JP3554727B2 - 汚れが付着している衛生用品からのその素材の回収方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、汚れた衛生用品からその素材を回収する汚れた衛生用品の処理方法に関し、特に、製造時に汚れた衛生用品及び使用済みの衛生用品から、その衛生用品に使用されるプラスチック材料、綿状パルプ、吸水性樹脂及び紙粉などの素材を再使用可能に回収する汚れた衛生用品からその素材を回収する汚れた衛生用品の処理方法に関する。また、本発明は、汚れた衛生用品から再使用可能な衛生用品用の素材を回収する衛生用品素材の回収方法に関し、特に、使用済みの汚れた衛生用品から、衛生的な衛生用品素材の回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙おむつ、乳パッド、尿パッド及び生理用ナプキンなどの衛生用品は、使い捨て可能に製造されている。このような使い捨て衛生用品は、二つ又はそれ以上の吸水紙層を有し、かつそれらの吸水紙層の間に、高吸水性樹脂を含むパルプ材料で形成されている吸水層部を設け、一方の吸水紙の層の下側に不透水性のプラスチック膜を設け、他方の吸水紙の上に不織布を設けて形成されている。
この使い捨て衛生用品は、繰り返し使用するものでないために、洗濯により清潔にする必要もなく、使用後に廃棄できるので便利であり、病院や家庭で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような使い捨ての衛生用品であっても、使用目的から衛生的であることが要求され、製造過程で汚れただけで廃棄されて、焼却されている。その量は、全体的には僅かな割合であっても、全体量が多いために、焼却処理される量は無視できるものではなく問題とされている。このような衛生用品は、衛生的であることが要求されるために、再生が難しく、これまでに、再生することすら話題に上っていない。殊に、使用後の所謂使用済みおむつは、大便や小便で汚れており、その処理は、専ら、焼却によっている。使用済み紙おむつの量は膨大であり、しかも、使用済み紙おむつの廃棄処理費は、例えば、1kg当たり100乃至160円であるから、大変な額に上っており、問題とされている。しかも、焼却処理には、大量の燃料及び多くの人手等を要するために問題とされている。
本発明は、このような汚れた衛生用品の再生処理に係る問題点を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の問題点を解決するために、汚れた衛生用品に付着する大腸菌やその他雑菌を、消毒又は滅菌して、衛生的な素材を回収することを目的とする。
本発明者は、略密閉された空間内で、冷風、温風又は熱風により汚れた衛生用品を乾燥して、衛生用品の素材に付着する汚れを乾燥すると共に消毒して、汚れが衛生的に処理できて、素材から分離され易くなることを発見して本発明に至った。
【0005】
即ち、本発明は、汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を、吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、前記吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料粉砕物に夾雑する吸水性材料を前記吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料と分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、また、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を含む篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、篩上産物のプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を前記プラスチック材料と分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらに、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、篩上産物のプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を該プラスチック材料から分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、この洗浄されたプラスチック材料分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にある。
【0006】
そして、本発明は、汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、吸水性材料を取り出して、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料を、前記取り出された吸水性材料の空気流中での分級により分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、また、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料から分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材料篩下産物の空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物と分離して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらに、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材料の篩下産物の、空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物と分離し、この分離により得られた綿状パルプに富む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらに加えて、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料の篩下産物を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む分級産物と、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とに分離し、吸水している綿状パルプに富む分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法ある。
【0007】
