JP4674765B2 - 発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 - Google Patents
発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4674765B2 JP4674765B2 JP2006102668A JP2006102668A JP4674765B2 JP 4674765 B2 JP4674765 B2 JP 4674765B2 JP 2006102668 A JP2006102668 A JP 2006102668A JP 2006102668 A JP2006102668 A JP 2006102668A JP 4674765 B2 JP4674765 B2 JP 4674765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- change rate
- misfire
- threshold value
- exhaust gas
- gas temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 49
- 238000010248 power generation Methods 0.000 title claims description 48
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 28
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 35
- 238000000034 method Methods 0.000 description 23
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000013507 mapping Methods 0.000 description 7
- 238000012706 support-vector machine Methods 0.000 description 7
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 2
- 101710083129 50S ribosomal protein L10, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 101710114762 50S ribosomal protein L11, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 101710082414 50S ribosomal protein L12, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 101710156159 50S ribosomal protein L21, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 101710087140 50S ribosomal protein L22, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 101710166678 50S ribosomal protein L28, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 101710121741 50S ribosomal protein L29, chloroplastic Proteins 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Testing Of Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
また、回転周期の変動によってエンジンの失火を検出する技術が知られている(特許文献3参照)。この技術では、回転速度が変化した場合に、失火と判定する。
さらに、トルク変動を検出し、特定の周波数成分を取り出して閾値と比較して、特定のシリンダにおいて失火が生じた旨を検出する技術が公知となっている(特許文献4参照)。
係る問題を防止するためには、例えば、失火検出のための閾値、すなわち排気温度変化の閾値を大きく設定する必要がある。しかし、排気温度変化の閾値を大きく設定すると、失火検出の精度が低下してしまうという問題が発生する。
しかし、系統連係中の発電用内燃機関(例えば発電用エンジン)では、機関回転数は系統の周波数に依存して決まるため回転数変動は観測できないほど小さい。すなわち、発電用エンジンでは、他のエンジンと異なり、回転数変動による失火検知は困難である。
換言すれば、回転数変動による失火検知(特許文献3)は、発電用エンジンの失火検知に適用することは困難である。
しかし、従来技術においては、例えば機関回転数の1/2の周波数で周波数成分を検出している(2倍の周期でトルク変動が現れる)ので、単発の失火では検出が困難であり、少なくとも複数のサイクルにわたって失火が起きていなければ、失火の検出が出来ないという問題を有している。
そして、サンプリングレートを従来技術に比較して、遥かに遅くする(例えば、1回/秒)する事が可能である。
最初に、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態について述べる。
ここで、排気温度の変化率dT/dtは、判定対象が失火であり、温度が低下する場合が対象であるので、負の値を有する。従って、図3〜図6において、左側の領域(失火側の領域)の方が温度降下すなわち排気温度の変化率dT/dtが大きい。
そして、発電電力量の変化率|dP/dt|についても、絶対値で表現されており、失火により発電電力量が低下した場合でも、|dP/dt|は大きくなる。すなわち、図3〜図6において、発電電力量の低下率が大きいプロットは、上方の領域(失火側の領域)に位置することとなる。
図3において、「○」で示すプロットは正常な燃焼のデータであるが、「×」で示すプロットは失火のデータである。
失火の判定にあっては、図3における「○」で示すプロットを「失火」と判定すると、誤判定或いは誤報ということになる。
すなわち、図4において、閾値SLTよりも図4において左側の領域のデータが「失火した」と判定されてしまうので、本来は正常な燃焼のデータである「○」のプロットが、「失火した」と誤判定される割合が高くなってしまう。
換言すれば、単位時間当たりの発電電力量の変化量|dP/dt|が大きくなる。係る事実は、発明者による実験により判明した。
しかし、|dP/dt|のみに閾値(図5では符号「SLP」で示す)を設け、閾値SLPよりも|dP/dt|の値が大きいプロットを失火と判定してしまうと、図5で示す様に、正常な燃焼のデータである「○」のプロットが、「失火した」と誤判定されてしまう。
すなわち、図6において、ハッチングで示す領域αに所属するプロットを、「失火した」と判定している。
図6から明らかな様に、図4、図5に比較して、「○」のプロットが、「失火した」と誤判定されてしまう割合が、図6では、極めて減少している。
図1において、全体を符号Eで示すエンジン(内燃機関)は、図示では3つの気筒♯1〜♯3が設けられている。
気筒♯1〜♯3の排気管ex1〜ex3の各々には、排気温度を計測するための排気温度センサ10が設置されている。
エンジンEの出力側には発電機Gが設けられ、発電機Gには発電電力を計測するため発電電力計測センサ12が設けられている。
一方、発電電力計測センサ12で計測された発電電力は、発電電力量変化率決定ブロック24に送られ、単位時間当たりの発電電力量の変化量(発電電力量変化率)|dP/dt|が決定される。
なお、変化率或いは単位時間を決定するために、計時装置25からのパルス信号が、信号伝達ラインCL1を介して排気温度変化率決定ブロック22に送られ、信号伝達ラインCL2を介して発電電力量変化率決定ブロック24に送られる。
そして、発電電力量変化率決定ブロック24で決定された発電電力量変化率|dP/dt|は、信号伝達ラインCL4を介して第2の比較装置28に送られる。
図2を参照して後述するが、排気温度の変化が失火によるものか負荷変動に起因するものかを判断するために、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率dT1/dt及び排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度変化率dT2/dtを、それぞれ閾値SLTと比較する。その比較結果は、信号伝達ラインCL6を介して、判定装置32に送られる。
すなわち、dT1/dtとdT2/dtを閾値SLTと比較するに際しては、
dT1/dt<SLT という条件と、dT2/dt>SLT という条件を同時に満たすか否かを判断する。なお、閾値SLTも負の値を持つ。ここで対象としている排気温度変化率は、温度降下に関する数値であり、負の値を持つからである。
負荷変動により全ての気筒の排気温度が低下した場合には、温度低下量dT/dtは全ての気筒について略々等しい大きさとなるため、dT1/dtとdT2/dtの何れか一方のみが閾値SLTよりも小さい(図6の左側:失火側)ということは有り得ない。負荷変動により排気温度が低下した場合には、上述した2つの条件を同時には満たさない。一方、上述した2つの条件を同時に満たすのであれば、排気温度の低下が最大である気筒に失火が生じている可能性が高い。
第2の比較装置28では、発電電力量変化率|dP/dt|と閾値SLPとを比較する。その比較結果は、信号伝達ラインCL8を介して、判定装置32に送られる。
図2を参照して後述するが、具体的には、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率dT1/dtが閾値SLTより小さく(排気温度の低下した割合が大きい:図6において、閾値SLTより左側の領域に位置する)、排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度変化率dT2/dtが閾値SLTより大きく(排気温度の低下した割合が小さい:図6において、閾値SLTより右側の領域に位置する)、発電電力量変化率|dP/dt|が閾値SLPよりも大きい(図6において、閾値SLPよりも上側の領域に位置する)場合に、判定装置32では、失火が生じたと判定する。
先ず、排気温度センサ10により、気筒♯1〜♯3の排気管ex1〜ex3の各々における排気温度を計測し、発電電力計測センサ12により、エンジンEの発電機Gにおける発電電力を計測する(ステップS1)
ステップS3について、より詳細に説明する。
第1の比較装置26は、排気温度の低下が最大である気筒(例えば、♯1)の排気温度変化率dT1/dt及び排気温度の低下が第2位である気筒(例えば、♯2)の排気温度変化率dT2/dtを、閾値SLTと比較する。
そのため、ステップS3においては、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率dT1/dtと、排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度低下率dT2/dtとを、それぞれ排気温度変化率の閾値SLTと比較している。
dT1/dt及びdT2/dtの両方が、閾値SLTよりも小さい(図6では左側:失火側)場合には、負荷変動により全ての気筒の排気温度が低下した可能性が高い。
