JP3628172B2 - ユニット式カーテンウォールの気密構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のカーテンウォールユニットで構成されるユニット式カーテンウォールの気密構造に係り、特にカーテンウォールの水平方向の端部における気密構造に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、ビル等の建物の外壁をカーテンウォールとする場合、このカーテンウォールを複数のカーテンウォールユニットで構成することがある。カーテンウォールユニットは、四周枠組みされた枠体にガラス板や石材等の各種面材を取り付けてなり、工場や建築現場などで予め組み立てられた後、建物の各階に設けられた取り付け用のファスナに吊り込まれる。
【0003】
図8には、そのような複数のカーテンウォールユニット(以下、ユニットという)81で形成されたカーテンウォール80の一部が簡略化して示されており、図9には、図8における矢印IX−IXから見た縦断面図が示されている。
なお、図8では、各カーテンウォールユニット81の枠体82を示し、この枠体82に取り付けられる面材の図示を省略した。
【0004】
ユニット81の枠体82を形成している上枠83には、室内外方向に間隔を空けて上方に突出しかつ長手方向に連続した二条の立上片84が設けられ、これらの立上片84に取り付けられたシール材85が上方のユニット81の下枠86に設けられた各凹部87の内面と密着している。そして、これらのシール材85、および上枠83、下枠86で囲まれた空間は、室外側の立上片84の水抜き開口(図示略)を介して外部と連通することにより、いわゆる外部と等しい圧力に保たれた等圧横空間88とされ、水平な気密ラインを形成している。
【0005】
また、同様な構造が左右に隣接配置された各ユニット81の互いに近接対向する縦枠91,92(図8)にも適用されている。つまり、一方の縦枠91には他方の縦枠92側に突出しかつ長手方向に連続した二条の突片(図示略)が設けられ、これらの突片に取り付けられたシール材が他方の縦枠92の凹部の内面と密着し、これらのシール材、および各縦枠91,92で囲まれた空間が前記等圧横空間88と連通した等圧縦空間とされ、鉛直な気密ラインを形成している。
【0006】
以上のような気密構造を有するカーテンウォール80では、仮に雨水等が等圧縦空間内に入り込んでも、雨水は等圧縦空間内を伝って落下した後に等圧横空間88内に流れ込み、前述した水抜き開口から外部に排水されるため、室内側に漏れることはない。
【0007】
一方、ユニット81のうち、カーテンウォール80の左右方向の端部を構成するユニット81Aでは、左右方向に隣接するユニット81が一方側にしかなく、他方側すなわち縦枠92側に隣接するユニットが存在しない。このため、縦枠92側には上下方向に通しの捨て枠93(図8)を例えば建物の躯体に沿って立設し、この捨て枠93に縦枠91と同様な突片およびシール材を設けることにより、縦枠92との間に同様な等圧縦空間を設けて鉛直な気密ラインを形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、捨て枠93を設けることは、型代、材料費、および施工に手間がかかる等の理由で施工費が大幅にアップするため、そのような捨て枠93を省くことが望まれている。
しかしながら、捨て枠93を省くと、その部分の鉛直な気密ラインを形成している等圧縦空間がなくなるから、等圧横空間は等圧縦空間が設けられていない側の端部で開口してしまう。従って、等圧横空間(水平な気密ライン)の気密性が維持されず、等圧横空間内に入り込んだ雨水等が室内側に漏れるおそれがある。
【0009】
本発明の目的は、従来の捨て枠を省いてコストを削減でき、かつ等圧横空間内の気密を確実に維持できるユニット式カーテンウォールの気密構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のユニット式カーテンウォールの気密構造は、上枠、下枠、および左右の縦枠からなる枠体にパネルを取り付けてなる複数のカーテンウォールユニットを上下方向および左右方向に隣接配置して構成するユニット式カーテンウォールの気密構造であって、上下方向に隣接配置されて前記カーテンウォールの左右方向の端部を構成するカーテンウォールユニットの上枠には、上下に隣接する他のカーテンウォールユニットの下枠の凹部内面に密着するウインドバリア用のシール材と、このシール材の室外側に配置されたレインバリア用のシール材とを設けるとともに、これらのシール材、および前記上枠、下枠で囲まれた等圧横空間の前記端部側には、当該等圧横空間を遮断する気密材を配置することを特徴とするものである。
ここで、「遮断する」とは、等圧横空間を完全に遮断する場合に加え、等圧横空間から雨水等が漏れない程度に遮断する場合も含む。
【0011】
このような本発明においては、等圧横空間の前記端部側を気密材で遮断するから、その空間の気密が良好に維持される。このため、等圧横空間の端部側から雨水等が漏れる心配がなくなるので、捨て枠を設けなくともよくなり、コストの大幅削減も可能になる。以上により、前記目的が達成される。
なお、各ユニットの縦枠と例えば躯体との間の止水処理は、従来行っていた捨て枠と躯体との止水処理と同じように、湿式のシール材を充填するなどして行えばよい。
【0012】
このような本発明のユニット式カーテンウォールの気密構造では、気密材を下方のカーテンウォールユニットの上枠に取り付けられる上枠側気密材と、上方のカーテンウォールユニットの下枠に取り付けられる下枠側気密材とで構成し、これらの上枠側気密材および下枠側気密材を上下のカーテンウォールユニットの設置と同時に互いに接合させてもよい。
【0013】
この場合、上枠側気密材および下枠側気密材の互いに対向する接合部分には左右方向に延びた溝部を設けることが望ましい。
上枠側気密材および下枠側気密材を重ねて接合すると、それらの材質や接合面の面積、あるいは加わる加重の大きさによっては、各接合面内にばらならの向きの力が生じてそれらの接合面にしわが寄ることがある。そして、このしわが等圧横空間と室内とを連通させるように生じた場合には、毛細管現象によって雨水等が室内に漏れ出す可能性がある。従って、上枠側気密材および下枠側気密材に予め溝部を設けることで、各接合面内ではその溝部側へ向かって一方向に力が生じるようになるため、しわの発生が抑制されて気密性がより確実に維持される。
【0014】
さらに、各シール材を上枠から上方に突出した立上片に設け、これらの立上片および各シール材の気密材側の端部を上方から下方に向かうに従って前記端部側に近づくように傾斜させ、気密材にはそれらの傾斜したシール材および立上片の端部と接合される傾斜面を設けることが望ましい。
また、前記端部側の縦枠の外側面を平坦に設け、この外側面にパネル取り付け用のブラケットを設けてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る気密構造が適用されたカーテンウォール1の一部を簡略化して示す正面図、図2は、図1における矢印II−IIから見た縦断面図、図3は、矢印III−IIIから見た横断面図、図4は、カーテンウォール1の要部を室内側から見た図である。
【0016】
カーテンウォール1は、複数のカーテンウォールユニット(以下、ユニットという)10を上下方向および左右方向に隣接配置して構成されており、ユニット10は、アルミの押出形材からなる上枠12、下枠13、および左右の縦枠14,15を四周枠組みして組み立てられた枠体11と、枠体11の外側に取り付けられた石材からなるパネル16とを備えている。
ここで、図1においては、各ユニット10の枠体11のみを図示し、パネル16等の図示を省略した。また、各ユニット10のうち、水平方向の端部に配置されたユニット10A以外のユニット10は従来のユニットと同じであるため、ここでの説明を省略するとともに、以下にはユニット10Aについて詳説する。
【0017】
ユニット10Aの枠体11を構成する上枠12には、上方に突出しかつ上枠12の長手方向に沿って連続した二条の立上片17,18が室内外方向に間隔を空けて設けられており、各立上片17,18の上端における室外側には乾式のシール材19,21が設けられている。このような上枠12は、各縦枠14,15に対して鉛直なビスによって接合されている。
【0018】
下枠13には、下方に向かって開口した二条の凹部22,23が室内外方向に間隔を空けて設けられており、これら凹部22,23の室外側の鉛直な内面22A,23A(図5)に前述した上枠12の各シール材19,21が密着している。このような下枠13は、左右の縦枠14,15を貫通する水平なビスでそれらの縦枠14,15と接合されている。
【0019】
縦枠14は、断面形状が略矩形とされた中空状に設けられ、平坦な外側面14A(図3)を有している。外側面14Aにはブラケット24がビス止めされており、ブラケット24にはパネル16と直角をなす他のパネル25が載置されている。すなわち、これらのパネル16,25によってカーテンウォール1の出隅部分の壁面が形成されている。
【0020】
縦枠14の室内側には、これよりもさらに室内側に配置される別のユニット(図3にて二点鎖線で図示)との間のシールを行う中空のシール材26が取り付けられ、このシール材26の上下端が後述する気密材40の室内側の突出部分に接着剤等で接合されている。
【0021】
縦枠15(図1)は、左右に隣接するユニット10の縦枠14の凹部に密着するシール材を備えたものであり、従来と同様な構造を有するものである。
【0022】
これらの枠材12〜15で構成された枠体11内には、耐火ボード11Aおよびその外側に止水板11Bが設けられ、パネル16を枠体11の外側に取り付けた場合の防火性や止水性が考慮されている。
【0023】
パネル16は、上枠12および下枠13に固定されたブラケット27A,27Bに支持されており、図3に示すように、縦枠14との間およびパネル25との間がバックアップ材28および湿式のシール材29でシールされている。
また、同様なバックアップ材28および湿式のシール材29によってパネル25と縦枠14との間もシールされており、上下のパネル25間がシール材29と連続するL字形のジョイント部材31(図4)でシールされている。
【0024】
以上のようなユニット10Aにおいて、上下に近接対向する上枠12および下枠13間では、上枠12の室内側のシール材19でウインドバリアが形成され、室外側のシール材21でレインバリアが形成され、これら上枠12、下枠13、および各シール材19,21で囲まれた等圧横空間32が従来と同様に形成されている。
また、ユニット10Aの縦枠15およびこれに近接対向するユニット10の縦枠14間でも、ウインドバリアおよびレインバリアで仕切られた等圧縦空間(図示略)が従来と同様に形成されている。
そして、この等圧縦空間の下端と等圧横空間32の端部とは互いに連通しており、等圧縦空間内に入り込んだ雨水等が等圧横空間32内に導かれた後、立上片18に設けられた開口部(図示略)から建物外へ排水されるようになっている。
【0025】
これに対し、等圧横空間32の他方側の端部(等圧縦空間が形成されていない側の端部)は気密材40で塞がれており、雨水等がその端部から漏れるのを防いでいる。
気密材40は、上枠12の端部に取り付けられる上枠側気密材41と、下枠13の端部に取り付けられる下枠側気密材42とで構成され、図5〜7にも示すように、上下の各ユニット10Aを配置すると同時に各気密材41,42が平坦な接合面41A,42Aを介して接合されるようになっている。
【0026】
上枠側気密材41は、立上片17,18の端部を切削することで残された基端部17A,18A(図5)との干渉を避けるためのスリット43、44(図7)を備えているとともに、その切削によって形成された立上片17,18の傾斜端部17B,18B(図5)と当接する傾斜面45(図7)を備えている。また、上枠側気密材41の接合面41Aには左右方向に貫通した溝部46が設けられている。
【0027】
下枠側気密材42は、凹部22,23(図5)やビスホール部との干渉を避けるためのスリット47,48,49、段差部51,52,53(図6)を備えているとともに、上枠側気密材41に重ねられた際に立上片17,18の傾斜端部17B,18Bおよびシール材19,21の同様な傾斜端部と当接する傾斜面54を備え、この傾斜面54が上枠側気密材41の傾斜面45と連続するようになっている。また、下枠側気密材42には凹部22,23内に配置されて立上片17,18の上端と当接する延出部55,56が設けられており、この当接によって気密性をより向上させている。さらに、下枠側気密材42の接合面42Aにも左右方向に貫通した溝部57が設けられている。
【0028】
各気密材41,42の溝部46,57は、上枠側気密材41および下枠側気密材42とを接合した時に、各接合面41A,42Aにしわが寄るのを防止して毛細管現象の発生を防ぐものであり、接合した後には、図2に示すように、内側に変形して完全につぶれた状態となってその形状をとどめていない。このため、雨水等が各溝部46,57自身を通ってパネル25側へ漏れる心配もない。
【0029】
このような本実施形態においては、工場等でユニット10Aを組み立てる際に、上枠12に予め上枠側気密材41を取り付けておき、下枠13に予め下枠側気密材42を取り付けておく。
そして、施工現場において、ユニット10Aを上下に吊り込むことにより、各気密材41,42を接合させて等圧横空間32の一端側を塞ぎ、雨水等が等圧横空間32の端部からから室内側に漏れるのを防止する。
【0030】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
▲1▼ カーテンウォール1の上下のユニット10A間に形成された等圧横空間32において、等圧縦空間と連通していない端部側が気密材40で塞がれているため、等圧横空間32の気密を良好に維持することができる。従って、ユニット10Aの外側に従来のような捨て枠を設けなくとも等圧横空間32の端部から室内側に雨水等が漏れるを防止でき、捨て枠を省いてコストを大幅に削減できる。
【0031】
▲2▼ 気密材40が上枠側気密材41と下枠側気密材42とで構成されているので、それらを予め上枠12、下枠13に取り付けておくことにより、施工現場ではユニット10Aの吊り込みと同時に互いを平坦な接合面41A,42Aを介して容易に接合でき、気密材40に設けられた各スリット43,44,47,48,49への基端部17A,18Aや凹部23,24の入れ込みを損じる心配がない。
【0032】
▲3▼ 立上片17,18およびシール材19,21の端部は下方に向かうに従ってパネル25側に位置するような傾斜端部17B,18B,19A,21Aとされ、気密材40にもそれらに対向した傾斜面45,54が設けられているから、上下のユニット10Aを配置した際には、気密材40が受ける垂直荷重で傾斜面45,54を立上片17,18の傾斜端部17B,18Bや、シール材19,21の同様な傾斜端部に確実に密着させることができ、等圧横空間32の気密性を格段に向上させることができる。
【0033】
▲4▼ 気密材40の各スリット43,44,47,48,49および段差部51,52,53によって、基端部17A,18A、凹部23,24、およびビスホールとの干渉を避けることができるうえ、それらに対して確実に密着させることができ、この点からも等圧横空間32の気密性を向上させることができる。
さらに、気密材40の下枠側気密材42には延出部55,56が設けられているので、立上片17,18の端部において、その上端を延出部55,56の下面に当接させることでも気密性を向上させることができる。
【0034】
▲5▼ 気密材40の上枠側気密材41および下枠側気密材42では、それらの接合面41A,42Aに溝部46,47が設けられているため、各気密材41,42の接合時において、各接合面41A,42A内に生じる力の方向を溝部46,47側へ向かって一方向(溝部46,47がつぶれる方向)にできる。従って、気密材40を二部材で構成した場合でも、各接合面41A,42A内に等圧横空間32と室内空間とを連通させるようなしわが寄る心配がないから、そのようなしわによる毛細管現象を防止でき、、等圧横空間32から室内側へ雨水等が漏れるのを一層確実に防止できる。
【0035】
▲6▼ ユニット10Aの外側には従来のような捨て枠がないため、縦枠14の外側面14Aを平坦に設けて単純な形状のブラケット24をビス止めでき、パネル25を容易に支持することができる。従って、そのパネル25とユニット10Aの正面側のパネル16によって簡単に出隅部分の壁面を形成できる。
【0036】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、ユニット10Aの縦枠14に取り付けられたパネル25によって出隅が形成されていたが、縦枠14の外側にコンクリート打ちされた外壁を設けて出隅や入隅部分の壁面を形成したり、あるいは正面のパネル16と面一な壁面を形成してもよい。
【0037】
ユニット10に設けられるパネルとしては、前記実施形態のような石材でなくともよく、通常一般的に用いられるガラス板等であってもよい。そして、パネルの支持構造も任意であり、ブラケットを用いる他、枠体の各枠材にパネル保持部を設けてはめ込んだり、押縁等を用いて枠体に取り付けてもよい。
【0038】
また、上枠側気密材および下枠側気密材の各接合面に設けられる溝部は、前記実施形態のように両端が連通したものに限定されず、両端あるいは一端が閉じた形状のものであってもよく、要するに接合面にしわが寄らない形状に設けられればよい。
【0039】
枠体を構成する各枠材の断面形状も任意であり、上枠の立上片、下枠の凹部、縦枠の外側面等の具体的な断面形状等は、その実施に当たって適宜に決められてよい。
さらに、本発明に係る気密材の形状も任意であり、本発明の目的を達成できる範囲で任意に決められてよい。
【0040】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のユニット式カーテンウォールの気密構造によれば、従来の捨て枠を省いてコストを削減でき、かつ等圧横空間内の気密を確実に維持できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る気密構造が適用されたカーテンウォールの一部を簡略化して示す正面図である。
【図2】図1における矢印II−IIから見た縦断面図である。
【図3】図1における矢印III−IIIから見た横断面図である。
【図4】前記カーテンウォールの要部を室内側から見た図である。
【図5】前記カーテンウォールの要部を示す分解斜視図である。
【図6】前記カーテンウォールの構成部材を示す全体斜視図である。
【図7】前記カーテンウォールの他の構成部材を示す全体斜視図である。
【図8】本発明の従来技術を簡略化して示す正面図である。
【図9】図8における矢印IX−IXから見た縦断面図である。
【符号の説明】
1…カーテンウォール、10A…カーテンウォールユニット、11…枠体、12…上枠、13…下枠、14…縦枠、14A…外側面、16,25…パネル、17,18…立上片、19,21…シール材、23,24…凹部、32…等圧横空間、40…気密材、41…上枠側気密材、42…下枠側気密材、45,54…傾斜面、46,47…溝部。
Claims (5)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠からなる枠体にパネルを取り付けてなる複数のカーテンウォールユニットを上下方向および左右方向に隣接配置して構成するユニット式カーテンウォールの気密構造であって、
上下方向に隣接配置されて前記カーテンウォールの左右方向の端部を構成するカーテンウォールユニットの上枠には、上下に隣接する他のカーテンウォールユニットの下枠の凹部内面に密着するウインドバリア用のシール材と、このシール材の室外側に配置されたレインバリア用のシール材とが設けられているとともに、これらのシール材、および前記上枠、下枠で囲まれた等圧横空間の前記端部側には、当該等圧横空間を遮断する気密材が配置されているユニット式カーテンウォールの気密構造。 - 請求項1に記載のユニット式カーテンウォールの気密構造において、前記気密材は、下方のカーテンウォールユニットの上枠に取り付けられる上枠側気密材と、上方のカーテンウォールユニットの下枠に取り付けられる下枠側気密材とで構成され、これらの上枠側気密材および下枠側気密材が上下のカーテンウォールユニットの設置と同時に互いに接合されるユニット式カーテンウォールの気密構造。
- 請求項2に記載のユニット式カーテンウォールの気密構造において、前記上枠側気密材および下枠側気密材の互いに対向する接合部分には、前記左右方向に延びた溝部が設けられているユニット式カーテンウォールの気密構造。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のユニット式カーテンウォールの気密構造において、前記各シール材は前記上枠から上方に突出した立上片に設けられ、これらの立上片および前記各シール材の前記気密材側の端部は、上方から下方に向かうに従って前記端部側に近づくように傾斜しており、前記気密材にはそれらの傾斜したシール材および立上片の端部と接合される傾斜面が設けられているユニット式カーテンウォールの気密構造。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のユニット式カーテンウォールの気密構造において、前記端部側の縦枠は平坦な外側面を有し、この外側面にはパネル取り付け用のブラケットが設けられているユニット式カーテンウォールの気密構造。
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