JP2006317033A - 熱交換器の製造方法および熱交換器 - Google Patents

熱交換器の製造方法および熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006317033A
JP2006317033A JP2005137924A JP2005137924A JP2006317033A JP 2006317033 A JP2006317033 A JP 2006317033A JP 2005137924 A JP2005137924 A JP 2005137924A JP 2005137924 A JP2005137924 A JP 2005137924A JP 2006317033 A JP2006317033 A JP 2006317033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
heat exchanger
peripheral wall
water pipe
spiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005137924A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Hamada
哲郎 濱田
Hideaki Yoshitomi
英明 吉富
Hitoshi Hara
人志 原
Kozo Uehara
浩三 植原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2005137924A priority Critical patent/JP2006317033A/ja
Publication of JP2006317033A publication Critical patent/JP2006317033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】螺旋状管体部を有する水管が用いられた熱交換器の製造作業の容易化を図り、製造コストの低減を図る。
【解決手段】筒状の周壁部20を有する缶体内に、水管4の螺旋状管体部40が収容され、かつ水管4の端部41またはこの端部41に接続されたヘッダが周壁部20を貫通して前記缶体の外部に突出している熱交換器を製造するための方法であって、開口部200が形成された板状部材20’を準備し、開口部200に水管4の端部41またはヘッダを挿通させるようにして板状部材20’を筒状に形成することにより、螺旋状管体部40の周囲を板状部材20’により囲み込む工程と、筒状に形成された板状部材20’の一対の端縁20aどうしを接合し、板状部材20’を前記缶体の周壁部20とする工程と、を有している。
【選択図】 図11

Description

本発明は、燃焼器を備えた給湯装置などの構成部品として用いられて、燃焼ガスから熱回収を行なうのに利用される熱交換器、およびその製造方法に関する。
熱交換器の具体例としては、筒状の周壁部を有する缶体と、螺旋状管体部を有する熱交換用の水管とを組み合わせたものがある(たとえば、特許文献1〜4を参照)。前記水管は、その螺旋状管体部が前記缶体内に配置されている一方、その両端部は前記缶体の周壁部を貫通して外部に突出した構成とされている。あるいは、その両端部に接続されたヘッダが、前記缶体の外部に突出した構成とされている。このような熱交換器においては、水管の一端部またはヘッダから入水を行なわせつつ、前記缶体内に燃焼ガスを導入させると、螺旋状管体部を流れる水が燃焼ガスから熱回収を行ない、水管の他端部またはヘッダから出湯がなされる。前記螺旋状管体部は、伝熱面積が大きいために、熱交換効率を高くすることが可能である。
従来においては、前記したような熱交換器を製造する場合、次のような方法が用いられている。すなわち、まず、筒状の周壁部を有する缶体またはその中間品を製作するとともに、直状管に曲げ加工を施すなどして螺旋状管体を製作する。次いで、この螺旋状管体を前記缶体またはその中間品の内部にその一端開口部から挿入して収容する。その後、前記螺旋状管体には、水管延設用の管体、またはヘッダを接続する。ただし、前記缶体またはその中間品の周壁部には、予め貫通孔が形成されており、前記延設用の管体またはヘッダを前記螺旋状管体に接続する際には、それら管体またはヘッダを前記貫通孔に挿通し、その一部分を前記周壁部の外部に配置させる。このような工程により、缶体内には水管の螺旋状管体部が配されている一方、缶体の外部には、前記水管の端部(水管延設用の管体)またはヘッダが突出した構造の熱交換器を製造することができる。
しかしながら、前記従来技術においては、螺旋状管体が缶体またはその中間品の内部に収容された状態で、この螺旋状管体に対する水管延設用の管体またはヘッダの接続作業が行なわれている。したがって、その作業は容易ではなく、とくにそれらの接続部分に溶接を施すような場合には、その作業はかなり難しいものとなる。また、前記接続作業は、水管延設用の管体またはヘッダを、缶体またはその中間品の周壁部に設けられた貫通孔に挿通させた状態で行なうために、それらの部材を螺旋状管体の端部に位置合わせする際には、前記貫通孔の拘束を受けることにより、それらの位置合わせが困難となる場合もある。このようなことから、従来においては、熱交換器の製造作業性が悪く、製造コストが高価となる不具合があった。
特開昭58−12944号公報 特開平9−72679号公報 特開平7−305976号公報 実開昭61−69676号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、螺旋状管体部を有する水管が用いられた熱交換器の製造作業の容易化を図り、製造コストの低減を図ることを、その課題としている。
本発明の第1の側面により提供される熱交換器の製造方法は、筒状の周壁部を有する缶体内に、水管の螺旋状管体部が収容され、かつ前記水管の端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している熱交換器を製造するための方法であって、開口部が形成された板状部材を準備し、前記開口部に前記水管の端部またはヘッダを挿通させるようにして前記板状部材を筒状に形成することにより、前記螺旋状管体部の周囲を前記板状部材により囲み込む工程と、前記筒状に形成された板状部材の一対の端縁どうしを接合し、前記板状部材を前記缶体の周壁部とする工程と、を有していることを特徴としている。
本発明においては、従来技術とは異なり、水管の螺旋状管体部を缶体内に収容させた状態で螺旋状管体部に曲管またはヘッダを接続する必要はなく、それらの接続作業は、螺旋状管体部が缶体内に収容されていない状態で行なう。このため、製造作業が容易となり、熱交換器の製造コストの低減が図られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の端縁のそれぞれには、屈曲状の突出片を形成しておき、前記一対の端縁どうしを接合する際には、前記突出片を重ね合わせてこれらを挟み付けておく。
前記板状部材を筒状に湾曲させただけでは、たとえば溶接を行なう際に板状部材が弾性復元力に起因して位置ずれなどを生じ、溶接を適切に行なうことが困難となる場合がある。これに対し、前記構成によれば、板状部材が筒状に形成された状態を適切かつ容易に維持させておくことができ、前記不具合を防止することができる。したがって、製造作業がより容易化される。
本発明の第2の側面により提供される熱交換器の製造方法は、筒状の周壁部を有する缶体内に、水管の螺旋状管体部が収容され、かつ前記水管の端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している熱交換器を製造するための方法であって、開口部が形成された第1の板状部材と、これとは別体の第2の板状部材とを準備しておき、前記開口部に前記水管の端部またはヘッダを挿通させるようにして、前記第1の板状部材を前記螺旋状管体部の一側方に配置させる工程と、前記螺旋状管体部の周囲のうち、前記第1の板状部材が配置されている部分以外の領域を前記第2の板状部材によって囲み込む工程と、前記第2の板状部材の一対の端縁を、前記第1の板状部材に接合することにより、これら第1および第2の板状部材を筒状に形成して前記缶体の周壁部として構成する工程と、を有していることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される熱交換器の製造方法の場合と同様に、水管の螺旋状管体部を缶体内に収容させていない状態で、前記螺旋状管体部に曲管またはヘッダを接続することが可能である。したがって、従来よりも熱交換器の製造作業が容易となり、製造コストの低減が可能である。加えて、前記構成によれば、たとえば水管の端部を第1の板状部材に貫通させ、かつこの端部にヘッダを取り付ける場合、このヘッダの取り付け作業は、螺旋状管体部を第1および第2の板状部材によって囲み込む以前の段階で行なうことも可能となる。したがって、螺旋状管体部が第1および第2の板状部材によって囲み込まれていない状態において、ヘッダへの通水を行なわせるなどして水管の検査を適切に行なうことができるという利点も得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1および第2の板状部材のそれぞれの端縁には、屈曲状の突出片を形成しておき、前記第1および第2の板状部材を接合する際には、前記突出片どうしを重ね合わせて挟み付けておく。
このような構成によれば、第1および第2の板状部材が筒状に形成された状態を適切かつ容易に維持し、それらを互いに接合する際には、それらの各部が位置ずれしたり、あるいは分離するといった不具合が生じないようにすることができる。したがって、製造作業がより容易化される。
本発明の第3の側面により提供される熱交換器は、筒状の周壁部を有する缶体と、この缶体内に螺旋状管体部が収容され、かつ端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している水管と、を備えている、熱交換器であって、前記水管の端部またはヘッダが挿通する開口部が形成され、かつ一対の端縁に屈曲状の突出片が形成された板状部材を備えており、前記缶体の周壁部は、前記板状部材が筒状に形成され、かつ前記一対の端縁の突出片どうしが重ね合わされて接合されていることにより構成されていることを特徴としている。
このような構成の熱交換器は、本発明の第1の側面により提供される熱交換器の製造方法を適用して製造することができる。したがって、製造作業の容易化、および製造コストの低減が可能である。
本発明の第4の側面により提供される熱交換器は、筒状の周壁部を有する缶体と、この缶体内に螺旋状管体部が収容され、かつ端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している水管と、を備えている、熱交換器であって、前記水管の端部またはヘッダが挿通する開口部が形成された第1の板状部材と、この第1の板状部材とは別体の第2の板状部材と、を備えており、前記缶体の周壁部は、前記第2の板状部材の一対の端縁が前記第1の板状部材に接合されて、これら第1および第2の板状部材が一連に繋がった筒状とされていることにより構成されていることを特徴としている。
このような構成の熱交換器は、本発明の第2の側面により提供される熱交換器の製造方法を用いて製造することができる。したがって、やはり製造作業の容易化、および製造コストの低減が可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記水管の両端部またはこれら両端部に接続された一対のヘッダが前記缶体の周壁部を貫通した構成とされており、前記第1の板状部材としては、互いに別体に形成された2つの第1の板状部材を備えている。
第1の板状部材が1つの場合には、水管の両端部の位置が不正確な場合に、これらの両端部を第1の板状部材に設けられた開口部に挿通させることが困難となる虞れがある。これに対し、前記構成によれば、2つの第1の板状部材を水管の両端部のそれぞれの位置に対応させて個別に位置合わせすることができるため、前記したような虞れを無くすことが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記缶体の軸長方向両端に形成された第1および第2の開口部と、前記螺旋状管体部に囲まれた空間部の前記軸長方向中間部に設けられ、前記空間部を第1および第2の領域に区画するとともに、前記螺旋状管体部を前記第1および第2の領域のそれぞれを囲む第1および第2の熱交換部に区画する仕切り部材と、前記螺旋状管体部と前記缶体の周壁部との間に形成された燃焼ガス通路と、を備えており、前記缶体の外部から前記第1の開口部を介して前記第1領域に導入され、または前記第1の領域において発生された燃焼ガスが、前記第1の熱交換部の管体隙間を通過して前記燃焼ガス通路に進行した後に前記第2の熱交換部の管体隙間を通過して前記第2の開口部から前記缶体の外部に排出可能な構成とされている。
このような構成によれば、螺旋状管体部の管体隙間を燃焼ガスが通過することによって効率の良い熱交換が可能となる。また、螺旋状管体部の第1の熱交換部においては燃焼ガスから顕熱を回収するとともに、第2の熱交換部においては潜熱を回収するといったことも可能となり、第2の熱交換部において潜熱回収に伴うドレイン(凝縮水)を集中的に発生させてドレイン回収を容易にすることができるといった利点も得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記仕切り部材は、螺旋状の鍔片を有しており、前記鍔片が前記螺旋状管体部に螺合していることにより、前記仕切り部材は前記螺旋状管体部に取り付けられている。
このような構成によれば、仕切り部材の取り付けは、仕切り部材の螺旋状の鍔片を螺旋状管体部に螺合させて行なうことが可能であり、その取り付け作業は非常に容易となる。また、仕切り部材を旋回させると、この仕切り部材は螺旋状管体部の軸長方向に移動するため、仕切り部材の位置調整も容易かつ的確に行なうことができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記水管としては、複数の螺旋状管体部が重ね巻き状に設けられたものが使用されており、前記仕切り部材は、前記複数の螺旋状管体部の内周寄り部分に前記鍔片が螺合していることにより取り付けられているとともに、前記複数の螺旋状管体部の外周寄り部分の管体隙間には、板状の追加の仕切り部材が挿入されている。
このような構成によれば、複数の螺旋状管体部が重ね巻き状に設けられているために、熱交換効率をさらに高めることが可能となる。一方、複数の螺旋状管体部の外周寄り部分には、追加の仕切り部材が挿入されているために、この追加の仕切り部材を利用して複数の螺旋状管体部の外周寄り部分の管体隙間に進行してきた燃焼ガスが、燃焼ガス通路に進行することなく、そのまま第2の領域に流入するといったことも適切に防止される。また、複数の仕切り部材を用いた構成とされているために、たとえば複数の螺旋状管体部の内周寄り部分と外周寄り部分との螺旋ピッチが相違するなどして、仕切り部材の螺旋状の鍔片によっては複数の螺旋状管体部の外周寄り領域を仕切ることができない場合に好適である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記螺旋状管体部の管体隙間に挿入され、かつ前記空間部に向けて突出した突出部を有する追加の仕切り部材を備えており、前記仕切り部材は、前記空間部に挿入されて前記突出部に係合している。
このような構成によれば、仕切り部材を螺旋状管体部に螺合させることなく、その取り付けを図ることが可能となる。一方、前記追加の仕切り部材は、第1の領域から複数の螺旋状管体部の管体隙間に進行してきた燃焼ガスが燃焼ガス通路に進行することなく、そのまま第2の領域に進行することを阻止する役割も果たす。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記缶体は、前記第1および第2の開口部がそれぞれ形成され、かつ前記水管の螺旋状管体部を軸長方向において挟むようにして前記周壁部内に嵌入された一対のカバー体を有しており、前記缶体の周壁部には、前記一対のカバー体の少なくとも一方に当接してこのカバー体の位置決めを図る凸部が形成されている。
