JP3632787B2 - リアトレイ及びリアトレイの取り外し方法 - Google Patents

リアトレイ及びリアトレイの取り外し方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリアトレイ及びそれの取り外し方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は従来のリアトレイとリアピラーガーニッシュとの取合い部斜視図であり、乗用車に代表される車両ではリアシートのシートバックとリアウインドとの間にリアトレイ101と称する板状内装材を略水平に掛け渡す。リアトレイ101はリアトリムとも呼ばれる。
従来は、リアトレイ101をリアピラーガーニッシュ102の下部に差込む構造を採用している。
図17は図16の要部断面図であり、リアトレイ101の端部の下面にウレタンフォームなどの弾性材103を付設し、この弾性材103の反発力でリアトレイ101をリアピラーガーニッシュ102の下端に押し付ける取合いを構造を示す。104はシェルフであり、トランクの天井を構成する鋼板である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のリアトレイには次の課題がある。
(1) 上記リアトレイ101は、従来、レジンフェルトなどの平板基材を加熱成形し、表面にニードルパンチマットを接着して製造する。従って、複雑な形状に成形することはできず、スピーカやランプを取付けるためのスピーカグリルやハイマウントカバーなどの別部品を後からリアトレイ101に取付ける必要がある。
【0004】
また、リアシートを前に倒すことのできるフォールダウンシートの場合は、シートバックを係止するために、バルクヘッドカバー(図16符号105)が必要になり、従来はこのバルクヘッドカバー105を、リアトレイ101の前縁に、後から付けていた。
従って、リアトレイ101にスピーカグリルやハイマウントカバーやバルクヘッドカバーなどの別部品を後から付けるため、工数が嵩み且つ部品の管理が大変であった。
【0005】
(2) リアトレイ101は複雑な形状にできないので、リアトレイ101を図17の要領でリアピラーガーニッシュ102に押圧せざるを得ない。従って、リアトレイ101に重量物を載せると、下方へ撓み、リアピラーガーニッシュ102との取合い部に隙間のあくことがある。この部分は目立つ箇所であるから、隙間があくことは好ましくない。
【0006】
(3) リアトレイ101には一般に一対のスピーカやハイマウントストップランプが付設されるが、これらの備品の修理、交換を目的に、リアトレイ101を取り外す必要がときどき発生する。従来の構造では、リアピラーガーニッシュ102を先に外す必要がある。従って、リアトレイ101の取り外し作業が難かしく、作業の工数が嵩む。
そこで本発明の目的は、従来別部品としていた付設部品を一体製造でき、リアピラーガーニッシュとの取合い部に隙間が空きにくく、修理の際に簡単に脱着できるリアトレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1は、車両の後部シートバックの後方に配置されるリアトレイにおいて、このリアトレイは樹脂射出成形品であり、このリアトレイ前部に設けられた係合部が車体側に係合し、リアトレイの下面の中央及び後部に樹脂クリップを支えるクリップホルダが一体的に形成され、中央クリップホルダは車幅方向(横向き)に開口する鍵穴を備え、後部クリップホルダは後方へ開口した鍵穴を備え、車体側に差込んだ樹脂クリップの基部に抜き差し自在であることを特徴とする。
射出成形品であるから、スピーカグリルなどの付属部を一体成形でき、従来の様に多数の別部品を準備する必要がない。
リアトレイをリアピラーガーニッシュに係止したので、リアトレイに重量物を載せてもリアトレイとリアピラとの間に隙間が開く心配はない。
【0008】
請求項2は、車両の後部シートバックの後方に配置されるリアトレイにおいて、このリアトレイは樹脂射出成形品であり、このリアトレイ前部に設けられた係合部が車体側に係合し、リアトレイの下面の中央及び後部に樹脂クリップを支えるクリップホルダが一体的に形成され、中央クリップホルダは車幅方向(横向き)に開口する鍵穴を備え、後部クリップホルダは後方へ開口した鍵穴を備え、車体側に差込んだ樹脂クリップの基部に抜き差し自在であることを特徴とする。
後部クリップホルダは後方へ開口した鍵穴を備え、車体側に差込んだ樹脂クリップの基部に抜き差し自在とされているので、リアトレイを略水平に前方へ引くことで車体側から取り外すことができる。
【0009】
請求項3は、車両の後部シートバック(46)の後方に配置されるリアトレイ(1)において、リアトレイ(1)の左右端に一体に設けらた下方に向うフランジ(11)と、該フランジ(11)と当接するリアピラーガーニッシュ(20)の下部に設けたフランジ(21)との係合を解き、次いで、リアトレイ(1)を持ち上げ、該リアトレイ(1)の下中央面に設けた横向き(車幅方向)の鍵穴(35)を有する複数の中央クリップホルダ(36)…に係止した樹脂クリップ(50)…を、車体側のシェルフ(40)に設けた対応する係止孔(48)…から上方に抜き出し、次いで、リアトレイ(1)を前方に移動させ、該リアトレイ(1)の後部下面に設けた後向き(車両の後方向)の鍵穴(38)を有する後部クリップホルダ(39)…に係止した樹脂クリップ(50)…を、車体側のシェルフ(40)に設けた対応する係止孔(48)…に係止して車体側のシェルフに残したまま前方に移動することで、後部クリップホルダ(39)…から樹脂クリップ(50)抜き出してリアトレイ(1)を前方へ取り外すようにしたことを特徴とする
リアトレイを車室内において前方へ引くことで取り外せるので、適宜、リアトレイを交換したり、リアトレイに付設するスピーカやハイマウントランプを点検、交換することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るリアトレイの斜視図であり、リアトレイ1は、トレイ本体2の前縁にバルクヘッドカバー3、上面の左右にスピーカグリル4,4、後部中央にハイマウントカバー5、後部左右にエアルーバー6,6を、一体的に備える樹脂射出成形品である。バルクヘッドカバー3はシートバックを係止するための部材である。
従来は、別体であったバルクヘッドカバー3やハイマウントカバー5などを一体化したので部品点数の削減を図ることができた。
【0011】
図2は本発明に係るリアトレイとリアピラーガーニッシュとの取合い部の分解説明図であり、リアトレイ1は、トレイ本体2の左右端に下方へ向うフランジ11を備え、このフランジ11には、後部から前部にかけて、複数の突部12…(…は複数個を示す。以下同様。)、ハーフフランジ13、係止片としての上向き片14及び下向き片15を備える。
また、リアピラーガーニッシュ20は、下部にフランジ21を備え、このフランジ21には、後部から前部にかけて、複数の受け爪部22…、横向き片23、ハーフフランジ24及びフック25を備える。26は開口部であり、この開口部26は受け爪部22毎に設けられる。
【0012】
ここで、リアピラーガーニッシュ20の下部にリアトレイ1を取付けたときの係合状態を説明する。
図3はリアトレイ側のフランジ11と、リアピラーガーニッシュ20側の受け爪部22との係合を示す断面図であり、前記図2において湾曲線丸数字3に従ってフランジ11を受け爪部22に係止したのが図3であり、フランジ11が受け爪部22に係止しているため、リアトレイ1の下方、左右への移動が制限される。更に、リアピラーガーニッシュ20側の開口部26にリアトレイ1側の突部12が係合しているため、上方への移動もある程度制限される。
この様に、リアトレイ1を左右のフランジ11でリアピラーガーニッシュ20の下部に係合したので、リアトレイ1は上下左右のいずれの方向もサポートされる。
【0013】
図4はリアトレイ側のフランジ11と、リアピラーガーニッシュ20側の横向き片23との係合を示す断面図であり、前記図2において湾曲線丸数字4に従ってハーフフランジ13を横向き片23に載せたのが図4であり、この横向き片23はハーフフランジ13の下降を制限する受部材である。
図5はリアトレイ側の上向き片14と、リアピラーガーニッシュ20側のハーフフランジ24との係合を示す断面図であり、前記図2において湾曲線丸数字5に従ってハーフフランジ24に下から上向き片14を係合したのが図5であり、リアトレイ1の上昇を制限する。
【0014】
図6(a)はリアトレイ側の下向き片15と、リアピラーガーニッシュ20側のフック25との係合を示す縦断面図、(b)は(a)のB−B線平面断面図であり、前記図2において湾曲線丸数字6に従って下向き片15にフック25を手前側から相対的に係止したのが図6である。フック25の作用により、リアトレイ1は手前(車両前方)への移動が制限される。
