JP3630161B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、数字、文字等からなる整理番号列とバーコードを同時に印刷できる印刷装置に関し、特に数字、文字等からなる整理番号列を順次カウントアップして印刷すること、及びバーコードを順次カウントアップして印刷することを同一の印刷媒体に同時に行うことができる印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、数字のみならずアルファベット、五十音といった配列性のある文字からなる整理番号列を順次カウントアップして印刷することのできる印刷装置が実用化されており、例えば、特開平5−185695号公報には、数字、文字混在の整理番号列における指定した範囲に存在する数字、又は文字を指定した数値、または文字まで順次カウントアップして印刷することができると共に、整理番号列中にカウント不能な記号が含まれていても、その記号を無視することにより整理番号列を順次カウントアップして印刷することができる印刷装置が開示されている。
【0003】
また、従来より、商品等の在庫管理、売上等におけるデータ処理をコンピュータを用いて電算処理することが一般的に行われており、かかる場合にコンピュータへのデータ入力を容易にするため、読み取り装置によって瞬時に読み取り可能な識別番号、通し番号等を複数のバーで表したバーコードが良く用いられている。しかしながら、このようにコンピュータへのデータ入力が容易なバーコードも、読み取り装置を介さずに、人間が視覚を通じて識別する場合には識別不能であり、その取扱いが不便である。
【0004】
そこで、バーコードと共に数字、文字等からなる整理番号列を印刷すれば良いように思われるが、整理番号列は印刷装置においてキャラクタデータとして取り扱われ印刷されるものであり、バーコードは、ドットパターンデータとして取り扱われ印刷されるものであることから、データ形式の異なる整理番号列とバーコードを同時に印刷することは困難であった。かかる問題点を解決するため、特開平5−177898号公報には、入力されたキャラクタデータをドットパターンデータに変換するデータ変換手段を備え、印刷の際にはドットパターンデータとして取り扱うことで整理番号列とバーコードとを同時に印刷できるバーコード印刷装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開平5−185695号公報に開示された発明によれば、数字、文字が混在する整理番号列について順次カウントアップして印刷する構成は備えているものの、バーコードを印刷する構成、更には、バーコードを順次カウントアップして印刷する構成を備えていないので、バーコードを含むナンバリングラベルを印刷することができず、市場の要求に応えることができないという問題があった。
【0006】
また、特開平5−177898号公報に開示された発明によれば、バーコードと共に整理番号列を同時に、併記して印刷することができる構成を備えているので、人間の視覚をもってバーコードの内容が一見して認識できるという従来にない利点を有するものの、バーコードを順次カウントアップして印刷する構成を備えておらず、また、これに合わせて整理番号列を順次カウントアップする構成をも備えていないことから、バーコード及び整理番号列を順次カウントアップするためには、その都度、バーコードデータ、整理番号列データを入力し直さなければならず、カウントアップのナンバリングを必要とする場合には、その取扱いが煩雑であり、ナンバリング処理の作業効率が悪いという問題があった。
【0007】
更に、上記従来技術を組み合わせてみても、バーコードを順次カウントアップして印刷することができず、数字、文字等からなるナンバリング列を順次カウントアップして印刷できるに留まることから、依然としてバーコードのみを用いた場合に生ずる従来の問題点が解決されていないという問題があった。
【0008】
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、バーコードを順次カウントアップして印刷することができる印刷装置を提供することを目的とし、また、バーコードデータの視覚による識別性を高め商品管理等における作業効率を飛躍的に向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1の発明の印刷装置は、入力された数字や文字からなる整理番号列データ及び入力された数字のデータに基づくバーコードデータを記憶するテキストメモリを備え、前記テキストメモリに記憶された整理番号列データ及びバーコードデータに基づいて、整理番号列とバーコードとを同時に印刷可能な印刷装置であって、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータにナンバリング処理をする範囲を指定する始点・終点コードを付すと共に、前記テキストメモリに記憶された整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する始点・終点コードを付すナンバリング範囲指定手段と、前記バーコードデータ及び前記整理番号列データを順次カウントアップして印刷するためのナンバリング処理回数を設定するナンバリング回数設定手段と、前記テキストメモリに前記始点・終点コードが記憶され、且つ、ナンバリング回数設定手段により設定されたナンバリング処理回数が2回以上の場合に、ナンバリング処理を実施すると判断する判断手段と、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータの指定範囲の値を初期値として、前記ナンバリング回数設定手段により設定された回数まで順次カウントアップ処理を行うバーコードカウントアップ処理手段と、前記テキストメモリに記憶された整理番号列の指定範囲の値を初期値として、前記ナンバリング回数設定手段により設定された回数まで順次カウントアップ処理を行う整理番号列カウントアップ処理手段とを備え、前記判断手段がナンバリング処理が必要と判断した場合に、