このような構成によれば、第1および第2の開口部がそれぞれ形成された一対のカバー体の双方または一方を、缶体の周壁部に位置決めして取り付ける作業が容易化される。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明が適用された熱交換器およびこれを備えた給湯装置の一例を示している。図2〜図7は、図1の熱交換器およびこれに関連する構成を示している。図2によく表われているように、本実施形態の熱交換器A1は、缶体2、複数の水管4、入水用ならびに出湯用の一対のヘッダ5、および仕切り部材6を備えている。
缶体2は、略円筒状の周壁部20と、この周壁部20の上部および下部に取り付けられた一対のカバー体21A,21Bとを有している。これらは、たとえばステンレス製であり、各水管4を利用して燃焼ガスから潜熱回収を行なった際に発生する酸性のドレインに起因して容易に腐食を生じないようにされている。この点は、各水管4などについても同様である。周壁部20は、後述するように、略矩形のステンレス板を筒状に湾曲させてから、図4に表われている一対の端縁20aどうしを接合させることにより形成されたものである。各端縁20aには、周壁部20の半径方向外方に突出した突出片20a'が折り曲げ形成されており、これらの突出片20a’が重ね合わされて溶接されている。周壁部20の下部外周面には、この缶体2を他の所望部位に取り付けるための1または複数のブラケット23が溶接されている。
図2および図3によく表われているように、カバー体21Aは、中央部に開口部22Aが形成された略円板状である。開口部22Aは、缶体2内に燃焼ガスを導入させるための燃焼ガス導入口として利用され、または燃焼器の一部をこの缶体2内に進入させるための開口部として利用される。この開口部22Aは、その周縁に下向きに突出した環状壁220を有するバーリング孔として形成されている。カバー体21Aは、周壁部20の上部開口に嵌入されてこの周壁部20に溶接されている。周壁部20の内周面の上端近傍には、缶体2の内側に向けて突出する複数の凸部25aが形成されており、カバー体21Aはこれらの凸部25aに当接することによりその位置決めが図られている。複数の凸部25aは、周壁部20にプレス加工を施すことにより形成されており、周壁部20の周方向に適当な間隔を隔てて位置している。
カバー体21Bは、その中央部に開口部22Bが形成されたものであり、カバー体21Aと同様な略円板状である。ただし、開口部22Bは、熱回収を終えた燃焼ガスを缶体2の外部に排出するための燃焼ガス排出口として利用される部分である。周壁部20の内周面の下端近傍には、先に述べた凸部25aと同様な複数の凸部25bが形成されており、カバー体21Aは、周壁部20の下部開口に嵌入されて複数の凸部25bに当接した状態で周壁部20に溶接されている。開口部22Bは、開口部22Aと同様なバーリング孔として形成されており、その周縁には、上向きに突出した環状壁221が形成されている。缶体2の底部には、潜熱回収に伴って水管4から滴下してくるドレインを受けることが可能なドレイン受け部26が形成されている。このドレイン受け部26は、環状壁221、周壁部20の下部、これらの間に形成された環状の空間部26a、およびその底部を含んで構成されている。カバー体21Bには、ドレイン受け部26によって受けられたドレインを缶体2の外部に排出するためのドレイン排出口26bが形成されている。
複数の水管4のそれぞれは、缶体2内に配された螺旋状管体部40と、この螺旋状管体部40の両端に接続された曲管41とを備えている。この曲管41は、本発明でいう水管の端部の一例に相当する部分である。本実施形態の熱交換器A1は、計3つの水管4を備えており、それらの螺旋状管体部40は、いずれも中空円形の螺旋状ループ部40aが上下方向に複数段に積層された構成を有している。ただし、それらの螺旋状管体部40は、巻き径が互いに相違し、かつ同心状または略同心状に配されていることにより、重ね巻き状に設けられている。
仕切り部材6は、複数の螺旋状管体部40に囲まれている空間部3をその上下方向において第1および第2の領域30a,30bに仕切るためのものである。複数の螺旋状管体部40は、この仕切り部材6によって、第1および第2の領域30a,30bをそれぞれ囲む第1および第2の熱交換部HT1,HT2に区分されている。この仕切り部材6は、空間部3内に位置し、かつ上面部に下向きに窪んだ凹状部が形成されている本体部60と、この本体部60の外周面に形成された鍔片61とを有している。本体部60は、たとえばステンレス製の板体60aの上面に、耐火性および耐熱性に富む断熱材60bが積層された構成を有している。断熱材60bは、たとえばセラミックである。鍔片61は、図6に示すように、本体部60の外周面を略1周または1周以上するように設けられており、その両端に段差H1が生じる螺旋状である。仕切り部材6は、この螺旋状の鍔片61を複数の螺旋状管体部40に螺合させることにより、それら螺旋状管体部40に取り付けられている。
最外周の螺旋状管体部40と周壁部20との間には、燃焼ガス通路32が形成されている。また、図2に示すように、複数の螺旋状管体部40の上下方向に隣り合うループ部40aどうしの間には、隙間31が形成されている。この隙間31は、本発明でいう螺旋状管体部の管体隙間に相当する。第1および第2の領域30a,30bと燃焼ガス通路32とは、この隙間31を介して連通している。このことにより、後述するように、燃焼ガスは、第1の領域30aから隙間31を介して燃焼ガス通路32に進行し、その後この燃焼ガス通路32から隙間31を通過して第2の領域30bに向かうようになっている。カバー体21Aの環状壁220は、符号n1で示すように、最内周の螺旋状管体部40の上部に接触しており、燃焼ガスが第1の領域30aからそれらの間を通過して燃焼ガス通路32に直接流入することが防止されている。また、符号n2で示すように、カバー体21Aの環状壁221は、最内周の螺旋状管体部40の下部に接触しており、燃焼ガスが燃焼ガス通路32からそれらの間を通過して第2の領域30bに直接流入することが防止されている。
各螺旋状管体部40の隙間31は、図3に示すように、複数のスペーサ7を用いることにより形成されている。より具体的には、スペーサ7は、図7に示すように、たとえばステンレス製の長矩形平板状のベース部70の複数箇所に切り起こし加工を施すことにより、複数の突出部71が櫛歯状に並んだ構成を有している。それら複数の突出部71が、各螺旋状管体部40のループ部40aどうしの間に挿入していることにより、隙間31が形成され、かつこの隙間31の高さ寸法が規定されている。図4に示すように、この熱交換器A1においては、たとえば3つのスペーサ7が略等間隔に配置されて設けられている。上下方向に隣り合うループ部40a間のうち、これらスペーサ7が設けられていない部分が隙間31となっている。
図4および図5によく表われているように、複数の曲管41は、缶体2の周壁部20を貫通してその一部分が缶体2の外部に突出している。周壁部20の上下両端のそれぞれの近傍には、複数の曲管41がそれぞれ個別に挿通する複数の開口部200が形成されている。好ましくは、各開口部200は、その周縁部が起立したバーリング孔として形成され、その周縁部の強度が高められている。また、周壁部20のうち、複数の開口部200の形成箇所を含む一部の領域は、非円弧状の平板部201として形成されている。この平板部201は、一定幅で上下方向に延び、かつ他の領域よりも缶体2の半径方向外方に張り出している。このような構成によれば、各開口部200の寸法出しが容易であるとともに、周壁部20の強度を高めることができる。さらには、螺旋状管体部40と平板部201との間隔が大きくなるため、曲管41としては、比較的曲率半径の大きなものを用いることが可能となる。
一対のヘッダ5のそれぞれは、曲管41の端部に接続されている。各ヘッダ5は、たとえば円形パイプ52を利用して構成されており、その一端部には、給水管または給湯管(図示略)が接続される接続口50が形成されている。複数の曲管41は、ヘッダ5に形成された複数の貫通孔51にその先端が挿入され、かつその挿入箇所の周囲が溶接されるなどしてヘッダ5との接続が図られている。
次に、前記した熱交換器A1の製造方法の一例について説明する。
まず、図8に示すように、重ね巻き状とされた複数の螺旋状管体部40を作製する。これらは、直状の管体を螺旋状に曲げ加工することにより、巻き径が相違する複数の螺旋状管体部40を作製した後に、これらを互いに嵌合させることにより作製する。次いで、図9に示すように、各螺旋状管体部40の両端に複数の曲管41を接続する。これにより、複数の水管4が完成する。また、図10に示すように、仕切り部材6を複数の螺旋状管体部40に取り付ける。この取り付けは、仕切り部材6の本体部60を複数の螺旋状管体部40の内方にその一端から進入させながら各螺旋状管体部40の螺旋方向に回転させ、螺旋状の鍔片61を各螺旋状管体部40に螺合させることにより行なう。仕切り部材6を前記一定方向へ回転させると、この仕切り部材6は各螺旋状管体部40の内方を一定方向に進行し、逆転させると後退するために、仕切り部材6を所定の高さに設定する作業は容易である。その後は、複数のスペーサ7を複数の螺旋状管体部40に対して取り付ける。この取り付けに際しては、各スペーサ7の複数の突出部71を最外周の螺旋状管体部40の外方から各ループ部40aどうしの間に挿入する。これにより、各螺旋状管体部40に隙間31を形成し、かつその寸法を各突出部71の厚みと同一寸法に規定することができる。図10に示す構成では、仕切り部材6の鍔片61に対応する箇所には、各スペーサ7の突出部71が挿入されないようにされているが、これに代えて、鍔片61に突出部71が重なるようにして、これらが共通の隙間部分に挿入された構成とすることもできる。各スペーサ7は、上下方向において複数の部分に分割した構成とすることもできる。
一方、図11に示すように、非筒状の板状部材20’を製作しておく。この板状部材20’は、缶体2の周壁部20として形成される部分であり、矩形状の可撓性を有するステンレス鋼板を利用して形成されている。この板状部材20’の一対の端縁部20aには、折り曲げ加工を施して一対の突出片20a’を形成しておく。また、各水管4の曲管41を挿通させるための複数の開口部200も形成しておく。この板状部材20’は、円筒状に形成し易いように、湾曲加工が施されており、また平板部201も予め形成されている。
前記した板状部材20’を製作した後には、一対の端縁部20aどうしの間隔を広げることにより、この板状部材20’によって複数の螺旋状管体部40の周囲を囲み込む。その際には、複数の曲管41を各開口部200に挿通させる。複数の曲管41のうち、複数の螺旋状管体部40に接続された端部とは反対側の端部寄り領域を、互いに平行な直管状にしておけば、これらの部分を複数の開口部200に挿通する作業が容易かつ適切に行なえることとなる。
その後は、図12に示すように、板状部材20’の一対の端縁部20aを対向接触させることにより、この板状部材20’を筒状にする。適当なジグ(図示略)を用いて一対の突出片20a’を挟み付けることにより、この板状部材20’を筒状に維持することが可能であり、この状態で一対の突出片20a’どうしを溶接する。この作業により、筒状に固定化された周壁部20が形成される。なお、突出片20a’は、端縁部20aの全長域にわたって形成されているが、この突出片20a’は、端縁部20aの1箇所または複数箇所(たとえば、端縁部20aの上端と下端など)に部分的に設けた構成とすることもできる。
次いで、複数の曲管41に一対のヘッダ5を接続する。また、図12には示されていないが、周壁部20の上部開口および下部開口には、一対のカバー体21A,21Bを嵌入し、これらを周壁部20に溶接する。これらのカバー体21A,21Bについては、先に述べたとおり、周壁部20に形成されている複数の凸部25a,25bを利用した位置決めが可能であるために、それらの取り付け作業も容易である。さらに、複数のブラケット23も周壁部20に溶接する。ただし、これらブラケット23の溶接時期は、板状部材20’を筒状に形成する前と後とのいずれであってもよい。
前記した製造方法により、熱交換器A1が適切に製造される。前記製造方法では、螺旋状管体部40に対する複数の曲管41の接続作業は、螺旋状管体部40が缶体2内に配置されていない状態において行なうことができるために、その作業は容易である。また、複数の曲管41を螺旋状管体部40から大きく突出させている場合であっても、これら複数の曲管41を板状部材20’の複数の開口部200に挿通させて、複数の螺旋状管体部40を板状部材20’によって適切に囲み込むことができる。各曲管41が缶体2の外部に突出する寸法が小さい場合には、ヘッダ5が缶体2にかなり接近することとなって、各曲管41にヘッダ5を取り付けるための溶接作業などが困難となる虞れがあるが、本実施形態によれば、各曲管41の一部を大きく突出させることができるために、そのような虞れも適切に解消される。
次に、図1に示した給湯装置Bの構成を説明する。この給湯装置Bは、熱交換器A1に加えて、燃焼器1、底部ケーシング80、および排気ダクト81を備えている。
燃焼器1は、たとえば灯油を燃料とし、この燃料を噴霧ノズル(図示略)を用いて下向きに噴霧して燃焼させる逆燃焼式のものであり、熱交換器A1の開口部22Aにその一部が進入するように設けられている。したがって、この給湯装置Bにおいては、前記燃料の噴射が熱交換器A1の第1の領域30aに向けて行なわれ、この第1の領域30aが燃焼室となっている。燃焼器1は、熱交換器A1上に接続された缶体10に覆われ、かつこの缶体10に支持されており、この缶体10の外部から配管12を介して燃料供給が行なわれるようになっている。缶体10の上部には、この缶体10内に燃焼用空気を下向きに送り込むための送風ファン13、およびこれを駆動するモータMが設けられている。送風ファン13による下向きの送風作用は、燃焼ガスを一定の経路で進行させるのに役立つ。
底部ケーシング80は、内部が空洞の略直方体のボックス状であり、この底部ケーシング80上に熱交換器A1および排気ダクト81が並ぶようにして載設されている。底部ケーシング80の上壁部には、熱交換器A1の開口部22Bおよび排気ダクト81の底部開口部と連通する開口部80a,80bが形成されている。このことにより、熱交換器A1の開口部22Bから底部ケーシング80内に向けて進行してきた燃焼ガスは、この底部ケーシング80内を通過して排気ダクト81に対してその下方から上向きに進行する。排気ダクト81内に流入した燃焼ガスは、その後排気口81aから排ガスとして外部に排出される。排気ダクト81は、たとえばグラスウールなどの吸音材(図示略)をその内部に備えており、排気音を低減する消音器としての役割を果たすようになっている。
熱交換器A1のドレイン排出口26bには、底部ケーシング80を貫通した配管82が接続されている。この構造により、ドレイン受け部26により受けられたドレインは、底部ケーシング80内に流れ込まないようになっている。配管82を介して排出されるドレインは、たとえば中和器(図示略)に送られるようになっている。この中和器は、酸性のドレインを中和するための炭酸カルシウムなどの中和剤を容器内に収容させたものである。
一対のヘッダ5には、給水管および給湯管(図示略)を接続する。この接続に際しては、好ましくは、下方側のヘッダ5が入水用となり、かつ上方側のヘッダ5が出湯用となるように接続する。このようにすると、複数の水管4に対する通水方向が上向きとなり、燃焼ガスの進行方向(下向き)とは反対方向となるために、熱交換効率を高めるのに有利となる。
この給湯装置Bにおいては、燃焼器1を駆動させると、第1の領域30a内において燃料が燃焼し、燃焼ガスが発生する。この燃焼ガスは、下向きに進行しようとするが、第1の領域30aの下部は仕切り部材6によって塞がれているため、第2の領域30bに直接進行することはない。燃焼ガスは、複数の螺旋状管体部40の第1の熱交換部HT1の隙間31を通過し、燃焼ガス通路32に流入することとなる。第1の熱交換部HT1は、そのような過程において燃焼ガスから顕熱を回収する。第1の熱交換部HT1は、複数のループ部40aが重ね巻き状に並んでいるために、その熱回収量を多くすることが可能である。仕切り部材6の上面部は、凹状に形成されているために、第1の領域30aの中心部付近を下向きに進行してきた燃焼ガスは、その中心部付近を避けるようにして上向きに反射され、図1の矢印N1に示すような燃焼ガスの循環流れを生じさせることができる。この作用により、第1の領域30a内の燃焼ガス温度の均一化、ならびに複数段の隙間31のそれぞれに対する燃焼ガスの流入量の均一化が図られることとなり、熱交換効率をさらに高めることが可能となる。
燃焼ガス通路32に流入した燃焼ガスは、その後この燃焼ガス通路32を下向きに進行しつつ、第2の熱交換部HT2の隙間31を通過し、第2の領域30bに流れ込む。第2の熱交換部HT2は、そのような過程において燃焼ガスから潜熱回収を行なう。この第2の熱交換部HT2も、第1の熱交換部HT1と同様に、複数のループ部40aが重ね巻き状に並んでいるために、その熱回収量を多くすることが可能である。第2の熱交換部HT2には、潜熱回収に伴って酸性のドレインが発生して付着するが、このドレインは、ドレイン受け部26に滴下してからドレイン排出口26bおよび配管82を介して適切に外部に排出される。したがって、底部ケーシング80内が酸性のドレインによって汚染されることはなく、底部ケーシング80をステンレスよりも廉価な銅や鉄などの材質とすることができる。第2の領域30bに流入した燃焼ガスは、その後底部ケーシング80および排気ダクト81内を通過して排気口81aから外部に排出される。
図13〜図32は、本発明の他の実施形態を示している。図13以降の図においては、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図13に示す実施形態においては、板状部材20’(周壁部20)の各開口部200’が、複数の曲管41を一括して挿通可能なサイズに形成されている。このような構成によれば、複数の曲管41を開口部200’に挿通する作業が容易となり、板状部材20’を用いて複数の螺旋状管体部40を囲み込む作業も容易となる。ただし、各開口部200’のうち、曲管41が挿通されている部分以外は大きな隙間となるため、好ましくは、この隙間を塞ぐ手段として、カバー片202を用いる。このカバー片202は、複数の開口部200”を有しており、図14に示すように、これらの開口部200”に複数の曲管41を個別に挿通させるようにして、このカバー片202を板状部材20’に溶接する。このことにより、各開口部200’をカバー片202によって塞ぐことができ、缶体2内の燃焼ガスが各開口部200’を通過して缶体2の外部に漏出することを適切に防止することが可能である。本実施形態から理解されるように、本発明では、缶体の周壁部に形成される曲管挿通用の開口部の一部分をカバー片を用いて塞ぐ構成が採用可能であるため、曲管挿通用の開口部としては、たとえば切欠状に形成し、その一部をカバー片で塞ぐ構成とすることもできる。
図15および図16に示す熱交換器A2は、缶体2の周壁部20が、第1および第2の板状部材20A,20Bを用いて形成された構成を有している。第1および第2の板状部材20A,20Bは、ともにステンレス鋼板を用いて構成されており、第1の板状部材20Aは、幅が一定の略矩形状である。この第1の板状部材20Aの上下両端のそれぞれの近傍には、複数の開口部200が形成されており、これらの開口部200に複数の曲管41が個々に貫通している。第2の板状部材20Bは、螺旋状管体部40の周囲の大部分を囲むように湾曲しており、その両端縁20bは、第1の板状部材20Aの幅方向の両端縁20cに接合されている。この接合により、第1および第2の板状部材20A,20Bは、螺旋状管体部40の全周を囲むように繋がった略円筒状となっている。第1および第2の板状部材20A,20Bの両端縁20b,20cには、屈曲状の突出片20b’,20c’が形成されており、これらの突出片20b’,20c’が重ね合わされて前記接合がなされている。
次に、前記した熱交換器A2の製造方法について説明する。
まず、図17に示すように、重ね巻き状とされた複数の螺旋状管体部40を製作する。この点は、前述した熱交換器A1の製造方法の場合と同様である。次いで、図18に示すように、各螺旋状管体部40の両端に曲管41を接続してから、この曲管41を第1の板状部材20Aの各開口部200に挿通させるようにして、第1の板状部材20Aを螺旋状管体部40の側方に配置する。その後、各曲管41のうち、第1の板状部材20Aから突出している先端部分にヘッダ5を取り付ける。複数の螺旋状管体部40に対して、スペーサ7や仕切り部材6の取り付けを行なう点は、前述した熱交換器A1の製造方法の場合と同様である。
一方、前記した作業とは別に、図19に示すように、第2の板状部材20Bを製作して準備しておく。この第2の板状部材20Bは、矩形のステンレス鋼板の両端縁20bに突出片20b’を折り曲げ形成することにより製作する。好ましくは、この第2の板状部材20Bには、略円筒状に形成し易くするための湾曲加工を施しておく。第2の板状部材20Bを準備した後には、その両端縁20bを開かせて、この第2の板状部材20Bによって複数の螺旋状管体部40の周囲を囲み込む。次いで、第1および第2の板状部材20A,20Bの両端縁20b,20cの突出片20b’,20c’どうしを重ね合わせてこの部分を溶接などの手法により接合する。これにより、図15および図16に示した熱交換器A2が製造される。前記溶接の際には、突出片20b’,20c’を適当なジグを用いて挟み付けておくことができる点は、前述した熱交換器A1の製造方法の場合と同様である。
本実施形態の製造方法によれば、複数の螺旋状管体部40を缶体2内に収容させていない状態において、複数の曲管41をそれら螺旋状管体部40に接続することができることに加え、各曲管41に対するヘッダ5の取り付け作業も、複数の螺旋状管体部40が缶体2内に収容されていない状態で行なうことができる。したがって、ヘッダ5を取り付けた後に、曲管41やヘッダ5の取り付けが適正に行なわれているか否かの通水検査、あるいは目視検査を行なう際に缶体2が邪魔になるようなことがなく、それらの検査が容易となる利点も得られる。
なお、前記実施形態では、第1の板状部材20Aを比較的細幅な矩形状にしているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第1の板状部材20Aの幅を大きくし、かつ湾曲させることにより、半円筒状、またはそれに近い形態にしてもよい。本発明では、第1および第2の板状部材のそれぞれを半円筒状とし、これらを接合させるようにしてよい。
図20に示す実施形態においては、上下に分割された一対の第1の板状部材20Aを備えた構成とされている。これら一対の第1の板状部材20Aには、複数の曲管41がそれぞれ貫通しており、それらの両端縁には、接合用の突出片21dが形成されている。これに対し、第2の板状部材20Bの両端縁の上下部には、一対の第1の板状部材20Aをそれぞれ挟むようにして接合するための突出片21eが形成されているとともに、それらの中間部には、前記上下部よりも周方向に突出した延設部203が設けられている。この延設部203は、第1の板状部材20Aを挟むことなく、直接接合されることにより筒状とされる部分である。
本実施形態においても、一対の第1の板状部材20Aおよび第2の板状部材20Bを互いに接合して筒状とすることにより、缶体2の周壁部20を適切に形成することが可能である。加えて、一対の第1の板状部材20Aは、上側の曲管41と下側の曲管41とのそれぞれに対して個別に取り付けることができるために、たとえば上側の曲管41と下側の曲管41との配置にずれが生じているような場合であっても、それらに対する第1の板状部材20Aの取り付けが容易に行なえるという利点も得られる。
図21および図22に示す実施形態においては、複数の螺旋状管体部40の端部に、ヘッダ5Aが直接接続されている。このヘッダ5Aは、各螺旋状管体部40に接続され、かつ缶体2の周壁部20を貫通して缶体2の外部に一部が突出した第1のケーシング部52Aと、このケーシング部52Aの突出部分に接続され、かつ管体用の接続口50を有する第2のケーシング部52Bとを有している。このヘッダ5Aが貫通している部分は、ヘッダ挿通用の貫通孔を備えた第1の板状部材20Aであり、この第1の板状部材20Aの両端縁に、第2の板状部材20Bが接合されている。
本実施形態から理解されるように、本発明では、水管の端部を缶体の周壁部に貫通させる構成に代えて、ヘッダを周壁部に貫通させる構成とすることもできる。水管の螺旋状管体部にヘッダを直接接続すれば、曲管41を不要にすることができる。
また、図22に示す構成においては、複数の螺旋状管体部40の上端部分とカバー体21Aとの隙間39aに、断熱材83が介装されており、隙間39aが塞がれている。断熱材83は、たとえば伸縮性をもつセラミックである。このような構成によれば、第1の領域30a内の燃焼ガスが隙間39aを通過して燃焼ガス通路32に直接流れ込まないようにすることができる。したがって、カバー体21Aの環状壁220を最内周の螺旋状管体部40の内周面に当接させる必要はなく、開口部22Aの内径を螺旋状管体部40よりも小さくする場合に好適である。さらに、同図に示す構成においては、最外周の螺旋状管体部40の外周面に接触し、かつ複数の螺旋状管体部40の下端部分とカバー体21Bとの隙間39bの一端を塞ぐリング板84が設けられている。このような構成によれば、燃焼ガス通路32を下向きに進行した燃焼ガスが隙間39bを通過して第2の領域30bに直接流れ込まないようにすることができる。したがって、先の実施形態の環状壁221に相当する部分をカバー体21Bに設ける必要はなく、たとえば開口部22Bについては、下向きの環状壁221aを備えたバーリング孔とすることができる。この場合、潜熱回収に伴って発生し、かつカバー体2B上に流れ落ちてきたドレインが、開口部22Bを介して缶体2の下方に排出する構成とすることができる。
図23に示す実施形態においては、複数の螺旋状管体部40の管径が同一には揃えられておらず、たとえば最内周の螺旋状管体部40(40A)が他の複数の螺旋状管体部40(40B)よりも大きな管径とされている。最内周の螺旋状管体部40Aは、燃焼室を直接囲み、かつ最も高温に加熱される部分であるために、その管径を大きくして、通水量を多くすれば、燃焼ガスからの熱回収量を多くして熱交換効率をさらに高めることが可能である。本実施形態から理解されるように、本発明では、複数の螺旋状管体部の管径を不揃いにすることもできる。
本実施形態においては、複数の螺旋状管体部40A,40Bの巻きピッチは相違している。これに対し、仕切り部材6の螺旋状の鍔片61は、螺旋状管体部40Aに螺合するものの、他の螺旋状管体部40Bには螺合しないサイズとされている。螺旋状管体部40Bについては、その外側方から複数の追加の仕切り部材62が挿入されて取り付けられている。各追加の仕切り部材62は、たとえば半円弧状の薄板状である。
本実施形態によれば、空間部3および複数の螺旋状管体部40A,40Bのいずれについても、仕切り部材6および追加の仕切り部材62によって上下に仕切ることができる。第1の領域30aから第1の熱交換部HT1の下部領域内に進行した燃焼ガスが、そのまま下方に進行して第2の領域30bに直接流入することは、鍔片61および追加の仕切り部材62によって適切に防止される。なお、複数の螺旋状管体部40の管径や巻きピッチが相違している場合において、各螺旋状管体部40のループ部40a間に隙間31を形成する手段としては、たとえば図24に示すように、複数種類のスペーサ7,7Aを用いればよい。これらのスペーサ7,7Aは、対応する螺旋状管体部40の管径に応じて、複数の突出部71,71Aの配列ピッチが相違した構成とされている。
図25に示す実施形態においては、複数の螺旋状管体部40の隙間31に、その外側方から複数の追加の仕切り部材62Aが挿入されている。この追加の仕切り部材62Aは、図23に示したものと同様であるが、その内縁部分は、空間部3内に突出した突出部620となっている。一方、仕切り部材6Aは、鍔片61Aを有するものの、この鍔片61Aは、螺旋状管体部40に螺合させるためのものではなく、最内周の螺旋状管体部40の内径よりも僅かに小さい外径とされている。この仕切り部材6は、空間部3の上部開口部から空間部3内に挿入されることにより、鍔片61Aが突出部620に係止して支持されている。本実施形態によっても、仕切り部材6を空間部3内の所定箇所に適切に取り付けることができる。
図26〜図32は、螺旋状管体部40のループ部40a間に所望寸法の隙間31を形成する手段の他の例を示している。
図26および図27に示す実施形態においては、螺旋状管体部40の各ループ部40aに突起49aが形成されている。上下に隣り合うループ部40aは、この突起49aを介して当接しており、このことにより隙間31が形成されている。
図28および図29に示す実施形態においては、ループ部40aの上面および下面のそれぞれの一部が凸部49bとなっており、ループ部40aどうしがこれらの凸部49bを介して当接していることにより、隙間31が形成されている。ループ部40aは、たとえば断面円形の管体により形成されているが、図29に示すように、その一部分は非円形の偏平状断面とされており、これにより凸部49bが形成されている。これは、図30に示すように、螺旋状管体部40を構成する管体の一部分をその両側からプレスすることにより形成することができる。
図31に示す実施形態においては、ループ部40aの外面に、螺旋状の凹溝49cが形成されており、この凹溝49cの一部分が、隙間31となっている。図32に示す実施形態においては、螺旋方向が相違する2条の凹溝49cが形成されており、凹溝49cの条数を多くするほど、隙間31の合計サイズを大きくすることが可能であり、多数の凹溝49cを形成してもよい。また、非螺旋状の環状凹溝を形成した場合にも、隙間31を形成することが可能である。
前記したような手段を用いて隙間31を形成すれば、スペーサ7が不要となり、スペーサ7の取り付け作業が省略される。したがって、熱交換器の組み立て作業を容易とするのに好適である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る熱交換器の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。また同様に、本発明に係る熱交換器の製造方法の各工程も、種々に変更可能である。
上述の実施形態においては、螺旋状管体部の端部に、螺旋状管体部とは別体の曲管を接続し、かつこの曲管を水管の端部として缶体の外部に引き出しているが、本発明はこれに限定されない。本発明では、管体に曲げ加工を施して螺旋状管体部を製作する際に、この螺旋状管体部に一体に繋がった非螺旋状の管体部を形成しておき、この管体部を缶体の外部に引き出すようにしてもかまわない。
熱交換効率を高める観点からすれば、複数の螺旋状管体部が重ね巻き状に設けられた水管構造とすることが好ましいものの、やはり本発明は、これに限定されない。本発明は、螺旋状管体部を1つしか有しない水管構造のものにも適用することが可能である。
本発明に係る熱交換器は、その具体的な用途が限定されるものではなく、一般給湯用、風呂給湯用、暖房用、融雪用などの各種の給湯装置や、それ以外の装置に組み込んで使用することが可能である。また、逆燃焼方式の燃焼器と組み合わせて使用する場合に限らず、たとえば燃料を上向き、あるいは横向きに燃焼させる燃焼器と組み合わせて使用することもできる。燃焼器は、オイル燃焼器に代えて、ガス燃焼器などを用いることもできる。螺旋状管体部は、円形巻きではなく、たとえば矩形状巻きにすることもできる。したがって、螺旋状管体部を囲む缶体についても、略円筒状に代えて、たとえば矩形の角筒状にすることができる。
本発明が適用された熱交換器およびこれを備えた給湯装置の一例を示す概略断面図である。 図1に示す熱交換器の断面図である。 図1に示す熱交換器の断面図である。 図1に示す熱交換器の平面断面図である。 図4の要部拡大断面図である。 図1に示す熱交換器に用いられている仕切り部材の斜視図である。 図1に示す熱交換器に用いられているスペーサの要部斜視図である。 水管の螺旋状管体部の一例を示す概略斜視図である。 図8に示す螺旋状管体部に付属部品を組み付ける工程を示す概略斜視図である。 図8に示す螺旋状管体部に付属部品を組み付ける工程を示す断面図である。 図8に示す螺旋状管体部およびその付属部品を板状部材によって囲み込む工程を示す概略斜視図である。 図8に示す螺旋状管体部およびその付属部品を板状部材によって囲み込んだ状態を示す斜視図である。 本発明に係る熱交換器の製造方法の他の例を示す斜視図である。 図13の要部平面拡大断面図である。 本発明に係る熱交換器の他の例を示す斜視図である。 図15の要部平面拡大断面図である。 図15に示す熱交換器を製造するのに用いる螺旋状管体部の一例を示す概略斜視図である。 図17に示す螺旋状管体部に付属部品を組み付ける工程を示す概略斜視図である。 図18に示す螺旋状管体部および付属部品を板状部材によって囲み込む工程を示す概略斜視図である。 螺旋状管体部を板状部材によって囲み込む工程の他の例を示す概略斜視図である。 本発明に係る熱交換器の他の例を示す平面断面図である。 図21に示す熱交換器の断面図である。 螺旋状管体部に仕切り部材を取り付ける構成の他の例を示す要部断面図である。 図23に示す螺旋状管体部に用いられるスペーサの例を示す要部断面図である。 螺旋状管体部に仕切り部材を取り付ける構成の他の例を示す要部断面図である。 螺旋状管体部に隙間を形成する手段の他の例を示す要部側面図である。 図26のXXVII−XXVII断面図である。 螺旋状管体部に隙間を形成する手段の他の例を示す要部側面図である。 図28のXXVIII−XXVIII断面図である。 図28および図29に示す螺旋状管体部の要部斜視図である。 螺旋状管体部に隙間を形成する手段の他の例を示す要部側面図である。 螺旋状管体部に隙間を形成する手段の他の例を示す要部側面図である。
符号の説明
A1,A2 熱交換器
HT1 第1の熱交換部
HT2 第2の熱交換部
1 燃焼器
2 缶体
3 空間部
4 水管
5,5A ヘッダ
6 仕切り部材
20 周壁部(缶体の)
20’ 板状部材
20a 端縁(板状部材の)
20a’〜20c’突出片
20A,20B 第1および第2の板状部材
21A,21B カバー体
22A,22B 開口部
25a,25b 凸部
30a 第1の領域
30b 第2の領域
31 隙間
32 燃焼ガス通路
40 螺旋状管体部
41 曲管(水管の端部)
62,62A 追加の仕切り部材
200 開口部
201 平板部

Claims (12)

  1. 筒状の周壁部を有する缶体内に、水管の螺旋状管体部が収容され、かつ前記水管の端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している熱交換器を製造するための方法であって、
    開口部が形成された板状部材を準備し、前記開口部に前記水管の端部またはヘッダを挿通させるようにして前記板状部材を筒状に形成することにより、前記螺旋状管体部の周囲を前記板状部材により囲み込む工程と、
    前記筒状に形成された板状部材の一対の端縁どうしを接合し、前記板状部材を前記缶体の周壁部とする工程と、
    を有していることを特徴とする、熱交換器の製造方法。
  2. 前記一対の端縁のそれぞれには、屈曲状の突出片を形成しておき、前記一対の端縁どうしを接合する際には、前記突出片を重ね合わせてこれらを挟み付けておく、請求項1に記載の熱交換器の製造方法。
  3. 筒状の周壁部を有する缶体内に、水管の螺旋状管体部が収容され、かつ前記水管の端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している熱交換器を製造するための方法であって、
    開口部が形成された第1の板状部材と、これとは別体の第2の板状部材とを準備しておき、
    前記開口部に前記水管の端部またはヘッダを挿通させるようにして、前記第1の板状部材を前記螺旋状管体部の一側方に配置させる工程と、
    前記螺旋状管体部の周囲のうち、前記第1の板状部材が配置されている部分以外の領域を前記第2の板状部材によって囲み込む工程と、
    前記第2の板状部材の一対の端縁を、前記第1の板状部材に接合することにより、これら第1および第2の板状部材を筒状に形成して前記缶体の周壁部として構成する工程と、
    を有していることを特徴とする、熱交換器の製造方法。
  4. 前記第1および第2の板状部材のそれぞれの端縁には、屈曲状の突出片を形成しておき、前記第1および第2の板状部材を接合する際には、前記突出片どうしを重ね合わせて挟み付けておく、請求項3に記載の熱交換器の製造方法。
  5. 筒状の周壁部を有する缶体と、
    この缶体内に螺旋状管体部が収容され、かつ端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している水管と、
    を備えている、熱交換器であって、
    前記水管の端部またはヘッダが挿通する開口部が形成され、かつ一対の端縁に屈曲状の突出片が形成された板状部材を備えており、
    前記缶体の周壁部は、前記板状部材が筒状に形成され、かつ前記一対の端縁の突出片どうしが重ね合わされて接合されていることにより構成されていることを特徴とする、熱交換器。
  6. 筒状の周壁部を有する缶体と、
    この缶体内に螺旋状管体部が収容され、かつ端部またはこの端部に接続されたヘッダが前記周壁部を貫通して前記缶体の外部に突出している水管と、
    を備えている、熱交換器であって、
    前記水管の端部またはヘッダが挿通する開口部が形成された第1の板状部材と、
    この第1の板状部材とは別体の第2の板状部材と、を備えており、
    前記缶体の周壁部は、前記第2の板状部材の一対の端縁が前記第1の板状部材に接合されて、これら第1および第2の板状部材が一連に繋がった筒状とされていることにより構成されていることを特徴とする、熱交換器。
  7. 前記水管の両端部またはこれら両端部に接続された一対のヘッダが前記缶体の周壁部を貫通した構成とされており、
    前記第1の板状部材としては、互いに別体に形成された2つの第1の板状部材を備えている、請求項6に記載の熱交換器。
  8. 前記缶体の軸長方向両端に形成された第1および第2の開口部と、
    前記螺旋状管体部に囲まれた空間部の前記軸長方向中間部に設けられ、前記空間部を第1および第2の領域に区画するとともに、前記螺旋状管体部を前記第1および第2の領域のそれぞれを囲む第1および第2の熱交換部に区画する仕切り部材と、
    前記螺旋状管体部と前記缶体の周壁部との間に形成された燃焼ガス通路と、を備えており、
    前記缶体の外部から前記第1の開口部を介して前記第1領域に導入され、または前記第1の領域において発生された燃焼ガスが、前記第1の熱交換部の管体隙間を通過して前記燃焼ガス通路に進行した後に前記第2の熱交換部の管体隙間を通過して前記第2の開口部から前記缶体の外部に排出可能な構成とされている、請求項5ないし7のいずれかに記載の熱交換器。
  9. 前記仕切り部材は、螺旋状の鍔片を有しており、
    前記鍔片が前記螺旋状管体部に螺合していることにより、前記仕切り部材は前記螺旋状管体部に取り付けられている、請求項8に記載の熱交換器。
  10. 前記水管としては、複数の螺旋状管体部が重ね巻き状に設けられたものが使用されており、
    前記仕切り部材は、前記複数の螺旋状管体部の内周寄り部分に前記鍔片が螺合していることにより取り付けられているとともに、前記複数の螺旋状管体部の外周寄り部分の管体隙間には、板状の追加の仕切り部材が挿入されている、請求項9に記載の熱交換器。
  11. 前記螺旋状管体部の管体隙間に挿入され、かつ前記空間部に向けて突出した突出部を有する追加の仕切り部材を備えており、
    前記仕切り部材は、前記空間部に挿入されて前記突出部に係合している、請求項8に記載の熱交換器。
  12. 前記缶体は、前記第1および第2の開口部がそれぞれ形成され、かつ前記水管の螺旋状管体部を軸長方向において挟むようにして前記周壁部内に嵌入された一対のカバー体を有しており、
    前記缶体の周壁部には、前記一対のカバー体の少なくとも一方に当接してこのカバー体の位置決めを図る凸部が形成されている、請求項8ないし11のいずれかに記載の熱交換器。
JP2005137924A 2005-05-10 2005-05-10 熱交換器の製造方法および熱交換器 Pending JP2006317033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005137924A JP2006317033A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 熱交換器の製造方法および熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005137924A JP2006317033A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 熱交換器の製造方法および熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006317033A true JP2006317033A (ja) 2006-11-24

Family

ID=37537867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005137924A Pending JP2006317033A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 熱交換器の製造方法および熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006317033A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151398A (ja) * 2006-12-16 2008-07-03 Noritz Corp 伝熱管用スペーサおよびこれを備えた熱交換器
CN102679537A (zh) * 2011-06-10 2012-09-19 王镇达 小型立式燃气两用热水炉

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0960068A (ja) * 1995-08-29 1997-03-04 Cleanup Corp 防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造
JPH1183189A (ja) * 1997-08-29 1999-03-26 Toyotomi Co Ltd 給湯機の缶体構造
JP2000216305A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Toyo Radiator Co Ltd ヒ―トシンク及びその使用方法ならびに製造方法
WO2003045206A1 (fr) * 2001-11-29 2003-06-05 Ono Foods Industrial Co.,Ltd. Dispositif permettant de chauffer des aliments
WO2004036121A1 (fr) * 2002-10-16 2004-04-29 Societe D'etude Et De Realisation Mecaniques Engeneering En Technologies Avancees Echangeur de chaleur a condensation, a enveloppe plastique

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0960068A (ja) * 1995-08-29 1997-03-04 Cleanup Corp 防水床パンへの給水・給湯管の取り付け構造
JPH1183189A (ja) * 1997-08-29 1999-03-26 Toyotomi Co Ltd 給湯機の缶体構造
JP2000216305A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Toyo Radiator Co Ltd ヒ―トシンク及びその使用方法ならびに製造方法
WO2003045206A1 (fr) * 2001-11-29 2003-06-05 Ono Foods Industrial Co.,Ltd. Dispositif permettant de chauffer des aliments
WO2004036121A1 (fr) * 2002-10-16 2004-04-29 Societe D'etude Et De Realisation Mecaniques Engeneering En Technologies Avancees Echangeur de chaleur a condensation, a enveloppe plastique

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151398A (ja) * 2006-12-16 2008-07-03 Noritz Corp 伝熱管用スペーサおよびこれを備えた熱交換器
CN102679537A (zh) * 2011-06-10 2012-09-19 王镇达 小型立式燃气两用热水炉
CN102679537B (zh) * 2011-06-10 2014-02-12 王镇达 小型立式燃气两用热水炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006317036A (ja) 熱交換器およびこれを備えた温水装置
US7523721B2 (en) Heat exchanger and water heater
JP3882024B2 (ja) 二連管束を有する熱交換器
US8418753B2 (en) Heat exchange tube
US9970716B2 (en) Heat exchanger and production method thereof
JP4729973B2 (ja) 熱交換器およびこれを備えた温水装置
JP2006317034A (ja) 熱交換器およびこれを備えた温水装置
US4142580A (en) Bayonet heat exchanger having means for positioning bayonet tube in sheath tube
CN101676065B (zh) 用于制造和装配蒸汽发生器的过热器蛇形管的方法
JP2006317033A (ja) 熱交換器の製造方法および熱交換器
US20070023173A1 (en) Heat exchanger
CN101676064B (zh) 用于制造和装配蒸汽发生器的过热器蛇形管的方法
JP5155744B2 (ja) 液化ガスの気化装置
EP2625469B1 (en) Condensing heat exchanger having a primary and a secondary heat exchanger
JP2010027582A (ja) 燃料電池用改質器の製造方法
JP4923824B2 (ja) 熱交換器および温水装置
EP2522624A1 (en) Fuel treatment device
US20060048929A1 (en) Header and coil connections for a heat exchanger
JP2006292316A (ja) 熱交換器およびこれを備えた燃焼装置
JP2008075901A (ja) 温水装置
JP4923732B2 (ja) 熱交換器および温水装置
JP5415892B2 (ja) オープンラック式気化器
JP4946416B2 (ja) 伝熱管用スペーサおよびこれを備えた熱交換器
JP5234509B2 (ja) 熱交換器および温水装置
WO2003104733A1 (ja) Egrクーラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101210

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110510