そのため、dT1/dt及びdT2/dtの両方が閾値SLTよりも大きい場合と、小さい場合の何れにおいても、「失火の可能性が無い」旨の判定をする(ステップS3がNO)。
dT1/dt<SLT
dT2/dt>SLT
という2つの条件を同時に満たす場合には、排気温度の低下が最大である気筒のみが失火で排気温度が低下したと判断する(ステップS3がYES)。
すなわち、ステップS3ではdT1/dt<SLT という条件と dT2/dt>SLT という条件を同時に満たす場合のみ、YESと判定し、それ以外の場合にはNOと判定するのである。
ステップS3でYESと判定された場合には、ステップS5に進む。
|dP/dt|が閾値SLP以下の大きい場合(|dP/dt|≦SLP:図6でSLP以下の領域)には、NOと判定してステップS4に進む。
すなわち、ステップS6の場合には、図6においてハッチングを付して示す領域αにプロットが位置していることを意味しており、この状態にあるプロットを「失火」と判定する。
図3〜図6を参照すれば明らかな様に、図6の領域αを失火と判定すれば、図4及び図5に比較して、正常な燃焼状態(○)が失火(×)と判定される割合が極めて少なくなる。
すなわち、ステップS3で説明した排気温度変化率に係る判断基準と、ステップS5で説明した発電電力量変化率に係る判断基準を同時に充足するか否かを判断基準とすることにより、発電用エンジンの単発失火検出と気筒の特定が可能となる。
図4及び図5を比較すれば明らかな様に、発電電力量変化率に係る判断(ステップS5)でYESとなる確率は、排気温度変化率に係る判断(ステップS3)でYESとなる確率よりも低いので、発電電力量変化率に係る判断(ステップS5)を先に行い、排気温度変化率に係る判断(ステップS3)を後回しにした場合は、図2で示す場合に比較して、処理数が少なくなり、システム全体の負担が少なくなる。
発明者による実験では、1秒に1回程度のサンプリングレートでも精度が十分に高い失火検出が可能であった。
系統連係を行っている場合には、発電負荷が変動した際に、単位時間当たりの発電電力量の変化量|dP/dt|が大きくなることがある。すなわち、単位時間当たりの発電電力量の変化量|dP/dt|が大きく変化したとしても、その変化の前後に発電負荷が変動していれば、単位時間当たりの変化量|dP/dt|の大きな変化は失火によるものではなく、発電負荷の変動によるものであると考えられる。
従って、「失火である」と判定するに当たって、単位時間当たりの変化量|dP/dt|が変化した場合に、その変化の前後で発電負荷がほぼ一定であることを確認する必要がある。
第2実施形態は、係る確認を実行する実施形態である。
図7において、発電機Gには発電電力計測センサ12に加えて、負荷検出センサ38が設けられている。そして、全体を符号20Aで示す診断装置には、負荷及び負荷変動量を決定する負荷決定ブロック40が設けられている。
さらに、負荷決定ブロック40には、信号伝達ラインCL11を介して、計時装置25よりクロックパルスが伝達される。
負荷決定ブロック40では、計時装置25からのクロックパルスと、負荷検出センサ38からの発電用エンジンEの負荷とにより、或る時点(t)における負荷P(t)と、負荷変動を決定する。
図8におけるステップS1〜S6は、図2で示す第1実施形態における失火判定の手順と同一である。
図8において、発電電力量変化率|dP/dt|についても失火の可能性があるという判断が為された場合(ステップS5がYES)には、直ちに失火と判定すること無く、ステップS11でエンジンEにおける負荷の変動を求める。
上述した通り、系統連係を行っている場合には、発電負荷が変動した際に、発電電力量変化率|dP/dt|が大きくなることがあるので、「失火である」と判定するに当たって、単位時間当たりの変化量|dP/dt|が変化した場合に、その変化の前後で発電負荷がほぼ一定であることを確認する必要があることによる。
P(t+τ)−P(t−τ)
を求め、係る差{P(t+τ)−P(t−τ)}を負荷変動とする。
この閾値は、エンジンEの負荷変動の履歴或いは傾向によって定められる。そして、負荷変動{P(t+τ)−P(t−τ)}が閾値h3以上であれば(ステップS12がNO)、負荷変動が十分に大きく、発電電力量変化率|dP/dt|の増加は負荷変動によるものであり、失火ではないと判定し、ステップS4に進む。
以下の表1において示す実験結果によれば、排気温度変化率dT/dtのみで判断したのでは(図4)、正常であるにもかかわらず失火と誤って判断した場合が多く、このままでは使用に耐えない。
発電電力量変化率|dP/dt|を失火の判断基準に付加し(第1実施形態:図6)、さらに、負荷変動量について判断すれば(第2実施形態)、誤報が大幅に抑制されてより正しい失火検出が可能であることが、発明者の実験では確認された。
なお、第一の基準のみで判断した場合には大量に誤報が発生するため、表1における第一段(第一の基準のみで判断した場合)はごく少数のサンプルの解析にとどめている。
図10を参照して後述するが、第3実施形態では、上述した排気温度の変化率dT/dtと、発電電力の変化率dP/dtに、それぞれ重み付けをした組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)
f(dT/dt,|dP/dt|)=a*dT/dt+b*dP/dt
を求め、係る組み合わせ量を対応する閾値と比較して、単発失火を検出している。
第3実施形態によれば、誤報がきわめて少ない失火検出技術を提供することが出来る。
図9において、全体を符号20Bで示す診断装置には、組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)(f(dT/dt,|dP/dt|)=a*dT/dt+b*dP/dt)を用いて失火の判定を行う判定ブロック50が設けられている。
上述した通り、組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)は、排気温度の変化率dT/dtと、発電電力の変化率dP/dtに、それぞれ重み付けをして決定されるものである。
ここで組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)は、図11における直線Pに相当するものであり、図11から明らかな様に、直線Pに相当する判断基準を設ければ、通常燃焼(○)と失火(×)とを高精度で判別することが可能となる。
さらに判定ブロック50には、信号伝達ラインCL23を介して、データベース30から、組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)の閾値が送られる。
判定ブロック50は、排気温度変化率dT/dt、発電電力量変化率|dP/dt|に基づいて、組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)を決定する。そして、組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)と閾値とを比較して失火か否かを判定し、その判定結果をディスプレイ34に出力すると共に、データベース30で記憶する。
図10のステップS1、S2は、図2、図8と同様である。
図10のステップS23において、判定ブロック50は、そこに記憶されたサポートベクターマシンを用いて、組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)
f(dT/dt,|dP/dt|)=a*dT/dt+b*dP/dt
を求める。ここで、サポートベクターマシンによる組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)の計算は、自動的に行われる。
この工程は、失火の判断の対象となっているプロットが、図6において、直線Pの上方の領域(失火の領域)にあるか、直線Pの下方の領域(正常燃焼の領域)にあるかの判定に相当する。
組み合わせ量f(dT/dt,|dP/dt|)が閾値よりも小さい場合(図6において、直線Pの下方の領域にある場合:ステップS24がNO)には、失火とは判定されずにステップS26に進む。そして、ステップS1以下を繰り返す。
第4実施形態では、非線形写像Φを包含したパラメータg(ΦdT/dt,Φ|dP/dt|)
g(ΦdT/dt,Φ|dP/dt|)=a*Φ(dT/dt)+b*Φ(dP/dt)
を求め、当該パラメータg(ΦdT/dt,Φ|dP/dt|)について閾値と比較して失火を検出している。
第3実施形態は、図11で示す様に、正常燃焼のプロット(○)と失火のプロット(×)とを線形分離(図11の直線Pで2分)出来る場合には有効であるが、図14(1)における正常燃焼のプロット(○)と失火のプロット(×)の様に線形分離が困難な場合には適用できない。
図12において、全体を符号20Cで示す診断装置には、非線形写像Φを用いて失火の判定を行う判定ブロック60が設けられている。
この判定ブロック60も、第3実施形態における判定ブロック50と同様に、サポートベクターマシンが記憶されている。
判定ブロック60は、図14を参照して上述した通り、非線形写像Φを用いて線形分離可能な特徴空間Fにて判別を行い、その判定結果をディスプレイ34に出力すると共に、データベース30で記憶する。
図13のステップS1、S2は、図2、図8、図10と同様である。
図13のステップS33において、判定ブロック60は、上述したパラメータg(ΦdT/dt,Φ|dP/dt|)(=a*Φ(dT/dt)+b*Φ(dP/dt))の演算を行う。係る演算は、非線形写像Φを用いて線形分離可能な特徴空間Fに移し、特徴空間Fにて線形分離するための直線を設定することに相当する。係る演算処理は、ブロック60に記憶されたサポートベクターマシンを用いて、自動的に行われる。
G・・・発電機G
♯1〜♯3・・・気筒
ex1〜ex3・・・排気管
10・・・排気温度センサ
12・・・発電電力計測センサ
20、20A、20B、20C・・・診断装置
24・・・排気温度変化率決定ブロック
24・・・発電電力量変化率決定ブロック
25・・・計時装置
CL1〜CL30・・・信号伝達ライン
26・・・第1の比較装置
28・・・第2の比較装置
30・・・データベース
32・・・判定装置
34・・・ディスプレイ
40・・・負荷決定ブロック
50、60・・・判定ブロック
Claims (4)
- 発電用内燃機関(E)の各気筒における排気温度の変化率(dT/dt)を求める工程と、発電用内燃機関(E)の発電電力の変化率(|dP/dt|)を求める工程と、排気温度の変化率(dT/dt)と閾値(SLT)とを比較する工程と、発電用内燃機関(E)の発電電力の変化率(|dP/dt|)と閾値(SLP)とを比較する工程と、排気温度の変化率が閾値よりも小さく且つ発電電力の変化率が閾値よりも大きい場合に失火と判定し、それ以外の場合を失火ではないと判定する判定工程、とを有する発電用内燃機関の失火検出方法において、前記排気温度の変化率(dT/dt)と閾値(SLT)とを比較する工程では、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率(dT1/dt)と排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度変化率(dT2/dt)とを閾値(SLT)と比較し、前記判定工程では、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率(dT1/dt)が閾値(SLT)よりも小さく、且つ排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度変化率(dT2/dt)が閾値(SLT)よりも大きく、そして、発電電力の変化率(|dP/dt|)が閾値(SLP)よりも大きい場合に失火と判定し、それ以外の場合を失火ではないと判定することを特徴とする発電用内燃機関の失火検出方法。
- 発電用内燃機関(E)の負荷変動(P(t+τ)−P(t−τ))を求める工程と、負荷変動を閾値(h3)と比較する工程とを有し、前記判定工程では、負荷変動(P(t+τ)−P(t−τ))が閾値(h3)よりも大きい場合には失火とは判定しない請求項1に記載の発電用内燃機関の失火検出方法。
- 発電用内燃機関(E)の各気筒における排気温度の変化率(dT/dt)を求める装置(10、22)と、発電用内燃機関の発電電力の変化率(|dP/dt|)を求める装置(12、24)と、排気温度の変化率(dT/dt)と閾値(SLT)とを比較する第1の比較装置(26)と、発電用内燃機関の発電電力の変化率(|dP/dt|)と閾値(SLP)とを比較する第2の比較装置(28)と、判定装置(32)とを備え、該判定装置(32)は、排気温度の変化率(dT/dt)が閾値(SLT)よりも小さく、且つ発電電力の変化率(|dP/dt|)が閾値(SLP)よりも大きい場合に失火と判定し、それ以外の場合を失火ではないと判定する機能を有する発電用内燃機関の失火検出装置において、前記第1の比較装置(26)は、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率(dT1/dt)と排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度変化率(dT2/dt)とを閾値(SLT)と比較する機能を有し、前記判定装置(32)は、排気温度の低下が最大である気筒の排気温度変化率(dT1/dt)が閾値(SLT)よりも小さく、且つ排気温度の低下が第2位である気筒の排気温度変化率(dT2/dt)が閾値(SLT)よりも大きく、そして、発電電力の変化率(|dP/dt|)が閾値(SLP)よりも大きい場合に失火と判定し、それ以外の場合を失火ではないと判定する機能を有することを特徴とする発電用内燃機関の失火検出装置。
- 発電用内燃機関(E)の負荷変動(P(t+τ)−P(t−τ))を決定する装置(40)を有しており、前記判定装置(32)は、負荷変動(P(t+τ)−P(t−τ))を閾値(h3)と比較し、負荷変動(P(t+τ)−P(t−τ))が閾値(h3)よりも大きい場合には失火とは判定しない機能を有している請求項3に記載の発電用内燃機関の失火検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006102668A JP4674765B2 (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006102668A JP4674765B2 (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007278106A JP2007278106A (ja) | 2007-10-25 |
JP4674765B2 true JP4674765B2 (ja) | 2011-04-20 |
Family
ID=38679808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006102668A Active JP4674765B2 (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4674765B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2922957B1 (fr) * | 2007-10-30 | 2014-02-28 | Inst Francais Du Petrole | Procede de controle moteur base sur des signatures graphiques |
JP5580715B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2014-08-27 | 東京瓦斯株式会社 | 内燃機関の失火検出装置および失火検出方法 |
JP5580716B2 (ja) * | 2010-10-29 | 2014-08-27 | 東京瓦斯株式会社 | 失火検知方法及び失火検知システム |
JP7347251B2 (ja) * | 2020-02-14 | 2023-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | 写像の学習方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0180640U (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-30 | ||
JP2000291485A (ja) * | 1999-04-06 | 2000-10-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの失火検知装置 |
JP2000352332A (ja) * | 1999-06-08 | 2000-12-19 | Mazda Motor Corp | パワートレインの制御装置 |
JP2005002878A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Toho Gas Co Ltd | 定置式レシプロエンジンの燃焼異常検出方法 |
JP2005343458A (ja) * | 1998-12-24 | 2005-12-15 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の出力状態検出装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5559285A (en) * | 1994-12-05 | 1996-09-24 | Ford Motor Company | Fuzzy logic method for detecting misfiers in internal combustion engines |
-
2006
- 2006-04-04 JP JP2006102668A patent/JP4674765B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0180640U (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-30 | ||
JP2005343458A (ja) * | 1998-12-24 | 2005-12-15 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の出力状態検出装置 |
JP2000291485A (ja) * | 1999-04-06 | 2000-10-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの失火検知装置 |
JP2000352332A (ja) * | 1999-06-08 | 2000-12-19 | Mazda Motor Corp | パワートレインの制御装置 |
JP2005002878A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Toho Gas Co Ltd | 定置式レシプロエンジンの燃焼異常検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007278106A (ja) | 2007-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100557667B1 (ko) | 내연기관의 점화불발을 검출하는 방법 및 상기 방법을수행하는 장치 | |
US6640619B2 (en) | Automobile engine misfire detecting method | |
JP4674765B2 (ja) | 発電用内燃機関の失火検出方法及び装置 | |
DK178172B1 (en) | Improved monitoring of wear of bearings in a large two stroke diesel engine | |
JPH04365958A (ja) | 内燃機関用失火検出装置 | |
KR101566733B1 (ko) | 차량의 엔진 회전수를 이용한 실화 검출 장치 및 그 방법 | |
US7461544B2 (en) | Methods for detecting water induction in steam turbines | |
JPH05125989A (ja) | 動作行程識別方法および識別装置 | |
JP2000240500A (ja) | 内燃機関の失火検出方法及び装置 | |
JPH07151010A (ja) | 多気筒エンジンの燃焼状態診断装置及び診断方法 | |
JP5751606B2 (ja) | 機械設備における異常診断システム | |
JP4782734B2 (ja) | プラント用計測器校正支援装置及びプラント用計測器校正支援方法 | |
KR101549236B1 (ko) | 선체 강도 모니터링 시스템 | |
KR102180789B1 (ko) | 엔진 상태 모니터링 장치 및 방법 | |
JP2005127834A (ja) | ガス漏れ検出装置 | |
JP5580716B2 (ja) | 失火検知方法及び失火検知システム | |
JP2006214333A (ja) | 故障予知システム及び故障予知方法 | |
KR101004870B1 (ko) | 배기가스의 온도를 이용한 디젤엔진의 이상상태 진단방법 | |
TW202043489A (zh) | 高爐之異常判定裝置、高爐之異常判定方法及高爐之操作方法 | |
JP2008209168A (ja) | クランク軸温度検出、監視方法及びその装置 | |
JP6939930B2 (ja) | 高炉の炉況学習方法、炉況学習装置、異常検出方法、異常検出装置、及び操業方法 | |
JP5580715B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置および失火検出方法 | |
KR101035469B1 (ko) | 플랜트 구성요소에 대한 펄스 기계적 효과를 검출하기 위한방법 및 장치 | |
CN118425421B (zh) | 一种基于人工智能的可视化气体检测系统及方法 | |
JP2000240499A (ja) | 発電用多気筒内燃機関の失火検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100706 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110119 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110119 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4674765 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |