JP3622576B2 - パワートレインの制御装置 - Google Patents
パワートレインの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3622576B2 JP3622576B2 JP16067999A JP16067999A JP3622576B2 JP 3622576 B2 JP3622576 B2 JP 3622576B2 JP 16067999 A JP16067999 A JP 16067999A JP 16067999 A JP16067999 A JP 16067999A JP 3622576 B2 JP3622576 B2 JP 3622576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- engine
- torque fluctuation
- torque
- fluctuation suppression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はパワートレインの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パワートレインとして、同一の駆動対象、例えば自動車の駆動輪を駆動するために、内燃機関としてのエンジンと電動機としてのモータとを備えたハイブリッド式のものが既に実用化されている。モータのみによる駆動を行った場合はトルク変動が極めて小さい一方、エンジンを運転したときはかなり大きなトルク変動を生じてしまうことになる。エンジンのトルク変動を抑制(低減)するために、特開平9−109694号公報あるいは特開昭64−83852号公報には、エンジンのトルク変動を打ち消すように、エンジンに連結された電動機(モータや発電機)に逆トルクを発生させることが開示されている。
【0003】
ところで、エンジンが失火すると、未燃成分が多量に排気通路へと排出されてしまうので、エンジンの失火を判定することが強く望まれるようになっている。エンジンの失火は、例えばエンジンのトルク変動をみることによって知ることができる。すなわち、エンジンは、そのときの回転数に応じて周期的なトルク変動を発生していて、その振幅や位相は、エンジンの運転状態が一定であればほぼ同じなので、例えば所定クランク角範囲内でのトルクの最大偏差が大きすぎるときは、失火であると判定することができる。エンジントルクそのものでなく、エンジン回転数の変動をみることによっても失火を判定することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
エンジンのトルク変動抑制と合わせて失火判定する場合、失火はトルク変動を大きくする方向への変化となる一方、トルク変動抑制制御はトルク変動を小さくする方向への制御となるので、トルク変動抑制制御と確実な失火判定とをいかに両立させるかが問題となる。
【0005】
また、トルク変動抑制だけに着目した場合、エンジンに連結された電動機をどのように制御するかが、トルク変動抑制効果の点で問題となる。例えば、実際のトルク変動に応じて電動機をフィ−ドバック制御する場合、エンジン高回転域では応答性の点で問題となってしまい、また電動機をフィ−ドフォワ−ド制御する場合は精度の点で問題となってしまう。
【0006】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、エンジンのトルク変動抑制とエンジンの確実な失火判定とを共に満足できるようにしたパワートレインの制御装置を提供することにある。
【0007】
前記目的を達成するため、本発明はその解決手法として次のようにしてある。すなわち特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
電動機と、
電動機に連結されたエンジンと、
あらかじめ設定された判定条件を満足したときに、エンジンのトルク変動に基づいてエンジンの失火を判定する失火判定手段と、
エンジンのトルク変動に対して逆方向のトルクを電動機に発生させることにより、トルク変動を抑制するトルク変動抑制制御手段と、
同じ運転領域において、前記トルク変動抑制制御手段によるトルク変動抑制制御が行われているときに前記判定条件が満足されてエンジンの失火判定が行われるときは、前記トルク変動抑制制御手段による制御内容を、失火判定し易い内容に変更する制御内容変更手段と、
を備えたものとしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
【0008】
【発明の効果】
請求項1によれば、トルク変動抑制制御を行いつつ、失火判定中には失火判定し易いようにトルク変動抑制制御の内容が変更されて、失火判定も確実に行うことが可能になる。
請求項2によれば、フィ−ドバック制御による精度確保とフィ−ドフォワ−ド制御による応答性確保とを適宜使い分けて、最適にトルク変動抑制を行うことができる。また、失火判定中は、失火に伴う大きなトルク変動に影響を受けないフィ−ドフォワ−ド制御を強制的に行わせることにより、失火判定を確実に行うことができる。
【0009】
