JP3632788B2 - 自動二輪車シートのボトムプレート構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車シートのボトムプレート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料タンクの後方にシートを配置し、このシートの前部を左右に開き、その先端を上記燃料タンクの側方に延出してなる自動二輪車のシートが知られている。
図5は従来技術に係るシートのボトムプレートの要部斜視図であり、シート101のベースをなすボトムプレート102は、その前部を左右に開いて先端を図示せぬ燃料タンクの側方に延出し、この延出部103に剛性増加のための数条の凹凸104…を形成するとともに、先端近傍に係合爪105を形成し、この係合爪105を燃料タンクのシーム部に係止することにより延出部103の先端を固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記シート101を車体に組付ける際は、上記係合爪105を燃料タンクのシーム部に係止するとともにボトムプレートの本体部の図示せぬセンタの係合爪をも車体フレームに係合させる必要があり、作業性の点で不利を免れることができず、一方、係合爪に代えて延出部103の板厚を増加し、または、箱型断面によって延出部103を形成することにより大なる剛性を得ることが可能であるが、大なる板厚を増加する場合は重量増加を招くこととなり、また、延出部103の側面が急傾斜で立ち上がる場合は、箱型断面によっても左右に開く方向について剛性を確保することができないので延出部103の側面が緩傾斜に限られ、デザイン上の制約を免れ得ない。
【0004】
本発明の目的は、燃料タンクの側方に至るボトムプレートの延出部について、重量増加を招くことなく、かつ、シートデザインの自由度を確保しつつ、延出部の左右の開き方向の剛性を確保することによりシート組付けの作業性を向上することができるボトムプレート構造を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、燃料タンクの後方にシートを配置し、このシートのベースをなすボトムプレートの前部に左右に開いた延出部を形成し、この延出部の先端を上記燃料タンクの側方に延出してなる自動二輪車シートのボトムプレート構造において、前記ボトムプレートは、その延出部を含む前部に、燃料タンクの側面に沿う表皮固定部と、前方に延びて同燃料タンクの後部の下に差し込む補強リブとを備えたことを特徴とする
【0006】
上記ボトムプレートの前部の表皮固定部により、シートの表皮が燃料タンクの側面に沿って固定され、また、燃料タンク後部の下に差し込む前方に延びる補強リブを形成したことから、シートの前部の開きに対する剛性は、ボトムプレートの表皮固定部と補強リブによって確保され、ボトムプレートの左右先端部の係合固定を要しないことからシートの着脱性が確保され、また、側面部の板厚増加を要しないことから重量増加が回避され、かつ、側面部の傾斜の緩急に左右されずに構成できることからデザインの自由度を確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るボトムプレート構造を適用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車の車体フレーム1はフロントフォーク2を回動可能に支持するヘッドパイプ3から後方へ車幅中心を通って車幅方向に幅広の各断面パイプでなるメインフレーム4とその後部に同じく角断面パイプでなるシートレール5を延設して構成され、上記メインフレーム4とシートレール5に燃料タンク6およびその後方にシート7を備え、このシート7の前部を燃料タンク6の側方に廻り込む延出部8として構成する。上記シートレール5はサブパイプ5aを備え、この車体フレーム1の後部を支えるクッションユニット9をメインフレーム4の下部に枢支されたリヤスイングアーム10に連結する。
【0008】
図2は図1の要部の一部破断図であり、燃料タンク6の後部の取付け部11をシートレール5の角パイプ上面部に配置し、また、シート7のベースをなすボトムプレート12は、その前受け部13をシートレール5の上面部に、および、その側受け部14をシートレール5から車幅方向に延びる側支持部材15によって支持されるとともに、ボトムプレート12の下面のフック16をシートレール5の上面部に固定した係止部材17に係合することにより着脱可能に取付けられる。
【0009】
ボトムプレート12の前部は、燃料タンク6の側面に沿って立ち上がる表皮固定部18、前方に延びて同燃料タンク6の後部の下に差し込む補強リブ19、およびシートレール5の両側下方に傾斜する側面部20からなり、この側面部20は上下の曲げに対する剛性を確保するための突条21,22を備える。上記表皮固定部18および側面部20の外縁にシートクッション23を固定することによってシート7が構成される。
【0010】
図3は本発明に係るボトムプレートの要部斜視図であり、ボトムプレート12の成形においては、上記補強リブ19を境に上下の成形型を構成してその型合わせ面とし、また、表皮固定部18の起立方向を型抜き方向(矢印B方向)とし、この型抜き方向に合わせて側面部20の突条21,22を形成する。このように形成される補強リブ19により、その張出し高さSの3乗およびその厚さTに比例する左右の開き方向の曲げ剛性を得ることができる。
【0011】
図4は図2のA矢視図であり、シート7の組付け時は、シートレール5および側支持部材15,15上にシート7を載せ、前方に移動させるとその下側のフック16,16が係止部材17に係合して固定される。上記シート7の前部をなす延出部8,8は燃料タンク6の後部を挟むように左右に開いて構成され、この開きに対する剛性は、ボトムプレートの表皮固定部18と補強リブ19によって確保され、左右の延出部8の係合固定を要しないことからシートの着脱性が確保され、また、シート7のボトムプレート12の側面部20の板厚増加を要しないことから重量増加が回避され、かつ、側面部20の傾斜の大小に依ることなく構成できることからデザインの自由度を確保することができる。
【0012】
図5は本発明の他の構成例に係るボトムプレートの要部斜視図であり、前記と同様の部材はその符号を付して説明を省略する。
ボトムプレート12の前部は、表皮固定部24を図示せぬ燃料タンク側に寝かせて形成する。この場合、表皮固定部24と補強リブ19との間の金型を別構成とし、矢印C方向にスライドさせるように成形金型を構成する。このように構成した表皮固定部24により、燃料タンクの後部の下に差し込むように前方に延びる補強リブ19と合わせ、左右の開き方向に対する剛性をさらに大きくすることができるので、シートの着脱性を損なうことなく、延出部のデザインの自由度を拡大することができる。
【0013】
【発明の効果】
以上に説明したごとく、請求項1では、燃料タンクの後方にシートを配置し、このシートのベースをなすボトムプレートの前部に左右に開いた延出部を形成し、この延出部の先端を上記燃料タンクの側方に延出してなる自動二輪車シートのボトムプレート構造において、ボトムプレートは、その延出部を含む前部に、燃料タンクの側面に沿う表皮固定部と、前方に延びて同燃料タンクの後部の下に差し込む補強リブとを備えるようにしたので、シートの前部の開きに対する剛性は、ボトムプレートの表皮固定部と補強リブによって確保され、ボトムプレートの左右先端部の係合固定を要しないことからシートの着脱性が確保され、また、側面部の板厚増加を要しないことから重量増加が回避され、かつ、側面部の傾斜の緩急に左右されることなく構成される。
【0014】
したがって、この自動二輪車シートのボトムプレート構造は、重量増加を招くことのない簡易な構成により製造コストを抑えた上で、その着脱性によってシート組付けの作業性を向上することができ、また、ボトムプレートの側面部が急傾斜で立ち上がる場合を含む広い態様について適用できるので、燃料タンクの側方にボトムプレートの先端を延出する場合のシートデザインの自由度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボトムプレート構造を適用した自動二輪車の側面図
【図2】図1の要部の一部破断図
【図3】本発明に係るボトムプレートの要部斜視図
【図4】図2のA矢視図
【図5】本発明の他の構成例に係るボトムプレートの要部斜視図
【図6】従来技術に係るボトムプレートの要部斜視図
【符号の説明】
1…車体フレーム、4…メインフレーム、5…シートレール、6…燃料タンク、7…シート、8…延出部、11…取付け部、12…ボトムプレート、13…前受け部、14…側受け部、15…側支持部材、16…フック、17…係止部材、18…表皮固定部、19…補強リブ、20…側面部、21,22…突条、23…シートクッション、24…表皮固定部、B…型抜き方向、C…スライド方向、S…張出し高さ、T…厚さ。

Claims (1)

  1. 燃料タンクの後方にシートを配置し、このシートのベースをなすボトムプレートの前部に左右に開いた延出部を形成し、この延出部の先端を上記燃料タンクの側方に延出してなる自動二輪車シートのボトムプレート構造において、
    前記ボトムプレートは、その延出部を含む前部に、燃料タンクの側面に沿う表皮固定部と、前方に延びて同燃料タンクの後部の下に差し込む補強リブとを備えたことを特徴とする自動二輪車シートのボトムプレート構造。
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