JP3624701B2 - カップホルダーの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に用いられるカップホルダーの構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカップホルダーの構造としては、センターコンソールなどに装着されるATフィニッシャー等の樹脂部材にカップホルダーを所定の深さをもって一体成形したものが知られている。
【0003】
しかし、このようにカップホルダーを一体成形したものでは、通常、カップホルダーを取り外す事ができず、カップホルダー内の掃除がしにくいなどの不具合があった。
【0004】
また、カップホルダーにアシストカップを内嵌し、取り外し可能にした場合であっても、走行時の振動などによりビビリや、ガタツキ等を抑えるために、強固に取り付けてしまうと、該アシストカップの脱着が困難になってしまうという不具合があった。
【0005】
そこで、本発明は取り外し可能なアシストカップを備えてあっても、走行振動によるビビリやガタツキを抑え、かつ、容易に脱着することのできるカップホルダーの構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、ベース部材に所定の深さをもって一体成形されるホルダ部と、該ホルダ部の内側に嵌合するアシストカップとからなるカップホルダーの構造であって、該アシストカップの底部下面にセンターピン及び一対のロケートピンを列状に備える一方、ホルダ部の底部上面に、これらセンターピンとロケートピンに嵌合する嵌合孔を列状に備えると共に、該センターピンの嵌合孔にクリップを設け、前記ホルダ部の上縁部に、取手部分とカップホルダーの上縁部との干渉を回避する凹部を形成し、前記凹部とセンターピンの嵌合孔とを結ぶ直線と、ロケートピンの嵌合孔とセンターピンの嵌合孔とを結ぶ直線とが略直交となるように、ロケートピンの嵌合孔とセンターピンの嵌合孔とを設定したことを特徴としている。
【0009】
請求項にあっては、請求項1に記載のアシストカップをホルダ部の深さの略半分の高さに設定すると共に、該アシストカップの上縁部に平坦面を形成して、カップホルダーを有段形状としたことを特徴としている。
【0010】
請求項にあっては、請求項1または2に記載のアシストカップの上縁と、該アシストカップを内側に嵌合するホルダ部の内壁に位置決め手段を設定したことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】
請求項1によれば、アシストカップの底部下面にセンターピン及び一対のロケートピンを列状に備える一方、ホルダ部の底部上面に、これらセンターピンとロケートピンに嵌合する嵌合孔を列状に備えると共に、該センターピンの嵌合孔にクリップを設けてあるため、カップホルダー内のアシストカップを取り外し可能にしてあっても、センターピンのクリップにより走行振動によるビビリやガタツキを抑え、かつ、アシストカップの容易に脱着することができる。また、ホルダ部の上縁部に、取手部分とカップホルダーの上縁部との干渉を回避する凹部を形成してあるため、マグカップ等の取手部分の位置規制をして、走行中の運転操作への干渉を防止し安全性を高めることができる。さらに、凹部とセンターピンの嵌合孔とを結ぶ直線と、ロケートピンの嵌合孔とセンターピンの嵌合孔とを結ぶ直線とが略直交となるように、ロケートピンの嵌合孔とセンターピンの嵌合孔とを設定してあるため、作業者が前記凹部側から手をかけてアシストカップを取り外しする際に、この取り外しのための力方向が、アシストカップのホルダ部への固定力の力方向と直交するようになるので、アシストカップの脱着作業を容易にすることができる。
【0014】
請求項によれば、請求項1の効果に加えて、アシストカップをホルダ部の深さの略半分の高さに設定すると共に、該アシストカップの上縁部に平坦面を形成して、カップホルダーを有段形状としてあるため、この平坦面で低めのカップを支持する等、複数の形状のカップに対応させることができる。
【0015】
請求項によれば、請求項1または2の効果に加えて、アシストカップの上縁と、該アシストカップを内側に嵌合するホルダ部の内壁に位置決め手段を設定してあるため、ホルダ部にアシストカップを内嵌する際の位置決めが容易にでき、アシストカップの脱着作業を容易にすることできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1及び図1のA−A断面である図2と共に詳述する。
【0017】
図1,2において、1はベース部材として、車体のセンターコンソールに取り付けられる樹脂製のATフィニッシャーを示しており、このATフィニッシャー1の前部にはカップホルダー2のホルダ部3が所定の深さをもって一体成形してある。
【0018】
4は、ホルダ部3の内側に嵌合し係着固定されるアシストカップを示し、アシストカップ4の底部下面には、センターピン5と、センターピン5よりも長く形成された一対のロケートピン6,6とが列状に形成してある。
【0019】
一方、ホルダ部3の底部上面には、アシストカップ4のこれらセンターピン5及びロケートピン6,6に対応して、センターピンの嵌合孔7及び一対のロケートピンの嵌合孔8,8が列状に形成してある。
【0020】
しかも、センターピンの嵌合孔7には、センターピン5と係合して該アシストカップ4をホルダ部3に係着固定するためのクリップ9が設けてある。
【0021】
このため、ホルダー3からアシストカップ4を取り外し可能にしてあっても、センターピン5のクリップ9により走行振動によるビビリやガタツキを抑え、かつ、アシストカップ4取り外し時には、容易に脱着することができる。
【0022】
また、特にこの実施形態では、ロケートピンの嵌合孔8,8は、その上縁部分に面取りを設けて、アシストカップ4装着時のロケートピン6,6の挿入性を高めてアシストカップ4の取り付け作業を容易にしている。
【0023】
この実施形態において、センターピン5は、その先端付近に設けられた凸部5aと、センターピン5の軸方向に形成された正面視十字型の切欠5bによって、クリップ9に設けられた係止部9aに係止されることにより、アシストカップ4をホルダ部3に節度を持って装着することができる。
【0024】
つまり、アシストカップ4をホルダ部3に装着する際、アシストカップ4のセンターピン5を、ホルダ部3のセンターピンの嵌合孔7に挿入すると、センターピン5の凸部5aはセンターピンの嵌合孔7に設けたクリップ9の係止部9aに当接する。
【0025】
さらにセンターピン5を挿入すると、センターピン5の凸部5aは径を小さくしながらクリップ9の係止部9aを通過し、センターピン5の径方向の復元力によってセンターピン5がクリップ9に係止される。
【0026】
このとき、センターピン5の復元力はアシストカップ4を正立させるように働くので、車両走行中のアシストカップ4のガタつきを低減させる。
【0027】
特に本実施形態では、カップホルダー2にマグカップなどの取手付きのカップを置いた際、この取手部分とカップホルダー2の上縁部3aとの干渉を回避する凹部としての取手逃げ部10を形成してある。
【0028】
さらに、この実施形態では取手逃げ部10は、マグカップなどの取手部分の位置規制をして、走行中の運転操作への干渉を防止し安全性を高めることができるだけでなく、図外のATシフトレバー操作時に邪魔にならないよう、車両側部に向けて設けられている。
【0029】
しかも、この取手逃げ部10とセンターピンの嵌合孔7とを結ぶ直線と、ロケートピンの嵌合孔8,8とセンターピンの嵌合孔7とを結ぶ直線とが略直交となるように、ロケートピンの嵌合孔8,8とセンターピンの嵌合孔7を設定してあるので、作業者が取手逃げ部10側から手をかけてアシストカップ4を取り外しする際に、この取り外しのための力方向が、アシストカップ4のホルダ部3への固定力の力方向と直交するようになるので、アシストカップ4の脱着作業を容易にすることができる。
【0030】
また、アシストカップ4をホルダ部3の深さの略半分の高さに設定すると共に、該アシストカップ4の上縁部4aに平坦面11を形成して、カップホルダー2を有段形状に形成してあるため、この平坦面11で低めのカップを支持する等、複数の形状のカップに対応させることができる。
【0031】
特に、この実施形態では、ホルダ部3の略半部高さに段差部3cを設けて、平坦面11を段差部3cで受けるようにしてある。
【0032】
さらに、アシストカップ4の上縁部4aに切欠部12を設けると共に、該アシストカップ4を内嵌するホルダ部3の内壁3bに突起部13を設けて、これら切欠部12と突起部13とからなる位置決め手段14を設定しているので、ホルダ部3にアシストカップ4を内嵌する際の位置決めが容易にでき、アシストカップ4の脱着作業を容易にすることできる。
【0033】
また、この実施形態においては、ホルダ部3の底部に設けたセンターピンの嵌合孔7,及びロケートピンの嵌合孔8,8には、貫通孔が形成されていないため、カップの飲み物がホルダ部3にこぼれても、ホルダ部3の下方へ落ちることは無く、ATフィニッシャーの下方に配設されている配線やコネクタ等への電気機器が濡れてしまうおそれがない。
【0034】
図1中、15は車体への取り付け時にATシフトレバーが配置されるシフトレバー配設部で、16はシガーソケット配設部を示している。
【0035】
なお、本実施形態ではカップホルダ2をATフィニッシャー1の前部左に形成した例を示したが、前部右に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】図1のA−A線における要部の断面説明図。
【符号の説明】
1ATフィニッシャー(ベース部材)
2カップホルダー
3ホルダ部
3a上縁部
4アシストカップ
4a上縁部
5センターピン
6ロケートピン
7センターピンの嵌合孔
8ロケートピンの嵌合孔
9クリップ
10取手逃げ部(凹部)
11平坦面
14位置決め手段

Claims (3)

  1. ベース部材に所定の深さをもって一体成形されるホルダ部と、該ホルダ部の内側に嵌合するカップ状のアシストカップとからなるカップホルダーの構造であって、
    該アシストカップの底部下面にセンターピン及び一対のロケートピンを列状に備える一方、
    ホルダ部の底部上面に、これらセンターピンとロケートピンに嵌合する嵌合孔を列状に備えると共に、該センターピンの嵌合孔にクリップを設け
    前記ホルダ部の上縁部に、取手部分とカップホルダーの上縁部との干渉を回避する凹部を形成し、
    前記凹部とセンターピンの嵌合孔とを結ぶ直線と、ロケートピンの嵌合孔とセンターピンの嵌合孔とを結ぶ直線とが略直交となるようにロケートピンの嵌合孔とセンターピンの嵌合孔を設定したことを特徴とするカップホルダーの構造。
  2. アシストカップをホルダ部の深さの略半分の高さに設定すると共に、該アシストカップの上縁部に平坦面を形成して、カップホルダーを有段形状としたことを特徴とする請求項1に記載のカップホルダーの構造。
  3. アシストカップの上縁と、該アシストカップを内側に嵌合するホルダ部の内壁に位置決め手段を設定したことを特徴とする請求項1または2に記載のカップホルダーの構造。
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