JP3623050B2 - 高分子電解質および電気化学デバイス - Google Patents

高分子電解質および電気化学デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP3623050B2
JP3623050B2 JP21609296A JP21609296A JP3623050B2 JP 3623050 B2 JP3623050 B2 JP 3623050B2 JP 21609296 A JP21609296 A JP 21609296A JP 21609296 A JP21609296 A JP 21609296A JP 3623050 B2 JP3623050 B2 JP 3623050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyvinyl
polymer electrolyte
ion
structural unit
polyvinyl acetal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21609296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1050141A (ja
Inventor
恒男 桑原
哲 丸山
一英 大江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP21609296A priority Critical patent/JP3623050B2/ja
Publication of JPH1050141A publication Critical patent/JPH1050141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623050B2 publication Critical patent/JP3623050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解質を有する電気化学デバイス、例えば電池、コンデンサ、エレクトロクロミックディスプレイ、湿度センサ等と、これらの電気化学デバイスに適用可能な高分子電解質とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気化学デバイスでは、水溶液や有機溶媒を用いた非水溶液などの電解液が電解質として多く用いられてきたが、密閉の必要性、安全性の確保等に問題があるため、柔軟性、軽量性、薄膜成形性、透明性等を併せ持った電解質の必要性が増してきている。特に、エレクトロニクス製品の重要部品である電池、特に2次電池の分野では、電解質に対する軽量化、コンパクト化、形状自由度、大面積化等の要請から、イオン伝導性高分子を利用した電解質の開発が積極的に進められている。
【0003】
イオン伝導性高分子は、一般に、いわゆる均一型(または固体型)といわゆるゲル型(またはハイブリッド型)とに分類される。
【0004】
均一型は、高分子と、Liなどを含むイオン解離性塩(支持電解質)とから構成され、実質的に溶媒を含まない。このため、溶媒の分解やデバイスとしたときの液漏れなどの問題はない。しかし、均一型では溶媒を用いないため、電解液と同様なイオン伝導メカニズムが使えない。このため、使用可能な高分子が限られてしまう。現在のところ、均一型に適用した場合に実用に耐える電気化学的特性が得られる高分子は、ポリエチレンオキシド(PEO)やポリプロピレンオキシド(PPO)等のポリエーテルおよびその誘導体などに限られる。これらの高分子を用いた均一型のイオン伝導性高分子は、氷点下から100℃以上までの広い温度範囲で比較的高いイオン伝導性を示すが、これはガラス転移点が低いことによると考えられている。しかし、市販の線型PEO、PPOはガラス転移点が低く、また、融点が低いため(70℃程度以下)、高温での耐久性および形状保持性に不安があり、融点の改善には架橋構造などをとる必要がある。また、これらの高分子は多くの溶媒に可溶であるため、耐溶剤性も問題がある。
【0005】
一方、ゲル型は、高分子とイオン解離性塩とに、さらに主成分として溶媒を加えたものである。ゲル型は、電解液と同様なイオン伝導メカニズムで導電性を示すため、電解液に近いイオン伝導度を示す。しかし、高分子中の溶媒の保持は必ずしも長期的に安定とはいえず、溶媒の分解やデバイスとしたときの液漏れの危険性をはらんでいる。
【0006】
均一型に用いられているポリエーテルの熱物性や耐溶剤性に関する課題を解決するために、他の高分子についても検討が進められている。ポリエーテルと同様に、構造中に酸素原子を含む高分子としては、例えばポリビニルホルマールやポリビニルブチラールなどのポリビニルアセタールがある。例えば、米国特許第3,985,574号明細書および同3,989,540号明細書には、電池用のゲル型高分子電解質が、また、特開昭57−143355号公報および同57−143356号公報には、ポリビニルブチラールと有機溶媒とを用いたイオン導電性固形体組成物が記載されている。また、特開平3−43909号公報にはポリビニルアセタールと有機溶媒とを含んだ高分子固体電解質が、同3−43910号公報には、ポリビニルブチラールと有機溶媒とを含んだ高分子固体電解質が記載されている。
【0007】
