JP3364478B2 - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JP3364478B2
JP3364478B2 JP2000299826A JP2000299826A JP3364478B2 JP 3364478 B2 JP3364478 B2 JP 3364478B2 JP 2000299826 A JP2000299826 A JP 2000299826A JP 2000299826 A JP2000299826 A JP 2000299826A JP 3364478 B2 JP3364478 B2 JP 3364478B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、重量物を短いスト
ロークで昇降させる昇降装置に関する。 【0002】 【従来の技術】重量物を短いストロークで昇降させる装
置としては、圧力油によって直線運動をし有効断面積及
び差圧に比例した力を発生させる駆動手段が知られてお
り、この駆動手段は構造が簡単である等の理由から、広
く用いられている。 【0003】ところが、平板上に載置された重量物を単
一の駆動手段で持ち上げる場合には、その駆動力を平板
の複数箇所に同時に伝達する複雑なリンク機構が必要と
なり、かかるリンク機構の複雑さから、リンク機構の自
重がかなり大きくなるという問題があった。 【0004】また、平板上に載置された重量物を、該平
板の4隅に配置された計4本の駆動手段で持ち上げる場
合には、各駆動手段同士で同期をとって動作させる必要
が生じ、かかる同調動作の制御が難しく、簡単な機構で
実現するのが困難であるという問題点があった。 【0005】さらに、載置台と土台とを複数の支持部材
で連結し、その土台側の支持点を中心に該複数の支持部
材をモータの駆動力で所定角度回転させることで、載置
台上の重量物を昇降させる技術も知られているが、この
技術では、強固な支持部材とかなりのモータ駆動力とが
要求され、装置コストがかなり高くなるという問題点が
あった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するために成されたものであり、簡単な機構にて
重量物を短ストロークで昇降させることができる昇降装
置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る昇降装置は、対象物を載置するための
略直方体の扁平な載置台と、載置台の一角頂点部近傍の
直下の土台に固定され、該載置台の一角頂点部を上下動
させる油圧シリンダと、載置台の一角頂点部に隣接する
2つの側面及び該2つの側面のうち何れか一方の側面に
対向する側面の各々に、2つずつ長手方向に沿って離間
した位置に回転可能に設けられたスプロケットと、何れ
か一方の側面に設けられた2つのスプロケットのうち油
圧シリンダから遠い方のスプロケットに下から巻き掛け
られ、他方のスプロケットに上から巻き掛けられた両端
固定の第1のチェーンと、2つの側面のうち他方の側面
に設けられた2つのスプロケットのうち油圧シリンダか
ら遠い方のスプロケットに下から巻き掛けられ、他方の
スプロケットに上から巻き掛けられた両端固定の第2の
チェーンと、対向する側面に設けられた2つのスプロケ
ットのうち油圧シリンダから遠い方のスプロケットに下
から巻き掛けられ、他方のスプロケットに上から巻き掛
けられた両端固定の第3のチェーンと、を有することを
特徴とする。 【0008】このような構成の昇降装置では、載置台の
一角頂点部に隣接する2つの側面及び該2つの側面のう
ち何れか一方の側面に対向する側面の各々に、2つずつ
長手方向に沿って離間した位置に、スプロケットが回転
可能に設けられている。上記何れか一方の側面に着目す
ると、両端固定の第1のチェーンが、この側面に設けら
れた2つのスプロケットのうち油圧シリンダから遠い方
のスプロケットに下から巻き掛けられ、他方のスプロケ
ットに上から巻き掛けられているため、油圧シリンダか
ら遠い方のスプロケットを第1のチェーンが下から支持
している形態となっている。 【0009】同様に、2つの側面のうち他方の側面につ
いても、第2のチェーンが、この側面に設けられた2つ
のスプロケットのうち油圧シリンダから遠い方のスプロ
ケットに下から巻き掛けられ、他方のスプロケットに上
から巻き掛けられているため、油圧シリンダから遠い方
のスプロケットを第2のチェーンが下から支持している
