JP3636508B2 - コイル外形端検出装置 - Google Patents
コイル外形端検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3636508B2 JP3636508B2 JP19309995A JP19309995A JP3636508B2 JP 3636508 B2 JP3636508 B2 JP 3636508B2 JP 19309995 A JP19309995 A JP 19309995A JP 19309995 A JP19309995 A JP 19309995A JP 3636508 B2 JP3636508 B2 JP 3636508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- carriage
- skid
- outer diameter
- diameter end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイル受けスキッドとコイル搬送台車で搬送中のコイルの外径端垂れ下がり部との予期せぬ衝突を回避するコイル外形端検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、未結束のコイルを横向きの状態でコイル搬送台車により自動搬送する場合、コイル外径端垂れ下がり部がコイル受けスキッドと衝突しない位置をコイル外径端停止目標位置として、コイル搬送台車により自動搬送する前にコイル外径端自動位置決め制御にてコイル外径端をコイル受けスキッドと衝突しない位置としてからコイル搬送台車により自動搬送していた。
【0003】
しかし、この方法では、コイル搬送台車による自動搬送開始後、何等かの異常によりコイル外径端が垂れ下がり、コイル受けスキッドと衝突する可能性が有るため、オペレータによる常時監視作業が必要であった。
【0004】
また、コイル搬送台車にて搬送中のコイルの外径端を横から支える設備を設置し、コイル外径端垂れ下がり部がコイル受けスキッドと衝突しないようにする場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来では、コイル外径端垂れ下がり部とコイル受けスキッドとの衝突に関するオペレータの常時監視作業が必要であり、また、コイル外径端が垂れ下がらないようにするため、コイル搬送台車にて搬送中にコイル外径端を横から支える設備が必要となり、オペレータの作業量低減、設備の簡素化、省スペースに対する障害となっていた。
【0006】
本発明は、コイル搬送台車にて搬送中のコイルの外径端垂れ下がり異常を自動検出し、コイル外径端垂れ下がり部とコイル受けスキッドとの予期せぬ衝突を回避することが可能となるコイル外径端検出制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のコイル外形端検出装置は、コイルを搭載して搬送するコイル搬送台車と、コイル搬送台車によるコイル搬送高さを調節する台車昇降スキッドと、搬送されたコイルを受け渡されて保管するコイル受けスキッドと、コイル搬送台車の走行路に設置されコイル外形端の垂れ下がり部に当接して差動するレバーを備えたコイル垂れ下がり検出器と、コイル垂れ下がり検出器から出力された当接信号によって警報を出力するアラーム回路と、当接信号によってコイル搬送台車を停止させる搬送台車回路とを備えたことを特徴としている。また、請求項2に記載したコイル外形端検出装置は、当接信号によって台車昇降スキッドを上昇限度まで上昇させる上昇制御回路を備えたことを特徴としている。更に、請求項3に記載したコイル外形端検出装置はコイル垂れ下がり検出器をコイル搬送台車の走行路に対して直角方向に移動させる横方向移動装置を備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明のコイル外形端検出装置の実施例の形態を説明する。図1において、コイル搬送台車3はコイル2を搭載して搬送する装置である。台車昇降スキッド(歯どめ)4はコイル搬送台車3の上部に設置され、コイル搬送台車3によるコイル搬送高さを調節する装置である。コイル受けスキッド1は搬送されたコイル2を受け渡されて保管するコイル受け台である。コイル垂れ下がり検出器5はコイル搬送台車3の走行路1aに設置されコイル外形端の垂れ下がり部2aに当接して差動するレバー5bを備えた検出器であり、据付台6によって支持されている。アラーム回路8はコイル垂れ下がり検出器5に接続され、コイル垂れ下がり検出器5から出力された当接信号5aによって警報を出力する回路である。搬送台車停止回路9は当接信号5aによってコイル搬送台車3を停止させる回路である。
【0009】
尚、上昇制御回路10は当接信号5aによって台車昇降スキッド4を上昇限度まで上昇させる回路である。図2は図1の平面図であり、走行路1aに対して、平行する進行方向Hにコイル2は搬送され、コイル2がレバー5bに当たり、レバー5bが回転する状況を点線に示す。
【0010】
また、図3に示す横方向移動装置7はコイル垂れ下がり検出器5をコイル搬送台車の進行方向Hに対して直角方向Kに移動させる装置であり、図4は図3の平面図であり、進行方向Hと直角方向Kとの関係を示している。
【0011】
次に、図5において、コイル外径端垂れ下がり自動検出制御装置11は、コイル外径端垂れ下がり判断部12と、コイル搬送台車運転継続制御部13と、コイル搬送台車自動緊急停止制御部14と、コイル搬送台車昇降スキッド上昇制御部15と、アラーム出力制御部16と、レバー型検出器移動台車自動位置決め制御部17によって構成されており、コイル外径端垂れ下がり判断部12はコイル垂れ下がり検出器5からの信号により、コイル搬送台車3にて搬送中のコイル2の外径端に垂れ下がり部2aがあるかどうかを判断する。
【0012】
また、レバー型検出器移動台車自動位置決め制御部17は当該コイル外径寸法19に基づいた横方向移動装置(レバー型検出器移動台車)7の停止位置を定め、移動台車位置検出器18からの位置信号によりレバー型検出器移動台車7の移動位置決め制御を行う。
【0013】
次に上記のように構成されたコイル外径端垂れ下がり自動検出制御装置の作用について述べる。
【0014】
コイル外径端垂れ下がり判断部12にて、コイル搬送台車3で搬送中のコイル2の外径端が垂れ下がっていないと判断されている間は、コイル搬送台車運転継続制御部13よりコイル搬送台車3に対し運転指令が出力されており、コイル搬送台車3の運転が継続されている。
【0015】
しかし、コイル搬送台車3で搬送中のコイル2の外径端が垂れ下がっていると判断された場合、コイル搬送台車自動緊急停止制御部14よりコイル搬送台車3に対し自動緊急停止指令が出力されコイル搬送台車3が自動緊急停止動作するとともに、コイル搬送台車昇降スキッド上昇制御部15より昇降スキッド上昇指令が出力され、台車昇降スキッド4が上昇限まで上昇する。
【0016】
さらに、アラーム出力制御部16からアラームが出力される。
【0017】
また、レバー型検出器移動台車自動位置決め制御部17により、当該コイル外径寸法19に基づいた横方向移動装置7の自動位置決め制御を行う。
【0018】
ここで、従来の処置と本実施例を比較してみると、従来ではコイル搬送台車3で搬送中のコイル2の外径端がコイル受けスキッド1と衝突するかどうかをオペレータが常時監視し、オペレータの判断により手介入操作にてコイル搬送台車3を停止させていたのに対し、本実施例では、コイル外径垂れ下がり判断部12にて、コイル垂れ下がり検出器5からの信号によりコイル搬送台車3で搬送中のコイル2の外径端が垂れ下がっているかどうか判断し、垂れ下がっていると判断した場合には、コイル搬送台車自動緊急停止制御部14よりコイル搬送台車3に対し自動緊急停止指令が出力されコイル搬送台車3が自動緊急停止動作するため、オペレータの常時監視作業が低減されたこととなる。
【0019】
このように本実施例では、コイル外径端垂れ下がり判断部12にて、コイル搬送台車3で搬送中のコイル2の外径端が垂れ下がっているかどうか判断し、垂れ下がっていると判断した場合には、コイル搬送台車自動緊急停止制御部14よりコイル搬送台車3に対し自動緊急停止指令が出力されコイル搬送台車3が自動緊急停止動作するとともに、コイル搬送台車昇降スキッド上昇制御部15より昇降スキッド上昇指令が出力され、台車昇降スキッド4が上昇限まで上昇するため、搬送中のコイル2の外径端とコイル受けスキッド1との衝突をオペレータが判断、処置することなく自動で回避できるため、オペレータの常時監視作業が低減化が図れる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、コイル外径端垂れ下がりを検出し、コイル外径端が垂れ下がっていると判断された場合には、コイル搬送台車を自動緊急停止させることにより、コイル外径端垂れ下がり部とコイル受けスキッドとの衝突を自動で回避することができ、オペレータの作業量低減、設備の簡素化、省スペースに寄与することが可能なコイル外径端垂れ下がり自動検出制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコイル外径端検出装置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】他の実施例を示すコイル外径端検出装置の正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の作用を示すシーケンスブロック説明図である。
【符号の説明】
1;コイル受けスキッド、2;コイル、3a;コイル外径端の垂れ下がり部、3;コイル搬送台車、4;台車昇降スキッド、5;コイル垂れ下がり検出器、5b;レバー据付台、7;横方向移動装置、8;アラーム回路、9;搬送台車停止回路、10;上昇制御回路、11;コイル外径端垂れ下がり自動検出制御装置、12;コイル外径端垂れ下がり判断部、13;コイル搬送台車運転継続制御部、14;コイル搬送台車自動緊急停止制御部、15;コイル搬送台車昇降スキッド上昇制御部、16;アラーム出力制御部、17;レバー型検出器移動台車自動位置決め制御部。
Claims (3)
- コイルを搭載して搬送するコイル搬送台車と、このコイル搬送台車によるコイル搬送高さを調節する台車昇降スキッドと、搬送されたコイルを受け渡されて保管するコイル受けスキッドと、前記コイル搬送台車の走行路に設置されコイル外形端の垂れ下がり部に当接して差動するレバーを備えたコイル垂れ下がり検出器と、このコイル垂れ下がり検出器から出力された当接信号によって警報を出力するアラーム回路と、前記当接信号によって前記コイル搬送台車を停止させる搬送台車停止回路と、を具備してなるコイル外形端検出装置。
- 前記当接信号によって前記台車昇降スキッドを上昇限度まで上昇させる上昇制御回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載したコイル外形端検出装置。
- 前記コイル垂れ下がり検出器を前記コイル搬送台車の走行路に対して直角方向に移動させる横方向移動装置を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載したコイル外形端検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19309995A JP3636508B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | コイル外形端検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19309995A JP3636508B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | コイル外形端検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940296A JPH0940296A (ja) | 1997-02-10 |
JP3636508B2 true JP3636508B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=16302229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19309995A Expired - Fee Related JP3636508B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | コイル外形端検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3636508B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108122670B (zh) * | 2018-02-11 | 2024-05-28 | 佛山市荣鑫宝数控设备有限公司 | 一种线头的引导防碰装置 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19309995A patent/JP3636508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0940296A (ja) | 1997-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5936174B2 (ja) | 天井走行車システム及び天井走行車システムでの移載制御方法 | |
WO2014017222A1 (ja) | 天井走行車システム及び天井走行車システムの制御方法 | |
TWI641549B (zh) | Carrier handling system and handling method | |
JP2008162733A (ja) | 物品移載装置 | |
JPWO2015194267A6 (ja) | キャリアの搬送システムと搬送方法 | |
JP3636508B2 (ja) | コイル外形端検出装置 | |
JP7173290B2 (ja) | 搬送車システム | |
JP3361463B2 (ja) | 缶状物搬送クレーン | |
KR101915395B1 (ko) | 스트립퍼 카 및 그 제어방법 | |
KR100581623B1 (ko) | 리프트와 대차 사이의 단차에 의한 팔레트 이송 불능문제를 해결하기 위한 주차장치 및 팔레트 이송 제어방법 | |
JPH06282328A (ja) | コイル端垂れ下りの自動検知制御装置 | |
JPS62105825A (ja) | 物品搬送方法 | |
JP3294122B2 (ja) | 物品処理設備 | |
JP3791078B2 (ja) | 移載装置の移動制御装置 | |
KR20010064199A (ko) | 소둔산세라인의 스트립 선,후단 불량 시트 처리장치 | |
JP7355000B2 (ja) | コイルの挿入方法および装置 | |
JP6697623B1 (ja) | 無人搬送車 | |
JP2970738B2 (ja) | 管の搬送方法および装置 | |
JP4905802B2 (ja) | 物品収納設備 | |
JPH05193498A (ja) | 自動車ドアの搬送装置 | |
JP2016189497A (ja) | キャリア移載促進装置 | |
JP3364478B2 (ja) | 昇降装置 | |
JP2005288467A (ja) | 線材コイルの搬送移載機構 | |
CN117916683A (zh) | 行驶车系统及行驶车 | |
JP3237938B2 (ja) | 搬送装置の昇降制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |