JP3629226B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業用や民生用の電子機器に直流安定化電圧を供給するスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の低価格化・小型化・高性能化・省エネルギー化に伴い、より小型で出力の安定性が高く、高効率なスイッチング電源が強く求められている。
【0003】
以下に従来のピーク電流値モード過電流防止回路を有するスイッチング電源装置について説明する。図4はピーク電流値を検出する過電流防止回路を有する従来のフルブリッジ型のスイッチング電源の回路構成を示す。図4において、1は入力直流電源、401はスイッチング電源装置、14は負荷である。入力直流電源1は、商用電源を入力して整流平滑して出力する手段又は電池で構成される。
以下、スイッチング電源装置401を説明する。2a−2bはスイッチング電源装置401の入力端子であり、入力直流電源1の両端が接続されている。3aはカレントトランスの1次巻線であり、3bはそのカレントトランスの2次巻線であり、その巻数比が下記の式であるとする。
1次巻線3aの巻数:2次巻線3bの巻数=1:N
カレントトランスの1次巻線3aの一端は、入力端子2aに接続され、他端はスイッチング手段(4つのスイッチング素子4,5,6,7を有する。)の一端に接続されている。スイッチング手段の他の一端は、入力端子2bに接続されている。
【0004】
スイッチング手段は、ブリッジ接続された第1のスイッチング素子4、第2のスイッチング素子5、第3のスイッチング素子6、第4のスイッチング素子7を有する。
第1のスイッチング素子4と第2のスイッチング素子5とは直列に接続されている。直列に接続された第1のスイッチング素子4と第2のスイッチング素子5との両端は、それぞれカレントトランスの1次巻線3aの他端と、入力端子の負端子2bとに接続されている。
同様に、第3のスイッチング素子6と第4のスイッチング素子7とは直列に接続されている。直列に接続された第3のスイッチング素子6と第4のスイッチング素子7との両端は、それぞれカレントトランスの1次巻線3aの他端と入力端子の負端子2bとに接続されている。
スイッチング手段は、第1のスイッチング素子4及び第4のスイッチング素子7が導通した状態と、第2のスイッチング素子5及び第3のスイッチング素子6が導通した状態とを交互に繰り返し、トランスの1次巻線8aに双方向に電流を流す。
【0005】
1次巻線8aと第1の2次巻線8bと第2の2次巻線8cとを有するトランスは、1次巻線8aの一端を第1のスイッチング素子4と第2のスイッチング素子5との接続点に接続し、他端を第3のスイッチング素子6と第4のスイッチング素子7との接続点に接続する。第1の2次巻線8bと第2の2次巻線8cは直列に接続されている。第1の2次巻線8bと第2の2次巻線8cとの接続点は、負側の出力端子13bに接続されている。
9は第1の整流ダイオードであり、10は第2の整流ダイオードである。第1の整流ダイオード9のアノードは第1の2次巻線8bに接続され、第2の整流ダイオード10のアノードは第2の2次巻線8cに接続されている。第1の整流ダイオード9のカソードと第2の整流ダイオード10のカソードとは互いに接続されている。
【0006】
インダクタンス素子11及び平滑コンデンサ12は直列回路を形成し、平滑回路を構成する。この平滑回路11、12の両端は、それぞれ整流ダイオード9、10のカソードと、トランスの2次巻線8b及び8cの接続点とに接続されている。13a−13bはスイッチング電源装置401の出力端子であり、直流電力を出力する。出力端子13a−13bは、平滑コンデンサ12の両端に接続されている。平滑コンデンサ12の静電容量は十分大きく、出力端子13a−13bへは安定化された出力電圧が発生する。
負荷14はスイッチング電源装置の出力端子13a−13bに接続され電力を消費する。
【0007】
15は第1の抵抗であり、カレントトランスの2次巻線3bに接続されている。16はダイオードであり、17は第2の抵抗である。ダイオード16と第2の抵抗17で構成される直列回路の両端は、カレントトランスの2次巻線3bの両端に接続されている。カレントトランスの1次巻線3aにスイッチング電流が流れると、カレントトランスの巻数比に応じた電流が2次巻線3bに流れる。ダイオード16はカレントトランスの2次巻線の両端から出力される電流を整流し、カレントトランスの1次巻線3aに流れる電流Ipに比例した電圧Vsを第2の抵抗17の両端に発生させる。
カレントトランスの1次巻線3aに電流が流れていない時に、第1の抵抗15はカレントトランス3a、3bの励磁エネルギーを消費し、磁束をリセットする。
【0008】
18は基準電圧であり、その電圧をVrとする。19はOCLコンパレータ(over current limit conparator 過電流制限コンパレータ)である。第2の抵抗17の両端に発生する電圧Vsが基準電圧18の電圧Vrを超えると(Vs>Vr)、OCLコンパレータ19の出力信号がハイレベルになる。これにより、カレントトランスの1次巻線3aを流れる電流が一定値を越えたこと(過電流)を検出出来る。
21はラッチ回路(RSフリップフロップ)であり、クロック発生器(発振器)22によってセット(Q出力はハイレベル)され、OCLコンパレータ19の出力信号(ハイレベル出力)によってリセット(Q出力はロウレベル)される。ラッチ回路21の出力信号がAND回路24に入力される。ラッチ回路21の出力信号は、スイッチング素子4〜7のオン期間を制限する。これにより過電流が制限される。
【0009】
23はPWM信号発生器でありクロック発生器22のクロックに同期して、出力電圧信号に基づいてPWM信号を発生する。PWM信号発生器23は、エラーアンプとPWMコンパレータを有する。エラーアンプは、スイッチング電源装置401の出力電圧(出力端子13a−13b間の電圧)と基準電圧(目標電圧)との誤差を増幅して、誤差増幅電圧を出力する。誤差増幅電圧はPWMコンパレータに入力される。
クロック発生器22はラッチ回路21にセットパルスを送ると同時にその発信出力信号に同期した三角波信号を発生する。
PWMコンパレータは、クロック発生器22が出力する三角波信号と誤差増幅電圧(エラーアンプの出力信号)とを入力して比較し、PWM信号を生成する。
【0010】
AND回路24は、ラッチ回路21の出力信号とPWM信号(PWM信号発生器23の出力信号)とを入力し、両者の論理積信号(スイッチング素子の駆動信号)を出力する。AND回路24の出力信号は、ラッチ回路21の出力信号とPWM信号との狭い方の信号に相当する。
分配回路(駆動信号振り分け回路)25は、AND回路24が出力した駆動信号を入力し、これを交互に振り分けてA位相とB位相の電圧を作る。A位相の電圧とB位相の電圧とは、交互にハイレベルになる。第1のドライブ回路26はA位相の電圧を入力し、第1のスイッチング素子4と第4のスイッチング素子7を同時に導通させる。第2のドライブ回路27はB位相の電圧を入力し、第2のスイッチング素子5と第3のスイッチング素子6を同時に導通させる。
【0011】
以上の様に構成されたスイッチング電源の過電流防止回路について、図4、5を参照して動作説明を行う。図5は、正常動作時における図4のスイッチング電源装置401の各部波形を示す(各信号が生ずるラインを図4に示している。)。図5において、501は第2の抵抗17の両端電圧Vsの波形を示す。502はコンパレータ19の出力Vcoutの波形を示す。503はクロック発生回路22の出力クロックVclockの波形を示す。504はラッチ回路21の出力Vlatchの波形を示す。505はAND回路24の出力Vpwmの波形を示す。
【0012】
A位相において第1のスイッチング素子4と第4のスイッチング素子7を同時にオンすると、カレントトランス3aを通して、入力電圧Vinがトランスの1次巻線8aに印加される。トランスの2次巻線8b、8cに電圧が発生し、第1の整流ダイオード9を通して平滑回路11、12に電圧が印加される。PWM信号がロウレベルになって第1のスイッチング素子4と第4のスイッチング素子7がオフするとトランスの1次巻線電流はゼロになる。インダクタンス素子11が蓄積した磁気エネルギーを放出して流す電流はトランスの第1の2次巻線8bと第2の2次巻線8cに分割して流れるので、第1の整流ダイオード9と第2の整流ダイオード10がオンする。トランスの2次巻線8b、8cの誘起電圧はゼロになり、トランスの2次巻線8b、8cが平滑回路に印加する電圧もゼロになるので、インダクタンス素子11を流れる電流は減少する。
【0013】
次にB位相において第2のスイッチング素子5と第3のスイッチング素子6がオンすると、トランスの1次巻線8aにはA位相時とは逆向きに入力電圧が印加される。トランスの2次巻線8b、8cに電圧が誘起され、第2の整流ダイオード10を通して平滑回路11、12に電圧が印加される。第2のスイッチング素子5と第3のスイッチング素子6がオフすると、トランスの1次巻線電流はゼロになる。インダクタンス素子11が蓄積した磁気エネルギーを放出して流す電流はトランスの第1の2次巻線8bと第2の2次巻線8cに分割して流れるので、第1の整流ダイオード9と第2の整流ダイオード10がオンする。トランスの2次巻線8b、8cの誘起電圧はゼロになり、トランスの2次巻線8b、8cが平滑回路11、12に印加する電圧は0Vになる。インダクタンス素子11を流れる電流は減少する。
【0014】
この動作を繰り返すことでスイッチング電源装置401は負荷に電力を供給する。エラーアンプ(PWM信号発生器23)は、スイッチング電源装置の出力電圧と基準電圧とを比較し、誤差を増幅して、誤差増幅電圧を出力する。誤差増幅電圧は、クロック発生器22が出力する三角波信号と比較され、変調される(PWM信号発生器23)。スイッチング電源装置は、通常動作ではその出力電圧が一定になるようにPWM制御される。スイッチング電源装置401の出力電圧はインダクタンス素子と平滑コンデンサの直列回路に印加される電圧の平均値となる。
【0015】
通常動作時は、PWM信号発生器23が発生するPWM信号に基づいて、出力電圧(13a−13bの両端電圧)が安定な定電圧になるようにスイッチング素子4〜7のオンオフタイミングが決定され、スイッチング素子4〜7が駆動される。この時カレントトランスの1次巻線3aを流れる電流(即ちスイッチング素子4〜7を流れる電流)は小さくなり、カレントトランスの2次巻線3bを通して第2の抵抗17の両端に発生する電圧Vsが基準電圧18より小さい期間が長い。PWM信号がハイレベルの期間内で、PWM信号ラッチ回路21はリセットされず、常にハイレベルを出力する。
【0016】
次に、異常状態などで負荷抵抗が小さくなり、インダクタンス素子11を流れる電流が大きくなった場合の動作を、図6を用いて説明する。図6は、異常動作時における図4のスイッチング電源装置401の各部波形を示す(各信号が生ずるラインを図4に示している。)。601は、第2の抵抗17の両端電圧Vsの波形を示す。602はコンパレータ19の出力Vcoutの波形を示す。603はクロック発生回路22の出力クロックVclockの波形を示す。604はラッチ回路21の出力Vlatchの波形を示す。605はAND回路24の出力Vpwmの波形を示す。
【0017】
このような異常時の場合、トランス8aを介してスイッチング素子4〜7を流れる電流が大きくなる。この電流がカレントトランス3a、3bによって検出され、第2の抵抗17に発生する電圧が大きくなる。この電圧が基準電圧Vrより大きくなると、コンパレータ19の出力がロウレベルからハイレベルに変化し、これによりラッチ回路21がリセットされる。AND回路24の出力信号Vpwmの後縁は、PWM信号(PWM信号発生器23の出力信号)でなく、ラッチ回路21の出力Vlatchの立下りでリセットされる。これによりスイッチング素子4〜7は、PWM信号のみにより制御される場合よりも、早いタイミングでオフになるように制御される。
従って、1次電流(カレントトランスの1次巻線3aを流れる電流)が、ある一定値に以上には増加しないように制限がかかる動作になる。ここでは、フルブリッジコンバータの過電流制御について説明したが、プッシュプルコンバータ、ハーフブリッジコンバータでも同様な動作となる。また、フォワードコンバータやフライバックコンバータにおいても全く同様である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
図5、6に示すように、過電流を検出してスイッチング素子4〜7を遮断する様に駆動してから(T1)、実際にスイッチング素子4〜7がターンオフする(T2)までに時間遅れ(ターンオフレディ時間)が存在する。同様に、スイッチング素子4〜7を導通する様に駆動してから(T4)、実際にスイッチング素子4〜7がターンオンする(T5)までに時間遅れ(ターンオンレディ時間)が存在する。
Vclockの立ち上がりタイミング(T3)がターンオフレディ時間内に入ると(オフ期間が短くなって、ターンオフディレィ時間が当該オフ期間を超えてしまうと)(図6)、従来の構成ではラッチ回路21がセットされず、次のPWM信号Vpwmが欠落する(図6の606に示す部分)。そのため、スイッチング素子4〜7の駆動が間欠的になり、スイッチング電源装置の動作が不安定になり、場合によっては音の発生や、ノイズの発生などの問題が生じる。
【0019】
本発明は従来の問題点を解決するもので、スイッチング素子のオフ期間が短くなって、Vclockの立ち上がりタイミング(T3)がターンオフレディ時間内に入ってしまっても、異常発振せずに安定に過電流動作が行うことができる安定で安全なスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチング電源装置は、上記課題を解決するために下記の構成を有する。 本発明は、電流をスイッチングすることによりトランスに電圧を印加するスイッチン グ手段と、
前記トランスに誘起された電圧を整流平滑して、平滑された電圧を出力する平滑手段と、
前記スイッチング手段に流れる電流を検出する検出部と、
前記検出部の出力信号を基準と比較する比較部と、
前記比較部の出力信号入力されてパルス信号を出力し、かつ前記パルス信号のレベルを第1のレベルから第2のレベルに変化させ、前記検出部の出力信号が基準を越えたことを前記比較部が検出してから一定の時間が経過したとき、前記パルス信号のレベルを前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させるエッジトリガ回路と
前記エッジトリガ回路のパルス信号入力されるラッチ回路と、
前記ラッチ回路にクロックを供給するクロック発生器と
前記ラッチ回路の出力信号に基づいて前記スイッチング手段を遮断する過電流制限手段と、を具備し、
前記エッジトリガ回路の出力は、前記クロック発生器からの出力が入力される前に、前記パルス信号のレベルを前記第1のレベルとして前記ラッチ回路をセットパルス待ち状態になるよう構成されており、
前記ラッチ回路の出力は、前記エッジトリガ回路の出力と前記クロック発生器の出力に基づいて変化するよう構成されており、
前記過電流制限手段は、前記エッジトリガ回路の出力が前記ラッチ回路に入力されることにより前記スイッチング手段を遮断し、前記クロック発生器の出力が前記ラッチ回路に入力されることにより前記スイッチング手段を導通させるよう構成されたことを特徴とするスイッチング電源装置である。
【0023】
本発明は、スイッチング素子のオフ期間が短くなって、Vclockの立ち上がりタイミング(T3)がターンオフレディ時間内に入ってしまっても、異常発振せずに安定に過電流動作が行うことができる安全なスイッチング電源装置を実現できるという作用を有する。
「電流をスイッチングすること」とは、電流を交互に導通/遮断することと、電流を交互に順方向/逆方向に流すこととを含む。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の、過電流防止回路を有したスイッチング電源装置の実施形態について説明する。
【0025】
《実施例1》
以下に、図1、2を用いて本発明の実施例1のピーク電流値モード過電流防止回路を有するフルブリッジ型スイッチング電源装置について説明する。図1はピーク電流値を検出する過電流防止回路を有する実施例1のフルブリッジ型のスイッチング電源の回路構成を示す。図1において、1は入力直流電源、101はスイッチング電源装置、14は負荷である。入力直流電源1は、商用電源を入力して整流平滑して出力する手段又は電池で構成される。
以下、スイッチング電源装置101を説明する。実施例1のスイッチング電源装置101は、過電流防止回路のOCLコンパレータ19の出力端子とラッチ回路21のリセット入力端子との間にAND回路20、遅延回路28、インバータ29からなるワンショット回路を有することにおいて、従来のスイッチング電源装置401(図4)と異なる。他の点においては両者は同一である。従来例と同一部分についての説明を省略し、本実施例特有の過電流防止回路を説明する。
【0026】
15は第1の抵抗であり、カレントトランスの2次巻線3bに接続されている。16はダイオードであり、17は第2の抵抗である。ダイオード16と第2の抵抗17で構成される直列回路の両端は、カレントトランスの2次巻線3bの両端に接続されている。カレントトランスの1次巻線3aにスイッチング電流が流れると、カレントトランスの巻数比に応じた電流が2次巻線3bに流れる。ダイオード16はカレントトランスの2次巻線の両端から出力される電流を整流し、カレントトランスの1次巻線3aに流れる電流Ipに比例した電圧Vsを第2の抵抗17の両端に発生させる。
カレントトランスの1次巻線3aに電流が流れていない時に、第1の抵抗15はカレントトランス3a、3bの励磁エネルギーを消費し、磁束をリセットする。
【0027】
18は基準電圧であり、その電圧をVrとする。19はOCLコンパレータ(over current limit conparator 過電流制限コンパレータ)である。第2の抵抗17の両端に発生する電圧Vsが基準電圧18の電圧Vrを超えると(Vs>Vr)、OCLコンパレータ19の出力信号がハイレベルになる。これにより、カレントトランスの1次巻線3aを流れる電流が一定値を越えたこと(過電流)を検出出来る。
AND回路20と遅延回路28とインバータ29とは、OCLコンパレータ19のハイレベル出力の立ち上がりエッジで立ち上がり、遅延回路28で定まる一定時間後にロウレベルに立ち下がる一定幅のパルスを出力する。
21はラッチ回路(RSフリップフロップ)であり、クロック発生器(発振器)22によってセット(Q出力はハイレベル)され、AND回路20の出力パルスによってによってリセット(Q出力はロウレベル)される。ラッチ回路21の出力信号がAND回路24に入力される。ラッチ回路21の出力信号は、スイッチング素子4〜7のオン期間を制限する。これにより過電流が制限される。
【0028】
22はクロック発生器であり、ラッチ回路21にセットパルスを供給する。23はPWM信号発生器であり、クロック発生器22のクロックに同期して、出力電圧信号に基づくPWM信号を発生する。PWM信号発生器23は、エラーアンプとPWMコンパレータを有する。エラーアンプは、スイッチング電源装置101の出力電圧(出力端子13a−13b間の電圧)と基準電圧(目標電圧)との誤差を増幅して、誤差増幅電圧を出力する。誤差増幅電圧はPWMコンパレータに入力される。
クロック発生器22はラッチ回路21にセットパルスを送ると同時にその発信出力信号に同期した三角波信号を発生する。
PWMコンパレータは、クロック発生器22が出力する三角波信号と誤差増幅電圧(エラーアンプの出力信号)とを入力して比較し、PWM信号を生成する。
【0029】
AND回路24は、ラッチ回路21の出力信号とPWM信号(PWM信号発生器23の出力信号)とを入力し、両者の論理積信号(スイッチング素子の駆動信号)を出力する。AND回路24の出力信号は、ラッチ回路21の出力信号とPWM信号との狭い方の信号に相当する。
分配回路(駆動信号振り分け回路)25は、AND回路24が出力した駆動信号を入力し、これを交互に振り分けてA位相とB位相の電圧を作る。A位相の電圧とB位相の電圧とは、交互にハイレベルになる。第1のドライブ回路26はA位相の電圧を入力し、第1のスイッチング素子4と第4のスイッチング素子7を同時に導通させる。第2のドライブ回路27はB位相の電圧を入力し、第2のスイッチング素子5と第3のスイッチング素子6を同時に導通させる。
【0030】
以上の様に構成されたスイッチング電源の過電流防止回路について、図1、2、5を参照して動作説明を行う。図5は、正常動作時における図1のスイッチング電源装置101の各部波形を示す(各信号が生ずるラインを図1に示している。)。図5において、501は第2の抵抗17の両端電圧Vsの波形を示す。502はコンパレータ19の出力Vcoutの波形を示す。503はクロック発生回路22の出力クロックVclockの波形を示す。504はラッチ回路21の出力Vlatchの波形を示す。505はAND回路24の出力Vpwmの波形を示す。
【0031】
エラーアンプ(PWM信号発生器23)は、スイッチング電源装置の出力電圧と基準電圧とを比較し、誤差を増幅して、誤差増幅電圧を出力する。誤差増幅電圧は、クロック発生器22が出力する三角波信号と比較され、変調される(PWM信号発生器23)。スイッチング電源装置は、通常動作ではその出力電圧が一定になるようにPWM制御される。スイッチング電源装置401の出力電圧はインダクタンス素子と平滑コンデンサの直列回路に印加される電圧の平均値となる。
【0032】
通常動作時は、PWM信号発生器23が発生するPWM信号に基づいて、出力電圧(13a−13bの両端電圧)が安定な定電圧になるようにスイッチング素子4〜7のオンオフタイミングが決定され、スイッチング素子4〜7が駆動される。この時カレントトランスの1次巻線3aを流れる電流(即ちスイッチング素子4〜7を流れる電流)は小さくなり、カレントトランスの2次巻線3bを通して第2の抵抗17の両端に発生する電圧Vsが基準電圧18より小さい期間が長い。PWM信号がハイレベルの期間内で、PWM信号ラッチ回路21はリセットされず、常にハイレベルを出力する。
【0033】
次に、異常状態などで負荷抵抗が小さくなり、インダクタンス素子11を流れる電流が大きくなった場合の動作を、図2を用いて説明する。図2は、異常動作時における図1のスイッチング電源装置101の各部波形を示す(各信号が生ずるラインを図1に示している。)。201は、第2の抵抗17の両端電圧Vsの波形を示す。202はコンパレータ19の出力Vcoutの波形を示す。206はAND回路20の出力信号Vedgeの波形を示す。203はクロック発生回路22の出力クロックVclockの波形を示す。204はラッチ回路21の出力Vlatchの波形を示す。205はAND回路24の出力Vpwmの波形を示す。
【0034】
過電流時の基本的な動作は従来のスイッチング電源装置と同じであるが、従来のスイッチング電源装置においては、コンパレータ19の出力(過電流の検出信号)が従来は直接ラッチ回路に入力されていた。これに対して、本発明のスイッチング電源装置においては、AND回路20と遅延回路28とインバータ29で構成されるエッジトリガ回路を介して、過電流の検出信号がラッチ回路21に入力される。
抵抗17の電圧Vsが基準電圧Vrに達すると、ラッチ回路にリセットパルスが入力されて、スイッチング素子4〜7が遮断状態になるように駆動される。スイッチング素子4〜7が遮断状態になるように駆動された後、実際にスイッチング素子4〜7がオフするまでの間に(ターンオフレディ時間内に)、クロック発生回路22が次の出力クロックVclockを出力したとしても、図6に示すように実施例1のスイッチング電源装置は正常に動作する。
【0035】
ターンオフレディ時間内においてOCLコンパレータ19の出力がハイレベルを維持したとしても、遅延回路28によって定まる一定時間後にAND回路20の出力信号Vedgeが反転しローレベルになることで、ラッチ回路21はセットパルス待ち状態になり、クロック発生回路22が出力する次の出力クロックVclockによってセットされるからである。
従来のスイッチング電源装置においては、スイッチング素子4〜7が実際にオフするまで、ラッチ回路21をセット出来ず、スイッチング素子4〜7の駆動パルスが欠落するおそれがあった。
本発明のスイッチング電源装置においては、OCLコンパレータ18がVs>Vrを検出してからスイッチング素子4〜7が実際にオフするまでの遅れ時間が長くても、セットパルスによりラッチ回路21は確実にセットパルスされるので、次のスイッチング素子の駆動パルスが欠落する恐れはない。確実に出力パルスを発生できるので安定した過電流制限動作を行うことができる。また、ブリッジ型コンバータにおいて、1パルス欠落したことに伴う、トランスの偏磁に伴う過大な電流は流れない。
【0036】
《実施例2》
以下に、図3を用いて本発明の実施例2のピーク電流値モード過電流防止回路を有するフルブリッジ型スイッチング電源装置について説明する。図3はピーク電流値を検出する過電流防止回路を有する実施例2のフルブリッジ型のスイッチング電源の回路構成を示す。図3において、1は入力直流電源、301はスイッチング電源装置、14は負荷である。入力直流電源1は、商用電源を入力して整流平滑して出力する手段又は電池で構成される。
【0037】
以下、スイッチング電源装置301を説明する。実施例2のスイッチング電源装置301は、コンパレータ19の出力がインバータ30を通して、AND回路24に入力されている点において、実施例1のスイッチング電源装置101(図1)と異なる。他の点においては両者は同一である。従来例と同一部分についての説明を省略し、本実施例特有の過電流防止回路を説明する。
実施例1のスイッチング電源装置においては、コンパレータ19の出力がロウレベルからハイレベルに変化した後、AND回路20とラッチ回路21の伝達遅延時間を経た後、スイッチング素子4〜7が遮断状態にされた。
実施例2のスイッチング電源装置においては、コンパレータ19の出力信号がインバータ30を通して直接AND回路24に入力され、スイッチング素子4〜7が遮断状態にされる