請求項3によれば、周期的なトルク変動の位相については見込み的に決定して応答遅れを防止しつつ、トルク変動の大きさについては、フィ−ドバック制御による精度確保とフィ−ドフォワ−ド制御によつ応答性確保とを適宜使い分けて最適にトルク変動抑制を行うことができる。また、失火判定中は、失火に伴う大きなトルク変動に影響を受けないフィ−ドフォワ−ド制御を強制的に行わせることにより、失火判定を確実に行うことができる。
請求項4によれば、特に振動が問題となると共に応答性の点ではさほど問題とならないエンジン低回転域において、フィ−ドバック制御によって精度よくトルク変動抑制を行うことができる。
請求項5によれば、応答性が問題となるエンジン高回転域において、フィ−ドフォワ−ド制御によって応答よくトルク変動抑制を行うことができる。
【0010】
請求項6によれば、エンジン回転数の変動によってエンジンのトルク変動を検出する場合に好適となる。特に、エンジンには回転数センサが装備されているのが一般的であるので、トルク変動検出のために特別なセンサを別途用いることが不要になる。
請求項7によれば、失火判定中はトルク変動抑制の制御度合いを小さくすることにより、失火に伴う大きなトルク変動が生じ易くなり、失火を確実に検出することができる。
【0011】
請求項8によれば、小型であって応答よく逆トルクを発生できる発電機を利用して、エンジンのトルク変動を効果的に抑制することができる。
請求項9によれば、いわゆるハイブリッドカーにおいて、トルク変動抑制と確実な失火判定とを共に満足するもの、あるいはトルク変動抑制がより効果的に行われたものが提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、ハイブリッドカーの駆動系統を示すもので、1は走行駆動用エンジン(内燃機関で、実施形態では多気筒エンジン)、2は走行駆動用モータ(電動機)である。エンジン1の出力(発生トルク)は、トルクコンバ−タ3、電磁クラッチ4、多段変速歯車機構からなる自動変速機5へ入力される。自動変速機5からの出力は、連動機構としての歯車6、7、8を介して、左右の駆動輪9用のデファレンシャルギア10へと伝達される。また、モータ2の出力は、連動機構としての歯車11、12を介して上記歯車6へと伝達されて、最終的に駆動輪9へと伝達される。モータ2の電圧源としてバッテリ(蓄電器でコンデンサも含む)13が設けられ、このバッテリ13への充電が、エンジン1により機械的に駆動される電動機としての発電機14によって行われる。
【0013】
自動変速機5は、実施形態では、前進4段、後進1段とされている。エンジン1と発電機14との連動機構15中には、電磁クラッチ16が組み込まれて、適宜エンジン1と発電機14との連結が切断可能とされている。また、発電機14は、急速にエンジン1を始動させるために、通常の自動車に装備されている発電機に比して十分に大型とされているが、走行駆動用のモータ12に比しては十分小型とされている。
【0014】
図2は、図1に示す駆動系に用いられる制御系統を示すものであり、Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成されたコントロ−ラである。このコントロ−ラUは、前記各出力機器類1、2、4、5、14を後述のように制御するもので、このためコントロ−ラUには各種センサ(検出手段)S1〜S5からの信号が入力される。センサS1は、エンジン回転数を検出するものである。センサS2はアクセル開度を検出するものである。センサS3は、車速を検出するものである。センサS4はバッテリの充電状態(例えば電圧)を検出するものである。センサS5は、エンジン1の回転位置つまりクランク角を検出するものである。
【0015】
コントロ−ラUの制御の概略について、図3〜図11を参照しつつ説明する。まず、コントロ−ラUは、エンジン1とモータ2との駆動形態を示す基本的な走行モ−ドの切換を行う。この走行モ−ドは、例えば図3に示すように設定されている。この図3について説明すると、まず、後述する要求トルクTrが所定値以上の大きいときは、エンジン1のみによる駆動が基本とされる(エンジン1を利用した駆動のために、クラッチ4は接続される)。なお、モータ2、発電機14は、エンジン1のみでは要求トルクを満足できないときに補助的に駆動され(特にエンジン始動時)、あるいはエンジン1の運転に伴う周期的なトルク変動抑制のために発電機14が補助的に駆動される。要求トルクTrが上記所定値よりも小さいときは、モータ2のみによる走行が行われる。
【0016】
車両の減速時は、モータ2の回生を利用したバッテリ13への充電が行われる。要求トルクTrが小さく、かるバッテリの充電量が少ないときは、エンジン1のみにより走行駆動されると共に、発電機14を駆動してバッテリ13への充電が行われる。なお、図3は、あくまで一例であり、エンジン1とモータ2とをどのように利用して走行駆動するかは、従来種々提案されているように適宜設定できるものである。
【0017】
自動変速機5の変速特性は、例えば図4に示すように、要求トルクTrと車速とをパラメ−タとして設定されている(図4ではシフトアップ線のみを示し、シフトダウン線については図示略)。この変速特性に従うように、コントロ−ラUから自動変速機5に対して変速指令信号が出力される。要求トルクTrは、図5に示すように、車速とアクセル開度とをパラメ−タとして設定されて、車速が大きいほど、またアクセル開度が大きいほど要求トルクTrが大きく設定される。エンジン始動時、発電機14がスタータモータとして機能されるが、このときの発電機14の発生トルクGsが、図6に示すように時間をパラメ−タとして設定されている。すなわち、時間の経過と共に発生トルクGsが徐々に大きくなるように設定され、ある時間経過後は一定値のままとされる。なお、発生トルクGsは、徐々に大きくなるように変化しているまでの短い時間内にエンジン1が始動されるような大きさに設定されている。
【0018】
図7は、発電機14を利用したエンジン1のトルク変動抑制を示すものである。すなわち、エンジン1は、爆発行程が間欠的に存在するためにA線で示すように周期的なトルク変動を発生している。発電機14に対して、B線で示すように上記トルク変動を打ち消すように逆トルクを発生させることにより、エンジン1のトルク変動が抑制(低減)されて、理想状態ではC線で示すようにトルク変動が完全に打ち消された状態となるが(完全平滑)、実際には、若干のトルク変動は残るものとなる。失火が生じたとき、A線で示すトルク変動は、失火が生じた直後にトルクが極めて大きく落ち込むことになる(D線参照)。
【0019】
失火が生じたときは、通常時(失火が生じていないとき)に比して、エンジン1の発生トルクが急激に落ち込むことになり、このトルクの落ち込みをみることによって、失火判定を行うこと(失火が生じたこと)を可能となる。図8、図9には、発電機14への通電制御時において、逆起電力の影響をみることによって、トルク変動の状態を検出する手法が示される。まず、図8において、発電機14は、3相式の同期発電機とされて、3つの接続結線u、v、wを有する。各結線u、v、wへの通電制御のために、スイッチイングトランジスタTR1〜TR6が設けられている。u−vへの通電制御、u−wの通電制御、v−wの通電制御に際して、正弦波が与えられて、モータ2が駆動制御される。いま、トランジスタTR1およびTR4を制御することによるu−vへの通電制御に際して、結線uでの(図8Xで示す位置での)電圧(電流)変化に着目する。図9の(a)は、結線uに印加される指令電流(目標電流)であり、(b)は、実際に結線uに流れる電流の状態である(基準電流に比して位相遅れあり)。ただし、(b)は、トルク変動がない場合、例えばエンジン1との機械的連結が切断された状態を示し、(a)で示す基準電流に比して位相のみが遅れているだけで、その他は基準電流と同じである。
【0020】
発電機14がエンジン1と機械的に連結された状態では、エンジン1のトルク変動が発電機14に対して影響を及ぼし、この影響は、発電機14への逆起電力の変動としてあらわれる。図9の(c)は、エンジン1のトルク変動の影響を受けたときのもの(回転変動による逆起電力の変動がある場合)を示し、この(c)において、実線部分がトルク変動有りのときを、破線がトルク変動無しのときを示す。このトルク変動の有りのときと無しのときとの電流差は、エンジン1のトルク変動の大きさを示すことになるので、この電流差が所定値よりも大きいときは失火発生と判定することができる。また、この電流差を埋めるように発電機14での発生トルクの大きさを調整することにより、エンジン1のトルク変動が発電機14の発生トルク(逆トルク)でもって抑制されることになる。なお、このようなトルク変動の検出を、バッテリとインバータとを連結する回路Y(図8参照)の直流電流を検出することで同様に求めてもよい。
【0021】
図9の(c)に示す上記電流差の大きさ(つまりトルク変動の振幅の大きさ)を検出して、この大きさに応じた逆トルクを発電機14に発生させるのが、トルク変動抑制制御をフィ−ドバック制御する場合となる。これとは異なり、トルク変動は、周期的なものであることから、その振幅および位相を共に見込み的に決定するのが、フィ−ドフォワ−ド制御となる。フィ−ドバック制御に際しては、実際に検出されたトルク変動の大きさに応じた逆トルクが、発電機14で発生されることになる。フィ−ドフォワ−ド制御に際しては、トルク変動の大きさ(振幅)の大きさと位相とがあらかじめ見込み的に決定される。すなわち、フィ−ドフォワ−ド制御のときに、エンジン1のトルク変動を正弦波とみなして、発電機14で発生させる逆トルクも正弦波としてあり、その周期は図10に示すようにエンジン回転数に基づいて決定され、また振幅は図11に示すように要求トルクTrに基づいて決定される。なお、トルク変動抑制制御と失火判定との関係については、後にまとめて説明することとする。
【0022】
次に、図12以下のフロ−チャ−トを参照しつつ、コントロ−ラUによる制御内容について説明する。なお、以下の説明でQあるいはRはステップを示す。また、フロ−チャ−トで用いられるフラグF1は、エンジン1が燃焼(運転)開始したときに1にセットされ、またフラグF3はエンジン1の運転開始から所定時間Tだけ経過したときに1にセットされる。
【0023】
まず、メインのフロ−チャ−トとなる図12のQ1において、センサS1〜S5からの信号が入力された後、Q2において要求トルクTrが決定され(図5参照)、Q3において運転モ−ドが決定される(図3参照)。Q4では、エンジン1についての目標トルク(のベ−ス値)Eb、モータ2についての目標トルク(のベ−ス値)Mb、発電機14についての目標トルク(のベ−ス値)Gbが決定される。この目標トルクの決定は、エンジン用目標トルクEbでは要求トルクTrをまかなえない分をモータ2で補い、モータ2を使用しても補えないときに発電機14で補うように設定される。ただし、図3の運転モ−ドによっては、Ebが零とされる場合もある。
【0024】
Q5では、エンジン用目標トルクEbが0よりも大きいか否か、つまりエンジン1が運転されるモ−ドであるか否かが判別される。このQ5の判別でYESのときは、Q6において、フラグF1が0であるか否かが判別される。エンジン1を始動する前はフラグF1は0にイニシャライズされていて、当初はQ5の判別でYESとなって、Q13へ移行する。Q13では、発電機14で発生させる最終目標トルクGtが、エンジン始動用のトルクGsとして設定される(図6参照)。次いで、Q14において、モータ2で発生させる補正トルクMcが、エンジン1と発電機14との各目標トルクベ−ス値EbとGbとを加算した値として設定される。この後、Q18において、モータ2用の最終目標トルクMtが、モータ用目標トルクベ−ス値Mbと上記補正トルクMcとを加算した値として設定される。そして、Q12において、モータ2および発電機14の各最終目標トルクMt、Gtが実行される(実際にはインバータによる電流制御)。
【0025】
前記Q6の判別でNOのときは、エンジン回転数Neが、完爆状態を示す所定値以上であるか否かが判別される。このQ7の判別でNOのときは、前述したQ13へ移行し、Q7の判別でYESのときつまりエンジン1が完爆したときは、Q8に移行してクラッチ4が接続される。Q8の後、Q9において、エンジン用最終目標トルクEtが、目標トルクベ−ス値Ebとして設定される。この後、Q10において、エンジン1が発生する周期的なトルク変動を抑制するのに必要な発電機14で発生させるトルクが、Gcとして設定される。そして、Q11において、発電機14の最終目標トルクGtが、そのベ−ス値GbにGcを加算した値として設定された後、Q12へ移行する。
【0026】
前記Q5の判別でNOのときは、Q15においてフラグF1が0にリセットされ、Q16においてフラグF3が0にリセットされ、Q17においてタイマカウント値Tが0にリセットされた後、前記Q18に移行する。
【0027】
図13は、図12のフロ−チャ−トに対して所定クランク角毎に割り込み処理されるもので、エンジン1の運転制御を行うものである。エンジン1の運転制御は、スロットル弁開度と燃料噴射量と点火時期を制御するものである。まず、Q21において、各センサS1〜S5からの信号が入力された後、Q22において、エンジン用目標トルクベ−ス値Ebが0よりも大きいか否かが判別される。このQ22の判別でYESのときは、Q23において、燃焼開始したか否かが判別される。このQ23の判別でNOのときは、Q24において、フラグF1が1であるか否かが判別される。Q24の判別でNOのときは、エンジン1を始動させるための制御となり、このときは、Q25において目標スロットル開度TVtが始動時用のスロットル開度TVsに設定され、Q26において目標燃料噴射量Ptが始動時用の燃料噴射量Psに設定され、Q27において目標点火時期θtが始動時用の点火時期θsに設定される。この後、Q35〜Q37の処理によって、各目標値TVt、Pt、θtが実行される。
【0028】
前記Q23の判別でYESのときは、Q28において、フラグF1が1にセットされた後、Q29においてタイマがカウントアップされる。この後、Q30において、タイマカウント値Tが所定値(例えば5秒)以上であるか否かが判別される。このQ30の判別でYESのときは、Q31においてフラグF3が1にセットされた後Q32に移行し、Q30の判別でNOのときは、Q31を経ることなくQ32へ移行する。
【0029】
Q32では、前述したエンジン用最終目標トルクEtを実現するのに、自動変速機の変速状態等に応じて極力高負荷つまり高効率でエンジン1が運転されるように、その目標スロットル開度TVt、目標燃料噴射量のベ−ス値Pb、最終目標点火時期θtが設定される。この後、Q33において、エンジン1の排気通路に設けた空燃比センサ(例えば酸素センサで図示略)の検出空燃比が目標空燃比(例えば理論空燃比)となるように、燃料噴射量のフィ−ドバック補正値Pcが決定される。この後、Q34において、燃料噴射量のベ−ス値Pbとフィ−ドバック補正値Pcとを加算して、最終目標燃料噴射量Ptが決定される。Q34の後は、Q35へ移行される。前記Q22の判別でNOのときは、Q38において、フラグF3が0にリセットされると共に、タイマカウント値Tが0にリセットされる。
【0030】
図14は、図12のフロ−チャ−トに対して所定時間毎に割り込み処理されるもので、失火判定を行う制御内容を示す。まず、Q41において、フラグF1が1であるか否かが判別される。このQ41の判別でNOのときは、エンジン1が運転されていないときなので、失火判定不用ということで、そのままリタ−ンされる。Q41の判別でYESのときは、Q42において、エンジン1が定常回転しているときであるか否かが判別される。このQ42の判別でNOのときは、加速時等、エンジン1のトルク変動が元々大きいときなので、このときも失火判定不用(失火の誤判定のおそれがあるとき)であるとして、そのままリタ−ンされる。Q42の判別でYESのときは、Q43において、フラグF3が1であるか否かが判別される。このQ43の判別でNOのときは、エンジン1が運転開始されてから所定時間経過していないとき、つまりエンジン1の運転が安定していないときで元々トルク変動が大きいときなので、このときも失火判定不用なとき(失火の誤判定のおそれがあるとき)であるとして、そのままリタ−ンされる。
【0031】
Q43の判別でYESのときは、Q44において、トルク変動の大きさ△Tが演算される。この△Tは、例えば、トルク変動の最大値と最小値(図7A線の山のピーク値と谷のピーク値との偏差としてもよく、あるいは、失火によるトルク落ち込みの大きくなる所定クランク角範囲でのトルク偏差とすることができる。この後、Q45において、判定しきい値△Thが設定されるが、この判定しきい値△Thは、例えば要求トルクTrが大きいほど大きい値として設定することができる。
【0032】
Q46では、トルク変動△Tが、判定しきい値△Thよりも大きいか否かが判別される。このQ46の判別でNOのときは、トルク変動が小さいときなので、Q47において、最終的に失火なしと診断される。また、Q46の判別でYESのときは、失火の可能性が高いときであり、このときは、Q48において、発電機14に異常(故障)があるか否かが判別される。このQ48の判別でNOのときは、Q49において、最終的に失火ありと診断される。Q48の判別でYESのときは、発電機14の異常に起因する大きなトルク変動発生ということが考えられるので、このときは最終的な失火の判定を行うことなくリタ−ンされる。
【0033】
次に、図15〜図17のフロ−チャ−トを参照しつつ、トルク変動抑制制御と失火判定制御との関係について説明するが、各フロ−チャ−トはそれぞれ別個の実施形態を示すものである。まず、図15の例では、R1においてクランク角が検出された後、R2において、現在、図14に示す失火判定の制御が実行されているか否かが判別される。このR2の判別でYESのとき、つまり失火判定を行っている最中は、R3において、トルク変動抑制制御が、フィ−ドフォワ−ド制御とされる。また、R2の判別でNOのときは、トルク変動抑制制御がフィ−ドバック制御によって行われる。このように、失火判定中は、フィ−ドフォワ−ド制御でのトルク変動抑制制御を行うために、失火した場合にはそのまま大きなトルク変動(トルクの落ち込み)が生じて(図14の△Tが大きな値として検出される)、失火判定を確実に行うことが可能になる。すなわち、フィ−ドフォワ−ド制御では、あらかじめ設定された大きさの範囲(失火のないエンジン運転状態での周期的なトルク変動を抑制する範囲)でしかトルク変動を抑制しないので、失火のときの大きなトルク変動が検出可能とされる。また、失火判定していないときは、フィ−ドバック制御によりトルク変動抑制制御が行われるので、精度よくトルク変動抑制を行うことができる(特に振幅の大きなトルク変動の抑制効果)。
【0034】
図16は、図13の実施形態の変形例ともなるもので、トルク変動抑制制御をフィ−ドフォワ−ド制御で行う場合の条件として、図15における失火判定中という条件に加えて、エンジンが所定回転数以上の高回転域のときという条件を付加するようにしてある。この図16の変形として、失火判定中またはエンジン高回転域といういずれか一方の条件を満足したときにフィ−ドフォワ−ド制御とし、そうでないときにフィ−ドバック制御とすることもできる。
【0035】
図17は、失火判定中のときは、R23に示すようにトルク変動抑制制御の制御値(制御量)を小さくして(トルク変動抑制の度合いを小さくして)、失火判定をし易くし、逆に失火判定中でないときは、R24に示すように、トルク変動抑制を十分に行うべく、その制御値を大きくする(トルク変動抑制の度合いが大)ようにしてある。
【0036】
図18は、失火判定とは無関係に、トルク変動抑制をより効果的に行えるようにした参考例を示す。すなわち、R32においてエンジン回転数が所定回転数よりも大きい高回転域であると判別されたときは、R33において、トルク変動抑制制御を応答性に優れたフィ−ドフォワ−ド制御によって行うようにしてある。また、R32の判別でNOのとき、つまりエンジン低回転域では、R34において、トルク変動抑制制御を精度に優れたフィ−ドバック制御によって行うようにしてある。
【0037】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。トルク変動抑制のために逆トルクを発生する電動機としては、発電機14ではなく、走行駆動用モータ2とすることもできる。また、トルク変動の検出は、トルクセンサを別途用いて行ったり、あるいはエンジン1の回転変動をみることによって行う等、適宜の手法でなし得る。回転変動でトルク変動を見る場合、例えば、現時点での検出回転数と所定時間内での回転数平均値との偏差を、トルク変動の大きさに関連した値とすることができる。本発明が適用されるパワートレインとしては、自動車用に限らず、例えば船舶用や固定設置される発電用(コジェネレーション)等、適宜の用途に適用できるものである。
