JP3629061B2 - 接続ピン - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電話交換機と加入者線を結ぶ主配線盤(MDF)のジャンパリングをロボットを用いて自動で行えるようにした自動配線装置に用いられたり、配線システムとして、専用線網間の配線、中継線間の配線、交換機と伝送装置間の配線等に利用される接続ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の接続ピンの構造を表す説明図で、図3(a)は斜視図、図3(b)は断面図である。
図において、51は接続ピンで、図示しないマトリクスボードのピン穴に挿入される軸部51aと、ロボットハンドにより保持されるのに適した形状のロボット保持部51bとから構成される。
【0003】
52a,52bは端子で、接続ピン51の軸部51aに設けられる。
この端子52a,52bはリング状で、カシメにより軸部51aに取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の接続ピンにおいては、軸部に円周方向にわたる凹部を形成して、この凹部に端子が取り付けられる構造である。ここで、端子はリングを広げて凹部にはめ込み、カシメで接続ピンに取り付ける構造であるので、凹部の幅を端子に対して若干余裕を持たせて、取り付けを容易にできるようにしており、このため、隣合う端子の間隔が広くなり、マトリクスボードのパターンの層間隔を広くしなければならず、マトリクスボードが厚いものとなっていた。
【0005】
また、端子は接続ピンの挿入,抜き取り方向に対してガタがある状態で取り付けられることになるので、マトリクスボードのピン穴に対して接続ピンを挿入したり抜き取ったりするときにズレが発生して、パターンに接触しない状態となってしまうことがある。このため、端子の幅を長くしたり、パターンのピン穴の部分は厚みを増して、端子のズレを吸収できるようになっており、その結果、マトリクスボードの厚みがさらに増していた。
【0006】
また、端子はカシメにより取り付けられているので、製造性が悪く、コスト高を招いているという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、マトリクスボードのピン穴内に露出しているX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触する端子を軸部に有し、該軸部を前記ピン穴に挿入することで所望のX方向のパターンとY方向のパターンとを前記端子で電気的に接続する接続ピンにおいて、前記端子は、その一部を前記軸部のモールド成形時に軸部に埋め込む形状として、前記ピン穴に対する挿入方向および抜き取り方向に隣合うように設け、各端子の軸部より露出している部分には、前記挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部を設けるとともに、隣合う端子の導入部の位置を、端子間で前記挿入方向および抜き取り方向に重ならないように円周方向にずらしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上述した構成を有する本発明の接続ピンの軸部をマトリクスボードのピン穴に挿入すると、各端子がX方向のパターンとY方向パターンとに接触して、該X方向のパターンとY方向パターンとの間で電気的導通が図られる。
このとき、各端子は接続ピンのモールド成形時に組み込まれて固定されているので、接続ピンの挿入時や抜き取り時にずれることがなく、確実にX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触する。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の第1の実施例における接続ピンの構造を表す説明図で、図1(a)は全体斜視図、図1(b)は全体正面図、図1(c)は接続ピンを輪切りにした状態の要部断面図である。
図において、1は接続ピンで、この接続ピン1は、マトリクスボードのピン穴に挿入される軸部1aと、ロボットハンドにより保持されるのに適した形状のロボット保持部1bとから構成される。
【0010】
2は端子で、接続ピン1の軸部1aに該接続ピン1の挿入,抜き取り方向にずらして2個設けられる。
前記端子2は、導電性をもつ薄板材からなり、図1(c)に表されるように、その中央部が接続ピン1の軸部1aを直径方向に貫通するように埋め込まれて該軸部1aに固定され、軸部1aから露出している両端が、該軸部1aの外周面に横方向に沿うように曲げてバネ性を持たせたS字状となっている。
【0011】
そして、このS字状に曲げた部分に、接続ピン1の挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部3aを備えた接触部3が設けられている。