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータにナンバリング処理をすることを示す始点コードが付されている場合には、前記バーコードカウントアップ処理手段により、順次カウントアップ処理を行い、前記テキストメモリに記憶された整理番号列にナンバリング処理の範囲指定がなされている場合には、前記整理番号列カウントアップ処理手段により、順次カウントアップ処理を行い、前記バーコードカウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われたバーコードデータ及び前記整理番号列カウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われた整理番号列データを順次印刷用ドットパターンに変換することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記ナンバリング範囲指定手段によるナンバリング処理指定時に、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータ及び整理番号列データの何れにもナンバリング範囲指定されている場合には、警告ブザーを鳴動することを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記ナンバリング範囲指定手段による整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する時に、指定された範囲の数字及び文字を反転表示することを特徴とする。
【0010】
【作用】
前記構成を有する請求項1に係る発明の印刷装置では、入力された数字や文字からなる整理番号列データ及び入力された数字のデータに基づいくバーコードデータは、テキストメモリに記憶され、ナンバリング範囲指定手段により、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータにナンバリング処理をする範囲を指定する始点・終点コードが付されると共に、前記テキストメモリに記憶された整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する始点・終点コードが付され、ナンバリング回数設定手段により、前記バーコードデータ及び前記整理番号列データを順次カウントアップして印刷するためのナンバリング処理回数が設定され、前記テキストメモリに前記始点・終点コードが記憶され、且つ、ナンバリング回数設定手段により設定されたナンバリング処理回数が2回以上の場合に、前記判断手段がナンバリング処理が必要と判断し、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータにナンバリング処理をすることを示す始点コードが付されている場合には、前記バーコードカウントアップ処理手段により、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータの指定範囲の値を初期値として、前記ナンバリング回数設定手段により設定された回数まで順次カウントアップ処理を行い、前記テキストメモリに記憶された整理番号列にナンバリング処理の範囲指定がなされている場合には、前記整理番号列カウントアップ処理手段により、前記テキストメモリに記憶された整理番号列の指定範囲の値を初期値として、前記ナンバリング回数設定手段により設定された回数まで順次カウントアップ処理を行い、前記バーコードカウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われたバーコードデータ及び前記整理番号列カウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われた整理番号列データを順次印刷用ドットパターンに変換して、整理番号列とバーコードとを同時に印刷する。
【0011】
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記ナンバリング範囲指定手段によるナンバリング処理指定時に、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータ及び整理番号列データの何れにもナンバリング範囲指定されている場合には、警告ブザーを鳴動する。
【0012】
前また、請求項3に係る発明の印刷装置では、請求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、記ナンバリング範囲指定手段による整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する時に、指定された範囲の数字及び文字を反転表示することを特徴とする。
【0013】
【0014】
【実施例】
以下、本発明をテープ印刷装置に具体化した一実施例について図面を参照して説明する。先ず、テープ印刷装置1の全体構成について図1に基づき説明する。図1は、テープ印刷装置1の平面図であり、テープ印刷装置1の本体フレーム2の前方にはキーボード3が配置されており、また、キーボード3の後部の本体フレーム2内には、印刷機構PMが配設されている。さらに、テープ印刷装置1の本体には、文字や記号、バーコードシンボルを表示可能な液晶ディスプレイ4が配設されている。
【0015】
ここに、キーボード3上には、液晶ディスプレイ4上に表示されるカーソルKを左右に移動させるカーソル移動キー3a、入力モードを文字、数字入力モードから、バーコードデータ入力モードに変更するバーコードデータ入力キー3b、ナンバリング処理を施す範囲の指定処理を開始するためのナンバリング範囲指定キー3c、前記各キーの他、改行や各種設定範囲の始点、終点の決定、各種コマンドの実行等を行なうリターンキー3d、文字、記号等を入力するための文字キーCH、数字を入力するための数字キーN、印刷機構PMを介して印刷用テープ上に整理番号列、バーコードの印刷を行なうことを指令する印刷キーP、スペースキー3e、その他テープ印刷装置1の操作上必要な各種のキーが設けられている。
【0016】
また、液晶ディスプレイ4は、ディスプレイコントローラDCによる表示制御の下、文字キーCH、数字キーN等から入力された各種データを表示するものであり、又、バーコードデータの入力がなされた場合には、簡略化したバーコードシンボルBSを表示するものである。更に、ナンバリング範囲指定キー3cが押下された場合には、液晶ディスプレイ4上においてナンバリング処理を施す範囲を選択、指定するものである。
【0017】
更に、印刷機構PMについて、図2を参照して説明する。ここに、図2はテープ印刷装置1における印刷機構の平面を示す説明図である。印刷機構PMには、着脱自在のテープ収納カセットCSが装着されており、このテープ収納カセットCSには、透明なフィルムからなる所定幅の印刷用テープ5が巻装されたテープスプール6と、インクリボン7が巻装されたリボン供給スプール8と、このインクリボン7を巻取る巻取りスプール9と、印刷用テープ5と同一幅の両面テープ10が剥離紙を外側にして巻装された両面テープ供給スプール11と、印刷用テープ5と両面テープ10とを接合させる接合ローラ12とが回転自在に設置されている。
【0018】
印刷用テープ5とインクリボン7とが重なる位置には、サーマルヘッド13が立設され、これら印刷用テープ5とインクリボン7とをサーマルヘッド13に押圧するプラテンローラ14と、印刷用テープ5と両面テープ10とを接合ローラ12に押圧する送りローラ15とは、支持体16に回転可能に枢支されている。このサーマルヘッド13には、128個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列設されている。
【0019】
次に、前記のように構成されるテープ印刷装置1の制御系について図3に基づいて説明する。図3はテープ印刷装置1の制御ブロック図である。テープ印刷装置1は、制御装置Cを核として構成されており、制御装置Cは、ROM21に記憶された各種のプログラムに基づいて種々の演算を行なうCPU20、各種のプログラムを記憶するプログラムメモリ22が設けられたROM21、多数のキャラクタに関し、表示用ドットパターンデータがコードデータに対応させて格納されているCGROM23、キャラクタを印刷するために多数のキャラクタの各々に関して、キャラクタの輪郭線を規定するアウトラインデータが書体毎にコードデータに対応させて格納されているアウトラインデータROM24、CPU20により演算された演算結果を一時的に記憶するRAM30、これらの各CPU20、ROM21、CGROM23、アウトラインデータROM24、RAM30、を相互に接続するとともに、入出力インターフェイス25に接続するバス26とからなる。
【0020】
ここに、前記ROM21に設けられたプログラムメモリ22には、ナンバリング処理を施す数字列、バーコードを指定するナンバリング範囲指定処理プログラム22a、ナンバリング処理指定された数字列を順次カウントアップするカウントアップ処理プログラム22b、ナンバリング処理指定されたバーコードを順次カウントアップするバーコードカウントアップ処理プログラム22c、テキストメモリ31の各コードデータに対応するアウトラインデータをドットパターンデータに変換処理して印刷バッファに展開するイメージ展開処理プログラム22d、印刷バッファに格納されているドットパターンデータを次々読み出して印刷機構PMを介して印刷用テープ5に印刷する印刷処理プログラム22e、バーコードデータ入力時において入力された数字データをバーコードデータに変換するバーコードデータ変換処理プログラム22f、ナンバリング処理を施す回数を設定するナンバリング回数設定プログラム22g、その他ワードプロセッサ1の制御上必要な表示制御プログラム等の各種のプログラムが記憶されている。
【0021】
このバーコードデータ変換処理プログラム22fは、JAN(Japan ArticleNumber)
の規格に基づいて、データキャラクタ(12桁表示)とモジュラチェックキャラクタ(1桁数字)とを含む13個の数字データを標準仕様のバーコードデータに変換するものである。即ち、バーコードのデータは、レフトガードバーについて3モジュール、左側の6個のデータキャラクタとして42モジュール、センターバーとして5モジュール、右側の5個のデータキャラクタとして35モジュール、1個のモジュラチェックキャラクタとして7モジュール、ライトガードバーについて3モジュール等に変換される。
【0022】
また、前記RAM30は各種のメモリエリアを有し、文字キーCH、数字キーN等から入力された文書データ等を記憶するテキストメモリ31、イメージ展開処理プログラム22dにおいて、印刷するデータを読み出しドットパターンデータを作成するためにテキストメモリ31の先頭のアドレスが格納されるイメージポインタ(この内容をデータポインタ値IPとする。)、カウントアップ処理プログラム22b、バーコードカウントアップ処理プログラム22cにおいて、カウントアップするカウンタ(この内容をカウンタ値Mとする。)、又は、バーコードデータを読み出すためにテキストメモリ31の末尾アドレスが格納されるデータポインタ(この内容をデータポインタ値DPとする。)、設定された文字のサイズが格納される文字サイズメモリ32、バーコードの印刷をするために13桁の数字からなるデータキャラクタのデータが格納されるバーコードバッファ33、印刷データが格納される印刷バッファ34等から構成されている。
【0023】
また、入出力インターフェイス25には、キーボード3及び表示装置DMが接続されており、キーボード3上の文字キーCH、数字キーN等が押下された場合には、その押下された文字キーCH、数字キーN等に対応する文字、数字等の整理番号列データ及び、バーコードデータ入力時においては数字データがバーコードデータに変換されてテキストメモリ31に記憶されていくとともに、ディスプレイコントローラDC、ディスプレイメモリ4aを介して液晶ディスプレイ4上に、その整理番号列、及びバーコードシンボルが表示されるものである。更に、入出力インターフェイス25には印刷機構PMが接続されており、キーボード3上の印刷キーPが押下された場合には、印刷バッファ34に格納されているドットパターンデータが印刷機構PMを介して印刷テープ5上に印刷される。
【0024】
続いて、前記のように構成されたテープ印刷装置1の基本的動作について図4を参照して説明する。ここに、図4はテープ印刷装置1の基本的動作に対応するプログラムを示すフローチャートである。電源が投入されると、テキストメモリ31等の初期化が行われ(S1)、続いてキー入力の有無が判断される(S2)。キー入力がなされない場合には、キー入力があるまで待機し(S2:NO)、キー入力がなされた場合には(S2:YES)、入力されたキーが文字キーCH、数字キーNであるか否かが判断される(S3)。ここに、初期化(S1)が行われた後の入力モードは、常に文字、数字入力モードに設定されるものとする。
【0025】
入力されたキーが文字キーCH、数字キーNの場合には(S3:YES)、そのキーに対応するコードデータが入力順にテキストメモリ31に格納される(S4)と共に、ディスプレイコントローラDCを介して液晶ディスプレイ4上に入力内容が表示される。また、入力されたキーが、バーコードデータ入力キー3bの場合には(S6:YES)、入力モードがバーコード入力モードに切り替わり、後述するバーコードデータ入力処理が開始される(S7)。
【0026】
更に、入力されたキーがバーコードデータ入力キー3bでない場合(S6:NO)には、ナンバリング処理を施す範囲を指定するナンバリング範囲指定キー3cであるか否かが判断され(S8)、ナンバリング範囲指定キー3cである場合には(S8:YES)、後述するナンバリング範囲指定処理プログラム22aが実行される(S9)。入力されたキーがナンバリング範囲指定キー3cでない場合には(S8:NO)、印刷キーPであるか否かが判断され(S10)、印刷キーPである場合には(S10:YES)、後述する印刷処理プログラム22e(S11)が実行される。入力されたキーが印刷キーPでない場合には(S10:NO)、入力されたキーに対応する処理が実行される(S12)。
【0027】
続いて、先ずバーコードデータ入力処理について図5、図12を参照して説明する。ここに、図5はバーコードデータ入力処理プログラムのフローチャート、図12はバーコード入力処理時における液晶ディスプレイ4の表示状態を示す説明図である。図に示すように、先ず、液晶ディスプレイ4の先頭表示位置に開始マークSMが表示されるバーコード入力画面に切り替わり(S20)、バーコードバッファ33にバーコードの開始コードが格納される(S21)。続いて、数字キーNが入力されると(S22、S23:YES)、その数字に対応する数字コードがバーコードバッファ33に格納され(S24)、その数字コードに対応するドットパターンがCGROMから読み込まれてディスプレイメモリ4aに出力されてカーソルKの位置に表示されると共に、その右隣にカーソルKが移動し(S25)、ディスプレイコントローラDCを介して液晶ディスプレイ4に簡略化されたバーコードシンボルBSがカーソルKの右隣に表示されS22に戻る。
【0028】
入力されたキーが数字キーでなく(S23:NO)、リターンキー3dの場合には(S26:YES)、バーコードバッファ33に格納されている数字コードから、予め定められている演算式(ROM21に記憶されている。)に従ってチェックデジットを演算し、その結果に対応する数字コードがバーコードバッファ33に格納される(S27)。
【0029】
そして、バーコードバッファ33に13桁の数字コードが格納されているか否かが判断され(S28)、13桁の数字コードが格納されている場合には(S28:YES)、バーコードの終了コードがバーコードバッファ33に追加格納され(S29)、バーコードバッファ33内の全てのコード列がテキストメモリ31に格納される(S30)と共に、バーコードバッファ33及びディスプレイメモリ4aがクリアされ(S31)、このプログラムは終了する。このとき液晶ディスプレイ4には、テキストに続けて開始マークSMと、バーコードシンボルBS、及びカーソルKが表示される。一方、バーコードバッファ33に13桁の数字コードが格納されていない場合には(S28:NO)、警告ブザーが鳴動する(S32)。
【0030】
次に、ナンバリング範囲指定処理について図6、図13を参照して説明する。ここに、図6はナンバリング範囲指定処理プログラム22aのフローチャート、図13はナンバリング範囲を指定する際の液晶ディスプレイ4の表示状態を示す説明図である。先ず、ナンバリング範囲の指定が可能であるか否かが判断され(S40)、既にバーコード、及び数字列共にナンバリング範囲指定されている場合には、ナンバリング範囲指定をすることができないので(S40:NO)警告ブザーが鳴動する(S48)。一方、ナンバリング範囲指定が可能である場合には(S40:YES)、カーソルKの現在位置がバーコードシンボルBS下であるか否かが判断され(S41)、バーコードシンボルBSの下に位置している場合には(S41:YES)、キー入力がなされるまで待機する(S42:NO)。そして、キー入力がなされ(S42:YES)、入力されたキーがリターンキー3dである場合には(S43:YES)、ナンバリング範囲の始点、終点を示す始点、終点コードがテキストメモリ31に格納されているバーコードデータの開始コードの直後、終了コードの直前に各々挿入される(S44)。
【0031】
一方、入力されたキーがリターンキー3dでなく(S43:NO)カーソル移動キー3aである場合には(S45:YES)、カーソルKの移動が可能であるか否かが判断され(S46)、移動可能である場合には(S46:YES)液晶ディスプレイ4上のカーソルKが移動されS49に進み、文字、数字表示(整理番号列)のナンバリング範囲指定が行われる。そして、入力されたキーがカーソル移動キー3aでない場合(S45:NO)、カーソルKが移動できない場合(S46:NO)は共に警告ブザーが鳴動される。
【0032】
カーソルKがバーコードシンボルBSの下に位置していない場合(S41:NO)には、カーソルKが文字、数字表示CNの下に位置しているか否かが判断され(S49)、カーソルKが文字、数字表示CNの下に位置している場合には(S49:YES)、カーソルK上にある文字、数字表示CNを反転表示CN´させる処理が行われる(S50)。一方、カーソルKが文字、数字表示CNの下に位置していない場合には、警告ブザーが鳴動され終了する。
【0033】
ここで、文字、数字表示については、範囲指定が可能であるためその範囲指定が以下のように行われる。S50における反転表示処理に続いて、キー入力がなされるまでキー入力を待機し(S51:NO)、キー入力された場合には(S51:YES)、入力されたキーがカーソル移動キー3aであるか否かが判断され(S52)、カーソル移動キー3aである場合には(S52:YES)移動が可能であるか否かが判断される(S53)。判断の結果、カーソルK移動が不可能な場合(S53:NO)には、警告ブザーが鳴動され、カーソルK移動が可能な場合には(S53:YES)、範囲始点が決定済みであるか否かが判断され(S54)、始点が決定済みの場合には(S54:YES)カーソルKが液晶ディスプレイ4上を移動すると共に、始点からカーソルKの現在位置上までの文字、数字の表示が反転表示(S55)された後、S51に戻る。
【0034】
一方、範囲始点が決定されていない場合には(S54:NO)、カーソルKが液晶ディスプレイ4上を移動すると共に、移動したカーソルK上にある文字、数字表示CNが反転表示CN´(S56)され、S51に戻る。S51において、入力されたキーがカーソル移動キー3aでない場合には(52:NO)、リターンキー3dであるか否かが判断され(S57)リターンキー3dでない場合には(S57:NO)、警告ブザーが鳴動される。入力されたキーがリターンキー3dの場合には(S57:YES)、範囲始点が決定済みであるか否かが判断され(S58)、範囲始点が決定されていない場合には(S58:NO)、カーソルKの現在位置が指定範囲の始点となり、カーソルK現在位置の上にある文字、数字に対応するテキストメモリ31中におけるコードデータの直前に始点コードが挿入される(S60)。これにより指定範囲の始点が決定され、S51に戻り終点を決定するための操作が行われる。
【0035】
一方、範囲始点が決定済みの場合には(S58:YES)カーソルKの現在位置が指定範囲の終点となり、カーソルK現在位置の上にある文字、数字に対応するテキストメモリ31中におけるコードデータの直後に終点コードが挿入され(S59)ナンバリング処理を施す範囲が決定され、ナンバリング範囲指定処理プログラム22aが終了する。
【0036】
次に、以上の各プログラムに基づいて入力されたデータを印刷テープに印刷する印刷処理プログラム22eについて図7を参照して説明する。ここに、図7は印刷処理プログラム22eのフローチャートである。印刷キーPが押下されると先ず、テキストメモリ31にテキストデータが格納されているか否かが判断され(S70)、テキストデータが格納されていない場合には(S70:NO)警告ブザーが鳴動される。一方、テキストメモリ31にテキストデータが格納されている場合には(S70:YES)、ナンバリング回数設定処理プログラム22gが実行される(S71)。
【0037】
このナンバリング回数設定処理プログラム22gを、図8、図14を参照して説明する。ここに、図8はナンバリング回数設定処理プログラムのフローチャートであり、図14はナンバリング回数設定処理時におけるディスプレイの表示状態を示す説明図である。ナンバリング回数設定処理プログラム22gが開始されると、液晶ディスプレイ4の表示が図14のように切り替えられ(S80)、数字キーNによるキー入力を待機する(S81:NO)。そして、数字キーNによる入力があった場合には(S81:YES)ナンバリングの回数が設定され(S82)、リターンキーが押下されることにより(S83:YES)ナンバリング回数が確定しプログラムが終了する。一方、リターンキー以外のキー入力があった場合には(S83:NO)、警告ブザーが鳴動し(S84)プログラムを終了する。
【0038】
ナンバリング回数設定処理プログラム22g(S71)が終了すると、設定された枚数値がカウンタ値Mとしてカウンタにセットされ(S72)、これに続いて印刷バッファ34にテキストデータを展開するイメージ展開処理が行われる(S73)。このイメージ展開処理プログラムを図9を参照して説明する。ここに、図9はイメージ展開処理プログラムのフローチャートである。
【0039】
イメージ展開処理プログラムが開始されると、イメージポインタ値IPにテキストメモリ31における先頭アドレスがセットされ(S90)、このイメージポインタ値IPで指示するアドレスのコードデータが読み込まれる(S91)。そして、読み込まれたコードデータが文字コードであるか否かが判断され(S92)、文字コードである場合には(S92:YES)設定された文字サイズのデータに基づいて拡大率が求められ、この拡大率を用いてアウトラインデータを拡大処理すると共に、このアウトラインデータからドットパターンデータである印刷データが作成され(S93)、印刷バッファ34に格納される(S94)。そして、イメージポインタ値IPが1つインクリメントされ(S95)、更にテキストメモリ31中にテキストデータが存在するか否かが判断される(S96)。テキストデータが存在する場合(S96:YES)にはS91に戻り、テキストデータが存在しない場合(S96:NO)にはイメージ展開プログラムは終了する。
【0040】
一方、S92において、イメージポインタ値IPで指示され読み込まれたコードデータが文字コードでない場合(S92:NO)には、バーコード開始コードであるか否かが判断される(S97)。読み込まれたコードデータがバーコード開始データの場合(S97:YES)には、次のアドレスから終了コードに亙ってバーコードデータとして格納されている13桁の数字からなるデータキャラクタのデータが読み込まれ(S98)、前述したバーコードデータ変換処理プログラムによりデータキャラクタが標準仕様のバーコードデータに変換されると共に、変換された標準仕様のバーコードデータに基づいて、バーコードシンボルの高さが予め設定されているサイズとなるようにバーコードのドットパターンが作成される(S99)。
【0041】
こうして、作成されたバーコードのドットパターンは印刷バッファ34に格納され(S100)、続いて、終了コードのアドレスがデータポインタ値にセット(S101)された後、S95へ進む。S97において、バーコード開始データでないと判断された場合には(S97:NO)、読み込まれたコードデータ、例えばスペースデータに対応する指令が印刷バッファ34に格納され(S102)S95へ進む。
【0042】
以上のようにしてイメージ展開処理(S73)が終了すると、ナンバリング処理を行う必要があるか否かが判断される(S74)。このとき、テキストメモリ31中にナンバリング始点コード、終点コードが格納されており、且つ、ナンバリング回数が2回以上に設定されている場合にはナンバリング処理が必要と判断され(S74:YES)、カウントアップ処理プログラム22bが実行される(S75)。一方、前記条件の1つでも欠けている場合には、カウントアップ処理は不用と判断され(S74:NO)、印刷用テープ5に印刷バッファ34の内容が印刷される(S79)。
【0043】
ここで、カウントアップ処理プログラム22bについて図10及び図11を参照して説明する。ここに、図10は文字、数字のコードデータに対するカウントアップ処理プログラム22bのフローチャート、図11はバーコードデータに対するカウントアップ処理プログラム22cのフローチャートである。先ず、設定されたナンバリング回数に対応する数のカウントアップが終了したか否かが判断され(S110)、終了している場合(S110:YES)はカウントアップ処理プログラム22bを終了する。
【0044】
未だ、設定されたナンバリング回数に対応する数のカウントアップが終了していない場合(S110:NO)には、テキストメモリ31中にバーコードのナンバリング始点コードがあるか否かが判断される(S111)。バーコードのナンバリング始点コードが格納されている場合には(S111:YES)、バーコードカウントアップ処理が行われる。一方、バーコードのナンバリングが指定されていないとき(S111:NO)は、S113に進む。
【0045】
ここで、図11を参照してバーコードカウントアップ処理について説明する。
先ず、データポインタ値DPにテキストメモリ31に格納されているバーコードデータの内13桁の数字からなるデータキャラクタの末尾アドレスがセットされ(S130)、このデータポインタ値DPの指示するデータキャラクタが読み出される(S131)。そして、読み出されたコードデータが数字「0」〜「9」のいずれかの数字を示すコードデータであるか否かが判断され(S132)、数字「0」〜「9」のいずれかのコードデータである場合には(S132:YES)、更に、そのコードデータが数字「9」のコードデータであるか否かが判断される(S133)。
【0046】
読み出されたデータが数字「9」のコードデータである場合には(S133:YES)、データポインタ値DPで指示するデータが数字「0」のコードデータに置き換えられ(S134)、データポインタ値DPが1つインクリメントされる(S135)。そして、テキストメモリ31に他のバーコードデータが格納されているか否かが判断され(S136)、他のバーコードデータが格納されている場合は(S136:YES)S131に戻り、格納されていない場合は(S136:NO)このプログラムは終了する。
【0047】
ところで、S133において、読み出されたデータが数字「9」のコードデータでない場合には(S133:NO)、データポインタ値DPで指示するデータが数字配列順に基づいてカウントアップして置き換えられ(S137)、S141に進む。一方、S132において読み出されたデータが数字「0」〜「9」のコードデータでない場合(S132:NO)には、バーコードデータ開始コードであるか否かが判断され(S138)、バーコードデータ開始コードである場合には(S138:YES)、カウンタが1つインクリメントされ(S140)バーコードの印刷様式がチェックデジット(C/D)ONに設定されているか否かを判断する(S141)。
【0048】
印刷様式がチェックデジットONに設定されている場合には(S141:YES)、バーコードデータとして入力された数値データに基づいてチェックデジットが算出され、チェックデジットデータが付加され(S142)プログラムを終了する。一方、印刷様式がチェックデジットOFFに設定されている場合には(S141:NO)、プログラムを終了する。S138において、読み出されたデータがバーコードデータ開始コードでもない場合には(S138:NO)、データポインタ値DPが1つインクリメントされ(S139)、S131に戻る。以上によりバーコードのカウントアップ処理プログラム22cが終了し、図10に示すS113に進む。
【0049】
S113では、テキストデータにおいて整理番号列のナンバリングが指定されているか否かが判断され、テキストデータに整理番号列のナンバリング範囲指定コードが格納されている場合には(S113:YES)、データポインタ値DPにテキストメモリ31内の整理番号列データの末尾アドレスがセットされ(S114)、このデータポインタ値DPで指示するコードデータが読み出される(S115)。そして、読み出されたコードデータが数字「0」〜「9」のいずれかの数字を示すコードデータであるか否かが判断され(S116)、数字「0」〜「9」のいずれかのコードデータである場合には(S116:YES)、更に、そのコードデータが数字「9」のコードデータであるか否かが判断される(S117)。
【0050】
読み出されたデータが数字「9」のコードデータである場合には(S117:YES)、データポインタ値DPで指示するデータが数字「0」のコードデータに置き換えられ(S118)、データポインタ値DPが1つインクリメントされる(S119)。そして、テキストメモリ31に他の整理番号列データが格納されているか否かが判断され(S120)、他の整理番号列データが格納されている場合は(S120:YES)S115に戻り、格納されていない場合は(S120:NO)このプログラムは終了する。
【0051】
ところで、S117において、読み出されたデータが数字「9」のコードデータでない場合には(S117:NO)、データポインタ値DPで指示するデータが数字配列順に基づいてカウントアップして置き換えられ(S121)プログラムが終了する。また、S116において読み出されたデータが数字「0」〜「9」のコードデータでない場合(S116:NO)にもプログラムは終了する。このようにしてカウントアップ処理(S75)が終了すると、カウンタ値Mが1つ減算され(S76)、カウンタ値Mが1であるか否かが判断される(S77)。
【0052】
カウンタ値M≠1の場合には(S77:NO)、印刷バッファ34の内容を印刷用テープ5に印刷(S78)した後、S73に戻りカウントアップ処理したデータを印刷バッファ34にイメージ展開する。一方、カウンタ値M=1の場合(S77:YES)には、設定されたナンバリング回数がすべて処理されたこととなるので、現在印刷バッファ34に格納されている内容を印刷用テープ5に印刷して(S79)印刷処理プログラム22eを終了する。こうしてテキストメモリ31の内容が印刷された印刷用テープ5は、テープ送りモータによって所定量送り出された後、切断カッターにより切断されてラベルとなる。
【0053】
例えば、数字キーNを操作することで、図4中のS2〜S4の各ステップが実行されて、整理番号列「012」が入力され、続いて、バーコード入力キー3b、及び数字キーN、リターンキー3dを操作することで、S2、S3、S6、S7の各ステップが実行されてバーコードデータ「1234567890128」が入力され、更に、ナンバリング範囲指定キー3c、カーソル移動キー3a、リターンキー3dを操作することで、S2、S3、S6、S8、S9の各ステップが実行され、整理番号列「012」及びバーコードデータにナンバリング範囲が指定されたとする。なお、上記バーコードデータにおいて、数字キーNにて入力したのは先頭から12桁まで、即ち「1〜2」までであり、13桁目の「8」は、チェックデジットとして図5中のS27において演算され入力されるものである。
【0054】
次に、印刷キーPを操作すると、S11の印刷処理が実行され、図7中のS71においてナンバリング枚数を9枚に設定する。そして、S73において整理番号列とバーコードデータとのイメージ展開処理が実行され、そのドットパターンデータが印刷バッファ34に格納され、S78においてそのドットパターンデータが印刷され、図15(a)に示すような印刷結果が得られる。
【0055】
一方、S75においてカウントアップ処理が実行され、整理番号列が「013」に、バーコードデータが「1234567890135」にカウントアップされ、そのデータに基づいて図15(b)に示すように、カウントアップされた整理番号列「013」及びバーコードが印刷される。順次カウントアップが進み、図15(c)に示す整理番号列「019」とバーコードデータ「1234567890197」が印刷される際に、これらデータのカウントアップ処理において、図10中のS115〜S121の各ステップが実行されて整理番号列が「020」に、図11中のS131〜S142の各ステップが実行されてバーコードデータが「1234567890203」にカウントアップされ、それらのデータに基づいて、図15(d)に示す整理番号列「020」及びバーコードが印刷される。
【0056】
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るテープ印刷装置1は、バーコードについて順次カウントアップして印刷するバーコードカウントアップ処理プログラム22cを備えたので、バーコードを順次カウントアップして印刷用テープ5に印刷することができると共に、バーコードを用いて商品等をナンバリングする場合における作業効率が飛躍的に向上した。
【0057】
また、バーコードカウントアップ処理プログラム22cに加え、整理番号列を順次カウントアップするカウントアップ処理プログラム22bを備えると共に、バーコードと整理番号列をドットパターンデータに変換するイメージ展開処理プログラム22d、ドットパターンデータを印刷する印刷処理プログラム22eを備えたのでバーコードシンボルと整理番号列をカウントアップしつつ同一の印刷用テープ5に印刷することができる。更に、バーコードシンボルと整理番号列が同一の印刷用テープ5に印刷することができるので、バーコードの内容を整理番号列を介することで人間の視覚によって容易に識別することが可能になり、バーコードを用いた商品管理等の適用範囲を大きく広げることができた。
【0058】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が可能であることは容易に推察されるものである
例えば、本実施例では、バーコードデータ変換処理において「EAN(European Article Number)」や、「CODE39」等の種々のバーコード基準に基づいてバーコードデ
ータに変換することができるものである。
【0059】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の発明の印刷装置は、バーコードをナンバリング処理するか否か、整理番号列の任意の部分をナンバリング処理するか否の指定ができ、バーコードカウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われたバーコードデータ及び整理番号列カウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われた整理番号列データを、順次、印刷用ドットパターンに変換して、整理番号列とバーコードとを同時に印刷することができる。
【0060】
また、請求項2の発明の印刷装置は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ナンバリング範囲指定手段によるナンバリング処理指定時に、テキストメモリに記憶されたバーコードデータ及び整理番号列データの何れにもナンバリング範囲指定されている場合には、警告ブザーを鳴動することができる。
【0061】
また、請求項3の発明の印刷装置は、請求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、記ナンバリング範囲指定手段による整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する時に、指定された範囲の数字及び文字を反転表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ印刷装置の平面図である。
【図2】テープ印刷装置における印刷機構の平面を示す説明図である。
【図3】テープ印刷装置の制御ブロック図である。
【図4】テープ印刷装置の基本的動作のフローチャートである。
【図5】バーコードデータ入力処理プログラムのフローチャートである。
【図6】ナンバリング範囲指定処理プログラムのフローチャートである。
【図7】印刷処理プログラムのフローチャートである。
【図8】ナンバリング回数設定処理プログラムのフローチャートである。
【図9】イメージ展開処理プログラムのフローチャートである。
【図10】文字、数字のコードデータに対するカウントアップ処理プログラムのフローチャートである。
【図11】バーコードデータに対するカウントアップ処理プログラムのフローチャートである。
【図12】バーコード入力処理時における液晶ディスプレイ4の表示状態を示す説明図である。
【図13】ナンバリング範囲を指定する際の液晶ディスプレイの表示状態を示す説明図である。
【図14】ナンバリング回数設定処理時におけるディスプレイの表示状態を示す説明図である。
【図15】本実施例に係るテープ印字装置を用いてカウントアップ処理を施した印刷結果例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
3 キーボード
3a カーソル移動キー
3b バーコードデータ入力キー
3c ナンバリング範囲指定キー
3d リターンキー
3e スペースキー
4 液晶ディスプレイ
20 CPU
21 ROM
22a ナンバリング範囲指定処理プログラム
22b カウントアップ処理プログラム
22c バーコードカウントアップ処理プログラム
22d イメージ展開処理プログラム
22e 印刷処理プログラム
23 CGROM
30 RAM
31 テキストメモリ
33 バーコードバッファ
34 印刷バッファ
K カーソル
BS バーコードシンボル
CN 文字、数字表示

Claims (3)

  1. 入力された数字や文字からなる整理番号列データ及び入力された数字のデータに基づくバーコードデータを記憶するテキストメモリを備え、前記テキストメモリに記憶された整理番号列データ及びバーコードデータに基づいて、整理番号列とバーコードとを同時に印刷可能な印刷装置であって、
    前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータにナンバリング処理をする範囲を指定する始点・終点コードを付すと共に、前記テキストメモリに記憶された整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する始点・終点コードを付すナンバリング範囲指定手段と、
    前記バーコードデータ及び前記整理番号列データを順次カウントアップして印刷するためのナンバリング処理回数を設定するナンバリング回数設定手段と、
    前記テキストメモリに前記始点・終点コードが記憶され、且つ、ナンバリング回数設定手段により設定されたナンバリング処理回数が2回以上の場合に、ナンバリング処理を実施すると判断する判断手段と、
    前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータの指定範囲の値を初期値として、前記ナンバリング回数設定手段により設定された回数まで順次カウントアップ処理を行うバーコードカウントアップ処理手段と、
    前記テキストメモリに記憶された整理番号列の指定範囲の値を初期値として、前記ナンバリング回数設定手段により設定された回数まで順次カウントアップ処理を行う整理番号列カウントアップ処理手段と
    を備え、
    前記判断手段がナンバリング処理が必要と判断した場合に、
    前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータにナンバリング処理をすることを示す始点コードが付されている場合には、前記バーコードカウントアップ処理手段により、順次カウントアップ処理を行い、
    前記テキストメモリに記憶された整理番号列にナンバリング処理の範囲指定がなされている場合には、前記整理番号列カウントアップ処理手段により、順次カウントアップ処理を行い、
    前記バーコードカウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われたバーコードデータ及び前記整理番号列カウントアップ処理手段によりカウントアップ処理が行われた整理番号列データを順次印刷用ドットパターンに変換することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ナンバリング範囲指定手段によるナンバリング処理指定時に、前記テキストメモリに記憶されたバーコードデータ及び整理番号列データの何れにもナンバリング範囲指定されている場合には、警告ブザーを鳴動することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ナンバリング範囲指定手段による整理番号列データの任意の部分にナンバリング処理をする範囲を指定する時に、指定された範囲の数字及び文字を反転表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
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