【0038】
フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップ群)あるいはセンサやスイッチ等の各種部材は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現することができる。また、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。さらに、本発明は制御方法として表現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパワートレインの一例を示す全体系統図。
【図2】図1のパワートレインの制御系統図。
【図3】運転モ−ドの設定例を示す図。
【図4】自動変速機の変速特性の一例を示す図。
【図5】要求トルクの設定例を示す図。
【図6】エンジン始動時における発電機の発生トルクの設定例を示す図。
【図7】エンジンのトルク変動とその抑制を説明する図。
【図8】発電機の電流制御部分を示す要部図。
【図9】発電機の電流変化をトルク変動有りのときと無しのときを比較して示す図。
【図10】トルク変動抑制をフィ−ドフォワ−ド制御するときの周期(位相)設定例を示す図。
【図11】トルク変動抑制をフィ−ドフォワ−ド制御するときの振幅設定例を示す図。
【図12】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図13】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図14】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図15】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図16】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図17】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図18】参考例を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1:エンジン
2:モータ
9:車輪(駆動対象)
13:バッテリ
14:発電気
U:コントロ−ラ
Claims (9)
- 電動機と、
電動機に連結されたエンジンと、
あらかじめ設定された判定条件を満足したときに、エンジンのトルク変動に基づいてエンジンの失火を判定する失火判定手段と、
エンジンのトルク変動に対して逆方向のトルクを電動機に発生させることにより、トルク変動を抑制するトルク変動抑制制御手段と、
同じ運転領域において、前記トルク変動抑制制御手段によるトルク変動抑制制御が行われているときに前記判定条件が満足されてエンジンの失火判定が行われるときは、前記トルク変動抑制制御手段による制御内容を、失火判定し易い内容に変更する制御内容変更手段と、
を備えていることを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項1において、
前記トルク変動抑制制御手段は、あらかじめ定められた条件に基づいてフィ−ドバック制御とフィ−ドフォワ−ド制御とのいずれかを選択して、エンジンの周期的なトルク変動を抑制する制御を行うようにされ、
前記制御内容変更手段は、失火判定中においては前記トルク変動抑制制御手段による制御がフィ−ドフォワ−ド制御によって行われるようにさせる、
ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項1において、
前記トルク変動抑制制御手段は、あらかじめ定められた条件に基づいてフィ−ドバック制御とフィ−ドフォワ−ド制御とのいずれかを選択してエンジンの周期的なトルク変動の大きさを決定すると共に、トルク変動の位相についてはエンジン回転位置に基づいて見込み的に決定するようにされ、
前記制御内容変更手段は、失火判定中においては前記トルク変動抑制制御手段による制御がフィ−ドフォワ−ド制御によって行われるようにさせる、
ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項2または請求項3において、
前記トルク変動抑制制御手段は、エンジン低回転域ではフィ−ドバック制御を行ない、
前記制御内容変更手段は、失火判定中はエンジン回転数とは無関係に、前記トルク変動抑制制御手段にフィ−ドフォワ−ド制御を行わせる、
ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項2または請求項3において、
前記トルク変動抑制制御手段は、エンジン低回転域ではフィ−ドバック制御を行い、エンジン高回転域ではフィ−ドフォワ−ド制御を行なうようにされ、
前記制御内容変更手段は、失火判定中はエンジン回転数とは無関係に、前記トルク変動抑制制御手段にフィ−ドフォワ−ド制御を行わせる、
ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項1において、
エンジンのトルク変動が、エンジン回転数の変動をみることによって検出される、ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項1において、
前記制御内容変更手段は、失火判定中に前記トルク変動抑制制御手段の制御度合いを低下させる、ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
電動機として、エンジンと同一の駆動対象を駆動するためのモータと、該モータの電圧源となるバッテリを充電するための発電機とを有し、
前記逆トルクを発生させる電動機が前記発電機とされている、
ことを特徴とするパワートレインの制御装置。 - 請求項8において、
前記エンジン、モータ、発電機、バッテリがそれぞれ自動車の車体に搭載されて、前記エンジンおよびモータにより駆動される駆動対象が自動車の駆動輪とされている、ことを特徴とするパワートレインの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16067999A JP3622576B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | パワートレインの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16067999A JP3622576B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | パワートレインの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000352332A JP2000352332A (ja) | 2000-12-19 |
JP3622576B2 true JP3622576B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=15720132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16067999A Expired - Fee Related JP3622576B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | パワートレインの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3622576B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3803269B2 (ja) * | 2001-08-07 | 2006-08-02 | ジヤトコ株式会社 | パラレルハイブリッド車両 |
JP3614145B2 (ja) | 2002-03-18 | 2005-01-26 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車の制御装置 |
JP4674765B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2011-04-20 | 東京瓦斯株式会社 | 発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 |
JP4007401B1 (ja) | 2006-07-31 | 2007-11-14 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の失火判定装置および失火判定方法 |
JP4967671B2 (ja) * | 2007-01-15 | 2012-07-04 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両のエンジン失火検出制御装置 |
JP5657425B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2015-01-21 | Ntn株式会社 | 電気自動車 |
EP2680434B1 (en) | 2011-02-25 | 2020-09-30 | NTN Corporation | Electric automobile |
US10036335B2 (en) * | 2011-09-15 | 2018-07-31 | General Electric Company | Systems and methods for diagnosing an engine |
JP6019734B2 (ja) * | 2012-05-15 | 2016-11-02 | 日産自動車株式会社 | インバータ制御装置 |
US9606022B2 (en) | 2012-08-31 | 2017-03-28 | General Electric Company | Systems and methods for diagnosing engine components and auxiliary equipment associated with an engine |
JP2014061722A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-10 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両用駆動装置 |
CN104290601B (zh) * | 2013-12-10 | 2016-08-31 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 一种纯电动车抛锚判断方法 |
JP6521485B2 (ja) * | 2017-02-23 | 2019-05-29 | マツダ株式会社 | ハイブリッド車両の動力制御方法及び動力制御装置 |
US11679756B2 (en) * | 2019-11-08 | 2023-06-20 | Nissan Motor Co., Ltd. | Control method and control device for internal combustion engine |
CN113202627B (zh) * | 2021-05-28 | 2022-09-06 | 联合汽车电子有限公司 | 发动机失火检测方法及控制器 |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP16067999A patent/JP3622576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000352332A (ja) | 2000-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3622576B2 (ja) | パワートレインの制御装置 | |
JP3341659B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
JP3368816B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
US6334079B1 (en) | Determination method and apparatus for permitting deceleration regeneration or charge of hybrid vehicle | |
JP2000023311A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2007216796A (ja) | 失火判定装置、ハイブリッド自動車及び失火判定方法 | |
US8229653B2 (en) | Power output apparatus, control method thereof, and vehicle | |
JP3614021B2 (ja) | 車両の自己診断装置 | |
JP5720713B2 (ja) | 自動車 | |
JP2009056909A (ja) | ハイブリッド車の動力制御装置 | |
US8095258B2 (en) | Vehicle powertrain, controller thereof, and method for controlling vehicle powertrain | |
JP2007055287A (ja) | ハイブリッド車 | |
EP1323564B1 (en) | Control system for hybrid vehicle | |
JPH11182275A (ja) | ハイブリッド車の作動気筒数制御装置 | |
JP2012214179A (ja) | ハイブリッド車 | |
JP2001057706A (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP4123501B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動装置 | |
US7862469B2 (en) | Method for controlling a drivetrain of a motor vehicle | |
JP2006304389A (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2010264854A (ja) | 車両駆動システムの制御装置 | |
JP2000278814A (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP3879960B2 (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP2000257656A (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JP3384328B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
US20230339452A1 (en) | Control Method for Series Hybrid Vehicle and Series Hybrid Vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3622576 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |