JP5381027B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、出力電圧を帰還制御電圧によって一定値に制御するDC−DCコンバータに関する。
典型的なDC−DCコンバータは、直流電源と、直流電源の一端と他端との間に接続されたトランスの1次巻線とMOSFET等からなるスイッチング素子との直列回路と、トランスの2次巻線に接続された整流平滑回路と、整流平滑回路の出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出回路と、出力電圧検出回路の出力と電流検出回路の出力とに基づいてスイッチング素子をオン/オフ制御する制御回路とを有して構成されている。また、スイッチング素子をオン/オフさせる方式は、大別して次の第1乃至第3の方式がある。
第1の方式は、リンギング・チョーク・コンバータ方式、即ちRCC方式と呼ばれるもので、このRCC方式では、負荷が軽くなるにつれてスイッチング素子のオン/オフ繰り返し周波数、即ちスイッチング周波数が高くなる。
第2の方式は、パルス幅変調方式、即ちPWM方式と呼ばれるもので、このPWM方式では、スイッチング周波数が一定に保たれ、負荷が軽くなるにつれてスイッチング素子のオン時間幅が狭くなる。
第3の方式は、スイッチング素子のオフ時間幅一定方式と呼ばれるもので、このオフ時間幅一定方式では、負荷に応じて変化するオン時間と一定のオフ時間との和がスイッチング周期となる。このため、RCC方式よりも周波数の変化が少ない。
ところで、第1及び第3の方式では、待機モード(スタンバイモード)のような軽負荷時にスイッチング周波数が高くなるので、単位時間当りのスイッチング回数が多くなる。このため、負荷に供給する電力に対してスイッチング素子に生じるスイッチング損失の割合が大きくなり、DC−DCコンバータの効率が低下する。
また、第2の方式、即ちPWM方式では、通常負荷(ノーマルモード)時におけるトランスの損失を低減し且つ小型化するために、スイッチング周波数を例えば100kHzのように高く設定するのが一般的である。このため、スタンバイモードのような軽負荷時において、比較的高いスイッチング周波数でスイッチが駆動される。この結果、PWM方式の場合でも、軽負荷時にスイッチの単位時間当りのスイッチング回数が多いためにDC−DCコンバータの効率が悪くなるという課題を有していた。
上述の課題を解決するために、例えば、特許文献1,2に記載されたDC−DCコンバータが知られている。特許文献1,2は、通常負荷時と軽負荷時とでスイッチング周波数の切換えを実行し、軽負荷時のスイッチング周波数を下げることで、単位時間当りのスイッチング回数を下げて効率を向上している。
特許文献1では、制御信号形成及びモード切換回路が、フライバック電圧発生期間の終りの時点と、パルス発生器の出力パルスの後縁とを比較してスイッチング素子の制御モードを決定する。即ち、パルス発生器の出力は基準時間を示す信号として使用してフライバック電圧発生期間の長短を判断している。従って、パルス発生器の出力はスイッチング素子を一定周波数でオン/オフ制御する時のクロック信号を発生する第1の機能の他に、フライバック電圧発生期間の長短を判断するための基準時間を示す信号を発生する第2の機能を有する。
特許文献2では、負荷状態判定回路は、フライバック電圧発生時間検出回路及び基準時間発生回路に接続され、検出されたフライバック時間と第1及び第2の基準時間との比較によって負荷が第1負荷状態、即ち通常負荷状態か第2負荷状態即ち軽負荷状態かを示す信号をラインにより制御信号形成回路に送る。制御信号形成回路は、通常負荷状態を示す信号に応答してスイッチング素子を第1モードで駆動し、軽負荷時状態を示す信号に応答してスイッチング素子を第1モードよりも低いスイッチング周波数による第2モードで駆動する。
特開2003−169469号公報 特開2002−171761号公報
しかしながら、特許文献1は、パルス発生器の出力を基準時間信号として使用してフライバック電圧発生期間の長短を判断しているが、パルス発生器の周波数は固定される。このため、制御モードを切替える負荷条件を任意に調整することは、トランスのインダクタンスの調整や巻数比の変更を余儀なくされて困難であった。
また、特許文献2は、任意の負荷電流で制御モードを切替えは可能であるが、フライバック時間幅を検出して負荷状態を判定しているため、検出したフライバック時間幅を比較するために、第1及び第2の基準時間発生手段を制御回路内部に持たなければならず、回路構成が複雑になる。
本発明は、簡単な構成で負荷電流状態を正確に検出して、軽負荷電流時にスタンバイモードに切替えることで、軽負荷時の効率を向上させるDC−DCコンバータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、1次巻線と2次巻線とが逆相に巻回されたトランスを有し、該トランスの1次巻線に印加された直流電圧をスイッチング素子によりオン/オフさせて前記トランスの2次巻線に発生するフライバック電圧を整流平滑して得られた直流出力電圧を負荷に供給するフライバック方式のDC−DCコンバータであって、前記スイッチング素子のスイッチングオフ期間に鋸波信号を発生し、該鋸波信号を第1基準電圧とし、前記鋸波信号に所定のオフセット電圧を直流バイアスしたものを第2基準電圧とし、各基準電圧と前記フライバック電圧とを比較し、前記第2基準電圧と前記フライバック電圧とが交差する時間から前記第1基準電圧と前記フライバック電圧とが交差する時間までの時間差を検出し、該時間差に基づいて前記負荷に流れる負荷電流の状態を判定する負荷状態判定手段と、前記負荷状態判定手段で判定された負荷電流の状態に応じて、通常動作モードとスタンバイ動作モードとの切替えを設定するモード切替設定手段とを備えることを特徴とする。また、請求項2の発明では、前記スタンバイ動作モードは、前記スイッチング素子を通常の発振周波数よりも低い一定の繰返し周波数でオン/オフ制御することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2記載のDC−DCコンバータにおいて、前記負荷状態判定手段は、前記トランスの2次巻線に発生したフライバック電圧に比例するフライバック電圧の振幅を前記トランスの3次巻線から検出することにより前記負荷に流れる負荷電流の状態を判定し、さらに、前記トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオン/オフさせることにより前記直流出力電圧を所定値に制御する制御回路を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項記載のDC−DCコンバータにおいて、前記トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧を減衰させる調整抵抗を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、負荷状態判定手段が、フライバック時間幅を検出する代わりに、スイッチング素子のスイッチングオフ期間に鋸波信号を発生し、鋸波信号を第1基準電圧とし、鋸波信号に所定のオフセット電圧を直流バイアスしたものを第2基準電圧とし、各基準電圧とフライバック電圧とを比較し、第2基準電圧とフライバック電圧とが交差する時間から第1基準電圧とフライバック電圧とが交差する時間までの時間差を検出し、時間差に基づいて負荷に流れる負荷電流の状態を判定し、モード切替設定手段が、負荷状態判定手段で判定された負荷電流の状態に応じて、通常動作モードとスタンバイ動作モードとの切替えを設定する。このため、フライバック電圧発生期間の長短を判断するための基準時間発生手段を独立して設ける必要がなくなり、制御回路を小型化及び低コスト化できる。
請求項の発明によれば、フライバック電圧の振幅をトランスの3次巻線から検出することにより負荷に流れる負荷電流の状態を判定できる。また、トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧に基づき、フォトカプラなどの絶縁信号伝達素子を用いないで直流出力電圧を所定値に制御できる。
請求項の発明によれば、調整抵抗により、トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧の検出値を調整することで、負荷状態の判定基準を任意に調整できる。
