JP3629377B2 - サンバイザの照明構造 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンバイザの照明構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、サンバイザは、図１０及び図１１に示すように、車内のルーフパネル１に取付けられたステーホルダー２で垂直軸部３ａが垂直軸回りに回動可能に支持されたＬ字状のパイプステー３の水平軸部３ａがサンバイザ本体４のバイザホルダー５に嵌入されて、サンバイザ本体４が水平軸回りに上下揺動可能に支承されている。
【０００３】
このサンバイザ本体４には、バニティーミラー６とともにバニティーランプ（照明部材）７が設けられ、バニティーミラー６の蓋（不図示）を開いたときにスイッチオンされて、バニティーランプ７を点灯させるようになっている。
【０００４】
このバニティーランプ７には一対の電線８の一端部が接続され、この各電線８は上記ステー３内を通されて、他端部のサンバイザ本体側コネクタ９をルーフパネル１内において、バッテリーからの電線１０に接続された車体側コネクタ１１に結合することにより、車体側のバッテリーとサンバイザ本体側のバニティーランプ７とを電気的に接続するようになっている。
【０００５】
上記ステー３の水平軸回りのサンバイザ本体４の上下揺動及びステー３の垂直軸回りのサンバイザ本体４の左右揺動（サイドバイザとしての使用時）に際しては、各電線８がよじれることによってサンバイザ本体４の各揺動が可能になる。
【０００６】
上記サンバイザ本体４のステー３を支持したステーホルダー２をルーフパネル１に取付ける作業に際しては、車体側コネクタ１１をルーフパネル１の取付け穴１ａから車内に引き出した状態で、作業者がサンバイザ本体４を小脇で抱えながら一方の手で車体側コネクタ１１を掴み、他方の手でサンバイザ本体側コネクタ９を掴んで結合し、その後、電線１０とともに車体側コネクタ１１を取付け穴１ａからルーフパネル１内の押し込みつつサンバイザ本体側コネクタ９も電線８とともに取付け穴１ａからルーフパネル１内の押し込んだ後に、ステーホルダー２をルーフパネル１に当てがってねじにより固定するようになっている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バニティーランプ７の電線８はＬ字状のパイプステー３に通す必要があるので電線通し作業が煩わしく、その後に電線８の他端部にコネクタ９を接続する必要があるのでコネクタ接続作業も煩わしかった。
【０００８】
また、作業者は、サンバイザ本体４を小脇で抱えながらルーフ側を向いた状態で、両手でコネクタ９，１１を結合しなければならないのでコネクタ結合作業が煩わしく、その後に各電線１０，８及びコネクタ９，１１を取付け穴１ａからルーフパネル１内に押し込まなければならないのでサンバイザ取付け作業が煩わしい等の幾多の問題があった。
【０００９】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、サンバイザ本体側の照明部材の照明に起因する各種作業を簡略化できるようにしたサンバイザの照明構造を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、車内のルーフパネルに取付けられたステーホルダーで垂直軸部が垂直軸回りに回動可能に支持されたＬ字状のステーの水平軸部がサンバイザ本体のバイザホルダーに嵌入されて、サンバイザ本体が水平軸回りに上下揺動可能に支承されると共に、このサンバイザ本体に照明用部材が設けられているサンバイザにおいて、
上記ステーにステー側ライトガイドがインサートモールドされる一方、上記ルーフパネル内に、ステーの垂直軸部の軸端が嵌入してステー側ライトガイドの入射端に照明光を入射するランプを保持したランプソケットが設けられると共に、上記サンバイザ本体に、ステーの水平軸部の軸端に対向して、ステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光を照明用ライトガイドに導くサンバイザ側ライトガイドが設けられていることを特徴とするサンバイザの照明構造を提供するものである。
【００１１】
本発明によれば、ルーフパネル内のランプソケットのランプの照明光をステーの垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端に入射して、ステーの水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光をサンバイザ側ライトガイドを介して照明用ライトガイドに導いて、この照明用ライトガイドで照明するようになるから、バニティーランプの電線を従来のようなＬ字状のパイプステーに通さなくてもよくなるので、電線通し作業が不要となる。
【００１２】
請求項２のように、上記照明用ライトガイドは、サンバイザ本体に取付けられたバニティーミラーの外周囲を取り囲む枠状体である構成であれば、バニティーミラーの外周囲から照明できるようになる。
【００１３】
請求項３のように、上記サンバイザ本体のバイザホルダーには、上記サンバイザ側ライトガイドの入射端が取付けられて、上記ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入するときに、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端がサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向するようにした構成であれば、ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入する作業で、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端をサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。なお、サンバイザ本体の水平軸回りの上下揺動に際しては、サンバイザ側ライトガイドが水平軸回りに回動する必要はない。
【００１４】
請求項４のように、上記ルーフパネル内の車体メンバーには、上記バッテリーの電線を接続したランプソケットが取付けられて、上記ステーの垂直軸部を支持したステーホルダーをルーフパネルに取付けるときに、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるようにした構成であれば、ステーホルダーをルーフパネルに取付ける作業で、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。なお、サンバイザ本体の垂直軸回りの前後揺動に際しては、車体側のランプソケットが垂直軸回りに回動する必要はない。
【００１５】
請求項５のように、上記車体メンバーには、ランプソケットを軸直交方向から嵌め込んで取付け可能なソケットホルダーが設けられ、このソケットホルダーの嵌め込み部は、軸直交方向に変位可能である構成であれば、車体メンバーのソケットホルダーにランプソケットをワンタッチで取付けできると共に、嵌め込み部によりランプソケットが軸直交方向に変位可能であるため、ステーホルダーのホルダー部との間の組み付け誤差等を吸収できて、ステーホルダーのホルダー部をスムーズに嵌入させることができる。
【００１６】
請求項６のように、上記車体メンバーに差し込み部が形成されて、この差し込み部に上記ソケットホルダーを差し込んで取付けるようにした構成であれば、車体メンバーにソケットホルダーをワンタッチで取付けることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【００１８】
図１〜図３に示すように、サンバイザは、横長四角板形状のサンバイザ本体４を備え、このサンバイザ本体４は、例えば発泡スチロールで成形されていて、その前面には、バニティーミラー６と、この外周囲を取り囲む枠状体の照明用ライトガイド１５とをセットしたフレーム１４を固定する凹部４ａが形成されると共に、上部には、後述するステー１６の嵌入穴５ａを有するバイザホルダー５が取付けられている。なお、上記フレーム１４には開閉自在な蓋（不図示）が設けられている。また、サンバイザ本体４は、外装用表皮で被覆される。 Ｌ字状のステー１６は、水平軸部１６ａと垂直軸部１６ｂとを有し、このステー１６の水平軸部１６ａがバイザホルダー５の嵌入穴５ａに嵌入されて、サンバイザ本体４が水平軸回りに上下揺動可能に支承されるようになる。なおステー１６は、バイザホルダー５の嵌入穴５ａに所定の深さまで嵌入したときに、ロックバネ等で抜けないようにロックされる。
【００１９】
図４に詳細に示すように、上記ステー１６には、透光性（例えば透明アクリル樹脂）のステー用ライトガイド１７がインサートモールドされて、このステー用ライトガイド１７の出射端１７ａと入射端１７ｂは水平軸部１６ａと垂直軸部１６ｂの各端端からそれぞれ露出されている。
【００２０】
上記バイザホルダー５の嵌入穴５ａの奥部には、上記照明用ライトガイド１５の上部中央に出射端１９ａを連結した逆Ｌ字状のサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ｂが配置されている。このサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａと出射端１９ｂを除く外面はカバー部材１８で覆われている。
【００２１】
そして、ステー１６の水平軸部１６ａをバイザホルダー５の嵌入穴５ａに嵌入するときに、水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａがサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａに僅かの隙間を隔てて対向するようになる。なお、サンバイザ本体４の水平軸回りの上下揺動に際しては、サンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａは、水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａと僅かの隙間を隔てて対向しているだけであるから、サンバイザ本体４の上下揺動に支障はない。
【００２２】
一方、図１、図５及び図６に示すように、車内のルーフパネル１に取付けられるステーホルダー２２は、ルーフパネル１の下面に当接するフランジ部２２ａと、ルーフパネル１の取付け穴１ａに挿入するホルダー部２２ｂとを有し、このフランジ部２２ａはルーフパネル１の上面に当接させたねじ座金２３（図６参照）を利用して、ねじ２４によりルーフパネル１に固定する。なお、フランジ部２２ａはカバー２５で目隠しされる。
【００２３】
上記ステーホルダー２２のホルダー部２２ｂの下側には、上記ステー１６の垂直軸部１６ｂを垂直軸回りに回動可能に嵌入する嵌入穴２２ｃが形成され、この嵌入穴２２ｃの上部には、垂直軸部１６ｂを所定の深さまで嵌入したときに、垂直軸部１６ｂの外溝部１６ｄを係止する係止突起２２ｄが形成されて、これにより、垂直軸部１６ｂが嵌入穴２２ｃから抜けないようにロックされる。上記ステー１６の垂直軸部１６ｂを嵌入穴２２ｃに嵌入することで、サンバイザ本体４が垂直軸回りに左右揺動可能（サイドバイザとしての使用時）に支承されるようになる。このステーホルダー２２のホルダー部２２ｂの上側にはスリーブ部２２ｆが形成されている。
【００２４】
上記ルーフパネル１内の車体メンバー２８に取付けたソケットホルダー２９には、車載のバッテリーからの電線１０を接続したランプ用端子３０と照明用ランプ３２（図７参照）とを収容するランプソケット３１が取付けられている。そして、ステー１６の垂直軸部１６ｂを支持したステーホルダー２２をルーフパネル１に取付けるときに、スリーブ部２２ｆをランプホルダー３１に嵌入しながら、垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂがランプソケット３１のランプ３２に僅かの隙間を隔てて対向するようになる。なお、サンバイザ本体４の垂直軸回りの左右揺動に際しては、ランプソケット３１のランプ３２は、垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂと僅かの隙間を隔てて対向しているだけであるから、サンバイザ本体４の左右揺動に支障はない。
【００２５】
上記ソケットホルダー２９は、図９に詳細に示すように、ランプソケット３１を嵌め込むための円筒状の嵌め込み穴部２９ａを有し、この嵌め込み穴部２９ａには、ランプソケット３１を軸直交方向（側方）から嵌め込むための外開き状スリット２９ｂが形成されている。この嵌め込み穴部２９ａの周囲には、半円状の切込み２９ｃが形成され、この切込み２９ｃを複数個の細幅ブリッジ部２９ｄで連結することにより、嵌め込み穴部２９ａが軸直交方向へ僅かに変位可能となっている。
【００２６】
上記車体メンバー２８には、三方で下向きに切り起こして、各先端を内向きに折り曲げた差し込み部２８ａを形成し、この差し込み部２８ａの一方（図９（ｂ）の矢印Ａ参照）から上記ソケットホルダー２９を差し込んで取付ける。なお、図６のように、ソケットホルダー２９をスナップ部２９ｆで車体メンバー２８に取付けても良い。なお、ランプソケット３１はソケットホルダー２９の嵌め込み穴部２９ａで回動させる必要がないので、図８に示すように、嵌め込み穴部２９ａを円筒状ではなく四角筒状に形成して、これに四角形状のランプソケット３１を軸方向から嵌め込むようにしても良い。
【００２７】
上記構成において、ステー１６にステー側ライトガイド１７をインサートモールドし、ルーフパネル１内に、ステー１６の垂直軸部１６ｂの軸端に対向して、ステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂに照明光を入射するランプ３２を保持したランプソケット３１を設けると共に、サンバイザ本体４に、ステー１６の水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａから出射する照明光を照明用ライトガイド１５に導くサンバイザ側ライトガイド１９を設けることにより、ルーフパネル１内のランプソケット３１のランプ３２の照明光はステー１６の垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂに入射して、ステー１６の水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａから出射する照明光がサンバイザ側ライトガイド１９を介して照明用ライトガイド１５に導かれて、この照明用ライトガイド１５で照明されるようになる。
【００２８】
これにより、従来のように、バニティーランプの電線をＬ字状のステーに通さなくてもよくなるので、電線通し作業が不要となる。また、照明用ライトガイド１５は、サンバイザ本体４に取付けられたバニティーミラー６の外周囲を取り囲む枠状体であるから、バニティーミラー６の外周囲から均等に照明することができる。
【００２９】
さらに、ステー１６の水平軸部１６ａをバイザホルダー５に嵌入する作業で、水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａがサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａに対向するようになるので、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３０】
また、ステーホルダー２２をルーフパネルに１取付ける作業で、ステー１６の垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂをランプソケット３１のランプ２９に対向するようになるので、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３１】
さらにまた、車体メンバー２８に、ランプソケット３１を軸直交方向から嵌め込んで取付け可能なコネクタホルダー２９を設けて、このランプソケット３１の嵌め込み部２９ａは、軸直交方向に変位可能であるから、車体メンバー２８のコネクタホルダー２９にランプソケット３１をワンタッチで取付けできると共に、嵌め込み部２９ａによりランプソケット３１が軸直交方向に変位可能であるため、ステーホルダー２２のホルダー部２２ｂとの間の組み付け誤差等を吸収できて、ステーホルダー２２のホルダー部２２ｂをスムーズに嵌入させることができる。
【００３２】
また、車体メンバー２８の差し込み部２８ａにソケットホルダー２９を差し込んで取付けるようにしたから、車体メンバー２８にソケットホルダー２９をワンタッチで取付けることができる。
【００３３】
このようにして、サンバイザ本体４側のバニティーミラー６の照明に起因する各種作業を簡略化できるようになる。
【００３４】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のサンバイザの照明構造は、ステーにステー側ライトガイドをインサートモールドして、ルーフパネル内にランプソケットを設けると共に、サンバイザ本体にサンバイザ側ライトガイドと照明用ライトガイドとを設けて、ランプソケットのランプの照明光をステーのステー側ライトガイドの入射端に入射して、ステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光をサンバイザ側ライトガイドを介して照明用ライトガイドに導いて、この照明用ライトガイドで照明するようになるから、従来のように、バニティーランプの電線をＬ字状のステーに通さなくてもよくなるので、電線通し作業が不要となる。
【００３５】
上記照明用ライトガイドがサンバイザ本体のバニティーミラーの外周囲を取り囲む枠状体であれば（請求項２）、バニティーミラーの外周囲から照明できるようになる。
【００３６】
サンバイザ本体のバイザホルダーにサンバイザ側ライトガイドの入射端を取付けると（請求項３）、ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入する作業で、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端をサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３７】
ルーフパネル内の車体メンバーにランプソケットを取付けると（請求項４）、ステーホルダーをルーフパネルに取付ける作業で、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３８】
車体メンバーにソケットホルダーを設け、このソケットホルダーの嵌め込み部が軸直交方向に変位可能であると（請求項５）、車体メンバーのソケットホルダーにランプソケットをワンタッチで取付けできると共に、嵌め込み部によりランプソケットが軸直交方向に変位可能であるため、ステーホルダーのホルダー部との間の組み付け誤差等を吸収できて、ステーホルダーのホルダー部をスムーズに嵌入させることができる。
【００３９】
車体メンバーに差し込み部を形成して、この差し込み部にソケットホルダーを差し込んで取付けるようにすると（請求項６）、車体メンバーにソケットホルダーをワンタッチで取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のサンバイザの分解斜視図である。
【図２】サンバイザ本体とフレームの分解斜視図である。
【図３】（ａ）はフレームを取付けたサンバイザ本体の斜視図、（ｂ）は（ａ）の断面図である。
【図４】サンバイザ本体の要部断面正面図である。
【図５】ステーとステーホルダーとランプソケットの分解側面図である。
【図６】ステーとステーホルダーとランプソケットの組み立て側面図である。
【図７】ランプとランプソケットの分解斜視図である。
【図８】変形例のソケットホルダーの斜視図である。
【図９】（ａ）はソケットホルダーの斜視図、（ｂ）は車体メンバーの差し込み部の斜視図である。
【図１０】従来のサンバイザの分解斜視図である。
【図１１】従来のサンバイザの要部断面正面図である。
【符号の説明】
１ ルーフパネル
１ａ 取付け穴
４ サンバイザ本体
５ バイザホルダー
６ バニティーミラー
１５ 照明用ライトガイド（照明部材）
１６ ステー
１６ａ 水平軸部
１６ｂ 垂直軸部
１７ ステー用ライトガイド
１９ サンバイザ側ライトガイド
２２ ステーホルダー
２８ 車体メンバー
２９ ソケットホルダー
３１ ランプソケット
３２ ランプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンバイザの照明構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、サンバイザは、図１０及び図１１に示すように、車内のルーフパネル１に取付けられたステーホルダー２で垂直軸部３ａが垂直軸回りに回動可能に支持されたＬ字状のパイプステー３の水平軸部３ａがサンバイザ本体４のバイザホルダー５に嵌入されて、サンバイザ本体４が水平軸回りに上下揺動可能に支承されている。
【０００３】
このサンバイザ本体４には、バニティーミラー６とともにバニティーランプ（照明部材）７が設けられ、バニティーミラー６の蓋（不図示）を開いたときにスイッチオンされて、バニティーランプ７を点灯させるようになっている。
【０００４】
このバニティーランプ７には一対の電線８の一端部が接続され、この各電線８は上記ステー３内を通されて、他端部のサンバイザ本体側コネクタ９をルーフパネル１内において、バッテリーからの電線１０に接続された車体側コネクタ１１に結合することにより、車体側のバッテリーとサンバイザ本体側のバニティーランプ７とを電気的に接続するようになっている。
【０００５】
上記ステー３の水平軸回りのサンバイザ本体４の上下揺動及びステー３の垂直軸回りのサンバイザ本体４の左右揺動（サイドバイザとしての使用時）に際しては、各電線８がよじれることによってサンバイザ本体４の各揺動が可能になる。
【０００６】
上記サンバイザ本体４のステー３を支持したステーホルダー２をルーフパネル１に取付ける作業に際しては、車体側コネクタ１１をルーフパネル１の取付け穴１ａから車内に引き出した状態で、作業者がサンバイザ本体４を小脇で抱えながら一方の手で車体側コネクタ１１を掴み、他方の手でサンバイザ本体側コネクタ９を掴んで結合し、その後、電線１０とともに車体側コネクタ１１を取付け穴１ａからルーフパネル１内の押し込みつつサンバイザ本体側コネクタ９も電線８とともに取付け穴１ａからルーフパネル１内の押し込んだ後に、ステーホルダー２をルーフパネル１に当てがってねじにより固定するようになっている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バニティーランプ７の電線８はＬ字状のパイプステー３に通す必要があるので電線通し作業が煩わしく、その後に電線８の他端部にコネクタ９を接続する必要があるのでコネクタ接続作業も煩わしかった。
【０００８】
また、作業者は、サンバイザ本体４を小脇で抱えながらルーフ側を向いた状態で、両手でコネクタ９，１１を結合しなければならないのでコネクタ結合作業が煩わしく、その後に各電線１０，８及びコネクタ９，１１を取付け穴１ａからルーフパネル１内に押し込まなければならないのでサンバイザ取付け作業が煩わしい等の幾多の問題があった。
【０００９】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、サンバイザ本体側の照明部材の照明に起因する各種作業を簡略化できるようにしたサンバイザの照明構造を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、車内のルーフパネルに取付けられたステーホルダーで垂直軸部が垂直軸回りに回動可能に支持されたＬ字状のステーの水平軸部がサンバイザ本体のバイザホルダーに嵌入されて、サンバイザ本体が水平軸回りに上下揺動可能に支承されると共に、このサンバイザ本体に照明用部材が設けられているサンバイザにおいて、
上記ステーにステー側ライトガイドがインサートモールドされる一方、上記ルーフパネル内に、ステーの垂直軸部の軸端が嵌入してステー側ライトガイドの入射端に照明光を入射するランプを保持したランプソケットが設けられると共に、上記サンバイザ本体に、ステーの水平軸部の軸端に対向して、ステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光を照明用ライトガイドに導くサンバイザ側ライトガイドが設けられていることを特徴とするサンバイザの照明構造を提供するものである。
【００１１】
本発明によれば、ルーフパネル内のランプソケットのランプの照明光をステーの垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端に入射して、ステーの水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光をサンバイザ側ライトガイドを介して照明用ライトガイドに導いて、この照明用ライトガイドで照明するようになるから、バニティーランプの電線を従来のようなＬ字状のパイプステーに通さなくてもよくなるので、電線通し作業が不要となる。
【００１２】
請求項２のように、上記照明用ライトガイドは、サンバイザ本体に取付けられたバニティーミラーの外周囲を取り囲む枠状体である構成であれば、バニティーミラーの外周囲から照明できるようになる。
【００１３】
請求項３のように、上記サンバイザ本体のバイザホルダーには、上記サンバイザ側ライトガイドの入射端が取付けられて、上記ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入するときに、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端がサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向するようにした構成であれば、ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入する作業で、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端をサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。なお、サンバイザ本体の水平軸回りの上下揺動に際しては、サンバイザ側ライトガイドが水平軸回りに回動する必要はない。
【００１４】
請求項４のように、上記ルーフパネル内の車体メンバーには、上記バッテリーの電線を接続したランプソケットが取付けられて、上記ステーの垂直軸部を支持したステーホルダーをルーフパネルに取付けるときに、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるようにした構成であれば、ステーホルダーをルーフパネルに取付ける作業で、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。なお、サンバイザ本体の垂直軸回りの前後揺動に際しては、車体側のランプソケットが垂直軸回りに回動する必要はない。
【００１５】
請求項５のように、上記車体メンバーには、ランプソケットを軸直交方向から嵌め込んで取付け可能なソケットホルダーが設けられ、このソケットホルダーの嵌め込み部は、軸直交方向に変位可能である構成であれば、車体メンバーのソケットホルダーにランプソケットをワンタッチで取付けできると共に、嵌め込み部によりランプソケットが軸直交方向に変位可能であるため、ステーホルダーのホルダー部との間の組み付け誤差等を吸収できて、ステーホルダーのホルダー部をスムーズに嵌入させることができる。
【００１６】
請求項６のように、上記車体メンバーに差し込み部が形成されて、この差し込み部に上記ソケットホルダーを差し込んで取付けるようにした構成であれば、車体メンバーにソケットホルダーをワンタッチで取付けることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【００１８】
図１〜図３に示すように、サンバイザは、横長四角板形状のサンバイザ本体４を備え、このサンバイザ本体４は、例えば発泡スチロールで成形されていて、その前面には、バニティーミラー６と、この外周囲を取り囲む枠状体の照明用ライトガイド１５とをセットしたフレーム１４を固定する凹部４ａが形成されると共に、上部には、後述するステー１６の嵌入穴５ａを有するバイザホルダー５が取付けられている。なお、上記フレーム１４には開閉自在な蓋（不図示）が設けられている。また、サンバイザ本体４は、外装用表皮で被覆される。 Ｌ字状のステー１６は、水平軸部１６ａと垂直軸部１６ｂとを有し、このステー１６の水平軸部１６ａがバイザホルダー５の嵌入穴５ａに嵌入されて、サンバイザ本体４が水平軸回りに上下揺動可能に支承されるようになる。なおステー１６は、バイザホルダー５の嵌入穴５ａに所定の深さまで嵌入したときに、ロックバネ等で抜けないようにロックされる。
【００１９】
図４に詳細に示すように、上記ステー１６には、透光性（例えば透明アクリル樹脂）のステー用ライトガイド１７がインサートモールドされて、このステー用ライトガイド１７の出射端１７ａと入射端１７ｂは水平軸部１６ａと垂直軸部１６ｂの各端端からそれぞれ露出されている。
【００２０】
上記バイザホルダー５の嵌入穴５ａの奥部には、上記照明用ライトガイド１５の上部中央に出射端１９ａを連結した逆Ｌ字状のサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ｂが配置されている。このサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａと出射端１９ｂを除く外面はカバー部材１８で覆われている。
【００２１】
そして、ステー１６の水平軸部１６ａをバイザホルダー５の嵌入穴５ａに嵌入するときに、水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａがサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａに僅かの隙間を隔てて対向するようになる。なお、サンバイザ本体４の水平軸回りの上下揺動に際しては、サンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａは、水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａと僅かの隙間を隔てて対向しているだけであるから、サンバイザ本体４の上下揺動に支障はない。
【００２２】
一方、図１、図５及び図６に示すように、車内のルーフパネル１に取付けられるステーホルダー２２は、ルーフパネル１の下面に当接するフランジ部２２ａと、ルーフパネル１の取付け穴１ａに挿入するホルダー部２２ｂとを有し、このフランジ部２２ａはルーフパネル１の上面に当接させたねじ座金２３（図６参照）を利用して、ねじ２４によりルーフパネル１に固定する。なお、フランジ部２２ａはカバー２５で目隠しされる。
【００２３】
上記ステーホルダー２２のホルダー部２２ｂの下側には、上記ステー１６の垂直軸部１６ｂを垂直軸回りに回動可能に嵌入する嵌入穴２２ｃが形成され、この嵌入穴２２ｃの上部には、垂直軸部１６ｂを所定の深さまで嵌入したときに、垂直軸部１６ｂの外溝部１６ｄを係止する係止突起２２ｄが形成されて、これにより、垂直軸部１６ｂが嵌入穴２２ｃから抜けないようにロックされる。上記ステー１６の垂直軸部１６ｂを嵌入穴２２ｃに嵌入することで、サンバイザ本体４が垂直軸回りに左右揺動可能（サイドバイザとしての使用時）に支承されるようになる。このステーホルダー２２のホルダー部２２ｂの上側にはスリーブ部２２ｆが形成されている。
【００２４】
上記ルーフパネル１内の車体メンバー２８に取付けたソケットホルダー２９には、車載のバッテリーからの電線１０を接続したランプ用端子３０と照明用ランプ３２（図７参照）とを収容するランプソケット３１が取付けられている。そして、ステー１６の垂直軸部１６ｂを支持したステーホルダー２２をルーフパネル１に取付けるときに、スリーブ部２２ｆをランプホルダー３１に嵌入しながら、垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂがランプソケット３１のランプ３２に僅かの隙間を隔てて対向するようになる。なお、サンバイザ本体４の垂直軸回りの左右揺動に際しては、ランプソケット３１のランプ３２は、垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂと僅かの隙間を隔てて対向しているだけであるから、サンバイザ本体４の左右揺動に支障はない。
【００２５】
上記ソケットホルダー２９は、図９に詳細に示すように、ランプソケット３１を嵌め込むための円筒状の嵌め込み穴部２９ａを有し、この嵌め込み穴部２９ａには、ランプソケット３１を軸直交方向（側方）から嵌め込むための外開き状スリット２９ｂが形成されている。この嵌め込み穴部２９ａの周囲には、半円状の切込み２９ｃが形成され、この切込み２９ｃを複数個の細幅ブリッジ部２９ｄで連結することにより、嵌め込み穴部２９ａが軸直交方向へ僅かに変位可能となっている。
【００２６】
上記車体メンバー２８には、三方で下向きに切り起こして、各先端を内向きに折り曲げた差し込み部２８ａを形成し、この差し込み部２８ａの一方（図９（ｂ）の矢印Ａ参照）から上記ソケットホルダー２９を差し込んで取付ける。なお、図６のように、ソケットホルダー２９をスナップ部２９ｆで車体メンバー２８に取付けても良い。なお、ランプソケット３１はソケットホルダー２９の嵌め込み穴部２９ａで回動させる必要がないので、図８に示すように、嵌め込み穴部２９ａを円筒状ではなく四角筒状に形成して、これに四角形状のランプソケット３１を軸方向から嵌め込むようにしても良い。
【００２７】
上記構成において、ステー１６にステー側ライトガイド１７をインサートモールドし、ルーフパネル１内に、ステー１６の垂直軸部１６ｂの軸端に対向して、ステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂに照明光を入射するランプ３２を保持したランプソケット３１を設けると共に、サンバイザ本体４に、ステー１６の水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａから出射する照明光を照明用ライトガイド１５に導くサンバイザ側ライトガイド１９を設けることにより、ルーフパネル１内のランプソケット３１のランプ３２の照明光はステー１６の垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂに入射して、ステー１６の水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａから出射する照明光がサンバイザ側ライトガイド１９を介して照明用ライトガイド１５に導かれて、この照明用ライトガイド１５で照明されるようになる。
【００２８】
これにより、従来のように、バニティーランプの電線をＬ字状のステーに通さなくてもよくなるので、電線通し作業が不要となる。また、照明用ライトガイド１５は、サンバイザ本体４に取付けられたバニティーミラー６の外周囲を取り囲む枠状体であるから、バニティーミラー６の外周囲から均等に照明することができる。
【００２９】
さらに、ステー１６の水平軸部１６ａをバイザホルダー５に嵌入する作業で、水平軸部１６ａの軸端のステー側ライトガイド１７の出射端１７ａがサンバイザ側ライトガイド１９の入射端１９ａに対向するようになるので、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３０】
また、ステーホルダー２２をルーフパネルに１取付ける作業で、ステー１６の垂直軸部１６ｂの軸端のステー側ライトガイド１７の入射端１７ｂをランプソケット３１のランプ２９に対向するようになるので、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３１】
さらにまた、車体メンバー２８に、ランプソケット３１を軸直交方向から嵌め込んで取付け可能なコネクタホルダー２９を設けて、このランプソケット３１の嵌め込み部２９ａは、軸直交方向に変位可能であるから、車体メンバー２８のコネクタホルダー２９にランプソケット３１をワンタッチで取付けできると共に、嵌め込み部２９ａによりランプソケット３１が軸直交方向に変位可能であるため、ステーホルダー２２のホルダー部２２ｂとの間の組み付け誤差等を吸収できて、ステーホルダー２２のホルダー部２２ｂをスムーズに嵌入させることができる。
【００３２】
また、車体メンバー２８の差し込み部２８ａにソケットホルダー２９を差し込んで取付けるようにしたから、車体メンバー２８にソケットホルダー２９をワンタッチで取付けることができる。
【００３３】
このようにして、サンバイザ本体４側のバニティーミラー６の照明に起因する各種作業を簡略化できるようになる。
【００３４】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のサンバイザの照明構造は、ステーにステー側ライトガイドをインサートモールドして、ルーフパネル内にランプソケットを設けると共に、サンバイザ本体にサンバイザ側ライトガイドと照明用ライトガイドとを設けて、ランプソケットのランプの照明光をステーのステー側ライトガイドの入射端に入射して、ステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光をサンバイザ側ライトガイドを介して照明用ライトガイドに導いて、この照明用ライトガイドで照明するようになるから、従来のように、バニティーランプの電線をＬ字状のステーに通さなくてもよくなるので、電線通し作業が不要となる。
【００３５】
上記照明用ライトガイドがサンバイザ本体のバニティーミラーの外周囲を取り囲む枠状体であれば（請求項２）、バニティーミラーの外周囲から照明できるようになる。
【００３６】
サンバイザ本体のバイザホルダーにサンバイザ側ライトガイドの入射端を取付けると（請求項３）、ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入する作業で、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端をサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３７】
ルーフパネル内の車体メンバーにランプソケットを取付けると（請求項４）、ステーホルダーをルーフパネルに取付ける作業で、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるだけでよく、従来のようなコネクタ結合作業が不要になる。
【００３８】
車体メンバーにソケットホルダーを設け、このソケットホルダーの嵌め込み部が軸直交方向に変位可能であると（請求項５）、車体メンバーのソケットホルダーにランプソケットをワンタッチで取付けできると共に、嵌め込み部によりランプソケットが軸直交方向に変位可能であるため、ステーホルダーのホルダー部との間の組み付け誤差等を吸収できて、ステーホルダーのホルダー部をスムーズに嵌入させることができる。
【００３９】
車体メンバーに差し込み部を形成して、この差し込み部にソケットホルダーを差し込んで取付けるようにすると（請求項６）、車体メンバーにソケットホルダーをワンタッチで取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のサンバイザの分解斜視図である。
【図２】サンバイザ本体とフレームの分解斜視図である。
【図３】（ａ）はフレームを取付けたサンバイザ本体の斜視図、（ｂ）は（ａ）の断面図である。
【図４】サンバイザ本体の要部断面正面図である。
【図５】ステーとステーホルダーとランプソケットの分解側面図である。
【図６】ステーとステーホルダーとランプソケットの組み立て側面図である。
【図７】ランプとランプソケットの分解斜視図である。
【図８】変形例のソケットホルダーの斜視図である。
【図９】（ａ）はソケットホルダーの斜視図、（ｂ）は車体メンバーの差し込み部の斜視図である。
【図１０】従来のサンバイザの分解斜視図である。
【図１１】従来のサンバイザの要部断面正面図である。
【符号の説明】
１ ルーフパネル
１ａ 取付け穴
４ サンバイザ本体
５ バイザホルダー
６ バニティーミラー
１５ 照明用ライトガイド（照明部材）
１６ ステー
１６ａ 水平軸部
１６ｂ 垂直軸部
１７ ステー用ライトガイド
１９ サンバイザ側ライトガイド
２２ ステーホルダー
２８ 車体メンバー
２９ ソケットホルダー
３１ ランプソケット
３２ ランプ
Claims (6)
- 車内のルーフパネルに取付けられたステーホルダーで垂直軸部が垂直軸回りに回動可能に支持されたＬ字状のステーの水平軸部がサンバイザ本体のバイザホルダーに嵌入されて、サンバイザ本体が水平軸回りに上下揺動可能に支承されると共に、このサンバイザ本体に照明用部材が設けられているサンバイザにおいて、
上記ステーにステー側ライトガイドがインサートモールドされる一方、上記ルーフパネル内に、ステーの垂直軸部の軸端に対向して、ステー側ライトガイドの入射端に照明光を入射するランプを保持したランプソケットが設けられると共に、上記サンバイザ本体に、ステーの水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端から出射する照明光を照明用ライトガイドに導くサンバイザ側ライトガイドが設けられていることを特徴とするサンバイザの照明構造。 - 上記照明用ライトガイドは、サンバイザ本体に取付けられたバニティーミラーの外周囲を取り囲む枠状体である請求項１に記載のサンバイザの照明構造。
- 上記サンバイザ本体のバイザホルダーには、上記サンバイザ側ライトガイドの入射端が取付けられて、上記ステーの水平軸部をバイザホルダーに嵌入するときに、水平軸部の軸端のステー側ライトガイドの出射端がサンバイザ側ライトガイドの入射端に対向するようにした請求項１又は請求項２に記載のサンバイザの照明構造。
- 上記ルーフパネル内の車体メンバーには、上記バッテリーの電線を接続したランプソケットが取付けられて、上記ステーの垂直軸部を支持したステーホルダーをルーフパネルに取付けるときに、垂直軸部の軸端のステー側ライトガイドの入射端をランプソケットのランプに対向させるようにした請求項１〜請求項３のいずれかに記載のサンバイザの照明構造。
- 上記車体メンバーには、ランプソケットを軸方向又は軸直交方向から嵌め込んで取付け可能なソケットホルダーが設けられ、このソケットホルダーの嵌め込み部は、軸直交方向に変位可能である請求項４に記載のサンバイザの照明構造。
- 上記車体メンバーに差し込み部が形成されて、この差し込み部に上記ソケットホルダーを差し込んで取付けるようにした請求項５に記載のサンバイザの照明構造。
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