JP3630794B2 - 防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造 - Google Patents

防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユニットバスルームなどの床面を構成する床パンに給水・給湯管を上下方向に貫通させる場合の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユニットバスルームは、全体として防水機能を発揮するようにしてあるが、最後の砦は防水床パンであるので給水・給湯管は床面からではなく壁面から導くようにすることが一般的には要請されていた。
しかし、給水・給湯管が予め床面から立ち上がるよう形成してある浴室にユニットバスを設置する場合、床パンに給水・給湯管用の貫通穴を設ける必要が生じる。
そのため、防水床パンを持ち込んでから、給水・給湯管用の貫通穴を穿孔し、給水・給湯管用の貫通穴に合わせて床パンを浴室に設置し、貫通穴の隙間にコーキング材にて防水処理を施すことが行われていた。
さらには、実公平4−7256号公報に開示されているように(図3参照)、床パン20の給水・給湯管30の位置に大きめの開口部21を形成しておき、別途、給水・給湯管が挿通可能な貫通穴41を設けた蓋部材40により前記開口部21を覆い止めねじにより蓋部材40を床パン20に取り付け、貫通穴41をコーキング処理するものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造では、貫通穴をコーキング処理して防水するのみであるので、床パン下部のスラブへの漏水を防止するという観点からは不十分であるといわざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述したような従来技術の課題を解決するために鋭意開発したもので、その要旨とするのは、ユニットバスルームを構成する防水床パンに縦方向に貫通する給水・給湯管を取り付ける構造において、
防水床パンに給水・給湯管に対応する一の開口部を形成し、
防水床パンの開口部を塞ぐと共に、中央に給水・給湯管が挿通する貫通穴を、周囲に取付穴を設けた蓋板、
一端部に鍔及び雄ねじを設けた立ち上げパイプ及び立ち上げパイプの鍔を蓋板の貫通穴の一方にパッキンを介して当てがい、反対からパッキンを介して締付ナットにより取り付ける配管保持セット、
配管保持セットを取り付けた蓋板を、防水床パンの開口部に被せ、立ち上げパイプと給水・給湯管の隙間には筒状の緩衝材をはめ込み、蓋板はその周囲をビスにて防水床パンに固定し、
立ち上げパイプと給水・給湯管の間の緩衝材の端面、立ち上げパイプの鍔とパッキンの周囲、蓋板周囲の防水床パンとの接合箇所、ビスの頭にコーキング材を塗布したことを特徴とする防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造である。
【0005】
このような構造を採用したことにより防水床パンを貫通する給水・給湯管が、防水床パンに配管保持セットをもって確実に支持されることになるのである。
さらに、給水・給湯管は緩衝材を持って配管保持セットの立ち上げパイプを貫通保持されるので地震などによる揺れを緩衝材にて吸収することができ致命的な亀裂や割れが生じるのを防ぐことができるのである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に即してこの発明の内容を説明する。
図1及び図2はこの発明に係る、床パンへの給水・給湯管の取り付け構造を示すものである。
防水床パン1はユニットバスの構成部材のひとつとしてのものである。このユニットバスは予め全部工場で製作して浴室予定の建築駆体中にはめ込むものではなく、浴室予定の空間にユニットバスを構成する部材を内側から組み立て完成させるものである。
防水床パン1の給水・給湯管2が床スラブから突出する位置には大きめで矩形の開口部1aを形成する。この開口部1aは予め設けておくか、又は現場で設けるようにする。
防水床パン1の開口部1aを塞ぐ開口部1aより一回り大きい蓋板3には、給水・給湯管2のそれぞれを挿通する貫通穴3a、3aを設けると共に、周囲に防水床パン1への取付穴3bが穿孔してある。貫通穴3a、3aを施工現場で空けるようにすれば自在で適切な位置に設けることができる。
【0007】
蓋板3には配管保持セット4を取り付けるようにする。
配管保持セット4は、一端部に鍔51及び雄ねじ52を連設した立ち上げパイプ5、締付ナット6、パッキン7、7及びライナー8からなるもので、給水・給湯管2、2に合わせて二セット用意する。
立ち上げパイプ5の鍔51を、蓋板3の貫通穴3aにパッキン7を介して当てがい、蓋板3の裏からパッキン7を介して締付ナット6にて蓋板3に取り付けるようにするものである。蓋板3に直接接触するパッキン7はゴムパッキンとして封水効果を持たせ、締付ナット6側には樹脂製のライナー8を介するようにしてある。
【0008】
図示は省略するが、蓋板3の裏面周囲には両面接着テープを貼着しておき取り付ける際に容易にできるようにする。勿論、防水床パン1への接着剤を塗布し剥離紙貼ってもよい。配管保持セット4を取り付けた蓋板3の剥離紙を剥して防水床パン1の矩形の開口部1aを塞ぐように貼りつける。
蓋板3の取付穴3bをガイドにして防水床パン1の開口部1aの周囲に小孔を穿ち、ビス9をねじ込むことにより取り付けるようにする。このときビス9の先端にコーキング材9aを付着させてからねじ込むようにする。
配管保持セット4の立ち上げパイプ5と給水・給湯管2との隙間には、縦方向に切目10aを設けた筒状の緩衝材10を挿入する。この緩衝材10は給水・給湯管2の断熱材としても機能する。そこで、必要に応じて長い筒状のものとしてもよい。
【0009】
このようにして防水床パン1に縦方向に給水・給湯管2を取り付けたのちに、漏水防止のためにコーキング材11を塗布する。
具体的にコーキング材11を塗布するのは図2に示すように、立ち上げパイプ5と給水・給湯管2の間にいれた緩衝材10の端面、立ち上げパイプ5の鍔51とパッキン7の周囲、蓋板3周囲の防水床パン1との接合箇所、ビス9の頭などである。
【0010】
なお、図示の例では立ち上げパイプ5は、挿入部と鍔51及び雄ねじ52を備えたソケットにパイプをはめ込み接着することにより形成してある。
【0011】
【発明の効果】
このような構成からなる防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造では、蓋板に取り付ける配管保持セットの採用により、蓋板と給水・給湯管はゆるく貫通することで足りることになる。すなわち給水・給湯管と蓋板との接合部は配管保持セットのパッキンにより封水されることになるからである。
配管保持セットの立ち上げパイプと給水・給湯管の隙間には筒状の緩衝材をはめ込むようにしてあるので断熱材としても機能することになる。立ち上げパイプと給水・給湯管にを塞ぐ緩衝材の端面には漏水防止のためにコーキング材を塗布するようにして床スラブへの漏水を防ぐようにしている。
そして、配管保持セットの立ち上げパイプの採用により万一防水床パン上に漏水することがあっても立ち上げパイプの上までは確実に防水できることになる。
従来例に提示したような蓋板と給水・給湯管の間にコーキング材を塗布するのみでは、コーキング材自体の寿命や給水・給湯管が振動することによるコーキング材に生じる隙間によって防水効果が失われることが考えられる。
【0012】
ユニット浴室の組立作業でも、防水床パンを貫通する給水・給湯管が配管保持セットにより補強されて起立状態に維持されるので、組立作業が確実でミスが生じる可能性を少なくすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部斜視図である。
【図2】この発明の取り付け構造の要部断面図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 防水床パン
1a 開口部
2 給水・給湯管
3 蓋板
3a 貫通穴
3b 取付穴
4 配管保持セット
5 立ち上げパイプ
51 鍔
52 雄ねじ
6 締付ナット
7 パッキン
8 ライナー
9 ビス
10 緩衝材
11 コーキング材

Claims (1)

  1. ユニットバスルームを構成する防水床パンに縦方向に貫通する給水・給湯管を取り付ける構造において、
    防水床パンに給水・給湯管に対応する一の開口部を形成し、
    防水床パンの開口部を塞ぐと共に、中央に給水・給湯管が挿通する貫通穴を、周囲に取付穴を設けた蓋板、
    一端部に鍔及び雄ねじを設けた立ち上げパイプ及び立ち上げパイプの鍔を蓋板の貫通穴の一方にパッキンを介して当てがい、反対からパッキンを介して締付ナットにより取り付ける配管保持セット、
    配管保持セットを取り付けた蓋板を、防水床パンの開口部に被せ、立ち上げパイプと給水・給湯管の隙間には筒状の緩衝材をはめ込み、蓋板はその周囲をビスにて防水床パンに固定し、
    立ち上げパイプと給水・給湯管の間の緩衝材の端面、立ち上げパイプの鍔とパッキンの周囲、蓋板周囲の防水床パンとの接合箇所、ビスの頭にコーキング材を塗布したことを特徴とする防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造。
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