そしてまた、本発明は、汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、前記プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記衛生用品の帯状切断物から分離された吸水性材料についての空気流中での分級により分離された湿っていない吸水性材料に混合し、この湿っていない吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記湿っていない吸水性材料混合物中の湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を分離し、この分離により得られた前記湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、また、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料篩上産物に夾雑する吸水性材料を、プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の分級産物についての空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この湿っていない吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記湿っていない吸水性材料混合物中の湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、湿っていない綿状パルプに富む分級産物と分離し、この分離により得られた前記湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらに、本発明は、汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を分離し、この分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む分級産物を分離し回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にある。
【0008】
そしてまた、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材料を水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む分級産物と、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とに分離し、この分離された吸水している綿状パルプに富む分級産物を、消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された、前記綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、また、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水している綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらにまた、本発明は、汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑されている吸水性材料を該プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の、空気流中での分級により、吸水している吸水性材料と分離された吸水していない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級して、吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、前記空気分級により分離された吸水している吸水性材料の水流中での分級により、吸水している綿状パルプに富む分級産物と分離された吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に混合し、吸水性樹脂を比較的多く含む吸水性樹脂の分級産物混合物を消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にあり、さらに加えて、付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料篩分産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑していた吸水性材料をプラスチック材料と分離し、この分離された夾雑吸水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の空気流中での分級により、吸水している吸水性材料と分離された吸水していない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級して、吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された吸水していない綿状パルプに富む分級産物を、前記空気分級により分離された吸水している吸水性材料の水流中での分級により、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と分離した吸水している綿状パルプに富む分級産物に混合し、この混合された綿状パルプに富む分級産物の混合物を消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法にある。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明において、汚れた衛生用品の用語は、製造過程、運搬過程及び衛生用品の陳列過程で汚れた衛生用品並びに使用済みの衛生用品を意味する。本発明において、汚れた衛生用品は、汚れた紙おむつ、汚れた乳パッド、汚れた尿パッド、汚れたシーツ、汚れたガーゼ、汚れた包帯若しくは汚れた脱脂綿又はこれら二以上の衛生用品の組を意味する。
【0010】
衛生用品、特に、紙おむつ、乳パッド、尿パッド若しくはシーツは、吸水紙の層の間に、綿状パルプ及び吸水性樹脂で形成されている吸水性材料層が配置され、底部の吸水紙の層の下側に位置して、プラスチックフィルム等の不透水性のプラスチック材料膜が設けられ、上側の吸水紙の層の上側に位置して、不織布等の透水性のプラスチック材料層が設けられている。使用済みの衛生用品、例えば、使用済みの紙おむつの場合、排泄による、特に大便等固形物による汚れは、主として透水性プラスチック材料層の不織布の一部に付着し、尿等の体液による汚れは、プラスチック材料製の不織布、吸水性材料層及びプラスチック材料膜の一部に付着する。また使用済みの尿パッド、乳パッドの場合、汗や尿などの体液による汚れは、主としてプラスチック材料製の不織布の一部、吸水層部の一部及びプラスチック材料製の薄層部の一部に付着する。
【0011】
本発明において、汚れた衛生用品は、それに付着する排泄物、汗や尿などの汚れを衛生用品の素材から分離し、また、各素材別に分離して、回収することができる。衛生用品は、夫々内側に吸水紙が付着しているプラスチック材料製の透水性の薄層部材及び不透水性の薄層部材といった表面材とそれらの間に包まれている吸水性材料とから成っており、汚れた衛生用品から吸水性材料を取り出すために、汚れた衛生用品は、切断工程において、シュレッダー等の切断機により、50mm以下の間隔、好ましくは20mm以下の間隔で切断される。この切断された切片、即ち切断片においては、端部を除いて一般に、両側に切り口が形成され、その切り口から衛生用品の内容物の吸水性材料層が現れるので、切り口から内容物の吸水性材料の掻き出しが容易になるなど、吸水性材料を容易に取り出すことができるようになる。切断間隔が小さくなる程、切り口からの吸水性材料の取出しが容易となるが、プラスチック材料と吸水性材料の分離を容易にし、且つ切断処理を簡単化し、容易にするために、50mm以下の間隔、好ましくは20mm以下の間隔で切断されるのが好ましい。
【0012】
本発明において、この切断工程は、常温下、80℃以上の温度下、又は100℃以上の温度下で行なうことができる。加熱は乾式で行われ、加熱温度が100℃を超える場合は、熱風又は過熱蒸気を使用することができる。このように高温下に切断を行なうと、切断と同時に殺菌を行なうことができるので、以後の工程が行ない易くなるので好ましい。本発明において、このように略等間隔で切断された衛生用品の切断片においては、一般に、透水性プラスチック材料薄層部と不透水性プラスチック材料薄層部の間に設けられている吸水性材料層が切断面に現れるので、吸水性材料は、続く50mm以下の、好ましくは20mm以下の目開きの篩による篩分け作業により、解されて容易に外に排出され、篩い分けられて篩下成分(即ち、篩下産物又は篩下の篩分産物)として分離される。大便等の固形の排泄物の汚れが付着する透水性プラスチック材料薄層部は、不透水性プラスチック材料薄層部と接着した状態で、篩上成分(即ち、篩上産物又は篩上の篩分産物)として分離される。
【0013】
本発明において、篩分け作業は、切断された衛生用品を解す工程であり、トロンメル等の多孔の円筒部材により行なうことができる。特に、多孔即ち篩目を有する円筒壁を有する円筒部材の内側に突き出て突条又は突起を立設させると、50mm以下の幅で切断された紙おむつ等の衛生用品の切断片は、円筒部材の内部に投入されて、円筒部材の回転により、円筒部材内を回転しながら移動する間に、その表面材の透水性プラスチック材料薄層部材及び不透水性プラスチック材料薄層部材が、突起により引き裂かれ、また内容物の吸水性材料及び吸水性樹脂を外部に引出して、多孔円筒壁により篩い分けられる。この篩分け作業において、切断された表面材は円筒部内に止まり、内容物の吸水性材料及び吸水性樹脂は、篩の多孔円筒部材の多孔壁又は網目壁の孔を通して排出されて分離される。
【0014】
多孔円筒部材における篩い分け工程において、篩上成分は、主として衛生用品の表面材であり、主として透水性のプラスチック薄層材料及び不透水性のプラスチック薄層材料であり、何れも吸水紙が付着している。篩下成分は、主として衛生用品の吸水性材料である。吸水性材料は、排泄物により濡れた部分を包含しており、濡れた部分と濡れていない部分があり、それらは解された状態で混在する。本発明において、篩上成分は、20mm以下の粒度に粉砕される。粉砕機は、20mm以下の粒度に粉砕できる粉砕機であれは使用することができる。このような粉砕機としては、例えば、ロールクラッシャ、インパクトクラッシャ、ハンマクラッシャ及び粗砕カッタなどがある。
【0015】
本発明において、20mm以下の粒度に粉砕された衛生用品の透水性及び不透水性のプラスチック材料薄層部を構成するプラスチック薄層材料には、その内側面に吸水紙が付着しており、この吸水紙は篩い分け工程及びそれに続く乾式の分級工程においても剥離しないで残留する。本発明において、使用される分級装置は、重力式の風力分級装置であり、水平方向の空気流又は垂直方向の空気流を使用する風力分級装置を使用することができる。風力分級により、プラスチック薄層材料は、これに付着する汚物の固形物、吸水性材料及び吸水性樹脂と分離される。しかし、これらを分級により完全に分離することは難しいので、プラスチック薄層材料の分級産物からこれらの分離は、消毒薬を含有する溶液により洗浄することにより行われる。洗浄工程においては、これらは、微細懸濁液を形成して浮遊し、濾過により分離される。
【0016】
本発明において、衛生用品の切断片の篩上成分は、20mm以下の粒度に粉砕され、乾式分級により分級される。乾式分級により、プラスチック薄層材料粉砕物は、プラスチック薄層材料粉砕物を比較的多量に含む分級産物、即ちプラスチック薄層材料粉砕物の分級産物と、プラスチック薄層材料に付着していた主として吸水性材料粉砕物、吸水性樹脂及び汚物固形物粉砕物を含有する付着物を比較的多量に含有する分級産物、即ち付着物の分級産物に分離される。篩下部分は、空気流中での乾式分級により分級されて、濡れている吸水性材料の分級産物と濡れていない吸水性材料の分級産物とに分離される。前記付着物の分級産物は、主として吸水性材料を含有するので、篩下の濡れていない吸水性材料の分級産物と一緒にされる。この一緒にされた吸水性材料の混合分級産物は、乾式分級されて、綿状パルプに富む分級産物と、比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物とに分かれる。篩下の分級により分けられた濡れた綿状パルプに富む分級産物は、水流中で湿式分級され、濡れた綿状パルプに富む分級産物と濡れた吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とに分けられる。
【0017】
これらの分級産物は、何れも固形汚物を多少なりとも含んでいるので、最終的には、洗浄槽内において、消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に浸されて、消毒及び洗浄されるので、消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に浸される前に、綿状パルプは綿状パルプ同士で合わせられ、即ち、濡れた綿状パルプに富む分級産物と乾いている綿状パルプに富む分級産物が混合される。また、吸水性樹脂は吸水性樹脂同士で合わせられ、即ち、乾いた吸水性樹脂と濡れた吸水性樹脂は合わされて、洗浄槽内で消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に浸されて消毒及び洗浄される。本発明において、プラスチック材料薄層部材は、吸水紙が付着されているので、消毒剤又は殺菌剤を含む水溶液に浸されて消毒された後、其の侭、猫砂、又は植木鉢等の素材として使用することができる。もとより、回収された綿状パルプ及び吸水性樹脂についても、猫砂、又は植木鉢等の素材として使用することができる。
【0018】
本発明において、衛星用品の切断工程、篩分工程、粉砕工程又は分級工程は、一般には常温において行なうことができるが、衛生用品に付着する汚物等に存在する大腸菌その他種々の細菌を消毒して死滅させるためには、80℃以上の温度、好ましくは100℃以上の温度、さらに好ましくは、110℃以上の温度の熱風、過熱水蒸気等により加熱処理されるのが好ましい。このように処理することにより、衛生用品に付着する菌は死滅し、そして生菌の数は著しく減少するので衛生的である。
【0019】
本発明において、衛生用品に付着する固形の汚物は、乾燥されると脆くなって粉化し易くなり、例えば20mmの目開きの篩により、強制振動下に砕かれて篩分けられる。衛生用品に付着する固形排泄物は、篩分工程での篩分け作業中に、その一部は衛生用品の素材から分離される。また篩分工程後において、衛生用品に依然付着する固形排泄物も脆くなり、強制振動及び粉砕時の衝撃により、簡単に砕けて、衛生用品の素材、例えば、プラスチック材料薄層部材の粉砕段階でプラスチック材料薄層部材から払い落とされて、続く乾式分級により除去される。篩分工程において、衛生用品の切断片の篩下成分の中、固形および液状の汚物は、乾式分級により濡れた吸水性材料の分級産物に移り、続く湿式分級において、吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に移る。これらの汚物の殆どは、水を吸収してゲル状の吸水性樹脂と篩分け処理されて、汚泥処理工程に送られて処理することができる。
【0020】
本発明において、高温に加熱する場合には、汚れ、特に固体の排泄物は、砕け易く、剥落し易くなり、分離が容易となる。紙おむつやシーツの場合、不透水性薄層部には、ポリエチレンフィルムが使用されているので、その熔着温度以下の温度で、できる限り高い温度で熱風(過熱水蒸気を包含する)により加熱処理することが好ましい。この熱風処理は、例えば、比較的大きな孔径若しくは目開きの金網、多孔板等の多孔材の上で、強制振動を与えながら行うことができ、また熱風の送風下に切断された汚れた衛生用品を浮遊させて行うことができる。殊に熱風により、粉砕室内又は篩分け室内で、金網上で、紙おむつを浮遊させながら加熱すると、紙おむつの結び目が解けて、紙おむつに包れた汚物が脱落し、紙おむつから汚物が分離されるので好ましい。加熱時に、紙おむつを破かない程度に、棒体や板状体等で引っ掻くことにより、包まれた状態の紙おむつを解き又は開いて包まれている排泄物を乾燥し、剥落分離させることができる。粉砕や篩分け時に発生する臭気は、纏めて又は個々に脱臭しては排出することができる。
【0021】
本発明において、篩分工程において使用される篩は、衛生用品の切断片から吸水性材料を、取り出すために,篩目が円筒状に形成されている回転体内に内側に突き出して棒を立設して形成することができ、篩目の回転体の回転と共に棒を回転させて、衛生用品の切断片の内容物の吸水性材料を掻き出し、固形排泄物等の汚物を払い落とすことができる。
【0022】
乾式の分級処理により得られた夫々の分級産物は、何れも汚れが僅かではあるが付着しているので、簡単に水で濯いで、夫々消毒剤を含有する液に浸漬して洗浄される。洗浄された分級産物は、次いで水で濯いで其の儘、再生素材とすることができる。しかし脱水乾燥して、夫々再生素材としてもよい。しかし、湿式分級処理により得られた夫々の分級産物は、汚れは分級過程で分離される。何れの場合においても、最終的には消毒剤の含有液で消毒処理し、濯ぐことにより、回収される衛生用品の素材に残留する菌数は、著しく減少される。
【0023】
本発明において、回収される衛生用品の素材には、大なり小なりパルプ及び高吸水性樹脂が含まれるので、消毒剤を含む溶液による洗浄及び水による濯ぎにより、含まれているパルプ及び吸水性樹脂の中、吸水性樹脂は、吸水してゲル又は粘稠な液体となっているので、パルプは濾過によって、吸水性樹脂と濾別して其の侭、猫砂や植木鉢の素材とすることができる。ゲル状の高吸水性樹脂から、そこに含まれている水を分離除去するために、回収される衛生用品の素材は、乾燥機、例えば送風乾燥機により乾燥される。
【0024】
本発明において、殺菌作用を有する物質は、汚れた衛生用品に付着する微生物を殺滅するのに使用されるものであり、オゾン、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸リチウム、二酸化塩素、臭化塩素、塩素化イソシアヌール酸、クロラミンB若しくはクロラミンTなどの消毒剤や殺菌剤がある。しかし、これらの消毒剤や殺菌剤の他に、一般に、微生物の殺滅に使用される消毒剤若しくは殺菌剤を使用することができる。衛生用品の細菌その他の微生物の殺菌手段とし、消毒剤溶液を使用する場合には、消毒剤溶液の濃度は、処理時間を短くするときは、消毒剤の濃度は高くされる。しかし30分以上の処理時間であれば、消毒剤の使用濃度は、通常使用される程度の濃度で使用することができる。例えば、次亜塩素酸ナトリウム溶液の場合で、0.05乃至3重量%で使用されるが、消毒の結果を調べて、その都度適宜増減して使用することが好ましい。
【0025】
本発明において、汚れた衛生用品の分級産物についての消毒剤を含有する液による洗浄は、消毒に要する時間を有効に使用するために、消毒剤含有液を噴霧することにより、連続的に行なうことができる。しかし、本発明においては、衛生用品の分級産物の消毒は、前記分級産物を撹拌下に消毒剤含有液中に浸漬して行われるが、この消毒処理は、所期の消毒効果を達成されるまでの間、消毒処理槽内に滞留させて消毒を継続させることが必要であるので、バッチ操作又は連続操作により行うことができる。
【0026】
分級産物を水中で消毒剤により洗浄する場合、塩素ガス、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム、さらし粉、高度晒粉(次亜塩素酸カルシウム)、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸リチウム、有機性塩素剤、二酸化塩素又はオゾンを使用することができる。オゾンは分解速度が早く、殺菌力が大きく短時間で殺菌することができる。塩素はオゾンに比して殺菌力が小さく殺菌に長時間を要する。しかし、塩素消毒剤は、オゾン消毒剤に比して殺菌力の持続性が大きいので、本発明においては、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム若しくは次亜塩素酸カルシウムを使用するのが好ましい。消毒剤の溶液濃度については、汚れた衛生用品の種類、汚れ状態や処理時間に応じて使用される消毒剤溶液の濃度を設定するのが好ましい。
【0027】
以上のように、本発明においては、汚れた衛生用品加熱消毒及び消毒剤による消毒が行われるので、回収された衛生用品の素材に付着する大腸菌を陰性にすることができる。一般に、使い捨て医療品の滅菌前の菌数は、例えば、生木綿で10乃至10/1gであり、脱脂綿で10乃至10/1gであり、ガーゼで10乃至10/1gであるが、本発明において、回収される衛生用品の素材は、少なくとも菌数が、前記例示の使い捨て医療品の滅菌前の菌数以下とすることができる。本発明において、大腸菌は死滅して形骸化し、希に僅かに残留するに過ぎないので、衛生的に問題にならない。
【0028】
【実施例】
以下に、図面を参照して本発明の一実施例について説明するが、本発明は以下の説明及び例示により何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図である。
【0029】
本例において、消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウムが使用され次亜塩素酸ナトリウムは、水に溶解して、0.2重量%の溶液で使用されている。
本例は、汚れた衛生用品として汚れた紙おむつを例としている。汚れた紙おむつは、切断機2の供給口3に投入され、その切断片は、切断片出口4から排出される。本例において、切断片の幅は2mmであった。切断機2から排出された切断片は、コンベヤ路5から篩分け装置6に、その入り口7から導入され、篩上成分は篩上排出口8から排出され、篩下成分は篩下排出口9から排出される。本例においては、篩の目開きは2mmであり、円筒状の篩が使用された。円筒状の篩は、篩目の円筒内部に内側に、例えば50mmの長さで突き出る棒状の突起が立設されている。
【0030】
篩上成分は、コンベヤ路10により、粉砕機11に入り口12から投入される。本例において、粉砕機11は縦型のシュレッダーであり、粉砕物は20mmの粒度に粉砕された。粉砕物は粉砕物出口13から排出され、コンベヤ路14により、横型の風力分級装置15に導入口16から供給される。本例において、風力分級装置15の微粒子側の排出口17からは、20mm以下の粒度の衛生用品のプラスチック材料薄層部材の粉砕物に富む分級産物が排出される。このプラスチック材料薄層部材の粉砕物に富む分級産物はコンベヤ路18から取り出される。取り出されたプラスチック材料薄層部材の粉砕物に富む分級産物は、コンベヤ路18から濯ぎ及び洗浄槽19に導入口20から送られて、洗浄槽19において、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後濯がれて、洗浄槽19のプラスチック材料排出口21から排出され、コンベヤ路22から取り出され、猫砂等の素材として利用される。
【0031】
篩い分け装置6で篩い分けられた篩下成分は、汚物固形物、綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有する、衛生用品の吸水性材料であり、篩い分け装置6の排出口9から排出され、スクリューフィーダ23により、風力分級装置24に導入口25から供給され、風力分級される。風力分級装置24の微粒子側排出口26から濡れていない吸水性材料が排出され、コンベヤ路27により搬出されコンベヤ路28に送られる。一方、前記風力分級装置15の粗粒子側排出口29からプラスチック材料薄層部材粉砕物の吸水性材料に富む分級産物が排出され、コンベヤ路30により搬出され、コンベヤ路28に送られて、前記濡れていない吸水性材料と混合される。濡れていない吸水性材料混合物は、コンベヤ路28から、風力分級装置31に導入口32から供給され、風力分級される。風力分級装置31の微粒子側排出口33から濡れていない吸水性材料に富む分級産物が排出され、コンベヤ路34により搬出されコンベヤ路35に送られる。一方、前記風力分級装置24の粗粒子側排出口36から濡れた吸水性材料の分級産物が排出され、スクリューフィーダー37により搬出され、サイクロン等の湿式分級装置38の導入口39から導入されて、湿式分級される。湿式分級装置38の微粒子側排出口40から吸水性材料に富む分級産物が排出され、コンベヤ路41により搬出され、コンベヤ路35に送られる。コンベヤ路35において、風力分級装置31の微粒子側排出口33からの吸水性材料に富む分級産物と、湿式分級装置38の微粒子側排出口40からの吸水性材料に富む分級産物が混合される。この混合された吸水性材料に富む分級産物は、コンベヤ路35により搬出され、濯ぎ及び洗浄槽42に導入口43から送られて、濯ぎ及び洗浄槽42において、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後濯がれて、洗浄槽42の吸水性材料の排出口44から排出され、コンベヤ路45から取り出され、猫砂等の素材として利用される。
【0032】
湿式分級装置38の粗粒子側排出口46から吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物が排出され、スクリューフィーダー47により搬出され、スクリューフィーダー48に送られる。風力分級装置31の粗粒子側排出口49から吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物排出されスクリューフィーダー50により搬出され、スクリューフィーダー48に送られ、スクリューフィーダー48において、風力分級装置31の粗粒子側排出口49から吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、前記湿式分級装置38の粗粒子側排出口46からの吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物が一緒にされる。この混合された吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物は、スクリューフィーダー48により搬出され、濯ぎ及び洗浄槽51に導入口52から送られて、濯ぎ及び洗浄槽51において、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後濯がれて、濯ぎ及び洗浄槽51の吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物排出口53から排出され、スクリューフィーダー54から取り出され、猫砂や植木鉢等の素材として利用される。
【0033】
濯ぎ及び洗浄槽19、42及び51の濯ぎ廃液排出口55,56及び57から排出される濯ぎ廃液は、濯ぎ廃液排出路58,59及び60から濯ぎ廃液排出管61に送られて排出される。
【0034】
本例は以上のように構成されているので、汚れた衛生用品、例えば汚れた紙おむつは、切断機2の供給口3に投入され、その切断片は、切断片出口4から幅2mmに切断されて排出される。切断機2から排出された切断片は、コンベヤ路5から篩分け装置6に入り、篩い分けられる。この篩上成分は、コンベヤ路10により、粉砕機11に投入され、20mmの粒度に粉砕される。粉砕物は粉砕物出口13から排出され、コンベヤ路14により、風力分級装置15に導入されて分級され、微粒子側排出口17からのプラスチック材料薄層部材の粉砕物に富む分級産物と、粗粒子側排出口29からの吸水性材料に富む分級産物に分離される。ここで分離されたプラスチック材料薄層部材の粉砕物に富む分級産物は、コンベヤ路18から濯ぎ及び洗浄槽19に導入口20から送られて、洗浄槽19において、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後再び濯がれて、洗浄槽19から排出され、コンベヤ路22から取り出され、猫砂や植木鉢等の素材として利用される。
【0035】
篩い分け装置6の篩下成分は、主として衛生用品の吸水性材料であり、汚物固形物等の汚物、綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有しており、篩い分け装置6から、スクリューフィーダー23により、風力分級装置24に導入されて、分級され、微粒子出口26からの濡れていない吸水性材料と粗粒子側排出口29からの濡れている吸水性材料に分離される。風力分級装置24の微粒子側排出口26からの濡れていない吸水性材料は、風力分級装置15の粗粒子側排出口29からの吸水性材料とコンベヤ路28において一緒にされて、風力分級装置31に送られて分級され、微粒子側排出口33からの濡れていない吸水性材料に富む分級産物と、粗粒子側排出口49からの濡れていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に分離される。
【0036】
前記風力分級装置24からの濡れている吸水性材料は、湿式分級装置38に送られて分級され、微粒子側排出口40からの吸水性材料に富む分級産物と、粗粒子側排出口46からの吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に分離される。前記風力分級装置31の微粒子側排出口33からの吸水性材料に富む分級産物は、湿式分級装置38の微粒子側排出口40からの吸水性材料に富む分級産物とコンベヤ路35において一緒にされる。この一緒にされた吸水性材料に富む分級産物は、濯ぎ及び洗浄槽42に送られて、濯ぎ及び洗浄槽42において、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後濯がれて、濯ぎ及び洗浄槽42の吸水性材料排出口44から排出され、コンベヤ路45から取り出され、猫砂や植木鉢等の素材として利用される。
【0037】
風力分級装置31の粗粒子側排出口49からの吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物は、湿式分級装置38の粗粒子側排出口46からの吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とスクリューフィーダー48において一緒にされる。この一緒にされた吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物は、濯ぎ及び洗浄槽51に送られて、濯ぎ及び洗浄槽51において、水で濯がれ消毒薬を溶解した溶液で消毒され、消毒後濯がれて、濯ぎ及び洗浄槽51の吸水性樹脂を比較的多く含むを比較的多く含む分級産物排出口53から排出され、コンベヤ路51から取り出され、猫砂や植木鉢等の素材として利用される。
【0038】
濯ぎ及び洗浄槽19、42及び51の濯ぎ廃液排出口55、56及び57から排出される濯ぎ廃液は、濯ぎ廃液排出路58,59及び60から濯ぎ廃液排出管61に送られて排出される。
【0039】
上記図1の実施例において、回収された素材は、猫砂や植木鉢等の素材として利用する例を示したが、綿状パルプに富む分級産物は、さらに精製することによりトイレットペーパ、便座シートとすることができ、また、其の侭、例えば、ペレット状に成形して農業及び園芸用の土壌保水剤、育苗及び園芸用の植物育成用の培土に使用でき、また前記高吸水性樹脂に富む素材は、吸水紙間に配置してシート状に成形して、育苗用の吸水シートとして使用できる。
【0040】

使用後の紙おむつを、シュレッダーに入れて20mm幅で帯状に切断し、この切断した紙おむつを、直径2m長さ6mで、目開き18mの円筒形の篩を、円筒型の筒体内で回転させて、バッチ方式で篩い分けを行った。この篩分けは、円筒型の筒体の4箇所の空気噴出し口から篩内に空気を吹き込み、紙おむつの帯状切断物を撹乱しながら行った。篩下成分は、綿状パルプ及び高吸水性樹脂を含有するものであり、篩上成分は、吸水紙が接着されているプラスチックフィルム材料を含有するものであった。篩上成分については、20mmの粒度に粉砕して、風力分級装置を使用して分級し、微粒子側からの主としてプラスチックフィルム材料及び吸水紙の粉砕物を含有する分級産物と、粗粒子側からの主として綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有する分級産物に分離した。微粒子側からの分級産物については、さらに5mm以下の粒度に粉砕し、消毒薬含有溶液により洗浄した。
洗浄されたプラスチックフィルム材料及び吸水紙を含む分級産物は、ローラ間を通して加圧脱水して、50重量%以下の水分含有率として回収した。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物に衝撃を与えて、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を、帯状物から取出された吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料篩分産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、夾雑する吸水性材料をプラスチック材料から分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物及び吸水性材料を、消毒し、洗浄して清浄なものとして回収して、該衛生用品の素材として有効に使用可能にするものであり、従来、専ら廃棄焼却されていた汚れた衛生用品を、衛生用品や園芸及び農業用品の原材料として有効に活用することができる。しかも、従来では、専ら廃棄に要した費用を、有効な原材料の製造に活用するなどして、コストの軽減に寄与して、資源の有効利用を図って資源の無駄を極力避けることができる。
しかも、本発明は、膨大な量の使用済み紙おむつ等の衛生用品を、衛生的に回収するものであり、その処理に係る量は膨大であり、新しい産業を興すことができ、社会に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の汚れた紙おむつの処理工程の概略を示す工程図である。
【符号の説明】
1 汚れた衛生用品
2 切断機
3 切断機2の供給口
4 切断片出口
5、10,14,18、22、27、28、30、34、35、41、45 コンベヤ路
6 篩分け装置
7 篩分け装置6の入り口
8 篩上排出口
9 篩下排出口
11 粉砕機
12 粉砕機11の入り口
13 粉砕機11の粉砕物出口
15、24、31 風力分級装置
16 風力分級装置15の導入口
17 篩分け装置15の微粒子側の排出口
19 濯ぎ及び洗浄槽
20 濯ぎ及び洗浄槽19の導入口
21 濯ぎ及び洗浄槽19のプラスチック材料排出口
23、37、47、48、50、54 スクリューフィーダー
25 風力分級装置24の導入口
26 風力分級装置24の微粒子側排出口
28 プラスチック材料に富む破砕物粒子
29 風力分級装置15の粗粒子側排出口
30 パルプ材料に富む破砕物粒子
32 風力分級装置31の導入口
33 風力分級装置31の微粒子側排出口
36 風力分級装置24の粗粒子側排出口
38 湿式分級装置
39 湿式分級装置38の導入口
40 湿式分級装置38の微粒子側排出口
42、51 濯ぎ及び洗浄槽
43 濯ぎ及び洗浄槽42の導入口
44 洗浄槽42の吸水性材料の排出口
46 湿式分級装置38の粗粒子側排出口
49 風力分級装置31の粗粒子側排出口
52 濯ぎ及び洗浄槽51の導入口
53 濯ぎ及び洗浄槽51の吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物排出口
55 濯ぎ及び洗浄槽19の濯ぎ廃液排出口
56 濯ぎ及び洗浄槽42の濯ぎ廃液排出口
57 濯ぎ及び洗浄槽51の濯ぎ廃液排出口
58、59及び60 濯ぎ廃液排出路
61 濯ぎ廃液排出管

Claims (22)

  1. 汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を、吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、前記吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料粉砕物に夾雑する吸水性材料を前記吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料と分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  2. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を含む篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、篩上産物のプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を前記プラスチック材料と分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  3. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、篩上産物のプラスチック材料に夾雑する吸水性材料を該プラスチック材料から分離し、前記吸水性材料を分離して得られたプラスチック材料分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、この洗浄されたプラスチック材料分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  4. 汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、吸水性材料を取り出して、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料を、前記取り出された吸水性材料の空気流中での分級により分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  5. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料から分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材料篩下産物の空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物と分離して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  6. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記篩分けにより分離された吸水性材料の篩下産物の、空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記吸水性材料混合物中の湿っていない綿状パルプに富む分級産物を、湿っていない比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物と分離し、この分離により得られた綿状パルプに富む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  7. 汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料を粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、前記プラスチック材料に夾雑する吸水性材料を、該プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記衛生用品の帯状切断物から分離された吸水性材料についての空気流中での分級により分離された湿っていない吸水性材料に混合し、この湿っていない吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記湿っていない吸水性材料混合物中の湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を分離し、この分離により得られた前記湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  8. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料篩上産物に夾雑する吸水性材料を、プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の分級産物についての空気流中での分級により、湿った吸水性材料と分離された湿っていない吸水性材料の分級産物に混合し、この湿っていない吸水性材料混合物を空気流中で分級して、前記湿っていない吸水性材料混合物中の湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、湿っていない綿状パルプに富む分級産物と分離し、この分離により得られた前記湿っていない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を消毒薬含有溶液に浸漬して攪拌下に洗浄し、洗浄された比較的吸水性樹脂を多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  9. 汚れが付着している衛生用品を帯状に切断し、衛生用品の帯状切断物から、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を吸水性材料と分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を分離し、この分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む分級産物を分離し回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  10. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、
    この分離された吸水性材料の篩下産物を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む分級産物と、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とに分離し、吸水している綿状パルプに富む分級産物を回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  11. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材料を水流中で分級して、吸水している綿状パルプに富む分級産物と、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物とに分離し、この分離された綿状パルプに富む分級産物を、消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された、前記綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  12. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水性材料を空気流中で分級することにより、湿っている吸水性材料を湿っていない吸水性材料と分離し、この分離された湿っている吸水性材料を、水流中で分級して、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水している綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  13. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料の篩上産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑されている吸水性材料を該プラスチック材料と分離し、この分離された吸水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の、空気流中での分級により、吸水している吸水性材料と分離された吸水していない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級して、吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を、前記空気分級により分離された吸水している吸水性材料の水流中での分級により、吸水している綿状パルプに富む分級産物と分離された吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物に混合し、吸水性樹脂を比較的多く含む吸水性樹脂の分級産物混合物を消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  14. 汚れが付着している衛生用品を50mm以下の間隔で帯状に切断し、衛生用品の切断された帯状物を、吸水性材料と、吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料とに分け、切断間隔以下の目開きの篩により篩分けて、帯状に切断され吸水紙及び汚れが付着するプラスチック材料を篩上産物とし、帯状物から取出された吸水性材料を篩下産物として、篩上産物と篩下産物に分離し、この分離された吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料篩分産物を20mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を空気流中で分級することにより、プラスチック材料に夾雑していた吸水性材料をプラスチック材料と分離し、この分離された夾雑吸水性材料の分級産物を、前記吸水性材料の篩下産物の空気流中での分級により、吸水している吸水性材料と分離された吸水していない吸水性材料の分級産物に混合し、この吸水性材料の分級産物混合物を空気流中で分級して、吸水していない吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と、吸水していない綿状パルプに富む分級産物とに分離し、この分離された吸水していない綿状パルプに富む分級産物を、前記空気分級により分離された吸水している吸水性材料の水流中での分級により、吸水している吸水性樹脂を比較的多く含む分級産物と分離した吸水している綿状パルプに富む分級産物に混合し、この混合された綿状パルプに富む分級産物の混合物を消毒薬含有溶液に攪拌下に浸漬して洗浄し、この洗浄された前記綿状パルプに富む分級産物を濾過して回収することを特徴とする汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  15. 衛生用品が、上側透水性層部、底部側不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一吸水紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置される第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水性紙層部間に、綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有する吸水性材料層部を備えるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  16. 衛生用品が、上側透水性層部、底部側不透水性膜層部、前記透水性層部の下に配置される第一吸水紙層部及び前記底部側不透水性膜層部の上に配置される第二の吸水紙層を備え、前記第一及び第二の吸水紙層部間に、第三の吸水紙層部を備え、第一及び第三の吸水紙層部間並びに第二及び第三の吸水紙層部間には、綿状パルプ及び吸水性樹脂を含有する吸水性材料層部を備えるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  17. 衛生用品の切断間隔が20mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  18. 吸水紙及び汚れが付着し吸水性材料を夾雑するプラスチック材料の粉砕粒度が10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
  19. 汚れが付着している衛生用品から回収されたプラスチック材料には、死滅した大腸菌が付着していることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法。
  20. 汚れが付着している衛生用品から回収された綿状パルプは、死滅した大腸菌が付着していることを特徴とする請求項4、5、6、9、10,11又は14に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法
  21. 汚れが付着している衛生用品から回収された吸水性樹脂は、死滅した大腸菌が付着していることを特徴とする請求項7,8、12又は13に記載の汚れが付着している衛生用品からその素材の回収方法
  22. 汚れた衛生用品は、汚れた紙おむつ、汚れた乳パッド、汚れた尿パッド、汚れたシーツ、汚れたガーゼ、汚れた包帯若しくは汚れた脱脂綿又はこれら二以上の衛生用品であることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の汚れが付着している衛生用品の処理方法。
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