JP3635046B2 - 建築用装飾材とその建造物への取り付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築用装飾材とその建造物への取り付け方法に関し、特に、軽量かつ任意の外観意匠を持つものとして容易に作り出すことのできる建築用装飾材、およびその建造物への取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種建造物の屋内外に、構造材としてではなくもっぱら装飾の目的で、支柱の上部や梁などに、適宜の装飾材が設けられることがある。従来、石膏で成形したものやベニヤ板を所望の形状に折曲して切断したものなどを建造物側へ取り付けるようにしていたが、近年になり、軽量で加工性や施工性にも優れた建築用装飾材として、所定形状に成形した樹脂発泡体を基材とし、その表面にグラスファィバーメッシュのようなネット状物を貼り付けた後、その上からモルタル組成物のような表面材を表面補強層あるいは装飾層としてコーティングした建築用装飾材が用いられるようになってきている(特開昭54−106592号公報、特開平10−231614号公報、特開2000−328769号公報など参照)。
【0003】
ネット状物を中間層として介在させることにより、コーティング層の表面にひび割れや亀裂が生じるのが抑制される。また、基材は樹脂発泡体であり、軽量であるとともに、表面成形性がよいことから、任意の外観意匠のものを容易に作ることが可能となる。このような建築用装飾材は、接着剤を用いて建造物側に貼り付けて固定されるか、モルタル組成物層のような硬い表面層を持つ場合には、表面層の上から釘やビスを打ち付けて建造物側に固定される。また、横方向に複数個の建築用装飾材を連続して取り付ける場合には、端面同士の突き付け部を目立たなくするために、表面層と同じ材料で後塗りすることが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
建築用装飾材を建造物に取り付けるに際して、接着剤を用いる方法は、接着剤が硬化するまでに取り付け位置がずれないように、別途何らかの手段により押さえておく必要がある。また、取り付けようとする建築用装飾材が大型のものである場合、あるいは、建造物側の表面材との関係から、接着剤のみで十分な取り付け強度を確保するのが容易でない場合が起こり得る。釘やビスで建築用装飾材を建造物に打ち付ける場合には、安定した取り付け状態が得られる。しかし、打ち付けた釘やビスの頭部が表面に露出するので、外観意匠性を確保するために、その部分をパテ処理のような何らかの後処理をすることが必要となる。
【0005】
また、取り付け態様の如何を問わず、端面同士の突き付け部及びその近傍を表面層と同じ材料で後塗りする場合、後塗りの部分は二重塗りとなることから、どうしても厚みが厚くなり、見栄えの低下を招く。さらに、基材である樹脂発泡体が気温の影響で線膨張し、その影響で、後塗りしたモルタル層などに割れや剥がれが生じる恐れがある。
【0006】
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、所定形状に成形された樹脂発泡体にネット状物が貼り付けられ、その上から表面材がコーティングされている建築用装飾材において、釘やビスのような固定具を用いて建造物側へ打ち付け固定しても、表面の外観意匠性が阻害されることはなく、また、打ち付け部のパテ処理なども必要としない、建築用装飾材とその建造物への取り付け方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による建築用装飾材は、基本的に、所定形状に成形された樹脂発泡体にネット状物が貼り付けられ、その上から表面材がコーティングされている建築用装飾材であって、貼り付けたネット状物の一部に表面材がコーティングされていない領域が存在することを特徴とする。前記表面材のコーティングされていない領域部分は、後記するように、取り付け用の固定具が安定して打ち込める場所であることを条件に特に制限はないが、当該建築用装飾材の長手方向の端面に近接した領域であることは望ましい。
【0008】
また、本発明による建築用装飾材の建造物への取り付け方法は、基本的に、上記の建築用装飾材を、必要に応じて接着剤または接着モルタルを用いて建造物側に仮接着し、表面材がコーティングされていない領域から固定具を打ち込んで建造物側に固定し、その後、表面材がコーティングされていない領域に好ましくは同じ表面材をコーティングすることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、建築用装飾材の建造物への取り付けは、基材である所定形状に成形された樹脂発泡体における、前記表面層としての表面材がコーティングされていない領域から、固定具を建造物に向けて打ち付けることにより行われる。そして、打ち付け後に、その領域に好ましくは表面層と同じ表面材をコーティングすることにより、表面の全領域に表面材によるコーティングがなされることとなる。
【0010】
打ち付けに使用した固定具の頭部は後塗りする表面材により覆われるので、直径10〜100mm、好ましくは30〜70mmである表面積の大きいワッシャをビスや釘のような固定具とともに用いるようにしても、それにより外観意匠が阻害されることはない。そのために、容易に安定した取り付け強度を確保することができる。また、表面材は重ね塗りされることはないので、凹凸のない平坦な表面を形成することができる。
【0011】
他の態様において、上記建築用装飾材における端面同士を衝接させながら複数個の建築用装飾材に対して固定具の打ち込みによる同様な取り付けを施し、その後、前記表面材がコーティングされていない領域に対して表面材のコーティングを行うようにする。この取り付け方法により、建造物に対して複数個の建築用装飾材を連続して取り付けることが可能となり、入り口の部分にアーチ状に建築用装飾材を取り付けるなどの種々の装飾態様が可能となる。この取り付け方法の場合には、表面材のコーティングされていない領域が当該建築用装飾材の端面に近接した領域である建築用装飾材を用いることは作業効率の点から望ましく、また、その場合に、端面同士の突き付け部は表面材のコーティング層により覆われてしまい、表面に露出することはなく、高い外観意匠性が確保される。
【0012】
上記の取り付け態様において、さらに好ましくは、その端面同士の突き付け部とその近傍の表面材がコーティングされていない領域を覆うようにしてネット状物を貼り付け、その後、該表面材がコーティングされていない領域に表面材をコーティングする。ネット状物を貼り付けるに際して、モルタル組成物のような粘着性のある材料を薄塗りしておき、その上からネット状物を置くようにしてもよい。このように端面同士の突き付け部にネット状物を貼り付けることにより、基材である樹脂発泡体の線膨張などによる挙動を抑えることができ、後塗りした表面層に割れや剥がれが生じるのを確実に防止できる。
建築用装飾材の全体形状は任意であり、建造物への取り付け面が確保されていることを条件に、直線状をなすもの、弧状をなすもの、矩形状をなすもの、部分的に折曲した部分を有するもの、など任意である。
【0013】
本発明において、基材である樹脂発泡体は、スチレン系樹脂や、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂を発泡させたものであることが好ましい。しかし、それに限らない。また、これら樹脂発泡体はビーズ型内発泡品でもよく、硬質ウレタンの型内発泡品を使用することもできる。樹脂と発泡剤との混合物を押出機で押出発泡させる方法で得られる押出発泡品でもよい。これら発泡品には適宜造形を施すこともできる。造形する方法として、例えば熱線ヒータを使用して切断する方法を用いることができる。これら発泡体の発泡倍率は5〜100倍、好ましくは20〜60倍のものが好適である。
【0014】
ネット状物は、従来のこの種建築用装飾材で中間層として使用されてきた耐アルカリ性のものを任意に用いることができる。例えば、無機繊維としては、ガラス繊維、セラミック繊維や炭素繊維が挙げられる。セラミック繊維としては、アルミナ繊維、シリカ繊維、ポリチラノカルボシラン繊維、カルボシラン繊維などが挙げられる。中でも、ガラス繊維が入手価格の点、取り扱い易さの点などから、好適に使用できる。これらの無機繊維を織るまたは編むことによりネット状物を得ることができる。
【0015】
コーティングする表面材は、従来のこの種建築用装飾材で表面層を形成するものとして使用されてきたものを任意に用いることができる。例えば、適宜の骨材や合成樹脂系エマルジョンを含んだモルタル組成物(ポリマーセメントモルタル、左官用既調合モルタル、軽量サンドモルタルなど)や石膏系組成物、骨材を混入した樹脂系組成物のようなものが好ましい。骨材としては、珪砂、水滓スラグ、パーライト、ひる石、シラスバルーン、珪藻土が挙げられ、粒径は0.1〜5mm、好ましくは0.1〜2mmである。他には、発泡ポリスチレン粉砕粒、発泡ポリプロピレン粉砕粒、炭酸カルシウム発泡体粉砕粒、塩化ビニル発泡体粉砕粒、エチレン酢酸ビニル発泡体粉砕粒、などを単独でまたは混合して使用することができ、その粒径は0.1〜5mm、好ましくは1.0〜4mm程度である。合成樹脂系エマルジョンの主たる役割は樹脂発泡体との接着力向上にあり、なおさらに、表面仕上げ材(ペンキやクロス張りなど)とのなじみの改良および耐水性の向上も期待される。合成樹脂系エマルジョンには、エチレン−酢酸ビニル、アクリル、酢酸ビニルなどのエマルジョンを例示することができる。部材の耐水性の向上という面からアクリル系エマルジョンが最も好ましい。また、クラック防止材として耐アルカリ性グラスファイバーのスサや炭素繊維などを使用するのも有効である。好ましくは、建築用装飾材に予め塗布されている表面材と後塗りする表面材とは同じものであるが、異なっていてもよい。表面材には適宜の染料や顔料が含まれていてもよい。
【0016】
本発明において、用いる接着剤としては各種の接着剤を使用することができる。具体的には、接着剤として、ユリア系樹脂接着剤、メラミン系樹脂接着剤、フェノール系樹脂接着剤、エポキシ系樹脂接着剤、変性シリコーン樹脂系接着剤、変性シリコーン・エポキシ樹脂系接着剤、アクリル系樹脂接着剤、ポリエステル系樹脂接着剤、酢酸ビニル系樹脂接着剤、シアノアクリレート系樹脂接着剤、エラストマー系樹脂接着剤などがある。これら接着剤において、高弾力性を有し、振動、衝撃、部材の線膨張、熱膨張、収縮に対して優れた接着性が確保できる、変性シリコーン・エポキシ樹脂系接着剤、変性シリコーン樹脂系接着剤がより好ましい。さらには、そのなかでも、施工環境性の改善、施工効率のアップを図る面から、一液型、無溶剤型が好ましい。用いる接着モルタルとしては、ポリマーセメントモルタル(樹脂モルタル)、タイル圧着用モルタル、下地調整用モルタルなどが挙げられる。
【0017】
本発明でいう建造物とは、家屋、建物などの建築物、橋梁などの構造物などを含む広い範囲のものを意味している。本発明の建築用装飾材は、これら建造物の内外の装飾用に使用するものである。例えば、建築物の外側の装飾用に、建築物の内側の装飾用に、橋の装飾用など々色々の使い方がある。該建築用装飾材を装着することにより、装着した建造物の美感を高めることができる。
【0018】
装着した建築用装飾材には必要に応じて仕上げ材が塗布される。仕上げ材としては、例えば、気硬性セメント、水硬性セメントなどのセメント類に、着色骨材、天然骨材などの骨材を添加したものが使用可能であり、御影石、大理石などの天然石調の外観を有する構造物とすることができる。これらの仕上げ材はスプレー塗装することも可能であり、スプレー塗装に起因する凹凸は、塗膜硬化後にディスクサンダーなどを用いて研磨することで一層高級な御影石や大理石調の外観を得ることができる。また、樹脂系塗材のコーティング仕上げも可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照した実施の形態に基づき説明する。図1は本発明による建築用装飾材の一態様を示す斜視図であり、図2〜図4は図1に示す形態の建築用装飾材10を建造物に取り付ける場合の一態様を施工順に示している。図5は建造物へ取り付けた状態での断面図である。
【0020】
建築用装飾材10は、発泡ポリスチレンのような樹脂発泡体を表面側が所望の形状をなすように造形した基材11と、該基材11の少なくとも表面を覆うガラス繊維のような耐アルカリ性素材からなるネット状物13と、ネット状物13の上にコーティングされたモルタル組成物のような表面材15とからなる。
【0021】
図示の例において、基材11は、裏面および上面が平坦面であり、前面および下面は丸みを持つ面が2段に連続している形状をなしているが、このような形状のものは、ブロック状の樹脂発泡体から、ニクロム線のような熱線ヒータを用いることにより容易に造形することができる。もちろん、他の成形手段によってもよい。
【0022】
基材11の少なくとも表面部分を覆うようにしてネット状物13を貼り付ける。図示の例では、裏面と両側面にはネット状物13を貼り付けていないが、それらの領域にネット状物を貼り付けるようにしてもよい。ネット状物13の貼り付けは、ネット状物13の少なくとも片面に粘着剤をスプレー塗布または刷毛などで塗布しておくことで容易に行うことができる。
【0023】
次に、適宜の方法により、モルタル組成物のような適宜の表面材15をコーティングする。その際に、貼り付けたネット状物13の一部に表面材15がコーティングされていない領域が残るようにする。図示の例では、基材11の長手方向両端部に巾aである表面材15がコーティングされていない領域17、17を設けているが、両端部以外の場所であってもよい。また、表面材15がコーティングされていない領域は、後記するように、固定具20の打ち込みに利用される領域であり、固定具20の打ち込みのための面積が確保されればよく、図示のように、基材11の巾aである全表面を領域17とする必要もない。
【0024】
上記の建築用装飾材10を装飾を施そうとする建造物30(図5)に取り付けるには、建築用装飾材10の平坦となった裏面を建造物30の壁面31に当接する。そのときに、必要であれば、接着剤または接着モルタルを用いて仮接着する。その状態で、前記したコーティングされていない領域17、17から釘やビスのような固定具20を建造物30に向けて打ち付ける。その際に、好ましくは、固定具20の頭21(一体のものであってもよく、径の大きいワッシャと組み合わせて頭21としてもよい)を別途が基材11内に入り込むまで打ち込む。その後で、表面材15がコーティングされていない領域17、17に好ましくは表面材15と同じ表面材を塗り込み、既存の表面材15と面合わせをすることにより、取り付け作業は終了する。この取り付け方法では、固定具20の頭21は表面材により覆われてしまうので、図示するような大径のものを用いても外観に支障をきたすことはなく、安定した取り付けが確保できる。
【0025】
図1に示す建築用装飾材10を長手方向の端面同士を衝接させながら連続して建造物に取り付けていくこともできる。図2〜図4を参照して、その場合の一施工例を説明する。上記のようにして一方の建築用装飾材10aを建造物に取り付ける。次に、端面同士を衝接させた状態でもう一つの建築用装飾材10bを仮固定し(その際に、必要な場合には接着剤または接着モルタルを用いる)、表面材15がコーティングされていない領域17を利用して固定具20を打ち込み、もう一つの建築用装飾材10bを本固定する(図2)。
【0026】
次に、必須の工程ではないが、2つの建築用装飾材10a、10bの端面同士の突き付け部Pとその近傍の表面材がコーティングされていない領域17、17を覆うようにして、適宜のネット状物13aを貼り付ける(図3)。ネット状物13aは基材11に貼り付けてあるネット状物13と同じものであることが望ましいが、コーティングする表面材との間で所要の親和性が確保されることを条件に、異なったものでもよい。また、ネット状物13aが覆う領域は、巾aである領域17、17の全てである必要はない。
【0027】
次に、2つの建築用装飾材10a、10bの連接部における表面材がコーティングされていない領域17、17の全てを表面材15aでコーティングし、既存の表面材15と面合わせを行う。それにより、後で貼り付けたネット状物13aとともに、建築用装飾材10a、10bの端面同士の突き付け部Pも表面材15aにより覆われてしまうので、連続性のある外観が確保される(図4)。
【0028】
表面材15aとして、すでにコーティングしてある表面材15と同じ表面材を用いてもよく、異なった表面材を用いて意識的に外観意匠を変えることもできる。ネット状物13aを貼り付ける場合には、基材11である樹脂発泡体の線膨張などによる挙動を抑えることができるので、後塗りした表面層15aに割れや剥がれが生じるのを確実に防止できる。
【0029】
なお、図示の例では、建築用装飾材10を直線状のものとして示したが、全体が弧状をなすものであってもよい。特に図示しないが、その場合には、同じようにして端面同士を衝接しながら連続施工していくことにより、アーチ状をなす装飾造形物を形成することができる。また、直性状のものと弧状をなすものとを組み合わせることもでき、さらに意匠性に富んだ装飾造形物が形成される。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、所定形状に成形された樹脂発泡体にネット状物が貼り付けられ、その上から表面材がコーティングされている建築用装飾材において、それを釘やビスのような固定具を用いて建造物側へ安定的に打ち付け固定した場合であっても、固定具の頭が表面から露出しない状態とすることができ、施工後の高い外観意匠性を確保できる。また、建築用装飾材の端面同士の突き付け部も後塗りする表面材により覆われてしまうので、連続性のある外観が容易に確保できる。さらに、後塗りした表面層に割れや剥がれが生じるのも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築用装飾材の一態様を示す斜視図。
【図2】図1に示す建築用装飾材を建造物に取り付ける施工手順を説明する第1の図。
【図3】図1に示す建築用装飾材を建造物に取り付ける施工手順を説明する第2の図。
【図4】図1に示す建築用装飾材を建造物に取り付ける施工手順を説明する第3の図。
【図5】図1に示す建築用装飾材を建造物へ取り付けた状態での断面図。
【符号の説明】
10…建築用装飾材、11…樹脂発泡体である基材、13、13a…ネット状物、15、15a…表面材、17…表面材がコーティングされていない領域、20…固定具
Claims (2)
- 所定形状に成形された樹脂発泡体にネット状物が貼り付けられ、その上から表面材がコーティングされている建築用装飾材であって、貼り付けたネット状物の一部に表面材がコーティングされていない領域が存在し、該表面材のコーティングされていない領域が、当該建築用装飾材の長手方向の端面に近接した領域とされている建築用装飾材を建造物に取り付ける方法であって、
必要に応じて接着剤または接着モルタルを用いて建造物側に前記建築用装飾材を仮接着し、表面材がコーティングされていない領域から固定具を打ち込んで建造物側に固定する工程を、その端面同士を衝接させながら複数個の建築用装飾材に対して施し、その後、端面同士の突き付け部とその近傍の表面材がコーティングされていない領域を覆うようにしてネット状物を貼り付けた後、表面材がコーティングされていない領域に表面材をコーティングすることを特徴とする建築用装飾材の建造物への取り付け方法。 - 請求項1に記載の取り付け方法に用いる建築用装飾材であって、所定形状に成形された樹脂発泡体にネット状物が貼り付けられ、その上から表面材がコーティングされている建築用装飾材であり、貼り付けたネット状物の一部に表面材がコーティングされていない領域が存在し、該表面材のコーティングされていない領域が、当該建築用装飾材の長手方向の端面に近接した領域であることを特徴とする建築用装飾材。
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