以下、本発明のDC−DCコンバータの実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1のDC−DCコンバータの回路構成図である。図1に示す実施例1のDC−DCコンバータは、一般にフライバックタイプのスイッチングレギュレータと呼ばれるもので、交流電源ACの交流電圧を全波整流回路DBで整流した整流電圧を平滑コンデンサC0で平滑して整流平滑電圧、即ち直流電源の直流電圧をトランスTの1次巻線NPとN型のMOSFETからなるスイッチング素子Qn1と抵抗Rocpとからなる直列回路に印加している。抵抗Rocpは、スイッチング素子Qn1のドレイン電流を検出する電流検出回路を構成する。スイッチング素子Qn1のドレイン−ソース間には共振用コンデンサC1が接続されている。
トランスTの1次巻線NPに対してトランスTの2次巻線NSは逆相に巻回されており、トランスTの2次巻線NSの両端にはダイオードD1とコンデンサC2との直列回路が接続されており、ダイオードD1とコンデンサC2とで出力整流平滑回路6を構成している。コンデンサC2には負荷RLが接続されている。即ち、このフライバック方式のDC−DCコンバータは、トランスTの1次巻線NPに印加された直流電圧をスイッチング素子Qn1によりオン/オフさせてトランスTの2次巻線NSに発生するフライバック電圧を出力整流平滑回路6で整流平滑して得られた直流出力電圧を負荷RLに供給する。
トランスTの3次巻線NDは、トランスTの2次巻線NSと同相に巻回されており、トランスTの2次巻線NSに発生したフライバック電圧に比例するフライバック電圧を発生する。トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧は、ダイオードD2と設定用抵抗Rt(調整抵抗)とダイオードD4を介して制御回路7のOCP/BD端子に入力される。
設定用抵抗RtとダイオードD4のアノードとの接続点と、トランスTの3次巻線NDの一端とにはコンデンサC4が接続されている。トランスTの3次巻線NDの一端とOCP/BD端子とには抵抗Rt2が接続されている。
起動抵抗Rsは、平滑コンデンサC0の正極端と、ダイオードD3のカソードとコンデンサC3の一端と制御回路7との間に接続され、電源起動時に平滑コンデンサC0の直流電圧を制御回路7に供給して制御回路7を起動させる。
トランスTの3次巻線NDの両端にはダイオードD3とコンデンサC3とからなる整流平滑回路8が接続されている。整流平滑回路8は、制御回路7が起動した後に、トランスTの3次巻線NDに発生したフライバック電圧を整流平滑して得られた直流電圧を制御回路7に供給する。
制御回路7は、スイッチング素子Qn1をオン/オフする制御信号を生成するもので、抵抗Rocpに流れる電流検出信号と、トランスTを介して結合する2次巻線NSと3次巻線NDにより出力電圧Voと比例した電圧を発生するコンデンサC3電圧に基づいて、コンデンサC2の出力電圧Voが所定値になるようにスイッチング素子Qn1のオン期間を制御する。
制御回路7は、図2に示す負荷状態判定回路70を有し、この負荷状態判定回路70は、トランスTの2次巻線NSに発生したフライバック電圧に比例するフライバック電圧の振幅をトランスTの3次巻線NDから検出してOCP/BD端子に入力することにより負荷RLに流れる負荷電流の状態を判定する。
また、制御回路7は、負荷状態判定回路70で判定された負荷電流の状態に応じて、通常動作モードとスタンバイ動作モードとの切替えを設定するモード切替設定手段の機能を有する。即ち、制御回路7は、軽負荷状態の時にスイッチング素子Qn1を通常の発振周波数よりも低い一定の繰返し周波数でオン/オフ制御するスタンバイ動作モードにし、重負荷状態の時にスイッチング素子Qn1を通常動作モードであるRCC(リンギング・チョーク・コンバータ)動作させる。
負荷状態判定回路70は、スイッチング素子Qn1の一定のオン/オフ周期と同一の鋸波信号を発生し、鋸波信号を第1基準電圧(第1鋸波基準)とし、鋸波信号にオフセット電圧Eoを直流バイアスしたものを第2基準電圧(第2鋸波基準)とし、各基準電圧とトランスTのフライバック電圧と比較して、第2基準電圧とフライバック電圧とが交差する時間から第1基準電圧とフライバック電圧とが交差する時間までの時間差を検出して、その時間差をパルスとして生成する。負荷状態判定回路70は、時間差として生成されたパルスを、予め設定されたマスク時間によりマスクし、パルス幅の時間が予め設定されたマスク時間よりも短いか長いかを判定する。
制御回路7のモード切替設定手段は、パルス幅の時間がマスク時間よりも短い時(軽負荷状態の時)には、スイッチング素子Qn1を前記一定の繰返し周波数でオン/オフ制御するための第1制御信号を生成し、パルス幅の時間がマスク時間よりも長い時(重負荷状態の時)には、スイッチング素子Qn1をRCC動作させるための第2制御信号を生成する。
次に、フライバック電圧の振幅を検出する負荷状態判定回路70の詳細な回路について、図2を用いて説明する。
図1において、制御回路7のOCP/BD端子には、抵抗Rocpによるスイッチング素子Qn1の電流の電圧降下−Vocpと、トランスTの3次巻線電圧(フライバック電圧:Vin)とを設定用抵抗Rtと抵抗Rt2とで分割した電圧と、が合成されて入力される。
制御回路7のOCP/BD端子は、内部で過電流検出回路と負荷状態判定回路70に分かれている。図2では、負荷状態判定回路70を示している。
コンパレータCP1の非反転入力端子にはOCP/BD端子が接続され、コンパレータCP1の反転入力端子には直流バイアスVBD1が接続されている。コンパレータCP1の出力端子は、インバータINV1を介してトランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のベースとノア回路NR1,NR2の入力端子に接続されている。
トランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ2のコレクタとは、電流源CC1を介して電源Regに接続され、直流電源Eo(直流オフセット電圧)を介してコンパレータCP2の非反転入力端子に接続され、コンパレータCP3の非反転入力端子とコンデンサC10の一端に接続されている。
OCP/BD端子は、コンパレータCP2の反転入力端子とコンパレータCP3の反転入力端子とに接続されている。トランジスタQ1のエミッタとトランジスタQ2のエミッタとコンデンサの他端は、一定電圧(例えばグランド)に設定されている。
コンパレータCP2の出力端子は、ノア回路NR1の入力端子とノア回路NR2の反転入力端子に接続され、コンパレータCP3の出力端子は、ノア回路NR2の入力端子に接続されている。ノア回路NR1の出力端子は、フリップフロップFF1のセット端子Sに接続され、ノア回路NR2の出力端子は、ブランキング回路BLKの入力端子に接続されている。
ブランキング回路BLKの出力端子は、フリップフロップFF1のリセット端子RとフリップフロップFF2のリセット端子Rとに接続され、フリップフロップFF1の端子Qbは、ノア回路NR3の入力端子に接続されている。ノア回路NR3の出力端子は、フリップフロップFF2のセット端子Sに接続され、フリップフロップFF2の出力端子Qは、スタンバイ検出(スタンバイ動作モード)を出力し、フリップフロップFF2の出力端子Qbは、通常検出(通常動作モード)を出力する。
次に、このように構成された実施例1の負荷状態判定回路70の動作を図2及び図3を参照しながら説明する。図3は実施例1のDC−DCコンバータの重負荷及び軽負荷時における負荷状態判定回路の各部の動作波形図である。
まず、フライバック電圧Vin(Va又はVb)がOCP/BD端子に入力され、時刻t1〜t6において、フライバック電圧Vinが直流バイアスVBD1以上の電圧になるので、コンパレータCP1は、HレベルをインバータINV1、ノア回路NR3に出力する。すると、インバータINV1によりコンパレータCP1の出力は、反転されて、Lレベルとなり、トランジスタQ1,Q2は、オフとなる。
コンデンサC10の電圧C10vは、電流源CC1の電流により充電されて時刻t1から時刻t6まで直線的に増加して鋸波信号を発生する。コンパレータCP2は、フライバック電圧Vinが、オフセット電圧EoとコンデンサC10の電圧C10vとを合計した電圧以上になる時刻t3〜t6において、Hレベルを出力する。コンパレータCP3は、フライバック電圧Vinが、コンデンサC10の電圧C10v以上になる時刻t5〜t6において、Hレベルを出力する。
ノア回路NR2は、インバータINV1の出力とコンパレータCP2の反転出力とコンパレータCP3の出力とのノアをとるので、時刻t3〜時刻t5において、Hレベルが出力される。即ち、時刻t3〜時刻t5の時間差がノア回路NOR2の出力端子に出力される。
そして、ノア回路NOR2の出力、即ち、時刻t3〜時刻t5のHレベルは、ブランキング回路BLKにより時刻t3〜時刻t4までのマスク時間だけマスクされるので、ブランキング回路BLKの出力からは時刻t4〜時刻t5において、HレベルがフリップフロップFF1,FF2のリセット端子に出力される。
ここで、フリップフロップFF2の出力端子QがHレベルになると、スタンバイ動作モードの判定出力となり、フリップフロップFF2の出力端子QbがHレベルになると、通常動作モードのRCCモードの判定出力となる。
図3において、ブランキング回路BLKの出力波形は、1個目のフライバック電圧Va期間ではパルスが時刻t4〜t5において出力され、2個目のフライバック電圧Vb期間では出力されない。これは、ノア回路NR2の出力のパルス幅が、ブランキング回路BLKのマスク時間以上あるいはマスク時間未満かにより出力の有無が決定されている。即ち、フライバック電圧の期間幅に応じたパルス出力で負荷状態を判定できる。
より具体的には、フライバック電圧の振幅電圧を検出することによって、フライバック電圧期間幅に相当する検出を行い、負荷状態を判定する。この負荷状態の判定を図4を用いて説明する。図4ではフライバック電圧Vin波形を同じ波形とし、電圧を大小に調整している。
図4に示すフライバック電圧波形Vin1〜Vin3は、図1で示す設定用抵抗Rt2の両端電圧波形である。設定用抵抗Rtの抵抗値を変更することで、OCP/BD端子に入力されるフライバック電圧Vinを調整する。
図4(b)に示すフライバック電圧波形Vin1は、図3のフライバック電圧Vaに相当し、設定用抵抗Rtの抵抗値を変更することで、図4(c)に示すフライバック電圧波形の小さい電圧Vin2と図4(a)に示すフライバック電圧波形の大きいVin3に変更できる。
まず、フライバック電圧波形Vin1と第1鋸波基準との比較、フライバック電圧波形Vin1と電圧Eo分オフセットさせた第2鋸波基準との比較を行いパルス幅Tw1を検出する。
パルス幅Tw1は、ブランキング回路BLKのマスク時間と比較され、パルス幅Tw1がマスク時間よりも長いパルス幅にあり、負荷状態は重負荷と判断される。ここで、ブランキング回路BLKのマスク時間は、パルス幅Tw1を超えない時間に設定してあり、例えばパルス幅Tw1の1/2とする。
次に、図4(c)に示すように、フライバック電圧波形を小さい電圧Vin2に調整した場合には、第1鋸波基準と第2鋸波基準とフライバック電圧Vin2の交点は、前方(左側)に移動するが、各交点間の時間差Tw2は前記時間差Tw1とほぼ同じパルス幅になっている。従って、ブランキング回路BLKのマスク時間は、パルス幅Tw2を超えないので、負荷状態は重負荷と判断される。
次に、図4(a)に示すように、フライバック電圧波形を大きい電圧Vin3に調整した場合には、第1鋸波基準と第2鋸波基準とフライバック電圧Vin3の交点は後方(右側)に移動する。しかし、フライバック電圧の終了時点のため、電圧の時間変化率dv/dtが大きくなり、各交点間の時間差Tw3は時間差Tw1より狭いパルス幅(1/2未満)になっている。ブランキング回路BLKのマスク時間は、パルス幅Tw3よりも広いため、負荷状態は、軽負荷と判断される。
次に、図5(a)〜図5(c)では、フライバック電圧Vin波形の電圧を大小に調整したとき、各電圧設定により、負荷状態が重負荷と判定される臨界波形の時間がどのようになるかを示したものである。
図5(b)のフライバック電圧Vin1波形に対して、図5(c)のフライバック電圧Vin2波形ではフライバック電圧期間T2は短くてよく、図5(a)のフライバック電圧Vin3波形ではフライバック電圧期間T3は、図5(b)のフライバック電圧Vin1波形に比べて長い時間が必要である。
このことにより、OCP/BD端子に入力されるフライバック電圧を設定用抵抗Rtで調整することにより、フライバック電圧発生期間T1〜T3の検出を調整することができる。
即ち、フライバック電圧発生期間は負荷電流に比例するので、フライバック電圧振幅を検出することで負荷状態を判定することが可能になり、かつ任意の負荷状態判定値を簡単に設定することができる。
なお、図6にフライバック電圧期間と負荷電流との関係を示した。図7にフライバック電圧の設定電圧振幅と負荷電流との関係を示した。
また、実施例1では、スイッチング素子Qn1の過電流検出をマイナス電圧で検出したが、実施例1の変形例としてスイッチング素子Qn1の過電流検出をプラス電圧で検出しても良い。また、トランスTの3次巻線NDの代わりに、4次巻線を設けて+Vinの振幅電圧を専用に検出しても良い。又は、4次巻線の極性を−Vinに反転させる接続に変更すると共に制御回路7の負荷状態検出回路70の検出方法もマイナス検出に変更させた構成としても良い。
図8は本発明の実施例2のDC−DCコンバータの回路構成図である。図8に示す実施例2のDC−DCコンバータは、図1に示す実施例1のDC−DCコンバータに対して、フォトカプラPCのダイオードと電圧検出回路10とからなる出力電圧検出回路と、制御回路7aに接続されたフォトカプラPCのトランジスタとを有することを特徴とする。
実施例2のDC−DCコンバータによれば、出力電圧が出力電圧検出回路9により検出され、検出された出力電圧に応じた電流がフォトカプラPCのトランジスタに流れる。制御回路7aは、フォトカプラPCのトランジスタに流れる電流に比例した電圧に基づいて、コンデンサC2の出力電圧Voが所定値になるようにスイッチング素子3のオン期間を制御する。
このような実施例2のDC−DCコンバータによっても、実施例1のDC−DCコンバータと同様な効果が得られる。
本発明の実施例1のDC−DCコンバータの回路構成図である。 図1に示す実施例1のDC−DCコンバータ内の負荷状態判定回路の詳細図である。 図1に示す実施例1のDC−DCコンバータの重負荷及び軽負荷時における負荷状態判定回路の各部の動作波形図である。 検出するフライバック電圧を増減させた場合におけるフライバック電圧と重負荷電流判定との関係を示す図である。 検出するフライバック電圧と時間を増減させた場合におけるフライバック電圧と重負荷電流判定との関係を示す図である。 フライバック電圧期間と負荷電流との関係を示す図である。 フライバック電圧の設定電圧振幅と負荷電流との関係を示す図である。 本発明の実施例2のDC−DCコンバータの回路構成図である。
符号の説明
AC 交流電源
DB 全波整流回路
CO 平滑コンデンサ
3 バッファ
6,8 整流平滑回路
7,7a 制御回路
9 出力電圧検出回路
T トランス
NP 1次巻線
NS 2次巻線
ND 3次巻線
D1〜D4 ダイオード
Qn1 スイッチング素子
PC フォトカプラ
Rs 起動抵抗
Rt 設定用抵抗
C1 共振用コンデンサ
C2〜C4 コンデンサ
CP1〜CP3 コンパレータ
NR1〜NR3 ノア回路
INV1 インバータ
BLK ブランキング回路
FF1,FF2 フリップフロップ回路

Claims (4)

  1. 1次巻線と2次巻線とが逆相に巻回されたトランスを有し、該トランスの1次巻線に印加された直流電圧をスイッチング素子によりオン/オフさせて前記トランスの2次巻線に発生するフライバック電圧を整流平滑して得られた直流出力電圧を負荷に供給するフライバック方式のDC−DCコンバータであって、
    前記スイッチング素子のスイッチングオフ期間に鋸波信号を発生し、該鋸波信号を第1基準電圧とし、前記鋸波信号に所定のオフセット電圧を直流バイアスしたものを第2基準電圧とし、各基準電圧と前記フライバック電圧とを比較し、前記第2基準電圧と前記フライバック電圧とが交差する時間から前記第1基準電圧と前記フライバック電圧とが交差する時間までの時間差を検出し、該時間差に基づいて前記負荷に流れる負荷電流の状態を判定する負荷状態判定手段と、
    前記負荷状態判定手段で判定された負荷電流の状態に応じて、通常動作モードとスタンバイ動作モードとの切替えを設定するモード切替設定手段と、
    を備えることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 前記スタンバイ動作モードは、前記スイッチング素子を通常の発振周波数よりも低い一定の繰返し周波数でオン/オフ制御することを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記負荷状態判定手段は、前記トランスの2次巻線に発生したフライバック電圧に比例するフライバック電圧の振幅を前記トランスの3次巻線から検出することにより前記負荷に流れる負荷電流の状態を判定し、
    さらに、前記トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオン/オフさせることにより前記直流出力電圧を所定値に制御する制御回路を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記トランスの3次巻線に発生したフライバック電圧を減衰させる調整抵抗を有することを特徴とする請求項3記載のDC−DCコンバータ。
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