しかし、ポリビニルアセタールを用いたこれらの電解質はいずれもゲル型であり、均一型についての報告はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、耐熱性に優れ、実質的に溶媒を含まないために安定性が良好で安全性が高く、しかもイオン伝導度の高い高分子電解質を提供することであり、また、本発明の他の目的は、このように耐熱性、安定性、安全性に優れ、さらに耐溶剤性にも優れ、しかもイオン伝導度が高い高分子電解質を提供することであり、さらに、本発明の他の目的は、安全性が高く、特性が良好でその安定性が高い電気化学デバイスを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜()のいずれかの構成により達成される。
(1) ポリビニルアセタールおよびイオン解離性塩を主成分とし、ポリビニルアセタール(P)に対するイオン解離性塩(S)の重量比(S/P)が1〜10であり、実質的に固形分だけから構成される高分子電解質。
(2) ポリビニルアセタールが、ポリビニルホルマールの構成単位および/またはポリビニルブチラールの構成単位を主成分とする上記(1)の高分子電解質。
(3) ポリビニルアセタールが、ポリビニルホルマールの構成単位を主成分とする上記(2)の高分子電解質。
(4) ポリビニルアセタールが、ポリ酢酸ビニルの構成単位およびポリビニルアルコールの構成単位の少なくとも1種を有する上記(1)〜(3)のいずれかの高分子電解質。
) イオン解離性塩がLiを含む上記(1)〜()のいずれかの高分子電解質。
) 上記(1)〜()のいずれかの高分子電解質を有する電気化学デバイス。
) リチウム2次電池である上記()の電気化学デバイス。
【0010】
【作用および効果】
本発明では、ポリビニルアセタールおよびイオン解離性塩を主成分とし、実質的に溶媒を含まない均一型の高分子電解質を実現した。
【0011】
ポリビニルアセタールは、従来の均一型高分子電解質に用いられているPEOやPPO等のポリエーテルよりも耐熱性が良好であり、特にポリビニルホルマールは、耐溶剤性も極めて良好である。しかも、例えばLi含有イオン解離性塩と組み合わせて高分子電解質としたときのイオン伝導度は、PEOやPPOを用いた場合のイオン伝導度と同等以上である。
【0012】
前述したように、従来、ポリビニルアセタールはゲル型の高分子電解質に適用された例しかなく、均一型とした場合には十分なイオン伝導度が得られないと考えられていた。しかし、本発明者らは、ポリビニルアセタールとイオン解離性塩との比率を最適化することにより、実用的なイオン伝導度を得ることに成功した。なお、前記ゲル型の各従来例のうちには、ポリビニルアセタールに対するイオン解離性塩の重量比率が明示してあるものがあるが、それらにおける重量比率はいずれも1未満であって、本発明における好ましい範囲を外れている。
【0013】
本発明の高分子電解質におけるイオン伝導メカニズムは明らかではないが、後述するようにイオン解離性塩の比率が高いほうがイオン伝導度が高くなることから、ポリエーテルを用いた従来の均一型高分子電解質とはイオン伝導メカニズムが異なると考えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
本発明の高分子電解質は、ポリビニルアセタールおよびイオン解離性塩を主成分とし、ポリビニルアセタール(P)に対するイオン解離性塩(S)の重量比(S/P)が1〜10であり、実質的に固形分だけから構成される。すなわち、本発明の高分子電解質は、実質的に溶媒を含まない。なお、本発明において実質的に固形分だけから構成されるとは、高分子電解質に含まれる溶剤等の揮発成分が10重量%以下であることを意味する。揮発成分が多すぎると、上記したゲル型と同様に、安定性や安全性に問題が生じやすくなる。
【0016】
<ポリビニルアセタール>
本発明に用いるポリビニルアセタールは、ポリビニルホルマールの構成単位および/またはポリビニルブチラールの構成単位を有し、これらが主成分となっているものが好ましい。具体的には、ポリビニルアセタール中において、ポリビニルホルマール構成単位とポリビニルブチラール構成単位とは、主成分として合計で50重量%以上、特に70重量%以上を占めることが好ましい。
【0017】
本発明で用いるポリビニルアセタールは、融点が好ましくは100℃以上であり、ガラス転移点が好ましくは50〜150℃である。融点が低すぎると耐熱性が不十分となる。なお、融点の上限は特に設けないが、通常、融点は200℃以下である。ガラス転移点が低すぎると、室温付近での高分子電解質の機械的強度が不十分となる可能性があり、ガラス転移点が高すぎると、高分子電解質が剛直になってイオン伝導度が低くなってしまう可能性がある。
【0018】
ポリビニルアセタールの分子量は特に限定されないが、一般に重量平均分子量が10,000〜500,000程度であれば、本発明の高分子電解質を得る上で特に問題はない。
【0019】
ポリビニルホルマールとポリビニルブチラールとを比較した場合、接着性、可塑性はポリビニルブチラールが優れるが、耐溶剤性、耐熱性はポリビニルホルマールが優れることから、前記主成分はポリビニルホルマール構成単位からなることが好ましい。
【0020】
具体的には、本発明では、ポリビニルホルマールまたはポリビニルブチラールとして市販されているもの、あるいは通常の工業的な方法により製造したものを好ましく用いることができる。ポリビニルホルマールおよびポリビニルブチラールは、工業的にはいずれもホモポリマーとしては存在せず、主成分であるポリビニルホルマール構成単位やポリビニルブチラール構成単位以外に、少なくともポリビニルアルコール構成単位およびポリ酢酸ビニル構成単位が含まれる。これらのポリビニルアセタール中において、ポリビニルアルコール構成単位の含有率は、通常、5〜20重量%程度であり、ポリ酢酸ビニル構成単位の含有率は、通常、7〜30重量%程度である。
【0021】
<イオン解離性塩>
本発明で用いるイオン解離性塩は特に限定されず、高分子電解質の使用目的に応じて適宜選択すればよい。例えば、リチウム電池へ適用する場合には、Liを含有するイオン解離性塩、例えばLiBF 、LiPF 、LiAsF 、LiSO CF 、LiClO 、LiN(SO CF などのリチウム塩から選択すればよい。
【0022】
また、本発明の高分子電解質をコンデンサの電解質として用いる場合には、上記したリチウム塩等のアルカリ金属塩に換えて、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、ホウフッ化テトラエチルアンモニウムなどの四級アンモニウム塩を用いることができる。また、この他、ポリビニルアセタールと相溶可能な各種イオン解離性塩を、適用される電気化学デバイスの種類に応じて適宜選択すればよい。
【0023】
高分子電解質中において、ポリビニルアセタールに対するイオン解離性塩の重量比は、好ましくは1〜10、より好ましくは1.5〜5である。イオン解離性塩の比率が低すぎると十分なイオン伝導度が得られにくくなる。一方、イオン解離性塩の比率が高すぎると、イオン解離性塩の結晶化が起こって高分子電解質が不均質となりやすくなり、これによりイオン伝導度の低下を招くことがある。
【0024】
<他の成分>
本発明の高分子電解質には、可塑剤や充填材等が含まれていてもよい。適当な可塑剤を添加することにより、イオン伝導度を向上させることも可能である。可塑剤としては、例えばフタル酸エステル類、リン酸エステル類、アジピン酸エステル類、ポリエステル類、ジベンゾエート類などが挙げられる。充填材としては、ポリビニルアセタールと相溶しない他のポリマーの粉末やそのフィラー、無機材料の粉末やそのフィラーなどが挙げられる。これらの充填材は、高分子電解質の機械的強度の向上に有効である。
【0025】
<製造方法>
本発明の高分子電解質は、通常、ポリビニルアセタールとイオン解離性塩とを溶媒に溶解し、混合した後、基材に塗布し、溶媒を乾燥させることにより製造する。このようにして得られる高分子電解質は、通常、膜状である。
【0026】
ポリビニルアセタールは、一般に1%程度の揮発分(水分)を含むため、溶媒に溶解する前に、ガラス転移点以下で真空乾燥することが好ましい。
【0027】
ポリビニルアセタールは耐溶剤性に優れるため、使用可能な溶媒は多くはないが、例えば、フルフラール、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、クロロホルム、エチレンジクロライド、ベンジルアルコール、クレゾール、キシレノールなどが使用できる。芳香族溶媒とアルコールとの混合溶媒にも可溶であるが、溶液の安定性は劣る。
【0028】
ポリビニルアセタールとイオン解離性塩との混合比率は、前記した範囲内から選択すればよく、これによりイオン伝導度の高い高分子電解質が得られる。
【0029】
<電気化学デバイス>
本発明の高分子電解質は、電池、コンデンサ、エレクトロクロミックディスプレイ、湿度センサ等の各種電気化学デバイスに適用することができ、特に、電池やコンデンサに好適である。
【0030】
本発明の高分子電解質が好ましく適用される電池としては、リチウム2次電池が挙げられる。リチウム2次電池は、負極活物質として炭素、Li、Li合金などを用い、正極活物質としてリチウムイオンをドーピングまたはインターカレーションすることが可能な金属化合物(LiCoO 、LiNiO 、LiMn 等)などを用いる。本発明の高分子電解質は、固体であるので、電解質溶液を用いる従来の電池と異なり、セパレータを設ける必要がない。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
【0032】
表1に示す高分子電解質サンプルを、以下に示す手順で作製した。
【0033】
表1に示すポリビニルホルマールI〜III は、以下のものである。
【0034】
ポリビニルホルマールI
分子量は70,000であり、ポリビニルアルコール構成単位の含有率は5.8重量%、ポリ酢酸ビニル構成単位の含有率は11.0重量%である。
【0035】
ポリビニルホルマール II
分子量は125,000であり、ポリビニルアルコール構成単位の含有率は6.1重量%、ポリ酢酸ビニル構成単位の含有率は10.9重量%である。
【0036】
ポリビニルホルマール III
分子量は180,000であり、ポリビニルアルコール構成単位の含有率は8.5重量%、ポリ酢酸ビニル構成単位の含有率は8.2重量%である。
【0037】
なお、上記各ポリビニルホルマールは、融点が150℃以上、ガラス転移点が110〜120℃であった。
【0038】
各ポリビニルホルマールを110℃で24時間真空乾燥した後、グローブボックスに移し、15時間放置した。次いで、ポリビニルホルマールをTHF(純度99.5%以上、水分含有率30ppm 以下)に溶解し、そこにLiBF (純度99.9%、水分含有率60ppm )、LiSO CF (純度99.9%、水分含有率30ppm )、LiClO (純度99.0%以上、水分含有率100ppm 以下)、LiN(SO CF (純度99.5%以上、水分含有率60ppm )から選択したイオン解離性塩を、表1に示すように加えて完全に溶解させ、塗布溶液を調製した。次いで、塗布溶液を、クリアランス0.8mmのアプリケータを用いて厚さ80μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、50時間乾燥させて、表1に示す高分子電解質サンプルを得た。なお、以上の操作は、グローブボックス内で行った。各サンプルは、厚さ約200μm の透明な膜状であった。各サンプル中におけるポリビニルホルマール(P)に対するイオン解離性塩(S)の重量比率(S/P)を、表1に示す。
【0039】
イオン伝導度の測定
各サンプルから面積4cm の試験片を切り出し、SUS電極を用いた導電率測定セルを用い、グローブボックス内において電極間の交流インピーダンスを測定した。イオン伝導度は、複素インピーダンス解析により求めた。測定装置には、ソーラトロン社製SI1255型インピーダンスアナライザを用いた。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
Figure 0003623050
【0041】
表1から、S/Pを適当な値とすることによって、十分なイオン伝導度が得られることがわかる。
【0042】
次に、表1に示すサンプルNo. 3を電解質として有するコイン型リチウム2次電池を作製した。正極活物質にはLiCoO を用い、負極活物質には黒鉛系炭素材料を用いた。この電池では、0.05mA/cmの電流密度で4V −2V 間での充放電が確認できた。
【0043】
以上の実施例の結果から、本発明の効果が明らかである。

Claims (7)

  1. ポリビニルアセタールおよびイオン解離性塩を主成分とし、ポリビニルアセタール(P)に対するイオン解離性塩(S)の重量比(S/P)が1〜10であり、実質的に固形分だけから構成される高分子電解質。
  2. ポリビニルアセタールが、ポリビニルホルマールの構成単位および/またはポリビニルブチラールの構成単位を主成分とする請求項1の高分子電解質。
  3. ポリビニルアセタールが、ポリビニルホルマールの構成単位を主成分とする請求項2の高分子電解質。
  4. ポリビニルアセタールが、ポリ酢酸ビニルの構成単位およびポリビニルアルコールの構成単位の少なくとも1種を有する請求項1〜3のいずれかの高分子電解質。
  5. イオン解離性塩がLiを含む請求項1〜のいずれかの高分子電解質。
  6. 請求項1〜のいずれかの高分子電解質を有する電気化学デバイス。
  7. リチウム2次電池である請求項の電気化学デバイス。
JP21609296A 1996-07-29 1996-07-29 高分子電解質および電気化学デバイス Expired - Fee Related JP3623050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21609296A JP3623050B2 (ja) 1996-07-29 1996-07-29 高分子電解質および電気化学デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21609296A JP3623050B2 (ja) 1996-07-29 1996-07-29 高分子電解質および電気化学デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1050141A JPH1050141A (ja) 1998-02-20
JP3623050B2 true JP3623050B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=16683131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21609296A Expired - Fee Related JP3623050B2 (ja) 1996-07-29 1996-07-29 高分子電解質および電気化学デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3623050B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023551A1 (fr) 2006-08-22 2008-02-28 Konica Minolta Holdings, Inc. élément d'affichage

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006513284A (ja) * 2003-01-09 2006-04-20 クラレイ スペシャリティーズ ヨーロッパ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 架橋したポリビニルアセタール
JP4647948B2 (ja) * 2003-07-16 2011-03-09 三井化学株式会社 電気化学素子およびその製造方法
US8124272B2 (en) 2005-01-14 2012-02-28 Mitsui Chemicals, Inc. Polyvinyl acetal resin varnish gelling agent, nonaqueous electrolyte solution, and electrochemical device
JP4609707B2 (ja) * 2005-03-14 2011-01-12 ソニー株式会社 電池
US8216724B2 (en) 2005-03-14 2012-07-10 Sony Corporation Polymer electrolyte and battery
JP2006278171A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解質二次電池
JP5181430B2 (ja) * 2005-05-26 2013-04-10 ソニー株式会社 二次電池
DE102007000818A1 (de) * 2007-10-05 2009-04-09 Kuraray Europe Gmbh Photovoltaikmodule mit weichmacherhaltigen Folien geringer Feuchtigkeitsaufnahme
DE102007000816A1 (de) * 2007-10-05 2009-04-09 Kuraray Europe Gmbh Photovoltaikmodule mit weichmacherhaltigen Folien auf Basis von Polyvinylacetal mit hohem spezifischen Widerstand
JP5195838B2 (ja) * 2010-07-27 2013-05-15 ソニー株式会社 電池の製造方法
CN105428709B (zh) * 2015-11-19 2017-12-01 电子科技大学 制备改性pvb聚合物电解质膜的方法
CN106117932B (zh) * 2016-06-29 2020-11-13 常州伟达塑胶有限公司 高电导率pvb胶片的制备方法及其在电致变色玻璃中的应用
CN109690862A (zh) * 2016-09-13 2019-04-26 新加坡国立大学 固体电解质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023551A1 (fr) 2006-08-22 2008-02-28 Konica Minolta Holdings, Inc. élément d'affichage
US7990606B2 (en) 2006-08-22 2011-08-02 Konica Minolta Holdings, Inc. Display element

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1050141A (ja) 1998-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100343330C (zh) 可充电聚合物电池用的高离子电导率凝胶聚合物电解质
KR101488542B1 (ko) 넓은 전위 윈도우를 갖는 플라스틱 결정 전해질
CA1302488C (en) Solid state cell electrolyte
EP0616381A1 (en) Lithium-based polymer electrolyte electrochemical cell
KR100754421B1 (ko) 페이스트 전해질 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP3623050B2 (ja) 高分子電解質および電気化学デバイス
JPH0358150B2 (ja)
JPH08509100A (ja) ポリマー製電解セルセパレータ膜およびその製造方法
JP5048341B2 (ja) 電気化学デバイスの開発方法
JP2022125249A (ja) リチウムイオンキャパシタ
US20040043295A1 (en) Rechargeable composite polymer battery
US6232019B1 (en) Gel electrolytes for electrochromic and electrochemical devices
KR20190019954A (ko) 플루오로중합체 필름
EP3086337B1 (en) Lithium ion capacitor
Swiderska-Mocek et al. Preparation and electrochemical properties of polymer electrolyte containing lithium difluoro (oxalato) borate or lithium bis (oxalate) borate for Li-ion polymer batteries
KR20130099546A (ko) 용해성 폴리이미드가 함유된 유기 및 무기 혼합물 코팅층을 포함하는 분리막 및 이를 이용한 전지
JP3098248B2 (ja) 電池用イオン伝導体又は電解質
JP3842442B2 (ja) 高分子固体電解質およびこれを用いた電気化学デバイス
JP3587982B2 (ja) 高分子固体電解質およびこれを用いたリチウム二次電池と電気二重層キャパシタ
JP2022540719A (ja) ポリアルケンカーボネートを含む固体高分子電解質
KR100327487B1 (ko) 리튬 고분자 이차전지 제조방법
WO2019054804A1 (ko) 수계 전해액 및 이를 포함하는 에너지 저장 장치
KR100231683B1 (ko) 리튬 고분자 이차전지용 고체 고분자 전해질 조성물
KR100361642B1 (ko) 신규한 다공성 고분자 전해질 조성물(i) 및 그의 제조방법
KR0182154B1 (ko) 리튬 이차 전지

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees