JP2005289273A - 自動車のフロアマットの留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フロアマットを車体に固定することができ、固定後の強度は十分にあり、取外しが容易にできる自動車のフロアマットの留め具を提供する。
【解決手段】 フロアマット21の留め具1は、フロアマットの係止穴27に挿入される係止部2と、車体床面22に対して立上る車体壁部19の取付穴26に取付けられる取付部3と、係止部2と取付部3とを一体的に連結するベース部5とを包含し、ベース部は、係止部が設けられる第1プレート部6と、第1プレート部から立上り且つ取付部が設けられる第2プレート部7とから成り、取付部は、角形穴又は長穴に形成された取付穴に対して所定の角度でのみ挿入できる大きさと形状を有する頭部10と、頭部断面の内接円より小径の軸部11とを包含し、頭部10は、第1プレート部が車体床面に平行な姿勢にあるとき、取付穴から抜け出せないが、取付穴に対して前記所定角度にすると抜け出ることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、フロアマットの係止穴に挿入される係止部と、車体の床面から立上る車体壁部の取付穴に取付けられる取付部と、係止部と取付部とを一体的に連結するベース部とを包含する、自動車のフロアマットの留め具に関する。
自動車のフロアマットをカーペットへ固定する留め具は、例えば、実開平1−167934号公報(実公平6−24278号:特許文献1)に開示されている。この留め具は、カーペットの取付穴に係止されるカーペット係止突起と、フロアマットの取付穴に係止されるマット係止突起と、カーペット係止突起とマット係止突起とを一体的に連結するベース部とを包含し、フロアマットをカーペットへ固定する。
実開平5−7533号公報(実公平7−55152号:特許文献2)は、フロアカーペットを車体に固定するフロアカーペット取付具を開示している。この取付具は、フロアカーペットの係止穴に挿入される係止部と、車体の床面から立上る車体壁部の取付穴に取付けられる取付部と、係止部と取付部とを一体的に連結するベース部とを包含し、フロアカーペットの係止穴に係止部を挿入し、車体壁部の取付穴に取付部を挿入して、フロアカーペットを車体へ固定する。
フロアカーペットを車体壁部に固定するフロアカーペットの留め具が、特開平7−332334号公報(特許文献3)に開示されている。この留め具は、フロアカーペットの係止穴に挿入される係止部と、車体の床面から立上る車体壁部の取付穴に取付けられる取付部と、係止部と取付部とを連結する可撓性の薄肉部とを包含し、係止部がフロアカーペットの係止穴に係止され、取付部が車体壁部の取付穴に取付けられた状態で、可撓性の薄肉部が車体壁部の立上り角度に対応するので、フロアカーペットの取付けが車体壁部の立上がり角度に影響されないという利点を有する。
実開平1−167934号公報(実公平6−24278号) 実開平5−7533号公報(実公平7−55152号) 特開平7−332334号公報 実開昭54−9270号公報 実開平6−39521号公報(実用新案登録第2594144号) 実開昭60−38906号公報
特許文献1のフロアマットの留め具は、フロアマットを車体床面上のカーペットに固定するものであって、フロアマットを車体壁部に直接固定することはできない。特許文献2に記載のフロアカーペット取付具は、フロアマットではなく、フロアカーペットを車体壁部に取付けるものである。また、この取付具は、車体壁部から取外すのが困難であり、更に車体床面に対する車体壁部の角度が違う車両には十分に対応できない。特許文献3に記載のフロアカーペットの留め具も、フロアマットではなく、フロアカーペットを車体壁部に取付けるものである。この留め具は、車体床面に対する車体壁部の角度が違っても可撓性薄肉部が対応する利点はあるが、可撓性薄肉部の強度が低くその部分が破断する虞れがある。
特許文献4には、2つのパネルを連結するため、雄部材と雌部材とからなり、雌部材に多角形穴を形成し、雄部材には対応する多角形頭部を設けて、連結及びその連結の解除ができる留め具が開示されている。特許文献4の留め具は、2つのパネル等の連結のためのものであり、特許文献4は、フロアマットを車体壁部に留めることについては何も示していない。特に、車体床面とその車体床面から立上る車体壁部とが形成される部分にフロアマットを固定することについて何も示していない。特許文献5は、サンバイザーの軸受部材を開示する。このサンバイザー軸受部材の車体への連結部は、車体の四角形の取付穴に対応する四角形断面を有する係止部として形成され、その係止部を取付穴の四角形穴に合わせて挿入して回転すると車体に連結でき、取外しにおいても回転によって行える。特許文献5も、フロアマットを車体壁部に留めることについては何も示していないし、車体床面とその車体床面から立上る車体壁部とが形成される部分にフロアマットを固定することについても何も示していない。特許文献6は、ブレーキ油用パイプや燃料油用パイプ等のパイプを車体に保持するパイプ保持具を開示している。このパイプ保持具には、パイプが傾斜していてもその傾斜に対応して曲がる細柱体が、パイプ保持部と車体連結部との間に設けられている。特許文献6は、パイプを車体に保持する構造を示すものであり、フロアマットを車体壁部に留めることについては何も示していないし、車体床面とその車体床面から立上る車体壁部とが形成される部分にフロアマットを固定することについても何も示していない。
本発明の目的は、フロアマットを車体に固定することができ、固定後の強度は十分にあり、取外しが容易にできる自動車のフロアマットの留め具を提供することにある。また、本発明の目的は、車体床面に対して種々の角度で車体壁部が立上っていてもその角度の違いに対応できる、自動車のフロアマットの留め具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による、自動車のフロアマットの留め具は、フロアマットの係止穴に挿入される係止部と、車体の床面に対して立上る姿勢の車体壁部の取付穴に取付けられる取付部と、係止部と取付部とを一体的に連結するベース部とを包含する留め具であって、ベース部は、係止部が設けられる第1プレート部と、第1プレート部から立上り且つ取付部が設けられる第2プレート部とから成り、取付部は、取付穴に対して所定の角度でのみ挿入できる大きさと形状の断面を有する頭部と、該頭部断面の内接円より小径の軸部とを包含し、頭部は、第1プレート部が車体床面に平行な姿勢にあるとき、取付穴から抜け出せないが、取付穴に対して前記所定角度にすると抜け出ることができることを特徴とする。
上記構成によって、係止部と取付部とは、第1プレート部と第2プレート部とから成るベース部によって一体的に連結されて強い剛性を得ることができるので、連結後の強度も高く維持され、車体壁部への取付けは、取付部の頭部の先端部分を取付穴に合わせて挿入して回転するだけの簡単な操作で行うことができ、取外し操作も、取付部頭部を取付穴の形状に合わせるように、留め具を回転するだけで容易に行うことができる。
上記留め具において、取付穴の形状が四角穴又は長穴であり、頭部の断面形状は取付穴の四角穴又は長穴の短辺よりやや小さい辺の四角形であり、頭部の四角形断面は、第1プレート部が車体床面に平行な姿勢にあるとき、取付穴の四角形又は長穴に対してほぼ45度の回転角度でずれた構成にできる。また、第2プレート部と取付部の軸部との間に、車体壁部に当接するシート部が設けられており、シート部と頭部との間に車体壁部を保持するように構成できる。更に、シート部には、軸部に隣接して頭部の側に突出する当接リブが設けられ、当接リブが車体壁部に当接する構成にできる。そして、シート部と頭部の間の間隔は車体壁部の厚さより大きく形成し、当接リブと頭部との間隔は車体壁部の厚さより僅かに大きく形成して、当接リブを中心に車体壁部に対して留め具全体が傾斜できる構成にできる。これによって、車体床面に対して種々の角度で車体壁部が立上っていてもその角度の違いに対応でき、フロアマットにある自動車乗員の足が強く留め具を押えた場合にも、留め具全体の傾斜によって取付部が破壊する惧れもなくなる。
上記留め具において、軸部には、車体壁部に弾性的に当接するばね片が、少なくとも1つ設けられているのが好ましい。これによって、車体壁部の傾斜の角度に対応でき、車体壁部の板厚の違いにも対応できる。また、第2プレート部の端部には車体壁部に延びるカーペット部分を押圧保持する押さえリブが形成されているのが好ましい。これによって、車体壁部に延びるカーペット部分との隙間を無くすることができる。更に、第2プレート部は、車体壁部に取付けられたとき、取付穴を覆うのに十分な大きさの面積を有するのが好ましい。これによって、取付穴が留め具によって隠されるので、デザイン上の見栄えがよい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1〜図10には、本発明の第1実施形態に係る、自動車のフロアマットの留め具1が示されている。主に、図1及び図2を参照して、留め具1の構成を説明する。留め具1は、硬質の合成樹脂等で形成された一体成形品であり、フロアマットの係止穴に挿入される係止部2と、車体の床面に対して立上る姿勢の車体壁部の取付穴に取付けられる取付部3とを包含し、係止部2と取付部3は、ベース部5によって一体的に連結されている。係止部2は、フロアマットの係止穴に挿入でき挿入後の抜け外れを少なくするようにフック形状に形成されているのが好ましいが、フロアマットの係止穴に係止する限り、フック形状には限られない。ベース部5は、一定幅の細長い剛性のプレート形状に形成される。ベース部5は、係止部2が設けられる一定幅の平坦な第1プレート部6と、第1プレート部6からほぼ直角に立上る一定幅の第2プレート部7とから成る。これらの第1プレート部6及び第2プレート部7の幅方向における中央部分には、ベース部5の剛性を高くするため、長手方向に延びるリブ9が形成されるのが好ましい。この場合、リブ9の代わりに、幅方向の中央に向けて両縁部から山高になるように形成してもよい。
図示の実施形態において、取付部3は、角形穴に形成された取付穴に対して所定の角度でのみ挿入できる大きさの断面角形の頭部10と、角形の頭部10の内接円より小径の軸部11とから構成される。車体壁部の取付穴の形状は四角穴(図4参照)に形成され、これに対応して、頭部10の断面形状は取付穴の四角穴よりやや小さい辺の四角形に形成される(図2及び図4参照)。図2及び図4に図示のように、頭部10の四角形断面は、第1プレート部6の面が車体床面に平行な姿勢にあるとき(図3の姿勢)、取付穴の四角形に対してほぼ45度の回転角度をもってずれて形成される。これによって、留め具1を車体壁部に取付ける場合、第1プレート部6の面を車体床面に45度回転した姿勢に傾けて、取付部3の頭部10を取付穴に合わせれば、そのまま頭部10が取付穴に挿入できる。挿入後、第1プレート部6の面を車体床面に平行な姿勢に回転すれば(図3参照)、頭部10は取付穴から抜け出せなくなり、留め具1が車体壁部に連結される。取付け後、留め具1の第1プレート部6の面を車体床面に対して45度回転した姿勢に傾けると、頭部10は取付穴から抜け出て、留め具1を車体壁部から簡単に取外しできる。
第2プレート部7と取付部3の軸部11との間には、車体壁部に当接するシート部13が設けられている。シート部13は、図1に図示のように、車体壁部に向けて第2プレート9の面から一定長さ突出して形成され、図2に図示のように、上下に取付部3よりも広い面積を有するように形成されて、車体壁部を受ける。シート部13には、軸部11と第2プレート部7との間に支柱14が設けられ、取付部3の剛性を維持する。シート部13と頭部10との間の軸部11の部分に車体壁部を保持することができる。更に、シート部13には、支柱14の延長部分であって、軸部10に隣接する両側の部分に、頭部10に沿って突出する当接リブ15が設けられている。当接リブ15は、取付部3に受入れられた車体壁部に当接し、当接リブ15を中心に留め具1は、車体壁部に一定角度傾くことができる(図9及び図10参照)。また、この傾斜を可能にするため、シート部13の当接面と頭部10の下面の間の間隔は車体壁部の厚さより大きく形成され、当接リブ15を中心に車体壁部に対して留め具1の全体が傾斜できる。これによって、車体壁部が、車体の床面に対して種々の角度で立上って、その傾斜角度が自動車によって違っていても、その角度の違いに対応できる。更に、フロアマットにある自動車乗員の足が強く留め具1を押えた場合にも、図9の位置から図10の位置に傾斜できるので、取付部3が破壊する惧れもなくなる。
上記のように、シート部13の当接面と頭部10の下面の間の間隔は車体壁部の厚さより大きく形成されているので、取付部3において車体壁部との間での保持が緩く、がたつく惧れがある。がたつきなく保持するため、図1に図示のように、軸部11には、車体壁部に弾性的に当接するばね片17が、図1の上方に向けて1つ設けられている。これによって、車体壁部の傾斜の角度が違っていてもがたつきなく保持されるので、傾斜角度の違いに対応でき、更に、車体壁部の板厚が自動車によって異なっていてもがたつきなく保持され、板厚の違いにも対応できる。
第2プレート部7の端部(図1の上端)には車体壁部の部分を覆うカーペット部分を押圧保持する押さえリブ18が形成されているのが好ましい。これによって、車体壁部のカーペット部分との隙間を無くすることができる。また、第2プレート部7は、車体壁部に取付けられたとき、車体壁部の取付穴及びその回りのカーペットの切込みを覆うのに十分な大きさの面積を有する。これによって、取付穴及びカーペットの切込みが第2プレート部7(ひいては留め具1)によって隠されるので、デザイン上の見栄えがよい。
図3は、留め具1が車体壁部19に取付けられて、フロアマット21を固定している様子を示している。図3において、車体壁部19は、車体床面22に対して90度の角度で立上がる姿勢にある。車体床面22にはパネル23が設けられ、その上にカーペット25が敷かれている。カーペット25は、車体壁部19にも拡がってその部分を覆っている。フロアマット21は、カーペット25が敷かれた後、カーペット25の上に配置され、車体壁部19に連結される留め具1によってずれないように固定される。車体壁部19には留め具1を連結するための取付穴26が形成されている。カーペット25は、その取付穴26の回りが切り抜かれ、取付穴26を露出させる。切り抜かれたカーペット25の先端25Aが車体壁部19に隣接する位置に押し込まれた後、留め具1が車体壁部19に取付けられる。
図4(a)、(b)に示すように、車体壁部19の取付穴26は四角形の穴に形成されている。また、留め具1の取付部3の頭部10の断面形状は取付穴の四角穴よりやや小さい四角形に形成され、第1プレート部6の面が車体床面22に平行な姿勢にあるとき(図3の姿勢)、取付穴の四角形に対してほぼ45度の回転角度をもってずれて形成されている。留め具1を車体壁部19に取付ける場合、第1プレート部6の面を車体床面に45度回転した姿勢に傾けて(図4(a))、取付部3の頭部10を取付穴26に合わせ、そのまま頭部10が取付穴に挿入する。この挿入によって、シート部13(の当接リブ15)が車体壁部19に当接する。当接後、第1プレート部6の面を車体床面22に平行な姿勢に回転すれば(図3及び図4(b)参照)、頭部10は取付穴から抜け出せなくなり、留め具1が車体壁部19に連結される。
シート部13と頭部10の間に車体壁部19がある状態で留め具1が車体壁部19に連結され、ばね片17が車体壁部19に当接して撓み留め具1のベース部5の第1プレート部6をカーペット25に押圧して、留め具1の連結後のがたつきを防止し、留め具1は車体壁部19に固定される。固定後、フロアマット21の係止穴27を係止部2に通して、フロアマット21をカーペット25の上に配置する。これによって、留め具1は、フロアマット21をカーペット25上でずれないように保持する。
図5は、車体壁部19に延びるカーペット25に形成された、取付穴26の回りの切込み29を、第2プレート部7が覆っている様子を示している。第2プレート部7の面積は車体壁部19の取付穴26及びその回りのカーペットの切込み29を覆うのに十分な大きさの面積を有しており、第2プレート部7によって取付穴26及び切込み29が隠されるので、デザイン上の見栄えが良くなる。また、このとき、図3に示すように、押さえリブ18がカーペット25の切込み29の上端部分を押圧保持して、見栄えをよくするとともにカーペット端末部分を保護しつつ保持する。
図6は、留め具1を車体壁部19に取付けるとき、切込み29のあるカーペット25の部分と第2プレート部7との関係を示している。留め具1を取付けるとき、第2プレート部7は、取付穴26及び切込み29に対して45度回転した姿勢に配置され、その後反時計方向に45度回転される。図6の斜線部分30は、第2プレート部7が車体床面上のカーペット25の部分と干渉する部分を示している。留め具1を車体壁部19に対して45どではなく、90度回転することによって連結するようにもできるが、その場合には、回転角度が大きくなるだけでなく、第2プレート部7が車体床面上のカーペット25の部分と干渉する部分が、図6の斜線部分より多くなり、連結のための操作が45度のものより面倒になる。なお、取付け後、留め具1の第1プレート部6の面を車体床面に対して45度回転した姿勢に傾けると、頭部10は取付穴から抜け出て、留め具1を車体壁部から簡単に取外しできる。
図7は、軸部11の断面を示しており、図1のVII−VII線断面図である。軸部11は、単純に角形頭部の内接円より小径の円形断面でもよいが、図7に図示のように、角形頭部の内接円より小径の八角形断面に形成されるのも好ましい。そして、その場合、図7において、四角形の各角部分を切り落として八角形に形成し、四角形の1辺の長さaと、切り落とした対角方向の長さbとの関係が:a<bとなるように定められるのが好ましい。これによって、45度以上の回転を行おうとすると、指又は手に抵抗感が伝わり、作業者の組付け作業を助ける。
図8は、図3の留め具1の取付け状態とおなじであるが、車体壁部19が、車体床面22に対して、90度ではなくて、それより7度傾いた(すなわち車体床面に対して83度の角度をもって立上った)状態にある。この場合でも、留め具1は、なんら支障なく車体壁部19に連結されて、フロアマット21をカーペット25に対してずれないように固定する。図9は、車体壁部19が90度の位置にある場合(A)と、それより7度傾いた場合(B)との状態において、留め具1が採る姿勢を示している。図10は、フロアマットにある自動車乗員の足が、矢印31の方向に強く留め具1を押えた場合にも、留め具1が傾斜できることを示している。留め具1は、当接リブ15を中心に車体壁部19に一定角度傾くことができ、シート部13の当接面と頭部10の下面の間の間隔は車体壁部の厚さより大きく形成され、当接リブ15を中心に車体壁部に対して留め具1の全体が傾斜できる。これによって、車体壁部19が、車体床面に22対して種々の角度で立上って、その傾斜角度が自動車によって違っていても、その角度の違いに対応でき、フロアマットにある自動車乗員の足が強く留め具1を押えた場合にも、図9の位置から図10の位置に傾斜でき、取付部3が破壊する惧れもなくなる。
なお、前記の実施形態では、取付穴は正方形の四角穴に形成されているが、取付穴の形状は、例えば、長方形や長円等の長穴に形成されてもよい。取付穴が長穴に形成される場合、取付部3の頭部10の断面形状は、長穴の短辺よりやや小さい辺の四角形状にするのが好ましい。また、頭部10の四角形状は、図4(a)、(b)に図示のように、長穴の取付穴に対して45度の回転角度でずらして形成される。それによって、第1プレート部6の面を車体床面に45度回転した姿勢に傾け(図4(a))、取付部3の頭部10を取付穴に合わせて挿入し、挿入後、第1プレート部6の面を車体床面22に平行な姿勢に回転すれば(図3及び図4(b)参照)、頭部10は取付穴から抜け出せなくなり、留め具1が車体壁部19に連結される。更に、取付穴の形状と頭部の断面形状は、第1プレート部6が車体床面22に平行な姿勢にあるとき、取付穴からは抜け出せないが、取付穴に対して所定角度(例えば45度)にすると抜け出ることができる関係にある限り、任意の形状に形成できる。例えば、取付穴を非真円(長円や角形等)に形成し、頭部をそれよりやや小さな相似の非真円に形成することもできる。
図11〜図15には、第2実施形態に係る、自動車のフロアマットの留め具33が示されている。留め具33は、留め具1と殆ど同じ構成であるが、以下の点で異なっている。なお、第1実施形態の留め具1の平面図は示されていないが、図11とほぼ同じ形状に形成されている。留め具33が留め具1と異なる点は、係止部34がフック形状ではなく、頭付きピン形状に形成されている点、ばね片35が、軸部37の上下に一対形成されている点、及び軸部37の断面形状がやや異なる点である。係止部34はフロアマットの係止穴に合わせて大径頭部を有する頭付きピンとして形成されている。また、ばね片35は、軸部37の上下に設けられて、車体壁部への取付けを、軸部37の上下の2ヶ所において車体壁部に係合して一層がたつきなく安定させる。軸部37は、留め具1の軸部11断面が八角形形状ではあるが、留め具1の軸部11とはやや異なる形状に形成されている。かかる軸部33の形状であっても、留め具33は、留め具1と同様に、45度の回転で、簡単に連結作業ができ、連結後の強度も高く維持される。このように、留め具33は、車体壁部への取付けが、取付部の頭部の角形部分を取付穴の角形に合わせて挿入して回転するだけの簡単な操作で行うことができ、取外し操作も、取付部頭部を取付穴の角形に合わせるように、留め具を回転するだけで容易に行うことができる。また、その他の機能においても、留め具1とほぼ同じであるので、説明を省略する。
本発明の第1実施形態に係る、自動車のフロアマットの留め具の正面図である。 図1の留め具の右側面図である。 図1の留め具を車体壁部に取付けた様子を示す図である。 図1の留め具の軸部の断面と車体壁部の取付穴との関係を示し、(a)は図3のa線断面図であり、(b)は図3のb線断面図である。 図1の留め具の第2プレート部と車体壁部のカーペットの切込みとの関係を示す図である。 図1の留め具の第2プレートとカーペットとの関係を示す図である。 図1の留め具のVII−VII線断面図である。 図1の留め具を、図3とは異なる傾斜角度にある車体壁部に取付けた様子を示す図である。 図1の留め具と異なる傾斜角度にある車体壁部との関係を示す図である。 車体壁部に固定された図1の留め具を足で押した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る、自動車のフロアマットの留め具の平面図である。 図11の留め具の正面図である。 図12の留め具右側面図である。 図11の留め具のXIV−XIV線断面図である。 図12の留め具のXV−XV線断面図である。
符号の説明
1 第1実施形態の留め具
2 係止部
3 取付部
5 ベース部
6 第1プレート部
7 第2プレート部
9 リブ
10 頭部
11 軸部
13 シート部
14 支柱
15 当接リブ
17 ばね片
18 押さえリブ
19 車体壁部
21 フロアマット
22 車体床面
23 パネル
25 カーペット
26 取付穴
27 係止穴
29 切込み
33 第2実施形態の留め具
34 係止部
35 ばね片
37 軸部

Claims (8)

  1. フロアマットの係止穴に挿入される係止部と、車体の床面に対して立上る姿勢の車体壁部の取付穴に取付けられる取付部と、前記係止部と前記取付部とを一体的に連結するベース部とを包含する、自動車のフロアマットの留め具であって、
    前記ベース部は、前記係止部が設けられる第1プレート部と、該第1プレート部から立上り且つ前記取付部が設けられる第2プレート部とから成り、前記取付部は、前記取付穴に対して所定の角度でのみ挿入できる大きさと形状の断面を有する頭部と、該頭部断面の内接円より小径の軸部とを包含し、前記頭部は、前記第1プレート部が前記車体床面に平行な姿勢にあるとき、前記取付穴から抜け出せないが、前記取付穴に対して前記所定角度にすると抜け出ることができることを特徴とする留め具。
  2. 請求項1に記載の留め具において、前記取付穴の形状が四角穴又は長穴であり、前記頭部の断面形状は前記取付穴の四角穴又は長穴の短辺よりやや小さい辺の四角形であり、該頭部の四角形断面は、前記第1プレート部が前記車体床面に平行な姿勢にあるとき、前記取付穴の四角形又は長穴に対してほぼ45度の回転角度でずれていることを特徴とする留め具。
  3. 請求項1又は2に記載の留め具において、前記第2プレート部と前記取付部の軸部との間に、前記車体壁部に当接するシート部が設けられており、該シート部と前記頭部との間に前記車体壁部を保持することを特徴とする留め具。
  4. 請求項3に記載の留め具において、前記シート部には、前記軸部に隣接して前記頭部の側に突出する当接リブが設けられ、該当接リブが前記車体壁部に当接することを特徴とする留め具。
  5. 請求項4に記載の留め具において、前記シート部と前記頭部の間の間隔は前記車体壁部の厚さより大きく形成し、前記当接リブと前記頭部との間隔は前記車体壁部の厚さより僅かに大きく形成して、該当接リブを中心に前記車体壁部に対して留め具全体が傾斜できることを特徴とする留め具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の留め具において、前記軸部には、前記車体壁部に弾性的に当接するばね片が、少なくとも1つ設けられていることを特徴とする留め具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の留め具において、前記第2プレート部の端部には前記車体壁部に延びるカーペット部分を押圧保持する押さえリブが形成されていることを特徴とする留め具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の留め具において、前記第2プレート部は、前記車体壁部に取付けられたとき、前記取付穴を覆うのに十分な大きさの面積を有することを特徴とする留め具。
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