。即ち検出部(カレントトランス3a、3b、ダイオード16、抵抗17等)の出力信号Vsが基準Vrを越えている場合には、コンパレータ19(比較部)の出力信号がスイッチング手段(スイッチング素子4〜7を含む。)を遮断させる。
AND回路20とラッチ回路21における伝達遅延時間の影響を受けることなく、素早くスイッチング素子4〜7を遮断状態に設定できる。これにより、過電流を検出後、過電流制限を行うまでの遅れ時間を短くできる効果がある。
なお、上記の実施例ではフルブリッジ形スイッチング電源について示したが、実施例に示す過電流防止回路をプッシュプル形、ハーフブリッジ形、フォワード形又はフライバック形等のスイッチング電源に適用することにより、同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、スイッチング素子のオフ期間が短くなって、Vclockの立ち上がりタイミング(T3)がターンオフレディ時間内に入ってしまっても(過電流の検出後、実際にスイッチング素子をオフするのが遅れた場合でも)、スイッチング素子の駆動パルスが欠落することなく、異常発振せずに安定に過電流動作が行うことができる安全なスイッチング電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のスイッチング電源装置の構成図
【図2】本発明の実施例1のスイッチング電源装置の異常動作時の各部波形図
【図3】本発明の実施例2のスイッチング電源装置の構成図
【図4】従来例のスイッチング電源装置の構成図
【図5】従来例、並びに本発明の実施例1及び実施例2のスイッチング電源装置の通常動作時の各部波形図
図4の回路構成図の動作波形を示す説明図
【図6】従来例のスイッチング電源装置の異常動作時の各部波形図
【符号の説明】
1 入力直流電源
2a−2b 入力端子
3a、3b カレントトランス
4 第1のスイッチング素子
5 第2のスイッチング素子
6 第3のスイッチング素子
7 第4のスイッチング素子
8a、8b、8c トランス
9 第1の整流ダイオード
10 第2の整流ダイオード
11 インダクタンス素子
12 平滑コンデンサ
13a−13b 出力端子
14 負荷
15 第1の抵抗
16 ダイオード
17 第2の抵抗
18 基準電圧
19 OCLコンパレータ
20、24 AND回路
21 ラッチ回路
22 クロック発生器
23 PWM信号発生器
25 分配器
26 第1のドライブ回路
27 第2のドライブ回路
28 遅延回路
29、30 インバータ

Claims (1)

  1. 電流をスイッチングすることによりトランスに電圧を印加するスイッチング手段と、
    前記トランスに誘起された電圧を整流平滑して、平滑された電圧を出力する平滑手段と、
    前記スイッチング手段に流れる電流を検出する検出部と、
    前記検出部の出力信号を基準と比較する比較部と、
    前記比較部の出力信号入力されてパルス信号を出力し、かつ前記パルス信号のレベルを第1のレベルから第2のレベルに変化させ、前記検出部の出力信号が基準を越えたことを前記比較部が検出してから一定の時間が経過したとき、前記パルス信号のレベルを前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させるエッジトリガ回路と
    前記エッジトリガ回路のパルス信号入力されるラッチ回路と、
    前記ラッチ回路にクロックを供給するクロック発生器と
    前記ラッチ回路の出力信号に基づいて前記スイッチング手段を遮断する過電流制限手段と、を具備し、
    前記エッジトリガ回路の出力は、前記クロック発生器からの出力が入力される前に、前記パルス信号のレベルを前記第1のレベルとして前記ラッチ回路をセットパルス待ち状態になるよう構成されており、
    前記ラッチ回路の出力は、前記エッジトリガ回路の出力と前記クロック発生器の出力に基づいて変化するよう構成されており、
    前記過電流制限手段は、前記エッジトリガ回路の出力が前記ラッチ回路に入力されることにより前記スイッチング手段を遮断し、前記クロック発生器の出力が前記ラッチ回路に入力されることにより前記スイッチング手段を導通させるよう構成されたことを特徴とするスイッチング電源装置。
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