この接触部3は、板状の端子2の一部を凸状に出っ張らしたもので、導入部3aはこの凸状となった接触部3から接続ピン1の挿入方向および抜き取り方向に行くに従い内側に向けて曲げられた形状となっている。
【0012】
なお、接触部3の凸状となっている部分の長さは、マトリクスボードのX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触できる長さが必要である。
ここで、前記接続ピン1は、柔軟性を有しかつ欠損しにくい性質をもったプラスチック樹脂等の絶縁部材からなり、軸部1aとロボット保持部1bとがモールド成形により一体に形成されるものであるが、モールド成形に用いる型に前記端子2の保持部を設けたものを用いることで、接続ピン1の成形工程で同時に端子2を組み込んで、樹脂の固化により該端子2を固定するようにしている。
【0013】
また、前記端子2は接続ピン1の軸1aに所定の間隔を開けて該接続ピン1の挿入,抜き取り方向にずらして2個取り付けられているが、一方をS字状に曲げた場合、他方は逆S字状に曲げて、導入部3aの位置が、円周方向において異なる位置とするようにしている。
図2は前記接続ピンが挿入されるマトリクスボードの透視斜視図である。
【0014】
マトリクスボード10は、X方向のパターン11が複数本設けられる層、Y方向のパターン12が複数本設けられる層、X方向のパターン13が複数本設けられる層、Y方向のパターン14が複数本設けられる層を、各パターン間で絶縁が保たれるように交互に重ねた多層基板で、各パターンの交差点には、ボードを貫通するようにピン穴15が設けられ、前記ピン穴の内周面には、パターンが互いに絶縁を保って露出している。
【0015】
上記構成によると、所望のピン穴15に図1で説明した接続ピン1を挿入すると、まず、挿入方向先端側にある端子2の導入部3aがピン穴15に入り、続いて接触部3がピン穴15に入る。さらに接続ピン1を挿入していくと、挿入方向後端側にある端子2の導入部3aがピン穴15に入り、続いて接触部3がピン穴15に入る。ここで、接触部3は他の部分より出っ張っているので、導入部3aを設けることで、接続ピン1をスムーズにピン穴15に挿入できるようになっている。
【0016】
接続ピン1が所定の深さまで挿入されると、挿入方向先端側にある端子2の接触部3がバネ接触状態でX方向のパターン13とY方向のパターン14に接触して、パターン13とパターン14との間で電気的導通が図られるとともに、これと同時に挿入方向後端側にある端子2の接触部3がバネ接触状態でX方向のパターン11とY方向のパターン12に接触して、パターン11とパターン12との間で電気的導通が図られる。
【0017】
ここで、端子2は接続ピン1をモールド成形するときに組み込まれて、樹脂の固化により軸部1aに固定されるので、従来のように端子の取り付けのために接続ピンの端子取り付け部分に隙間を設ける必要はなく、隣合う端子の間隔を狭くできる。また、本実施例の端子2は接続ピン1に対してガタを有することなく取り付けられるので、接続ピン1をピン穴15に挿入する場合や抜き取る場合に、端子2の位置がズレることがない。このため、端子の幅を長くしたり、パターン11,12,13および14はピン穴15の部分でも厚みを増す必要がなく、マトリクスボードを薄くすることができる。
【0018】
また、従来の端子は接触部位が円周上で固定されないものであったが、本実施例の端子は固定されているので、さらに工夫ができる。
すなわち、接触部3がピン穴15に容易に入るように導入部3aを設けているが、この導入部3aの位置を、隣合う端子2の間で円周方向にずらすことで、隣合う端子2の間隔を狭くすることができ、これによってもマトリクスボードを薄くできることになる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、マトリクスボードのピン穴に挿入する軸部に設ける端子は、その一部を前記軸部のモールド成形時に軸部に埋め込む形状として、前記ピン穴に対する挿入方向および抜き取り方向に隣合うように設け、各端子の軸部より露出している部分には、前記挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部を設けるとともに、隣合う端子の導入部の位置を、端子間で前記挿入方向および抜き取り方向に重ならないように円周方向にずらした構造としているため、接続ピンに端子を取り付けるための隙間を設ける必要がなく、隣合う端子の間隔を狭くすることができるとともに、端子をガタなく固定することができる。
【0020】
また、前記端子の接続ピンより露出している部分には、該接続ピンの挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部が設けられ、この導入部の位置を隣合う端子の間でずらしたので、隣合う端子の間隔を狭くすることができる。
上述したように、隣合う端子の間隔を狭くし、かつ端子をガタなく固定することで、マトリクスボードのパターンの層方向の間隔を狭くすることができ、マトリクスボードを薄いものとすることができるようになる。これにより、マトリクスボードの経済化が大幅に可能になるものである。
【0021】
さらに、端子は接続ピンをモールド成形でつくる際に組み込まれるので、製造工程の短縮が図れ、コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における接続ピンの構造を表す説明図である。
【図2】マトリクスボードの透視斜視図である。
【図3】従来の接続ピンの構造を表す説明図である。
【符号の説明】
1 接続ピン
1a 軸部
2 端子
3 接触部
3a 導入部
【産業上の利用分野】
本発明は、電話交換機と加入者線を結ぶ主配線盤(MDF)のジャンパリングをロボットを用いて自動で行えるようにした自動配線装置に用いられたり、配線システムとして、専用線網間の配線、中継線間の配線、交換機と伝送装置間の配線等に利用される接続ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の接続ピンの構造を表す説明図で、図3(a)は斜視図、図3(b)は断面図である。
図において、51は接続ピンで、図示しないマトリクスボードのピン穴に挿入される軸部51aと、ロボットハンドにより保持されるのに適した形状のロボット保持部51bとから構成される。
【0003】
52a,52bは端子で、接続ピン51の軸部51aに設けられる。
この端子52a,52bはリング状で、カシメにより軸部51aに取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の接続ピンにおいては、軸部に円周方向にわたる凹部を形成して、この凹部に端子が取り付けられる構造である。ここで、端子はリングを広げて凹部にはめ込み、カシメで接続ピンに取り付ける構造であるので、凹部の幅を端子に対して若干余裕を持たせて、取り付けを容易にできるようにしており、このため、隣合う端子の間隔が広くなり、マトリクスボードのパターンの層間隔を広くしなければならず、マトリクスボードが厚いものとなっていた。
【0005】
また、端子は接続ピンの挿入,抜き取り方向に対してガタがある状態で取り付けられることになるので、マトリクスボードのピン穴に対して接続ピンを挿入したり抜き取ったりするときにズレが発生して、パターンに接触しない状態となってしまうことがある。このため、端子の幅を長くしたり、パターンのピン穴の部分は厚みを増して、端子のズレを吸収できるようになっており、その結果、マトリクスボードの厚みがさらに増していた。
【0006】
また、端子はカシメにより取り付けられているので、製造性が悪く、コスト高を招いているという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、マトリクスボードのピン穴内に露出しているX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触する端子を軸部に有し、該軸部を前記ピン穴に挿入することで所望のX方向のパターンとY方向のパターンとを前記端子で電気的に接続する接続ピンにおいて、前記端子は、その一部を前記軸部のモールド成形時に軸部に埋め込む形状として、前記ピン穴に対する挿入方向および抜き取り方向に隣合うように設け、各端子の軸部より露出している部分には、前記挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部を設けるとともに、隣合う端子の導入部の位置を、端子間で前記挿入方向および抜き取り方向に重ならないように円周方向にずらしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上述した構成を有する本発明の接続ピンの軸部をマトリクスボードのピン穴に挿入すると、各端子がX方向のパターンとY方向パターンとに接触して、該X方向のパターンとY方向パターンとの間で電気的導通が図られる。
このとき、各端子は接続ピンのモールド成形時に組み込まれて固定されているので、接続ピンの挿入時や抜き取り時にずれることがなく、確実にX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触する。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の第1の実施例における接続ピンの構造を表す説明図で、図1(a)は全体斜視図、図1(b)は全体正面図、図1(c)は接続ピンを輪切りにした状態の要部断面図である。
図において、1は接続ピンで、この接続ピン1は、マトリクスボードのピン穴に挿入される軸部1aと、ロボットハンドにより保持されるのに適した形状のロボット保持部1bとから構成される。
【0010】
2は端子で、接続ピン1の軸部1aに該接続ピン1の挿入,抜き取り方向にずらして2個設けられる。
前記端子2は、導電性をもつ薄板材からなり、図1(c)に表されるように、その中央部が接続ピン1の軸部1aを直径方向に貫通するように埋め込まれて該軸部1aに固定され、軸部1aから露出している両端が、該軸部1aの外周面に横方向に沿うように曲げてバネ性を持たせたS字状となっている。
【0011】
そして、このS字状に曲げた部分に、接続ピン1の挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部3aを備えた接触部3が設けられている。
この接触部3は、板状の端子2の一部を凸状に出っ張らしたもので、導入部3aはこの凸状となった接触部3から接続ピン1の挿入方向および抜き取り方向に行くに従い内側に向けて曲げられた形状となっている。
【0012】
なお、接触部3の凸状となっている部分の長さは、マトリクスボードのX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触できる長さが必要である。
ここで、前記接続ピン1は、柔軟性を有しかつ欠損しにくい性質をもったプラスチック樹脂等の絶縁部材からなり、軸部1aとロボット保持部1bとがモールド成形により一体に形成されるものであるが、モールド成形に用いる型に前記端子2の保持部を設けたものを用いることで、接続ピン1の成形工程で同時に端子2を組み込んで、樹脂の固化により該端子2を固定するようにしている。
【0013】
また、前記端子2は接続ピン1の軸1aに所定の間隔を開けて該接続ピン1の挿入,抜き取り方向にずらして2個取り付けられているが、一方をS字状に曲げた場合、他方は逆S字状に曲げて、導入部3aの位置が、円周方向において異なる位置とするようにしている。
図2は前記接続ピンが挿入されるマトリクスボードの透視斜視図である。
【0014】
マトリクスボード10は、X方向のパターン11が複数本設けられる層、Y方向のパターン12が複数本設けられる層、X方向のパターン13が複数本設けられる層、Y方向のパターン14が複数本設けられる層を、各パターン間で絶縁が保たれるように交互に重ねた多層基板で、各パターンの交差点には、ボードを貫通するようにピン穴15が設けられ、前記ピン穴の内周面には、パターンが互いに絶縁を保って露出している。
【0015】
上記構成によると、所望のピン穴15に図1で説明した接続ピン1を挿入すると、まず、挿入方向先端側にある端子2の導入部3aがピン穴15に入り、続いて接触部3がピン穴15に入る。さらに接続ピン1を挿入していくと、挿入方向後端側にある端子2の導入部3aがピン穴15に入り、続いて接触部3がピン穴15に入る。ここで、接触部3は他の部分より出っ張っているので、導入部3aを設けることで、接続ピン1をスムーズにピン穴15に挿入できるようになっている。
【0016】
接続ピン1が所定の深さまで挿入されると、挿入方向先端側にある端子2の接触部3がバネ接触状態でX方向のパターン13とY方向のパターン14に接触して、パターン13とパターン14との間で電気的導通が図られるとともに、これと同時に挿入方向後端側にある端子2の接触部3がバネ接触状態でX方向のパターン11とY方向のパターン12に接触して、パターン11とパターン12との間で電気的導通が図られる。
【0017】
ここで、端子2は接続ピン1をモールド成形するときに組み込まれて、樹脂の固化により軸部1aに固定されるので、従来のように端子の取り付けのために接続ピンの端子取り付け部分に隙間を設ける必要はなく、隣合う端子の間隔を狭くできる。また、本実施例の端子2は接続ピン1に対してガタを有することなく取り付けられるので、接続ピン1をピン穴15に挿入する場合や抜き取る場合に、端子2の位置がズレることがない。このため、端子の幅を長くしたり、パターン11,12,13および14はピン穴15の部分でも厚みを増す必要がなく、マトリクスボードを薄くすることができる。
【0018】
また、従来の端子は接触部位が円周上で固定されないものであったが、本実施例の端子は固定されているので、さらに工夫ができる。
すなわち、接触部3がピン穴15に容易に入るように導入部3aを設けているが、この導入部3aの位置を、隣合う端子2の間で円周方向にずらすことで、隣合う端子2の間隔を狭くすることができ、これによってもマトリクスボードを薄くできることになる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、マトリクスボードのピン穴に挿入する軸部に設ける端子は、その一部を前記軸部のモールド成形時に軸部に埋め込む形状として、前記ピン穴に対する挿入方向および抜き取り方向に隣合うように設け、各端子の軸部より露出している部分には、前記挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部を設けるとともに、隣合う端子の導入部の位置を、端子間で前記挿入方向および抜き取り方向に重ならないように円周方向にずらした構造としているため、接続ピンに端子を取り付けるための隙間を設ける必要がなく、隣合う端子の間隔を狭くすることができるとともに、端子をガタなく固定することができる。
【0020】
また、前記端子の接続ピンより露出している部分には、該接続ピンの挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部が設けられ、この導入部の位置を隣合う端子の間でずらしたので、隣合う端子の間隔を狭くすることができる。
上述したように、隣合う端子の間隔を狭くし、かつ端子をガタなく固定することで、マトリクスボードのパターンの層方向の間隔を狭くすることができ、マトリクスボードを薄いものとすることができるようになる。これにより、マトリクスボードの経済化が大幅に可能になるものである。
【0021】
さらに、端子は接続ピンをモールド成形でつくる際に組み込まれるので、製造工程の短縮が図れ、コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における接続ピンの構造を表す説明図である。
【図2】マトリクスボードの透視斜視図である。
【図3】従来の接続ピンの構造を表す説明図である。
【符号の説明】
1 接続ピン
1a 軸部
2 端子
3 接触部
3a 導入部
Claims (2)
- マトリクスボードのピン穴内に露出しているX方向のパターンとY方向のパターンの両方に接触する端子を軸部に有し、該軸部を前記ピン穴に挿入することで所望のX方向のパターンとY方向のパターンとを前記端子で電気的に接続する接続ピンにおいて、
前記端子は、その一部を前記軸部のモールド成形時に軸部に埋め込む形状として、前記ピン穴に対する挿入方向および抜き取り方向に隣合うように設け、
各端子の軸部より露出している部分には、前記挿入方向および抜き取り方向に突出する導入部を備えた接触部を設けるとともに、隣合う端子の導入部の位置を、端子間で前記挿入方向および抜き取り方向に重ならないように円周方向にずらしたことを特徴とする接続ピン。 - 請求項1記載の接続ピンにおいて、
前記隣合う端子のうち、一方はS字状に曲げ、他方は逆S字状に曲げて隣合う端子の導入部の位置を円周方向にずらしたことを特徴とする接続ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10424595A JP3629061B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 接続ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10424595A JP3629061B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 接続ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08298048A JPH08298048A (ja) | 1996-11-12 |
JP3629061B2 true JP3629061B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=14375567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10424595A Expired - Fee Related JP3629061B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 接続ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3629061B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5185022B2 (ja) * | 2008-08-27 | 2013-04-17 | イリソ電子工業株式会社 | 電気接触子及びこれを用いたコネクタ |
JP6172255B2 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-08-02 | 第一精工株式会社 | プレスフィット端子 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10424595A patent/JP3629061B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08298048A (ja) | 1996-11-12 |
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