JP2002193005A - 車両用シートのフィニッシャ取付構造 - Google Patents

車両用シートのフィニッシャ取付構造

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JP2002193005A
JP2002193005A JP2000392548A JP2000392548A JP2002193005A JP 2002193005 A JP2002193005 A JP 2002193005A JP 2000392548 A JP2000392548 A JP 2000392548A JP 2000392548 A JP2000392548 A JP 2000392548A JP 2002193005 A JP2002193005 A JP 2002193005A
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JP
Japan
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finisher
insertion portion
mounting structure
mounting piece
seat
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JP2000392548A
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English (en)
Inventor
Joji Kurihara
穣司 栗原
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な取付強度を確保しつつ、取外し作業が
容易な車両用シートのフィニッシャ取付構造を提供す
る。 【解決手段】 差込部8の底面10における切欠12付
近が、スリットSにより分離されて下方へ撓み易くなっ
ているため、フィニッシャの取外し作業が容易になる。
また、底面10の両端部10aは残されているため、必
要な取付強度は確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用シートの
シートクッション下部に取付けられるフィニッシャの取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のシートにおけるシートクッショ
ンの下部には、四方にフィニッシャが取付けられてい
る。すなわち、前後にはフロントフィニッシャとリヤフ
ィニッシャが取付けられ、左右両側にはサイドフィニッ
シャが取付けられる。
【0003】これらフィニッシャのうち、特にフロント
フィニッシャとリヤフィニッシャとは、シートフレーム
に対して係合構造により取付けられる場合が多い。例え
ば、フロントフィニッシャは、シートフレームの前面に
形成された前向きの取付片に対し、フロントフィニッシ
ャに形成された筒状の差込部を差し込んで、取付片の下
面に形成された突起を、差込部の底面に形成された切欠
に係合させることにより取付けられる。
【0004】差込部は、強固な筒形状をしているため、
この差込部内に取付片を係合させることにより、フロン
トフィニッシャのシートフレームに対する取付強度は高
く、乗員が誤ってフロントフィニッシャを蹴ったりして
も、取付片に対する差込部の姿勢が保持され、フロント
フィニッシャが取付片から容易に外れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、フィニッシャのシートフレ
ームに対する取付強度が高すぎるために、シート内部を
修理したりする場合などに、フィニッシャをシートフレ
ームから取外す作業が困難で、無理な力を加えて差込部
の破損を招いたりするおそれもある。
【0006】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、必要な取付強度を確保しつ
つ、取外し作業が容易な車両用シートのフィニッシャ取
付構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートフレームに、所定の幅サイズを有する取付片を突
出形成すると共に、該取付片の下面に突起を形成し、フ
ィニッシャに、取付片に略相応する内部形状を有する概
略筒形状の差込部を形成すると共に、該差込部の底面に
突起に係合する凹部又は切欠を形成し、取付片に対して
差込部を差し込んで、取付片を差込部の内部へ挿入する
ことにより、突起を凹部又は切欠に係合させて、フィニ
ッシャをシートフレームに対して取付ける車両用シート
のフィニッシャ取付構造であって、前記差込部の底面
に、該底面の幅方向両端部を残した状態で、凹部又は切
欠の両側に位置するスリットを、底面の先端側から形成
した。
【0008】請求項1記載の発明によれば、差込部の底
面における凹部又は切欠付近が、スリットにより幅方向
で分離されて下方へ撓み易くなっているため、その分、
フィニッシャの取外し作業が容易になる。また、底面の
幅方向両端部は残されているため、取付片はその両端部
により支持され、差込部の取付片に対する姿勢変化が防
止される。従って、必要な取付強度は確保され、乗員が
誤ってフィニッシャを蹴ったりしても、フィニッシャが
取付片から容易に外れない。
【0009】請求項2記載の発明は、底面の両端部の下
面に、該両端部を下側から支持する縦フランジを形成し
た。
【0010】請求項2記載の発明によれば、底面の幅方
向両端部を縦フランジにより下側から支持したため、底
面の両端部の剛性が増し、差込部の取付片に対する姿勢
変化をより確実に防止することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、差込部の上面に、
取付片に当接する下向きのリブを形成した。
【0012】請求項3記載の発明によれば、差込部の上
面にリブを形成したため、差込部と取付片との接触面積
が小さくなり、差込部を取付片に差し込む際の摺動抵抗
が小さくなって、差し込み作業が行い易くなる。
【0013】請求項4記載の発明は、差込部の底面を上
面よりも突出させた。
【0014】請求項4記載の発明によれば、差込部の底
面を上面よりも突出したたため、底面をガイドして利用
することにより、差込部の取付片に対する差し込み作業
が行い易くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
1〜図6に基づいて説明する。自動車のシートは、シー
トクッション1とシートバック2とから構成されてい
る。シートクッション1の内部には、シートフレーム3
(図2参照)が設けられ、該シートフレーム3を取り囲
むように、フロントフィニッシャ4と、リヤフィニッシ
ャ(図示せず)と、サイドフィニッシャ5が取付けられ
ている。サイドフィニッシャ5は、ビスによりシートフ
レーム3に取付けられているが、フロントフィニッシャ
4と、図示せぬリヤフィニッシャとは、係合構造により
取付けられている。
【0016】以下、フロントフィニッシャ4の取付構造
を代表して説明する。シートフレーム3の左右両側に
は、金属製の取付片6が前方へ向けて突出形成されてい
る。この取付片6は、所定の幅サイズを有し、下面には
突起7が形成されている。突起7の前面は、傾斜面とな
っており、後面は垂直面になっている。
【0017】一方、フロントフィニッシャ4の対応部に
は、取付片6に相応する内部形状を有する概略筒形状の
差込部8が一体形成されている。この差込部8の側面9
は、そのまま下方まで延長形成されている。
【0018】差込部8の底面10は、側面9や上面11
よりも後側へ突出している。そして、底面10の中央に
は、前記取付片6の突起7が係合可能な四角形の切欠1
2(凹部でも可)が形成されている。また、この底面1
0には、側面9に連続した両端部10aを残した状態
で、切欠12の左右両側位置にスリットSが形成されて
いる。このスリットSは、底面10の先端から切欠12
の中間位置付近まで達する長さで形成されている。
【0019】また、底面10の両端部10aの下面に
は、側面9と同じ向きの縦フランジ13が接続され、該
両端部10aを下側から支えている。更に、差込部8の
上面における底面10の上方に対応する位置には、左右
一対のリブ14が下向きに形成されている。このリブ1
4の間には差込部8内を確認するための開口15も形成
されている。
【0020】このような構造の差込部8を、シートフレ
ーム3の取付片6に差し込むことにより、取付片6が差
込部8内に相対的に挿入されて、その突起7が切欠12
に係合して、抜けが防止された状態で取付けられる。差
込部8を取付片6に差し込む際、底面10が他の部分よ
りも突出しているため、この突出した底面10の上に、
取付片6の先端を一旦載せることにより、底面10がガ
イドとなって、差込部8の取付片6に対する差し込み作
業が行い易くなる。また、差込部8の上面にリブ14が
形成されているため、差込部8と取付片6との接触面積
が小さくなり、差込部8を取付片6に差し込む際の摺動
抵抗が小さくなって、この点においても、差し込み作業
が行い易くなる。
【0021】このようにして差込部8に係合された取付
片6は、左右両側が側面9により挟まれ、上下が底面1
0の両端部10aとリブ14により挟まれているため、
取付片6に対する差込部8の相対的な姿勢変化が確実に
防止されて、必要な取付強度は確保される。従って、乗
員が誤ってフロントフィニッシャ4を蹴ったりしても、
フロントフィニッシャ4が取付片6から容易に外れな
い。特に、底面10の両端部10aは、下から縦フラン
ジ13により支持され、且つ上面11のリブ14は、底
面10における両端部10aの真上に形成されているた
め、取付片6を上下方向で保持する力が強い。
【0022】また、このように必要な取付強度を確保し
た状態でありながら、差込部8の底面10における切欠
12付近は、スリットSにより幅方向で分離されて下方
へ撓み易くなったため、その分、フロントフィニッシャ
4の取外し作業が容易になっている。従って、シートク
ッション1の内部を修理したりする場合などに、フロン
トフィニッシャ4をシートフレーム3から取外す作業が
容易になり、従来のように、無理な力を加えて差込部8
の破損を招くようなことはない。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、差込部の底面におけ
る凹部又は切欠付近が、スリットにより幅方向で分離さ
れて下方へ撓み易くなっているため、その分、フィニッ
シャの取外し作業が容易になる。また、底面の幅方向両
端部は残されているため、取付片はその両端部により支
持され、差込部の取付片に対する姿勢変化が防止され
る。従って、必要な取付強度は確保され、乗員が誤って
フィニッシャを蹴ったりしても、フィニッシャが取付片
から容易に外れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るシートを示す斜視
図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図3】図2中矢示DA方向から見たフロントフィニッ
シャの側面図。
【図4】図2中矢示DB方向から見た差込部の平面図。
【図5】図4中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図6】図2の差込部と取付片を示す斜視図。
【符号の説明】
1 シートクッション 2 シートバック 3 シートフレーム 4 フロントフィニッシャ 5 サイドフィニッシャ 6 取付片 7 突起 8 差込部 9 側面 10 底面 10a 両端部 11 上面 12 切欠 13 縦フランジ 14 リブ 15 開口 S スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームに、所定の幅サイズを有
    する取付片を突出形成すると共に、該取付片の下面に突
    起を形成し、 フィニッシャに、取付片に略相応する内部形状を有する
    概略筒形状の差込部を形成すると共に、該差込部の底面
    に突起に係合する凹部又は切欠を形成し、 取付片に対して差込部を差し込んで、取付片を差込部の
    内部へ挿入することにより、突起を凹部又は切欠に係合
    させて、フィニッシャをシートフレームに対して取付け
    る車両用シートのフィニッシャ取付構造であって、 前記差込部の底面に、該底面の幅方向両端部を残した状
    態で、凹部又は切欠の両側に位置するスリットを、底面
    の先端側から形成したことを特徴とする車両用シートの
    フィニッシャ取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用シートのフィニッ
    シャ取付構造であって、 底面の両端部の下面に、該両端部を下側から支持する縦
    フランジを形成したことを特徴とする車両用シートのフ
    ィニッシャ取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用シー
    トのフィニッシャ取付構造であって、 差込部の上面に、取付片に当接する下向きのリブを形成
    したことを特徴とする車両用シートのフィニッシャ取付
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用シートのフィニッシャ取付構造であって、 差込部の底面を、上面よりも突出させたことを特徴とす
    る車両用シートのフィニッシャ取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013244870A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのシートフレーム構造
US8827370B2 (en) 2007-03-21 2014-09-09 Johnson Controls Gmbh Vehicle seat assembly
WO2018131624A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 株式会社タチエス フィニッシャの結合構造及び車両用シート

Cited By (4)

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