい。この熱風処理は、例えば、比較的大
きな孔径若しくは目開きの金網、多孔板等の多孔材の上
で、強制振動を与えながら行うことができ、また熱風の
送風下に切断された汚れた衛生用品を浮遊させて行うこ
とができる。殊に熱風により、粉砕室内又は篩分け室内
で、金網上で、紙おむつを浮遊させながら加熱すると、
紙おむつの結び目が解けて、紙おむつに包れた汚物が脱
落し、紙おむつから汚物が分離されるので好ましい。加
熱時に、紙おむつを破かない程度に、棒体や板状体等で
引っ掻くことにより、包まれた状態の紙おむつを解き又
は開いて包まれている排泄物を乾燥し、剥落分離させる
ことができる。粉砕や篩分け時に発生する臭気は、纏め
て又は個々に脱臭しては排出することができる。
【0021】本発明において、篩分工程において使用さ
れる篩は、衛生用品の切断片から吸水性材料を、取り出
すために,篩目が円筒状に形成されている回転体内に内
側に突き出して棒を立設して形成することができ、篩目
の回転体の回転と共に棒を回転させて、衛生用品の切断
片の内容物の吸水性材料を掻き出し、固形排泄物等の汚
物を払い落とすことができる。
【0022】乾式の分級処理により得られた夫々の分級
産物は、何れも汚れが僅かではあるが付着しているの
で、簡単に水で濯いで、夫々消毒剤を含有する液に浸漬
して洗浄される。洗浄された分級産物は、次いで水で濯
いで其の儘、再生素材とすることができる。しかし脱水
乾燥して、夫々再生素材としてもよい。しかし、湿式分
級処理により得られた夫々の分級産物は、汚れは分級過
程で分離される。何れの場合においても、最終的には消
毒剤の含有液で消毒処理し、濯ぐことにより、回収され
る衛生用品の素材に残留する菌数は、著しく減少され
る。
【0023】本発明において、回収される衛生用品の素
材には、大なり小なりパルプ及び高吸水性樹脂が含まれ
るので、消毒剤を含む溶液による洗浄及び水による濯ぎ
により、含まれているパルプ及び吸水性樹脂の中、吸水
性樹脂は、吸水してゲル又は粘稠な液体となっているの
で、パルプは濾過によって、吸水性樹脂と濾別して其の
侭、猫砂や植木鉢の素材とすることができる。ゲル状の
高吸水性樹脂から、そこに含まれている水を分離除去す
るために、回収される衛生用品の素材は、乾燥機、例え
ば送風乾燥機により乾燥される。
【0024】本発明において、殺菌作用を有する物質
は、汚れた衛生用品に付着する微生物を殺滅するのに使
用されるものであり、オゾン、塩素、次亜塩素酸ナトリ
ウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸リチウム、二
酸化塩素、臭化塩素、塩素化イソシアヌール酸、クロラ
ミンB若しくはクロラミンTなどの消毒剤や殺菌剤があ
る。しかし、これらの消毒剤や殺菌剤の他に、一般に、
微生物の殺滅に使用される消毒剤若しくは殺菌剤を使用
することができる。衛生用品の細菌その他の微生物の殺
菌手段とし、消毒剤溶液を使用する場合には、消毒剤溶
液の濃度は、処理時間を短くするときは、消毒剤の濃度
は高くされる。しかし30分以上の処理時間であれば、
消毒剤の使用濃度は、通常使用される程度の濃度で使用
することができる。例えば、次亜塩素酸ナトリウム溶液
の場合で、0.05乃至3重量%で使用されるが、消毒
の結果を調べて、その都度適宜増減して使用することが
好ましい。
【0025】本発明において、汚れた衛生用品の分級産
物についての消毒剤を含有する液による洗浄は、消毒に
要する時間を有効に使用するために、消毒剤含有液を噴
霧することにより、連続的に行なうことができる。しか
し、本発明においては、衛生用品の分級産物の消毒は、
前記分級産物を撹拌下に消毒剤含有液中に浸漬して行わ
れるが、この消毒処理は、所期の消毒効果を達成される
までの間、消毒処理槽内に滞留させて消毒を継続させる
ことが必要であるので、バッチ操作又は連続操作により
行うことができる。
【0026】分級産物を水中で消毒剤により洗浄する場
合、塩素ガス、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム、さら
し粉、高度晒粉(次亜塩素酸カルシウム)、次亜塩素酸
カルシウム、次亜塩素酸リチウム、有機性塩素剤、二酸
化塩素又はオゾンを使用することができる。オゾンは分
解速度が早く、殺菌力が大きく短時間で殺菌することが
できる。塩素はオゾンに比して殺菌力が小さく殺菌に長
時間を要する。しかし、塩素消毒剤は、オゾン消毒剤に
比して殺菌力の持続性が大きいので、本発明において
は、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム若しくは次亜塩素
酸カルシウムを使用するのが好ましい。消毒剤の溶液濃
度については、汚れた衛生用品の種類、汚れ状態や処理
時間に応じて使用される消毒剤溶液の濃度を設定するの
が好ましい。
【0027】以上のように、本発明においては、汚れた
衛生用品加熱消毒及び消毒剤による消毒が行われるの
で、回収された衛生用品の素材に付着する大腸菌を陰性
にすることができる。一般に、使い捨て医療品の滅菌前
の菌数は、例えば、生木綿で106乃至107/1gであ
り、脱脂綿で102乃至104/1gであり、ガーゼで1
2乃至104/1gであるが、本発明において、回収さ
れる衛生用品の素材は、少なくとも菌数が、前記例示の
使い捨て医療品の滅菌前の菌数以下とすることができ
る。本発明において、大腸菌は死滅して形骸化し、希に
僅かに残留するに過ぎないので、衛生的に問題にならな
い。
【0028】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例に
ついて説明するが、本発明は以下の説明及び例示により
何ら限定されるものではない。図1は、本発明の一実施
例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図であ
る。
【0029】本例において、消毒剤としては、次亜塩素
酸ナトリウムが使用され次亜塩素酸ナトリウムは、水に
溶解して、0.2重量%の溶液で使用されている。本例
は、汚れた衛生用品として汚れた紙おむつを例としてい
る。汚れた紙おむつは、切断機2の供給口3に投入さ
れ、その切断片は、切断片出口4から排出される。本例
において、切断片の幅は2mmであった。切断機2から
排出された切断片は、コンベヤ路5から篩分け装置6
に、その入り口7から導入され、篩上成分は篩上排出口
8から排出され、篩下成分は篩下排出口9から排出され
る。本例においては、篩の目開きは2mmであり、円筒
状の篩が使用された。円筒状の篩は、篩目の円筒内部に
内側に、例えば50mmの長さで突き出る棒状の突起が
立設されている。
【0030】篩上成分は、コンベヤ路10により、粉砕
機11に入り口12から投入される。本例において、粉
砕機11は縦型のシュレッダーであり、粉砕物は20m
mの粒度に粉砕された。粉砕物は粉砕物出口13から排
出され、コンベヤ路14により、横型の風力分級装置1
5に導入口16から供給される。本例において、風力分
級装置15の微粒子側の排出口17からは、20mm以
下の粒度の衛生用品のプラスチック材料薄層部材の粉砕
物に富む分級産物が排出される。このプラスチック材料
薄層部材の粉砕物に富む分級産物はコンベヤ路18から
取り出される。取り出されたプラスチック材料薄層部材
の粉砕物に富む分級産物は、コンベヤ路18から濯ぎ及
び洗浄槽19に導入口20から送られて、洗浄槽19に
おいて、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、
消毒後濯がれて、洗浄槽19のプラスチック材料排出口
21から排出され、コンベヤ路22から取り出され、猫
砂等の素材として利用される。
【0031】篩い分け装置6で篩い分けられた篩下成分
は、汚物固形物、綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有す
る、衛生用品の吸水性材料であり、篩い分け装置6の排
出口9から排出され、スクリューフィーダ23により、
風力分級装置24に導入口25から供給され、風力分級
される。風力分級装置24の微粒子側排出口26から濡
れていない吸水性材料が排出され、コンベヤ路27によ
り搬出されコンベヤ路28に送られる。一方、前記風力
分級装置15の粗粒子側排出口29からプラスチック材
料薄層部材粉砕物の吸水性材料に富む分級産物が排出さ
れ、コンベヤ路30により搬出され、コンベヤ路28に
送られて、前記濡れていない吸水性材料と混合される。
濡れていない吸水性材料混合物は、コンベヤ路28か
ら、風力分級装置31に導入口32から供給され、風力
分級される。風力分級装置31の微粒子側排出口33か
ら濡れていない吸水性材料に富む分級産物が排出され、
コンベヤ路34により搬出されコンベヤ路35に送られ
る。一方、前記風力分級装置24の粗粒子側排出口36
から濡れた吸水性材料の分級産物が排出され、スクリュ
ーフィーダー37により搬出され、サイクロン等の湿式
分級装置38の導入口39から導入されて、湿式分級さ
れる。湿式分級装置38の微粒子側排出口40から吸水
性材料に富む分級産物が排出され、コンベヤ路41によ
り搬出され、コンベヤ路35に送られる。コンベヤ路3
5において、風力分級装置31の微粒子側排出口33か
らの吸水性材料に富む分級産物と、湿式分級装置38の
微粒子側排出口40からの吸水性材料に富む分級産物が
混合される。この混合された吸水性材料に富む分級産物
は、コンベヤ路35により搬出され、濯ぎ及び洗浄槽4
2に導入口43から送られて、濯ぎ及び洗浄槽42にお
いて、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消
毒後濯がれて、洗浄槽42の吸水性材料の排出口44か
ら排出され、コンベヤ路45から取り出され、猫砂等の
素材として利用される。
【0032】湿式分級装置38の粗粒子側排出口46か
ら吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物が排出され、ス
クリューフィーダー47により搬出され、スクリューフ
ィーダー48に送られる。風力分級装置31の粗粒子側
排出口49から吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物排
出されスクリューフィーダー50により搬出され、スク
リューフィーダー48に送られ、スクリューフィーダー
48において、風力分級装置31の粗粒子側排出口49
から吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、前記湿式
分級装置38の粗粒子側排出口46からの吸水性樹脂を
比較的多く含む分級産物が一緒にされる。この混合され
た吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物は、スクリュー
フィーダー48により搬出され、濯ぎ及び洗浄槽51に
導入口52から送られて、濯ぎ及び洗浄槽51におい
て、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒
後濯がれて、濯ぎ及び洗浄槽51の吸水性樹脂を比較的
多く含む分級産物排出口53から排出され、スクリュー
フィーダー54から取り出され、猫砂や植木鉢等の素材
として利用される。
【0033】濯ぎ及び洗浄槽19、42及び51の濯ぎ
廃液排出口55,56及び57から排出される濯ぎ廃液
は、濯ぎ廃液排出路58,59及び60から濯ぎ廃液排
出管61に送られて排出される。
【0034】本例は以上のように構成されているので、
汚れた衛生用品、例えば汚れた紙おむつは、切断機2の
供給口3に投入され、その切断片は、切断片出口4から
幅2mmに切断されて排出される。切断機2から排出さ
れた切断片は、コンベヤ路5から篩分け装置6に入り、
篩い分けられる。この篩上成分は、コンベヤ路10によ
り、粉砕機11に投入され、20mmの粒度に粉砕され
る。粉砕物は粉砕物出口13から排出され、コンベヤ路
14により、風力分級装置15に導入されて分級され、
微粒子側排出口17からのプラスチック材料薄層部材の
粉砕物に富む分級産物と、粗粒子側排出口29からの吸
水性材料に富む分級産物に分離される。ここで分離され
たプラスチック材料薄層部材の粉砕物に富む分級産物
は、コンベヤ路18から濯ぎ及び洗浄槽19に導入口2
0から送られて、洗浄槽19において、水で濯がれ消毒
薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後再び濯がれて、洗
浄槽19から排出され、コンベヤ路22から取り出さ
れ、猫砂や植木鉢等の素材として利用される。
【0035】篩い分け装置6の篩下成分は、主として衛
生用品の吸水性材料であり、汚物固形物等の汚物、綿状
パルプ及び吸水性樹脂を含有しており、篩い分け装置6
から、スクリューフィーダー23により、風力分級装置
24に導入されて、分級され、微粒子出口26からの濡
れていない吸水性材料と粗粒子側排出口29からの濡れ
ている吸水性材料に分離される。風力分級装置24の微
粒子側排出口26からの濡れていない吸水性材料は、風
力分級装置15の粗粒子側排出口29からの吸水性材料
とコンベヤ路28において一緒にされて、風力分級装置
31に送られて分級され、微粒子側排出口33からの濡
れていない吸水性材料に富む分級産物と、粗粒子側排出
口49からの濡れていない吸水性樹脂を比較的多く含む
分級産物に分離される。
【0036】前記風力分級装置24からの濡れている吸
水性材料は、湿式分級装置38に送られて分級され、微
粒子側排出口40からの吸水性材料に富む分級産物と、
粗粒子側排出口46からの吸水性樹脂を比較的多く含む
分級産物に分離される。前記風力分級装置31の微粒子
側排出口33からの吸水性材料に富む分級産物は、湿式
分級装置38の微粒子側排出口40からの吸水性材料に
富む分級産物とコンベヤ路35において一緒にされる。
この一緒にされた吸水性材料に富む分級産物は、濯ぎ及
び洗浄槽42に送られて、濯ぎ及び洗浄槽42におい
て、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒
後濯がれて、濯ぎ及び洗浄槽42の吸水性材料排出口4
4から排出され、コンベヤ路45から取り出され、猫砂
や植木鉢等の素材として利用される。
【0037】風力分級装置31の粗粒子側排出口49か
らの吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物は、湿式分級
装置38の粗粒子側排出口46からの吸水性樹脂を比較
的多く含む分級産物とスクリューフィーダー48におい
て一緒にされる。この一緒にされた吸水性樹脂を比較的
多く含む分級産物は、濯ぎ及び洗浄槽51に送られて、
濯ぎ及び洗浄槽51において、水で濯がれ消毒薬を溶解
した溶液で消毒され、消毒後濯がれて、濯ぎ及び洗浄槽
51の吸水性樹脂を比較的多く含むを比較的多く含む分
級産物排出口53から排出され、コンベヤ路51から取
り出され、猫砂や植木鉢等の素材として利用される。
【0038】濯ぎ及び洗浄槽19、42及び51の濯ぎ
廃液排出口55、56及び57から排出される濯ぎ廃液
は、濯ぎ廃液排出路58,59及び60から濯ぎ廃液排
出管61に送られて排出される。
【0039】上記図1の実施例において、回収された素
材は、猫砂や植木鉢等の素材として利用する例を示した
が、綿状パルプに富む分級産物は、さらに精製すること
によりトイレットペーパ、便座シートとすることがで
き、また、其の侭、例えば、ペレット状に成形して農業
及び園芸用の土壌保水剤、育苗及び園芸用の植物育成用
の培土に使用でき、また前記高吸水性樹脂に富む素材
は、吸水紙間に配置してシート状に成形して、育苗用の
吸水シートとして使用できる。
【0040】例 使用後の紙おむつを、シュレッダーに入れて20mm幅
で帯状に切断し、この切断した紙おむつを、直径2m長
さ6mで、目開き18mの円筒形の篩を、円筒型の筒体
内で回転させて、バッチ方式で篩い分けを行った。この
篩分けは、円筒型の筒体の4箇所の空気噴出し口から篩
内に空気を吹き込み、紙おむつの帯状切断物を撹乱しな
がら行った。篩下成分は、綿状パルプ及び高吸水性樹脂
を含有するものであり、篩上成分は、吸水紙が接着され
ているプラスチックフィルム材料を含有するものであっ
た。篩上成分については、20mmの粒度に粉砕して、
風力分級装置を使用して分級し、微粒子側からの主とし
てプラスチックフィルム材料及び吸水紙の粉砕物を含有
する分級産物と、粗粒子側からの主として綿状パルプ及
び吸水性樹脂を含有する分級産物に分離した。微粒子側
からの分級産物については、さらに5mm以下の粒度に
粉砕し、消毒薬含有溶液により洗浄した。洗浄されたプ
ラスチックフィルム材料及び吸水紙を含む分級産物は、
ローラ間を通して加圧脱水して、50重量%以下の水分
含有率として回収した。
【0041】
【発明の効果】本発明は、汚れが付着している衛生用品
を帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物に衝撃を
与えて、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯
状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材
料を、帯状物から取出された吸水性材料と分離し、この
分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料
篩分産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を
空気流中で分級することにより、夾雑する吸水性材料を
プラスチック材料から分離し、前記吸水性材料を分離し
て得られたプラスチック材料分級産物及び吸水性材料
を、消毒し、洗浄して清浄なものとして回収して、該衛
生用品の素材として有効に使用可能にするものであり、
従来、専ら廃棄焼却されていた汚れた衛生用品を、衛生
用品や園芸及び農業用品の原材料として有効に活用する
ことができる。しかも、従来では、専ら廃棄に要した費
用を、有効な原材料の製造に活用するなどして、コスト
の軽減に寄与して、資源の有効利用を図って資源の無駄
を極力避けることができる。しかも、本発明は、膨大な
量の使用済み紙おむつ等の衛生用品を、衛生的に回収す
るものであり、その処理に係る量は膨大であり、新しい
産業を興すことができ、社会に大きく貢献するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程
の概略を示す工程図である。
【符号の説明】
1 汚れた衛生用品 2 切断機 3 切断機2の供給口 4 切断片出口 5、10,14,18、22、27、28、30、34、
35、41、45 コンベヤ路 6 篩分け装置 7 篩分け装置6の入り口 8 篩上排出口 9 篩下排出口 11 粉砕機 12 粉砕機11の入り口 13 粉砕機11の粉砕物出口 15、24、31 風力分級装置 16 風力分級装置15の導入口 17 篩分け装置15の微粒子側の排出口 19 濯ぎ及び洗浄槽 20 濯ぎ及び洗浄槽19の導入口 21 濯ぎ及び洗浄槽19のプラスチック材料排出口 23、37、47、48、50、54 スクリューフィ
ーダー 25 風力分級装置24の導入口 26 風力分級装置24の微粒子側排出口 28 プラスチック材料に富む破砕物粒子 29 風力分級装置15の粗粒子側排出口 30 パルプ材料に富む破砕物粒子 32 風力分級装置31の導入口 33 風力分級装置31の微粒子側排出口 36 風力分級装置24の粗粒子側排出口 38 湿式分級装置 39 湿式分級装置38の導入口 40 湿式分級装置38の微粒子側排出口 42、51 濯ぎ及び洗浄槽 43 濯ぎ及び洗浄槽42の導入口 44 洗浄槽42の吸水性材料の排出口 46 湿式分級装置38の粗粒子側排出口 49 風力分級装置31の粗粒子側排出口 52 濯ぎ及び洗浄槽51の導入口 53 濯ぎ及び洗浄槽51の吸水性樹脂を比較的多く含
む分級産物排出口 55 濯ぎ及び洗浄槽19の濯ぎ廃液排出口 56 濯ぎ及び洗浄槽42の濯ぎ廃液排出口 57 濯ぎ及び洗浄槽51の濯ぎ廃液排出口 58、59及び60 濯ぎ廃液排出路 61 濯ぎ廃液排出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03B 9/06 B07B 1/22 Z 4F301 B07B 1/22 4/08 Z 4/08 B29B 17/02 B29B 17/02 B09B 5/00 ZABQ Fターム(参考) 4C058 AA27 BB04 BB07 CC07 EE26 JJ06 4C341 LL13 LL15 LL22 4D004 AA07 AA12 AB10 BA10 CA04 CA08 CA10 CA40 CB12 4D021 AA13 AB01 AB02 CA11 DA13 FA09 GB01 HA10 4D071 AA01 AB05 AB14 AB23 AB49 CA03 CA05 DA15 4F301 AA02 AA11 BF03 BF08 BF12 BF27 BF29 BF31

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚れが付着している衛生用品を帯状に切
    断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断された吸
    水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を、吸水性材
    料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着する
    プラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分
    級することにより、前記吸水紙及び汚れが付着するプラ
    スチック材料粉砕物に夾雑する吸水性材料を前記吸水紙
    及び汚れが付着するプラスチック材料と分離し、前記吸
    水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物
    を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用
    品の処理方法。
  2. 【請求項2】 汚れが付着している衛生用品を50mm
    以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状
    物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により
    篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプ
    ラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された
    吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分
    離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料を含む篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕
    し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、篩上
    産物のプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を前記プ
    ラスチック材料と分離し、前記吸水性材料を分離して得
    られたプラスチック材料分級産物を回収することを特徴
    とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  3. 【請求項3】 汚れが付着している衛生用品を50mm
    以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状
    物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により
    篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプ
    ラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された
    吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分
    離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、
    この粉砕物を空気流中で分級することにより、篩上産物
    のプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を該プラスチ
    ック材料から分離し、前記吸水性材料を分離して得られ
    たプラスチック材料分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬し
    て攪拌下に洗浄し、この洗浄されたプラスチック材料分
    級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着
    している衛生用品の処理方法。
  4. 【請求項4】 汚れが付着している衛生用品を帯状に切
    断し、衛生用品の帯状切断物から、吸水性材料を取り出
    して、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水
    紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック
    材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することに
    より、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プ
    ラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料
    を、前記取り出された吸水性材料の空気流中での分級に
    より分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混
    合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前
    記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む
    分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着してい
    る衛生用品の処理方法。
  5. 【請求項5】 汚れが付着している衛生用品を50mm
    以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状
    物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により
    篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプ
    ラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された
    吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分
    離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材
    料を夾雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下
    の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級すること
    により、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該
    プラスチック材料から分離し、この分離された吸水性材
    料の分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材
    料篩下産物の空気流中での分級により、湿った吸水性材
    料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混
    合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前
    記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む
    分級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む
    分級産物と分離して回収することを特徴とする汚れが付
    着している衛生用品の処理方法。
  6. 【請求項6】 汚れが付着している衛生用品を50mm
    以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状
    物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により
    篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプ
    ラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された
    吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分
    離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材
    料を夾雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下
    の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級すること
    により、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、プ
    ラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の
    分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材料の
    篩下産物の、空気流中での分級により、湿った吸水性材
    料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混
    合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前
    記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む
    分級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む
    分級産物と分離し、この分離により得られた綿状パルプ
    に富む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗
    浄し、洗浄された綿状パルプに富む分級産物を濾過して
    回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品
    の処理方法。
  7. 【請求項7】 汚れが付着している衛生用品を帯状に切
    断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水
    紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と
    分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性
    材料を夾雑するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物
    を空気流中で分級することにより、前記プラスチック材
    料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料と分離
    し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記衛生
    用品の帯状切断物から分離された吸水性材料についての
    空気流中での分級により分離された湿っていない吸水性
    材料に混合し、この湿っていない吸水性材料混合物を空
    気流中で分級して、前記湿っていない吸水性材料混合物
    中の湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物
    を分離し、この分離により得られた前記湿っていない吸
    水性樹脂を比較的多く含む分級産物を消毒薬含有溶液に
    浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された比較的吸水性樹脂
    を多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とす
    る汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  8. 【請求項8】 汚れが付着している衛生用品を50mm
    以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状
    物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラス
    チック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により
    篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプ
    ラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された
    吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分
    離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材
    料を夾雑するプラスチック材料の篩上産物を20mm以
    下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級するこ
    とにより、プラスチック材料篩上産物に夾雑する吸水性
    材料を、プラスチック材料と分離し、この分離された吸
    水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の分級産物につ
    いての空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分
    離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、
    この湿っていない吸水性材料混合物を空気流中で分級し
    て、前記湿っていない吸水性材料混合物中の湿っていな
    い吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、湿っていな
    い綿状パルプに富む分級産物と分離し、この分離により
    得られた前記湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む
    分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、
    洗浄された比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物を濾過
    して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生
    用品の処理方法。
  9. 【請求項9】 汚れが付着している衛生用品を帯状に切
    断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水
    紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と
    分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級す
    ることにより、湿っている吸水性材料を分離し、この分
    離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、
    吸水している綿状パルプに富む分級産物を分離し回収す
    ることを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理
    方法。
  10. 【請求項10】 汚れが付着している衛生用品を50m
    m以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯
    状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラ
    スチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩によ
    り篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着する
    プラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出され
    た吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に
    分離し、この分離された吸水性材料の篩下産物を空気流
    中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っ
    ていない吸水性材料と分離し、この分離された湿ってい
    る吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している綿状
    パルプに富む分級産物と、吸水している吸水性樹脂を比
    較的多く含む分級産物とに分離し、吸水している綿状パ
    ルプに富む分級産物を回収することを特徴とする汚れが
    付着している衛生用品の処理方法。
  11. 【請求項11】 汚れが付着している衛生用品を50m
    m以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯
    状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラ
    スチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩によ
    り篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着する
    プラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出され
    た吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に
    分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級す
    ることにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸
    水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材
    料を水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む
    分級産物と、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む
    分級産物とに分離し、この分離された綿状パルプに富む
    分級産物を、消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄
    し、この洗浄された、前記綿状パルプに富む分級産物を
    濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している
    衛生用品の処理方法。
  12. 【請求項12】 汚れが付着している衛生用品を50m
    m以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯
    状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラ
    スチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩によ
    り篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着する
    プラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出され
    た吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に
    分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級す
    ることにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸
    水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材
    料を、水流中で分級して、吸水している吸水性樹脂を比
    較的多く含む分級産物と、吸水している綿状パルプに富
    む分級産物とに分離し、この分離された吸水している吸
    水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、消毒薬含有溶液
    に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸水し
    ている吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過して
    回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品
    の処理方法。
  13. 【請求項13】 汚れが付着している衛生用品を50m
    m以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯
    状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラ
    スチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩によ
    り篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着する
    プラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出され
    た吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に
    分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性
    材料を夾雑するプラスチック材料の篩上産物を20mm
    以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級する
    ことにより、プラスチック材料に夾雑されている吸水性
    材料を該プラスチック材料と分離し、この分離された吸
    水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の、
    空気流中での分級により、吸水している吸水性材料と分
    離された吸水していない吸水性材料の分級産物に混合
    し、この吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級
    して、吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級
    産物と、吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに
    分離し、この分離された吸水していない吸水性樹脂を比
    較的多く含む分級産物を、前記空気分級により分離され
    た吸水している吸水性材料の水流中での分級により、吸
    水している綿状パルプに富む分級産物と分離された吸水
    している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に混合
    し、吸水性樹脂を比較的多く含む吸水性樹脂の分級産物
    混合物を消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、こ
    の洗浄された前記吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物
    を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着してい
    る衛生用品の処理方法。
  14. 【請求項14】 汚れが付着している衛生用品を50m
    m以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯
    状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラ
    スチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩によ
    り篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着する
    プラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出され
    た吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に
    分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性
    材料を夾雑するプラスチック材料篩分産物を20mm以
    下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級するこ
    とにより、プラスチック材料に夾雑していた吸水性材料
    をプラスチック材料と分離し、この分離された夾雑吸水
    性材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の空気
    流中での分級により、吸水している吸水性材料と分離さ
    れた吸水していない吸水性材料の分級産物に混合し、こ
    の吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級して、
    吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物
    と、吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに分離
    し、この分離された吸水していない綿状パルプに富む分
    級産物を、前記空気分級により分離された吸水している
    吸水性材料の水流中での分級により、吸水している吸水
    性樹脂を比較的多く含む分級産物と分離した吸水してい
    る綿状パルプに富む分級産物に混合し、この混合された
    綿状パルプに富む分級産物の混合物を消毒薬含有溶液に
    攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記綿状パル
    プに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする
    汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  15. 【請求項15】 衛生用品が、上側透水性層部、底部側
    不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一
    吸水紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置さ
    れる第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水性
    紙層部間に、綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有する吸水
    性材料層部を備えるものであることを特徴とする請求項
    1乃至請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着して
    いる衛生用品の処理方法。
  16. 【請求項16】 衛生用品が、上側透水性層部、底部側
    不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一
    吸水紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置さ
    れる第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水紙
    層部間に、第三の吸水紙層部を備え、第一及び第三の吸
    水紙層部間並びに第二及び第三の吸水紙層部間には、綿
    状パルプ及び吸水性樹脂を含有する吸水性材料層部を備
    えるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    4の何れか一項に記載の汚れが付着している衛生用品の
    処理方法。
  17. 【請求項17】 衛生用品の切断間隔が20mm以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか
    一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  18. 【請求項18】 吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を
    夾雑するプラスチック材料の粉砕粒度が10mm以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか
    一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  19. 【請求項19】 汚れが付着している衛生用品から回収
    されたプラスチック材料には、死滅した大腸菌が付着し
    ていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の汚
    れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。
  20. 【請求項20】 汚れが付着している衛生用品から回収
    された綿状パルプは、死滅した大腸菌が付着しているこ
    とを特徴とする請求項4、5、6、9、10,11又は
    14に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材
    の回収方法
  21. 【請求項21】 汚れが付着している衛生用品から回収
    された吸水性樹脂は、死滅した大腸菌が付着しているこ
    とを特徴とする請求項7,8、12又は13に記載の汚
    れが付着している衛生用品からその素材の回収方法
  22. 【請求項22】 汚れた衛生用品は、汚れた紙おむつ、
    汚れた乳パッド、汚れた尿パッド、汚れたシーツ、汚れ
    たガーゼ、汚れた包帯若しくは汚れた脱脂綿又はこれら
    二以上の衛生用品であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着している衛
    生用品の処理方法。
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