JP3631299B2 - 緑色発光蛍光体及びそれを用いた陰極線管 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電子線、X線、紫外線等の励起によって緑色発光を呈するテルビウム付活酸化物蛍光体、及び、これを蛍光膜として用いた陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョンの大型化に伴い、投写形テレビジョンが普及し始めている。投写形テレビジョンに用いられるブラウン管は、拡大投写するため、高輝度を必要とし、また、一般のテレビジョン用ブラウン管に比べて高い電流密度で動作されている。したがって、投写形テレビジョン用ブラウン管に使用される蛍光体は、一般に電流輝度特性(γ特性)が良いこと、長時間の励起に対して劣化しないこと、温度特性が良いことなどか要求される。
【0003】
また、近年は、ブラウン管の高精細化が進み、従来より各色電子ビームのスポットを絞る必要が生じてきている。即ち、蛍光体にとっては、電流密度が増え、負荷が大きくなるので、現在の蛍光体より更に劣化の少ない蛍光体が望まれている。
【0004】
現在、投写管用蛍光体は、赤色としてY2 O3 :Eu蛍光体、緑色としてY3 (Al,Ga)5 O12:Tb蛍光体、InBO3 :Tb蛍光体、Y3 Al5 O12:Tb蛍光体、Y2 SiO5 :Tb蛍光体、LaOCl:Tb蛍光体等、また、青色としてはZnS:Ag,Alが用いられている。
【0005】
上記のY3 (Al,Ga)5 O12:Tb蛍光体は、低電流密度(10μA/cm2 以下)では、電流密度にほぼ比例して輝度が増加し、輝度の電流特性が優れているとともに、蛍光体の温度変化に対して輝度の変化が少ないという優れた温度特性を有し、発光効率が高い蛍光体である。
【0006】
しかし、このY3 (Al,Ga)5 O12:Tb蛍光体は、高電流密度における寿命特性が必ずしも満足すべきものではなく、寿命特性の一層の向上が望まれていた。そこで、本発明者等は、上記蛍光体の輝度劣化防止と高電流密度下での輝度飽和を防止するため、蛍光体母体中のYの一部をYb、Tm、Sm、Eu等で置換した蛍光体を先に提案した(特開平2−289679号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の(Y,M)3 (Al,Ga)5 O12:Tb蛍光体(M=Yb,Sm,Euのいずれか)の輝度維持率を一層向上させ、かつ、色純度を改善した緑色発光蛍光体、及び、それを用いた陰極線管を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、先に提案した(Y,M)3 (Al,Ga)5 O12:Tb蛍光体(M=Yb,Sm,Euのいずれか)の輝度維持率及び発光輝度を一層向上させるために鋭意検討した結果、Yの一部をさらにLa、又はLaとScで置換し、かつ、Baを含有させることにより、上記の目的にさらに適した緑色発光蛍光体を得ることに成功した。
【0009】
本発明は、下記の組成式で表され、該蛍光体1モルに対して1×10−5〜1×10−2グラム原子のバリウム元素を含有し、CIE色度座標で下記の範囲の色調で発光することを特徴とするTb付活酸化物の緑色発光蛍光体である。
0.325≦X≦0.360、
0.540≦Y≦0.625。
【0010】
(1) (Y1−x−y−z−u Tbx Yby Lau Scz )3 (Al1−w Gaw )5 O12(但し、x、y、z、u及びwは下記の条件を満たす数である。
1×10−2≦x≦2×10−1
1×10−6≦y≦2×10−2
0 ≦z≦2×10−1
1×10−4≦u≦5×10−1
0 ≦w≦1 )
【0011】
(2) (Y1−x−y−z−u Tbx Smy Lau Scz )3 (Al1−w Gaw )5 O12(但し、x、y、z、u及びwは以下の条件を満たす数である。
1×10−2≦x≦2×10−1
1×10−6≦y≦1×10−3
0 ≦z≦5×10−1
1×10−4≦u≦5×10−1
0 ≦w≦1 )
【0012】
(3) (Y1−x−y−z−u Tbx Euy Lau Scz )3 (Al1−w Gaw )5 O12(但し、x、y、z、u及びwは以下の条件を満たす数である。
1×10−2≦x≦2×10−1
1×10−6≦y≦3×10−4
0 ≦z≦5×10−1
1×10−4≦u≦5×10−1
0 ≦w≦1 )
【0013】
また、本発明は、フェースプレートと、該フェースプレート内側の面に形成された緑色発光蛍光体の蛍光膜と、該蛍光膜に電子線を照射し、該緑色発光蛍光体を発光させるための電子銃と、該電子線から照射される電子線を走査するための制御手段とを含む陰極線管において、上記緑色発光蛍光体が上記(1) 〜(3) のいずれか1つに記載の緑色発光蛍光体であることを特徴とする陰極線管である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の蛍光体は、次のようにして合成される。
蛍光体原料としては、
(a) 酸化イットリウム、硝酸イットリウム等のイットリウム化合物、
(b) 酸化テルビウム、硝酸テルビウム等のテルビウム化合物、
(c) 酸化イッテルビウム、硝酸イッテルビウム等のイッテルビウム化合物、
(d) 酸化サマリウム、硝酸サマリウム等のサマリウム化合物、
(e) 酸化ユーロピウム、硝酸ユーロピウム等のユーロピウム化合物、
(f) 酸化ランタン、硝酸ランタン等のランタン化合物、
(g) 酸化スカンジウム、硝酸スカンジウム等のスカンジウム化合物、
(h) 酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合物、
(i) 酸化ガリウム、硝酸ガリウム等のガリウム化合物、及び、
(j) 炭酸バリウム、弗化バリウム、塩化バリウム等のバリウム化合物
の各原料を組成式の範囲及びバリウムの添加量の範囲で採取し、必要に応じてアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン化合物をフラックスとして配合し、湿式又は乾式で充分に混合する。なお、希土類原料同志は共沈で混合してもよい。
【0015】
この混合物をルツボ等の耐熱容器に充填し、空気中か中性雰囲気中で800〜1600℃で1〜12時間で1回以上焼成する。なお、焼成工程中、必ず一度は1300℃以上にする。この焼成物を粉砕し、鉱酸洗、水洗、乾燥、篩分を行い、本発明の緑色発光蛍光体を得る。
【0016】
図1は、Laを置換した蛍光体と置換しない蛍光体を、蛍光膜として用いた陰極線管を作製し、この陰極線管を20KV、10μA/cm2 の電子線加速条件で2000時間動作させて発光させ、相対輝度を測定した結果を示したグラフである。図中aは、(Y0.92918 Tb0.07Yb0.00012 La0.0007)3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体1モルに対してBaを2×10−4グラム原子含有させた本発明にかかる緑色発光蛍光体を蛍光膜として用いた場合であり、bは、(Y 0.92988 Tb0.07Yb0.00012 )3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体1モルに対してBaを2×10−4グラム原子含有させた緑色発光蛍光体の場合である。
【0017】
図1から明らかなように、本発明にかかるLa及びBaを含有する蛍光体aは、Baだけ含有する蛍光体bと比べて、2000時間後の相対輝度が約5%高く、輝度維持率が向上したことが分かる。
また、Baの添加を省略すると、得られる蛍光体が小粒子化して凝集し易くなるが、Baの添加により、粒子の成長が促進され、発光輝度の高い蛍光体を得ることができる。
【0018】
図2は、蛍光体1モルに対してBaを2×10−4グラム原子含有する(Y 0.92988−u Tb0.07Yb0.00012 Lau )3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体のLa含有量(u値)を変化させた蛍光体を蛍光膜として用いた陰極線管について、20KV、10μA/cm2 の電子線加速条件で2000時間動作させ、発光させた後の輝度維持率を測定し、その結果を示したグラフである。
図2から明らかなように、La含有量(u値)がほぼ1×10−4≦u≦5× 10−1の範囲、より好ましくは3×10−4≦u≦6×10−3の範囲において、蛍光体の輝度維持率が高いことが分かる。u値が1×10−4より少ないと寿命改善の効果が無く、5×10−1より多いと輝度低下を示す。
【0019】
なお、(Y0.92988−u Tb0.07Yb0.00012 Lau )3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体以外の(Y1−x−y−u Tbx Lny Lau )3 (Al1−w Gaw )5 O12(LnがSm又はEu)蛍光体についても、図2と同様にLa含有量を変化させて輝度維持率を調べたところ、図2と類似の相関を示すことが確認された。また、蛍光体の一部にGd,Luの少なくとも一種を含有するときにも、上記と同様の特性を示した。
【0020】
本発明の緑色発光蛍光体は、Baを含有させることにより、蛍光体母体の結晶成長が促進され、かつ、発光中心となる付活剤元素の母体への拡散が起り易くなるため、発光輝度をより向上させることができ、また、一定の発光輝度を有する蛍光体を得ようとする場合、蛍光体の焼成温度をより低下させることができる。このようなBaの添加効果を得るためには、蛍光体1モルに対してBaを1×10−5〜1×10−2グラム原子の範囲で含有させることが好ましい。
【0021】
また、本発明の緑色発光蛍光体のTb濃度(x値)は、好ましい緑色域である発光色度点(X,Y)が、0.325≦X≦0.360、及び、0.540≦Y≦0.625の範囲の高輝度の発光を呈する点で、1×10−2≦x≦2×10−1の範囲、より好ましくは4×10−2≦x≦1.4×10−1の範囲とするのが好ましい。
【0022】
添加元素の効果は、Tbの入るサイトに対してモル分率で(以下、単にモル分率という)1ppm程度の低濃度で既に認められ、濃度が高くなるにつれて添加元素とTbとの相互作用による発光効率の低下と添加元素自身の発光による色調の悪化が生ずる。したがって、添加濃度には特に好ましい領域が存在する。高濃度側の限界は、蛍光体の種類と添加元素の種類によって異なる。添加元素のうちYb3+の発光は近赤外部にあるため、Tb3+の発光色を損なうことは無く、この点でモル分率で2×104 ppm程度の高濃度まで添加が可能である。これに対して、Eu3+の発光は赤外部にあり、かつ発光効率が高いために、低濃度でも障害が発生する。Eu濃度の上限はモル分率で3×102 ppmであった。Sm3+も赤色発光を示すが、発光効率がEu3+より低いために、濃度の上限は高くモル分率で1×103 ppm程度である。また、Sc含有量は2×10−1より多いと輝度低下を示す。
【0023】
なお、本発明の蛍光体は、紫外線やX線による励起下でも、高輝度の緑色発光を示し、ランプ用やX線用にも好適である。
【0024】
図4は、本発明にかかる陰極線管の1例を示した断面図である。フェースプレート1の内面には、上記の蛍光体が塗布され、蛍光膜2が形成されている。そして、その上にアルミニウム蒸着膜3が形成され、ネック管5には電子銃6が設けられている。このブラウン管は、電子銃6から発する電子線がアルミニウム蒸着膜3を貫いて蛍光膜2を照射し、蛍光体が励起されて発光するものである。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕
Y2 O3 314g
Tb4 O7 39g
Yb2 O3 0.069g
La2 O3 0.351g
Al2 O3 160g
Ga2 O3 174g
BaF2 18g
上記の原料を充分に混合し、アルミナルツボに詰めて空気中で1500℃で2時間焼成した。得られた焼成物を粉砕、酸洗、水洗、乾燥、篩分を行って蛍光体を得た。
この蛍光体は、Baを2×10−4g・atom/モル含有した(Y0.92918 Tb0.07Yb0.00012 La0.0007)3 (Al0.63Ga0.37)5 O12であった。
【0026】
この蛍光体を膜厚6mg/cm2 となるように18cm(7インチ)のブラウン管に沈降塗布し、電磁収束形電子銃を付けて真空封止することにより陰極線管(投写管)を作製した。この陰極線管に加速電圧20KV、電流密度10μA/cm2 の電子線を照射し、連続的に動作させて蛍光膜面を発光させた。発光開始2000時間後の輝度維持率(電子線照射開始直後の発光輝度に対する2000時間照射後の発光輝度の相対百分率)と発光色の色度座標を、蛍光体の組成を表1に示した。また、図3はこの蛍光体の発光スペクトルである。
【0027】
〔実施例2〜8〕
Y2 O3 、Tb4 O7 、Yb2 O3 、Sm2 O3 (実施例7のみ)、Eu2 O3 (実施例8のみ)、La2 O3 、Sc2 O3 、Al2 O3 、Ga2 O3 及びBaF2 をそれぞれ表1の組成式となるような割合で混合し、実施例1と同様にしてBaを2×10−4g・atom/モル含有する実施例2〜8の緑色発光蛍光体を得た。これらの蛍光体からなる蛍光膜を有する陰極線管(投写管)を実施例1と同様に作製して、2000時間動作させた後、輝度維持率と発光色の色度座標を測定し、その結果を表1に示した。
【0028】
〔比較例1〕
La2 O3 及びSc2 O3 、を省略した以外は実施例1と同様にして蛍光体を得た。得られた蛍光体は、Baを2×10−4g・atom/モル含有した(Y 0.92988 Tb0.07Yb0.00012 )3 (Al0.63Ga0.37)5 O12であった。実施例1と同様にしてこの蛍光体からなる蛍光膜を有する陰極線管(投写管)を作製し、実施例1と同様に2000時間動作させた後の輝度維持率及び発光色の色度座標を測定し、その結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
(評価)
表1から分かるように、La又はScを含有する実施例1〜8の緑色発光蛍光体の蛍光膜を有する陰極線管(投写管)は、これを含有しない比較例1の緑色発光蛍光体の蛍光膜を有する陰極線管(投写管)に比べ、2000時間動作させた後の輝度維持率が著しく向上させることができ、また、色純度も良好であった。
【0031】
〔比較例2〕
BaF2 を省略した以外は実施例1と同様にして、Baを含有しない(Y0.92918 Tb0.07Yb0.00012 La0.0007)3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体を得た。この蛍光体を用いて実施例1と同様にして陰極線管(投写管)を作製し、動作直後の発光輝度(初期輝度)を測定したところ、実施例1の陰極線管(投写管)の約65%と極めて低い値を示したので、輝度維持率を測定する試験は行わなかった。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、上記の構成を採用することにより、寿命特性に優れ、色純度の良好な発光特性を有する緑色発光蛍光体及び陰極線管を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】蛍光体1モルに対してBaを2×10−4グラム原子含有させた(Y0.92918 Tb0.07Yb0.00012 La0.0007)3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体a、及び、(Y0.92988 Tb0.07Yb0.00012 )3 (Al0.63Ga0.37)5 O12蛍光体bをそれぞれ蛍光膜として用いた陰極線管についての、動作時間と相対輝度との関係を示したグラフである。
【図2】蛍光体1モルに対してBaを2×10−4グラム原子含有させた(Y0.92988−u Tb0.07Yb0.00012 Lau )3 (Al0.63Ga0.37)5 O12を蛍光膜として用いた陰極線管における蛍光体のLa含有量(u値)と2000時間動作後の輝度維持率との関係を示したグラフである。
【図3】図1の蛍光体aの発光スペクトルを示したグラフである。
【図4】本発明の陰極線管を説明するための断面図である。
Claims (4)
- Tb付活酸化物の緑色発光蛍光体において、
組成式(Y1−x−y−z−u Tbx Yby Lau Scz )3 (Al1−w Gaw )5 O12(但し、x、y、z、u及びwは下記の条件を満たす数である。
1×10−2≦x≦2×10−1
1×10−6≦y≦2×10−2
0 ≦z≦2×10−1
1×10−4≦u≦5×10−1
0 ≦w≦1 )
で表され、該蛍光体1モルに対して1×10−5〜1×10−2グラム原子のバリウム元素を含有し、CIE色度座標で下記の範囲の色調で発光することを特徴とする緑色発光蛍光体。
0.325≦X≦0.360、
0.540≦Y≦0.625。 - Tb付活酸化物の緑色発光蛍光体において、
組成式(Y1−x−y−z−u Tbx Smy Lau Scz )3 (Al1−w Gaw )5 O12(但し、x、y、z、u及びwは以下の条件を満たす数である。
1×10−2≦x≦2×10−1
1×10−6≦y≦1×10−3
0 ≦z≦5×10−1
1×10−4≦u≦5×10−1
0 ≦w≦1 )
で表され、該蛍光体1モルに対して1×10−5〜1×10−2グラム原子のバリウム元素を含有し、CIE色度座標で以下の範囲の色調で発光することを特徴とする緑色発光蛍光体。
0.325≦X≦0.360、
0.540≦Y≦0.625。 - Tb付活酸化物の緑色発光蛍光体において、
組成式(Y1−x−y−z−u Tbx Euy Lau Scz )3 (Al1−w Gaw )5 O12(但し、x、y、z、u及びwは以下の条件を満たす数である。
1×10−2≦x≦2×10−1
1×10−6≦y≦3×10−4
0 ≦z≦5×10−1
1×10−4≦u≦5×10−1
0 ≦w≦1 )
で表され、該蛍光体1モルに対して1×10−5〜1×10−2グラム原子のバリウム元素を含有し、CIE色度座標で以下の範囲の色調で発光することを特徴とする緑色発光蛍光体。
0.325≦X≦0.360、
0.540≦Y≦0.625。 - フェースプレートと、該フェースプレート内側の面に形成された緑色発光蛍光体の蛍光膜と、該蛍光膜に電子線を照射し、該緑色発光蛍光体を発光させるための電子銃と、該電子線から照射される電子線を走査するための制御手段とを含む陰極線管において、上記緑色発光蛍光体が請求項1〜3のいずれか1項に記載の緑色発光蛍光体であることを特徴とする陰極線管。
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