形態となっており、対向する側面も、油圧シリンダから
遠い方のスプロケットを第3のチェーンが下から支持し
ている形態となっている。 【0010】このため、油圧シリンダが載置台の一角頂
点部にのみ配置された構成でも、載置台は4点支持さ
れ、バランスを保持することができる。なお、チェーン
が2つのみの構成では、側面の支持が2面だけとなり、
載置台を3点支持することとなるので、重量物を確実且
つ安定的に昇降させることが困難となる。よって、チェ
ーンは最低3つは必要とされる。即ち、本発明は最小限
の構成といえる。 【0011】本発明に係る構成により4点支持された状
態で、油圧シリンダにより、載置台の一角頂点部が持ち
上げられると、第1、第2、第3のチェーンがそれぞ
れ、巻き掛けられたスプロケットの回りを回転するが、
各チェーンは、両端固定なので、一角頂点部が持ち上げ
られた長さだけ2つのスプロケットの巻き掛け位置が共
に上昇し、これら2つのスプロケットの水平な位置関係
は維持される。従って、載置台の一角頂点部を持ち上げ
ても、載置台は水平に保持される。このことは、油圧シ
リンダにより、載置台の一角頂点部が下降する場合も同
様であり、載置台は水平に保持される。 【0012】このように本発明によれば、1つの油圧シ
リンダと、3つのチェーンと、各チェーンに対し2つず
つのスプロケットだけで、載置台を水平に維持しながら
昇降させることができ、簡単な機構と必要最小限の構成
で、重量物を短ストロークで昇降させることができる昇
降装置を得ることができる。 【0013】そして、油圧シリンダは、構造が簡単で低
コストであるので、さらなる構造の簡易化と装置コスト
の低減を図ることができる。 【0014】また、スプロケットにチェーンを巻き掛け
る構成とすることにより、確実で安定的な動力伝達が実
現でき、昇降装置の動作のさらなる安定化を図ることが
できる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る昇降装置の実施形態として、本発明に係る昇降
装置が内蔵された車両搬送装置、及び該車両搬送装置を
備えた機械式駐車装置について説明する。 【0016】[機械式駐車装置の全体構成]図1に示す
ように、機械式立体駐車装置1は、所定のフロアAに、
入庫バース3及び出庫バース9を備えている。入庫バー
ス3は、車両2を駐車装置1内に自動搬入すべく運転者
の運転により車両2を乗り入れて当該運転者が降車する
領域であり、出庫バース9は、自動搬出されてきた車両
2に運転者が乗車して当該車両2を運転者の運転により
駐車装置1から乗り出しする領域である。 【0017】入庫バース3に対し矢印Bに示す車両進行
方向前方には、後述する駐車階の走行路5脇の領域と連
絡するように下方に延在する昇降路が設定され、各昇降
路に当該昇降路を昇降移動する入庫リフト7aが設置さ
れている。 【0018】また、出庫バース9に対し矢印Bと反対方
向には、後述する駐車階の走行路5脇の領域と連絡する
ように下方に延在する昇降路が設定され、各昇降路に当
該昇降路を昇降移動する出庫リフト7bが設置されてい
る。 【0019】フロアAの下方には、単数若しくは複数の
駐車階が設定され、この駐車階には、車両2を収容する
多数の駐車区画4が複数列に並設されている。これらの
駐車区画4の列と列との間には走行路5が設定され、こ
の走行路5に当該走行路5を自走する走行台車6が配置
されている。 【0020】図2、図3に示すように入庫バース3に
は、運転者が降車した後の車両2を入庫リフト7aに搬
送する縦行コンベア8Sが設置されており、入庫リフト
7aには矢印B方向に沿って車両2を所定位置に搬送す
る縦行用ローラコンベア12と、所定位置に搬送された
車両2を矢印C方向に沿って走行台車6に搬送する横行
用チェーンコンベア14とが設置されている。 【0021】また、図1に示すように出庫リフト7bに
は、走行台車6から搬出された車両2を車幅方向に沿っ
て所定位置に搬送する横行用チェーンコンベア14と、
所定位置に搬送された車両2を矢印B方向に沿って出庫
バース9に搬出する縦行用ローラコンベア12とが設置
されており、出庫バース9には、車両2を所定の運転者
乗車位置まで搬送する縦行コンベア8Sが設けられてい
る。 【0022】これら入庫リフト7a、出庫リフト7bに
設置されたコンベア12、14は、本願発明に係る車両
搬送装置10を構成するものであり、その構成について
は後に詳述する。 【0023】また、走行台車6及び各駐車区画4には、
横行コンベア8が各々配設されている。図2に示すよう
に、この横行コンベア8は、車両2の前輪2aを載置す
る前輪コンベア8aと、後輪2bを載置する後輪コンベ
ア8bとを備える。これらのコンベア8a、8bは、公
知のベルトコンベア、スラットコンベア又はローラコン
ベア等であり、同一の構造とされている。 【0024】これらのコンベア8a、8b及び横行用チ
ェーンコンベア14は、リフト7a、7bの昇降、走行
台車6の自走に従って隣接することになるコンベア同士
(リフト7a及び7bと走行台車6、走行台車6と駐車
区画4の前輪コンベア8a及び後輪コンベア8b)が、
車両の幅方向に並ぶようになっている。この隣接する横
行コンベア8同士は、同一方向に同時駆動され、車両2
の車輪2a、2bを車両2の幅方向に移送して、当該車
両2を隣接する一方の横行コンベア8から他方の横行コ
ンベア8に移載する。また、横行コンベア8から横行用
チェーンコンベア14へ、及びその逆方向の移載も同様
に行われる。 【0025】[車両搬送装置の概要] 次に、車両搬送装置10を説明する。図2に示すよう
に、入庫リフト7aには、車両2を矢印Bで示す進行方
向に搬送する縦行用ローラコンベア12と、車両2を車
幅方向に搬送する横行用チェーンコンベア14とが設置
されており、横行用チェーンコンベア14は、縦行用ロ
ーラコンベア12のローラ12aの隙間から突出可能
(図3(b)参照)又は退避可能(図3(a)参照)に
設けられている。この横行用チェーンコンベア14は、
図3(a)に示す所定位置に搬送された車両2の前輪2
aの下部近傍及び後輪2bの下部近傍にのみ配置されて
いる。また、出庫リフト7bにも、上記と同様に縦行用
ローラコンベア12と、ローラ12aの隙間から突出可
能又は退避可能とされた横行用チェーンコンベア14と
が設置されている。 【0026】図4に示すように、縦行用ローラコンベア
12は、その幅方向に一列に配置された円筒状の複数の
ローラ12aと、各ローラ12aの両端部に設置された
スプロケット12bと、回転駆動用のモータ12cと、
モータ12cの回転部とスプロケット12bに巻き掛け
られモータ12cの駆動力をスプロケット12b及びロ
ーラ12aに伝達するチェーン12dとを含んで構成さ
れている。モータ12cは後述の制御装置30により駆
動制御される。 【0027】図5に示すように、横行用チェーンコンベ
ア14は、車両の前輪部を横行駆動する前輪部チェーン
コンベア14aと、車両の後輪部を横行駆動する後輪部
チェーンコンベア14bとから構成され、チェーンコン
ベア14a、14bの各々には、幅方向に一列に配置さ
れた無端状の複数のチェーン14cと、各チェーン14
cが巻き掛けられ回転駆動力を各チェーン14cに伝達
するスプロケット14d、14fと、回転駆動用のモー
タ14eと、モータ14eの回転軸と主動スプロケット
14fの回転軸とを接続し回転駆動力を伝達するユニバ
ーサルジョイント14gとを含んで構成されている。モ
ータ14eは後述の制御装置30により駆動制御され
る。 【0028】[昇降装置の構成]次に、図6、図7を用
いて、横行用チェーンコンベア14を昇降させる昇降装
置16を説明する。昇降装置16には、前輪部チェーン
コンベア14a及び後輪部チェーンコンベア14bが上
面に載置された略直方体の載置台18と、載置台18の
一角部18sの直下に配置され一角部18sを昇降駆動
する油圧シリンダ20と、一角部18sに隣接する面1
8a、18bと面18aに対向する面18cのそれぞれ
に2つずつ設置されたスプロケット22a、22bに巻
き掛けられた両端固定のバランスチェーン24とを含ん
で構成されている。なお、図6では、前輪部チェーンコ
ンベア14a及び後輪部チェーンコンベア14bを直方
体で簡略表示している。 【0029】上記の面18a、18b、18cでは、バ
ランスチェーン24は、一角部18sから遠い方のスプ
ロケット22bに対し下方から掛け回されており、一角
部18s以外の3つの角部を下から支持する構成となっ
ている。油圧シリンダ20により、載置台18の一角部
18sを上昇させた場合、例えば、面18bについては
図7に示す実線状態から破線状態へと遷移する。即ち、
チェーン24が両端固定でつりあいのとれた状態にある
ので、油圧シリンダ20の駆動により一角部18sが上
昇した長さHだけ、載置台18の全体も上昇することと
なり、載置台18の平行状態は保持される。 【0030】なお、載置台18に載置された前輪部チェ
ーンコンベア14a及び後輪部チェーンコンベア14b
の全体(即ち、図5の一点鎖線の部分)も昇降すること
となるが、モータ14eとの連結部にユニバーサルジョ
イント14gを配置することで、チェーンコンベア14
a、14bの上下動を吸収している。 【0031】[制御系の構成]次に、図8を用いて、車
両搬送装置10の制御動作に係る構成について説明す
る。車両搬送装置10には、マイクロコンピュータを含
んで構成された制御装置30が設けられており、この制
御装置30には、縦行用ローラコンベア12を駆動する
モータ12cと、前輪部チェーンコンベア14aを駆動
するモータ14eと、後輪部チェーンコンベア14bを
駆動するモータ14eと、油圧シリンダ20と、入庫リ
フト7aの駆動部と、出庫リフト7bの駆動部と、車両
2が入庫リフト7aの所定位置に到達したことを検出す
るための重量センサ32と、車両2が走行台車6の所定
位置に到達したことを検出するための重量センサ34、
36と、載置台18が図7の破線で示す所定の上限位置
まで上昇したことを検出するための光学センサ38と、
載置台18が図7の実線で示す所定の下限位置まで下降
したことを検出するための光学センサ40と、入庫動作
の開始指示をするための入庫ボタン42と、縦行コンベ
ア8Sと、横行コンベア8とが、それぞれ信号線で接続
されている。 【0032】重量センサ32は図2の領域Eに、重量セ
ンサ34は図2の領域F1に、重量センサ36は図2の
領域F2に、それぞれ埋設されている。光学センサ38
は図7に示す投光器38aと受光器38bとで構成さ
れ、載置台18が図7の破線で示す上限位置に到達した
ときに光路が遮断される位置に配置されている。同様
に、光学センサ40も投光器40aと受光器40bとで
構成され、載置台18が図7の実線で示す下限位置に到
達したときに光路が遮断される位置に配置されている。 【0033】制御装置30は、重量センサ32、34、
36、光学センサ38、40、入庫ボタン42からの信
号を取り込むとともに、モータ12cを制御することで
縦行用ローラコンベア12の動作を、モータ14eを制
御することでチェーンコンベア14a、14bの動作
を、それぞれ制御し、また、油圧シリンダ20、入庫リ
フト7a、出庫リフト7b、縦行コンベア8S及び横行
コンベア8の動作を制御する。その動作は以下の作用で
詳述する。 【0034】なお、図示は省略したが、出庫リフト7b
にも、車両2が走行台車6から搬出され出庫リフト7b
の所定位置に到達したことを検出するための重量センサ
と、車両2が出庫リフト7bから搬出されたことを検出
するための重量センサとが埋設されており、各センサか
らの信号により、制御装置30は車両2の自動搬出動作
を制御する。 【0035】[本実施形態の作用]次に、本実施形態の
作用として、自動入庫処理に係る車両搬送装置10の動
作を図9に基づいて説明する。 【0036】入庫バース3で運転者が車両2を所定位置
に停車させ、降車後、所定の入庫ボタン42を操作する
と、制御装置30により、図9の処理が実行開始され
る。 【0037】図9のステップ202では、縦行コンベア
8Sを作動させるとともに、縦行用ローラコンベア12
のモータ12cを駆動して縦行用ローラコンベア12を
作動させ、車両2を図2の矢印B方向に搬送させる。こ
の搬送は、ステップ204で車両2が入庫リフト7a内
の所定位置Gに到達したことを、領域Eに埋設された重
量センサ32の検出結果により確認するまで継続され
る。 【0038】上記搬送により車両2が所定位置Gに到達
すると、重量センサ32が所定値以上の重量を検出し、
その検出信号を制御装置30に送信する。この検出信号
を受信した制御装置30は、車両2が所定位置Gに到達
したと判断し、ステップ206へ進み、縦行コンベア8
S及び縦行用ローラコンベア12を停止させる。そし
て、次のステップ207では、入庫リフト7aの駆動部
を駆動させることにより、車両2を駐車させるべき目的
の階まで入庫リフト7aを下降させる。 【0039】次のステップ208では油圧シリンダ20
を駆動して、横行用チェーンコンベア14を上昇させ
る。この上昇動作は、ステップ210で載置台18が所
定の上限位置まで上昇したことを光学センサ38の検出
結果により確認するまで継続される。 【0040】上記上昇動作により載置台18が所定の上
限位置まで上昇すると、その位置に達した載置台18に
より光学センサ38の光路が遮断され、その光学センサ
38からの検出信号がオンからオフへ切り替わる。この
切り替わりを認識した制御装置30は、載置台18が所
定の上限位置まで上昇したと判断し、ステップ212へ
進み、油圧シリンダ20の駆動を停止して、横行用チェ
ーンコンベア14の上昇動作を停止させる。 【0041】次のステップ214では、走行台車6の横
行コンベア8を作動させるとともに、横行用チェーンコ
ンベア14a、14bの各モータ14eを駆動して横行
用チェーンコンベア14a、14bを作動させ、車両2
を図2の矢印C方向に搬送させる。この搬送は、ステッ
プ216で車両2が所定位置Hに到達したことを、重量
センサ34、36の検出結果により確認するまで継続さ
れる。 【0042】上記搬送により車両2が所定位置Hに到達
すると、重量センサ34、36が所定値以上の重量を検
出し、その検出信号を制御装置30に送信する。この検
出信号を受信した制御装置30は、車両2が所定位置H
に到達したと判断し、ステップ218へ進み、横行コン
ベア8及び横行用チェーンコンベア14a、14bを停
止させる。 【0043】次のステップ220では油圧シリンダ20
を駆動して、横行用チェーンコンベア14を下降させ
る。この下降動作は、ステップ222で載置台18が所
定の下限位置まで下降したことを光学センサ40の検出
結果により確認するまで継続される。 【0044】上記下降動作により載置台18が所定の下
限位置まで下降すると、その位置に達した載置台18に
より光学センサ40の光路が遮断され、その光学センサ
40からの検出信号がオンからオフへ切り替わる。この
切り替わりを認識した制御装置30は、載置台18が所
定の下限位置まで下降したと判断し、ステップ224へ
進み、油圧シリンダ20の駆動を停止して、横行用チェ
ーンコンベア14の下降動作を停止させる。 【0045】このように本実施形態によれば、車両2が
縦行用ローラコンベア12により入庫リフト7a内の所
定位置Gに搬送されると、制御装置30が昇降装置16
により横行用チェーンコンベア14を縦行用ローラコン
ベア12の隙間から突出させ、この突出状態で車両2を
横行用チェーンコンベア14により車幅方向に搬送し、
その搬送終了後には昇降装置16により横行用チェーン
コンベア14を退避させるので、横行用チェーンコンベ
ア14を突出させる動作を自動化し安定化させることが
でき、人為的な操作ミスによる不都合の防止や省力化を
図ることができる。 【0046】また、横行用チェーンコンベア14による
搬送に際し、横行用チェーンコンベア14を縦行用ロー
ラコンベア12間の隙間から突出させる構成としたの
で、スペースをとることなく、簡単な機構にて車両を2
方向に搬送することができる。 【0047】また、横行用チェーンコンベア14を、所
定位置Gに搬送された車両2の前輪位置の下部近傍及び
後輪位置の下部近傍にのみ配置する構成としたので、車
幅方向への搬送を実現しつつ、かかる搬送を行う横行用
チェーンコンベア14の構成を必要最小限に抑えること
ができ、装置コスト削減、軽量化を図ることができる。 【0048】さらに、昇降装置16については、1つの
油圧シリンダ20と、3つのバランスチェーン24と、
各チェーン24に対し2つずつのスプロケット22だけ
で、載置台18を水平に維持しながら昇降させることが
でき、簡単な機構と必要最小限の構成で、重量物である
車両を昇降させることができる。 【0049】また、昇降の駆動手段としては、油圧シリ
ンダ以外に、モータ等も採用できるが、上記実施形態で
は昇降の駆動手段を、構造が簡単で低コストの油圧シリ
ンダ20により構成したので、さらなる構造の簡易化と
装置コストの低減を図ることができる。 【0050】更に、昇降の駆動力伝達手段としては、プ
ーリにベルトを巻き掛ける構成も採用できるが、上記実
施形態ではスプロケット22にバランスチェーン24を
巻き掛ける構成としたので、確実で安定的な動力伝達が
実現でき、昇降装置の動作のさらなる安定化を図ること
ができる。 【0051】なお、車両がリフト内の所定位置又は走行
台車の所定位置に到達したことを検出するセンサは、重
量センサに限定されるものではなく、光学センサやリミ
ットスイッチ等を採用しても良い。 【0052】また、載置台が所定の上限位置まで上昇し
たこと又は所定の下限位置まで下降したことを検出する
センサは、光学センサに限定されるものではなく、所定
位置を通過したことを検知するリミットスイッチ等を採
用しても良い。 【0053】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対象物を載置するための略直方体の扁平な載置台と、載
置台の一角頂点部近傍の直下の土台に固定され、該載置
台の一角頂点部を上下動させる油圧シリンダと、載置台
の一角頂点部に隣接する2つの側面及び該2つの側面の
うち何れか一方の側面に対向する側面の各々に、2つず
つ長手方向に沿って離間した位置に回転可能に設けられ
たスプロケットと、何れか一方の側面に設けられた2つ
のスプロケットのうち油圧シリンダから遠い方のスプロ
ケットに下から巻き掛けられ、他方のスプロケットに上
から巻き掛けられた両端固定の第1のチェーンと、2つ
の側面のうち他方の側面に設けられた2つのスプロケッ
トのうち油圧シリンダから遠い方のスプロケットに下か
ら巻き掛けられ、他方のスプロケットに上から巻き掛け
られた両端固定の第2のチェーンと、対向する側面に設
けられた2つのスプロケットのうち油圧シリンダから遠
い方のスプロケットに下から巻き掛けられ、他方のスプ
ロケットに上から巻き掛けられた両端固定の第3のチェ
ーンと、を有することにより、簡単な機構にて重量物を
短ストロークで昇降させることができる 【0054】また、油圧シリンダは、構造が簡単で低コ
ストであるので、さらなる構造の簡易化と装置コストの
低減を図ることができる。 【0055】更に、スプロケットにチェーンを巻き掛け
る構成にすれば、確実で安定的な動力伝達が実現でき、
昇降装置の動作のさらなる安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る昇降装置を適用した機械式立体駐
車装置の全体構成を示す一部破断斜視図である。 【図2】車両搬送装置、縦行コンベア、横行コンベアの
配置を示す平面図である。 【図3】(a)は横行用チェーンコンベアが縦行用ロー
ラコンベア間に退避した状態を示す図であり、(b)は
横行用チェーンコンベアが縦行用ローラコンベア間から
突出した状態を示す図である。 【図4】縦行用ローラコンベアの概略構成図である。 【図5】横行用チェーンコンベアの概略構成図である。 【図6】昇降装置の概略構成図である。 【図7】昇降装置の載置台の昇降動作及び光学センサの
配置を説明するための図である。 【図8】制御系の構成を示すブロック図である。 【図9】自動入庫処理を示す流れ図である。 【符号の説明】 1…機械式立体駐車装置、2…車両、7a、7b…リフ
ト、10…車両搬送装置、12…縦行用ローラコンベ
ア、14…横行用チェーンコンベア、16…昇降装置、
18…載置台、20…油圧シリンダ、22…スプロケッ
ト、24…バランスチェーン(チェーン)、30…制御装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−16395(JP,A) 実開 平2−105996(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 7/02 B66F 7/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 対象物を載置するための略直方体の扁平
    な載置台と、 前記載置台の一角頂点部近傍の直下の土台に固定され、
    該載置台の一角頂点部を上下動させる油圧シリンダと、 前記載置台の一角頂点部に隣接する2つの側面及び該2
    つの側面のうち何れか一方の側面に対向する側面の各々
    に、2つずつ長手方向に沿って離間した位置に回転可能
    に設けられたスプロケットと、 前記何れか一方の側面に設けられた2つのスプロケット
    のうち前記油圧シリンダから遠い方のスプロケットに下
    から巻き掛けられ、他方のスプロケットに上から巻き掛
    けられた両端固定の第1のチェーンと、 前記2つの側面のうち他方の側面に設けられた2つの
    プロケットのうち前記油圧シリンダから遠い方のスプロ
    ケットに下から巻き掛けられ、他方のスプロケットに上
    から巻き掛けられた両端固定の第2のチェーンと、 前記対向する側面に設けられた2つのスプロケットのう
    ち前記油圧シリンダから遠い方のスプロケットに下から
    巻き掛けられ、他方のスプロケットに上から巻き掛けら
    れた両端固定の第3のチェーンと、 を有する昇降装置。
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