JP3622119B2 - 基礎の配筋方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建造物の基礎を構築する際の配筋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建造物等の基礎は基礎梁と基礎柱型によって構成されており、これらは鉄筋を配筋したものにコンクリートを打設して構築されるものである。そして、基礎柱型に柱脚を固定する方法としては、施工が比較的に簡易であることから、特に低階層建物等においてはアンカーボルト式が広く実施されている。このアンカーボルト式は、基礎柱型のコンクリートにアンカーボルトを埋め込み、これに柱脚を固定するものであるが、アンカーボルトを精度よく設置するにはアンカーボルトを所定の位置にセットし、かつ基礎コンクリートの打設によってアンカーボルトが移動しないようにする必要がある。そこで、このアンカーボルトの正確なセットと移動を防止するためにアンカーボルト定着装置が使用されている。
【0003】
図3はこのようなアンカーボルト定着装置を説明する説明図である。図3において、50はアンカーボルト定着装置、51はアングル材を矩形枠状に形成したフレームベースであり、捨てコン53上にステコンアンカー55によって固定されている。57はフレームベース51の四隅に立設されたアングル材から成るフレームポストであり、その上端部には後述するアンカーボルトが挿入可能な内径を有する筒部材59が固定されている。61は筒部材59に挿通されて、固定ネジ63によって所定の高さに取り付けられたアンカーボルト、64はアンカーボルト61の位置決めをするための添プレートである。
【0004】
図4,図5は上記のアンカーボルト定着装置50を利用して基礎構造物を構築する場合における、配筋方法を説明する説明図であり、図4は平面図、図5は縦断面図である。図4,5において、図3と同一部分には同一符号を付してある。図において、65は基礎梁の上部側に配筋される上端筋、67は同じく基礎梁の下部側に配筋される下端筋、69は上端筋65及び下端筋67を所定の間隔ごとに繋ぐスタラップである。71はアンカーボルト定着装置50の周囲に立設された立ち上がり筋、73は立ち上がり筋71の周囲に配筋されたフープ筋である。
【0005】
上記のような配筋の手順を説明すると、まず、捨てコン53上にアンカーボルト61がセットされたアンカーボルト定着装置50を設置し、その周囲に立ち上がり筋71を立設する。次に、上端筋65及び下端筋67を配筋し、フープ筋73、スタラップ69の順で配筋を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したような従来の配筋方法では、アンカーボルト定着装置50内への配筋に際して、上端筋65及び下端筋67の位置決めのために鉄筋どおし、あるいは鉄筋をアンカーボルト61へ鉄線等によって仮止めする必要があり、施工に手間と時間を要するという問題があった。
【0007】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、鉄筋どうし、あるいは鉄筋をアンカーボルトへ、仮止する必要がなく迅速に配筋ができる基礎の配筋方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る基礎の配筋方法は、柱脚の下端に設けた矩形状のベースプレートと基礎との間に介在してこれらを締結するアンカーボルトを、前記ベースプレートの各隅部における該隅部を2分する線対称位置にそれぞれ形成したボルト穴に対応させて基盤上に設置する工程と、前記ベースプレートの一辺に沿う方向における2本のアンカーボルトによって形成される隙間に挿入可能でかつ挿入したときに該2本のアンカーボルトによって挟持され得る外径の鉄筋を選択し、該選択された鉄筋を前記隙間に挿入して配筋する工程とを有するものである。
【0009】
【作用】
上記のように構成された基礎の配筋方法においては、一対のアンカーボルトの隙間に挿入可能でかつ該隙間に挟持され得る外径の鉄筋を選択して前記隙間に挿入するようにしたので、仮止めしなくても鉄筋が一対のアンカーボルトの隙間に保持される。
【0010】
【実施例】
図1は本発明の一実施例を説明する説明図である。図において、1は柱の下端部に設けられた正方形状のベースプレートであり、その各隅には対角線に対して対称な位置に2個のボルト穴が形成されている。5a,5bはボルト穴3に挿入されたアンカーボルトである。但し、ボルト穴3に挿入された他のアンカーボルトは図示を省略してある。ここで、各隅の2本のアンカーボルト5a,5bの配置関係について説明する。アンカーボルト5a,5bの直径をdとすると、2本のアンカーボルト5a,5bの中心距離Hは約2.5dになるように設定されている。いま、ベースプレートの一辺に沿う方向における2本のアンカーボルト5a,5bの離間距離をsとすれば、離間距離sは下式によって与えられる。
【0011】
【数1】
Figure 0003622119
【0012】
すなわち、アンカーボルト5a,5bの直径が決定すれば、上述した離間距離sが決定することになる。そこで、この離間距離sに丁度挿入できる直径の鉄筋を選択して配筋に使用すれば、アンカーボルト5a,5b間に鉄筋を挿入するだけで鉄線等で止めることなく鉄筋を保持することができる。以下に複数種類のアンカーボルトについて、離間距離s、選択すべき鉄筋の種類、及び鉄筋の外径寸法を表1にして示す。
【0013】
【表1】
Figure 0003622119
なお、表1において、離間距離s及び鉄筋の外径の単位はmmである。
【0014】
図2は本実施例における配筋方法を説明する説明図である。次に、配筋方法を図2に基づいて説明する。まず、捨てコン53上に、M24のアンカーボルト5a,5b(合計8本)が設置されたアンカーボルト定着装置7を設置し、その周囲に立ち上がり筋71(図示なし)を立設する。次に、下端筋67に使用する鉄筋を選択する。いま、アンカーボルト5a,5bの種類がM24であり、このとき、表1に示すように、アンカーボルト5a,5bの離間距離sは18.4mmとなる。したがって、使用する鉄筋の外径はこの離間距離sの寸法(18.4mm)より小さいことが必要である。そこで、この条件を満たし、かつこの離間距離sの寸法に最も近い外径のアンカーボルトとして、表1に示したように、外径寸法が18mmのD16を選択する。
【0015】
次に、選択された下端筋67を4隅の1対のアンカーボルト5a,5bによって形成される隙間のうち隣り合うもの同志を貫通させて配筋する。このとき、離間距離sとアンカーボルト5a,5bの外径が非常に近い寸法であるので、鉄筋はアンカーボルト5a,5bによって形成される隙間に丁度挿入でき、かつ挟持される。これを隣り合う全ての隙間に施工することによって井桁状に配筋する。
【0016】
次に、井桁状に配筋された下端筋の位置を基準として、アンカーボルト定着装置50の内側において、必要な数の配筋を行う。以上のようにして下端筋の配筋が完了すると、同様の手順によって上端筋の配筋を行い、その後、従来例で説明したようにフープ筋、スタラップの順で配筋をして配筋作業を終了する。次に、配筋された鉄筋の周囲に型枠を設置し、コンクリートを打設して基礎を完成する。基礎完成後にアンカーボルト5a,5bの上端部に図1で示したベースプレート1のボルト穴3を挿入してナットによってベースプレート1とアンカーボルト5a,5bを締結する。
【0017】
なお、上記実施例においては、下端筋を上端筋よりも先に配筋するようにしたが、上端筋を下端筋よりも先に配筋してもよい。
また、上記実施例においては、8本のアンカーボルトを定着させるアンカーボルト定着装置の場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、矩形状のベースプレートの各隅部に、該隅部を2分する線対称位置に2個のボルト穴が形成されたベースプレートの固定に利用されるアンカーボルト定着装置であればよく、例えばアンカーボルトが12本のタイプのものでもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明においては、2本のアンカーボルトの隙間に挿入可能でかつ該2本のアンカーボルトに挟持され得る外径を有する鉄筋を選択してこの隙間に挿入するようにしたので、配筋時に鉄筋がアンカーボルトの隙間に保持され、別途鉄線等で仮り止めする必要がなく、配筋作業が迅速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する説明図である。
【図2】本実施例における配筋方法を説明する説明図である。
【図3】一般的なアンカーボルト定着装置を説明する説明図である。
【図4】従来の配筋方法を説明する説明図(平面図)である。
【図5】従来の配筋方法を説明する説明図(縦断面図)である。
【符号の説明】
1 ベースプレート
3 ボルト穴
5a,5b アンカーボルト
65 上端筋
67 下端筋

Claims (1)

  1. 柱脚の下端に設けた矩形状のベースプレートと基礎との間に介在してこれらを締結するアンカーボルトを、前記ベースプレートの各隅部における該隅部を2分する線対称位置にそれぞれ形成したボルト穴に対応させて基盤上に設置する工程と、
    前記ベースプレートの一辺に沿う方向における2本のアンカーボルトによって形成される隙間に挿入可能でかつ挿入したときに該2本のアンカーボルトによって挟持され得る外径の鉄筋を選択し、該選択された鉄筋を前記隙間に挿入して配筋する工程とを有することを特徴とする基礎の配筋方法。
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