JP3629155B2 - プラント監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プログラムあるいはデータベースの変更をシステムを停止させることなく実現するプラント監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、特公昭58−8016号公報に記載された従来のプラント監視装置の無停止切替方式を搭載したシステム構成図である。
図9において、1、2は中央処理装置(以下CPUという)、3、4はバス共有機構、5は高速外部記憶装置で、バス共有機構3を介してCPU1、2、に共有されている。6は中速外部記憶装置で、バス共有機構4を介して、CPU1、2に共有されている。7、8はそれぞれのCPU1、2への情報入力を行うシステムコンソールである。9は端末中継用CPUであり、入出力端末10、プロセス入力装置11が接続され、通信制御装置12、13及び通信制御装置12、13間に介在させた通信装置14を経て、CPUに共有されるように接続されている。
【0003】
このように構成されたプラント監視装置では、CPU1とCPU2との切替は、切替管理プログラムを、CPU1とCPU2で稼働させることによって無停電で行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプラント監視装置の無停電切替方式では、プラント監視装置が他のシステムへデータ伝送する機能を有するとき、主系のCPUから待機系のCPUに切替える前に待機側の内容を確認する機能を有していないため、間違ったプログラム及びデータが待機系のCPUにローディングされているかどうか切替えた後でしか、わからない点が課題であった。原子力発電プラント監視装置のような間違った情報出力が許容されないようなシステムでは、ローディングされたプログラム及びデータが正しいかどうか、系切替を実施する前に確認する手段を講じる必要がある。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、主系から待機系に系切替する前に待機系に正しいプログラム及びデータがローディングされているか否かを確認するための機能を具備したプラント監視システムを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わるプラント監視システムにおいては、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行う第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、第一のCPUと回線切替装置の間に接続され、第一のCPUの出力を表示する第一のラインモニタ、第二のCPUと回線切替装置の間に接続され、第二のCPUの出力を表示する第二のラインモニタ、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が上記回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力が表示された第二のラインモニタの表示と、第一のCPUの出力が表示された第一のラインモニタの表示とを比較して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるものである。
【0007】
また、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行う第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、第一のCPUと回線切替装置の間に接続され、第一のCPUの出力を分配する第一の分配器、第二のCPUと回線切替装置の間に接続され、第二のCPUの出力を分配する第二の分配器、第一の分配器から分配された第一のCPUの出力及び第二の分配器から分配された第二のCPUの出力が入力される比較手段、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を比較手段で比較して相違点を保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるものである。
【0008】
また、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行うと共に第一のCPUの出力が入力される第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を第二のCPUで比較して相違点を保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるものである。
【0009】
さらに、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行うと共に出力が第一のCPUに入力される第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を第一のCPUで比較して相違点を保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるものである。
【0010】
また、比較手段は、保守用端末にインストールされているものである。
【0011】
さらにまた、保守用端末は、回線切替装置と接続され、保守用端末に広域通信網を介して接続された遠隔保守用端末を備え、遠隔保守用端末は、修正用のプログラムまたはデータの入力、及び第一のCPUと第二のCPUの出力の相違点の出力、並びに回線切替装置 の切替えを行うものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
図において、21は主系と待機系の2重系で構成されたプラント監視装置、22はプラント監視装置21から出力される情報を遠隔地などで受信する受信装置、23はプラント監視装置21の出力情報を送信するための通信回線である。24はプラント監視装置21のプログラムやデータベースを変更/修正するための保守用入力端末で、プラント監視装置21の主系と待機系のCPUにそれぞれ接続されている。
【0013】
25は第一のCPUである主系のCPUA、26はCPUA25の処理結果を出力する出力装置Aである。
27は主系の出力と待機系の出力を切替える回線切替装置である。29は第二のCPUである待機系のCPUBで、通常は使用されることはないが、常に処理はCPUA25と同様に行っており、CPUB29の出力内容は、出力装置B30を通じて回線切替装置27に出力される。31は主系の出力装置A26と回線切替装置27との間に挿入された第一のラインモニタであるラインモニタA、32は待機系の出力装置B30と回線切替装置27との間に挿入された第二のラインモニタであるラインモニタBである。
【0014】
図2は、この発明の実施の形態1によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【0015】
このように構成されたプラント監視装置においては、主系のCPUA25と待機系CPUB29による出力は、回線切替装置27で取捨選択される。この回線切替装置27の切替は、自己診断機能やユーザの要求によって行うことができる。
今、主系のCPUA25にて出力された情報が回線切替装置27を通じて受信装置22に出力されている状態を考える。待機系のCPUB29も同様の処理をしているが、回線切替装置27では、待機系の出力回線は接続されていない。
この状態で待機系のCPUB29のプログラムあるいはデータベースを、保守用入力端末24を通じて変更/修正すると、主系の出力内容と待機系の出力内容が異なってくる。修正後は待機系の出力が正しいので、回線切替装置27をユーザの操作により、主系CPUA25から待機系CPUB29へ接続を切替える。
その切替を行う前に、CPUB29の出力内容が妥当であることを確認する必要がある。そのために、それぞれのCPUの出力結果が回線切替装置27に入力する前に、ラインモニタを挿入し確認する。
このため、主系の出力装置A26に接続したラインモニタA31を設置すると共に、待機系の出力装置B30に接続したラインモニタB32を設置している。
【0016】
次に実施の形態1での動作事例について、図2を用いてさらに詳しく説明する。
最初はCPUA25とCPUB29では同一のプログラム、同一データベースにより処理が実施されており、処理結果は両方とも同一で、出力データを「AABBCC」とする。ラインモニタA31とラインモニタB32には同一出力が表示される。次に保守用入力端末24により、待機系CPUB29のプログラムあるいはデータベースを変更し(ステップS21)、待機系のCPUB29の実行(ステップ22)により出力データが「AABBDD」となったとすると、ラインモニタB32では出力データが「AABBDD」となり(ステップS23)、ラインモニタA31とラインモニタB32の出力内容を比較し(ステップS24)、変更目的と一致していれば回線切替装置27の接続を、主系のCPUA25側から待機系のCPUB29側に切替える(ステップS25)。
【0017】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
図において、21〜30は図1におけるものと同一のものである。33は出力装置A26と回線切替装置27の間に挿入された第一の分配器である分配器A、34は出力装置B30と回線切替装置27の間に挿入された第二の分配器である分配器Bである。35は分配器A33及び分配器B34を通じて入力される主系のCPUA25及び待機系のCPUB29の出力内容を比較する比較手段としての比較装置であり、プラント監視装置の外部に設けられている。
図4は、この発明の実施の形態2によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【0018】
実施の形態1では、ラインモニタA31とラインモニタB32を用いて、主系及び待機系の出力内容をユーザが目視にて比較確認することを実施したが、出力内容が複雑になったり、あるいは出力データ量の規模が大きくなったりすると目視によるデータ比較には限界が生じる。その場合、ラインモニタの代替として、分配器を設け、分配器の出力をプラント監視装置21の外部に取り出し、それぞれの出力を取り込み処理、比較処理を実施する比較装置35を設置する。分配器A33が主系のCPUA25の出力のコピーを比較装置35に伝送する機能を具備し、分配器B34は、待機系のCPUB29の出力のコピーを比較装置35に伝送する機能を具備する。
【0019】
次に、実施の形態2の動作事例を図4を用いて説明する。
待機系CPUB29のプログラムまたはデータベースの修正(ステップS4)及び修正したプログラムの実行(ステップS42)は、実施の形態1と同様にして行う。分配器A33の出力「AABBCC」を比較装置35にて取り込む。また分配器B34の出力「AABBDD」を比較装置35に取り込む(ステップS43)。比較装置35ではそれぞれの出力内容を比較し(ステップS44)、CPUA25の出力内容「AABBCC」とCPUB29の出力内容「AABBDD」を端末出力し、比較結果として「相違点 第7、8バイト目にてCPUAでは、CC、CPUBではDDを出力している」と表示する(ステップS45)。また、比較装置35では各出力のデータから出力内容を比較し、相違した出力のアドレスとそれぞれのデータを提示する。その内容がユーザが変更したプログラムから出力される変更内容と一致しているか否かを確認して、予定通りであれば回線切替装置27の出力を切替える。
【0020】
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
図5において、21〜30は図1におけるものと同一のものである。
図6は、この発明の実施の形態3によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
実施の形態2では、出力データの比較装置35を用いて実質的な出力データの事前確認ができたが、比較装置35を設置する必要があるため、装置としては追加されることになり、経済性の改善余地がある。実施の形態3では、各々の制御系で他系の出力内容を取り込み、いずれかのCPUにて比較処理も実施し、その結果を保守用入力端末24にて確認するようにした。
すなわち、図5において、出力装置A26をCPUB29に接続し、出力装置B30をCPUA25に接続して切替前の確認を実施する。
【0021】
次に、実施の形態3の動作事例について図6を用いて説明する。
待機系CPUB29のプログラムまたはデータベースの修正(ステップS61)及び修正したプログラムの実行(ステップS62)は、実施の形態1と同様にして行う。待機系のCPUB29に主系のCPUA25の出力結果を取り込む(ステップS63)ことにより、実施の形態2の比較装置35と同一の処理(ステップS64)を実施し、その処理結果を保守用入力端末24にて表示(ステップS65)し、ユーザに提示する。
【0022】
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
図において、21〜30、33〜35は図3におけるものと同一のものである。
36は保守用入力端末24に広域通信網を介して接続された遠隔保守用端末である。
図8は、この発明の実施の形態4によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【0023】
実施の形態2と同様の構成で、メンテナンスを現地にて実施するだけでなく、遠隔地からもシステムメンテナンスを可能にするためには、保守用入力端末24を広域通信網に接続し、遠隔地からCPUの切替ができるようにする。図7は、遠隔地からプログラムあるいはデータベースを無停止保守するための構成で、保守用入力端末24に広域通信網を接続、遠隔保守用端末36と接続する。
遠隔保守用端末36による遠隔地からの指令により、プラント監視装置21の無停止保守切替ができるようにするために、比較装置35と保守用入力端末24を接続する構成とし、比較結果は保守用入力端末24を通じて遠隔保守用端末36から監視できる。
また、回線切替装置27の切替も保守用入力端末36を回線切替装置27と接続した構成とすることにより、遠隔保守用端末36を通じて回線切替を行うことができる。
【0024】
次に、実施の形態4の動作事例について図8を用いて説明する。
遠隔保守用端末36から修正されたプログラムまたはデータを、保守用入力端末24へ転送する(ステップS81)。保守用入力端末24から、待機系CPUB29に修正プログラムまたはデータをローディングする(ステップS82)。
CPUB29でプログラムを実行する(ステップS83)。比較装置35からデータ比較内容を、保守用入力端末24を通じ遠隔保守用端末36に表示する(ステップS84)。表示内容が妥当であれば遠隔保守用端末36から、保守用入力端末24を通じて、回線切替装置27に主系と待機系の切替指示を出力する(ステップS85)。回線切替装置27の切替を実施する(ステップS86)。
【0025】
さらにコスト低減を行うために、比較装置35の機能を保守用入力端末24にインストールし、それぞれの分配器A33、B34から直接保守用入力端末24にデータを取り込む構成とし、比較装置35のハードウェアを削除してもよい。
なお、遠隔保守用端末を用いて、修正用プログラムまたはデータの入力や、比較結果の表示は、実施の形態3でも行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行う第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、第一のCPUと回線切替装置の間に接続され、第一のCPUの出力を表示する第一のラインモニタ、第二のCPUと回線切替装置の間に接続され、第二のCPUの出力を表示する第二のラインモニタ、及び 修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が上記回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力が表示された第二のラインモニタの表示と、第一のCPUの出力が表示された第一のラインモニタの表示とを比較して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるので、第一のCPUから第二のCPUへの出力の切替え前に修正されたプログラムまたはデータベースを用いた処理内容をユーザがラインモニタ上で確認できる。
【0027】
また、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行う第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、第一のCPUと回線切替装置の間に接続され、第一のCPUの出力を分配する第一の分配器、第二のCPUと回線切替装置の間に接続され、第二のCPUの出力を分配する第二の分配器、第一の分配器から分配された第一のCPUの出力及び第二の分配器から分配された第二のCPUの出力が入力される比較手段、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を比較手段で比較して相違点を保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるので、切替え前に修正されたプログラムまたはデータベースを用いた処理内容をユーザが保守用端末で確認できる。
【0028】
また、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行うと共に第一のCPUの出力が入力される第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を第二のCPUで比較して相違点を保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるので、切替え前に修正されたプログラムまたはデータベースを用いた処理内容をユーザが保守用端末で確認できる。
【0029】
さらに、プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、第一のCPUの処理と同じ処理を行うと共に出力が第一のCPUに入力される第二のCPU、第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が回線切替装置によって選択されているとき、保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を第一のCPUで比較して相違点を保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えるので、切替え前に修正されたプログラムまたはデータベースを用いた処理内容をユーザが保守用端末で確認できる。
【0030】
また、比較手段は、保守用端末にインストールされているので、比較装置に要する費用を削減できる。
【0031】
さらにまた、保守用端末は、回線切替装置と接続され、保守用端末に広域通信網を介して接続された遠隔保守用端末を備え、遠隔保守用端末は、修正用のプログラムまたはデータの入力、及び第一のCPUと第二のCPUの出力の相違点の出力、並びに回線切替装置の切替えを行うので、遠隔からプログラムまたはデータベースの修正、及び修正の確認、並びにCPUの出力の切替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【図3】この発明の実施の形態2によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態2によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【図5】この発明の実施の形態3によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【図7】この発明の実施の形態4によるプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態4によるプラント監視装置の動作を示すフロー図である。
【図9】従来のプラント監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
21 プラント監視装置、 22 受信装置、 23 伝送路、
24 保守用入力端末、 25 主系のCPUA、
26 主系の出力装置A、 27 回線切替装置、
29 待機系の中央処理装置CPUB、 30 待機系の出力装置B、
31 主系のラインモニタA、 32 待機系のラインモニタB、
33 主系の分配器A、 34 待機系の分配器B、 35 比較装置、
36 遠隔保守用端末。
Claims (6)
- プラント監視に関する処理を行う第一の中央処理装置(以下CPUという)、上記第一のCPUの処理と同じ処理を行う第二のCPU、上記第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、上記第一のCPUと上記回線切替装置の間に接続され、上記第一のCPUの出力を表示する第一のラインモニタ、上記第二のCPUと上記回線切替装置の間に接続され、上記第二のCPUの出力を表示する第二のラインモニタ、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が上記回線切替装置によって選択されているとき、上記保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力が表示された上記第二のラインモニタの表示と、上記第一のCPUの出力が表示された上記第一のラインモニタの表示とを比較して、上記第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、上記回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えることを特徴とするプラント監視システム。
- プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、上記第一のCPUの処理と同じ処理を行う第二のCPU、上記第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、上記第一のCPUと上記回線切替装置の間に接続され、上記第一のCPUの出力を分配する第一の分配器、上記第二のCPUと上記回線切替装置の間に接続され、上記第二のCPUの出力を分配する第二の分配器、上記第一の分配器から分配された第一のCPUの出力及び第二の分配器から分配された第二のCPUの出力が入力される比較手段、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が上記回線切替装置によって選択されているとき、上記保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と上記第一のCPUの出力を上記比較手段で比較して相違点を上記保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、上記回線切替装置の出力を上記第一のCPUから上記第二のCPUに切替えることを特徴とするプラント監視システム。
- プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、上記第一のCPUの処理と同じ処理を行うと共に上記第一のCPUの出力が入力される第二のCPU、上記第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が上記回線切替装置によって選択されているとき、上記保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を上記第二のCPUで比較して相違点を上記保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、上記回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えることを特徴とするプラント監視システム。
- プラント監視に関する処理を行う第一のCPU、上記第一のCPUの処理と同じ処理を行うと共に出力が上記第一のCPUに入力される第二のCPU、上記第一のCPU及び第二のCPUに接続され、第一のCPUの出力及び第二のCPUの出力のいずれかを選択して出力する回線切替装置、及び修正用のプログラムまたはデータを入力する保守用端末を備え、第一のCPUの出力が上記回線切替装置によって選択されているとき、上記保守用端末から入力された修正用のプログラムまたはデータにより、第二のCPUのプログラムまたはデータベースを修正処理し、修正済みのプログラムまたはデータベースを用いて処理した第二のCPUの出力と第一のCPUの出力を上記第一のCPUで比較して相違点を上記保守用端末に出力して、第二のCPUの処理内容をユーザにより確認した後、上記回線切替装置の出力を第一のCPUから第二のCPUに切替えることを特徴とするプラント監視システム。
- 比較手段は、保守用端末にインストールされていることを特徴とする請求項2記載のプラント監視システム。
- 保守用端末は、回線切替装置と接続され、上記保守用端末に広域通信網を介して接続された遠隔保守用端末を備え、上記遠隔保守用端末は、修正用のプログラムまたはデータの入力、及び上記第一のCPUと第二のCPUの出力の相違点の出力、並びに上記回線切替装置の切替えを行うことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項記載のプラント監視システム。
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