以上に述べた通り、リアトレイ1は上下左右及び前方の移動が制限されつつリアピラーガーニッシュ20に係合される。
【0015】
図7は本発明に係るリアトレイの平面図であり、図1で述べた通り、リアトレイ1は、トレイ本体2の前縁にバルクヘッドカバー3、上面にスピーカグリル4,4、後部中央にハイマウントカバー5、後部左右にエアルーバー6,6を、一体的に備える樹脂射出成形品である。
そして、前縁のバルクヘッドカバー3にシートバック係止用孔31…、車体側のシェルフの舌片(図示せず)を差込むためのシェルフ差込み部32…及び縦リブ33…を一体的に備える。
【0016】
また、トレイ本体2は、中央下面に横向き鍵穴35を有する中央クリップホルダ36(合計3個)を一体的に備え、後部下面に後向き鍵穴38を有する後部クリップホルダ39(合計6個)を一体的に備える。
これらクリップホルダ36,39は特殊な成形型を使用することでトレイ本体2の下面に一体射出成形されたものである。
従って、バルクヘッドカバー3、スピーカグリル4及びハイマウントカバー5のためのキャビティに良好に樹脂が廻り、良質な一体成形品が得られる。
【0017】
図8は図7の8−8線断面図であり、リアトレイ1はトレイ本体2からハイマウントカバー5が上方へ膨出形成してなり、前部をシェルフ40の前縁部41の舌片42に係止し、中央及び後部を樹脂クリップ50を介してシェルフ40に脱着自在に係合したものである。これらの係合の詳細を順次説明する。
前記シェルフ40はトランクルームの天井を構成する金属板であ。
なお、図中、44はハイマウントランプ、45はリアウインドガラス、46はシートバックである。
【0018】
図9は図7の9−9線断面図であり、リアトレイ1の前部のバルクヘッドカバー3の背後に、縦リブ33が一体形成されていて、この縦リブ33の下部の凸部33aがシェルフ40の前縁部41の立ち上がり部43に係合する。縦リブ33…がシェルフ40の立ち上がり部43に載り且つ前方への移動も制限されているため、リアトレイ1の前部はシェルフ40に安定的に保持される。
【0019】
図10はシェルフ差込み部32の拡大図であり、(a)は拡大図、(b)は側面断面図である。
(a)において、シェルフ差込み部32は、バルクヘッドカバー3に開けられた平面視コ字形の差込み孔32a、この孔32aを囲う縦壁部32b,32b,32c、前記差込み孔32に向って延設された受け片32dとからなる。これらはリアトレイ1の一部として一体的に樹脂射出成形されたものである。
(b)において、相対的にはシェルフ40の舌片42を、差込み孔32aに差込み、舌片42を受け片32dに載せる。正確には、シェルフ40が静止部材でリアトレイ1が移動部材であるが、係合形態は変わらない。シェルフ40の舌片42の抑え作用で、リアトレイ1の前部の浮き上がりを抑える。
【0020】
図11は図7の11−11線断面図であり、シートバック係止用孔31は、図示せぬシートバック側フックの差込みを容易にするために、バルクヘッドカバー3の立下り面3a及び水平面3bに跨がって開けられたもので、矢印丸数字1や丸数字2の様に図示せぬシートバック側フックを差込むのに適した形状である。
【0021】
以上に述べたリアトレイ1の作用を次に説明するが、先ず、中央クリップホルダ36並びに後部クリップホルダ39の作用を説明し、次に全体的な説明をする。
図12は横向き鍵穴を有する中央クリップホルダの作用説明図である。
先ず、樹脂クリップ50は、縮径/拡径自在な先部51と2枚の鍔52a,52bを備えた基部52とからなる。
一方、リアトレイ1に一体形成した中央クリップホルダ36は、背の低いボックス部36aとこのボックス部36aの底に開けられた鍵穴35とからなる。この鍵穴35に図面表裏方向に差込むことで樹脂クリップ50を係止したのが図12であり、この状態から、シェルフ40の丸孔48に樹脂クリップ50の先部51を矢印方向に脱着できる。
即ち、横向き鍵穴35を有する中央クリップホルダ36では、リアトレイ1を図面左右方向に移動する場合に、樹脂クリップ50がクリップホルダ36から外れる心配はない。
【0022】
図13は後向き鍵穴38を有する後部クリップホルダ39の作用説明図であり、後部クリップホルダ39は背の低いボックス部39aとこのボックス部39aの底に開けられた鍵穴38とからなり、この鍵穴38が後方に開いていることに特徴がある。
シェルフ40に差込まれた樹脂クリップ50の基部52の鍔52a,52b間に、ボックス部39aの底を差込むことで、リアトレイ1をシャルフ40に係止することができる。
矢印と逆の方向(車両の前方向)へ、リアトレイ1を引くことにより樹脂クリップ50から外すことができる。この結果、樹脂クリップ50はシェルフ40側に残ることとなる。
【0023】
図14は車両組立てラインにおけるリアトレイの取付け要領図であり、車両組立てラインではリアウインドガラスがないので、リアウインド開口を通じてリアトレイ1を車内に投入する。ただし、リアトレイ1には、中央クリップホルダ36及び後部クリップホルダ39に予め樹脂クリップ50…を取付けておく。
リアトレイ1の前部をシェルフ40の前端の舌片42、樹脂クリップ50…をシェルフ40の丸孔48…に係止する。これと同時若しくは前後に図2の要領でリアトレイ1の左右辺をリアピラーガーニッシュ20に係止する。これで、リアトレイ1は確実にシェルフ40及びリアピラーガーニッシュ20に係止されたことになる。
仮に、リアトレイ1に重量物を載せたとしても、リアトレイ1の前縁が図9の縦リブ33の作用で沈む心配が無く、リアトレイ1の左右がリアピラーガーニッシュ20に強固に係合しているので下方へ沈んだり、横にずれてリアピラーガーニッシュ20との間に隙間が生じる心配はない。
【0024】
図15(a),(b)は修理工場におけるリアトレイの取り外し要領図であり、修理工場ではリアウインドガラス45が車体に嵌め込まれている。
そこで、(a)において、実線の通りに取付けられているリアトレイ1の前部のバルクヘッドカバー3を想像線の通りに持ち上げる。これで、中央部の樹脂クリップ50はシェルフ40から外れる。同時に、図2を参考にリアトレイ1の左右をリアピラーガーニッシュ20から分離する。
そして、(b)において、リアトレイ1を水平に引くことにより、リアトレイ1をシェルフ40から外すことができる。後部の樹脂クリップ50がシェルフ40に残り、中央の樹脂クリップ50がリアトレイ1とともに移動することに特徴がある。
(b)→(a)の逆順にてリアトレイ1を所定場所に取付けることもできる。
【0025】
尚、請求項1でリアトレイに一体形成する付属部を少なくともスピーカグリルとしたが、上記実施例に示した通に、バルクヘッドカバー、ハイマウントカバー及び/又はエアルーバーを加えることは差支えない。
【0026】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、車両の後部シートバックの後方に配置されるリアトレイにおいて、このリアトレイは樹脂射出成形品であり、リアトレイの左右端におけるリアピラーガーニッシュとの当接面に、リアピラーガーニッシュに係止される係止片をリアトレイ本体と一体に成形し、リアトレイが上下左右に移動が拘束されるようにリアピラーガーニッシュ下部に係止されているものであることを特徴とする。
射出成形品であるから、スピーカグリルなどの付属部を一体成形でき、従来の様に多数の別部品を準備する必要がない。
従って、金型費用が削減できると共に部品数が少ないので部品の管理が容易となり、製造コスト並びに組付け費用を削減することができる。
リアトレイをリアピラーガーニッシュに係止したので、リアトレイに重量物を載せてもリアトレイとリアピラとの間に隙間が開く心配はない。
【0027】
請求項2では、車両の後部シートバックの後方に配置されるリアトレイにおいて、このリアトレイは樹脂射出成形品であり、このリアトレイ前部に設けられた係合部が車体側に係合し、リアトレイの下面の中央及び後部に樹脂クリップを支えるクリップホルダが一体的に形成され、中央クリップホルダは車幅方向(横向き)に開口する鍵穴を備え、後部クリップホルダは後方へ開口した鍵穴を備え、車体側に差込んだ樹脂クリップの基部に抜き差し自在であることを特徴とする。
中央クリップは横方向に開口した鍵穴を備えるので、車体側に差し込んだ中央クリップはリアトレイを上方に持ち上げることで中央の樹脂クリップはクリップホルダに係止されて車体側から抜き出され、後部クリップホルダは後方へ開口した鍵穴を備え、車体側に差込んだ後部の樹脂クリップの基部に抜き差し自在とされているので、リアトレイを略水平に前方へ引くことで車体側から取り外すことができる。従って、リアトレイの脱着が容易となる。
【0028】
請求項3では、車両の後部シートバック(46)の後方に配置されるリアトレイ(1)において、リアトレイ(1)の左右端に一体に設けらた下方に向うフランジ(11)と、該フランジ(11)と当接するリアピラーガーニッシュ(20)の下部に設けたフランジ(21)との係合を解き、次いで、リアトレイ(1)を持ち上げ、該リアトレイ(1)の下中央面に設けた横向き(車幅方向)の鍵穴(35)を有する複数の中央クリップホルダ(36)…に係止した樹脂クリップ(50)…を、車体側のシェルフ(40)に設けた対応する係止孔(48)…から上方に抜き出し、次いで、リアトレイ(1)を前方に移動させ、該リアトレイ(1)の後部下面に設けた後向き(車両の後方向)の鍵穴(38)を有する後部クリップホルダ(39)…に係止した樹脂クリップ(50)…を、車体側のシェルフ(40)に設けた対応する係止孔(48)…に係止して車体側のシェルフに残したまま前方に移動することで、後部クリップホルダ(39)…から樹脂クリップ(50)抜き出してリアトレイ(1)を前方へ取り外すようにしたことを特徴とする
リアトレイを車室内において前方へ引くことで取り外せるので、適宜、リアトレイを交換したり、リアトレイに付設するスピーカやハイマウントランプを点検、交換することができる。従来のようにリアピラを取り外す必要がないので、修理工場における修理員の負担が大幅に軽減でき、修理費用を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリアトレイの斜視図
【図2】本発明に係るリアトレイとリアピラーガーニッシュとの取合い部の分解説明図
【図3】リアトレイ側のフランジと、リアピラーガーニッシュ側の受け爪部との係合を示す断面図
【図4】リアトレイ側のフランジと、リアピラーガーニッシュ側の横向き片との係合を示す断面図
【図5】リアトレイ側の上向き片と、リアピラーガーニッシュ側のハーフフランジとの係合を示す断面図
【図6】リアトレイ側の下向き片と、リアピラーガーニッシュ側のフックとの係合を示す断面図
【図7】本発明に係るリアトレイの平面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】シェルフ差込み部の拡大図
【図11】図7の11−11線断面図
【図12】横向き鍵穴を有する中央クリップホルダの作用説明図
【図13】後向き鍵穴を有する後部クリップホルダの作用説明図
【図14】車両組立てラインにおけるリアトレイの取付け要領図
【図15】修理工場におけるリアトレイの取り外し要領図
【図16】従来のリアトレイとリアピラーガーニッシュとの取合い部斜視図
【図17】図16の要部断面図
【符号の説明】
1…リアトレイ、2…トレイ本体、3…バルクヘッドカバー、4…スピーカグリル、5…ハイマウントカバー、6…エアルーバー、11…フランジ、12…突部、13…ハーフフランジ、14,15…リアトレイに一体成形された係止片、20…リアピラーガーニッシュ、21…フランジ、22…受け爪部、23…横向き片、24…ハーフフランジ、25…フック、32…シェルフ差込み部、33…縦リブ、35,38…鍵穴、36…中央クリップホルダ、39…後部クリップホルダ、40…車体側部材としてのシェルフ、46…シートバック、48…係止孔、50…樹脂クリップ。

Claims (3)

  1. 車両の後部シートバックの後方に配置されるリアトレイにおいて、
    のリアトレイは樹脂射出成形品であり、リアトレイの左右端におけるリアピラーガーニッシュとの当接面に、リアピラーガーニッシュに係止される係止片をリアトレイ本体と一体に成形し、
    アトレイが上下左右に移動が拘束されるようにリアピラーガーニッシュ下部に係止されているものであることを特徴としたリアトレイ。
  2. 車両の後部シートバックの後方に配置されるリアトレイにおいて、
    このリアトレイは樹脂射出成形品であり、このリアトレイ前部に設けられた係合部が車体側に係合し、
    リアトレイの下面の中央及び後部に樹脂クリップを支えるクリップホルダが一体的に形成され、
    中央クリップホルダは車幅方向(横向き)に開口する鍵穴を備え、後部クリップホルダは後方へ開口した鍵穴を備え、
    体側に差込んだ樹脂クリップの基部に抜き差し自在であることを特徴としたリアトレイ。
  3. リアトレイとリアピラーガーニッシュ下部との係合を解き、このリアトレイの前部を持上げて下面中央の樹脂クリップを車体側から外し、リアトレイ下面後部の樹脂クリップを車体側に残したままで、リアトレイを前方へ取り外すことを特徴としたリアトレイの取り外し方法。
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