JP2007233974A - テープ印刷システム、テープ印刷方法及びテープ印刷プログラム - Google Patents

テープ印刷システム、テープ印刷方法及びテープ印刷プログラム Download PDF

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登信 亀田
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知記 仲村
Nobuyuki Horii
信之 堀井
Takayuki Uehara
隆行 植原
Masaaki Sato
賢亮 佐藤
Toshinori Nojima
俊則 野島
Yoichi Hine
洋一 日根
Hiroyasu Kurashina
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Abstract

【課題】 印刷対象の文字列などの入力に係る使い勝手を一段と高めたテープ印刷システムを提供する。
【解決手段】 本発明は、印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷システムにおいて、印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換するエンコード手段と、変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。ここで、1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取るコード画像読取手段と、読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換するデコード手段とをさらに有することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明はテープ印刷システム、方法及びプログラムに関し、例えば、専用のテープ印刷装置や、パソコンとラベルプリンタとが結合されたテープ印刷システムなどに適用し得るものである。
専用のテープ印刷装置は、入力された文字(記号、絵文字、外枠、地紋等を含む概念とする)の列を連続するテープに、インクリボンを利用した転写方式によって印刷すると共に、印刷されたテープを排出して切断するものである(切断後の文字列が印刷されたテープはラベルと呼ばれている)。
従来のテープ印刷装置において、印刷に供する文字列の入力方法としては、一般的なユーザが書式や配置などを自由に設定してテキストを入力する方法(以下、一般的入力方法と呼ぶ)に加え、住所ラベルなどの書式や配置が定まっているラベルの入力に好適なフォーム入力方法が用意されている(特許文献1参照)。また、従来のテープ印刷装置においては、時間をおいた同一文字列のラベル作成に便利なように、ファイル登録機能を有するものがある(特許文献2参照)。
特開2000−203095号公報 特開2005−103948号公報
しかしながら、装置が用意しているフォーム入力種類が古くなり、使い難くなってしまうこともある。例えば、住所用ラベルのフォーム入力項目としてメールアドレス項目がなく、不満に感じるユーザが生じる。このようなことは、印刷見本についても同様である。
また、ファイル登録が多くなると、登録時に付与したファイル名でその内容をユーザ自身が後日に推測できないことも存在する。多くのファイルを開いて、所望するファイルを見付け出すのも煩雑である。
パソコンとラベルプリンタとが結合されたテープ印刷システムであれば、このような場合において、存在するラベルに対し、パソコンのOCR機能を利用して文字列を入力するようなことも可能である。しかし、ラベルに印字された程度の文字数に対し、OCR機能を適用するのは、使い勝手が悪いものと言わざるを得ない。また、ラベルが壁などの固定物に貼付されている場合には、OCR機能を利用することもできない。
さらに、テープ印刷装置を複数台所有しているような人(例えば、法人)において、複数台のテープ印刷装置に同一のファイルデータを登録したい場合には、それぞれのテープ印刷装置に対して、テキストデータの入力からしなければならない。
そのため、印刷対象の文字列などの入力に係る使い勝手を一段と高めることができるテープ印刷システム、テープ印刷方法及びテープ印刷プログラムが望まれている。
かかる課題を解決するため、第1の本発明は、印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷システムにおいて、印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換するエンコード手段と、変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、印刷対象データの印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷システムにおいて、1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取るコード画像読取手段と、上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換するデコード手段とを有することを特徴とする。
第3の本発明は、印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷方法において、エンコード手段と印刷手段とを備え、上記エンコード手段が、印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換し、上記印刷手段が、変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷することを特徴とする。
第4の本発明は、印刷対象データの印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷方法において、コード画像読取手段とデコード手段とを備え、上記コード画像読取手段が、1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取り、上記デコード手段が、上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換することを特徴とする。
第5の本発明は、入力データに応じた印刷画像をテープに印刷させてラベルを形成させるテープ印刷プログラムであって、コンピュータを、印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換するエンコード手段と、変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷する印刷手段として、機能させるように、コンピュータが実行可能なコードで記述していることを特徴とする。
第6の本発明は、入力データに応じた印刷画像をテープに印刷させてラベルを形成させるテープ印刷プログラムであって、コンピュータを、1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取るコード画像読取手段と、上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換するデコード手段として、機能させるように、コンピュータが実行可能なコードで記述していることを特徴とする。
本発明によれば、印刷対象の文字列などの入力に係る使い勝手を一段と高めたテープ印刷システム、テープ印刷方法及びテープ印刷プログラムを提供できる。
(A)実施形態
以下、本発明によるテープ印刷システム、テープ印刷方法及びテープ印刷プログラムの一実施形態を説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態のテープ印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
この実施形態のテープ印刷システム1は、パソコンなどが該当する情報処理装置2と、この情報処理装置2に対してケーブル接続される(無線回線を介した接続でも良い)、情報処理装置2の周辺装置としてのラベルプリンタ3とを有し、さらに、情報処理装置2に接続されるQRコード読取装置4を有する。
情報処理装置2は、制御部10、キーボード部11、マウス部12、ディスプレイ部13、大容量記憶部14、記録媒体アクセス部15及び入出力インタフェース部16などを備え、制御部10に対し、キーボード部11、マウス部12、ディスプレイ部13、大容量記憶部14及び記録媒体アクセス部15などが入出力インタフェース部16を介して接続されている。
また、ラベルプリンタ3も、ケーブルを収容している入出力インタフェース部16を介して制御部10に接続されている。さらに、QRコード読取装置4も、有線又は無線回線によって入出力インタフェース部16に、従って、制御部10に接続されている。
ラベルプリンタ3は、制御部20、通信部21、印刷ヘッド22、印刷ヘッド駆動部23、テープ送り機構24及びテープ送り駆動部25などを備えている。
QRコード読取装置4は、制御部30、通信部31及びCCDカメラ部32などを備えている。
情報処理装置2における制御部10は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、CG−ROMなどでなり、CPUがROMやRAMやEEPROMなどに格納されているプログラムやデータに従い、RAMやEEPROMなどをワーキングメモリとして利用しながら処理を実行するものである。制御部10(CPU)は、表示出力処理や印刷出力処理では、CG−ROMの格納データも適宜利用し、また、RAMなどに表示バッファや印刷バッファを適宜設定して処理する。
キーボード部11は、装置筐体に一体的に又は別体として設けられており、入力文字や制御情報などの入力に用いられるものである。マウス部12は、装置筐体に対してケーブル接続され、カーソル移動指示やアイコン選択指示などに用いられるものである。マウス部12に代え、他のポインティングデバイスやキーボードの矢印キーなどを適用しても良く、他のポインティングデバイスが装置筐体に一体的に設けられていても良い。
ディスプレイ部13は、装置の蓋体に一体的に設けられ、又は、装置の本体の別体として設けられている。ディスプレイ部13は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどが該当し、制御部10の制御下で、画像を表示するものである。
大容量記憶部14は、例えば、ハードディスク装置が該当し、各種プログラムやデータを記憶するものであり、インストールされたアプリケーションなども格納するものである。大容量記憶部14は、処理の負荷によっては、制御部10内のRAMなどを補完するワーキングメモリとしても機能する。
この実施形態の場合、大容量記憶部14には、テープ印刷プログラムP(図2参照)が格納されている。
記録媒体アクセス部15は、例えば、CD−ROMやフレキシブルディスクやUSBメモリなどの記録媒体の外付け又は内蔵のアクセス装置が該当する。記録媒体アクセス部15には、ファイルデータの入出力のための記録媒体や、アプリケーションプログラムをインストールさせるための記録媒体が装填される。このような記録媒体の中には、テープ印刷プログラムPを格納している記録媒体5も存在する。記録媒体アクセス部15は、複数存在していても構わない。
なお、大容量記憶部14へのテープ印刷プログラムPの複写(インストール)は、記録媒体5からの読出し格納だけでなく、他の装置からのダウンロードによっても良い。
入出力インタフェース部16は、制御部10と、他の処理部とのインタフェース機能を担うものであり、図1では明確に示していないが、各処理部毎に、インタフェース部が存在する。
図1で示す入出力インタフェース部16には、ラベルプリンタ3との通信を行うドライバやレシーバなどの通信部も含まれている。また、入出力インタフェース部16には、QRコード読取装置4との通信を行う通信部も含まれている。例えば、QRコード読取装置4との通信が有線通信であれば、入出力インタフェース部16には、QRコード読取装置4との通信を行うドライバやレシーバなどの通信部が含まれている。また例えば、QRコード読取装置4との通信が近距離無線通信(例えば、赤外線通信やブルーツース通信など)であれば、入出力インタフェース部16には、近距離無線通信部が含まれている。
ラベルプリンタ3における制御部20は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどでなり、情報処理装置2から転送されてきた印刷画像データをバッファリングしながら、装填されているテープに印刷させる制御を行うものである。
通信部21は、例えば、通信用のドライバ、レシーバでなり、制御部20の制御下で、情報処理装置2側との通信を行うものである。
印刷ヘッド22は、例えば、サーマルヘッドでなり、テープに対してインクリボンのインクを転写させるものである。印刷ヘッド駆動部23は、制御部20の制御下で、印刷ヘッド22の各発熱素子を適宜オン駆動するものである。
テープ送り機構24は、当該ラベルプリンタ3に装填された図示しないテープカセット内のテープ及びインクリボンを走行させたり停止させたりする機構である。なお、テープに関しては、テープカセット内から外部へと走行させ、インクリボンに関してはテープカセット内で走行させる(なお、印刷ヘッド22に対向する位置は窓となっている)。
テープ送り駆動部25は、制御部20の制御下で、テープ送り機構24を駆動するものである。
なお、印刷済みのテープを自動的に切断する機構やその駆動部などがラベルプリンタ3に設けられていても良い。
QRコード読取装置4は、QRコードを読み取ってデコードしたテキストデータなどを情報処理装置2に与えるためのものである。QRコード読取装置4は、専用装置であっても良く、QRコードの読取機能を備える装置(例えば、携帯電話機)を利用するものであっても良く、QRコードの読取機能に関し、制御部30、通信部31及びCCDカメラ部32などを備えている。
QRコード読取装置4の制御部30は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどでなり、情報処理装置2の制御の下、CCDカメラ部32が読み取ったQRコード画像をテキストデータにデコードして情報処理装置2に送信させるものである。
通信部31は、制御部30の制御下で、情報処理装置2側との通信を行うものである。QRコード読取装置4及び情報処理装置2間で有線通信するシステムであれば、通信部31は、通信用のドライバ、レシーバが該当する。QRコード読取装置4及び情報処理装置2間で近距離無線通信するシステムであれば、通信部31は、近距離無線通信部が該当する。
CCDカメラ部32は、QRコード画像を撮像して制御部30に与えるものである。例えば、撮像の起動指令や完了指令は、制御部30から与えられる。
なお、以上では、QRコード画像をテキストデータに変換する機能を、QRコード読取装置4が備える場合を示したが、QRコード読取装置4がQRコード画像を得る機能だけを有し、QRコード画像をテキストデータにデコードする機能を、情報処理装置2が備えるものであっても良い。
記録媒体5に格納されていて大容量記憶部14に複写(インストール)されるテープ印刷プログラムPは、大きくは、図2に示すように、ラベル作成用エディタ部P1と、プリンタドライバ部P2とでなる。ラベル作成用エディタ部P1は、ラベルに印刷する内容を入力させたり修正させたりその内容をファイルとして入出力させたりするなどの編集機能を担っているものである。プリンタドライバ部P2は、ラベルプリンタ3に対する駆動処理を行うプログラムであり、印刷内容のデータをドット展開して印刷画像データに変換したり、その印刷画像データを、ラベルプリンタ3の仕様に沿ってラベルプリンタ3に転送させたりする機能などを担っている。
ラベル作成用エディタ部P1(やプリンタドライバ部P2)の詳細については、後述する動作説明で明らかにする。
(A−2)実施形態の動作
以下、実施形態のテープ印刷システム1の動作(テープ印刷方法)を説明する。なお、以下では、テープ印刷プログラムPが大容量記憶部14に既にインストールされており、実行させるアプリケーションプログラムとして、このテープ印刷プログラムP(のラベル作成用エディタ部P1)が選択された場合を説明する。
なお、テープ印刷プログラムPのラベル作成用エディタ部P1は、設定用表示画像データ等の固定データも含んでおり、表示画像上でのアイコン操作やキーボード部11からの信号などにより、処理を順次切り換えていくようになされている。
(A−2−1)ファイルデータの選択動作(QRコードからのデータ取込)
この実施形態は、印刷に供するファイルデータの選択動作にQRコードの読取り機能を利用していることを、一つの特徴としており、以下では、ファイルデータの選択動作を説明する。
ラベル作成用エディタ部P1が起動(選択)された後、制御部10は、図示しない属性設定用画像をディスプレイ部13に表示し、ラベルプリンタ3の機種や、テープ幅や、テープ長や、ラベルでの余白長さや、表示画面(入力画面;図3参照)上でのテープの置き方(縦、横)や、拡大倍率や、ラベルの用途種類などの属性項目をユーザに設定させ、ユーザが属性用設定画面における「OK」アイコンをマウス部12によってクリックすると、制御部10は、図3に示すような入力用画像PIC1を表示させる。
入力用画像PIC1においては、作業領域WRと、作業領域WRの上下に設けられたタイトルバーB1、メニューバーB2、標準ツールバーB3、…などの各種バーとを備えている。作業領域WRには、ラベルの印刷イメージPREが表示され、印刷イメージPREには、例えば、赤色破線で囲まれた印刷範囲BRも含まれている。印刷範囲BRは、印刷イメージの文字列(テキストデータ列)を表示するだけでなく、入力動作や編集動作時における対象の文字列などを表示させているものであり、文字入力などに応じてこの印刷範囲BRの大きさが増減するものとなっている。例えば、ファイルデータの読出し機能によって読み出されたテキストデータ列は、印刷範囲BR内に編集可能に表示される。
また、メニューバーB2の「ファイル」選択肢B2−1がクリックされると、制御部10は、図示しない選択用メニューウィンドウ画像を表示する。そのメニューウィンドウにおける「開く」選択肢は、基本的には、ラベルに印刷する内容を過去に記憶させたファイルデータから得る処理モードを表しており、この「開く」選択肢がマウス部12によってクリックされると、制御部10は、図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像(「ファイルを開く」画像)PIC2をディスプレイ部13に表示し、ユーザにファイルデータを選択させる。ファイルデータが選択されたときには、制御部10は、上述した図3に示すような入力用画像PIC1を表示させる。なお、ファイルを開くことにより表示された入力用画像PIC1における印刷範囲BR内には、選択されたファイルデータに係る印刷画像も表示される。
ラベル作成用エディタ部P1が起動(選択)され、それ以降の流れによって入力用画像PIC1が表示されている状態で、標準ツールバーB3の「開く」アイコンB3−1がクリックされると、制御部10は、図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2をディスプレイ部13に表示させる。
図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2は、ファイルの場所を明示、選択させるファイル場所フィールドB11、ファイル場所フィールドB11に明示されているファイルの場所に係るフォルダやファイル名の一覧を表示、選択させるファイル一覧フィールドB12、選択候補になっているファイルの名称を表示、入力させる候補ファイル名フィールドB13、選択候補になっているファイルの種類名を表示、入力させるファイル種類フィールドB14などを含むと共に、所定の機能に対応付けられた各種アイコンを有する。アイコンとしては、「開く」アイコンB15や「ツール」アイコンB16が含まれている。
この実施形態の場合、選択可能な「ファイルの場所」の一つとして、図4に例示しているように「QRコード」がある。なお、ファイル場所フィールドB11はプルダウンアイコンB11Aを有している。このアイコンB11Aがクリックされると、制御部10は、選択可能なファイルの場所情報を全て含むプルダウンメニューを表示させ、その中の1種類がクリックされることにより、明示させる「ファイルの場所」を切り換える。この機能により、図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2が表示された直後において、「QRコード」がファイル場所フィールドB11に明示されていなくても、ユーザは、「QRコード」に切り換えることができる。
ファイル場所フィールドB11に「QRコード」が表示されているときには、他のフィールドには何も表示されない。
ファイル場所フィールドB11に「QRコード」が表示されているときに、「開く」アイコンB15がクリックされると、制御部10は、図5に示すように、QRコードの読取り動作を実行することをユーザに求めるメッセージ「QRコードを読み取って下さい」をディスプレイ部13に表示させた後(ステップ500)、QRコード読取装置4から、QRコードを読み取ってデコードして得たテキストデータを取り込み(ステップ501)、そのテキストデータを選択されたファイルデータとした印刷画像を印刷範囲BR内に挿入した入力用画像PIC1を表示させる(ステップ502)。なお、テキストデータには、書式などの情報も含めておくようにしても良い。
なお、QRコード読取装置4がQRコード画像を得る機能だけを有する場合であれば、情報処理装置2が、QRコード画像をテキストデータにデコードすることになる。
ユーザは、ファイル場所フィールドB11に「QRコード」が表示されている状態で、上述したように、「開く」アイコンB15をクリックしたときには、QRコード読取装置4を用いて、所望するQRコードの読取りを実行させることになる。
入力用画像PIC1のタイトルバーB1にはファイル名を書き込むようになっているが、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータをファイルデータとして取り込んだ際には、ファイル名部分は、図3に示すように、ファイル名が存在しないことを表す「無題1」(1の部分は他の数字のこともあり得る)」となる。
なお、ラベル作成用エディタ部P1は、最初の画像を表示させる処理ルーチンの前に、通信可能なQRコード読取装置4の存在を確認しておくルーチンを設けておくようにしても良い。例えば、QRコード読取装置4と有線接続するシステムであれば、そのケーブルの装着を確認し、また例えば、QRコード読取装置4と近距離無線で通信するシステムであれば、存在を確認するための通信を実行しておく。ここで、存在を確認し得ない場合には、制御部10は、ファイル選択用ウィンドウ画像PIC2の「ファイルの場所」の選択肢から「QRコード」を除外しておく。
なお、図5では省略しているが、制御部10は、QRコード読取装置4からテキストデータを取り込もうとしても、QRコード読取装置4からテキストデータが所定時間たっても取り込めない場合には、エラー音を鳴動させた後、「開く」アイコンB15がクリックされる前の状態に戻る。
以上のようにして、この実施形態の場合、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータ(以下、適宜、QRコードに係るテキストデータと呼ぶ)をファイルデータとして取り込むことができる。
なお、ファイルデータの読み出しモードではなく、QRコードに係るテキストデータを取り込めるようにしても良い。フォーム入力などと同様に、新規データの入力方法の1種類としてQRコードの読取機能を設けるようにしても良い。
また、ファイルデータとして取り込むことが可能なQRコードは、当該テープ印刷システム(互換性があるテープ印刷システムを含む)が印刷したものに限定されず(印刷動作については後述する)、他の印刷装置などが印刷したQRコードを対象とすることができる。
(A−2−2)ファイルデータの複写動作(QRコードを複写元とした複写)
上記では、QRコードを読み取って得たテキストデータを、入力画面に表示して編集に供する場合を示したが、この実施形態では、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータをファイルデータとして直ちに格納できることも一つの特徴をなしている。以下、QRコードからのファイルデータへの複写動作について説明する。
入力用画像PIC1が表示されている状態で、メニューバーB2の「ファイル」選択肢B2−1がクリックされると、制御部10は、図示しない選択用メニューウィンドウ画像を表示し、そのウィンドウ画像の「複写」選択肢がクリックされると、図示しない複写元ファイル選択用ウィンドウ画像をディスプレイ部13に表示させる。
「複写」選択肢がクリックされて表示される図示しない複写元ファイル選択用ウィンドウ画像は、上述した「開く」選択肢がクリックされて表示される図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2と同様な構成を有する画像である。すなわち、ファイル場所フィールド、ファイル一覧フィールド、候補ファイル名フィールド、ファイル種類フィールドなどを有する画像である。ファイル場所フィールドの選択肢として、「QRコード」が含まれている。ファイル場所フィールドの選択肢「QR」コードが選択された状態で、「OK」アイコンがクリックされると、制御部10は、図6に示す処理を開始し、図示しないファイル複写先選択用ウィンドウ画像をディスプレイ部13に表示させる(ステップ600)。
なお、複写元ファイル選択用ウィンドウ画像上で、「QR」コード以外の他の複写元が指定されて、「OK」アイコンがクリックされても、制御部10は、図示しないファイル複写先選択用ウィンドウ画像をディスプレイ部13に表示させる。
図示しないファイル複写先選択用ウィンドウ画像も、上述した「開く」選択肢がクリックされて表示される図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2の同様な構成を有する画像である。すなわち、ファイル場所フィールド、ファイル一覧フィールド、候補ファイル名フィールド、ファイル種類フィールドなどを有する画像である。このファイル複写先選択用ウィンドウ画像においては、ファイル場所フィールドの選択肢として「QRコード」が含まれておらず、情報処理装置2が有する具体的なファイルの格納場所だけが選択肢となっている。
制御部10は、図示しない複写先ファイル選択用ウィンドウ画像上で複写先が指定されて「OK」アイコンがクリックされた場合において(ステップ601)、その直前に指定された複写元の選択肢が「QRコード」であると、QRコードの読取り動作を実行することをユーザに求めるメッセージ「QRコードを読み取って下さい」をディスプレイ部13に表示させた後(ステップ602)、QRコード読取装置4から、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータを取り込み(ステップ603)、そのテキストデータ(書式などの属性情報を含んでいても良い)を、選択された複写先の格納場所にファイルデータとした格納させる(ステップ604)。そして、ファイルの複写が指示される前の表示画面に戻す(ステップ605)。
以上のようにして、この実施形態の場合、QRコードを読み取って得たテキストデータを、直ちにファイルデータとして格納させることができる。
なお、以上では、QRコードを読み取って得たテキストデータを編集入力に供するものとして取り込む場合、及び、QRコードを読み取って得たテキストデータをファイルデータとして格納させるために取り込む場合を示したが、QRコードを読み取って得たテキストデータを編集入力に供するものとして表示し、かつ、そのテキストデータをファイルデータとして格納させる動作モードを設けるようにしても良い。
また、以上では、ファイルデータの複写種類として、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータをファイルデータとして格納するモードを設けたものを示したが、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータをファイルデータとして格納するモードを、ファイルデータの移動種類として設けるようにしても良い。
(A−2−3)QRコードを利用したファイルデータの検索動作
この実施形態は、印刷に供するファイルデータを、QRコードを利用して検索する機能が一つの特徴となっており、以下では、この検索動作を説明する。なお、この動作時には、QRコードは、「ファイル名」を表すものとして処理される。
図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2における「ツール」アイコンB16がクリックされると、制御部10は、ファイル選択に係るツール種類を、図示しないポップアップメニューで表示させる。ファイル選択に係るツール種類として、「QRコード利用検索機能」が設けられている。図示しないポップアップメニューにおける「QRコード利用検索機能」選択肢が選択されると、制御部10は、図7のフローチャートに示す処理を実行する。
制御部10はまず、データ授受を実行し得るQRコード読取装置4が接続されているか否かを判別する(ステップ100)。無線の場合、「接続」は、「リンクの確立」を意味する。この際に、リンクを確立する動作を行い、確立できたか否かを判別するようにしても良い。
QRコード読取装置4が接続されていなければ、制御部10は、エラー音を鳴動させた後(ステップ101)、「QRコード利用検索機能」選択肢が選択される前の状態に戻す(ステップ102)。
QRコード読取装置4が接続されていれば、制御部10は、「QRコードを読み取って下さい」というメッセージを表示画像上の一部に表示して(ステップ103)、QRコードの読取りをユーザに促した後、QRコード読取装置4から、QRコードを読み取りデコードして得たテキストデータを取り込む(ステップ104)。なお、QRコード読取装置4からテキストデータを取り込んだ際には、上記メッセージの表示は終了させる。
制御部10は、この際のテキストデータを「ファイル名」として取り込む。制御部10は、QRコード読取装置4から取り込んだテキストデータをファイル名としているファイルが存在するかを、ファイルデータを記憶している全ての「ファイルの場所」から検索し、検索できたか否かを判別する(ステップ105、106)。なお、テープ印刷プログラムPが搭載されている情報処理装置2が外部装置やネットワークとの通信機能を備えるものであれば、検索対象の「ファイルの場所」として、通信可能な外部装置やネットワークを含めるようにしても良い。
検索できない場合には、制御部10は、エラー音を鳴動させた後(ステップ101)、「QRコード利用検索機能」選択肢が選択される前の状態に戻す(ステップ102)。
一方、検索できた場合には、制御部10は、ファイル場所フィールドB11、ファイル一覧フィールドB12、候補ファイル名フィールドB13、ファイル種類フィールドB14などに、検索されたファイルに係るデータを挿入した、図4に示すファイル選択用ウィンドウ画像PIC2を表示して(ステップ107)、図7に示す一連の処理を終了する。
以上のようなファイル検索に利用されるQRコードは、主として、後述するようにして当該テープ印刷システム(互換性があるテープ印刷システムを含む)によって印刷されたものである。なお、他の装置によって、印刷されたQRコードも対象となるが、当該テープ印刷システムに係るファイル名のQRコードを他の装置で印刷することは実際的ではない。
また、上記では、ファイル名だけをQRコードにした場合を説明したが、ファイル名に加え、ファイルの場所、ファイルの種類などの情報もQRコードに含めるようにしても良い。
(A−2−4)テキストデータのQRコード化
次に、テキストデータ(ファイルデータ)をエンコードして得たQRコードをラベルに印刷する動作を説明する。
テキストデータ(ファイルデータ)のQRコードをラベルに印刷する方法として、2つの方法があり、この項では、そのうちの第1の方法を説明する。なお、第2の方法は、後述する(A−2−6)項で説明する。
第1の方法は、テキストデータ(ファイルデータ)のバーコードをラベルに印刷する動作と同様な方法である。
既存のテープ印刷システムは、テキストデータをバーコードに変換(エンコード)する機能を有している。このようなバーコードへの変換機能を選択するための、図示しないポップアップメニューの選択肢として、「QRコード」を設けておく。
そして、選択肢「QRコード」が選択されたとき、制御部10は、その時点での入力文字列(テキストデータ)をQRコードに変換(エンコード)し、ラベルプリンタ3によってテープ(ラベル)に印刷させる。この印刷動作時には、プリンタドライバ部P2も機能する。
なお、テキストデータをラベルの前半に印刷し、QRコードをラベルの後半に印刷する印刷モードを設けるようにしても良い。
(A−2−5)ファイル名のQRコード化
次に、ファイル名をエンコードして得たQRコードをラベルに印刷する動作を説明する。この動作は、ファイルデータの保存(新規保存又は上書き保存)動作の中で実行される。
図3に示す入力用画像PIC1には、「新規保存」アイコンB3−2が設けられており、この「新規保存」アイコンB3−2がクリックされると、制御部10は、図8に示す新規保存用ウィンドウ画像PIC3を表示させる。この画像PIC3は、ファイルの場所を明示、選択させるファイル場所フィールドB21、ファイル場所フィールドB21に明示されているファイルの場所に係る現状のフォルダやファイル名の一覧を表示させるファイル一覧フィールドB22、選択候補になっているファイルの名称を表示、入力させる候補ファイル名フィールドB23、選択候補になっているファイルの種類名を表示、入力させるファイル種類フィールドB24などを含むと共に、所定の機能に対応付けられたアイコンを有する。アイコンとしては、「保存」アイコンB25や「QRコード印刷保存」アイコンB26が含まれている。
「保存」アイコンB25は、入力されているテキストデータ(書式などを含む)をファイルデータとして保存させることを指示するものであり、一方、「QRコード印刷保存」アイコンB26は、入力されているテキストデータ(書式などを含む)をファイルデータとして保存させると共に、そのファイル名をエンコードしたQRコードをラベルに印刷することを指示するものである。
「QRコード印刷保存」アイコンB26がクリックされると、制御部10は、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
そしてまず、ファイル名などの保存に必要な情報が設定されているか否かを判別する(ステップ200)。必要な情報が設定されていなければ、制御部10は、エラー音を鳴動させた後、「QRコード印刷保存」アイコンB26がクリックされる前の状態に戻る(ステップ201、202)。
これに対して、必要な情報が設定されていると、制御部10は、入力されているテキストデータを、設定されている場所に設定されているファイル名及び種類で保存させる(S203)。その後、制御部10は、設定されているファイル名をQRコードにエンコードし(ステップ204)、ラベルプリンタ3によってテープ(ラベル)に印刷させる(ステップ205)。そして、「QRコード印刷保存」アイコンB26がクリックされる前の状態に戻る(ステップ202)。
以上では、新規保存動作の中で、ファイル名に係るQRコードを印刷させる場合を説明したが、上書き保存動作の中でも、同様にして、ファイル名に係るQRコードを印刷させるようにする。
(A−2−6)印刷指令時のQRコード化
テキストデータ(属性情報を含むものであっても良い)をエンコードしたQRコードを印刷させたり(上述した第2の方法)、ファイル名をエンコードしたQRコードを印刷させたりすることを、印刷指令時に選択することができる。以下では、このような選択動作を説明する。
図3に示す入力用画像PIC1には、「印刷」アイコンB3−3が設けられており、この「印刷」アイコンB3−3がクリックされると、制御部10は、図10に示す印刷用ウィンドウ画像PIC4を表示させる。
この印刷用ウィンドウ画像PIC4には、印刷対象を選択させる領域ARがあり、この領域ARは、「入力データ」、「入力データQRコード」、「ファイル名QRコード」を選択させるチェックボックスCB1、CB2、CB3が設けられている。
チェックボックスCB1がチェックされている状態で、「OK」アイコンがクリックされたときには、制御部10は、入力データが印刷されたラベルを形成させる。チェックボックスCB2がチェックされている状態で、「OK」アイコンがクリックされたときには、制御部10は、入力データ(テキストデータ)をエンコードして得たQRコードが印刷されたラベルを形成させる。チェックボックスCB3がチェックされている状態で、「OK」アイコンがクリックされたときには、制御部10は、入力データに係るファイル名をエンコードして得たQRコードが印刷されたラベルを形成させる。
3種類のチェックボックスCB1、CB2、CB3は、他のチェックボックスの状態に関係なく、チェック可能であり、すなわち、複数のチェックボックスがチェックされることもある。この状態で、「OK」アイコンがクリックされたときには、制御部10は、異なる種類のラベルを順次形成させる。
例えば、2種類のチェックボックスCB1及びCB2がチェックされている状態で、「OK」アイコンがクリックされたときには、制御部10は、入力データが印刷されたラベルと、入力データをQRコードにエンコードし、その入力データQRコードを印刷したラベルを順次形成させる。
また例えば、3種類のチェックボックスCB1、CB2、CB3が共にチェックされている状態で、「OK」アイコンがクリックされたときには、制御部10は、入力データが印刷されたラベルと、入力データをQRコードにエンコードし、その入力データQRコードを印刷したラベルと、入力データのファイル名をQRコードにエンコードし、そのファイル名QRコードを印刷したラベルを順次形成させる。
以上のような2種類や3種類のラベルの印刷時において、ラベル間を自動切断させても良く、ミシン目などを介して連結させていても良く、ラベル間の処理をユーザに指定させるようにしても良い。
また、入力データQRコードとファイル名QRコードとを区別させるマークなどを、QRコードの外部に印刷させるようにしても良い。
(A−2−7)フォーム入力
次に、フォーム入力動作における特徴動作を説明する。
入力用画像PIC1が表示されている状態で、メニューバーB2の「ファイル」選択肢B2−1がクリックされると、制御部10は、図示しない選択用メニューウィンドウ画像を表示し、そのウィンドウ画像の「フォーム入力」選択肢がクリックされると、制御部10は、図11に示すようなフォーム入力用画像PIC5を表示させる。図11は、封筒などに貼付する住所ラベルを作成させるフォーム種類が選択された場合の画像例を示している。
フォーム入力用画像PIC5は、一般的な図3に示す入力用画像PIC1と同様なものであるが、以下の点が異なる。
入力用画像PIC1では、印刷範囲BRにカーソルが表示され、印刷範囲BRが入力を受け付ける領域(入力の編集などもこの領域で実行される)として機能するが、フォーム入力用画像PIC5では、印刷範囲BRは印刷画像(印刷イメージ画像)を単に表示する領域となっている。入力用画像PIC5において、入力は、種々の入力フィールドB31〜B36に対して行うものである。入力用画像PIC5においては、「入力クリア」アイコンB37及び「入力方法切換」アイコンB38が設けられている。
「入力クリア」アイコンB37は、全ての入力フィールドB31〜B36の文字列をクリアすることを指示するものであり、「入力方法切換」アイコンB38は、フォーム入力方法を一般的な入力方法に切り換えることを起動するものである。なお、フォーム入力そのものを終了させるアイコンは別途(B39)設けられている。
制御部10は、「入力方法切換」アイコンB38がクリックされたときには、図12のフローチャートに示す処理を実行する。そしてまず、制御部10は、その時点で入力フィールドB31〜B36に入力されている内容を統合し、1組のテキストデータを形成する(ステップ300)。次に、そのテキストデータを印刷範囲BRに編集可能に含めた、図3に示すような一般的な入力用画像PIC1を表示させる(ステップ301)。
以上のようにして、フォーム入力された文字列を利用しながら、一般的な入力方法を適用できる状態に切り換えることができる。
(A−2−8)デザインフォーム入力
次に、デザインフォーム入力動作における特徴動作を説明する。
入力用画像PIC1が表示されている状態で、メニューバーB2の「ファイル」選択肢B2−1がクリックされると、制御部10は、図示しない選択用メニューウィンドウ画像を表示する。図示しない選択用メニューウィンドウ画像には、「デザインフォーム入力」選択肢が設けられている。「デザインフォーム入力」選択肢は、宛名用やVTRテープ用などの予め用意されたデザインフォーム(印刷見本)を利用して、ラベルに印刷する内容を得る処理モードに移行させるものである。
この「デザインフォーム入力」選択肢がクリックされると、制御部10は、図13のフローチャートに示す動作を行う。そしてまず、制御部10は、図示しないデザインフォームの選択用画像を表示させ、選択された選択肢を取り込む(ステップ400、401)。その後、選択された選択肢が、「QRコード読取り」か「格納デザインフォームの取出し」かを判別する(ステップ402)。
「格納デザインフォームの取出し」が選択された場合には、格納されている複数種類のデザインフォームの中からユーザが所望するものを指定させ、その指定されたデザインフォーム種類のデザインフォーム(印刷イメージ画像)を取り出して表示させ(ステップ410、403)、それ以降の編集動作に移行する(ステップ404)。
これに対して、「QRコード読取り」が選択された場合には、制御部10は、データ授受を実行し得るQRコード読取装置4が接続されているか否かを判別する(ステップ405)。QRコード読取装置4が接続されていなければ、制御部10は、エラー音を鳴動させた後(ステップ406)、「QRコード読取り」選択肢が選択される前の状態に戻す(ステップ407)。
QRコード読取装置4が接続されていれば、制御部10は、「QRコードを読み取って下さい」というメッセージを表示画像上の一部に表示して(ステップ408)、QRコードの読取りをユーザに促した後、QRコード読取装置4から、QRコードを読取りデコードして得たデザインフォームデータを取り込み(ステップ409)、上述したステップ403に移行する。
なお、図13では省略しているが、QRコード読取装置4から得たデザインフォームを、他のデザインフォームが格納されている場所に追加格納するようにしても良く、この格納の有無をユーザに選択させるようにしても良い。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、QRコードを読み取って得たテキストデータを入力データとして取り込むことができるようにしたので、入力方法を多様にでき、ユーザは任意の入力方法を利用することができる。また、QRコードを読み取って得たテキストデータを入力データとして取り込むことができるので、QRコードの印刷を、ファイル登録と同様に扱うことができ、格納ファイルの管理にQRコードを利用することができる。
上記実施形態によれば、QRコードを読み取って得たテキストデータをファイルデータとしてそのまま格納することができるようにしたので、多くのテープ印刷システムに、同一のテキストデータをファイル格納するような操作を容易に実行させることができる。すなわち、多くのシステムに格納させる場合、1台のテープ印刷システムに対してテキストデータの入力操作を行った後、テキストデータをエンコードしたQRコードで印刷させ、他のシステムでそのQRコードを読み取って得たテキストデータをファイルデータとしてそのまま格納させれば良く、キーボードなどを用いた入力操作は1回で済む。
また、上記実施形態によれば、QRコードを読み取って得たテキストデータに基づいて、登録ファイルを検索することができるようにしたので、ユーザは、ファイル名などを忘れても、それをQRコード化して印刷しておくことにより、容易に所望するファイルデータを取り出すことができる。
さらに、上記実施形態によれば、フォーム入力から一般的入力方法へ任意に切り換えることができ、しかも、それまでの入力済み文字列を有効とすることができる。
さらにまた、上記実施形態によれば、デザインフォーム(印刷見本)を、QRコードを利用して入力することができる。例えば、システムの発売後に形成された、時代に合わせたデザインフォーム(印刷見本)を後から容易に使用させることができる。
以上のように、上記実施形態は、印刷対象の文字列などの入力に係る使い勝手を、従来に比較して一段と高めている。
(B)他の実施形態
上記実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
なお、上記実施形態ではQRコードを利用するものを示したが、他の2次元コードを適用するようにしても良く、また、バーコード(1次元コード)を適用するようにしても良い。また、複数種類のコードに対応できるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、印刷に供する文字列の入力や検索対象を規定する文字列の入力やデザインフォームの入力にQRコードを利用するものを示したが、他の情報の入力に、QRコードを利用するようにしても良い。例えば、登録しようとする外字情報の入力にQRコードを利用するようにしても良い。
さらに、上記実施形態においては、デザインフォーム(印刷見本)の外部からの取り込みにQRコードを利用するものを示したが、フォーム入力用データの外部からの取り込みにQRコードを利用するようにしても良い。
さらにまた、上記実施形態では、パソコンなどの情報処理装置と、この情報処理装置の周辺装置としてのラベルプリンタとでなるテープ印刷システムを示したが、専用機としてのテープ印刷システム(テープ印刷装置)に対しても、本発明を適用することができる。
実施形態のテープ印刷システムの構成を示すブロック図である。 実施形態のテープ印刷プログラムの構成を示す説明図である。 実施形態の印刷内容の一般的な入力用画像を示す説明図である。 実施形態のファイル選択用ウィンドウ画像を示す説明図である。 実施形態の「開く」ファイルデータとして「QRコード」が選択された際の処理を示すフローチャートである。 実施形態の複写元のファイルデータとして「QRコード」が選択された際の処理を示すフローチャートである。 実施形態のQRコードを利用した検索処理を示すフローチャートである。 実施形態の新規保存用ウィンドウ画像を示す説明図である。 実施形態の入力データをQRコードに変換して印刷する処理を示すフローチャートである。 実施形態の印刷用ウィンドウ画像を示す説明図である。 実施形態のフォーム入力用画像を示す説明図である。 実施形態のフォーム入力方法からの切換処理を示すフローチャートである。 実施形態のデザインフォームの選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…テープ印刷システム、2…情報処理装置、3…ラベルプリンタ、4…QRコード読取装置、P…テープ印刷プログラム。

Claims (12)

  1. 印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷システムにおいて、
    印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換するエンコード手段と、
    変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷する印刷手段と
    を有することを特徴とするテープ印刷システム。
  2. 1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取るコード画像読取手段と、
    上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換するデコード手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷システム。
  3. 上記デコード手段が変換した印刷対象データを、ユーザによる編集可能な状態にする編集対象化手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷システム。
  4. 1又は複数の印刷対象データを記憶する記憶手段と、
    上記デコード手段が変換した印刷対象データを、上記記憶手段に自動登録する登録手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷システム。
  5. 上記印刷手段は、変換されて得られたコード情報の印刷画像と、上記印刷対象データとを連続して上記テープに印刷することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のテープ印刷システム。
  6. 印刷対象データの印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷システムにおいて、
    1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取るコード画像読取手段と、
    上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換するデコード手段と
    を有することを特徴とするテープ印刷システム。
  7. 上記デコード手段が変換した印刷対象データを、ユーザによる編集可能な状態にする編集対象化手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のテープ印刷システム。
  8. 1又は複数の印刷対象データを記憶する記憶手段と、
    上記デコード手段が変換した印刷対象データを、上記記憶手段に自動登録する登録手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のテープ印刷システム。
  9. 印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷方法において、
    エンコード手段と印刷手段とを備え、
    上記エンコード手段が、印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換し、
    上記印刷手段が、変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷する
    ことを特徴とするテープ印刷方法。
  10. 印刷対象データの印刷画像をテープに印刷してラベルを形成するテープ印刷方法において、
    コード画像読取手段とデコード手段とを備え、
    上記コード画像読取手段が、1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取り、
    上記デコード手段が、上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換する
    ことを特徴とするテープ印刷方法。
  11. 入力データに応じた印刷画像をテープに印刷させてラベルを形成させるテープ印刷プログラムであって、
    コンピュータを、
    印刷対象データとなり得る入力データ又は記憶データを、1次元又は2次元コードのコード情報に変換するエンコード手段と、
    変換されて得られたコード情報の印刷画像をテープに印刷する印刷手段として、
    機能させるように、
    コンピュータが実行可能なコードで記述していることを特徴とするテープ印刷プログラム。
  12. 入力データに応じた印刷画像をテープに印刷させてラベルを形成させるテープ印刷プログラムであって、
    コンピュータを、
    1次元又は2次元コードの印刷画像を読み取るコード画像読取手段と、
    上記コード画像読取手段が読み取って得たコード情報を、編集可能な印刷対象データに変換するデコード手段として、
    機能させるように、
    コンピュータが実行可能なコードで記述していることを特徴とするテープ印刷プログラム。
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